「豊中駅前まちづくり構想(H7)」(豊中駅前まちづくり協議会)の考え方を踏まえ、豊中市の方針をとりまとめた「豊中駅前のまちづくりについて(H9)」(以下、基本 方針という。)は、策定から20年経過している。基本方針では、道路網や街区形成の考え方を示しており、ソフト事業とハード事業が連動したまちづくりを目指しているが、 一部を除き具体的な整備が進んでいない状況にある。一方で、人口・世帯構成や交通量、建築更新、建物用途の変化が進んでおり、市民がまちに期待する役割やニーズも変化し...
平成 31 年度豊中駅周辺再整備構想検討支援業務
1.目的
「豊中駅前まちづくり構想(H7)」(豊中駅前まちづくり協議会)の考え方を踏まえ、豊中市の方針をとりまとめた「豊中駅前のまちづくりについて(H9)」(以下、基本方針という。)は、策定から20年経過している。基本方針では、道路網や街区形成の考え方を示しており、ソフト事業とハード事業が連動したまちづくりを目指しているが、一部を除き具体的な整備が進んでいない状況にある。一方で、人口・世帯構成や交通量、建築更新、建物用途の変化が進んでおり、市民がまちに期待する役割やニーズも変化していることが予想される。このため、平成 29 年度に事業の進捗状況
や現況を再確認するため、基礎調査を行い、平成 30 年度は庁内関係課と課題の共有を行い、今後のまちづくりの方向性を確認した。
本業務は、過年度の調査結果を踏まえアンケート調査及び交通量調査を実施し、それら変化に対応することができるよう、基本方針の実現化に向けて課題の整理と今後の進め方の検討を行う。
2.対象区域
・豊中駅前地区(別紙対象地区を参照)
3.調査期間
・契約締結日から平成 32 年(2020年)3 月 31 日まで
4.業務内容
(1)現況把握
①現況整理
過年度調査を踏まえ、人口、商業、交通、建物・土地利用等のまちの現状を最新のものに更新。
※過年度調査は平成 29 年度「中心市街地(豊中・岡町地区)活性化支援業務」
②上位計画、関連計画の整理
都市計画マスタープラン、立地適正化計画、豊中駅前まちづくり構想、基本方針等について整理する。特に、基本方針については進捗状況・今後の課題を最新のものに更新。
※平成 29 年度「中心市街地(豊中・岡町地区)活性化支援業務」、平成 30 年度庁内会議資料参考
③アンケート調査
・権利者の意向
豊中駅前の権利者(最低 100人)にアンケート調査を実施。
・豊中駅周辺施設利用者のニーズ
豊中駅の周辺施設を利用する来訪者(最低 300 人)にアンケート調査を実施。
・豊中駅周辺の居住者等のニーズ
駅勢圏に居住される市民や商業者等(最低 500 人)にアンケート調査を実施。
④交通量調査(12 時間調査)
・対象交差点 9 箇所で交差点方向別交通量調査(自動車類、自転車、歩行者)
・平日及び休日(七夕祭り 7 月第二日曜日)の2日間で実施
・信号現示パターン調査
・渋滞長調査(主要な幹線道路の8方向)
⑤交通需要の見通しの整理
豊中駅周辺地区に出入りする交通量の将来の変動要因として、周辺市を含めた将来人口フレーム(人口ビジョン)、幹線道路整備の予定、主な開発計画等を把握し、交通需要の今後の見通しを整理する。
(2)地区におけるまちづくりの課題
過年度調査を踏まえながら、現況整理、権利者等のアンケート調査等からまちづくりの課題を整理する。
①公共施設の整備(公共施設整備)
②面的な事業の促進(再開発や共同化)
③みんなの約束づくり(建築物等の誘導)
(3)まちづくりの基本的考え方
まちづくりの課題解決に向け、喫緊の行政課題、権利者が協働参画可能な事業手法、土地利用の更新に伴う誘導についての基本的な考え方を検討。
(4)まちづくりの方針
・動線(道路網、公共交通、歩行者系動線)
・機能配置(街区構成、土地利用、建築用途)
・アメニティ(街なみ・景観)
・権利者との合意形成
・調査結果を踏まえ、今後の進め方及びスケジュールを作成
(5)協議支援
・庁内会議支援 3回程度
・協議会協議支援 3回程度
・岡町駅東地区都市再生整備計画の変更支援 2回程度
・報告書作成(概要版作成、データ 1 式) 2部