・バリアフリー、衛生面、脱炭素(環境)、多様性、防犯(安全・安心)、SDGs、災害時の活用、DX 等に関する調査
別紙1
仕 様 書
1 件名
港区ならではの清潔できれいな公衆便所のあり方策定支援業務委託
2 履行期間
契約締結日から令和5年3月 31 日まで
3 履行場所
港区役所本庁舎(所在地:港区芝公園一丁目5番 25 号)
4 目的
本委託は、これまでの公衆便所にはない、象徴性や独創性のあるデザインと清潔な利用環境とするための新たな機能を備えた次世代の公衆便所を目指し、港区における公衆便所のあり方を明確にするとともに、令和5年度に予定される新芝橋際公衆便所の設計業務のxxxなる設計条件とコンセプトを確定することを目的とする。
5 用語について
本仕様書の中で、公衆便所とは、港区が管理する 31 箇所の公衆便所のことを示す。なお、31 箇所の公衆便所の概要と新芝橋際公衆便所の概要については、別紙参照のこと。
6 業務内容
(1)計画準備
業務の実施に先立ち、調査・検討方法、体制、スケジュール等について、実施計画書及び工程表を作成し、提出する。
(2)現況分析と調査【公衆便所全般】
① 都市計画などの上位計画の整理
② 公衆便所の現況整理
・トイレカルテや令和元年度利用実態調査等の既存データ整理トイレカルテ及び利用実態調査等のデータは区が貸与する。
③ トイレをめぐる社会動向の分析
・バリアフリー、衛生面、脱炭素(環境)、多様性、防犯(安全・安心)、SDGs、災害時の活用、DX 等に関する調査
・トイレの意匠に関する調査
・異なる部門の専門家5名程度へのヒアリングの実施
Web 開催も可、謝礼は本業務費に含まれるものとする。また、ヒアリング内容は議事録を作成し、要点を整理したものを隔週で開催する報告書にて提出する。
④ 国内外の参考事例の調査分析
・他の自治体などでの参考事例 10 件程度の調査
・先進的な便所の整備事例 10 件程度の調査
・管理手法に関する事例5件程度の調査
・大手便所器具メーカー2社程度に対し、先進技術や社会動向などについてヒアリングの実施
なお、国外事例はデスクリサーチを前提とする。
⑤ 想定される利用者・関係者の調査
・想定される利用者5名程度や公衆便所を管理する委託業者や近隣住民等の関係者3名程度へのヒアリングにより、現状の便所の問題点を明確化する。ヒアリング方法は、発注者と受注者で協議の上決定するものとし、Web 開催も可、謝礼は本業務費に含まれるものとする。また、ヒアリング内容は議事録を作成し、要点を整理したものを隔週で開催する報告書にて提出する。
(3)新芝橋際公衆便所周辺の敷地分析及び周辺分析
・敷地周辺の状況調査や人流調査等を行い、敷地及び周辺の特性をまとめる。
(4)検討視点の整理【公衆便所全般】
① 調査結果からの洞察と検討視点の整理
・検討視点には規模に関する洞察も含み、面積 10m2 未満の場合と面積 10m2 以上の場合について検討する。
② 解決すべき問題点と実現すべき価値の整理
③ 利用者の視点と利用者体験の整理
(5)港区の公衆便所の将来像(ビジョン)の提案とあり方の策定
① 将来像(ビジョン)の提案とあり方の策定
・大目標となるビジョンを掲げるとともに、検討視点、問題点、実現すべき価値、利用者体験などを整理し、今後の公衆便所の整備検討を支援するための「港区ならではの清潔できれいな公衆便所のあり方」を策定する。
② 合意形成支援
・意見募集の実施
募集方法については、発注者と受注者で協議の上決定するものとする。
(6)新しい新芝橋際公衆便所の実現に向けたコンセプト及び施策の策定あり方を踏まえ、以下の業務を実施する。
① 新芝橋際公衆便所のコンセプトの提案
② 新芝橋際公衆便所の空間と機能の提案
③ 新芝橋際公衆便所に導入すべき技術の提案(環境、防犯対策、災害時の活用)
④ 新芝橋際公衆便所のゾーニング提案と設計条件整理(規模・機器の個数・設備など)
⑤ 新しい新芝橋際公衆便所のイメージ図
必要性含め、詳細については、発注者と受注者で協議の上決定するものとする。
⑥ 「新芝橋際公衆便所整備計画書」策定
⑦ 合意形成支援
・周辺xx等への説明会等2回程度の実施
開催方法については、発注者と受注者で協議の上決定するものとする。
(7)打合せ協議
本業務における打合せ協議は、業務着手時、中間時、成果品納入時の他、隔週にて業務の進捗を報告する。なお、業務着手時及び成果品納入時には業務責任者が立ち会うこととする。
7 業務実施計画書の提出
受注者は業務実施に当たり、契約日の翌日から起算して、2週間以内に、日時、方法、業務責任者氏名、作業人員等を記載した業務実施計画書を提出し、発注者の承認を得ること。
8 成果品
受注者は、以下の成果品を令和5年3月 31 日までに発注者に提出すること。
(1)業務報告書 1部
(2)業務完了までの議事録及び関係資料 一式
(3)「港区ならではの清潔できれいな公衆便所のあり方」本編 5冊
(4)「新芝橋際公衆便所整備計画書」本編 5冊
(5)上記成果品の電子データ(CD-R もしくは DVD-R)1 部
電子データの形式はマイクロソフト製オフィスを使用して作成すること。
9 支払方法
契約代金は、すべての業務の履行確認後、受注者からの請求に基づき一括で支払うこととする。
10 受注者の責務等
(1)受注者の責務において、区民・業務関係者等に対する安全対策に万全を期し、事故防止に関する必要な措置を講ずること。
(2)受注者は、常に善良なる管理者の注意をもって業務を遂行し、業務の進捗状況ついて確認の上適宜報告すること。
(3)受注者は、関係法令等を遵守し、その適用及び運用は、受注者の責任において適切に行うこと。
(4)受注者は、業務上知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。契約の解除及び期間満了後においても同様とする。
(5)受注者は、本契約の履行に当たり、「港区職員の障害を理由とする差別の解消の推進に関する要綱」の趣旨を踏まえ、適切な対応を図ること。
(6)受注者は、「港区職員のハラスメントの防止等に関する要綱」を遵守すること。また、ハラスメントが発生した場合は、発注者と連携して適切に対応すること。
(7)受注者は、本契約の履行に当たり、基本的人権を尊重し、個人の尊厳を守り、あらゆる差別をなくすために適切な対応を図ること。
(8)受注者は、本契約の履行に当たり、「港区環境美化の推進及び喫煙による迷惑の防止に関する条例」(平成9年港区条例第42号)第9条に規定するみなとタバコルールを遵守すること。
(9)受注者は、本契約の履行に当たり、地球温暖化防止のため、省エネルギー対策に努めること。
(10)受注者は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、従事者は必ずマスクを着用する等の適切な対応を図ること。
11 環境により良い自動車利用
(1)本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は利用する場合は、都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成12年xxx条例第215号)の規定に基づき、次の事項を遵守すること。
ア ディーゼル車規制に適合する自動車であること。
イ 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努めること。
(2)低公害・低燃費な自動車利用に努めること。
(3)適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少 装置装着証明書等の提示又は写しの提出を求められた場合には、速やかに提示し、又は提出すること。
(4)本契約の履行に当たって観光バスを使用する場合は、「観光バスの環境性能表示に関するガイドライン(平成21年3月27日付改正20環xx第837号)」に規定する評価基準Aランク以上の車両を供給すること。
12 その他
本仕様書に記載のない事項又は疑義が生じた場合は、発注者と受注者で協議の上
決定する。
13 担当
港区街づくり支援部土木課公園計画担当(担当 xx)電話(代)3578‐2111 内線 2236 ファクシミリ 3578‐2369