ロームシアター京都の劇場コンセプト“「劇場文化」をつくる”というビジョンのもと,ウェブサイトをより多くの方にロームシアター京都の魅力と最新情報を届ける情報発信 ツールとして充実させるため,ウェブサイトならびにそのコンテンツマネジメントシステム(以下「CMS」という。)をリニューアルする。新たなウェブサイトでは,これま でのウェブサイト同様,利用者に対して最新情報を早く,わかりやすく届けること,ロームシアター京都のブランドイメージを訴求することに加えて,管理者による CMS...
ロームシアター京都ウェブサイト・ コンテンツマネジメントシステム開発及び保守業務に関する基本仕様書
概要
1 業務の名称
ロームシアター京都ウェブサイト・ コンテンツマネジメントシステム開発及び保守業務 受託候補者選定プロポーザル
2 業務の目的
ロームシアター京都の劇場コンセプト“「劇場文化」をつくる”というビジョンのもと,ウェブサイトをより多くの方にロームシアター京都の魅力と最新情報を届ける情報発信ツールとして充実させるため,ウェブサイトならびにそのコンテンツマネジメントシステム(以下「CMS」という。)をリニューアルする。新たなウェブサイトでは,これまでのウェブサイト同様,利用者に対して最新情報を早く,わかりやすく届けること,ロームシアター京都のブランドイメージを訴求することに加えて,管理者による CMS を用いたウェブサイト運用における業務効率の向上を目指す。
3 業務の概要
本業務は,ウェブサイトを開設するにあたってのシステム構築,CMSの構築,デザインの作成,運用マニュアルの作成,当該システムの操作教育,現行サイトからのデータ移行,CMSによるウェブサイト開設のための実施計画書作成,ドメインの引き継ぎまでを含めた,ウェブサイト新規制作ならびに保守運用に伴う業務全般とする。
4 業務範囲
(1)システム設計・構築
ア 現行サイトの分析,ディレクトリ分類,掲載内容等のコンサルティング イ 本リニューアルの目的を網羅するサイトマップ,ワイヤーフレームの設計ウ ウェブサイト機能を運営するコンテンツ管理・更新システムの構築
(2)デザイン
ア 統一したデザインで操作に一貫性を持たせ,ユーザビリティ,アクセシビリティに配慮し,年齢層などに関わらず,誰もが使いやすく,ロームシアター京都らしい特徴を備えたウェブサイトを実現すること。
イ パソコン及びスマートフォン(タブレット端末含む)の利用を想定した,レスポンシブデザインを採用すること。
(3)コンテンツ制作
コンセプトやデザインなどに配慮し,ウェブサイトを構成する各コンテンツを,コーディング,加工,制作する。コンテンツの統合,分割等による統一感のあるわかりやすいサイト構築を心掛けること。
(4)CMSの導入
ア 導入するCMSは導入実績が豊富で完成度の高い製品とし,CMSの基本機能において当財団が要望する要件を実現すること。
イ コンテンツ更新にかかる作業効率の向上,省力化を図ることができるシステムとする。ウ CMS機能を利用して掲載する情報については,当財団職員が専門の知識を持たなくて
も容易にコンテンツを作成(入力,更新,削除)できることとする。
エ CMS導入後メンテナンス等の運用経費が低く抑えられるシステムとする。
オ 日本語サイトと英語サイトは同等の構造とし,入力の際は二か国語の入力内容の対応が容易に判別できる仕様とする。
カ 運用開始後も,バージョンアップ等による機能向上を図り,拡張性と柔軟性に応じた保守運用形態をとることのできるシステムとする。
(5)既存コンテンツのデータ移行
現行サイトに掲載されている既存コンテンツを新規のウェブサイトで使用する場合のデータ移行方法を計画,実施する。データ移行時は極力手作業の負担を少なくすること。
(6)ウェブサイトの運営管理を実現させるサーバの提案
セキュリティやランニングコストを鑑みたうえで,最適と思われるサーバの提案。サーバ機能については,バックアップ機能を有し,負荷の異常な高まり,サーバの障害,ネットワーク接続障害,ネットワーク機器障害などの場合に備えたネットワーク監視システムもしくは同等のサービスを備えたサーバとすること。そのうえで提案しているウェブサイトが問題なく運営できるスペックであること。
なお,xxxについては当財団とサーバ提供者において契約し,契約サーバに係る年間ランニングコストについては1年間あたり300,000円(消費税および地方消費税相当額を含む)以下とする。
(7)ウェブサイトの運営管理方法
催事情報,ニュース,チケット情報,施設利用情報,入札情報,採用情報についてはCMSで入力できる環境とし,当財団職員が容易に更新できる仕様とすること。
(8)セキュリティ対策
ウェブサイトならびにCMSは常時SSL化に対応すること。
(9)SEOへの配慮
一般的なディスクリプションとキーワードの設定を施し,検索した際にロームシアター京都のウェブサイトに容易にたどりつけること。
(10)SNS対応
Twitter,Facebook,Instagram等SNSからの流入ならびにシェアを促進するための機能(ソーシャルプラグイン等)を実装し,かつレイアウト,デザインにおいても配慮すること。
(11)ウェブサイト運用ガイドラインの作成及び職員研修ア 運用方式・体制等の提案・アドバイス
イ CMS操作マニュアルの作成・操作説明
(12)ウェブサイト運用,保守対応および重要指標の策定,モニタリング
ローンチ後に発生,発覚したバグや要件追加に伴う改善に対応する。運用において,重要指標の策定,モニタリングを行い,継続的な改善サイクルを実施する。
(13)追加提案
ロームシアター京都の魅力を積極的に伝え,利用者がロームシアター京都に対する理解を深めることのできる提案を追加提案として提出すること。
なお,提案についてはロームシアター京都が定める機能要件,後述の「ウェブサイト制作及び運営管理に係る要件 (5) 各ページにおける機能要件」に記載の機能要件内で展開可能な提案であること。
5 納入成果物
(1)ウェブサイトの開設
ウェブ上でロームシアター京都のウェブサイトを閲覧することができるようにする。ウェブサイトには利用者の閲覧用ページの他,管理者が編集等を行う管理者用ページを作成し,ロームシアター京都に関する情報の編集を管理者が適宜,行えるようにする。開発したウェブサイトを,平成30年8月31日までに公開する。また,公開にあたっては必要な動作検証と,現在利用しているドメイン(xxxx://xxxxxxxxxxxxxxxx.xx/)の引き継ぎを行うこと。
(2)運用保守
ウェブサイト制作着手後から委託期間終了までの間,ウェブサイトの運用,保守管理を行い,必要な対応(動作検証,不具合等の修正)を行う。業務履行期間内に軽微な修正・追加を当財団が要望する場合,速やかに内容を協議のうえ,対応すること。また運用における重要指標の策定,モニタリングを行い,継続的な改善サイクルを実施する。
(3)セキュリティ対策
システム開発の設計段階において,可用性,完全性,機密性の面からセキュリティに関する設計内容を明確にし,当財団の合意を得ること。
(4)成果物の納入に関わる提出書類の確認とその時期
本業務の成果物に関わる提出書類の納入時期は以下の表に記載の期日とし,書面にて提出のこと。各提出書類の部数に関しては,契約時に当財団と受託者の間において協議し,定めるものとする。
成果物 | 内容 | 納期 |
プロジェクト実施計画書 | プロジェクトの目的,実施体制,実施内容,スケジュール,管理方法等を実施計画としてまとめ たもの | 平成 30 年 3 月 31 日 |
サイトマップ案,サイト運用フロー案,システム構築案,サー バ提案 | サイトマップ案,サイト運用フロー案,システム構築案,サー バ提案の提出,確認 | 平成 30 年 3 月 31 日 |
コンテンツページ案 | 仕様書に記載のコンテンツペー ジのレイアウト案の提出,確認 | 平成 30 年 5 月 29 日 |
運用マニュアル | システムの操作方法(閲覧者及びシステム更新者用)や運用方法,障害対応を記した書類の提 出 | ホームページ運用開始前 |
ウェブサイト | プロジェクトの最終成果物であ るサイトのローンチ | 平成 30 年 8 月 31 日 まで |
完成報告書 | 本業務に関わる完成報告書の提 出 | ホームページ運用x xから 1 か月後 |
(5)納入方法
サーバへのアップロードとし,受託者にて責任を持って行うこと。
6 実施スケジュール
(1)委託期間 契約締結日から平成31年3月31日(日)
(2)スケジュール
詳細なスケジュールについては,当財団と受託者との間で協議のうえ決定することとするが,概ね以下の日程を想定すること。
ア 制作・検証期間 契約締結日から平成30年8月31日(金)
イ 運用開始 平成30年度内を目安として,開設日を業務スケジュールにて提出してください。
ウ 保守期間 運用開始日から平成31年3月31日(日)
ウェブサイト制作及び運営管理に係る要件
1 システム構築要件
(1) CMS利用のクライアント端末の条件は次のとおりとする。
項目 | 内容 |
OS | Windows 7 以降,Mac OS |
ウェブブラウザ | Internet Explorer 11以上,Google Chrome 最新版,Safari 最新版,Mozilla Firefox最新版 |
ウェブ閲覧のためのクライアント端末の条件は以下のとおり。
項目 | 内容 |
OS | Windows 7 以降,Mac OS,iOS,Android |
ウェブブラウザ | Internet Explorer 8.0以上,Google Chrome 最新版,Firefox 最新版, Safari 最新版,Mozilla Firefox最新版 スマホ端末標準ブラウザ |
(2) パッケージシステムの活用
ア 極力専門的な知識・技術がなくても運用が可能であること。
イ 本業務内にて受託者が提案するサーバで動作することを前提とすること。ウ 定期的なバージョンアップにより機能強化を行えるものであること。
(3) サーバ類運用
サーバ類は当財団内に置くことはせず,外部データセンター等において運用すること。
(4) アクセス解析
戦略的な情報発信の効果測定を図るためのアクセス解析を行うこと。解析については,訪問数を調べるページビュー機能,アクセス経路を解析する機能,パソコンからのアクセスかスマートフォンやiPadなどのタブレット端末からのアクセスなのかを分析するサイト分析機能を持ち,常時,解析状況を確認できる仕様とすること。なお,外部のアクセス解析サービスを利用することも可能とする。
2 データ形式・コンテンツ要件
(1) データ形式・生成されるコンテンツは現在のウェブ基準に配慮した文書構造を持つこと。
(2) 生成されるコンテンツは,レスポンシブデザインを採用することとし,Internet Explorer 8.0以上,Google Chrome,Firefox,Safari,Mozilla Firefoxの各ブラウザでレイアウトが崩れずに表示できること。また,スマホやタブレット端末等でレイアウトが崩れずに表示できること。
(3) 多言語(UTF8)に対応していること。
3 機能要件
以下にあげる機能要件をすべて満たすこと。また,提案の範囲内で機能が十分に実現できない場合,実現可能な代替案を提示すること。詳細要件については,以下の機能要件一覧による。また,独自機能がある場合,追記すること。
(1) 基本機能
・ HTML 言語を意識することなく簡易な操作によりコンテンツを作成できること。
・ コンテンツのレイアウト,デザイン等に関しては,適切な CSSを適用できること。
・ パソコン・スマートフォン・タブレットに最適化されたコンテンツデザインを基本とする。
・ コンテンツの作成日時,更新日時が管理されること。
・ ウェブ入力フォーム(アンケート等)を作成できること(画像等の添付に対応できること)。
・ 新着情報を自動作成し表示できること。
・ 新着情報の掲載は手動で作成,更新できること。
・ トップページに緊急情報等を表示できること。また,リンク等の掲載およびコンテンツの作成が可能であること。
・ 新着情報等の「特定情報」が配置できること。
・ CMS へのログインの際,同一ユーザ ID が複数ログインできること。
・ 不要コンテンツの削除機能を有すること。
・ その他詳細機能については,打ち合わせを実施し要件定義にて決定すること。
・ 公開前にユーザ閲覧画面の確認ができること。
・ 公開日時が指定できること。
(2) 階層・構造
・ サイト全体として,標準化・統一化されたサイトデザインとすること。
・ グローバル・ローカルナビゲーションを有し,ローカルナビゲーションについては更新できること。詳細については要件定義にて決定すること。
・ 現行のコンテンツを移行した際,各コンテンツリンクを担保すること。
・ バナー広告掲載エリアを設置できること。
(3)コンテンツ
・ 入力必須項目が未入力の場合は,警告表示を行ない保存又は承認依頼ができないこと。
・ テンプレート(ひな形)の入力欄にテキストや画像,表,PDF,リンク等を入力(登録)する運用とし,HTML タグの直接入力をさせないこと。
・ 画像の掲載・変更・削除が設定できること。
・ 画像ファイルは,自動的にリサイズすること。また,手動でもリサイズができること。
・ 画像ファイルは複数枚設定できること。
・ 内部リンク(内部コンテンツのリンク)及び外部リンク(外部サイトへのリンク)の設定ができること。
・ ファイルを添付した際,種類とファイルサイズが自動的に表示できること。
・ ファイルを添付した際,ファイル種類によりそれを閲覧するために必要な関連サイトのダウンロード案内を自動的に表示できること。(文書関係・動画関係)
・ 作成したコンテンツを公開前にプレビュー表示できること。
・ コンテンツに複数のディレクトリからのリンクを設定できること。
・ CMS に保存されているコンテンツを複写して利用できること。
・ 作成中のコンテンツは,一時的に保存ができること。
(4)管理者機能
・ ユーザ ID に対し,操作の権限を設定できること。
・ トップページ・コンテンツのレイアウト変更ができる機能があること。
・ ヘッダー・フッター等サイトの共通部分の画像等を変更ができること。
・ ディレクトリ内のコンテンツ表示順を変更することができること。
・ 新着情報等の表示件数,表示日数,表示順を変更することができること。
・ バナー広告の掲載等の管理ができること。
・ バナー広告の画像は,JPG,GIF が使用できること。
・ バナー広告の順番を設定できること。
・ バナー広告の掲載期間の設定ができ,自動的に掲載開始・終了を行なうことができること。
・ 各バナー広告のクリック件数を確認できること。
・ ウェブ入力フォームに入力があった案件について,集約機能や特定のメールアドレスへ転送ができること。
・ ウェブ入力フォームの項目及び必須項目を変更できること。
(5) 各ページにおける機能要件
No | 機能名 | 説明 | CMS 機能 |
1 | トップページ | ロームシアター京都のコンセプトに応じたデザインであ り,施設情報,公演情報など,利用者が必要な情報を検索しやすいページとして展開。 また,管理者がCMS機能を利用して任意の自主事業を選 択し,目立たせることができる仕様とする。 | あり |
2 | イベントカレンダーイベント情報 | ロームシアター京都で行われる催事をカレンダー形式で掲載し,同じディレクトリ内に各催事情報個別のページを作成できる仕様とする。イベントカレンダーの一覧にて,催事名・日程・会場・ジャンル・チケット発売状況が判別, 各条件から選択または自由記述式により検索可能とする。 | あり |
3 | 自主事業紹介 | 催事個別ページまたはイベントカレンダーのディレクトリ下にて,自主事業のラインアップやそのコンセプトを伝えるページ。催事ごとに画像・テキストに加え動画埋め込みやコラム等多彩なPRコンテンツが任意に掲載できる仕様とする。またイベント応募,アンケート入力などに使用で きるフォームを実装すること。 | あり |
4 | 利用(貸館)情報 | 施設写真,利用手順や利用料金,各施設の図面等,貸館にまつわる情報を掲載。施設の空き状況に関しては,利用者がすぐに予約状況を確認できる,ウェブサイト上で展開可能な予約状況公開システムを組み込むこと。申請書などは ダウンロードが可能な仕様とする。 | あり |
5 | 施設案内 | ロームシアター京都の概要,フロアマップ,各ホールの座 席表,各施設の情報を画像とテキストで掲載。 | なし |
6 | ロームシアター京都 について | 沿革や劇場コンセプトの情報を掲載。 | なし |
7 | アクセス | ロームシアター京都への行き方や交通アクセス情報を掲 載。 | なし |
8 | お問い合わせ | お問い合わせ連絡先を掲載。 | なし |
9 | 会員制度について | 京都コンサートホール・ロームシアター京都共通の会員制 度の説明,入会案内を掲載。 | なし |
10 | プレス向けページ | プレスリリースやロゴ,写真などプレス向けの情報を掲載。 ダウンロードが可能な仕様とする。 | あり |
11 | SNS との連携 | ソーシャルプラグイン機能を組み込むこと。各SNS上で のシェアを促進する仕掛けを積極的に導入すること。 | なし |
12 | 検索機能 | トップページにサイト内検索タブを設置すること。 | なし |
13 | バイリンガル対応 | 全てのページにおいて日本語同等の英語ページを開設する。CMS上では催事ごとに日本語と英語の対応がわかりやすいインターフェースに留意すること。なお,翻訳については当財団からテキストを用意する。 今回のリニューアル以降,中国語・韓国語のページの開設 も視野にいれ,追加開発が可能な状態にしておくこと。 | あり |
(6) 追加提案
上記,各ページにおける機能要件内で実施可能な追加提案を提出すること。
(7) ユーザビリティ,アクセシビリティへの配慮
ア 各コンテンツの文字情報,画像等に関しては,利用者にとって見やすく使いやすいものとなるよう,工夫すること。
イ 日本工業規格JIS X 8341-3:2016「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第 3 部:ウェブコンテンツ」レベル AA に準拠し,アクセシビリティガイドラインを策定すること。
ウ 音声読み上げソフトに対応すること。
4 信頼性等の要件
(1) 完全性
ア バグフィックスされた修正プログラムは,システムへの影響を考慮し,可能な限り,事前に動作検証を行ったうえで適用すること。
イ データ及びシステムの復旧を可能とするためのバックアップを常時行い,万が一,データが消失した場合でも,速やかな復旧が可能な体制を提供すること。
(2) 機密性
ウェブサイトの管理者ページへのログイン時に,ID 及びパスワードによる認証を必要と
すること。
(3) 性能の拡張性
利用者数の拡大や,処理データ量の増加に伴うシステム負荷の増大が見込まれた際にシステムの処理能力の拡張が容易に行えるシステムであること。今後の可能性としてはスマートフォンの対応があるが,その際に対応可能な汎用性のあるウェブサイトの仕様とすること。
(4) 機能の拡張性
機能の追加や変更が容易に行えるシステムであること。
5 運用等の要件
(1) 研修等
システムの運用開始前に,財団職員でシステムの操作ができるよう操作マニュアルを作成し,配布すること。
(2) 運用保守,モニタリング
システム運用開始後も,操作方法の問い合わせに対して対応すること。アクセス解析サービスを利用して解析できるデータのうち,重要指標としてモニタリングすべき項目を運用開始時に提案し,毎月のモニタリング報告を行うこと。
6 実施体制等の要件
(1) 実施体制
ア 本業務を確実に履行できる体制を設けること。
イ 本業務の実施に当たっては,受託事業者側でxx担当者を設置して,プロジェクトの進行管理を行うこと。当財団との窓口はxx担当者が行うこと。
7 データ移行
データの移行は,ロームシアター京都の公式ホームページドメイン配下における催事情報すべてのページ(xxxx://xxxxxxxxxxxxxxxx.xx/xxxxxxx ディレクトリ以下,イベント数約 5000 件)及びそれに紐づくデータファイルを対象とする。データ移行の完了は,当財団が内容を確認し,不整合等が無いと確認した段階で完了とし,成果物として受領する。
(1) コンテンツの移行方法については,可能な限り職員の作業が削減でき,スムーズに施行できる方法を提示し移行を行なうこと。なお,データ移行期間は品質を担保し極力短期間で行なうこととし,本サイトの運用に支障を与えることの無いよう考慮すること。
(2) データの移行に際し,必要な情報については当財団に提示し,必要に応じて現在の受託事業社と打ち合わせ等,協議の場を設けること。
8 保守運用に関わる要件
契約期間内において,職員が CMS を利用したウェブサイト運用を行うにあたり,操作マニュアルに記載のない事項に関する質問への回答や,障害発生時の対応を行うこと。
9 著作権の譲渡等
(1) 本業務を遂行するに当たって,新たに発生した設計書類等及び開発部分(オープンソースの利用や市販の汎用アプリケーション等パッケージソフトに帰属する部分,受託者が独自開発した汎用性の高い及びパッケージ化されたシステムを除く。)の著作権その他権利については,当財団に帰属するものとし,受託者は成果物に関する著作者人格権を行使しない。
(2) 業務の範囲内で,第三者が権利を有する著作物又は知的所有xxを利用する場合は,受託者の責任において,その権利の使用に必要な費用を負担し,使用許諾契約に係わる一切の手続を行う。
(3) 制作物が著作物に該当する場合において,当財団が当該著作物を利用目的の実現のためにその内容を改変することができるものとし,その詳細については受託者と当財団の間で協議する。
10 特記事項
(1)この仕様書に定めのない事項について,必要のある場合は両者協議して定めるものとする。
(2)契約締結後,当財団予算額に大幅な減額又は削除があった場合は,当契約を変更又は解除することに関し,協議を求めることがある。
以上