外国の大学・研究機関へ1学期間又は2学期間の留学(以下「セメスター留学」という)を予定し,(独)日本学生支援機構(以下「JASSO」という。)から新潟大学に配 分された標記奨学金及び新潟大学基金(国際交流活動の支援)(以下「基金」という。)による奨学金の支援を希望する学生の募集を行うものである。
平成 29 年度(独)日本学生支援機構 海外留学支援制度及び新潟大学基金(国際交流活動の支援)によるセメスター留学をする学生を対象とした奨学金募集要項
1.趣 旨
外国の大学・研究機関へ1学期間又は2学期間の留学(以下「セメスター留学」という)を予定し,(独)日本学生支援機構(以下「JASSO」という。)から新潟大学に配分された標記奨学金及び新潟大学基金(国際交流活動の支援)(以下「基金」という。)による奨学金の支援を希望する学生の募集を行うものである。
2.奨学金支給対象者の資格及び要件
対象となる者は,新潟大学のxxの課程に学位取得若しくは卒業を目的に在籍する学生で,平成 29 年4月1日から平成 30 年3月 31 日の期間内に,外国の協定校への交換留学又はその他の方法により,セメスター留学を開始する者で,次の要件を満たす者とする。
①日本国籍を有する者又は日本への永住が許可されている者
※定住者は含まれない。
※二重国籍者においても,①を満たす者は含まれる。
②学生交流に関する協定等(教員間による合意等を含む)に基づき,派遣先大学等が受入を許可する者
③学業成績が優秀で人物等に優れており,かつ,在籍大学等における選考時の前年度の「成績評価係数」(別表1参照)が2.30以上(3.00満点)であること。前年度の成績がない場合は,選考時の前学期分の成績から算出するものとする。なお,学部1年生であることなどにより,成績評価係数で表すことができない場合は,別に定める様式に,特に成績が優秀であり,成績評価係数2.30相当以上であるとする理由を明記するものとする。
④経済的理由により,自費のみでの派遣プログラムへの参加が困難な者
・JASSOが実施する平成29年度第二種奨学金在学採用の家計基準に合致する者を優先する。
・奨学金支給割当人数に余剰が生じる場合は、在籍大学等において「経済的理由により、自費のみでの派遣プログラムへの参加が困難な者」として認める者も対象とする。
⑤派遣プログラム参加にあたり,必要な査証を確実に取得し得る者
⑥派遣プログラム終了後,在籍大学等に戻り学業を継続する者又は在籍大学等の学位を取得する者
⑦金額の多寡にかかわらず,他の留学に係る給付型奨学金を受給しない者(他の給付型奨学金の受給予定がある場合は,本奨学金といずれかを選択すること)
※奨学金支給対象者の資格及び要件については,JASSO「平成29年度海外留学支援制度(協定派遣)募集要項」(以下「募集要項」という。URL: xxxx://xxx.xxxxx.xx.xx/xxxxxxx/xxxxxxxx/xxxxx_x/xxxxx_xxxx_x/ icsFiles/afieldfile/2 016/09/12/yoko_haken.pdf)の「4.支援の対象者 (4)奨学金支給対象者の資格及び要件」を参照のこと。
3.申請コース及び募集人数
以下に掲げる(1)~(3)のいずれかのコースに申請すること。
(1)非英語圏ヨーロッパ協定大学への交換留学
①申請要件
i) 留学先が非英語圏ヨーロッパの協定校であること
ii) 在籍身分が「留学」であること(休学による留学でないこと)
iii) 留学先で,現地語等の英語以外の言語を身に付けることを目的としていること
iv) 申し込み時点で,ドイツ語検定,フランス語検定,ロシア語検定のいずれかで3級を取得している,又は初修外国語科目を6単位以上取得していること。あるいは IELTS 5.0 以上, TOEFL iBT 41 点以上,英検2級以上,TOEIC 550 点以上のいずれかを取得していること。申し込み時点で基準を満たしていない場合は,留学開始前に基準を満たす見込みであること。(留学開始前に基準を満たすことができなかった場合は,奨学生としての資格を失う)
v) 留学先で取得した単位が新潟大学で単位認定される見込みであること(在籍する学部・研究科の教員や学務係に確認していること)
②募集人数
10 人程度(このうち,一次募集(平成 29 年5月 10 日提出期限)では,8割程度を採用する。)
(2)英語圏の協定校への交換留学等
①申請要件
i) 留学先が英語圏の大学又は留学先で英語により授業を履修する計画であること(留学先の国・地域が英語圏でない場合を含む)
ii) 在籍身分は問わない。
iii) 申し込み時点で,IELTS 5.0 以上,TOEFL iBT 41 点以上,英検2級以上,TOEIC 550 点以上のいずれかを取得していること。若しくは留学開始前にこの基準に達する見込みであること。(留学開始前に基準を満たすことができなかった場合は,奨学生としての資格を失う)
iv) 留学先で取得した単位が新潟大学で単位認定される見込みであること(在籍する学部・研究科の教員や学務係に確認していること)
②募集人数
10 人程度(このうち,一次募集(平成 29 年5月 10 日提出期限)では,7割程度を採用する。)
(3)ヨーロッパ及び英語圏以外への交換留学等((1),(2)に該当しない留学)
①申請要件
i) 次のいずれかに該当すること。
・(1),(2)に該当しない協定校への交換留学であること
・新潟大学での学修・研究を深めるための外国の大学・研究機関への留学であるもの
ii) 在籍身分は問わない。
iii) 申し込み時点で,中国語検定4級,HSK3級,ハングル能力検定3級,韓国語能力試験2級のいずれかを取得していること,又は初修外国語科目を6単位以上取得していること。あるいは IELTS 5.0 以上,TOEFL iBT 41 点以上,英検2級以上,TOEIC 550 点以上のいずれかを取得していること。申し込み時点で基準を満たしていない場合は,留学開始前に基準を満たす見込みであること。(留学開始前に基準を満たすことができなかった場合は,奨学生としての資格を失う)
iv) 留学先で取得した単位が新潟大学で単位認定される見込みであること(在籍する学部・研究科の教員や学務係に確認していること)
②募集人数
20 人程度(このうち,一次募集(平成 29 年5月 10 日締切)では,7割程度を採用する。)
4.支給額
・指定都市 月額10万円
・甲地区 月額8万円
・乙地区 月額7万円
・丙地区 月額6万円
※留学先がどの地区に該当するかについては,別表2参照。
5.申請方法
本奨学金に応募する者は,以下①~⑧の書類を所属学部・研究科の学務係を通じて留学交流推進課へ提出すること。
①セメスター留学奨学金申請書(学内様式A)(両面印刷)
②留学への志望動機(様式任意。A4 1枚)
③成績証明書
④成績評価係数計算表(学内様式B)※1 ・・・E メールで提出
⑤語学検定試験結果通知(写し)又は初修外国語科目を6単位以上取得していることを証明する書類
⑥「留学申請書(承認書)」(写し)又は「休学申請書(承認書)」(写し)※2
⑦派遣先大学における受入期間又は授業暦が分かる書類(入学許可証,派遣先大学教職員からの電子メールの写し等。英語以外の言語で記載されている場合は,可能な限り受入許可に係る部分のみ日本語訳をつけること。)
⑧家計基準を確認することができる書類(JASSO 第一種又は第二種奨学金受給者であることが分かる書類又は家計支持者の所得を確認することができる書類※3)
※1 学務情報システムで成績を確認,単位数,成績等を成績評価係数計算表に入力し,算出する。
※2 申請時点で承認されていない場合は,承認され次第提出するものとする。
※3 学部学生の場合は本人以外の家計支持者(父母がいる場合は父母2名分),大学院生の場合は本
人及び配偶者の所得を確認できる書類とする。
6.申請期限
①一次募集:平成 29 年5月 10 日
平成 29 年 7 月以降平成 30 年 3 月までに留学を開始する者を対象とする
②二次募集:平成 29 年 10 月 17 日
平成 30 年 2 月以降に留学を開始する者を対象とする
(上記は,留学交流推進課への申請期限であるため,所属学部・研究科への提出期限については,事前に確認すること)
※平成 29 年 4 月から 6 月に留学を開始する者については,平成 29 年 3 月 24 日までに申請するものとする。また,採用人数の状況により,追加募集を行う場合がある。
7.選考方法及び結果通知
選考は,「6.申請期限」に定める期限ごとに,次の基準により総合的に行う※。原則として書面審査のみで採否を決定するが,選考委員が必要と判断する場合は,面接を行う。
①成績 60 点(3.00 点満点の成績評価係数に 20 を乗じる)
②適正 30 点(セメスター留学奨学金申請書,留学への志望動機等により,人柄,目的意識,語学力を各 10 点で評価する)
③奨学金獲得への自主的な努力の有無 10 点(「トビタテ!留学 JAPAN~日本代表プログラム」や各国の政府奨学金等,奨学金獲得に向けた自主的な努力をしている場合は,10 点を加算する)
選考結果は,申請期限から概ね2週間以内に,所属学部・研究科を通じて応募者に通知する。
※選考は,新潟大学国際交流委員会専門委員会の委員長が指名する同委員会の委員及び教育・学生支
援機構グローバル教育センター所属の教員各 1 名により行う。
8.報告書の提出
別に定める平成 29 年度 JASSO 奨学金事務手続きにより,JASSO の定める様式及び方法にて,在籍確認及び留学終了後の報告書等を提出するものとする。
9.渡航の延期・中止
不測の事態により,留学を延期又は中止する場合は,速やかに学務部留学交流推進課に報告するものとする。
<添付資料> (「5.申請方法」関係)
・セメスター留学奨学金申請書(学内様式A)
・成績評価係数計算表(学内様式B)
別表1
新潟大学における選考時の前年度の学業成績をもとに,下の表及び計算式により算出する「成績評価係数」(3.00 満点)に 20 を乗じ,60 点満点にて評価する。下の表及び計算式は,平成 29 年度独立行政法人日本学生支援機構海外留学支援制度(協定派遣)募集要項に定めるものである。
成績評価係数の算出にあたり,点数による評価がない場合は次のとおり算出する。
①点数等により成績評価がなされない「認定」の場合は,計算から除外する。
②「履修放棄」した科目については,0点にて計算する。
新潟大学における前年度の学業成績がない場合は,次のとおりとする。
①原則として,適正審査により評価された点数に2を乗じて得た点数(30 点×2)を学業成績の点数とする。
②1年生が2学期に応募する場合等で,前学期の成績がある場合は,これをもとに算出する。
③前年度の全部又は一部を休学していた場合で,前年度の成績の一部や前学期の成績がある場合は,これをもとに算出する。
④③に該当するが,履修科目数が極端に少ない場合は,①の方法により評価する。
なお,前年度の新潟大学における所属学部・研究科が選考時と異なる場合(学部から大学院に進学した場合等)も前年度の成績をもとに算出するが,他大学から編入した場合等,新潟大学における前年度の学業成績がない場合は,①の方法により評価する。ただし,他大学等における直近の成績証明書を参考資料として提出するものとし,選考委員が点数の調整をすることができるものとする。
別表2
別表3