Contract
アリスタライフサイエンスリミテッド贈収賄/汚職防止方針
アリスタライフサイエンスリミテッド贈収賄/汚職防止方針
支払、贈答および接待
2013年9月25日
アリスタライフサイエンス(以下「アリスタ」)は最高の倫理基準と該当するあらゆる法令に従った事業遂行に全力をあげます。
xxxxの全職員、全代理店およびその他アリスタの代理人または代行者が、該当するすべての贈収賄/汚職防止法を遵守することがxxxxの方針です。
接待および贈答は当社が営業する国々で確立している商習慣であり、事業の提携先とxxxxとの関係を構築する一部です。しかし、接待や贈答が過大であったり、頻繁に行われすぎた り、あるいはそれ以外の不適切な方法で提供される場合、それは別の当事者の意思決定に不当な影響を及ぼそうとする試みだと見なされる恐れがあります。不適切な贈答および接待
は、該当する贈収賄防止法の下、関与する職員個人が民事または刑事処分の対象になりかねません。
xxxxは本方針の一部でありここに添付されている「贈収賄防止コンプライアンスのための規則」(「規則」)を採用しました。「規則」は該当する贈収賄、汚職防止法に準拠するよう意図されていますが、それら法律に代わることは出来ません。「規則」はアリスタの各ビジネスユニット別の事業体が採用する細目及び/又は関連方針と手順により補完されます。これらの方針と手順に整合性が欠ける場合は、最高基準が適用されます。
接待および贈答の実行の際は規則を守り、一般常識に従い、かつ関連法規を遵守することが重要です。
該当する地域の遵守方針、手順、および法令のほか、規則を理解しそれに従うことはアリスタの各ビジネスユニットと各個人の責任です。規則、その他のかかる方針、手順、および準拠法を遵守しない場合、解雇を含む懲戒処分を受けることがあります。
この件で不明な点が生じたり、規則、その他のアリスタ方針および手順、または準拠法に違反すると思われる行動に気づいた場合は、上司、コンプライアンス・オフィサー、グローバルコンプライアンス委員会メンバー、またはビジネスユニットのリージョナルカウンセルに問題を提起する必要があります。また、懸念事項や質問は、その目的のために準備された電話番号、電子メールアドレスのいずれかを介して提起することができます。xxxxは、本方針の下に誠実に問題や懸念を提起する個人に対するどのような形態の報復も許しません。
「規則」は、ビジネス・パートナーの審査、ビジネス・パートナーとの契約に関するモデル条項の実行、企業買収時の贈収賄防止のデユーデリジェンスの実施のような関連事項を司る別の手順によって補完されます。xxxxxxxx・xxxxxは、特定の例において一つ以上の手順や方針に照らすべきか否かの判断の手助けをします。
贈収賄防止コンプライアンスのための規則
目次
ページ
1. 一般原則 4
2. 公務員への接待および贈答 6
3. 公務員以外への接待および贈答 8
4. 接待および贈答を受ける 10
5. 規制当局の許可 13
6. 政治献金 および寄付金 13
7. 懸念のコミュニケーション 13
8. 役割と責任 14
9. 定義 15
1. 一般原則
1.1 接待および贈答に関する規則の概要
これらの「規則」は、直接か第三者を継由しているかに関らず、有価物を受け取る見返りに公務員の意思決定に影響を及ぼそうとして、xxxx職員が公務員(以下に定義のとおり)に対していかなる有価物の提供、約束、支払、または贈答を行ったり承認したりすることを禁じています。言い換えると、xxxxから何らかの特典を受け取る代わりに公務員に好意的な決定を下してもらうため、有価物を公務員に提供または供与してはなりません。さらに、xxxxが事業等で特典を不正に得ようとしているという印象を与へかねない方法で公務員と交流しないように注意しなければなりません。「規則」は、行政の行動を確実にしたり促進したりするために少額あるいは定期的な支払の提供を明確に禁じています。
「規則」は、相手が公務員であるか否かにかかわらず、接待、贈答、旅行、飲食、宿泊の提供などの際に守るべき多くの追加禁止事項および規制事項を含んでいます。「規則」条項に違反する接待、贈答、又は旅行等を提供することは厳禁です。
xxxxは、様々な管轄地域における贈収賄又は汚職取引を禁じる多数の法律に従います。厳しい民事罰および刑事罰が、このような法律違反にかかわる職員に対してと同様、xxxxにも課せられることがあります。以下に定められたより詳細な規則に加えて、つぎの一般原則はxxxxとの実際または潜在的な取引関係を持つ公務員、顧客、仕入先、他の人々への接待および贈答の条項に適用されます。
(a) 適用されるすべての法令を遵守しなければなりません。
(b) 接待または贈答がなければ契約締結や決定が行われなかった商取引の締結または別の決定(接待や贈答がなかった場合に比べ、xxxxにとって有利な諸条件の提供を含む)を受取人に行わせる意図を持って、接待または贈答を提供してはなりません。
(c) 接待や贈答は、通常の商慣行にてらし妥当な価値のものであり、オープン で適切な方法で提供されなければならず、又同一の取引相手に対して頻繁に繰り返されるべきではありません。言い換えると、接待および贈答は、
xxxxが接待や贈答の見返りとなる意思決定を行わせようとしていると思わせるほどに過大なものであってはならず、秘密主義やその他の節度のない方法で提供されてはなりません。
(d) 規則に定められている要件および承認手順を遵守しなければなりません。
1.2 ビジネス・パートナーとの関係
アリスタは、ビジネス・パートナーに対し、通常の合法的な事業目的のみの為に、対等且つ適切な商業条件で、アリスタを代理して行動することを求めます。ビジネス・パートナーに提供される報酬は、この条件下で商業的に適切な金額とし、アリスタが要求しビジネス・パートナーによって提供されるか、提供が予定されている合法な製品またはビジネス・サービスの対価としてのみ提供されます。
アリスタはビジネス・パートナーが不正行為に関与することを可能な限り阻止します。xxxxは、xxxxのビジネスパートナーへの支払が不正目的に使用されないように努力します。ビジネス・パートナーを採用する場合は、ローカル・コンプライアンス・
オフィサーまたはxxxxの法務部員から指針を求める必要があります。吸収、合併、その他企業取引に従事する際には指針を求めてください。要請すれば、ビジネス・パートナーの審
査、ビジネス・パートナーとの契約の条項のひな形の 作成、企業取引における贈収賄防止に向けた調査活動に関する一連の手順 をコンプライアンス・オフィサーまたは法務部員から入手することができます。
1.3 記録管理
すべての贈答、出張旅費、および営業接待費はアリスタの会計、出張、および接待方針に従って文書化されなければなりません。費用は正確に文書化し、文書には事業目的、経費、および費用の受取人を含める必要があります。文書化されていない支払は禁じられています。xxxxの帳簿および記録に虚偽または誤解を招く恐れのある記載を行うべきではありません。
1.4 質問への回答を得る方法
「規則」及び準拠法令を踏まえた行動が適正であるか疑問がある場合は、特定の接待または贈答条項に関連するものも含めて、上司、コンプライアンス・オフィサー、グローバルコンプライアンス委員会の一員、または所属するビジネスユニットのリージョナルカウンセルに相談してください。また、懸念事項や質問は、そのために準備された電話番号および電子メールアドレスを使って提起することができます。
2. 公務員への接待および贈答
2.1 公務員への接待および贈答に対する制限
以下のセクション 2.2 は例外として、公務員の職務が何であれ、公務員がxxxxの顧客であるか否かにかかわらず、直接的又は間接的に、現職の公務員に接待または贈答を行ってはなりません。
以下の場合は元公務員に接待または贈答をしてはなりません。
• 接待または贈答がその対象となる元公務員が現職の時のサービスに対する報酬として提供されるか、又はそう見なされる場合。
• 元公務員を通じた接待または贈答が現職の公務員にある程度の影響を及ぼそうとする意図があるか、そのように見なされる場合。
将来公務員になるとわかっているか、そう考えられている人物に対して公務員になった際に影響を及ぼすために接待または贈答の提供を意図するか、そのように見える時には、接待または贈答を行ってはなりません。
公務員を快く思わせたり影響を及ぼすことをめざして近親者に接待または贈答を行うことを意図するか、そう見える時には、公務員の近親者に接待または贈答を提供してはなりません。
2.2 容認される公務員への接待および贈答
次のような限られた状況であれば、公務員に対し接待または贈答を提供することができます。
(a) 公務員がオフィスに来訪したときは、コーヒー、紅茶、又はその他の軽食を出すことができます。
(b) xxxxが多数の人々に配布している粗品であれば、公務員に提供することができます。
(c) 合法的な商談の関連で昼食を共にすることが限られた時間を効率的に活用して情報交換を行うことができる時は、簡単な昼食を提供することができます。可能であれば、費用は公務員と分担すべきです。
(d) 国や地域によっては、特定の祝日に贈答品を交換する伝統があり、この伝統は標準的な商習慣の一部となっています。中国の春節やベトナムの中秋節などがその例です。斯様な状況下であっても、公務員への接待または贈答は一般には避けるべきです。但し、ロ
ーカル・コンプライアンス・オフィサーから事前に明示的な承認を受けていれば、次の条件で公務員に習慣に沿った粗品を提供することは認められます。
∙ ローカル・コンプライアンス・オフィサーが、地域の状況に基づいてこのような機会に贈答をしなければ、社会的および商業上のエチケットに反するかどうかをまず判断し、さらに公務員が法律により贈答を受けることが禁止されていないかを判断します。また、
∙ 事前に承認されている金額を超える費用請求は、支払を起こす前に追加の承認を必要とします。
(e) 公務員に祝辞や弔辞を送る際は、手紙、電報、またはその他の通信手段のみが一般に認められます。但し、特別の場合には、祝祭日の贈呈に関する上記の各条件が満たされるのであれば、花や少額の現金の贈呈はローカル・コンプライアンス・オフィサーの事前の許可があれば認められます。
(f) その他にも、格別な場合、ローカル・コンプライアンス・オフィサーが公務員に対する接待又は贈答の提供、あるいは旅費の支払いを許可する場合があります。例えば、ローカル・コンプライアンス・オフィサーは、外国政府や国際機関の代表によるアリスタ施設の訪問といった特別の機会には、少額の友好の印xx贈り物を公式に贈呈することを適切に許可することがあります。別の例としては、ローカル・コンプライアンス・オフィサーは、ある旅行が公務員が職務を適正に遂行するために必要な場合、あるいは公務員がアリスタ事業関連トレーニングやデモンストレーションに合法的に出席するために必要な場合、そしてそのような出張旅行が顕著なレジャーや娯楽的な要素を含まない場合には、公務員の旅費の支払いを承認します。
上述のように、いかなる場合もxxxx職員は、有価物の受領の見返りとして、公務員の措置もしくは意思決定に影響を及ぼそうと、直接的又は間接的に公務員に有価物を提供してはならず、ローカル・コンプライアンス・オフィサーはそれを承認しないものとします。
許可される贈答および接待の性質および価値に関する具体的な規則及び手順は、各ビジネスユニットで定められることがあります。xxxx職員は公務員へのいかなる贈答又は接待についても事前に、コンプライアンス・オフィサーに相談する必要があります。
3. 公務員以外への接待および贈答
本セクション3 では公務員以外への接待および贈答を検討します。公務員が関与する場合の接待および贈答に関する規則は、セクション2を読んでください。
3.1 接待
xxxxは、職員が職責を全うする際に負担した時々の適切な営業接待費を精算支払いしま
す。以下のセクション3.2に定められた禁止事項のいずれかに該当する場合や以下の規則のいずれかに違反する場合には、接待費用を負担するべきではありませんので、費用は精算支払いできません。
(a) すべての準拠法令を遵守する必要があります。
(b) 各接待費には明確な事業目的があり、相当程度でありかつ必要性があること。接待には精算払い戻しをするxxxx職員が在席している事。
(c) 一般的に、各ビジネスユニットは食事や他の接待の性質と費用に関する指針を採択しています。
(d) 接待は適切でありながらも控えめな方法で行ないます。時、場所、費用、および参加人数を考慮し、接待によってxxxxが顧客又はその他の人と不適切に親密な関係を築こうとしている印象を与えず、過剰接待とならないようにする必要があります。
(e) 通常、接待は管理職が提供します。それが不可能な場合には、上司である管理職と事前に相談する事を条件として、管理職ではなくても、相当な経験を積み、権限を有する職員が接待することができます。
(f) それが適切とされ、習慣となっている状況の場合に限り、配偶者を招待します。特別なイベントに際して配偶者の同伴が妥当であるか疑義がある場合は、ローカル・コンプライアンス・オフィサーに相談してください。
(g) 費用の精算支払い請求には、接待した人物の氏名、同席したアリスタ職員、および会合の目的に関する説明を含め、該当するビジネスユニットの出張・経費方針等すべてを遵守している必要があります。
上記の規則は、オフィス来訪者に出すコーヒーやお茶などの軽食には適用されません。
3.2 禁止されている接待
以下のような場合には、いかなる接待の提供も禁止されており、関連費用は精算支払いできません。
(a) 過剰接待又は頻度が多大な接待。これは固定基準では判断することができず、アリスタ職員とローカル・コンプライアンス・オフィサーが共同で個別に評価しなければなりません。各ビジネスユニット及び地方営業所が、この問題に関して地域の商習慣を考慮して指針作成することを奨励します。
(b) 接待の見返りとして事業取引の締結に同意したり、別の決定が下されることを意図し て、顧客または他者に対して行う接待。あらゆる場合において、xxxxが接待の見返りとして受取人に意思決定をさせたり、xxxxが受取人に負担を感じさせていると見なされるほど高額であるか、又は過剰接待であるかどうかを一般常識に基づいて熟慮しなければなりません。
(c) 主要ゲストがアリスタ従業員であったり、一時的に顧客に出向中のアリスタ職員である場合。例外的なものとしては、習慣的な場合でローカル・コンプライアンス・オフィサーの明確な事前承認があれば可能です。例えば日本におけるオフィスまたはビジネスグループの相当数のアリスタ職員に対して地味な期末のお祝い事等です
(d) 不適切な場所(例えば品位のないナイトクラブ等)で行われる接待。
(e) 平日のゴルフなど娯楽活動を含む接待。但し、ローカル・コンプライアンス・オフィサーの特別な事前承認がある場合を除きます。
3.3 贈答
接待の必要性および事業遂行目的の検討が必要であるように、贈答の前に、その贈答が必要かつ適切であるかどうか、事業目的にかなったものか、又はそう見なせる可能性があるか、事業目的にかなっている場合には、その目的が通常の合法な事業目的であるかどうかを注意深く検討しなければなりません。贈答は毎度必要性を考慮せずに習慣的に提供されるものではありません。但し、xxxxの名称やロゴの入ったTシャツ、帽子、又はその他のアイテムのようにアリスタが多数の個人に配布するささやかな価値のアイテムはその限りではありません。ビジネスユニットは商用の贈答に関して、その性質、価値および承認プロセスについて独自の規 則、規制、手順を作ることがxxxx。
国や地域によっては、中国の春節のように全国的な祝祭があり、取引相手の間でも伝統的に贈答のやりとりがあります。さらに、お祝いやお悔やみの贈答を習慣としている特殊な状況の国もあります。このような状況では、地域の状況に基づいて、贈答を行わなければ、社会的およ
びビジネス上のエチケットに反することになるとローカル・コンプライアンス・オフィサーが判断した場合、ローカル・コンプライアンス・オフィサーは、妥当で慣習的な贈答を格別に許可します。
但し、以下のようなものは禁止されています:
(a) 贈答の見返りとして事業取引の締結に同意したり、別の決定が下されることを意図し た、顧客または他者への贈答。あらゆる場合において、xxxxが贈答の見返りとして受取人に意思決定をさせたり、xxxxが受取人に負担を感じさせていると見なされかねない形の贈答は禁じられております。
(b) xxxxが積極的に行っている入札に関与している人物を受取人とした贈答。
(c) ローカル・コンプライアンス・オフィサーによる特定の事前承認がある場合を除き、高価な品物又は高級品の贈答。
(d) 例えば地域の慣習に則った祝祭日の少額の現金贈答や少額の香典など、ローカル・コンプライアンス・オフィサーによる特定の事前承認がある場合を除く現金または現金等価物(キャッシュカード及び換金性の高いその他の品目を含む)の贈答。
(e) 贈答として無料または市価を大幅に下回る価格でのサービス提供。当然、それらが通常の対等で妥当な商業取引の一環として交渉される時は値引きは許可されます。
4. 接待および贈答を受ける
4.1 接待を受ける
以下に使用されるように「接待を受ける」とはアリスタの顧客または仕入先が飲食、旅行、娯楽活動またはその他の接待をアリスタ職員に提供する状況を指します。
接待を受けることができるかどうかを検討する際は、提案されている接待が妥当か、慣習によるものか、また接待がアリスタの業務と関連する特定の行動の促進または排除を意図して行われているか、又はそのような印象を与えるかに加えて、準拠法および「規則」の遵守を慎重に検討する必要があります。例えば、以下が認められる場合があります:
• 商用会議であり、情報の交換が許される限り、費用を顧客または仕入先と分担する会議に出席。
• 顧客または仕入先のオフィスを訪問した際に出た軽食。
しかし、以下の接待を受けることはできません:
• 過剰接待または頻度が多過ぎる接待。
• 接待を受ける見返りにアリスタを代表して事業取引の締結または別の決定の合意に達するとの期待がある、もしくは期待がありそうな印象を与える接待。
• 不適切な場所(例えば品位のないナイトクラブ等)で行われる接待。
• その状況下での配偶者の招待が慣習ではなく、真の商用目的に関連せず、それ以外の「規則」に準拠していないのに、配偶者またはゲストの配偶者を招待。
• 表向きには出張(顧客の施設を見学するための出張等)であるとされているものの、実際には観光又はその他のレジャー、娯楽活動が主に行われる接待。
ローカル・コンプライアンス・オフィサーから事前に具体的な承認を得ていない限り、通常の営業時間中の娯楽活動(例えばゴルフ等)にかかわる接待を受けるべきではありません。
4.2 贈答受取の制限、提供を受けた贈答の報告
「贈答を受ける」とはxxxxの顧客または仕入先が接待以外の有価物をアリスタ職員に提供する状況を指します。
以下のセクション 4.3 に定められている例外条項にしたがって、アリスタ職員はxxxxの顧客又は仕入先から「贈答を受けること」は禁じられています。贈答を提供されたが、セクション4.3に定められた例外条項のいずれにも該当しない場合は、顧客や仕入先からの贈答の受け取りを禁じるxxxxの社内規則を説明して、当該贈答を断らなければなりません。
顧客または仕入先から贈答を受けるときはいつでも、ローカル・コンプライアンス・オフィサーに報告する必要があります。ビジネスユニット又は地域の方針によりアリスタ職員が受け取る贈答をローカル・コンプライアンス・オフィサーが提供するフォームで報告するように求められることがあります。
さらに、贈答の受取を拒絶しても、以下が含まれる場合には、顧客や仕入先から提示された贈答をすべて報告する必要があります。
• ビジネスの対価としての個人への報償。
• 金銭またはその等価物(たとえそれが個人ではなくxxxxに与えられた場合でも報告が必要。)
• 市価より大幅に安い価格での商品やサービスの購入。市価より大幅に安い価格で顧客や仕入先から個人的に商品を購入したり、サービスを受けたりすべきではありません。
• 顧客又は仕入先からの株式又はその他有価証券の個人的な購入。
• 株式又はその他有価証券売買のための情報開示。
• その他の高級品または格別な物品の贈答。
4.3 贈答を受ける際に例外として認められるもの
一般的に、贈答の受取は禁止されています。但し、以下の場合は例外として認められます。このような場合であっても、贈答の受取は常識に照らして適切でなければなりません:
• 葬儀:xxxx内の個人またはその近親者の葬儀に対して提供される花又はその他の贈答や金銭を受け取ることができます。顧客からのこのような金品の贈呈を拒むと一般常識や社会的エチケットに反することになる地域の慣習が社会に定着している場合は、この規則に従い贈答を返礼として提供してもかまいせん。
• 講演や執筆:アリスタ職員は、アリスタでの役職及び経験のため、随時、講演又は記事の寄稿を求められる事があります。これは多くの場合適切であり、事業取引に有益と考えられます。但し、報酬は受けないものとします。顧客との良好な関係を維持するために報酬を拒否するのが難しい場合は、ローカル・コンプライアンス・オフィサーの事前承認を受けて、報酬を後日アリスタに引き渡すことを条件に、報酬を受け取ることが認められます。
• 顧客により多数の個人に配布される少額の品。
• ごく小さな粗品。
• 以下にあげるローカル・コンプライアンス・オフィサーの事前承認を受けている場合:
∙ 顧客との取引を考慮すると、贈答の受け取りを断りにくい場合 。
∙ 贈答に個人の名前が入っているなど、返品ができない物である場合。
5. 規制当局の許可
xxxxは、ライセンス、製品登録、及び様々なその他の規制許認可の取得のため、直接、またはビジネス・パートナーを介して、政府機関や公務員と交渉をします。全てのアリスタ職員は、アリスタの規制方針および手順のほか、規制当局の承認が求められている国の法律を含むあらゆる準拠法令を遵守しなければなりません。
6. 政治献金 および寄付x
xxxxは職員の参政を奨励します。但し、当社が事業を行う多くの国の法律が企業による政治活動を制限又は禁止している為、また、当社として政治的に異議を有する可能性がある為、政治活動への参加は、自分の時間及び費用で個人的に行わなければなりません。極めて限られた場合のみ、会社の資金または施設を特定の政治活動のために使用することができます。このような活動に関与する前にアリスタの適用される社内規則等に従って精査され承認を受けなければなりません。
xxxxによって、またはxxxxの名で行われる寄付金は、アリスタ社内規則に従って事前の許可を明確に受けなければ成りません。あらかじめ承認された額を超える請求書または費用請求は、支払に先立ってアリスタ社内規則による承認が必要です。
7. 懸念に対するコミュニケーション
「規則」の下で生じた懸念事項は問題提起する必要があります。これは匿名で行うことがxxxx。そのような場合身元と取り上げられた懸念事項は機密扱いとされ、ごく限られた少数の人物にしか開示されません。
職員は上司、上級管理職、コンプライアンス・オフィサー、グローバルコンプライアンス委員会のメンバー、またはビジネスユニットのリージョナルカウンセルと話すことができます。懸念事項及び質問をその目的のために準備された電話番号、電子メールアドレスのいずれかを介して提起することもできます。xxxxはこのチャンネルを通じて誠実に懸念を提起する個人に対するいかなる形の報復も許しません。
「規則」の違反を許可したり直接参加した者だけでなく、(a) 必要とされる違反の報告を故意に怠った個人、(b) 違反に関する資料及び情報を故意に保留したり、実際または潜在的な違反の調査に協力しない個人、及び (c) 妥当なリーダーシップ、管理又は相当な注意を欠いた、違反者の上司又は管理者に対しても、解雇を含む懲戒処分が行われます。
8. 役割と責任
潜在的なコンプライアンス違反を特定し報告するだけでなく、「規則」の規定を実施して、違反が起こらないようにすることは経営管理陣の責任です。指導的役割にある職員は、公務員との応答関連、ライセンス及びその他の規制プロセス関連、及び政府機関やその事業体への販売関連の商習慣を含め、その事業分野を検査し、「規則」に違反するリスクが増大している分野を特定しなければなりません。管理責任のある職員は、直属の部下または管理下にある職員が特にリスクの増加した特定分野において、「規則」を確実に熟知し、適用されているようにしなければなりません。
アリスタ各社に対し、ローカル・コンプライアンス・オフィサーは、各職員に「規則」およびすべての適用される贈収賄防止法令を認識させるため、適切に立案された方針および手順を実施する責任を負います。各ローカル・コンプライアンス・オフィサーには、定期的にアリスタのグローバル・コンプライアンス・オフィサーまたは適切なグローバルコンプライアンス委員会に、xxxx・xxxxx・コンプライアンス・オフィサーと合意した形式および方法で報告書を提供する責任があります。コンプライアンス評価は各職員の総合業績評価の重要な部分であり、報酬および昇級決定との関連で考慮されます。
これらの規則に関するトレーニングは、必要に応じて、各新職員の入社後及び全職員に対する定期的トレーニングおよびテストを通じて提供されます。「規則」はアリスタのイントラネット上で入手可能であり、印刷物はコンプライアンス・オフィサーから入手できます。
9. 定義
「規則」における定義:
「アリスタ」および「アリスタ株式会社」とはアリスタライフサイエンスリミテッドと各ビジネスユニットの直接および間接の子会社を指します。
「ビジネスパートナー」とは代理人、代理店、コンサルタント、販売代理店、ロビイスト、規制コンサルタントおよびその他アリスタを代理または代表して行動する人を指します。
「ビジネスユニット」とは、日本および東中欧、北米、南米、アフリカ西欧、中国と南アジ ア、およびヘルスアンドニュートリションサイエンスを含むアリスタのさまざまな地域のビジネスユニットを意味します。
「コンプライアンス委員会」とは、xxxxのグローバル・コンプライアンス委員会と、ビジネスユニット内に設置された各コンプライアンス委員会を意味します。
「コンプライアンス・オフィサー」とはアリスタ・グローバル・コンプライアンス・オフィサーまたはビジネスユニットのコンプライアンス・オフィサーを意味します。
「規範」とはアリスタライフサイエンス株式会社により2004年に採用され、2010年に更新さ れ、さらに2013年にアリスタライフサイエンスリミテッドにより採用された行動規範のことです。
「顧客」とはどのアリスタ企業が顧客関係を形成しているかを問わず、アリスタからサービス、情報または製品を購入している企業及び個人のことです。
「職員」とはxxxxの全ての職員、執行役員、取締役を意味します。
「ローカル・ コンプライアンス・オフィサー」とはビジネスユニットのコンプライアンス・オフィサーおよびレビューまたは承認が必要な時には、レビューや承認を受けるビジネスユニットの方針書で指名されたその他の人物を意味します。
「公務員」 とは、以下(a)(b)(c)のような個人を含む任意の国の政府職員または公務員、政党、政党役員、政治家候補、またはかかる人物の代理人または代行者を意味します。 (a) 立法、規制または司法職を占める人物、(b) 政府所有もしくは政府管理下にある事業体の取締役、役員、または職員、 (c) 公的国際組織の役員または職員。
「接待」とは、xxxx職員が顧客やその他アリスタ職員以外の他者に飲食、旅行、娯楽活動またはその他の接待を提供することを意味します。
「贈答」とは、xxxx職員が顧客やその他アリスタ職員以外の他者に接待以外の有価物を提供すること。
「リージョナルカウンセル」とは各ビジネスユニットの法務部門長を意味します。
「規則」とは本書「xxxx贈賄防止コンプライアンスのための規則」を指します。
「仕入先」とは、商品、サービスまたは情報をアリスタに供給するためアリスタと事業関係を有する企業または人を意味します。