LinkAnyArts-SC
HXmk2 / HX-G シリーズ専用コントロールソフトウェア
LinkAnyArts-SC
取 扱 説 明 書
株式会社 xx製作所
お願い
本ソフトウェアをご使用となる前 、必ず付属のソフトウェア使用許諾書をお読みいただき、同意
したうえでご使用ください。また、安全ご使用いただくため 、本書または接続装置の取扱説明書をよくお読みいただき、機能等を十分 理解してご使用ください。
本書の内容 ついては十分注意して作成しておりますが、万一ご不審な点やお気付きのことがあり
ましたら弊社カスタマーサービスセンター お問い合わせください。
ご注意
本ソフトウェアのご使用 際し、間違った接続や取扱いよっては、接続装置の損傷や火災・感電
などの原因を引き起こす場合があります。取扱い は十分気を付けるようお願いします。
本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
本書の内容は、改良のため予告なしで変更することがあります。
・Microsoft、Windows、Windows ロゴ、Excel、Excel ロゴは、米国 Microsoft Corporation の、米国およびその他の国おける商標または登録商標です。
・Windows® の正式名称は Microsoft® Windows® operating system です。
・Windows® 7 は、米国 Microsoft Corporation の商品名称です。
・LinkAnyArts は、株式会社xx製作所の登録商標です。
もくじ
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はじめ
LinkAnyArts-SC は、弊社製直流電源の HXmk2/HX-G シリーズを、定電圧または定電流モードて、出力を経過時間ととも変動させる「プログラム制御」と、一定の値で出力を行う「定値制御」が行えるコントロールソフトウェアです。
【主な特徴】
◆ パソコンの簡単な操作で装置を遠隔操作することができます。
◆ 作成したプログラム制御データを自動でグラフ化するため、事前出力変化をイメージすることができます。
◆ 計測したデータをリアルタイムグラフ化するため、時間経過よって、どのよう 出力が変化しているのかを、PC 画面上ですぐ確認することができます。
◆ プログラム制御時は、作成したプログラム制御データはファイルとして保存できるので、複雑な試験内容をその都度入力する必要がありません。
インストール
ソフトウェアパッケージ(CD-ROM)は、下記の内容で構成されていますので、ご確認ください。万一、不備がございましたら、弊社カスタマーサービスセンターへお問い合わせください。
CD-ROM
Setup
ISSetupPrerequisites
{506A420F-1F74-4371-9E84-EFF365724DAA}
NDP46-KB3045557-x86-x64-AllOS-ENU.exe
setup.exe (セットアップ EXE ファイル)
LinkAnyArts-SC HX2G_取扱説明書.pdf (本 PDF ファイル)
readme.txt (Readme テキストファイル)
※上記ファイル構成て、二重下線の引かれているファイルのみがご使用なれます。
OS | Windows® 7 (32 ビット版) |
CPU | Microsoft® が推奨するプロセッサ |
メモリ(RAM) | Microsoft® が推奨するメモリ |
ハードディスク | 空き容量 1.0GB 以上 |
表示解像度 | XGA(1024×768 ピクセル)以上推奨 |
CD-ROM ドライブ | インストール時必要 |
※OS の省電力モードやスクリーンセーバーはOFF してご使用ください。
管理者権限のあるアカウントて、インストールを行ってください。
➀ CD-ROM をドライブ挿入してください。
➁ エクスプローラを起動し、CD-ROM 内の setup.exe を起動してください。
③ 画面表示従って、LinkAnyArts-SC をインストールしてください。
LinkAnyArts-SC の起動
3.1.1 ソフトウェア起動
スタートメニュー又はデスクトップのショートカットから「LinkAnyArts-SC」をクリックし、本ソフトウェアを起動します。(図 3-1)
図 3-1 メイン画面
3.1.2 ライセンス登録
インストール後の初回起動時のみ、xxxxxxx入力画面が表示されます。(図 3-2) CD-ROM ケース又は使用許諾書添付されている 16 ケタのライセンスキーを参照し、
1 マスあたり 4 ケタの英数字を入力後、「登録」ボタンを押してください。
図 3-2 ライセンスキー入力画面
3.1.3 接続の失敗
起動時次のようなメッセージが出るときは以下を参考対処し、ソフトウェアを再起動してください。
(1)「ポート‘COM*’は存在しません。COM*のオープン失敗しました」と表示された場合 (図 3-3)
図 3-3 ポート初期化失敗(例:COM2 設定時)
原因:存在しないポート番号が設定されています。
対処:環境設定画面を開き、装置と接続されているポート番号を設定してください。 (「4 章 環境設定」を参照 )
(2)装置との接続失敗し、ソフトウェアがオフライン状態(図 3-4 点線部が「未接続」)で起動した場合、下記示す原因の対処を行ってください。
図 3-4 オフライン状態
原因 1:ソフトウェアの環境設定内のシリアル通信、若しくは TCP/IP の接続設定と実際の接続環境が一致していません。
対処 1:ソフトウェアの環境設定内のシリアル通信、若しくは TCP/IP の接続設定と実際の接続環境を一致させてください。(詳細は「4 章 環境設定」を参照)
原因 2:電源装置の電源が入っていません。
対処 2:電源装置の電源が入っているかを確認してください。
原因 3:通信ケーブルの接続が不完全な場合があります。
対処 3:通信ケーブルが接続されているかを確認してください。
対処後、図 3-4 下部の「(未接続)」表示をクリックすることで、接続のリトライが行えます。
※(1)(2)の原因を解決後も接続が行えない場合、ご使用の PC 環境でのインターネットプロトコル(TCP/IP)の設定を確認、変更してください。
手順➀:「スタート」→「コントロールパネル」→「ネットワークと環境設定」内の「アダプターの設定の変更」をクリックしてください。
手順➁:アダプターの設定の変更画面より、「ローカルエリア接続」を右クリックし、「プロパティ」をクリックしてください。(図 3-5)
図 3-5 アダプターの設定の変更画面
手順③:ローカルエリア接続のプロパティ画面より、「インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックしてください。(図 3-6)
図 3-6 ローカルエリア接続のプロパティ画面
手順Ⓐ:インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ画面より、TCP/IPの設定が行えます。このとき、TCP/IP の設定方法として➀と➁の 2 通りの方法があります。(図 3-7)
方法➀
方法➁
図 3-7 インターネットプロトコルバージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ画面
方法➀:「IP アドレス(I)」、「サブネットマスク(U)」、「デフォルトゲートウェイ(D)」を入力し、設定します。
設定の際、ご使用のネットワーク環境よって設定値が異なります。
●装置をネットワーク上 てご使用 なる場合、「IP アドレス(I)」、「サブネットマスク(U)」、「デフォルトゲートウェイ(D)」の設定値は、ネットワークの管理者ご相談ください。
設定の入力後、「OK」をクリックして設定を保存してください。
●装置をローカルネットワーク(装置と制御PC で構成されている) てご使用 な る場合、以下の手順を参考設定を行ってください。
1)「IP アドレス(I)」 192.168.0.n (n は 1 以外の数字)を入力してください。 (※装置設定が 192.168.0.1 の場合)
2)「IP アドレス(I)」の入力後、「サブネットマスク(U)」の入力欄をクリックしてください。クリックすることで 255.255.255.0 が入力されることを確認します。
3)「デフォルトゲートウェイ(D)」は、ローカルネットワークのため設定する必要はありません。
4)「OK」をクリックして設定を保存してください。
方法➁:現在の TCP/IP アドレスの設定を残し、別の TCP/IP アドレスを追加します。
「詳細設定(V)」をクリックしてください。(手順⑤へ進む)
手順⑤:TCP/IP 詳細設定画面より、項目「IP アドレス(R)」内の「追加(A)」をクリックしてください。(図 3-8)
図 3-8 TCP/IP 詳細設定画面
手順⑥:TCP/IP アドレス追加画面より、「IP アドレス(I)」と「サブネットマスク(S)」を入力します。設定の際、ご使用のネットワーク環境よって設定値が異なります。 (図 3-9)
●装置をネットワーク上 てご使用 なる場合、「IP アドレス(I)」、「サブネットマスク(S)」の設定値は、ネットワークの管理者ご相談ください。
設定の入力後、「追加(A)」をクリックして設定を保存してください。
●装置をローカルネットワーク(装置と制御PC で構成されている) てご使用 な る場合、以下の手順を参考設定を行ってください。
1)「IP アドレス(I)」、 192.168.0.n (n は 1 以外の数字)を入力してください。(※装置 IP アドレス設定が デフォルト「192.168.0.1」 の場合)
2)「IP アドレス(I)」の入力後、「サブネットマスク(S)」の入力欄をクリックしてください。
クリックすることで 255.255.255.0 が自動入力されることを確認します。 3)「追加(A)」をクリックし、設定を保存してください。
図 3-9 TCP/IP アドレス追加画面
3.2.1 ファイルメニュー
プログラム制御使用するデータファイルおよびソフトウェアの終了関するメニューを表示します。(図 3-10)
図 3-10 ファイルメニュー
◇プログラム制御データ新規作成(N)
プログラム制御使用するプログラム制御データを新規作成します。
◇プログラム制御データを開く(O)
プログラム制御使用するプログラム制御データを開きます。
◇プログラム制御データ名前を付けて保存(A)
プログラム制御使用するプログラム制御データを保存します。
[プログラム制御データ保存形式]
行番号:設定値 (例) 【内容】
1:プログラム制御データファイル VER1 【ソフトウェアバージョン】
2:84.0 【過電圧保護値】
3:42.0 【過電流保護値】
4:10 【繰り返し回数】
5:0 【動作モード】0:CV,1:CC
6:001:30:00 【最大実行時間】
7:200.0 【最大電圧】
8:5.0 【最小電圧】
9:10.0 【最大電流】
10:10.0 42.0 5.0 ステップ 【1 行目の設定電圧、設定電流、
制御時間、制御内容】
:
:
109:8.0 42.0 10.0 スイープ 【100 行目の設定電圧、設定電流、
制御時間、制御内容】
※設定値内の空白“ ”は、タブ文字として表記しています。
◇終了(X)
ソフトウェアを終了します。
終了はメイン画面右上の「×」ボタンからも行うことができます。
ただし、➀,➁の場合限り、ソフトウェアの終了が制限されますのでご注意下さい。
➀プログラム制御実行中の場合、ダイアログが表示されます。(図 3-11)
図 3-11 プログラム制御実行中の終了時ダイアログ
➁定値制御実行中の場合、ダイアログが表示されます。(図 3-12)
図 3-12 定値制御実行中の終了時ダイアログ
3.2.2 オプションメニュー
ソフトウェアと接続装置の設定関するメニューを表示します。(図 3-13)
図 3-13 オプションメニュー
◇環境設定(C)
環境設定画面を表示します。
◇接続装置の FUNCTION 設定(F)
接続装置の FUNCTION 設定画面を表示します。
3.2.3 ウィンドウメニュー
画面表示関するメニューを表示します。(図 3-14)
図 3-14 ウィンドウメニュー
◇モニター
モニター画面の表示/非表示を切り替えます。
◇コントロール
コントロール画面の表示/非表示を切り替えます。
◇プログラム制御データビューア
プログラム制御データビューア画面の表示/非表示を切り替えます。
◇リアルタイムビューア
リアルタイムビューア画面の表示/非表示を切り替えます。
◇コマンドライン
コマンドライン画面を表示します。
◇画面の整列(D)
現在表示中の画面サイズおよび表示位置を「図 3-15 表示画面のデフォルト設定」戻します。
(a)モニター画面・コントロール画面 (b)プログラム制御データビューア画面
・リアルタイムビューア画面図 3-15 表示画面のデフォルト設定
(a)モニター画面とコントロール画面は、メイン画面の左上部寄せた状態で表示されます。
(b)プログラム制御データビューア画面とリアルタイムビューア画面は、メイン画面を左右分割した領域で画面サイズが最大化されます。
最大化された後、プログラム制御データビューア画面とリアルタイムビューア画面の表示状態は非表示となります。
※コマンドライン画面は、現在の画面サイズおよび表示位置を維持します。
3.2.4 ヘルプメニュー
LinkAnyArts-SC のマニュアルやバージョン情報関するメニューを表示します。(図 3-16)
図 3-16 ヘルプメニュー
◇マニュアル(M)
LinkAnyArts-SC のマニュアル(PDF 形式ファイル)を表示します。
※マニュアル表示は、PDF の閲覧が行える環境が必要です。
◇バージョン情報(A)
LinkAnyArts-SC のバージョン情報を表示します。
ソフトウェアの通信設定や設定電圧と設定電流の設定可能範囲をメイン画面下部のステータスバー( 部分) 表示します。(図 3-17)
図 3-17 ソフトウェアステータス
◇シリアル通信
ソフトウェアステータス表示:(➀)➁:③,Ⓐ,Ⓒ,⑥ / ⑦(⑧),⑨(⑩)
表 3-1 ソフトウェアステータス表示内容(シリアル通信)
表示番号 | 表示項目 | 表示内容 |
➀ | 接続状態 | 接続/未接続/接続中 |
➁ | ポート | COM* |
③ | ビットレート | 2400bps/9600bps/19200bps/38400bps |
Ⓐ | データ長 | data8 |
Ⓒ | パリティ | none/odd/even |
⑥ | ストップビット | stop1 |
⑦ | 電圧定格範囲 | *~*V |
⑧ | 電圧ソフトウェアリミッター | *~*V ※電圧ソフトウェアリミッター無効時は非表示 |
⑨ | 電流定格範囲 | *~*A |
⑩ | 電流ソフトウェアリミッター | *~*A ※電流ソフトウェアリミッター無効時は非表示 |
◇TCP/IP
ソフトウェアステータス表示:(➀)➁ / ③(Ⓐ),Ⓒ(⑥)
表 3-2 ソフトウェアステータス表示内容(TCP/IP)
表示番号 | 表示項目 | 表示内容 |
➀ | 接続状態 | 接続/未接続/接続中 |
➁ | ホスト | ***.***.***.*** |
③ | 電圧定格範囲 | *~*V |
Ⓐ | 電圧ソフトウェアリミッター | *~*V ※電圧ソフトウェアリミッター無効時は非表示 |
Ⓒ | 電流定格範囲 | *~*A |
⑥ | 電流ソフトウェアリミッター | *~*A ※電流ソフトウェアリミッター無効時は非表示 |
環境設定
メニュー「オプション」より「環境設定」をクリックすると表示されます。環境設定画面では、ソフトウェアの各種設定の確認と変更が行えます。
設定項目は、画面横のタブで切り替えることができます。
※装置が出力中(OUT ON)の場合、本画面を起動することはできません。
インターフェース設定では、ソフトウェアの通信設定の確認と変更が行えます。(図 4-1)設定を装置の通信設定と一致させることで、通信が行えます。
図 4-1 環境設定画面(インターフェース設定)
※デフォルトの設定は、「表 4-1 インターフェース設定項目」内のデフォルト設定となります。
表 4-1 インターフェース設定項目
インター フェース | 設定項目 | 設定範囲 |
シリアル通信 | ポート | PC 側で使用可能な COM ポート |
ビットレート | 2400bps, 9600bps, 19200bps, 38400bps (デフォルト:9600bps) | |
パリティ | none, odd, even (デフォルト: none) | |
TCP/IP | ホスト | ホスト(装置)側 IP アドレス (デフォルト: 192.168.0.1) |
TCP ポート番号 | ホスト(装置)側 送信ポート番号 (デフォルト: 50001) |
※装置のビットレートとパリティ設定は、本ソフトウェアでは行うことができません。装置の取扱説明書を参考設定を行ってください。
保存設定では、定値制御/プログラム制御中の計測データ保存設定の確認と変更が行えます。 (図 4-2)
図 4-2 環境設定画面(保存設定)
計測データの保存/非保存を「計測データをファイル保存する」のチェックボックスで切り替えることができます。保存する場合はチェックを入れてください。
「計測データをファイル保存する」チェックが入っている場合、「参照」ボタンて、計測データ保存先を選択することができます。(図 4-3)
※保存先のアドレスの直接入力も可能です。
図 4-3 計測データ保存先選択画面
表示されたダイアログ画面て、計測データ保存先を選択した後、「OK」ボタンを押すことで計測データの保存先が適用されます。
新た保存先を作成したい場合は「新しいフォルダーの作成(N)」ボタンを押してください。計測データ保存先の選択をやめる場合は「キャンセル」ボタンを押してください。
ソフトウェアリミッター設定では、定値制御およびプログラム制御での設定電圧/設定電流 対して、入力制限値の確認と変更が行えます。(図 4-4)
なお、ソフトウェアリミッターの無効から有効への切り替え時、もしくはソフトウェアリミッター範囲の変更時、設定電圧/設定電流が既ソフトウェアリミッターの制限値を超えていた場合、警告表示として定値制御では設定値入力ボックスが橙色、プログラム制御では該当するセルが橙色となります。
図 4-4 環境設定画面(ソフトウェアリミッター設定)
◇電圧ソフトウェアリミッターを有効する
チェックを入れることで電圧ソフトウェアリミッターは有効となります。チェックを外した場合、電圧ソフトウェアリミッターは無効となります。
◇電圧ソフトウェアリミッター(下限)
設定電圧値の入力範囲の下限値を設定できます。
設定電圧値の入力確定時、入力値が下限値よりも下回っていた場合、入力値は設定した下限値丸め込まれます。
設定範囲:0.000~[上限設定値]
※本設定項目が未入力の場合、下限値のリミッターは無効となります。
◇電圧ソフトウェアリミッター(上限)
設定電圧値の入力範囲の上限値を設定できます。
設定電圧値の入力確定時、入力値が上限値よりも上回っていた場合、入力値は設定した上限値丸め込まれます。
設定範囲:[下限設定値]~9999.999
※本設定項目が未入力の場合、上限値のリミッターは無効となります。
◇電流ソフトウェアリミッターを有効する
チェックを入れることで電流ソフトウェアリミッターは有効となります。チェックを外した場合、電流ソフトウェアリミッターは無効となります。
◇電流ソフトウェアリミッター(下限)
設定電流値の入力範囲の下限値を設定できます。
設定電流値の入力確定時、入力値が下限値よりも下回っていた場合、入力値は設定した下限値丸め込まれます。
設定範囲:0.000~[上限設定値]
※本設定項目が未入力の場合、下限値のリミッターは無効となります。
◇電流ソフトウェアリミッター(上限)
設定電流値の入力範囲の上限値を設定できます。
設定電流値の入力確定時、入力値が上限値よりも上回っていた場合、入力値は設定した上限値丸め込まれます。
設定範囲:[下限設定値]~9999.999
※本設定項目が未入力の場合、上限値のリミッターは無効となります。
ビューア設定では、プログラム制御データビューアおよびリアルタイムビューアのグラフ表示関する設定の確認と変更が行えます。(図 4-5)(図 4-6)
4.4.1 プログラム制御データビューア グラフ表示設定
図 4-5 環境設定画面(ビューア設定:プログラム制御データビューア)
◇ビューア背景
「ビューア背景」の横のボタンを押すことで、プログラム制御データビューア画面のビューア背景色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定したビューア背景色を確認することができます。
◇グラフ背景
「グラフ背景」の横のボタンを押すことで、プログラム制御データビューア画面のグラフ背景色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定したグラフ背景色を確認することができます。
◇補助線
「補助線」の横のボタンを押すことで、プログラム制御データビューア画面の補助線の色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定した補助線の色を確認することができます。
◇電圧波形
「電圧波形」の横のボタンを押すことで、プログラム制御データビューア画面の電圧波形の色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定した電圧波形の色を確認することができます。
◇電流波形
「電流波形」の横のボタンを押すことで、プログラム制御データビューア画面の電流波形の色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定した電流波形の色を確認することができます。
◇波形表示
チェックの状態を切り替えることで、プログラム制御データビューア画面で表示する波形を選択することができます。
プレビューて設定した波形表示を確認することができます。
◇デフォルト
ボタンを押すことで、プログラム制御データビューア画面の各種色設定と波形表示をデフォルト設定戻します。
4.4.2 リアルタイムビューア グラフ表示設定
図 4-6 環境設定画面(ビューア設定:リアルタイムビューア)
◇ビューア背景
「ビューア背景」の横のボタンを押すことで、リアルタイムビューア画面のビューア背景色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定したビューア背景色を確認することができます。
◇グラフ背景
「グラフ背景」の横のボタンを押すことで、リアルタイムビューア画面のグラフ背景色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定したグラフ背景色を確認することができます。
◇補助線
「補助線」の横のボタンを押すことで、リアルタイムビューア画面の補助線の色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定した補助線の色を確認することができます。
◇電圧波形
「電圧波形」の横のボタンを押すことで、リアルタイムビューア画面の電圧波形の色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定した電圧波形の色を確認することができます。
◇電流波形
「電流波形」の横のボタンを押すことで、リアルタイムビューア画面の電流波形の色を設定できるカラーダイアログが表示されます。
プレビューて設定した電流波形の色を確認することができます。
◇波形表示
チェックの状態を切り替えることで、リアルタイムビューア画面で表示する波形を選択することができます。
プレビューて設定した波形表示を確認することができます。
◇デフォルト
ボタンを押すことで、リアルタイムビューア画面の各種色設定と波形表示をデフォルト設定戻します。
接続装置の FUNCTION 設定
メニュー「オプション」より「接続装置の FUNCTION 設定」をクリックすると表示されます。
※装置が出力中(OUT ON)の場合、本画面を起動することはできません。
FUNCTION 設定項目一覧(図 5-1の確認と変更が行えます。
部分) て接続中の装置設定されている FUNCTION 設定
接続装置設定されている FUNCTION 設定は本画面の起動時自動で取得されます。
※ソフトウェアがオフラインの場合、FUNCTION 設定は取得されません。
図 5-1 接続装置の FUNCTION 設定画面
FUNCTION 設定の受信後、FUNCTION 設定を変更することができます。
なお、設定値の背景が薄いグレー表示となっている項目は、設定変更が行えない項目です。
※接続機種のFUNCTION 設定項目の詳細ついては、各装置の取扱説明書をご確認ください。
設定が一覧となってリスト化されている項目は、リストより設定値を選択してください。設定が変更されると、リスト表示される文字は太字表示となります。
設定変更
設定の直接入力が可能な項目は、テキストボックス設定値を入力してください。設定が変更されると、テキストボックスの背景が黄色表示となります。
その状態で「Enter」キーを押すことで、入力値を確定することができます。
入力値が確定されると、テキストボックス表示される文字は太字表示となります。
設定値入力 「Enter」キーの押下
図 5-1 の「設定受信」ボタンを押すことで、接続中の装置設定されている FUNCTION 設定を受信し、FUNCTION 設定項目一覧(図 5-1 部分) 表示します。
設定受信を行うことで、変更した設定内容(太字表示となっている項目)は破棄されますのでご注意ください。
図 5-1 の「設定送信」ボタンを押すことで、FUNCTION 設定項目一覧で変更した設定値を接続中の装置送信します。
設定送信後、FUNCTION 設定項目一覧で太字表示となっていた項目は細字表示なります。
図 5-1 の「FUNCTION 設定ファイル保存」ボタンを押すことで、FUNCTION 設定項目一覧表示されている設定内容を CSV ファイルとして保存します。
図 5-1 の「開く」ボタンを押すことで、保存した FUNCTION 設定ファイルを読み込み、読み込んだ設定内容を FUNCTION 設定項目一覧表示します。
FUNCTION 設定ファイルの読み込みよって設定が変更される項目は、表示される文字が太字表示となります。
※FUNCTION 設定ファイルの読み込み時ファイルフォーマットの不正があった場合、ファイルの読み込みは中止され、以下のダイアログが表示されます。(図 5-2)
図 5-2 FUNCTION 設定ファイル読み込み失敗
制御対象の変更
装置が複数台接続されている「マルチ接続」構成の場合、コントロール画面の「デバイスアドレス指定」からデバイスアドレスを切り替えることで、制御対象を切り替えて制御を行うことができます。(図 6-1)
図 6-1 マルチ接続図
コントロール画面の「デバイスアドレス指定」より、制御対象を切り替えることができます。なお、プログラム制御実行中はデバイスアドレスの変更を行うことはできません。(図 6-2)
図 6-2 デバイスアドレスの選択
デバイスアドレスの変更時、選択されたデバイスアドレスの装置が見つからなかった場合は、ソフトウェアはオフライン状態となります。
オフライン状態となった場合でも、デバイスアドレス変更前制御していた装置の設定内容は保持されます。
定値制御
定値制御の設定はコントロール画面の 部分で行います。(図 7-1)
図 7-1 定値制御設定値入力欄
定値制御では下記の項目を設定することができます。
◇設定電圧
装置へ電圧を設定します。
【設定方法】
・キーボードよる数値の直接入力
・トラックバーのつまみ位置の変更
(マウスよるドラッグ操作、トラックバー上での←,→,PageUp,PageDown キー押下)
・設定電圧入力欄横の上下ボタン(△▽)のクリック
数値の変更後(設定電圧入力欄の背景色が黄色の状態)、Enter キーを押すか、「設定電圧値 送信」ボタンを押すことで接続装置の設定電圧値を変更することができます。
※設定電圧入力欄横の上下ボタン(△▽)をクリックした場合は、変更後の設定電圧値を直ち接続装置設定するため、この操作を行う必要はありません。
キーボードでの直接入力 or Enter キーの押下 or
トラックバーのつまみ位置の変更 「設定電圧値 送信」ボタンの押下
設定が装置 反映される
上下ボタン(△▽)のクリック (例では△をクリック)
設定が装置 反映される
◇ステップ変化量(電圧)
設定されているステップ変化量応じて、←,→,PageUp,PageDown キーの押下よる値の変動値、設定電圧入力欄横の上下ボタン(△▽)のクリックよる値の変動値が変化します。
◇「設定電圧値 送信」ボタン
入力されている設定電圧値を接続装置設定します。
◇設定電流
装置へ電流を設定します。
【設定方法】
・キーボードよる数値の直接入力
・トラックバーのつまみ位置の変更
(マウスよるドラッグ操作、トラックバー上での←,→,PageUp,PageDown キー押下)
・設定電流入力欄横の上下ボタン(△▽)のクリック
数値の変更後(設定電流入力欄の背景色が黄色の状態)、Enter キーを押すか、「設定電流値 送信」ボタンを押すことで接続装置の設定電流値を変更することができます。
※設定電流入力欄横の上下ボタン(△▽)をクリックした場合は、変更後の設定電流値を直ち接続装置設定するため、この操作を行う必要はありません。
キーボードでの直接入力 or Enter キーの押下 or
トラックバーのつまみ位置の変更 「設定電流値 送信」ボタンの押下
設定が装置 反映される
上下ボタン(△▽)のクリック (例では△をクリック)
設定が装置 反映される
◇ステップ変化量(電流)
設定されているステップ変化量応じて、←,→,PageUp,PageDown キーの押下よる値の変動値、設定電流入力欄横の上下ボタン(△▽)のクリックよる値の変動値が変化します。
◇「設定電流値 送信」ボタン
入力されている設定電流値を接続装置設定します。
◇内部抵抗値
接続装置の内部抵抗値を設定します。
内部抵抗値入力欄横の上下ボタン(△▽)のクリックよる値の変動値は、内部抵抗値の最小設定分解能となります。
※内部抵抗値の設定は対応機種のみ
◇「マルチ接続機器の出力を一括で ON/OFF する」チェックボックス
チェックが入っている場合、マルチ接続されている全ての装置対し、一括で出力の ON/OFF を設定することができるようなります。
無効する場合、チェックを外してください。
※本機能は出力を一括で設定する機能です。
設定電圧や設定電流等の設定は、装置設定されている設定値が使用されます。
本機能を使用する際は、マルチ接続されている全ての装置の設定をご確認ください。
◇「OUT ON」ボタン
接続装置対し、出力の ON を設定します。
※OUT ON 中はボタンの色がグレーとなり、押すことができません。
◇「OUT OFF」ボタン
接続装置対し、出力の OFF を設定します。
※OUT OFF 中はボタンの色がグレーとなり、押すことができません。
現在接続装置設定されている保護設定値( 過電圧保護(OVP),過電流保護(OCP) )をトラックバー上 表示します。(図 7-2 部)
設定電圧、設定電流を変更する際は、保護設定値を示す位置を保護停止発生までの目安としてください。
図 7-2 トラックバー上での OVP・OCP 設定値表示
プログラム制御
プログラム制御の設定はコントロール画面の 部分で行います。(図 8-1)
図 8-1 プログラム制御データ入力欄
プログラム制御では下記の項目を設定することができます。
◇繰り返し回数
プログラム制御の繰り返し回数を設定します。設定範囲は、0~9999[回]です。
「0」を設定すると、停止ボタンを押すか、保護/停止条件までプログラム制御を繰り返します。
◇動作モード
「定電圧モード(CV)」/「定電流モード(CC)」から選択します。
「定電圧モード(CV)」は、設定電圧対してのみスイープを行うモードです。
「定電流モード(CC)」は、設定電流対してのみスイープを行うモードです。
◇プログラム制御データ
プログラム制御データは「設定電圧」、「設定電流」、「制御時間」、「制御内容」で構成され、最大 100 行まで作成することができます。
※プログラム制御データは、1 行目から連続して入力されている行対してのみ有効です。
・設定電圧 [V]
接続装置設定される電圧値です。
設定範囲と設定分解能は、接続装置の仕様基づきます。
※「定電流モード(CC)」選択時のみ、入力欄を空白することができます。その場合、設定範囲の最大値が接続装置設定されます。
・設定電流 [A]
接続装置設定される電流値です。
設定範囲と設定分解能は、接続装置の仕様基づきます。
※「定電圧モード(CV)」選択時のみ、入力欄を空白することができます。その場合、設定範囲の最大値が接続装置設定されます。
・制御時間 [s]
プログラム制御データの行おける実行時間(「ステップ」と「OUT OFF」は設定を保持する時間、「スイープ」は設定値までの変化かかる時間)です。
設定範囲は、0.1~9999.9[s]です。
・制御内容
プログラム制御データの行おける制御内容です。
「ステップ」、「スイープ」、「OUT OFF」の制御内容より選択できます。 (詳細は「8.4.1 制御内容の詳細説明」を参照)
プログラム制御データの作成時「制御内容」を設定する場合は、「制御内容」のセル上で Enter キーを押すかマウスでダブルクリックすることで、制御内容の一覧が表示されます。(図 8-2)
図 8-2 制御内容の一覧表示
◇「プログラム制御データビューア」ボタン
作成したプログラム制御データをグラフ化する「プログラム制御データビューア画面」を表示します。(「10 章 プログラム制御データビューア」を参照 )
◇「開始」ボタン
作成したプログラムデータを使用してプログラム制御を開始する場合押します。
開始時装置が「OUT OFF」となっていた場合、「OUT ON」が行われます(プログラム 1行目「OUT OFF」が設定されている場合を除く)。
※プログラム制御実行中はボタンの色がグレーとなり、押すことができません。
◇「一時停止」ボタン
プログラム制御中現在のプログラム実行行で動作を止める場合使用します。プログラムを再開する場合は、「開始」ボタンを押します。
※プログラム制御停止中または一時停止中は、ボタンの色がグレーとなり、押すことができません。
◇「停止」ボタン
プログラム制御中プログラムを停止する場合使用します。
※プログラム制御停止中はボタンの色がグレーとなり、押すことができません。
◇「停止のとき出力を OFF する」チェックボックスプログラム制御停止時の出力状態を決定します。
チェックが入っている場合、「停止」ボタンの押下時とプログラム制御の終了時接続装置対し OUT OFF を行います。
チェックが入っていない場合、「停止」ボタンの押下時とプログラム制御の終了時接続装置の OUT ON 状態を維持します。
※「停止」ボタン押下時とプログラム制御の終了時装置が OUT OFF であった場合は、チェック関係なく OUT OFF の状態を維持します。
メイン画面のメニュー「ファイル」内の「プログラム制御データ名前を付けて保存(A)」から、作成したプログラム制御データをファイル保存することができます。(図 8-3)
図 8-3 プログラム制御データ保存先選択画面
表示されたダイアログ画面でファイル名の入力と保存先の選択を行い、ファイルを保存してください。
ファイル名はデフォルトで「プログラム制御データ[現在の日時].csv」が入力されています。
保存したプログラム制御データファイルを読み込むことで、過去編集した内容でプログラム制御を行うことができます。
プログラム制御データファイルを読み込む際は、メイン画面のメニュー「ファイル」内の「プログラム制御データを開く(O)」をクリックすることで、プログラム制御データファイル選択画面が表示されます。(図 8-4)
図 8-4 プログラム制御データファイル選択画面
ファイルを選択後、「開く(O)」をクリックすることで、保存されたプログラム制御データファイルが読み込まれます。
ファイルの読み込み後、現在接続中の装置設定可能な電圧、電流よりも大きな値がプログラム制御データファイル内ある場合、プログラム制御データ内のセルが赤くなります。
(図 8-5)
図 8-5 接続装置の定格を超えた設定値の表示
セルの色が赤くなっているときは、ダイアログ(図 8-6)が表示され、プログラム制御を開始することができませんので、該当する部分の設定を確認し、設定値の修正を行ってください。
図 8-6 プログラム内設定値の異常(定格オーバー)
また、環境設定画面て設定したソフトウェアリミッターの上限もしくは下限を超えた値がプログラム制御データファイル内ある場合、プログラム制御データ内のセルが橙色なります。(図 8-7)
図 8-7 ソフトウェアリミッターの範囲を超えた設定値の表示
セルの色が橙色なっているときは、ダイアログ(図 8-8)が表示され、プログラム制御を開始することができませんので、該当する部分の設定を確認し、設定値の修正を行うかソフトウェアリミッターの範囲を変更してください。
図 8-8 プログラム内設定値の異常(ソフトウェアリミッターオーバー)
8.4.1 制御内容の詳細説明
プログラム制御データの「制御内容」は、選択されている「動作モード」で選択されている項目よって動作が以下のようなります。
【「定電圧モード(CV)」選択時】
・ステップ
「設定電圧」および「設定電流」対し、ステップ動作を行います。
・スイープ
「設定電圧」対してのみ、スイープ動作を行います。このとき「設定電流」はステップ動作を行います。
・OUT OFF
出力 OFF を行った後、「設定電圧」および「設定電流」を設定します。
【「定電流モード(CC)」選択時】
・ステップ
「設定電圧」および「設定電流」対し、ステップ動作を行います。
・スイープ
「設定電流」対してのみ、スイープ動作を行います。このとき「設定電圧」はステップ動作を行います。
・OUT OFF
出力 OFF を行った後、「設定電圧」、「設定電流」を設定します。
『ステップ』は、入力されている設定電圧、設定電流を装置設定し、その設定を制御時間の間、保持する動作を行います。(図 8-9)
ステップ動作開始時、接続装置の出力が停止していた場合、OUT ON を行います。
電圧(V)
1 行目
2 行目
OUT ON
:実際の出力
200
50
0
0.0
10.0 20.0
時間(s)
図 8-9 ステップ動作例(定電圧モード(CV)設定時)
『スイープ』は、入力されている設定値(「定電圧モード(CV)」選択時は設定電圧、「定電流モード(CC)」選択時は設定電流) 向かって、現在の設定値を制御時間の間で徐々近づけるような動作を行います。(図 8-10)
スイープ動作開始時、接続装置の出力が停止していた場合、OUT ON を行います。
電圧(V)
1 行目
2 行目
OUT ON
:実際の出力
200
50
0
0.0
10.0 20.0
時間(s)
図 8-10 スイープ動作例(定電圧モード(CV)設定時)
『OUT OFF』は、接続装置対して OUT OFF を設定し、入力されている設定電圧、設定電流を装置設定します。
その後、制御時間の間、OUT OFF の状態を保持します。(図 8-11)
1 行目
2 行目
OUT OFF
OUT ON
:実際の出力
:設定
電圧(V)
200
50
0
0.0
10.0 20.0
時間(s)
図 8-11 OUT OFF 動作例(定電圧モード(CV)設定時)
8.4.2 プログラム制御設定例
プログラム制御の動作説明を以下の例で説明します。プログラム制御データ設定例(図 8-12)
(繰り返し回数 2 回、定電圧モード(CV)、停止時出力 OFF 設定時)
図 8-12 プログラム制御データ設定例
プログラム制御データ(図 8-12)の設定後、制御を開始した場合、次のような結果となります。
1 回目
2 回目
150
100
50
0
➀ ➁ 5.0
③
16.0
➀ ➁ 21.0
③
32.0
時間(s)
:実際の出力
:設定
電圧(V)
プログラム制御開始 (OUT ON)
6.0
22.0
プログラム制御停止 (OUT OFF)
図 8-13 プログラム制御実行結果例
※図 8-13 の➀~③は図 8-12 の 1~3 行を示しています。
プログラム制御実行時は下記の(1)~(4)の動作が行われます。
(1) 出力の開始
装置対し OUT ON を行います。
(2) 行 No.1 の実行 (図 8-14 ➀部分)
行 No.1 入力されている電圧 10.00[V]、電流の最大値を接続装置設定し、制御時間 入力されている 5.0[s]の間 現在の設定値を保持します。
(3) 行 No.2 の実行(図 8-14 ➁部分)
5.0[s]経過後、接続装置対し OUT OFF を行い、行 No.1 入力されている電圧 15.00[V]、電流の最大値を設定します。
OUT OFF 後、制御時間入力されている 1.0[s]の間 現在の設定値を保持します。
(4) 行 No.3 の実行(図 8-14 ③部分)
1.0[s]経過後、装置が OUT OFF となっているので、OUT ON を行います。
続いて、定電圧モード(CV)が選択されているので、電圧 15.00[V]から 5.00[V]へ制御時間入力されている 10.0[s]かけて、電圧値が徐々減少するよう制御を行います。このとき、電流は最大値が設定されます。
(2)~(4)の動作を、繰り返し回数入力されている 2 回繰り返し、プログラム制御が終了します。
終了時、「停止のとき出力を OFF する」 チェックが入っているため、接続装置対し、 OUT OFF を行います。
保護/停止条件
保護/停止条件はコントロール画面の 部分て設定します。(図 9-1)
接続装置 対する保護設定
ソフトウェアで出力 OFF (制御停止)する条件設定
図 9-1 保護/停止条件入力欄
保護/停止条件は、定値制御またはプログラム制御中の装置のステータスを監視し、条件を満たした場合出力を停止する機能です。
各設定値を入力する際、入力ボックスの背景色が黄色なります。
この状態では設定値が反映されていないため、キーボードの Enter キーを押し、入力値を確定してください。
保護/停止条件として下記の項目が設定できます。
◇過電圧保護(OVP)
接続装置の OVP の設定が行えます。
接続装置て OVP が発生すると出力を停止し、実行中の制御を直ち停止します。設定範囲は、接続装置の OVP 仕様基づきます。
※起動時は、接続装置の OVP 設定値が表示されます。
※供試体保護のため、必ず適切な設定をしてください。
◇過電流保護(OCP)
接続装置の OCP の設定が行えます。
接続装置て OCP が発生すると出力を停止し、実行中の制御を直ち停止します。設定範囲は、接続装置の OCP 仕様基づきます。
※起動時は、接続装置の OCP 設定値が表示されます。
※供試体保護のため、必ず適切な設定をしてください。
◇電圧値上限
測定電圧が設定した値を超えると出力を停止し、実行中の制御を直ち停止します。設定範囲と設定分解能は、接続装置の仕様基づきます。
◇電圧値下限
測定電圧が設定した値を下回ると出力を停止し、実行中の制御を直ち停止します。設定範囲と設定分解能は、接続装置の仕様基づきます。
※電圧値上限、電圧値下限をとも入力する場合、必ず『電圧値下限 < 電圧値上限』の関係する必要があります。
◇電流値上限
測定電流が設定した値を超えると出力を停止し、実行中の制御を直ち停止します。設定範囲と設定分解能は、接続装置の仕様基づきます。
◇最大実行時間
制御開始後経過時間が最大実行時間達すると出力を停止し、実行中の制御を直ち停止します。
設定範囲は、000:00:01~999:59:59[hhh:mm:ss]です。
プログラム制御データビューア
コントロール画面のプログラム制御タブ上ある「プログラム制御データビューア」ボタンを押すか、メニュー「ウィンドウ」より「プログラム制御データビューア」チェックを入れることで、本画面を表示することができます。(図 10-1)
プログラム制御データビューアでは、コントロール画面で設定したプログラム制御データをグラフとして表示します。
図 10-1 プログラム制御データビューア画面
グラフの表示は、コントロール画面のプログラム制御データ入力欄データを入力することで自動的行われます。
表示されるグラフの横軸は経過時間、縦軸は設定電圧および設定電流です。
本画面の表示中、コントロール画面のプログラム制御データ作成欄の行番号を選択することで、選択範囲の設定内容をグラフ上で確認することができます。(図 10-2)(図 10-3)
図 10-2 プログラム制御行の選択
図 10-3 プログラム制御行選択時のプログラム制御データビューアの状態
グラフの表示スケールを変更することができます。
◇電圧表示範囲[V]
電圧軸(縦軸)の最大値を設定します。設定範囲は、0.1~9999.0[V]です。
◇電流表示範囲[A]
電流軸(縦軸)の最大値を設定します。設定範囲は、0.1~9999.0[A]です。
◇時間表示スケール[s/DIV]
時間軸(横軸)の目盛りを設定します。
設定範囲は、0.1~99999.0[s/DIV]です。
本画面上で右クリックを行うことで、「4.4.1 プログラム制御データビューア グラフ表示設定」のショートカットメニューを表示し、各設定を変更することができます。
(図 10-4)(図 10-5)
図 10-4 ショートカットメニュー(波形選択)
図 10-5 ショートカットメニュー(色設定)
リアルタイムビューア
メイン画面のメニュー「ウィンドウ」より、「リアルタイムビューア」チェックを入れることで、本画面を表示することができます。(図 11-1)
リアルタイムビューアは、接続装置の電圧および電流の計測値をリアルタイムグラフとして描画します。
図 11-1 リアルタイムビューア画面
グラフ表示は、リアルタイムビューア画面を立ち上げている間、1 秒間隔で更新されます。表示されるグラフの横軸は経過時間、縦軸は設定電圧および設定電流です。
グラフの表示スケールを変更することができます。
◇電圧表示範囲[V] (最大値)
電圧軸(縦軸)の最大値を設定します。設定範囲は、0.0~9999.0[V]です。
※入力値≦最小値となった場合、入力前の設定値が適用されます。
◇電圧表示範囲[V] (最小値)
電圧軸(縦軸)の最小値を設定します。設定範囲は、-100.0~9998.9[V]です。
※最大値≦入力値となった場合、入力前の設定値が適用されます。
◇電流表示範囲[A] (最大値)
電流軸(縦軸)の最大値を設定します。設定範囲は、0.0~9999.0[A]です。
※入力値≦最小値となった場合、入力前の設定値が適用されます。
◇電流表示範囲[A] (最小値)
電流軸(縦軸)の最小値を設定します。設定範囲は、-100.0~9998.9[A]です。
※最大値≦入力値となった場合、入力前の設定値が適用されます。
◇時間表示スケール[s/DIV]
時間軸(横軸)の目盛りをリストから選択し、設定します。
設定一覧は、1, 2, 5, 10, 20, 50, 100, 200, 500[s/DIV]です。
本画面上で右クリックを行うことで、「4.4.2 リアルタイムビューア グラフ表示設定」のショートカットメニューを表示し、各設定を変更することができます。(図 11-2)(図 11-3)
図 11-2 ショートカットメニュー(波形選択)
図 11-3 ショートカットメニュー(色設定)
モニター機能
モニター画面現在の装置の状態を表示します。(図 12-1)
図 12-1 モニター画面本画面てモニター表示するのは、下記項目なります。
◇出力状態
接続装置の出力状態が表示されます。出力中は、[OUT ON]を表示します。
出力停止中は、[OUT OFF]を表示します。オフライン中は何も表示されません。
◇計測電圧
接続装置の計測電圧が表示されます。オフライン中は何も表示されません。
※表示フォーマットは接続装置より異なります。
◇計測電流
接続装置の計測電流が表示されます。オフライン中は何も表示されません。
※表示フォーマットは接続装置より異なります。
◇計測電力
接続装置の計測電力が表示されます。オフライン中は何も表示されません。
※表示フォーマットは接続装置より異なります。
◇ステータス
接続装置の CV/CC ステータスまたはアラーム情報が表示されます。出力停止中またはオフライン中は、[ ]を表示します。
◇経過時間
制御開始からの経過時間が表示されます。
制御停止後は、次の制御が開始されるまで停止時の時間を表示し続けます。起動時またはオフライン中は、[ ]を表示します。
※パソコン内部の時計を使用するため、本ソフトウェアの起動中は時刻の変更を行わないでください。
◇プログラム実行位置
プログラム制御中、現在実行中の行番号が表示されます。表示は[現在実行行/最終実行行]となります。
定値制御中またはオフライン中は、[ ]を表示します。
◇プログラム繰返回数
プログラム制御中、現在実行中の繰り返し回数が表示されます。
このとき表示は[現在の繰り返し回数/最後の繰り返し回数]となります。繰り返し回数「0」設定時は、[現在の繰り返し回数/Loop]となります。定値制御中またはオフライン中は、[ ]を表示します。
◇制御対象
接続中の装置名が表示されます。
装置が並列接続状態の場合、装置名の一部(定格出力電力を示す部分)が変更されます。例として、HX030-200M2F を 2 台並列接続した場合の表示は、[HX030-400M2F]となります。
※この場合、定格出力電力が 200[W]から 400[W] なったことを示しています。オフライン中は、[未接続]を表示します。
◇ソフトウェアログ
定値制御またはプログラム制御の実行中、装置アラームの検出、または設定された停止条件を満たした場合 [現在時刻 : 発生内容] がログとして表示されます。
発生内容が装置アラームの場合は赤文字、停止条件の場合は黒文字表示となります。
現在時刻
発生内容検出時の時刻 :[yyyy/mm/dd hh:mm:ss]
発生内容 (装置アラーム)
過電圧保護の検出 :[過電圧保護]
過電流保護の検出 :[過電流保護]
過温度保護の検出 :[過温度保護]
電力制限の検出 :[電力制限]
AC/DC OVP の検出 :[AC/DC OVP]
非常停止入力の検出 :[非常停止入力]
発生内容 (停止条件)
停止条件の上限電圧を満たす :[上限電圧]停止条件の下限電圧を満たす :[下限電圧]停止条件の上限電流を満たす :[上限電流]
停止条件の最大実行時間を満たす :[最大実行時間]
計測データ保存機能
プログラム制御または定値制御の実行中、1 秒毎接続装置から計測したデータをカンマ(,)区切りの 1 行のデータとして、CSV ファイル形式で保存します。
ファイル名 :[保存年月日]_[保存時刻]_[0001~9999].csv
ファイルへの計測データ保存は、65000 行毎ファイルが分割されます。ファイルが分割される場合、ファイル名は以下のようなります。
65000 データまで :[保存年月日]_[保存時刻]_0001.csv
65001~130000 まで :[保存年月日]_[保存時刻]_0002.csv
13001~195000 まで :[保存年月日]_[保存時刻]_0003.csv保存例として以下のよう保存されます。
時刻 | 経過時間 | アドレス | 計測電圧 | 計測電流 | 計測電力 | CV/CC | 状態 | |
2016/9/1 | 10:30:01 | 0:00:01 | 1 | 100.0 | 1.0 | 100.0 | CV | 000581 |
2016/9/1 | 10:30:02 | 0:00:02 | 1 | 200.0 | 1.0 | 200.0 | CV | 000581 |
2016/9/1 | 10:30:03 | 0:00:03 | 1 | 300.0 | 1.0 | 300.0 | CV | 000581 |
:
◇時刻
計測データの取得した日時(パソコン内部の時計の日時を使用)フォーマット:[YYYY/MM/DD hh:mm:ss]
◇経過時間
プログラム制御または定値制御の開始からの経過時間フォーマット:[h:mm:ss]
◇アドレス
制御対象のデバイスアドレス
◇計測電圧
接続装置の計測電圧単位:[V]
◇計測電流
接続装置の計測電流単位:[A]
◇計測電力
接続装置の計測電力単位:[W]
◇CV/CC
接続装置の CV/CC 動作
出力停止中の表示は、[--]となります。
◇状態
接続装置のアラーム、ステータス(コマンド「STATus:MEASure:CONDition」の内容)
※xxxx、ステータス内容関しては、装置本体の取扱説明書をご参照下さい。
コマンドライン
メイン画面のメニュー「ウィンドウ」より「コマンドライン」をクリックすることで、本画面を表示することができます。(図 14-1)
図 14-1 コマンドライン画面
◇送信データ
接続装置送信するコマンドを入力することができます。コマンド編集中は入力欄の背景が黄色となります。
Enter キーを押すことで接続装置コマンドを送ることができます。
◇送受信ログ
接続装置へ送信したコマンドを表示します。
送信コマンドの次、接続装置からのレスポンスを表示します。
仕様
対応装置
HXmk2 シリーズ | 6kW タイプ | HX030-200M2, HX060-100M2, HX500-12M2, HX01000-6M2I |
12kW タイプ | HX030-400M2, HX060-200M2, HX500-24M2, HX01000-12M2I | |
HX030-200G2FI, HX030-200G4FI, | ||
6kW タイプ | HX060-100G2FI, HX060-100G4FI, HX500-12G2FI, HX500-12G4FI, | |
HX01000-6G2FI, HX00000-0X0XX | ||
XX-X xxxx | ||
XX000-000X0XX, HX030-400G4FI, | ||
12kW タイプ | HX060-200G2FI, HX060-200G4FI, HX500-24G2FI, HX500-24G4FI, | |
HX01000-12G2FI, HX01000-12G4FI |
通信
LAN | Interface | IEEE802.3(10BASE-T) |
プロトコル | TCP/IP | |
通信速度 | 10[Mbps] | |
duplex | xx重 | |
SERIAL I/F | Interface | RS-232C |
同期方式 | 調歩同期式 | |
ビットレート | 2400, 9600, 19200, 38400[bps] | |
データビット | 8[bit] | |
ストップビット | 1[bit] | |
パリティ | none, odd, even |
〒213-8558
神奈川県xx市xx区xx 1-24-16
直流電源装置 HXmk2/HX-G シリーズ専用コントロールソフトウェア LinkAnyArts-SC 取扱説明書 2015 年 5 月 14 日 初版発行
2015 年 11 月 9 日 2版発行
2016 年 9 月 12 日 3版発行
本書を無断で複製することを禁止します。
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なお、本書記載されている内容は、予告なし変更することがあります。