Contract
新国立劇場清掃業務仕様書
1.件 名:令和3年度~令和5年度新国立劇場清掃業務
2.履行場所:新国立劇場
xxxxxxxx0-0-0
3.履行期間:令和3年4月1日より令和6年3月31日までの3年間
4.新国立劇場の清掃目的と方針
(1)新国立劇場は、石や絨毯を多用し、客席の床材には木を使用している。石や木等の天然材は、その種類によってはキズがつきやすく油分や水分等が染み込みやすい性質を持っており、劣化が進行すると全面貼り替え等の多額の修繕費用が発生する。そのため新国立劇場の清掃管理は、メンテナンスの基本動作である「整理・整頓」と「xx・xxxの徹底除去」はもちろんのこと、建物の経年劣化を最小限に止める「予防清掃」の徹底が大前提となる。
(2)一般の来場者に、不快感を与える事のないよう従業員のマナー教育を徹底すること。
(3)作業に当たっては、「来場者優先の作業」、「静粛な作業」及び「公演準備部門優先の作業」に心がけること。
(4)施設の清掃作業に当たっては、指定箇所の日常及び定期清掃を主たる業務とし、良好な環境衛生の維持と建材の保全に努めること。特に、労働安全衛生法等関係法令を遵守して安全に万全を期すこと。なお、効率よく作業を行い、用水、電力等の使用については常に節約につとめること。
(5)請負者は、仕様書・図面及び作業計画書等に基づき、日常清掃、定期清掃、特別清掃、高所ガラス清掃に分けて清掃を行い、計画的かつ清潔な美観の維持に努めるものとする。
5.清掃種別
(1) 日常清掃・定期清掃
① 日常清掃
② 定期清掃
(2)特別清掃
①池、リハーサルライトコート清掃
②リハーサルxx所清掃
③オペラ・中劇場ホワイエ空調吹出口清掃
④メインエントランスホール高所木壁清掃
⑤オペラ劇場客席高所棚清掃
⑥5階技術棟画工場高所清掃
(3)高所ガラス清掃
6.清掃区域、作業時期、作業内容
日常清掃・定期清掃の清掃区域、作業時期、作業内容等は、別紙1のとおりである。また、特別清掃は別紙2、高所ガラス清掃は別紙3のとおりである。
7.請負者は、契約開始期間の初年度の4月1日から円滑に業務が遂行できるよう、前請負者から、落札後速やかに仕様書に記載された業務の引継ぎを受けるものとし、引継ぎが完了した際には、発注者にその旨報告するものとする。
また、契約終了の際には、次年度請負者に対しても、同様に引き継ぐものとする。
8.その他
(1)請負者は、清掃作業員に対し、清潔な作業衣を着用させ、社名入りの名札等を付けさせること。
(2)清掃作業に際しては、責任者の指示に従い安全・衛生等に十分留意し、作業に従事するものとする。
(3)作業現場においては、常に火災・盗難・その他の事故防止に十分注意すること。
(4)清掃作業員の業務上の行為により生じた損害は、請負者の責任とし、損害賠償の責を負うものとする。また、実施するについて疑義が生じた場合は、発注者と請負者双方の間で協議し解決するものとする。
(5)細部については、発注者の指示に従うものとする。
(6)作業上の注意事項
清掃作業は、新国立劇場の特殊性を考慮し、特に次の事項に注意して行うこと。
① 新国立劇場の公演に支障のないよう実施すること。
② 作業は一般来場者、職員等に支障がないよう留意すること。
③ 作業中は、文化施設であることを充分認識し劇場スタッフの一員として、一般利用者、職員等に良好な態度で接すること。
別紙1
「日常清掃・定期清掃」における清掃区域、作業時期、作業内容等
1.清掃区域
「階層別日常・定期清掃作業回数及び面積表」(別添1)及び仕様書付表「清掃区域図(日常清掃・定期清掃)」のとおり。
2.清掃作業時間
(1)原則として、7時半から16時の間に行うこととする。 事務所、稽古場、楽屋等については、概ね9時30分までに完了し、客席・ホワイエ・エントランス等については、公演に応じて行うこと。
(2)日常清掃は仕様書に基づいて実施し、定期清掃については対象用途に応じて、公演に支障のない日時に行うこと。
(3)公演のある日の17時から公演終了時までの間は、清掃控室に清掃員(1名)を待機させ緊急清掃の対応ができるようにしておくこと。
3.清掃作業箇所及び作業回数
(1)「階層別日常・定期清掃作業回数及び面積表」(別添1)のとおり。
(2)作業回数は、指定する回数以上行うこと。部分的には利用の頻繁な作業箇所もあるので、汚れの状況に応じて、全般的に同一の清潔度が保てるように作業すること。
(3)日常清掃において、作業箇所によっては施設の使用状況等から清掃のできない場合もある。その場合は、清掃可能な時期に実施すること。
(4)日常清掃においては、特別な清掃要請があった場合に、対応できる人員を配備すること。
(5)公演時には、巡回清掃として、劇場のトイレのトイレットペーパー、ペーパータオル、水石鹸の補充、ゴミ箱清掃等を、開演後及び休憩終了後に実施すること。また、1日に2公演行われる場合は、公演と公演の間に、客席、トイレ、洗面所、ホワイエ、ロビー、ギャラリー等の清掃を入替え清掃として実施すること。
(6)敷地内の植栽については適宜、状況を見ながら散水すること。敷地内の植栽の散水に当たっては、通行人等の迷惑にならぬよう実施すること。
4.費用負担区分
(1)使用機材等
清掃作業に使用する清掃機器等の機械器具及び資材及び産業廃棄物処理用のマニフェスト伝票は請負者が準備すること。
清掃資材は施設の各材質の特性を充分検討の上、最適のものを使用すること。
(2)支給品
トイレットペーパー、ペーパータオル、水石鹸、ゴミ袋、ゴミ処理機専用ダストカートは、発注者の負担とする。支給品の保管は、管理簿等により請負者の責任で行うこと。
(3)塵芥処理費
一般・産業廃棄物等の処理費は発注者の負担とする。
5.作業予定表、作業報告書等の提出
(1)作業予定表及び作業報告書の提出
請負者は、清掃作業の実施にあたり、毎月の定期清掃作業予定表を当該月の前月末までに、また毎月の業務完了報告書を翌月はじめに公益財団法人新国立劇場運営財団総務部施設課まで提出すること。
(2)作業日誌の提出
請負者は、作業日誌を財団総務部施設課まで提出すること。
(3)上記(1)(2)は、発注者の指定する電子データにて提出すること。
6.作業管理等
(1)鍵、セキュリティカードの管理
貸与した鍵、セキュリティカードは厳重に管理し、業務を遂行するため必要な時間と場所に限って使用すること。
(2)時間外作業
時間外に作業を必要とする場合は、あらかじめ事前に財団総務部施設課まで申し出ること。
(3)安全管理
施設に備え付けてある備品、器具等の取扱い及び周辺の作業には慎重を期し、安全管理及び良好な施設環境の維持に万全を期すこと。
7.作業内容
(1)日常清掃・定期清掃
「ゾーン室別清掃作業基準一覧」(別添2-1、2-2)及び「材質別清掃作業基準一覧」(別添3)のとおり。
(2)塵芥処理
①清掃により収集された塵芥等は、指定された種類に分別し、所定の場所に搬出し、ドラムパッカー(ゴミ貯留機)で処理すること。
②「ゾーン別の廃棄物分別とリサイクル対象廃棄物一覧」及び「機能区分と
管理形態一覧」は(別添4)のとおり。
③ゴミの搬出は発注者の委託した廃棄物処理業者が行う。
④テナントから出る塵芥等は、直接テナントが指定場所に搬出する。
(3)分別ゴミの収集
①ビン・缶・ダンボール・新聞・雑誌等は所定の集積場に集積すること。
②搬出は発注者の委託した廃棄物処理業者が行う。
(4)舞台廃材等の産業廃棄物処理
舞台廃材等の産業廃棄物処理は発注者の委託した廃棄物処理業者が行う。
(5)その他
①新国立劇場のゴミ庫(地下2階)は、構造上換気が悪いため臭気がこもりやすいので、常に清潔に心がけ、ゴミ庫周辺の清掃は特に入念に行うこと。
②5階サーバー室の清掃に当たっては、特にコンピューター機器に触れないように注意すること。また、床清掃の際には水を使用しない方法で清掃すること。
③ 雨天時又は、雨天が予想される時には、倉庫から傘立ての出し入れ、雨水用カーペットの敷き込み及び雨天後の格納、忘れ傘の回収、傘立ての鍵の管理、を行うこと。
④ 感染症対策として、拭き清掃の際は、必要に応じて消毒液(あるいはそれに準ずるもの)を使用すること。
⑤ 作業全般(安全対策及び材質等)の異常の有無の確認と作業成果の確認を行うこと。異常の際には、速やかに報告すること。
別紙2
「特別清掃」における清掃区域、作業時期、作業内容等
1.清掃区域及び作業回数・時期
清掃種別 | 清掃区域 | 清掃作業回数・時期 (原則) | |
A | 池およびライトコート清掃 | 1階正面、2階オペラ劇場プロムナード横・地下1階の各池および地下2階ライトコ ート | 年2回 (毎年8月、2月) |
B | リハーサルxx所清掃 | 地下2階 各リハーサル室 | 各x x2回 7月~8月(xx) 12月~3月(冬季) |
C | オペラ劇場および中劇場ホワイエ空調吹出口清掃 | オペラ劇場・中劇場ホワイエ | 年1回(1月) |
D | メインエントランスホール高所木壁清掃 | メインエントランスホール 高所木製壁 | 年1回(1月) |
E | オペラ劇場客席高所棚清掃 | オペラ劇場客席高所棚部分 | 年2回(8月、1月) |
F | 5階技術棟 画工場高所清掃 | 画工場天井付近 | 年1回(6月) |
※「特別清掃作業回数及び面積表」(別添5)及び仕様書付表「清掃区域図(特別清掃)」のとおり。
2.清掃作業日及び作業時間
清掃作業日は全日実施する。ただし、発注者が指定する休館日等は除く。
清掃作業日及び作業時間については、公演、xxxxx等の関連により調整の上決定されるので、その際は発注者の指示に従うこと。
3.器具、機材及び消耗品等
作業に使用する器具、機材、薬剤及び消耗品等は、請負者の負担とし、品質良好なものを使用すること。
4.完了報告・検査
清掃作業が完了したときは、速やかに業務完了報告書を財団総務部施設課まで提出し、検査を受けるものとする。
5.作業内容・方法等
A.池およびライトコート清掃
(1)作業内容
池の石、底等に付着している藻、ゴミ、泥等の除去。
ライトコートの石、コンクリート面に付着しているゴミ、泥等の除去。
(2)xxxの作業方法
① 池の水を抜く。
② 石が固定されている部分を高圧噴射機、ブラシ等で洗浄する。
③ 池の石が固定されていない部分の石を移動させ、洗浄後、石をもとに戻す。
④ 噴出口槽を洗浄する。
⑤ 汚水をマンホールに流す。
⑥ 池周囲の側溝およびストレーナーに流れ落ちた藻、ゴミ、泥などを取り除く。
⑦ 池に水を入れる。
⑧ ライトコートの石を移動させ、コンクリート面を高圧洗浄、ブラシ等で洗浄し、石をもとに戻す。
(3) 仕様条件
① 使用機材は、請負者が持ち込むものとする。
② 図面に明示されていなくても、当然清掃すべき部分については、これを含むものとする。
③ 歩道やテラスの通行者に水等がかからぬように十分注意すること。
④ 使用器具、機材が歩道やテラスの通行者の邪魔にならぬよう十分注意すること。
(4)注意事項
清掃に当たっては、公演等に支障の無いよう実施するとともに、事故のないよう十分注意して実施すること。万が一事故があった場合は、速やかに発注者に報告するとともに請負者が誠意をもって解決すること。
B.リハーサルxx所清掃
対象箇所 | x x | 作業方法 |
Aリハーサル室 Bリハーサル室 | グリット、壁の出っ張り、照明器具、 照明の吊り込、鏡、吸排気口、壁、棚、ロッカー | 仮設の作業足場使用 |
Cリハーサル室 | 梁、ガラス、グリット、照明器具、鏡、照明の吊り込、吸排気口、壁、棚、 ロッカー | 仮設の作業足場使用 |
Dリハーサル室 | グリット、鏡、照明器具、照明の吊り込、吸排気口、壁、棚、ロッカー | 仮設の作業足場使用 |
オーケストラリハーサル室 合唱リハーサル室 | 壁の出っ張り、照明器具、吸排気口、壁、棚、ガラス | 仮設の作業足場使用 |
バレエリハーサルx | xx器具、鏡、吸排気口、壁、棚、ロッカー | 仮設の作業足場使用 |
※グリット、梁、壁の出っ張り、照明器具、照明の吊り込、吸排気口、壁、棚、ロッカー(内部も含む)は、ホコリ払い。
鏡、ガラスは、水もしくは中性洗剤を使用して洗浄し拭き取る。
C.オペラ劇場・中劇場ホワイエ空調吹出口清掃
仮設の作業足場を使用し、天井の空調吹出口及び壁面、棚等を湿らせた布を用いて付着した粉塵等を拭き取る。
D.メインエントランスホール高所木壁清掃
仮設の作業足場を使用し、壁面、棚等を湿らせた布を用いて付着した粉塵等を拭き取る。
E.オペラ劇場客席高所棚清掃
脚立等を使用し、棚、壁面、ひさし等を湿らせた布を用いて付着した粉塵等を拭き取る。
F.5階技術棟画工場高所清掃
仮設の作業足場を使用し、フラワークリーン等で除塵する。
※グリット、x、壁の出っ張り、照明器具、照明の吊り込、吸排気口、壁、棚、ロッカーのホコリ払い。
別紙3
「高所ガラス清掃」における清掃区域、作業時期、作業内容等
1.清掃区域及び作業回数・時期
(1)本体ガラス清掃
内容 | 対象箇所作業方法 | 作業回数(原則) |
①外面ガラス | 建物立面の外側ガラス部分屋上のxxを使用 | 年3回 (5月・11月・3月頃) (財団が指定する時期) |
②トップライト外側ガラス・1 | プロムナード上部のトップライト外面常設の作業足場使用 | |
③トップライト外側ガラス・2 | オペラ・中劇場上部のトップライト外面屋上より作業 | |
④トップライト内側ガラス | 建物立面の内側ガラス部分建物内の床面より作業 | |
⑤トップライト内側ガラス | 共通ロビー上部のトップライト内面常設の作業足場使用 | |
⑥ホワイエ内面ガラス | ホワイエの吹き抜けの内側高所の作業足場使用 | |
⑦手摺り外側ガラス | 建物内の手摺りの外面建物内の床面より作業 | |
⑧新事務棟ガラス | 建物の内・外面 建物内の床面より作業 |
(2)外面ガラス・カルキ清掃(年2回)
内容 | 対象箇所 | 作業方法 | 回数・時期(原則) |
外面ガラス | 建物立面の外面ガラス部分 | 屋上のxxを使用 | 年2回(8 月・1 月頃) (財団が指定する時期) |
(3)オペラ劇場・中劇場シーリング室ガラス清掃
内容 | 対象箇所 | 作業方法 | 回数・時期(原則) |
シーリング室ガラス | オペラ劇場シーリング室内外のガラス部分 | 常設の作業足場使用 | 年1回 (財団が指定する時期) |
中劇場 〃 | 常設の作業足場使用 |
(4)正面プロムナード高所内側ガラス清掃
内容 | 対象箇所 | 作業方法 | 回数・時期(原則) |
プロムナード内側ガラス | プロムナード上部のトップライト内面 | 高所作業車使用 (2台) | 年1回 (財団が指定する時期) |
(5)オペラ劇場・中劇場ホワイエサッシ清掃
内容 | 対象箇所 | 作業方法 | 回数・時期(原則) |
外部サッシ | オペラ劇場・中劇場ホワイエ外部のサッシ部分 | 屋上のxxを使用 | 隔年 |
内部サッシ | オペラ劇場・中劇場ホワイエ内部のサッシ部分 | 高所作業足場を使用 |
※「高所ガラス清掃作業回数及び面積表」(別添6)及び仕様書付表「清掃区域図
(高所ガラス清掃)」のとおり
2.器具及び消耗品等
作業に使用する器具及び薬剤等は請負者の負担とし、品質良好なものを使用すること。
3.安全対策
① 労働安全衛生法を遵守すること。
② 監視員の配置を行うこと。
③ ロープ等により作業区域の設定を行うこと。
④ 適正な人員の配置を行うこと。
4.完了報告・検査
① 清掃作業が完了したときは、速やかに業務完了報告書を財団総務部施設課まで提出し、検査を受けるものとする。
② 清掃中に不備が発生した場合は、速やかに発注者に報告をし、その指示に従うこととし、検査を受けるものとする。
5. 作業方法
(1)本体ガラス清掃
① 中性洗剤等を使用してガラス面を洗浄し、スクイジーで拭き取りをすること。
② 窓枠、サッシに残留した洗剤、残滓等はウエス等で拭き取る。
③ 作業全般(安全対策及び材質等)の異常有無の確認と作業成果の確認を行うこと。
(2)外面ガラス・カルキ清掃
①中性洗剤等を使用してガラス面を洗浄し、スクイジーで拭き取りをすること。
②窓枠、サッシに残留した洗剤、残滓等はウエス等で拭き取ること。
③作業全般(安全対策及び材質等)の異常有無の確認と作業成果の確認を行うこと。
(3)オペラ・中劇場シーリング室ガラス清掃
①常設リフターブランコを用いて実施すること。
②ガラスの汚染内容、汚染箇所に適した専用洗剤(基本的には中性)を使用して洗浄すること。
③洗浄後、スクイジーでの汚水除去及び拭き取りを行うこと。
④サッシ部の拭き取り及び固着物の除去を行うこと。
⑤作業全般(安全対策及び材質等)の異常有無の確認と作業成果の確認を行うこと。
(4)正面プロムナード高所内側ガラス清掃
①高所作業車等を用いて実施すること。
②ガラスの汚染内容、汚染箇所に適した専用洗剤(基本的には中性)を使用して洗浄すること。
③洗浄後、スクイジーでの汚水除去及び拭き取りを行うこと。
④サッシ部の拭き取り及び固着物の除去を行うこと。
⑤作業全般(安全対策及び材質等)の異常有無の確認と作業成果の確認を行うこと。
(5)オペラ・中劇場ホワイエサッシ清掃
①サッシの汚染状態や汚染箇所に適した専用洗剤(基本的には中性)を使用して洗浄すること。
②洗浄後、スクイジーでの汚水除去及び拭き取りを行うこと。
③サッシ清掃の後、ガラス部分に付着した固着物の拭き取りを行うこと。
④作業全般(安全対策及び材質等)の異常有無の確認と作業成果の確認を行うこと。
請 負 契 約 書(案)
件 名 令和3年度~令和5年度新国立劇場清掃業務
請負代金額 金○○○,○○○,○○○円(うち消費税○○,○○○,○○○円)場 所 xxxxxxxx0-0-0
発注者 公益財団法人新国立劇場運営財団(以下「甲」という。)と請負者 ○○○
○○○○○(以下「乙」という。)との間において、令和3年度から令和5年度までの新国立劇場清掃業務(以下「清掃業務」という。)に関し、下記の条項のとおり契約を締結する。
第1条 乙は、別紙の仕様書・図面及び作業計画書等に基づいて清掃業務を誠実に行うものとする。
第2条 契約期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までとする。
第3条 乙が清掃業務を行うに当たっては、善良な管理者の注意をもって行い、かつ、甲の指示に従うものとする。
第4x xは、作業員の身元及び風紀・衛生・規律の維持に関して一切の責任を負うものとする。
(1)甲は、乙の作業員について著しく不適当と認めたときは、その理由を明示して、乙に対しその交替を求めることができる。
(2)乙は、前項の要求を受けたときは、遅滞なく適切な措置をとり、その結果を甲に報告するものとする。
(3)契約期間中の乙の作業員は同一人とする。ただし、所用等のため出勤できない場合は、事前に甲の承認を得て、交替の作業員を派遣するものとする。
第5条 乙は、作業員を採用するとき及び退職させるときは、これを甲に通知するものとし、採用の通知には履歴書を添付した名簿を提出しなければならない。
第6条 業務遂行に関して生じた損害は乙の負担とする。ただし、甲の責に帰する理由による場合の損害は、この限りではない。
第7条 甲は、乙の清掃業務の円滑な実施のために乙の作業員控え場所を提供する。第8条 乙は、この契約によって生じる権利もしくは義務については、甲の承諾な
く、
これを第三者に譲渡又は承継させてはならない。
第9条 乙は、甲の承諾なくして、受託業務を第三者に委任し、又は請け負わせてはならない。
第10条 乙は、毎月業務完了報告書を公益財団法人新国立劇場運営財団総務部施設課に送付するものとする。
第11条 甲は、検査の結果、仕様書の内容を満たさない清掃状態であると判断した場合には、乙に対して口頭又は書面により改善要求を行う。乙は、この改善要求を履行する義務を負う。
第12条 甲は、乙の本契約上の義務の履行に対し、上記請負金額を支払うものとする。この代金は月毎の業務完了に応じて支払うものとし、支払額は各年度ごとに等分した後、各月ごとに等分する。端数は最終年度及び最終月にて調整する。
乙は毎月請負代金の請求書を、その月の業務終了後、公益財団法人新国立劇場運営財団総務部施設課に送付するものとする。
第13条 甲は、前条の適法な請求書を受理した日から30日以内に代金を支払うものとする。
第14条 乙は、業務上知り得た甲の秘密を第三者に漏らしてはならない。
第15条 甲は、必要があると認めるときは、乙と協議の上、この契約を解約することができる。
第16条 甲は、次の各号に該当する事由が生じたときは、この契約を解除することができる。
(1)乙が、正当な理由なく、この契約の全部又は一部を履行しないとき。
(2)この契約の履行について、乙に不正・不当な行為があったとき。
(3)乙が、この契約を履行する能力を失ったことが明らかに認められるとき。
(4)前各号のほか、乙がこの契約に違反したとき。
2 前項により契約を解除する場合には、甲は乙に対し契約解除の理由を記載した書面により通告するものとする。
第17条 契約保証金は免除する。
第18x xは、xxx乙の下請負者及びその代表者、責任者、実質的に経営権を有する者(下請負が数次にわたるときはその全てを含む)が次の各号の一に該当する場合、何らの催告を要さずに本契約を解除することができる。
(1)暴力団、暴力団員、暴力団準構成員、暴力団関係者、総会屋その他の反社会的勢力(以下、まとめて「反社会的勢力」という)に属すると認められるとき
(2)反社会的勢力が経営に実質的に関与していると認められるとき
(3)反社会的勢力を利用していると認められるとき
(4)反社会的勢力に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなどの関与をしていると認められるとき
(5)反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有しているとき
(6)自らまたは第三者を利用して、甲または甲の関係者に対し、詐術、暴力的行為、または脅迫的言辞を用いたとき
2 甲は、前項の規定により契約を解除した場合には、乙に損害が生じても甲は何らこれを賠償ないし補償することは要せず、また、かかる解除により甲に損害が生じたときは、乙はその損害を賠償するものとする。
第19条 この契約について、甲・乙間に疑義が生じたときは、双方協議の上これを解決するものとする。
第20条 甲と乙とは、本契約に関する紛争については、東京地方裁判所を第xx管轄裁判所とすることを合意する。
第21条 この契約に定めのない事項について、これを定める必要がある場合は、甲・乙間において協議して定めるものとする。
上記契約の成立を証するため、この契約書は2通作成し、甲・乙記名押印のうえ、各1通を所持するものとする。
令和3年 月 日
東京都渋谷区本町1-1-1
(甲) 公益財団法人 新国立劇場運営財団理事長 尾 﨑 元 規
(乙)