会 社 名 株式会社フェローテックホールディングス 代 表 者 名 代表取締役社長 賀 賢 漢 ( J A S D A Q ・ コ ー ド 6 8 9 0 ) 問 合 わ せ 先 執行役員 IR 室長 佐 藤 昭 広 ( 0 3 - 3 2 8 1 - 8 1 8 6 )
2021年5月21日
各 位
会 社 名 | 株式会社フェローテックホールディングス | |
代 表 者 名 | 代表取締役社長 | x x x |
( J A S D A Q ・ コ ー ド 6 8 9 0 ) | ||
問 合 わ せ 先 | 執行役員 IR 室長 | x x x x |
( 0 3 - 3 2 8 1 - 8 1 8 6 ) |
株式会社カドーとの資本業務提携契約の締結に関するお知らせ
当社は、2021年5月20日開催の取締役会において、株式会社カドー(以下、「cado社」といいます。)との間で、資本業務提携契約(以下、「本資本業務提携契約」といい、当該契約に基づく資本業務提携を、以下、
「本資本業務提携」といいます。)を締結することを決議しましたのでお知らせいたします。
また、これに関連しcado社の主要株主である四条1号投資事業組合および四条3号投資事業組合は、当社との間でcado社の普通株式計2,000株(議決権保有比率5.21%)を当社に対して譲渡(以下、「本株式譲渡」といいます。)することを合意しましたので、併せてお知らせいたします。
記
1. 本資本業務提携の理由
cado社は、「環境」、「健康」等を指向した空気清浄機等の高級デザイン&機能家電のファブレス企業であり、
「“We design for atmosphere”/“ 空気をデザインする。”」の経営理念の下、地球環境と人々の快適な暮らしに貢献する家電製品の企画、開発、販売に取り組まれております。また、同社の製品は、国際的に最も権威のあるデザイン賞の一つであるドイツの「iFデザインアワード」やグッドデザイン賞等多数の受賞歴を有していることに加えて、同社の空気清浄機は、日本メーカーとして初めてCADR最高値注1を獲得し、更に独自開発の光触媒技術により、フィルターの長寿命化を実現するなど、デザインと性能面の両面において市場で高い評価を獲得しております。
ところで、当社のサーモモジュールは、従前よりエアコン、冷蔵庫等の家電製品に使われておりますが、昨今は温暖化の影響により、局所冷却機能付きの家電や服飾製品等、新たなコンシューマー向けのアプリケーションへの新規採用が拡大しております。また、世界最大の家電市場である中国では、購買層におけるデジタル世代/デジタル第二世代注2の台頭により、「品質が高く、自分にあった商品を買い、ゆったりとした生活をしたい」という消費昇級の消費価値観を持った世代が購買力を持つ層の中心に成長してきており、家電製品の選択基準においてもこのような消費価値観の拡がりから、ブランドに拘らず、デザインや品質が購入の決め手となる傾向が見られます。
このような状況下、当社ではサーモモジュールを使ったコンシューマー向け製品市場へ進出することを決定し、当該新製品開発のために提携先を模索しておりました。その結果、今般、cado社との間で当社のサーモモ
ジュール等の熱制御技術を使った付加価値の高いデザイン&機能家電の製品を両社で共同して市場に供給していくことを目的に、本資本業務提携について合意に至りました。
2. 本資本業務提携の内容等
(1)業務提携の内容
当社は、cado 社と以下の内容で提携を行うことを検討しております。なお、提携内容の詳細につきましては、今後、両社間にて検討を進めてまいります。
① cado 社が得意とする家電製品の企画、設計、開発、デザイン、ブランディング、マーケティングに関する能力と、当社が得意とするサーモモジュール等の熱制御に関する技術をベースとした、新たな付加価値のある家電製品、及び事業分野を創出する。
② 日本および中国市場を当面のターゲットとして、両社で開発した家電製品の同市場への拡販を実現するために、当社の子会社である浙江先導熱電科技股份有限公司(住所:中華人民共和国浙江省衢州市xxxx都工業園区龍江路 7 号)の生産設備等の経営資源を活用して、両社の日本および中国における家電事業の確たる発展を実現する。
③ 両社の人材交流により、また、その他の個別的な事柄において、双方の経営資源のより効果的なかつスピード感のある活用を達成する。
(2)資本提携の内容
当社は、四条1号投資事業組合および四条3号投資事業組合から cado 社の株式計 2,000 株(議決権所有割合 5.21%)を取得する予定です。なお、取得金額については売主からの要請もあり、非開示とさせていただきます。
3.本資本業務提携の相手先の概要
(1) | 名 | 称 | ||||||||
(2) | 所 | 在 | 地 | xxx港区白金台四丁目2番 11 号 | ||||||
(3) | 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 CEO xx xx | ||||||||
(4) | 事 | 業 | x | x | 「環境」、「健康」を志向した高級デザイン家電の企画、設計、販売 | |||||
(5) | 資 | 本 | 金 | 451,787 千円 | ||||||
(6) | 設 | 立 | 年 | 月 | 日 | 2011 年 6 月 2 日 | ||||
(7) | 大株主及び持株比率 (2021 年 3 月 31 日現在) | 四条投資事業有限責任組合(1,3,4,5,6 号) xx xx | 41.14% 10.72% | |||||||
上場会社と当該会社 と の 間 の 関 係 | 人 | 的 | 関 | 係 | 該当事項はありません。 | |||||
(8) | 取 | 引 | 関 | 係 | 該当事項はありません。 | |||||
関連当事者該当状況 | 該当事項はありません。 |
※財務情報につきましては、該社との契約の関係で非開示としております。
4. 日 程
(1) | 取 締 役 会 決 議 日 | 2021 年 5 月 21 日(金) |
(2) | 株 式 譲 x x 約 締 結 日 | 2021 年 5 月 21 日(金) |
(3) | 資本業務提携契約締結日 | 2021 年 5 月 21 日(金) |
5. 今後の見通し
当期の業績に与える影響は軽微と考えられますが、中長期的に当社の業績向上と企業価値向上に寄与するものと考えております。なお、今後、適時開示の必要性が生じた場合は、速やかに開示いたします。
以上
<cado社の代表的な製品>
① 空気清浄機(製品名:LEAF720)
② 加湿器(製品名:STEM630i)
注1 cado社の空気清浄機(AP-C700)は2012年10月にAHAM(米国家電製品協会)による空気清浄機の世界基準であるCADR(クリーンエア供給率)を日本メーカーにおいて初めて世界最高値を獲得。(出所:cado社ホームぺージより)
注2 デジタル世代:1986~1995年生まれで世代人口は約2.3億人。電子商取引(EC)の拡大とともに成長し、ECを主な購買チャネルとして育った第一世代で高度成長期の比較的裕福な世帯で育った世代。デジタル第二世代:1996~2010円生まれで世代人口は約2.2億人。学生の時代にはすでにスマートフォンやECが普及し、EC生活に慣れた世代で現時点では未就業者も多く、消費力は低いが、消費意欲は旺盛な世代。(データ源:中国統計局「2010年中国人口調査」)