Contract
第17回 国際IOMクラス 全日本選手権
【帆走指示書】
1. 適用規則
本大会は、2009~2012 国際セーリング競技規則・付則E(無線操縦による艇の競技規則)国際IOMクラスルール・レース公示及び帆走指示書による。
2. 競技者への通告
競技者への通告は、本部前に設置された公式表示板又は口頭で通告する。
3. 帆走指示書の変更
帆走指示書の変更は、当日のスキッパーミーティング時に行う。
4. レースの日程
1日目 2010年3月21日(日曜)10:30 競技開始 16:00以降のスタートはしない。
2日目 3月22日(月曜)9:00 競技再開 13:00競技終了
5. 使用電波
受付時に本部にて決定する。 <交換クリスタルを用意すること>
6. スタート信号
ヒートとヒートの間隔は、前ヒートの全出場艇回収直後から 5 分後までに次のヒートの 5 分前スタートテープを入れる。トラブルやセール交換などの時間が必要な場合は、スタート 3 分前までに申請することとし、5 分間与えられる。その時から 5 分後に 5 分前のスタートテープを入れる。
RRS30.1 ラウンド・アン・エンド規則は適用しない。
7. レースエリア及びコントロールエリア
当日現地にて詳細は公式掲示板又は口頭で通告する。
8. コース
コースはスタート 2 分前までに、競技者に口頭とコースボードで通告する。。
9. マークブイ
色又は番号で識別したものを使う。
10. 障害物及び浅瀬の区域
当日のスキッパーミーティング時に口頭又はその他の方法で通告する。
11. スタート
ルール適用は1分前とする。この時水面上でコントロールされていないヨットはスタート信号後に手元より押し出さずに放しスタートラインを通過しなければならない。
12. コースの次のレグの変更
スタート後、レース委員会はコースの変更及び、短縮をすることが出来る、但し、この変更は先頭艇が次のレグに入る前に通告する。
13. 規則 44 に対するペナルティー
レース中に第 2 章の規則に違反したかもしれない艇は、インシデントの際にペナルティーを履行することが出来る。その艇はケースの後できるだけ早く他の艇から十分離れた後、速やかに 1 回のタックと 1 回のジャイブを含む回転を行う。
14. フィニッシュ・タイムアウト
タイムアウトはトップ艇のフィニッシュ後 3 分とする。
15. 抗議と救済請求
(1) 他の艇に抗義しようとする艇は、自艇のセール番号とともに「抗議」という言葉と相手艇のセール番号を 2 度確実に相手に声をかけること。
(2) 抗議を受けた艇は、ケース確認の意思表示を行うこと。
(3) 意思表示無き場合、レースオブザーバーは再度、意思表示を求めることができる。
(4) 抗議を出す艇は当該ヒートの終了後 5 分以内にレース委員会に伝えなければならない。
16. 救済
(1) 救済の要求は艇の過失ではなく、次のいずれかの理由で順位が著しく悪くなったという主張または可能性に基づくものでなければならない。
a, レース委員会またはプロテスト委員会の不適切な処置または不手際
b. RRS 第 2 章の規則に違反した艇、または避ける必要があるレース中でない艇の行動により被った物理的損害またはからxxあるいは接地
c. 無線妨害または明らかに主催者の不手際による電波障害
(2) 救済が決定した場合、相手艇は失格する。
(3) 救済の要求はそのヒート終了後 5 分以内とする。
(4) 第 1 レースでの救済は(1) b 以外を対象とし、得点は後 2 レースの平均を 2 で除したものとする。第 2 レース以降の救済の得点は問題のレースを除き、前 2 レースの平均とする。前 2 レースが第 1
レースの場合は前 1 レース・後 1 レース、前レースがない場合は後 2 レースとする。
(5) フィニッシュ間際など、順位が客観的に見て明らかな場合はプロテスト委員会の指示に従う。
(6) 救済の有無にかかわらず、そのレースの着順をもって次のレースのヒートを決定する。
17. 無線操縦不能の艇
ただちにセール番号と「操縦不能」をレース委員会に通知し リタイヤしなければならない。レース委員会は通知を受けたら口頭で各選手に、セール番号で障害物艇を通告する。
レース委員会は、レースの妨げにならないよう操縦不能の艇を回収する。
18. 得点
(1)低得点方式を採用する。
1 位=1 点、2 位=2 点、3 位=3 点 以下順位と同じ得点とする。
(2) 第 1 レースでDNF ・ RAF ・ DNS ・ DNC ・ DSQ を記録した艇は最も大きなヒートの最終艇としてフィニッシュした場合の得点プラス 1 点を与えられる。
(3) 第 2 レース以降でDNF ・ RAF ・ DNS ・ DNC を記録した艇はそのヒートの最終艇としてフィニッシュした場合の得点プラス 1 点を与えられる。
(4) 第 2 レース以降、レースから除外されたDNC 艇及び DSQ を記録した艇は参加した全艇数プラス 1 点を与えられる。
(5) 捨てレースの数は下記による。
4 レース終了1レース、10 レース終了 2 レース、19 レース終了 3 レース
19. 大会の成立
大会の成立は第 2 レースの終了を持って成立とする。
20. オブザーバー制のレース
(1) RSS E3.1 オブザーバー制のレースを採用する。
(2) オブザーバーは艇がレース中の間、コントロールエリアにおり、マークまたは他艇と接触している艇を特定する声をかけ、それを繰り返す。
(3) オブザーバーは、ヒートの終了時にレース委員会に未解決のすべてのインシデントを報告する。
(4) オブザーバーは競技者を対象とし担当は下記とする。
B ヒート:A ヒートのメンバー表 1~6 番の選手
A ヒート:B ヒートのメンバー表 1~6 番の選手
(5) オブザーバーは 2 名 1 組(上位から各 2 名単位)でそれぞれ「スタート・沖マーク、フィニッシュ」
「上マーク」及び「下マーク」を担当し、双方の合意を持ってインシデント成立とし、合意なき場合はノーインシデントとする。
21. その他の要件
(1) 受付時に計測書の提示のない競技者は、1 レースをDNC とし第 2 レースは最下位ヒートで出艇する。
(2) 競技者は、レース中の競技者に戦術的または戦略的助言を与えてはならない。コースの助言も含む。
(3) レース中の競技者は外部の援助を受けてはならない。ただし RRS E4.2(1)(2)(座礁、マークまたは他艇との絡まり、水面に降ろす場所での援助)を除く。
(4) レース中の無線操縦不能の艇の回収は、レース委員の指示を受けること。
(5) 選手はスポーツマンシップ及びシーマンシップに則りレースをしなければならない。
(6) 本帆走指示書で規定されていない項目や発生した問題については、レース委員会に委ねるものとする。それらは競技者に口頭または公式掲示板で通告する。
参考
DNC :スタートしなかった。(スタートエリアに来なかった)
DNS :スタートしなかった。( DNC とOCS 以外)
OCS :スタートしなかった。(スタート・ラインのコースサイドにいて規則 29.1 に違反した。)
DNF :フィニッシュしなかった。
RAF :フィニッシュ後にリタイアした。
DSQ :失格とされた。
DNE :規則 88.3(b)に基づく除外できない失格。 RDG :救済が与えられた。
第 17 回国際 IOM クラス全日本選手権レース方式
第 17 回国際 IOM クラス全日本選手権レース方式を以下の様に決める。
1. 参加艇数が15艇以下の場合
1レース方式で 全艇同時スタートとしレースを行う。
2. 参加艇数が16艇を越えた場合
ヒートマネージメント方式とする。
3. ヒートマネージメント方式。
(1) 第 1 レースはくじ引きとする。受付時にくじを引き第 1 レースの各ヒートに分かれる。ヒート数は 1 ヒートが 15 艇を超えない範囲で定める。
(2) 第 1 レース各ヒートの上位艇から第 2 レースの各ヒートを決定する。(ヒート艇数表参照)
(3) 昇➓は上位4艇を基本とする。1 ヒートの艇数及び使用バンドによって変更する場合がる。
(4) 上位ヒート DNF ・ DSQ ・ DNS ・ DNC ・ RAF は全て降➓、下位ヒートDNF ・ DSQ ・ DNS ・ DNC ・ RAFは昇➓できない。
(5) 各レースはアルファベットの逆順のヒートで実施する。(例C ヒート→B ヒート→A ヒート)。
(6) 順位の確定
[第 1 レース]
各ヒートは別々のレースとして取り扱う。
[第 2 レース以降]
ヒート艇数表に従って前レースの確定順位上位艇からヒート分けを行う。
下位ヒート終了後、ヒート上位4艇は引き続く上位ヒートに出艇する。順位は上位ヒート終了で確定する。
ヒート 5 位以下はその順位(順位プラス上位ヒート参加艇数)で確定する。
(7)ヒート艇数表(第 2 レース以降)
参加艇数 | Aヒート | Bヒート | C ヒート | Dヒート |
16 艇 | 6 | 10 | - | - |
17艇 | 6 | 11 | - | - |
18艇 | 6 | 12 | - | - |
19艇 | 8 | 11 | - | - |
20艇 | 8 | 12 | - | - |
21艇 | 8 | 13 | - | - |
22艇 | 8 | 14 | - | - |
23艇 | 10 | 13 | - | - |
24艇 | 10 | 14 | - | - |
25艇 | 10 | 15 | - | - |
26艇 | 9 | 6 | 11 | - |
27艇 | 9 | 6 | 12 | - |
28艇 | 9 | 9 | 10 | - |
29艇 | 9 | 9 | 11 | - |
30艇 | 9 | 9 | 12 | - |
31艇 | 9 | 9 | 13 | - |
32艇 | 9 | 9 | 14 | - |
4. 捨てレース方式
4 レース終了1レース、10 レース終了 2 レースとする。19 レース終了 3 レース。