河川土工における掘削工○○○○m3(別添図面参照)
(資料1) (起 案 用)
契 約 担 当 者
監 督 員
決 総
括
裁
x
x
欄
担当
工 事 番 号
指示・承諾・協議・提出・報告書
建 設 工 事 名 令和○年度 一級河川○○○川 ○○○○工事(○○工)
請 負 代 金 額
○○,○○○,○○○ 円
建設工事箇所
市 町
○○ ○○
郡 村
着手
地先 年月日
完成
令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日
下記のように指示、承諾、協議
提出、報告する。 願いたい。
令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日
契約担当者
監 督 員請 負 者現場代理人
○○○○株式会社
○○ ○○
受注者発議の場合は第18条第4項
1 静岡県建設工事請負契約約款第18条第4項により、別紙のとおり設計図書の変更を行うよう協議する。
1)設計変更内容
「ICT活用工事(ICT土工・受注者希望型)に関する特記仕様書」に基づき、ICT活用工事を実施する。
2)ICT活用工事の対象範囲
河川土工における掘削工○○○○m3(別添図面参照)
3)ICT活用工事の実施内容
(1) 空中写真測量(無人航空機)を用いた起工測量
(2) 3次元設計データ作成
(3) 3次元MGバックホウによる施工
(4) 空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理
(5) 3次元データの納品
2 本設計に係る変更概算金額については、以下のとおり協議する。
1)直接工事費 約○○千円増
2)保守点検・システム初期費 約○○千円増
3)起工測量費 約○○千円増
4)3次元設計データ作成費 約○○千円増
協議内容に同意し、施工を指示する場合に、監督員が記載する。
上記について、承諾する。
上記1のとおり施工するよう指示する。 なお、本指示内容は設計変更の対象とする。
1)請負金額:約○○千円増(累計で約○○千円増)上記1)は、参考値であり、設計変更に係る金額につ いては、約款(第23条及び)第24条により別途行う変更
契約協議に基づくものとする。
契約担当者
受理する。
監 督 員
請 負 者
静岡県○○土木事務所
○○ ○○
令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日 現場代理人
(資料2) (起 案 用)
契 約 担 当 者
監 督 員
決 総
括
裁
x
x
欄
担当
工 事 番 号
指示・承諾・協議・提出・報告書
建 設 工 事 名 令和○年度 一級河川○○○川 ○○○○工事(○○工)
請 負 代 金 額
○○,○○○,○○○ 円
建設工事箇所
市 町
○○ ○○
郡 村
着手
地先 年月日
完成
令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日
下記のように指示、承諾、協議
提出、報告する。 願いたい。
令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日
契約担当者
監 督 員請 負 者現場代理人
○○○○株式会社
○○ ○○
受注者発議の場合は第18条第4項
1 静岡県建設工事請負契約約款第18条第4項により、別紙のとおり設計図書の変更を行うよう協議する。
1)設計変更内容
「ICT活用工事(ICT土工・ICT導入型)に関する特記仕様書」に基づき、ICT活用工事の対象範囲を協議する。
2)ICT活用工事の対象範囲
河川土工における掘削工○○○○m3(別添図面参照)
3)ICT活用工事の実施内容
(1) レーザースキャナーを用いた起工測量
(2) 3次元設計データ作成
(3) 3次元MGバックホウによる施工
(4) レーザースキャナーを用いた出来形管理
(5) 3次元データの納品
2 本設計に係る変更概算金額については、以下のとおり協議する。
1)直接工事費 約○○千円減
2)起工測量費 約○○千円増
3)3次元設計データ作成費 約○○千円減
協議内容に同意し、施工を指示する場合に、監督員が記載する。
上記について、承諾する。
上記1のとおり施工するよう指示する。 なお、本指示内容は設計変更の対象とする。
1)請負金額:約○○千円増(累計で約○○千円増)上記1)は、参考値であり、設計変更に係る金額につ いては、約款(第23条及び)第24条により別途行う変更
契約協議に基づくものとする。
契約担当者
受理する。
監 督 員
請 負 者
静岡県○○土木事務所
○○ ○○
令和 ○ 年 ○ 月 ○ 日 現場代理人
(資料3)
施工計画書(記載例)
目次
1. 対象範囲・実施内容 1
(1) ICTの適用技術 1
(2) 適用工種 2
(3) 適用区域 2
2. 施工方法 3
2.1 ICT建機による施工 3
(1) 使用機械とICT技術 3
(2) 装着機器詳細 3
(3) システムから提供される情報・補助 3
(4) 精度確認 3
(5) ICT建機の日常点検 4
3. 施工管理計画 6
3.1 ICT施工に係わる出来形管理 6
(1) 適用工種 6
(2) 適用区域 6
(3) 出来形計測箇所及び出来形管理基準及び規格値 7
(4) 出来形管理写真基準 7
(5) 使用機器・ソフトウェア(UAVの場合) 8
(6) 使用機器・ソフトウェア(TLSの場合) 9
(7) 3次元設計データ作成 10
(8) 空中写真測量(無人航空機)による計測(UAVの場合) 11
(9) 空中写真測量(無人航空機)に係わる安全管理(UAVの場合) 15
(10)TLSによる計測(TLSの場合) 16
(11)計測点密度とデータ処理 18
※ 本資料は、標準的に記載が必要となる事項について記載したものです。実際の施工計画 書は、実際の条件・内容に基づいて、記載して下さい。
当計画書は○○工事における ICT 活用に関する施工計画について記載する。
1. 対象範囲・実施内容
(1) ICTの適用技術
当該工事は、以下に示すICT施工技術を活用する。
建設生産プロセスの段階 | 採用項 目 | ICT施工技術の具体的内容 |
起工測量 | ○ | 空中写真測量(無人航空機)を用いた起工測量 |
○ | 地上型レーザースキャナーを用いた起工測量 | |
トータルステーションを用いた起工測量 | ||
トータルステーション(ノンプリズム方式)を用いた起工 測量 | ||
RTK-GNSSを用いた起工測量 | ||
無人航空機搭載型レーザースキャナーを用いた起工測量 | ||
その他の3次元計測技術を用いた起工測量 | ||
発注者から提供された3次元計測データを利用 | ||
3次元設計データ作成 | ○ | |
ICT建設機械による 施工 | ○ | 3次元MCまたは3次元MGブルドーザ |
○ | 3次元MCまたは3次元MGバックホウ | |
出来形管理等の施工管理 | ○ | 空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理 |
○ | 地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理 | |
トータルステーションを用いた出来形管理 | ||
トータルステーション(ノンプリズム方式)を用いた出来 形管理 | ||
RTK-GNSSを用いた出来形管理 | ||
無人航空機搭載型レーザースキャナーを用いた出来形x x | ||
施工履歴データを用いた出来形管理 | ||
その他の3次元計測技術を用いた出来形管理 | ||
完成形状の3次元計測 | ○ | 地上型レーザースキャナー |
モバイル端末を用いた計測技術 | ||
その他の3次元計測技術(手法を記載) | ||
3次元データの納品 | ○ |
(2) 適用工種
以下の工種に適用する。
工 種 | 種 別 | 単 位 | 数量 | 備 考 |
道路土工 | 路体盛土工 | m3 | 1,000 | |
法面整形工 | m2 | 500 |
(3) 適用区域
適用区域は、工事起点○○から工事終点○○までの土工の天端および法面部分とする。適用区域を示した平面図、横断図を示す。
平面図
(ICT施工および起工測量、出来形管理の対象範囲)
図 平面図
標準横断図
(適用区域の一部を従来管理する等の場合)
図 標準横断図
2. 施工方法
2.1 ICT建機による施工
(1) 使用機械とICT技術
機械名 | 規格 | 台数 | 制御方法 | 測位方法 |
バックホウ | 0.7m3 級 | 1 | マシンコントロール | RTK-GNSS 方式 |
ブルドーザ | 1 | マシンコントロール | TS 方式 |
(2) 装着機器詳細
機種名 | ○○社製 △△-□□ | |||
機器 | 計測データ | 仕様 | 台数 | 摘要 |
GNSS受 信機 | 本体位置 ( 3 次 元 座 標) | GNSS受信機 GNSSアンテナ マスト、ブラケット一式 | 1 | 堅 牢 タ イ プ (対衝撃性、防塵性、防滴性) |
本体向き (機軸に対する回転角) | GNSS受信機 GNSSアンテナ マスト、ブラケット一式 | 1 | ||
方位センサ | 1 | |||
GNSS補正情報 (基準局) | GNSS受信機、 GNSSアンテナ マスト、ブラケット一式、充電器1式 | 1 | 標 準 タ イ プ (防塵性、防 滴性) | |
傾斜センサ | 本体ピッチング、ローリング | センサ、ブラケット | 1 | |
変位センサ | 作業装置支点 角度 | センサ、ブラケット(アーム、ブーム、バケット用) | 3 | |
傾斜センサ | 作業機装置支 点角度 | |||
コントロールユニット及びモニタ | 設計とバケット位置の差異等 | 演算・描画処理装置、得センサユニット、モニタ | 1 |
(3) システムから提供される情報・補助
機能 | 情報 | 備考 | ||
3次元設計データ保存機能 | 3次元設計データ | |||
掘削操作支援 | 電子丁張提供 | 平面、断面形状 | ||
本体操作支援情報の提供 | 移動操作支援 | 設計上の位置 | ||
掘削方向誘導 | 法面との正対 | 設計面(法面・基面)、法肩・法尻線のトリガ選択 | ||
作業機操作支援情報の提供 | 切り出し位置誘導 | 設計との標高差分値 | ||
バケット操作支援 | 設計勾配 |
(4) 精度確認
ICT建機の精度確認は、別途示される「静岡県施工履歴データによる土工の出来形管理要領(案)」の「3-3作業装置の計測精度確認」に基づいて実施する。
(5) ICT建機の日常点検
日々の点検を下記チェックシートに記載された項目について作業開始前に実施する。
3. 施工管理計画
3.1 ICT施工に係わる出来形管理
次表に示す工種について、空中写真測量(無人航空機)を用いた起工測量および出来形管理をおこなう。
(1) 適用工種
工 種 | 種 別 | 単 位 | 数量 | 備 考 |
道路土工 | 路体盛土工 | m3 | 1,000 | |
法面整形工 | m2 | 500 |
(2) 適用区域
3次元計測範囲、出来形管理を行う範囲は下記赤色部分とする。
平面図
(起工測量、出来形管理の対象範囲)
図 平面図
(3) 出来形計測箇所及び出来形管理基準及び規格値
工種 | 測定箇所 | 測定項目 | 規格値 | 測定基準 | 測定箇所 | |
平均値 | 個々の 計測値 | |||||
路体盛土工路床盛土工 | 天端 | 標高較差 | ±50 | ±150 | 注1、注2、注3、注4 | |
法面(xx含む) | 標高較差 | ±80 | ±190 |
注1:個々の計測値の規格値には計測精度として±50mmが含まれている。
注2:計測は天端面(掘削の場合は平場面)と法面(xxを含む)の全面とし、全ての点で設計面との標高較差または、水平較差を算出する。計測密度は1点/m2(平面投影面積当たり)以上とする。
注3:法肩、法尻から水平方向に±5cm以内に存在する計測点は、標高較差の評価から除く。同様に、標高方向に±5cm以内にある計測点は水平較差の評価から除く。
注4:評価する範囲は、連続する一つの面とすることを基本とする。規格値が変わる場合は、評価区間を分割するか、あるいは規格値の条件の最も厳しい値を採用する。
(4) 出来形管理写真基準
区分 | 写真管理項目 | |||
撮影項目 | 撮影頻度 | 提出頻度 | ||
施工状況 | 図面との不一致 | 図面と現地との 不一致の写真 | 撮 影 毎に 1 回 (発生時) | 代表箇所 各1枚 |
工種 | 写真管理項目 | ||
撮影項目 | 撮影頻度[時期] | 提出頻度 | |
路体盛土工路床盛土工 | 巻出し厚 | 200mに1回 | 代表箇所各1枚 |
締固め状況 | 転圧機械または地質が変わる毎に 1回[締固め時] | ||
法長(法面) 幅(天端) | 計測毎に1回[施工後] | 代表箇所 各1枚 |
(5) 使用機器・ソフトウェア(UAVの場合)
当該工事では、「空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)」に定められた性能および機能を有する以下の機器・ソフトウェアを使用する。
1)機器構成
項目 | 名称 | 仕様・性能 |
トータルステーション | 〇〇〇 | |
UAV | 〇〇〇 | |
デジタルカメラ | 〇〇〇 | |
3次元設計データ作成ソフト ウェア | 〇〇〇 (バージョン番号) | |
写真測量ソフトウェア | 〇〇〇 (バージョン番号) | |
点群処理ソフトウェア | 〇〇〇 (バージョン番号) | |
出来形帳票作成ソフトウェア | 〇〇〇 |
2)計測計画・精度管理
項目 | 起工測量 | 出来形計測 |
計測性能 | 計測密度:0.25m2(0.5m×0.5m メッシュ)あたり 1 点以上 地上画素寸法:2cm/以内 | 計測密度:0.01m2(0.1m×0.1m メッシュ)あたり 1 点以上 地上画素数寸法:1cm/画素以内 |
測定精度 | ±10cm 以内 | ±5cm 以内 |
3)UAV主要諸元
機体直径 | 628mm(モータ軸間)、1009mm(直径) |
機械高 | 254mm |
機体重量 | 1.4kg(機体のみ)、2.2kg(バッテリー含む) |
離陸重量 | 6.0kg |
耐風速 | 10m/s 以下 |
滞空(ホバリング時間) | 8~15 分 |
最高速度 | 72km/h 水平:20m/s 上昇:5m/s |
最大到達高度 | 150m |
動力用バッテリー | Zion Lipo 6 セル 99wh×1 |
4)デジタルカメラ主要諸元
型式 | フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラ |
撮像素子 | APS-C サイズ(23.5 x 15.6mm)、"Exmor"APS HD CMOS センサー |
カメラ有効画素数 | 約 2430 万画素 |
総画素数 | 約 2470 万画素 |
アスペクト比 | 3:02:00 |
画像ファイル形式 | JPEG (DCF Ver.2.0、Exif Ver.2.3、 MPF Baseline)準拠、RAW(ソ ニーARW 2.3 フォーマット) |
記録画素数 (縦横比 3:2) | L サイズ: 6000 x 4000(24M),M サイズ: 4240×2832(12M), S サイズ: 3008x2000(6M) |
使用レンズ | 焦点距離:28mm FE 2/28 |
(6) 使用機器・ソフトウェア(TLSの場合)
当該工事では、「地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)」に定められた性能および機能を有する以下の機器・ソフトウェアを使用する。
1)機器構成
項目 | 名称 | 仕様・性能 |
トータルステーション | 〇〇〇 | |
地上型レーザースキャナー | 〇〇〇 | |
3次元設計データ作成ソフト ウェア | 〇〇〇 (バージョン番号) | |
点群処理ソフトウェア | 〇〇〇 (バージョン番号) | |
出来形帳票作成ソフトウェア | 〇〇〇 (バージョン番号) |
2)精度管理
項目 | 確認方法 | 基準上の要求事項 |
測定精度 | 「精度確認試験報告書」に基づいて、起工測量時、および出来形計測前に実施す る。 | 計測範囲内で±20mm ※当該現場での使用から 6 か月以内に 実施したものであること。 |
精度管理 (LS 本体) | 巻末に別途添付する。 | TLS本体の保守点検記録。 製造元が推奨する有効期限内 |
3)地上型レーザースキャナー主要諸元
機体直径 | 228(D) x 293(W) x 412(H) mm (ハンドル、基盤含む) |
機械高 | 226mm(基盤取付け面からミラー回転中心まで) |
機体重量 | 10.0kg(基盤、バッテリーを含む) |
レーザークラス | Class 3R(標準モード) |
測定距離 | 40m~350m |
スキャンスピード | 最大 120,000 点/秒 |
点間隔 | 最小 3.1mm (10m 時) |
距離精度 | 3.5mm(σ) |
(7) 3次元設計データ作成
3次元設計データは、起工測量時の数量算出や出来形の評価と出来形管理資料作成に利用するものであり、発注者に指示された適用区域を対象に設計図書に基づいて作成する。作成した3次元設計データは、入力の間違いがないかを確認するために、要領に従った確認方法を実施し、「3次元設計データチェックシート」を監督員に提出する。
(8) 空中写真測量(無人航空機)による計測(UAVの場合)
1)無人航空機の飛行許可に関する事項
本現場では、航空法の規定に係わる該当項目がなかったため、「無人航空機の飛行に関する許可・承認」は特に不要であった。
無人航空機の飛行の許可が必要となる空域 (以下の 3 項目のいずれかに該当する場合は申請が必要) | ||
1 | 空港などの周辺(進入表面等)の上空領域 | 該当なし |
2 | 150m 以上の高さの空域 | 該当なし |
3 | 人口集中地区(DID 地区)の上空 | 該当なし |
DID 地区と空港上空区域の分布図など (当該現場の位置と航空法の規定に係わる項目の位置関係を示す図) 図 DID 地区と空港上空区域の分布 |
無人航空機の飛行の方法 (以下の 6 項目のいずれかに該当する場合は申請が必要) | ||
1 | 夜間飛行 | 該当なし |
2 | 目視外飛行 | 該当なし |
3 | 30m 未満の飛行 | 該当なし |
4 | イベント上空飛行 | 該当なし |
5 | 危険物輸送 | 該当なし |
6 | 物件投下 | 該当なし |
2)標定点・検証点の設置
(配置)
起工測量および出来形計測時の標定点・検証点は、国土地理院「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」に従い、以下の配点とする。検証点は、UAV を用いた出来形管理要領に従い、以下の設置点数にて設置する。
要領の記載内容 | 本業務 | ||
起工測量 | 出来形計測 | ||
外部標定点 | 辺長 100m 間隔程度以内 (内部含め最低 4 点) | 4点 | 4点 |
内部標定点 | 辺長 200m 間隔程度以内 | 3点 | 3点 |
検証点 | 天端上辺長 200m 間隔程度以内(最低 2 点) | 4点 | 4点 |
平面図
(標定点・検証点の設置)
図 標定点・検証点の設置
(設置方法)
起工測量および出来形計測時の標定点・検証点の設置は、発注者より指示された基準点あるいは工事基準点を利用して、基準点からTS、標定点からTSまでの計測距離(斜距離)を 150m 以内で計測し、座標を求める。TSは、2級TSを利用する。
実施計画 | 要領の記載内容 | |
設置方法 | TS を用いた計測 | 4級基準点および3級水準点相当 |
3)空中写真撮影
(飛行計画)
地上画素寸法を確保できるように、天端から対地高度 50m で飛行する。また、離着陸時以外は、基本的に自律飛行とする。適用区域の土工範囲を網羅するように、延長方向は+
20m程度、横方向は+2、3m程度延伸するように計測する。
計測諸元 | |
対地高度 | 50m |
オーバラップ率(計測方向) | 計画時 90% |
サイドラップ率(隣接方向) | 60% |
コース間隔 | 11.1m |
飛行経路図
図 飛行計画
4)地上画素寸法の算出
計測性能として、撮影計画上の地上画素寸法が1cm/画素以内と定められている。地上画素寸法は、使用するデジタルカメラの解像度と飛行高度より算定し、以下のとおり、地上解像度を確認した。
被写体までの距離(m) | 50m |
焦点距離(mm) | 28mm |
水平撮影範囲(m) | 41.96m |
垂直撮影範囲(m) | 27.86m |
水平mm/画素 | 6.99mm/画素 |
垂直mm/画素 | 6.99mm/画素 |
イメージセンサー
被写体までの距離
被写体
焦点距離
上記諸元の解説図
27.86m/4000
=6.96mm/画素
50m
41.96m/6000
=6.99mm/画素
1画素あたりの寸法算出根拠
5)撮影枚数
飛行コース長 | 70m | 水平撮影範囲 | 41.96m |
コース数 | 3 | ラップ率 | 90% |
撮影枚数(1 コース) | 70m÷(41.96m×(100%-90%)÷100)≒17 枚 | ||
撮影枚数(予定) | 51 枚 |
(9) 空中写真測量(無人航空機)に係わる安全管理(UAVの場合)
UAVの飛行にあたっては、「公共測量におけるUAVの使用に関する安全基準(案)」等を遵守し、安全な運航を確保する。
(10)TLSによる計測(TLSの場合)
1)TLSの設置
地上型レーザースキャナーの計測は、4箇所に設置し計測を行う。設置箇所は、「地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)」に準じ、計測対象物に対してできるだけ正対した位置に設置するものとする。
平面図
(TLSの設置位置)
TLSの配置計画
2)TLSの位置決め
標定点を設置する場合の記載例
標定点は、発注者より指示された基準点あるいは工事基準点を利用して、4 級基準点測量の規定を準用し TS による放射法 2 セット観測で求める。
レーザースキャナーの機械設置は、「地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)」に準じ、工事基準点上にプリズムを設置し、後方交会法によるレーザースキャナーの設置を行う。本業務では 4 点の基準点上にプリズムを設置し、その内の 2 点を使い後方交会法による機械設置を行う。
実施計画 | 要領の記載内容 | |
設置方法 | TS を用いた計測 | 4級基準点および 3級水準点相当 |
設置点数 | 4点 | 4点以上 |
図 標定点・検証点の設置
平面図
(TLSの位置決めのための標定点の位置あるいは、基準点および工事基準点の位置)
図 TLS位置決めに使用する標定点あるいは、基準点および工事基準点の位置計画
(11)計測点密度とデータ処理
1)計測点密度
ICTを用いた計測では、下表の必要な計測点が取得できるように、データ処理段階で、所定の計測点密度を設定し、作成する。
実施計画 | 要領の記載内容 | |
起工測量 | ○○あたり 1 点以上 | 0.25m2 あたり 1 点以上 |
出来形測量 | ○○あたり 1 点以上 | 0.01m2 あたり 1 点以上 |
2)データ処理
出来形管理や出来高算出に係わるデータ処理は以下の手順のとおり実施し、出来形評価のための計算方法や数量算出方法は、要領に従った以下の方法で実施する。
(データ処理手順)
出来形管理に必要な処理 | 資料作成ソフトウェア |
1.計測(計測点群データの取得) | 〇〇〇 |
2.不要点除去 | 〇〇〇 |
3.点群密度の変更(データの間引き) | 〇〇〇 |
4.数量算出 | |
5.点群密度の変更(グリッドデータ化) | 〇〇〇 |
6.3次元設計データと出来形評価用データの各ポ イント離れの計算 | 〇〇〇 |
7.出来形分布図の作成 | 〇〇〇 |
8.出来形帳票および3次元ビューの作成 | 〇〇〇 |
(データ処理および計算方法)
実施方法 | 要領に示される計算方法 | |
3.点群密度の変更(データの間引き) | 最下点 | ・最下点 ・中央値 |
4.数量算出 | 点高法 | ・点高法 ・TIN 分割法 ・プリズモイダル法 |
5.点群密度の変更(グリッドデータ化) | 最近隣法 | ・個々の実在点 |
出来形評価用データのため | ・最近隣法 | |
・平均法 | ||
・TIN 法 | ||
・逆距離加重法 |
(資料4)
令和 年 月 日工 事 名 : 受 注 者 名: x x 者 :
カメラxxxxxxション及び精度確認試験結果報告書
・カメラxxxxxxションの実施記録
カメラxxxxxxション 実施年月 | 令和 年 月 日 |
作業機関名 | |
実施担当者 | |
使用するデジタルカメラ | メーカ :(製造メーカー名) 測定装置名称:(製品名、機種名)測定装置の製造番号:(製造番号) |
・精度確認試験結果(概要)
精度確認試験実施年月 | 令和 年 月 日 |
作業機関名 | |
実施担当者 | |
測定条件 | 天候 晴れ 気温 8℃ |
測定場所 | (株)UAV測量 ○○工事現場 |
検証機器(検証点を計測する測定機器) | TS :3級TS以上 □機種名(級別○級) |
精度確認方法 | 検証点の各座標の較差 |
・精度確認試験結果(詳細)
① 真値とする検証点の確認 | ||||
計測方法:既知点 orTS による座標値計測 | ||||
真値とする検証点の位置座標 | ||||
X | Y | Z | ||
1点目 44044.720 | -11987.655 | 17.890 | ||
2点目 44060.797 | -11993.390 | 17.530 | ||
②空中写真測量(UAV)による計測結果 | ||||
◎2 点目 ◎1 点目 | ||||
③差の確認(測定精度) 空中写真測量による計測結果(X’,Y’,Z’)― 真値とする検証点の座標値(X,Y,Z) X成分(最大) =-0.020m(-2cm)以内;合格(基準値5cm 以内) Y成分(最大) =-0.011m(-1.1cm)以内;合格(基準値5cm 以内) Z成分(最大) =-0.020m(-2cm)以内;合格(基準値5cm 以内) |
空中写真測量(UAV)で測定した検証点の位置座標 | ||
X’ | Y’ | Z’ |
1点目 44044.700 | -11987.644 | 17.870 |
2点目 44060.778 | -11993.385 | 17.521 |
検証点の座標間較差 | ||
ΔX | ΔY | ΔZ |
1点目 -0.020 | -0.011 | -0.020 |
2点目 -0.019 | -0.005 | -0.009 |
1
(資料5)
精度確認試験結果報告書
計測実施日:令和 2 年 2 月 18 日機器の所有者・試験者あるいは精度管理担当者:(株)レーザー測量
精度 太郎
精度確認の対象機器 メーカ : ㈱ABC社 測定装置名称: LS420 測定装置の製造番号: R00891 | 写真 |
検証機器(標定点を計測する測定機器) レ□テープ :JIS1種1級(ガラス繊維製巻尺) ■○○製 商品名:○○ □TS :3級TS以上 □SS製 ○○(2級) | 写真 |
測定記録 測定期日:令和2年2月18日測定条件:天候 晴れ 気温 8℃ 測定場所:(株)レーザ測量 社内 資材ヤードにて | 写真 |
精度確認方法 ■既知点の座標間距離 |
図 機器の動作状況と精度確認結果の事例
・精度確認試験結果(詳細)
①テープによる検査点の確認 |
計測方法:テープ or TS による座標間距離 or TS による座標値計測計測結果:17.070m |
②LSによる確認 |
中心を自動抽 |
③差の確認(測定精度) レーザースキャナーの計測結果による点間距離(L’)― テープによる実測距離(L) 17.071m-17.070m = 0.001m(1mm) ;合格(基準値 20mm 以内) |
3DLSによる既知点の点間距離(L’) | |||
X | Y | Z | 点間距離 |
1点目 44044.700 | -11987.621 | 17.870 | 17.071m |
2点目 44060.775 | -11993.355 | 17.502 |
図 機器の動作状況と精度確認結果の事例
1
(資料6)
令和 年 月 日工 事 名 : 受 注 者 名: x x 者 :
3次元設計データチェックシート
項目 | 対象 | 内容 | チェック結果 |
1)基準点及び工事基準点 | 全点 | ・監督職員の指示した基準点を使用しているか? | |
・工事基準点の名称は正しいか? | |||
・座標は正しいか? | |||
2)平面線形 | 全延長 | ・起終点の座標は正しいか? | |
・変化点(線形主要点)の座標は正しいか? | |||
・曲線要素の種別・数値は正しいか? | |||
・各測点の座標は正しいか? | |||
3)縦断線形 | 全延長 | ・線形起終点の測点、標高は正しいか? | |
・縦断変化点の測点、標高は正しいか? | |||
・曲線要素は正しいか? | |||
4)出来形横断面形状 | 全延長 | ・作成した出来形横断面形状の測点、数は適切か? | |
・基準高、幅、法長は正しいか? | |||
5)3次元設計データ | 全延長 | ・入力した2)~4)の幾何形状と出力する3次元設計データは同一となっているか? |
※1 各チェック項目について、チェック結果欄に“○”と記すこと。
※2 受注者が監督職員に様式-1を提出した後、監督職員から様式-1を確認するための資料の請求があった場合は、受注者は以下の資料等を速やかに提示するものとする。
・工事基準点リスト(チェック入り)
・線形計算書(チェック入り)
・平面図(チェック入り)
・縦断図(チェック入り)
・横断図(チェック入り)
・3次元ビュー(ソフトウェアによる表示あるいは印刷物)
※添付資料については、上記以外にわかりやすいものがある場合は、これに替えることができる。
(資料7)
数量算出結果報告書
空中写真測量による起工測量を実施し、取得された点群データと3次元設計データを使用して3次元CADによる土量の算出を行った結果、以下の結果となりましたので報告いたします。
1.計算方法
採用手法 | 種別 | 備考 |
○ | 点高法 | メッシュ間隔○○cm 4点平均法 |
TIN分割等を用いて求積する方法 | ||
プリズモイダル法 |
2.計算結果
工事区分・工種・種別・細別 | 単位 | 数量 |
道路土工 | 式 | ○○○ |
掘削工 | ㎥ | ○○○ |
盛土工 | ㎥ | ○○○ |
3次元CAD等を用いた数量算出結果
(資料8)
「土木工事共通仕様書」を適用する請負工事に用いる帳票様式(様式-31-2)
出来形合否判定総括x
x 種 測点
種 別 合否判定結果
測定項目 | 規格値 | 判定 | 測 点 | |||
平均値 | +100 +80 +50 +20 ±0 -20 -50 -80 -100 天端 | |||||
最大値(差) | ||||||
天端 | 最小値(差) | |||||
標高較差 | データ数 | |||||
評価面積 | ||||||
棄却点数 | ||||||
平均値 | ||||||
最大値(差) | ||||||
法面 | 最小値(差) | |||||
標高較差 | データ数 | |||||
評価面積 | ||||||
棄却点数 |
(資料-9)
完成形状の3次元計測報告書
3次元計測技術(精度確認の対象機器)メーカー : A社 測定装置名: GG223 計測アプリ: SN00010 ※モバイル端末の場合に記載 | |
点群データ処理ソフトウェアメーカー : B社 製品名 : PP054 | - |
機器構成
精度確認方法
計測実施日:令和○年〇月〇日
確認者:精度 太郎
測定記録 測定期日:令和2年2月23日測定条件:天候 晴れ 気温 10℃ 測定場所:(株)3次元技術 現場内にて 精度確認対象機器と検証点の 計測最大距離あるいは有効計測幅: ○m | 写真 |
検証機器(検測点を計測する測定機器) TS :3級TS以上 □SS製 ○○(2級) | |
精度確認方法 | 検証点の各座標の較差 |
真値とする検査点の位置座標 | |||
x | y | z | |
1点目 | 44044.720 | -11987.655 | 17.890 |
2点目 | 44060.797 | -11993.390 | 17.530 |
検証点の座標間較差 | |||
Δx | Δy | Δz | |
1点目 | -0.020 | -0.011 | -0.020 |
2点目 | -0.019 | -0.005 | -0.009 |
精度確認結果
(1)3次元計測技術による確認 | |||||
計測結果 | |||||
3次元計測技術で計測した検査点の位置座標 | |||||
x | y | z | |||
1点目 | 44044.720 | -11987.655 | 17.890 | ||
2点目 | 44060.797 | -11993.390 | 17.530 | ||
(2)真値とする検査点の確認 | |||||
計測方法:既知点 or TS等光波方式による座標値計測計測結果 | |||||
(3)差の確認(測定精度) | |||||
3次元計測技術による計測座標(x’,y’,z’) ― 真値とする検証点の座標値(x,y,z) x成分(最大)=-0.020m(-20mm) ;合格(基準値 100mm 以内) y成分(最大)=-0.011m(-11mm) ;合格(基準値 100mm 以内) z成分(最大)=-0.020m(-20mm) ;合格(基準値 100mm 以内) |