Contract
2021 年1月13 日
各 位
会 社 名 乾汽船株式会社
(コード番号:9308 東証第一部)代表者名 代表取締役社長 x xx
問 合 せ 先 コーポレートマネジメント部長
xx xx
(TEL. 00-0000-0000)
xxxx株式会社との業務提携契約締結に関するお知らせ
当社は、2021 年1月 13 日開催の取締役会において、xxxx株式会社(本社:広島県xx市、代表取締役社長執行役員:xxxx、以下「xxxx」といいます。)との間で、物流事業における業務提携(以下「本業務提携」といいます。)を行うことを決議し、本日業務提携契約を締結いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.本業務提携の背景及び理由
昨今の物流業界は、倉庫作業員、ドライバー等の人手不足やそれを背景とした人件費、外注費のコスト増加、非効率な業務作業など様々な課題を抱える中、業務効率・生産性の向上施策が急務となっています。そのような中、官民一体となって「スマート物流」の早期実現が目指されており、物流企業は AI・IoT の技術を取り込み、サプライチェーン全体の効率化を図っていくことを求められています。
このような環境下において、当社は、2020 年8月13 日に、2020 年4月から2023 年3月までの3ヵ年の新しい経営計画として、「中期経営計画Beyond120」(以下「本中計」といいます。)を策定しました。本中計では倉庫・運送事業における「新たなロジスティクスバリューの創出」を掲げており、各種取り組みを推し進めています。その一環として、物流マッチングシステムを活用した効率配送モデルを強力に推進し、物流ネットワークの強化を目指しています。
一方、xxxxは全国約 400 拠点を有する陸運大手として、総合物流サービスを提供しています。同社は、早期から新しい物流の形を構築すべく取り組みを進めており、1人のドライバーで大型トラック2台の輸送を行うことができる「ダブル連結トラック」を日本で初めて導入するなど、業界に先駆けてモーダルシフトに取り組み、サプライチェーンの効率化を実現しています。引き続き、各拠点・幹線の輸配送能力の更なる強化や、自傭車の最適化に挑み、既存の物流ネットワークの再有効活用を目指しています。
本業務提携では、当社が研究してきたマッチングノウハウを、xxxxの持つ全国の拠点・ネットワークに展開することで、サプライチェーン全体の効率化に資するソリューションの確立を目指しま
す。物流において、外航海運、倉庫を主力とする当社と、幹線輸送を主力とするxxxxが、それぞれ集積してきた知見・経験を結集することにより、「輸送物」と「輸送手段」のマッチングソリューションはさらなる進歩を遂げ、両社及び社会への効用が増幅されることが期待され、物流業界の抱える課題解決・変革を目指すものであります。
また、本業務提携における取り組みは、労働環境の改善、業務の合理化、生産性の改善等を通じて、物流サプライチェーン全体の効率化・最適化、また、高品質な輸送サービスの提供に資することから、持続可能な社会の実現に向けて求められる ESG 注1への両社の取り組みにも寄与するものであります。さらには、テクノロジーを活用した新たな価値の創造に取り組み、物流業界の持続的発展に貢献します。
注1 環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものです。
2.本業務提携の内容
当社とxxxxは、今後5年間をめどに、両社の国内物流事業における業務効率・生産性の向上、創荷、新規事業の模索を目指すことで合意しました。
具体的には、上記1. に記載した通り、当社の有するマッチングノウハウを、xxxxの全国約400拠点を含むネットワークに幅広く展開していきます。より具体的な実施事項につきましては、今後両社で協議の上、実施していきます。
また、引越し事業等の他の物流事業の分野におきましても、両社の経営資源、事業ノウハウを有効に活用し、輸送効率の改善に向けた協業を進めていきます。
3.業務提携の相手先の概要
(1)名称 | xxxx株式会社 | |
(2)所在地 | 広島県福山xxxx町四丁目20 番1号 | |
(3)代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長執行役員 xx xx | |
(4)事業内容 | 貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、倉庫業、通関業、国際複合一貫 輸送事業、不動産の賃貸業 ほか | |
(5)資本金 | 30,310,457 千円 | |
(6)設立年月日 | 1948 年9月13 日 | |
(7)大株主及び持株比 | 株式会社日本カストディ銀行 | 18.80% |
率 | 公益財団法人xxxxx | 11.32% |
(2020 年9月 30 日現 | 近鉄グループホールディングス株式会社 | 7.91% |
在) | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社 | 7.11% |
日本生命保険相互会社 | 4.12% | |
株式会社広島銀行 | 3.59% | |
xxxx共済会 | 2.37% | |
損害保険ジャパン株式会社 | 2.07% | |
xxxx従業員持株会 | 1.99% | |
xxxx協力業者持株会 | 1.94% |
(8)上場会社と 当該会社との関係 | 資本関係 | 該当事項はありません | |
人的関係 | 該当事項はありません | ||
取引関係 | 該当事項はありません | ||
関連当事者へ の該当状況 | 該当事項はありません | ||
(9)当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態 | |||
決算期 | 2018 年3月期 | 2019 年3月期 | 2020 年3月期 |
連結純資産(百万円) | 246,194 | 252,377 | 256,138 |
連結総資産(百万円) | 437,089 | 439,893 | 448,329 |
1株当たり連結純資産 (円) | 4,768.44 | 4,961.67 | 5,109.31 |
連結売上高(百万円) | 267,799 | 285,686 | 292,999 |
連結営業利益(百万円) | 14,726 | 19,478 | 20,541 |
連結経常利益(百万円) | 16,119 | 21,553 | 21,849 |
親会社株主に帰属する 当期純利益(百万円) | 10,664 | 14,962 | 12,918 |
1株当たり連結当期純 利益(円) | 208.86 | 295.15 | 259.23 |
1株当たり配当金(円) | 30.00 | 55.00 | 50.00 |
4.日程
(1)取締役会決議日 | 2021 年1月13 日 |
(2)契約締結日 | 2021 年1月13 日 |
(3)業務提携開始日 | 2021 年1 月13 日 |
5.今後の見通し
現時点において本業務提携が当社の業績に与える影響は未定ですが、今後、業務提携が進展し、公表すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
以上
(参考)当期連結業績予想(2020 年11 月12 日公表分)及び前期連結実績
連結売上高 | 連結営業利益 | 連結経常利益 | 親会社株主に帰属 する当期純利益 | |
当期連結業績予想 (2021 年3 月期) | 百万円 17,684 | 百万円 △2,565 | 百万円 △2,684 | 百万円 △2,726 |
前期連結実績 (2020 年3 月期) | 百万円 21,787 | 百万円 △884 | 百万円 △1,080 | 百万円 80 |