IBM Enterprise Asset Management On Cloud (Maximo)
サービス記述書
IBM Enterprise Asset Management On Cloud (Maximo)
本「サービス記述書」はIBM がお客様に提供する「クラウド・サービス」について規定するものです。お客様とは、契約を結ぶ当事者、その許可ユーザーおよび「クラウド・サービス」の受領者を意味します。適用される
「見積書」および「証書(PoE)」は、別途「取引文書」として提供されます。
1. クラウド・サービス
IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) は企業資産管理ソリューションであり、以下のプロセスおよび機能を含むか、またはサポートします。
● 企業資産管理– 資産のライフサイクル全体にわたる、資産およびロケーションのデータの追跡と管理
● 作業管理– 最初の要求から完了および記録までの、計画的作業アクティビティーおよび計画外作業アクティビティーの管理
● 契約管理– 購買契約、リース契約、レンタル契約、保証契約、作業員の支払単価契約、ソフトウェア契約、基本契約、包括契約、およびユーザー定義契約のサポート
● 在庫管理– 在庫に関連する資産の詳細(数量、ロケーション、使用、および価値を含む) の追跡と管理
● 調達管理– 直接調達や在庫補充など、調達にかかわる全工程のサポート
● サービス管理 – サービス・オファリングの定義、サービス・レベル・アグリーメント (SLA) の確立、サービス・レベルの提供状況のモニタリングおよびエスカレーション手順の実装
IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) は、レポート、テンプレート、ユーザーの役割およびセキュリティー・グループ機能を含む基本コンテンツとともに提供され、特定のシステムの統合に対するサポートを可能にし、アプリケーションの構成を支援するツールを提供します。IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) には「非実稼働」インスタンスも含まれます。パフォーマンス上の理由から、30 人を超えるユーザーが、直接間接を問わず、いかなる方法(例えば、多重化プログラム、デバイ スまたはアプリケーション・サーバーを通じて) でも非実稼働インスタンスを同時に使用することはできません。
1.1 オプション・サービス
1.1.1 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production は、第 1 条に記載されている基本サービスに含まれているものを超える追加の非実稼働インスタンスをプロビジョンするための機能をお客様に提供します。パフォーマンス上の理由から、30 人を超えるユーザーが、直接間接を問わず、いかなる方法(例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーション・サーバーを通じて) でも非実稼働インスタンスを同時に使用することはできません。
1.1.2 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production Capacity Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production Capacity Add-On は、IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production Instance の 1 つの「インスタンス」のサイズが拡張され、追加の 30 人のユーザーが、同時に当該インスタンスにアクセスできるようになるオプション・サービスです。
1.1.3 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Scheduler
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Scheduler は、IBM Maximo Asset Management 向けのエンドツーエンドの作業管理ツールです。 これにより、プランナーおよびスケジューラーは、ガント・
チャートでグラフにより表示されたワーク・オーダーおよび予防保守のスケジュールを閲覧し、正確で意味のある作業スケジュールを作成するために必要な、重要な要素にアクセスすることができるようになります。 また、Maximo の作業管理プロセス全体の簡素化に取り組む、スーパーバイザー、ディス パッチャー、およびフィールド技術者のニーズにも対応しています。
1.1.4 IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo)
IBM Enterprise Management on Cloud Flex (Maximo) は、「クラウド・サービス」環境内のカスタマイズ、およびIBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) を管理するための追加サポートをお客様に提供します。これには、以下から選択できるサポートが含まれます。カスタマイズ、第三者アプリケー
ション、オプションのデータベース導入、バージョン 7.5.x 以降へのロールバック、カスタム・クラスの導入および「シングル・サインオン」(SSO)。
1.1.5 IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex Full Access Development Environment (Maximo) Non Production Add-On
IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex Full Access Development Environment (Maximo) Non Production Add-On は、お客様に開発目的の「非実稼働」インスタンスおよび拡張アクセスを提供します
。これには、開発作業をサポートするための拡張アクセス・レベル、データベース・アクセスおよび
SQL ツール、BIRT レポートの開発、コードを導入および maximo.ear ファイルを再構築/再導入する機能、ならびにWebsphere コンソールへのアクセスが含まれます。
1.1.6 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud for Managed Service Provider Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud for Managed Service Provider Add-On は、お客様が顧客
、請求計画表や価格表を含む顧客との契約、サービス・デリバリー、サプライヤーとの契約、およびお客様への請求を管理できるようにするものなど、Service as a Business (SaaB) アプリケーションのスイートを提供します。このアドオンは、Service as a Business をサポートし、許可ユーザーのみがその顧客の情報を表示できることを保証します。
1.1.7 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Calibration Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Calibration Add-On は、較正対象資産を管理するためのソリューション、およびそれらを較正するのに使用する標準を、追跡可能性および逆追跡可能性、較正履歴データ、較正データ・シート、ならびにレポート作成機能などのフィーチャーとともに提供します。
1.1.8 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Health, Safety and Environment Manager Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Health, Safety and Environment Manager Add-On は、安全性、信頼性、遵法性の向上において企業をサポートします。 このソリューションは、作業、担当者、安全、健康、および環境などの領域にわたる事故を報告するための重要なアプリケーションを提供します。
1.1.9 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Linear Asset Manager Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Linear Asset Manager Add-On は、線形資産の管理を含めるためにIBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud の機能を拡張することで、動的セグメンテーションを活用して線形資産の範囲にわたる特性の変化を可能にします。
1.1.10 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Spatial Asset Management Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Spatial Asset Management Add-On は、ユーザーがIBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud 内で地理情報システム (GIS) の情報を表示できるようにします。このアドオンは、作業、資産、および土地ベースのフィーチャーについて地理空間的状況を提供します。
1.1.11 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Transportation Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Transportation Add-On は、運輸資産に対するエンタープライズ・アセット管理のプラクティスをユーザーに提供します。運輸資産には、自動車、トラック、バス、機関車、鉄道車両、航空機、船舶、および関連する線形資産 (送電線や幹線道路など) のすべてが含まれます。
1.1.12 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Aviation Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Aviation Add-On は、航空機関連のスケジューリング機能および管理機能を航空機産業の組織に提供します。
1.1.13 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Life Sciences Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Life Sciences Add-On は、工具、機器、施設、モバイル、および IT 資産を単一プラットフォームで監視、追跡、ならびに管理する機能をユーザーに提供します。
1.1.14 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Nuclear Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Nuclear Add-On は、単一プラットフォーム経由で資産ライフサイクル管理を提供します。
1.1.15 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Oil and Gas Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Oil and Gas Add-On は、単一の統合プラットフォーム上で、生産・製造設備、施設、輸送、およびインフラストラクチャーの資産を管理する機能をユーザーに提供します。
1.1.16 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Utilities Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Utilities Add-On は、単一プラットフォームとデータベースを経由して、複数の作業および資産管理を管理するための統合ソリューションを提供します。
1.1.17 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Asset Configuration Manager Add-On
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Asset Configuration Manager Add-On は、資産の構成と資産のコンポーネントの耐用年数についてリアルタイムの計算を提供します。
1.1.18 IBM Enterprise Asset Management Anywhere (Maximo) on Cloud
IBM Enterprise Asset Management Anywhere (Maximo) on Cloud は、IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud のユーザーID を持っていないお客様に、カスタマイズ可能なインターフェースを経由して、モバイル・デバイスからのみ利用可能なIBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud のプロセス、作業、および資産管理に対するリモート・アクセスを提供します。
1.1.19 IBM Enterprise Asset Management Anywhere (Maximo) on Cloud Add-On
IBM Enterprise Asset Management Anywhere (Maximo) on Cloud Add-On は、IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud のユーザー ID を持っているお客様に、カスタマイズ可能なインター
フェースを経由して、モバイル・デバイスからのみ利用可能な IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud のプロセス、作業、および資産管理に対するリモート・アクセスを提供します。
1.1.20 IBM Maximo Asset Health Insights on Cloud
IBM Maximo Asset Health Insights on Cloud は、信頼性エンジニアや保守スーパーバイザーが、資産の健全性をよりよく理解できるようにします。IBM Maximo Asset Health Insights on Cloud には以下のような機能が備えられています。
● 重要な要素(残存耐用年数、保守および故障の履歴、期限の切れた予防保守、ならびにメーターおよびセンサーのリアルタイム情報と履歴および天候に基づく条件など) に基づいて資産の健全性を定義し、xx化する機能を提供する。
● 信頼性エンジニアおよび保守スーパーバイザーのために、事業資産の健全性に関する情報(資産の履歴、資産のリアルタイムのセンサー・データおよびその履歴を含みます。) を集約する。
● 所在地、階層、または資産クラスごとに事業資産を理解する機能をユーザーに提供し、重要な資産の健全性をあらゆる角度から理解できるようにする。
● IBM Watson Internet of Things Platform に加えて、天候の現況および履歴などのその他の情報源を用いて、リアルタイムの情報および分析を活用する。
こうした一連の機能は、同じ結果を得るための異なるいくつかのツールの複数のビューを使用する必要なしに、Maximo システムの一部として単一のビューを提供します。
IBM Maximo Asset Health Insights on Cloud は、レポート、テンプレート、ユーザーの役割およびセキュリティー・グループ機能を含む基本コンテンツとともに提供され、特定のシステムの統合に対するサポートを可能にし、アプリケーションの構成を支援するツールを提供します。
1.1.21 IBM Maximo Asset Management Scheduler Plus on Cloud
IBM Maximo Asset Management Scheduler Plus on Cloud は、Maximo Asset Management 向けの高度な作業管理ツールで、Maximo Scheduler の機能を拡張して、広大な地理的範囲、または天候が資産の可用性の重要な要因として作用する環境で、ユーザーが大規模なプロジェクト(シャットダウン、停止、およびターンアラウンドなど) および計画保守や計画外の保守を管理できるようにします。この Maximo に組み込まれたソリューションを使用すると、1 つの基幹システムを使用して、エンドツーエンドの作業管理を実現できます。
IBM Maximo Asset Management Scheduler Plus on Cloud の機能には以下が含まれます。
● Customer Appointment Booking アプリケーション。「カスタマー・サービス担当者」が、顧客および技術者の対応の可否、ならびに予約の設定が必要な日の天気予報を考慮に入れて、予約のスケジュールを設定できるようにします。
● 簡素化されたインターフェース。ユーザーは、複雑なワーク・オーダー間の関連性をモデル化し、異なる親ワーク・オーダーに基づくタスク間、またはタスクと異なる親ワーク・オーダー間の依存関係を、グラフによってたやすく管理することができます。
● The Weather Company の気象データとの統合。ユーザーは、作業の計画、スケジュール設定、および割り当てを行う際に天候を考慮に入れ、気象事象に基づく変更に対応することができるようになります。これには、気象データの設定機能が含まれ、ユーザーは、Graphical Scheduling、Graphical Assignment、およびGraphical Appointment Book アプリケーションで表示させたい属性を設定することができます。
1.1.22 IBM Maximo Field Workforce Management on Cloud
IBM Maximo Field Workforce Management on Cloud バンドルには、上記のIBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Scheduler、IBM Maximo Asset Management Scheduler Plus on Cloud、IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud およびIBM Enterprise Asset Management Anywhere (Maximo) on Cloud Add- On のフィーチャーおよび機能が含まれます。
1.1.23 IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) Adapter for Oracle Applications
このオプション・サービスには以下のフィーチャーが含まれます。
● Xxxxxx と、「総勘定元帳」、「購入」、「在庫」、「人材」および「プロジェクト」などの
Oracle E-Business Suite のモジュール(通常は、Maximo と統合されるもの) の間で実行可能な統合。
● 追加のプログラミングが不要なビジネス・シナリオ・ベースの実装。たとえば、お客様は、プログラムが購入機能を管理する際のベースとなる統合取引を実装するためのアダプターを容易に構成できます。
● お客様のビジネス要件に応じた統合を採用したり、拡張したりするための画面主導による統合の構成、カスタマイズ、および導入の施設。
● 監査、リカバリー、通知および管理に関する組み込み設備。
このサービスは、IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) 環境でのみ使用できます。
1.1.24 IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) Adapter for SAP Applications
IBM Maximo Enterprise Adapter for SAP Applications は、お客様の SAP システムを用いて資産および作業の管理プロセスを管理します。このアダプターは、Java Message Service キューおよびSAP NetWeaver Process Integration を通じて取引メッセージを処理します。このアダプターは、お客様が統合のいずれかのサイドにおいてデータを変更する際、クライアントが統合ポイントを構成する方法やカスタマイズする方法によりますが、システムも更新します。
このサービスは、IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) 環境でのみ使用できます。
2. コンテンツおよびデータ保護
「データ処理およびデータ保護に関するデータ・シート」(「データ・シート」) には、処理対象の「コンテンツ」の種類、発生する処理活動、データ保護機能、および「コンテンツ」の保存および返却に関する仕様書に関する、「クラウド・サービス」に固有の情報が記載されています。「クラウド・サービ
ス」およびデータ保護機能に関する詳細または説明および条件 (お客様の責任を含みます。) がある場合には、本条に記載されます。お客様が選択したオプションにより、「クラウド・サービス」のお客様による使用に適用される「データ・シート」が複数ある場合があります。「データ・シート」は英語のみの提供となります(現地言語での提供はありません)。現地の法律または慣習の慣行にかかわらず、両当事者は英語を理解していること、および「クラウド・サービス」の取得および使用に関して英語が適切な言語であることに同意します。以下の「データ・シート」が「クラウド・サービス」およびその利用可能なオプションに適用されます。お客様は、i) IBM が、IBM のみの裁量により、「データ・シート」を随時変更することができ、かつ ii) かかる変更された内容が変更前の内容に置き換わることを承諾します。「データ・シート」に対する変更は、i) 既存のコミットメントの改善もしくは明確化、ii) 最新の採用された基準および適用法への整合の維持、または iii) 追加コミットメントの規定のいずれかを行うことを意図しています。「データ・シート」のいかなる変更も「クラウド・サービス」のデータ保護を著しく低下させるものではありません。
適用される「データ・シート」へのリンク:
xxxxx://xxx.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxxxxxxxxxxx/xxxxxxx- reports/report/html/softwareReqsForProduct?deliverableId=91E58490BC4911E499F1528B5A128231
お客様は、「クラウド・サービス」の利用可能なデータ保護機能を注文、有効化、または使用するために必要な対策を講じる責任を負うものとします。お客様がかかる対策を講じることを怠った場合 (「コンテンツ」に関するデータ保護またはその他の法的要件を満たさないことも含みます。) には、お客様は
「クラウド・サービス」の使用に対して責任を負います。
EU 一般データ保護規則(EU/2016/679) (GDPR) が「コンテンツ」に含まれる個人データに適用される場合に、その適用範囲に限り、xxxx://xxx.xxx/xxx にあるIBM の「データ処理補足契約書」(DPA) および
「DPA 別表」が適用され、本契約の一部として参照されます。本「クラウド・サービス」に適用可能な
「データ・シート」は「DPA 別表」の位置づけです。DPA が適用される場合、変更通知を「復処理者」に提供するというIBM の義務およびかかる変更に異議を申し立てるお客様の権利は、DPA に規定されているとおりに適用されます。
3. サービス・レベル・アグリーメント
IBM は、「PoE」に記載するとおり、「クラウド・サービス」に関して、以下の可用性のサービス・レベル・アグリーメント(以下「SLA」といいます。) を提供します。「SLA」は保証ではありません。
「SLA」はお客様にのみ提供され、実稼働環境における使用に対してのみ適用されます。
3.1 可用性クレジット
お客様は、「クラウド・サービス」が利用できず、業務に重大な影響が及んだことを最初に知り得たときから 24 時間以内に、IBM テクニカル・サポート・ヘルプデスクに対して「重要度 1」のサポート・チケットを記録するものとします。お客様は、あらゆる問題診断および解決に関して IBM を合理的な範囲で支援するものとします。
「SLA」の未達を申告するサポート・チケットは、契約月の末日から 3 営業日以内に提出するものとします。有効な「SLA」の申告に対する補償は、「クラウド・サービス」の実稼働システム処理が利用できない時間(以下「ダウンタイム」といいます。) に基づいた「クラウド・サービス」の将来の請求に対するクレジットになります。「ダウンタイム」は、お客様が当該事象を報告した時点から「クラウド・サービス」が復元される時点までの間で計測され、次のものに関連する時間は含まれません。保守のための計画停止または発表された停止、IBM の支配の及ばない原因、お客様または第三者のコンテンツもしくはテクノロジーの問題または設計もしくは指示、サポート対象外のシステム構成およびプラット フォームまたはその他お客様による誤り、またはお客様に起因するセキュリティーに関する事故もしくはお客様によるセキュリティー・テスト。IBM は、下表のとおり、各契約月における「クラウド・サービス」の累積的な可用性に基づき、適用しうる最大の補償を適用します。各契約月の補償の合計額は、
「クラウド・サービス」に対する年額料金の 12 分の 1 の 10% を超えないものとします。
バンドルされた「クラウド・サービス」の場合(個別の「クラウド・サービス」オファリングをパッケージ化し、単一オファリングとして、単一の合算料金で販売しているもの)、補償は、バンドルされた「クラウド・サービス」に対する 1 つにまとめられた月額料金に基づいて計算されるものであり、各個別
「クラウド・サービス」に対する月額サブスクリプション料金に基づいて計算されるものではありません。お客様は、1 つの個別「クラウド・サービス」に関する請求のみ、一度にまとめて提出することができます。
3.2 サービス・レベル
「契約月」における「クラウド・サービス」の可用性
「契約月」における可用性 | 補償 (申告の対象である「契約月」における 「月額サブスクリプション料金」* の割合) |
< 99.9% | 2% |
< 99.0% | 5% |
< 95% | 10% |
*「クラウド・サービス」が IBM ビジネス・パートナーから取得されたものである場合、月額サブスクリプション料金は、申告の対象である「契約月」に対して有効な「クラウド・サービス」のその時点での最新の表示価格に基づいて計算され、それを 50% 割引した額となります。IBM は、直接お客様に払い戻します。
「可用性」は、以下のとおり算出されます。契約月における分単位の総時間数から、契約月における
「ダウンタイム」の分単位の総時間数を差し引き、それを契約月における分単位の総時間数で除することにより算出され、結果はパーセントで表します。
4. テクニカル・サポート
「クラウド・サービス」のテクニカル・サポートは、電子メール、オンライン・フォーラム、およびオンライン問題報告システムを介して提供されます。IBM の IBM Software as a service support guide (xxxxx://xxx-00.xxx.xxx/xxxxxxxx/xxxxxxx/xxxx_xxxxxxx_xxxxx.xxxx) には、テクニカル・サポートの連絡先情報ならびにその他情報およびプロセスが規定されています。テクニカル・サポートは「クラウド・サービス」と共に提供されるものであり、別個のオファリングとして提供されるものではありません。
5. エンタイトルメントおよび課金情報
5.1 課金単位
「クラウド・サービス」は、「取引文書」に記載された課金単位に基づいて提供されます。
● 「許可ユーザー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。お客様は、直接または間接のいかなる方法においても(例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーショ
ン・サーバーを通じて)「クラウド・サービス」へのアクセスを与えられた特定の「許可ユーザー」ごとに、個別に専用のエンタイトルメントをいずれかの手段により取得しなければならないものと します。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」への
アクセスを与えられた「許可ユーザー」の数をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「同時ユーザー」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「同時ユーザー」とは、ある特定の時点で「クラウド・サービス」にアクセスしている 1 人のユーザーをいいます。当該ユーザーが複数回「クラウド・サービス」に同時アクセスしているかどうかに関わらず、当該 ユーザーは、1「同時ユーザー」としてカウントします。お客様は、お客様の「PoE」または「取引文書」に記載された課金期間中に、直接または間接のいかなる方法においても(例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーション・サーバーを通じて)「クラウド・サービス」に同時にアクセスする「同時ユーザー」の最大数のエンタイトルメントをいずれかの手段により取得しなければならないものとします。
● 「インスタンス」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「インスタンス」は、
「クラウド・サービス」の特定の構成へのアクセスを意味します。お客様の「PoE」または「取引
文書」に定める課金期間中にアクセスおよび利用が可能な「クラウド・サービス」の「インスタンス」ごとに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「アイテム」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「アイテム」とは、「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する特定のアイテムが 1 回発生することをいいます。お客様の「PoE」または「取引文書」に規定されている課金期間中、「クラウド・サービス」が処理、管理する、または「クラウド・サービス」の利用に関連する各「アイテム」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
● 「資産」は、「クラウド・サービス」を取得する際の課金単位です。「資産」とは、管理対象となる、あらゆる有形リソースまたは項目をいいます。これには、実稼働設備、施設、輸送機関、IT ハードウェアおよびIT ソフトウェアが含まれます。「クラウド・サービス」で固有ID を保持するリソースまたは項目は、別個の「資産」となります。お客様の「PoE」または「取引文書」に定める課金期間中に「クラウド・サービス」がアクセスまたは管理する「資産」をカバーするのに十分なエンタイトルメントを取得しなければならないものとします。
5.2 超過料金
課金期間中の「クラウド・サービス」の実際の利用が、「PoE」に記載されたエンタイトルメントを超える場合には、かかる超過が生じた月の翌月に、「取引文書」に記載された料金で超過料金が請求されます。
5.3 請求頻度
選択された請求頻度に基づき、IBM は請求頻度期間の開始時点で支払い期日の到来している料金をお客様に請求します。ただし、後払いの対象となる超過分や料金の使用タイプは除きます。
5.4 検証
お客様は、i) IBM およびその独立監査人がお客様の本契約の遵守状況を検証するために合理的に必要となる記録、システム・ツールからの出力を保持し、要求に応じて提供し、ならびに ii) かかる検証の結果必要と判断されたエンタイトルメントを、IBM のその時点で最新の料金ですみやかに注文して支払うほか、その他の料金および債務を、IBM の請求書の記載に従い支払うものとします。これらの遵守状況検証義務は、該当する「クラウド・サービス」の有効期間中、およびその後の 2 年間有効に存続します。
6. 期間および更新オプション
「クラウド・サービス」の期間は、「PoE」に記述されるとおり、「クラウド・サービス」へのお客様のアクセスについて、IBM がお客様に通知した日に開始します。「PoE」には、「クラウド・サービス」が自動的に更新されるか、継続利用ベースで続行されるか、期間満了時に終了するかが記載されます。
自動更新の場合には、お客様が期間満了日の少なくとも 90 日前までに書面により更新しないことを通知する場合を除き、「クラウド・サービス」は、「PoE」に定める期間につき自動更新されます。
継続利用の場合は、「クラウド・サービス」は、お客様が 90 日前までに書面により終了を通知するまで、
月単位で継続利用することができます。「クラウド・サービス」は、かかる 90 日の期間後の暦月末日まで引き続き利用することができます。
7. 追加条件
7.1 共通事項
お客様は、IBM が広報活動またはマーケティングのコミュニケーションにおいて、お客様を「クラウド・サービス」の利用者として公に言及できることに同意します。
お客様は、「クラウド・サービス」の障害によって、リスクの高いアクティビティーによる死亡または深刻な人身傷害といった重大な恐れを引き起こされる可能性がある場合には、「クラウド・サービス」を使用してはなりません。これには、核施設、公共交通システム、航空管制システム、自動車制御シス
テム、兵器システム、または航空機航行もしくは通信の設計、建築、または管理が含まれますが、これらに限定されません。
7.2 イネーブリング・ソフトウェア
「クラウド・サービス」を使用するには、お客様がご自身のシステムにイネーブリング・ソフトウェアをダウンロードする必要があります。イネーブリング・ソフトウェアにより、「クラウド・サービス」の使用が促進されます。お客様は、「クラウド・サービス」の利用に関連してのみ、イネーブリング・ソフトウェアを使用することができます。イネーブリング・ソフトウェアは現状のまま提供されます。
7.3 非実稼働 (Non-Production) に関する制限
「クラウド・サービス」が「非実稼働」に指定されている場合、その「クラウド・サービス」は、お客様の社内での非実稼働活動に対してのみ使用することができます。この活動には、テスト、パフォーマンス調整、障害診断、内部ベンチマーキング、ステージング、品質保証アクティビティー、または公開されたアプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用した、「クラウド・サービス」に対する内部使用の追加機能または拡張機能の開発などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。お客様は、「クラウド・サービス」のいかなる部分も、実稼働に関する適切な使用許諾を取得せずに、その他の目的で利用することはできません。
「クラウド・サービス」の「非実稼働インスタンス」のユーザーは、IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) の使用許諾を有していなければなりません。
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production インスタンスには、実稼働インスタンスに関して提供される高可用性、または同じ頻度のバックアップは含まれません。パフォーマンス上の理由から、30 人を超えるユーザーが、直接間接を問わず、いかなる方法(例えば、多重化プログラム、デバイスまたはアプリケーション・サーバーを通じて) でも非実稼働インスタンスを同時に使用することはできません。
IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production Capacity Add-On の使用許諾が 1 つ増え ると、IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non Production インスタンスのサイズが増加し、追加の 30 人のユーザーが、同時に当該インスタンスにアクセスできるようになります。お客様が、IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production Capacity Add-On を購入することにより、 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non-Production インスタンスに容量を追加した場合に
は、追加された当該容量を、後日、別のIBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Non- Production インスタンスに再割り当てすることはできません。
IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex Full Access Development Environment (Maximo) Non Production Add-On により、最大 5 名のユーザーに、当該環境において拡張された制御レベルを備えたリモート・アクセスが提供されます。
お客様は、「クラウド・サービス」のIBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Flex Full Access Development Environment Non Production Add-On インスタンスにアクセスするためには、IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) の使用許諾を取得しなければならないものとします。
7.4 IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Products Limitation
以下の製品の使用許諾を受けるすべてのユーザーは、IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo)
の同じユーザー・タイプの使用許諾も取得していなければなりません。
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Scheduler
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Asset Configuration Manager Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Aviation Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Calibration Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud for Managed Service Provider Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Health, Safety and Environment Manager Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Life Sciences Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Linear Asset Manager Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Nuclear Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Oil and Gas Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Spatial Asset Management Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Transportation Add-On
● IBM Enterprise Asset Management (Maximo) on Cloud Utilities Add-On
● IBM Enterprise Asset Management Anywhere (Maximo) on Cloud Add-On
IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) については、お客様は、IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) と同じユーザー・タイプのユーザー使用許諾を同じ数量、取得しなければなりません。IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) および IBM Maximo Field Workforce Management on Cloud を使用する場合は、お客様は、IBM Enterprise Asset Management on Cloud Flex (Maximo) について、IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) に対するアクセス権を付与されたユーザーの数量と同じ数量のユーザー使用許諾を取得しなければなりません。
IBM Maximo Asset Health Insights on Cloud およびIBM Maximo Asset Management Scheduler Plus on Cloud on Cloud については、前提条件があり、IBM Enterprise Asset Management on Cloud (Maximo) の適切なユー ザー使用許諾を別途、購入する必要があります。
以下の目的のためだけに「クラウド・サービス」を使用しているお客様または「クラウド・サービス」の以下の機能のみを使用しているお客様は、「クラウド・サービス」の使用許諾は必要ありません。
● サービス要求を入力して、それぞれのサービス要求の状況を表示すること。
● 必要条件を作成して表示する、テンプレートを表示する、およびDesktop Requisitions アプリケーション経由で草案を表示すること。
● IBM Maximo Asset Management Scheduler Plus の Graphical Appointment Book アプリケーションの使用。
「クラウド・サービス」が「限定使用」として指定されている場合、ユーザーは該当する「クラウド・
サービス」内で最大で 3 つのモジュール (「管理」、「統合」、「セキュリティー」、および「システム」のモジュールを除きます。) のみを使用する資格があります。
「クラウド・サービス」が「高速使用」として指定されている場合、ユーザーは、レポート、記録の読み取り専用ビューの実行と表示、記録の状況の変更、およびお客様に割り当てられた作業オーダーの更新を目的としてのみ、「クラウド・サービス」へアクセスする資格があります。
7.5 第三者の Web サイトまたはその他のサービスへのリンク
該当する場合には、お客様もしくは「クラウド・サービス」ユーザーが、第三者の Web サイト、または
「クラウド・サービス」にリンクされた、または「クラウド・サービス」からアクセス可能な他のサービスとの間でコンテンツを伝送する場合、またはお客様もしくは「クラウド・サービス」ユーザーがアプリケーションまたはデータベースなどの第三者コンテンツを「クラウド・サービス」環境に組み込む場合、お客様および「クラウド・サービス」ユーザーは、すべてのかかるコンテンツの伝送、ならびに
第三者コンテンツの受信、使用およびサポートを行うことに対する同意を IBM に提供するものとします。ただし、かかる伝送は、第三者のWeb サイトまたはサービスと、お客様の間でのみ行われるものとしま
す。IBM は、かかる第三者のサイトまたはサービスに対し、いかなる保証または表明もするものではありません。また、これらに対するいかなる責任も負いません。IBM は、第三者またはカスタムのアプリ
ケーションもしくはプロセスに関するサポートを何らかの理由 (認識されているセキュリティー・リスク、ライセンス交付またはパフォーマンス・エクスポージャーを含みますがこれらに限定されません。) で拒 否する権利を留保します。