機密性 完全性 可用性 総合重要度 A B B A
仕 様 書
1 件名
術野映像管理システム用機器の借入れ
2 借入期間
令和5 年2 月1 日から令和1 0 年1 月31 日まで
(地方独立行政法人東京都立病院機構契約事務処理要綱第22条の規定による長期継続契約)
3 借入場所
xxx府中市武蔵台二丁目8 番29 号 東京都立多摩総合医療センター
※ 設置場所の詳細については、 契約締結後に地方独立行政法人東京都立病院機構
( 以下「法人」) 担当者が指定する。
4 品名及び数量
術野映像管理システム用機器 一式
詳細は、「特記仕様書」及び別紙1 「納品物件一覧」のとおり。
5 長期継続契約案件
本件は、地方独立行政法人東京都立病院機構契約事務処理要綱第 22 条の規定による長期継続契約案件である。
契約を締結した翌年度以降において、当該契約に係る予算の減額又は削除があった場合は、法人は、この契約を変更又は解除することができるものとする。
6 賃借料の取り扱い
機器の賃借料については、次のとおりとする。
(1)特定の記載のない限り、機器の搬入・設置・ソフトウェアインストール及び設置作業、機器及びソフトウェア保守等、本件に係る一切の費用は、本契約の契約金額に含まれる。
( 2 ) 賃借料の支払いは、月払いとし、賃貸人からの適法な請求書に基づき支払う。
7 情報セキュリティ
本システム内で取扱う情報の機密性及び外部からの脅威等を踏まえリスク分析を実施し、網羅的なセキュリティ対策を行うこと。 なお、xxxサイバーセキュリティ対策基準に基づく本システムの情報資産の分類は下表のとおりである。
( 1 )「機密性」の確保
本システムの利用者( 正・不正を問わず) に対して、適切な利用制限が可能でありまた、必要に応じて情報資源の暗号化等の対策ができること。
(2 )「完全性」の確保
賃貸人は本システムにおける情報資産の正当性・正確性・網羅性・一貫性を確保できるよう常に努めなければならず、完全性を確保するための検知機能( ウイルス検出、システム障害検出、ログ解析)、障害 (不正な操作を含む)時の調査・追跡機能を有し、最新の状態に保つこと。また完全性が毀損された場合、速やかに原状回復を果たすために、バックアップデータ及びログの保存・出力、障害発生時の処理及びリストア等の手順を明示すること。
( 3 )「可用性」の確保
本システムは、災害等の非常時においても利用できるよう、システム資源の2 重化、データの常時バックアップ、無停電電源装置の設置、耐震措置などの対策を施すこと。
【資産分類】
機密性 | 完全性 | 可用性 | 総合重要度 |
A | B | B | A |
8 導入( 設置・設定・撤去) 等作業
( 1 ) 作業全般
ア 機器設置にかかる準備期間は、契約締結後から借入期間開始日までとする。
イ 機器設置に当たっては、建物等に養生を行うこと。万が一、建物等を損傷した場合は、法人の担当者に確認の上、速やかに賃貸人の負担により補修等の措置を行うこと。
ウ 作業については、作業計画を事前に法人に提出し、法人の了承を得た後に作業を行うこと。作業は、xxxの休日に関する条例( xxx年xxx条例第1 0 号) 第
1 条第1 項のxxxの休日( 以下「休日」という。) に依頼することがあり得るので、留意すること。
エ 各機器が動作するために必要な電源ケーブル等の各種接続線を用意、敷設し、必要であれば電源タップ類を準備すること。
オ その他、機器の設置等に必要な資材は用意すること。
カ 機器搬入時の梱包材等は、作業後速やかに搬出すること。
キ システム更新時における電源及びネットワーク整備費用、並びに追加機器の費用については、本契約に含むものとする。
( 2 ) 設置
ア 法人の担当者が指定した設置場所、及び別紙2 「術野映像管理システム構成図」に従い、機器等の設置を行うこと。
イ 本契約で調達する機器は、現場の運用に支障のない方法で設置、取付け等を行うこと。
ウ 各機器を搬入し、所定の場所に設置、接続すること。各機器の設置場所、接続方法、設定値の決定等については、法人の担当者の指示に従うこと。
エ 各ケーブル類の敷設に当たっては、配線図を作成し接続元と接続先が明確になるようにラベルを貼付すること。
オ L A N ケーブルを敷設する場合、L A N ケーブルの色は水色とすること。
( 3 ) 設定等
ア システムセットアップ
( ア) 本システムが稼働するよう、初期値の設定、マスタの設定その他必要な作業を行うこと。
( イ) 本契約で調達するサーバ及びクライアント端末について、当院が指定するタイムサーバと時刻同期ができること。
( ウ) 設定作業完了後、正常に動作することを確認し、報告書を提出すること。イ バックアップ
ユーザデータのデータバックアップ及び構成を変更した際にシステム全体を取得するシステムバックアップについては、バックアップ装置に自動的にバックアップされるよう、サーバ上のバックアップソフトを設定し、動作確認を行うこと。バッ
クアップ方式、バックアップ開始時刻、バックアップ頻度及びリストア方式等については法人の担当者と協議の上決定すること。
ウ 通信
( ア) 各サーバとクライアントである術野映像管理システム業務用端末が正常に通信可能なように、OS や導入するシステムアプリケーション等に必要な設定を行うこと。
( イ) 術野映像管理システムのサーバ等機器からインターネットへの通信は、遠隔保守以外インターネット経由の監視や運用は許可しない。
( ウ) 不通やセキュリティ問題が発生しないように、法人の担当者と十分に調整を行うこと。
エ その他
セキュリティ対策として、サーバ等機器において不必要な USB ポートはシステム的、または物理的に遮断すること。なお、対象となるxxxは法人の担当者と協議の上決定すること。
( 4 ) 撤去等
ア 借入期間満了時の撤去等
( ア) 撤去作業においては、借入物件について現状の設置場所から取り外し、分解等の作業を行うこと。その後、必要に応じて法人担当者が指定する一時保管場所まで移設し、最終的に病院外へ搬出すること。
( イ) 契約期間満了時においては、機器に保存されたデータが外部へ情報漏えいすることのないよう、データ消去等の措置を講ずること。データ消去の具体的な方法は項番8 「導入( 設置・設定・撤去) 等作業( 4 ) イ」に従うこと。
( ウ) 作業にあたっては作業計画を事前に法人の担当者に提出し、了承を得ること。撤去作業は、休日に依頼することがあり得るので、留意すること。
イ データ消去作業
賃貸者( 受託者) の負担により、物理的破壊又はデータ消去によりデータが漏えいしないよう情報セキュリティ対策を講じること。
データ消去の場合は、米国国防省規定に準拠した方式による3 回上書き相当以上の方法で処理すること。データ消去又は物理的破壊の実施にあたっては、事前に法人の担当者と実施方法やスケジュールを調整するとともに、完了後はデータ削除完了証明書を提出すること。
なお、機器の撤去後にデータ消去を行う場合は、事前調整において、データ消去までの期間における情報セキュリティ対策を示した上で、厳重に管理すること。
撤去作業等において、トラブルが発生した場合は、法人の担当者と協議の上解決を図ること。
( 5 ) その他
借入物件には次の事項を記載したシールを添付すること。シールは容易には剥がれないものであること。
ア 機器名称( 記載する名称については、法人の担当者と協議すること。)イ 賃貸人名称
ウ リース開始時期及び終了時期エ 障害発生時の連絡先電話番号
9 操作指導
( 1 ) システムの操作マニュアルを紙( A 4 版で1 部) と電子データ( Word もしくは
Excel 形式及び PDF 形式) で提出すること。
(2)今回調達するシステムの操作方法について、専門知識を有しかつ習熟している者が借入場所を訪問して、法人の担当者に指導を行うこと。現地での指導時間はシステム納品時に半日、システム稼動当日に1 日、システム稼動翌日に1 日の合計2 日半とする。
10 保守体制
( 1 ) 体制
ア 賃貸人は、スケジュール( 定期点検予定日)、体制図、連絡体制表、保守業務手順等を定めた「保守作業計画書」を作成及び提出し、法人の担当者の承認を得ること。
イ 体制に委託する第三者( 以下「保守会社」という。) が含まれる場合は、保守会社の名称、所在地、保守内容も記載すること。
ウ 賃貸人は、保守会社が本契約に定める賃貸人の義務を遵守するように指導・監督を徹底するとともに、保守会社の行為につき、法人に対して責任を負う。保守会社の責に起因して法人に損害が生じた場合も同様とする。
エ 賃貸人又は保守会社は、必要に応じて保守を実施し、 本システムソフトウェアを含む賃借物件を常に良好に作動させること。
オ 保守・障害に対しては、借入物品の取扱いについて、専門知識を有し、かつ習熟している者が対応できる体制をとること。
カ 賃貸人は、法人の担当者と連携し保守作業にあたること。
キ 本システムの仕様や操作に関する照会や障害発生時の受付をxx的に行う対応窓口を設置すること。なお、障害対応等、受付及び対応時間は、以下とすること。
受付:実働 月~金 9:00~ 18:00( 年末年始( 12/30~ 1/3) 及び祝祭日を除く)対応:実働 月~金 9:00~ 22:00( 年末年始( 12/30~ 1/3) 及び祝祭日を除く)
( 2 ) 作業全般
ア 対応窓口の設置、保守作業及び保守作業により生じる機器等の交換・修理・代替品の貸与等に係る費用を本契約に含むこと。
イ 機器及びソフトウェア等について、メーカーによるサポート打ち切りなどの情報が発表された場合には、速やかに法人に報告すること。
ウ 賃貸人は、法人からの機器及びソフトウェア等の操作や設定に関する問合せに対して、速やかに回答及び技術支援を行うこと。
( 3 ) 作業内容 ア 定期保守
( ア) 年1 回以上、定期的に点検を実施し、「点検結果報告書」を点検日から2 週間以内に提出すること。
( イ) 定期保守は、業務に支障のないように設置場所の担当者と事前に定めた予定日等に基づき実施すること。なお、点検予定日を変更する場合、設置場所の担当者へ事前に連絡し、承認を得た上で変更すること。
イ 臨時保守
( ア) 賃貸人は、障害受付後、原則2 4 時間以内に障害を復旧させること。ただし、法人担当者が認めた理由があるときはこの限りでない。
( イ) 来院して行う作業が必要とされる場合、障害受付後、作業員が原則3 時間以内に当院へ到着できるようにすること。ただし、法人担当者が認めた理由があるときはこの限りでない。
( ウ) 機器等の持帰りによる修理等が必要とされる場合は、速やかに代替品を貸与す
ること。
( エ) 障害対応の範囲は、障害原因の切り分け、障害原因の追究及び確定( 確定が困難な場合は推定)、機器等の交換及びx x、ソフトウェア等の再インストール、動作確認及びソフトウェアの障害復旧とする。ユーザデータについては、 法人の了解を得たうえで、バックアップ媒体からのデータ復旧を行うなど、可能な範囲で復旧作業を行うこと。
なお、機器等交換時のデータ消去に関しては、項番8 導入( 設置・設定・撤去)等作業( 4 ) イに準じて行うこと。
( オ) システムログやシステム設定情報等の取得、解析及び提供を行うこと。
( カ) 賃貸人は、保守作業を行ったときは、軽微な障害を除き、障害復旧後に「障害報告書」を提出すること。
(キ) 当院の電子カルテシステム(富士通社製 HOPE/EGMAIN-GX、以下「電子カルテ」という。) 端末の追加または変更があった場合、追加または変更後の電子カルテ 端末上で本システムを利用できるよう、設定作業等を行うこと。
また、電子カルテに接続された本システム上の画面を印刷可能とするものの追加または変更があった場合、追加または変更後のプリンタで本システム上の画面を印刷できるよう、設定作業等を行うこと。
( ク) 当院の電気系統定期点検時で、本システムのダウン・立ち上げが伴う場合、正常動作確認等の協力を行うこと。
ウ 遠隔保守
( ア)「遠隔保守」とは外部から電話回線等を通じて機器の保守を行うことをいう。
( イ) 遠隔保守の実施は必要最小限とすること。
( ウ) 賃貸人は、遠隔保守を実施する施設において、その施設の入退室管理及び使用する機器の保管について安全管理上必要な措置を講じなければならない。
( エ) 賃貸人は、遠隔保守で作業する前に、 法人の担当者へネットワークケーブルの接続を依頼し、同作業後には、法人担当者へ終了報告と同時に同ケーブルを外すよう依頼すること。
( オ) 賃貸人は、遠隔保守を実施した際は作業記録を作成し、 法人の担当者に提出すること。
エ 予防保守
( ア) 機器及びソフトウェア等に不具合が発見され、修正パッチ、セキュリティパッチ及び対策部品等が提供された場合は、影響調査等を行い、法人の担当者と協議のうえ必要に応じて各種パッチの適用を行うこと。
( イ) 設計上の瑕疵を原因として故障が発生し、機器等の全部又は一部を修理又は交換した場合には、同一の部品を使用する他の機器等の対応する箇所についても同様の修理又は交換を行うこと。
オ その他
賃貸人は、作業にあたって会議・打合せ等行った場合は、その都度議事録を作成し、法人担当者に提出すること。
11 守秘義務
( 1 ) 賃貸人及び保守会社は、業務の遂行上、直接又は間接的に知り得た全ての情報を外部に漏らし、又は他の目的に利用してはならない。借入期間満了後も同様とする。
( 2 ) 賃貸人及び保守会社は、賃借物件及び接続された他の機器に含まれる患者情報等、法人の情報を外部に取り出さないこと。
( 3 ) 賃貸人は、情報の漏えい、滅失、き損等の事故が生じた場合、速やかに法人担当者
に報告し、法人の担当者の指示に従わなければならない。
12 その他
( 1 ) 本仕様書に記載のない事項に関して疑義が生じた場合は、 法人の担当者と協議すること。
( 2 ) 契約締結後、速やかに月額リース料及び保守料の明細を記載した「機器内訳別契約金額」を作成して提出すること。
(3 ) 本契約履行期間内に当院にて指定するウイルス対策ソフトのバージョンアップ作業が必要な場合、サーバ/ クライアントの更新作業を実施すること。
(4 ) 本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、次の事項を遵守すること。
ア 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(平成12年xxx条例第215号)第37
条のディーゼル車規制に適合する自動車であること。
イ 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法( 平成4 年法律第70号) の対策地域内で登録可能な自動車であること。
なお、当該自動車の自動車検査証( 車検証)、粒子状物質減少装置装着証明書等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示し、又は提出すること。
(5 ) 個人情報の取扱いについては、項番11 のほか、別紙3 「個人情報の取扱いに関する特記事項」、データ移行・プログラム開発等の電子情報処理業務を行うにあたっては、別紙4 「電子情報処理委託に係る標準特記仕様書」に従うこと。なお、当該特記事項において「受託者」は「賃貸人」と読み替えるものとする。
(6 ) Microsoft社のソフトウェア調達については、xxx地域Select Plus for Government Partners( xxx地域G S L P )、又はOpen License for Governmentの利用を検討すること。
(7 ) ソフトウェアライセンス
実際に納品したライセンスの正確な条件、バージョン、ライセンス番号等の一覧を提出すること。
(8 ) 納入する機器については、可能な限り、xxxグリーン購入ガイド( 2022年版) に定める環境配慮仕様の水準1を満たすこと。
(9) 新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に向けた発注にあたっての留意事項
本契約においては、業務の履行にあたって、新型コロナウイルス感染症の感染拡大 防止に努めること。契約後に新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴う業務が 追加で発生した場合、賃貸者( 受託者) からの申し出を踏まえ、受発注者間において、契約金額の変更、履行期間の延長のための協議を行う。この場合、 賃貸者( 受託者) の責めに帰すものができないものとして、契約書に基づき契約内容の変更を行うもの とし、契約金額の変更については受発注者間での協議を踏まえ適切に対応する。
連絡先
東京都立多摩総合医療センター事務局庶務課用度担当
電話: 0 4 2 - 3 2 3 - 5 1 1 1 ( 代表) 内線2 5 5 2
特 記 仕 様 書
1 | 調達物品 | ||
術野映像管理システム用機器 一式 | |||
※機器は5年以上の使用に耐えられる業務用の機器を用意すること。 | |||
2 | 包括的業務要件 | ||
2-1 | 手術室内において各医療機器から出力される映像を手術室内モニター(天吊術野・壁面モニター含む)及び術野映像記録・配信サーバへの切り替えを行う機能を有すること。(初療室・内視鏡検査室の移動用スタンドアローンセット6式を含む) | ||
2-2 | 既存機器との相互接続を考慮し設置、動作確認テストを行うこと。 | ||
2-3 | 既存機器保守会社と円滑なコミュニケーションを図り設置作業を遂行すること。 | ||
2-4 | 医療機器等の既存他システムとの連携(動作テスト含む)について、各他システム納入もしくは保守会社への作業依頼、作業費用を含めた対応及び円滑なコミュニケーションを図り設置作業を遂行すること。 | ||
2-5 | 各手術室内に手術室内映像配信制御システムを設置し、手術室内において術野映像を配信し、サーバにて収録・管理を行い、全手術室映像をxx管理できるシステムであること。 | ||
2-6 | 各手術室内の手術室内映像配信制御システムから院内の専用ネットワークを通じて当院が指示する端末に配信で | ||
2-7 | 各手術室に設置されたビデオエンコーダより配信される高画質(Full-HD,同時に最大4ストリーム)(初療室・内視鏡検査室の移動用スタンドアローンセット6式はFull-HDで1ストリーム)と長期保存用HD画質(4ストリーム4分割合成映像)の術野映像データの蓄積と高画質映像のライブ配信を行える機能を有していること。別途、超高画質4K(UHD)映像のデータ蓄積もできること。 | ||
2-8 | 将来的に他システムと情報連携を行うインターフェースを備えること。連携項目は、手術日/患者氏名/患者ID/生年月日/性別/診療科/手術室番号/術式名/手術開始時刻/手術終了時刻/術者(執刀医)/術者(助手)とする。各項目は他システム等より取得するものとし、連携項目は個人情報の扱いに合わせ任意の指定ができるこ | ||
2-9 | 収録中(ライブ配信中)の映像の時間を戻して再生できる機能(追従再生機能)による視聴が可能であること。 | ||
2-10 | 各手術室から術野映像の記録制御(スタート・ストップ)が可能であること。また、4ストリーム記録のうち、1ストリーム以上を他システムとの連携で自動記録開始(スタート)・自動記録停止(ストップ)が可能なこと。 | ||
2-11 | 当院が指定する端末において必要な映像部分を表示できること。また、MP4形式でサーバから取得できること。取得する際には、複数のクリップを単独及び連結(カット編集)した状態を選択書き出し取得ができること。 | ||
2-12 | 手術室より配信されるライブ映像を別途本院が用意する端末にて共有し、遠隔間で双方向の音声と映像による会話ができること。同時に双方向会話中の映像上に上書き(アノテーション機能)ができること(以下、映像共有双方向コミュニケーションシステム)。アノテーションは複数の文字色を任意で指定できること。他システムと情報連携を行える場合、本院が用意した端末で双方の会話音声を含めた画面キャプチャーができ、キャプチャー終了後、必要に応じてそのキャプチャーデータを手術データと紐付けしてサーバに保存できること。 | ||
2-13 | コールセンターによる障害の受付けを行えること。及び、ネットワークを用いたリモートメンテナンスが可能な場合は、本院が認めたセキュリティ対応を行うこと。 | ||
3 | 性能・機能に関する要件 | ||
3-1 | 4K天吊術野カメラ及び付属品 (コントロールユニット等) *手術室(No1〜16室)に対応 | 16式 | |
3-1-1 | Full-HD(1920×1080ドット)映像と4K(UHD 3840×2160ドット)映像を同時に出力できること。 | ||
3-1-2 | 1.0型以上のCMOSイメージセンサーを使用していること。 | ||
3-1-3 | 光学ズーム12倍以上であること。 | ||
3-1-4 | フォーカス/アイリス/ホワイトバランス制御がオートとマニュアルで操作可能であること。 | ||
3-1-5 | 自動露出補正機能を搭載し無影灯下で適切な露出を設定できること。 | ||
3-1-6 | 3軸雲台を付属し撮影方向、角度をコントロールユニットで遠隔から調整できること。 | ||
3-1-7 | カメラ方向のプリセット機能、搭載カメラを原点位置に自動で戻せる原点復帰機能を搭載していること。 | ||
3-1-8 | カメラ重量が1.2kg以下であること。 | ||
3-1-9 | 3軸雲台重量が2.25kg以下であること | ||
3-1-10 | カメラコントロールと雲台コントロールが1本のケーブルで可能なこと。 | ||
3-1-11 | 既設の天吊カメラアームに設置すること。 | ||
3-2 | 手術室内映像配信制御システム *手術室(No1〜16室)に対応 | 16式 | |
3-2-1 | 手術室内映像配信制御システムは映像配信制御端末と映像配信制御ソフトを搭載し、HDMIマトリックススイッチャーと連携して映像配信をタッチパネルを用いて制御できること。 | ||
3-2-2 | タッチパネル画面表示は、各入力映像・出力映像をサムネイル映像で表示し直感的に操作できること。 | ||
3-2-3 | 映像共有双方向コミュニケーションシステムの映像も手術室内映像と同様に配信操作できること。 | ||
3-2-4 | 高画質映像(Full-HD)・超高画質映像(UHD)・3D映像を手術室内モニター及び術野映像記録・配信サーバへ配信制御ができる機能を有していること。 | ||
3-2-5 | 天吊術野モニターへ高画質映像(Full-HD)、超高画質映像(UHD)、3D映像を配信制御できること。 | ||
3-2-6 | 壁面設置モニターへ高画質映像(Full-HD)、超高画質映像(UHD)を配信制御できること。 | ||
3-2-7 | 壁面またはシーリングペンダントへ高画質映像(Full-HD)、超高画質映像(UHD)、3D映像を配信制御できること。尚、設置位置及び数量は本院担当者と協議の上決定すること。 | ||
3-2-8 | 手術室内映像配信システムのタッチパネル操作で、各映像モニターの設定確認、設定変更が可能である | ||
3-2-9 | 手術室内映像配信制御システムは映像記録制御端末と映像記録制御ソフトを搭載し、高画質及び長期保存用映像はH.264規格で、超高画質映像はH.265規格でエンコードし、術野映像記録・配信サーバに送信できること。 | ||
3-2-10 | 各手術室の超高画質映像(4K)は1ストリーム以上、高画質映像(Full-HD)は同時に4ストリーム以上、長期保存映像は1ストリーム以上をエンコードし、LANで術野映像記録・配信サーバに送信できること。 |
3-2-11 | 超高画質映像(UHD)、高画質映像(Full-HD)及び長期保存映像の映像品質は以下の設定が可能なこと。超高画質映像(UHD) ・解像度:3840×2160 30/29.97/25/24/23.98fps ・ビデオビットレート:500kbps〜30Mbps高画質映像(Full-HD) ・解像度:1920×1080/1280×720/640×480 ・ビデオビットレート:512Kbps、1Mbps、2Mbps、4Mbps、6Mbps、8Mbps、16Mbps長期保存映像(HD) ・解像度:1280×720/640×360 ・ビデオビットレート:512Kbps、1Mbps、2Mbps、4Mbps | ||
3-2-12 | 術野映像記録・配信サーバに送信している映像を本システム自体でリアルタイム映像表示確認できるこ | ||
3-2-13 | 手術室内ラックに設置した操作用タッチパネルで、超高画質映像記録、高画質映像4ストリーム、長期保存映像の記録制御(録画スタート・ストップ)を手動で制御できること。また、高画質映像4ストリームのうち、1ストリーム以上及び長期保存映像を他システムとの連携で自動記録開始(スタート)・自動記録停止(ストップ)制御をできる機能を有すること。 | ||
3-2-14 | 超高画質映像記録と高画質映像4ストリームの記録中、映像シーンの注目ポイント(インデックスポイント)を付与できること。更に、その注目ポイントをサムネイルで表示できること。サムネイルにはテキストで説明 文を付与できること。インデックスポイントは、1ファイル256ポイント以上を付与できること。 | ||
3-2-15 | 手術室内ラックに設置した操作パネルで、配信用映像として術野映像記録・配信サーバに送信している映像を、手動で選択制御できること。また、配信設定のプリセット機能を有し、術式名、術者名等でプリセットタイトルを設定して配信映像の種類と配信先を1クリックで設定呼出できる機能を有すること。 | ||
3-2-16 | 手術室内映像配信システムは、当院が指定する手術室内ラックへ収納すること。 | ||
3-2-17 | 映像切替器は4K@30対応でHDMI入力12系統以上、出力12系統以上のマトリクススイッチャーであること。また、入出力数が不足の場合は必要数を追加できること。 | ||
3-2-18 | 映像切替器の入力出力信号は、VGA ~ 4K (ドットクロック:25 MHz ~ 300 MHz)であること。 | ||
3-2-19 | 映像切替器は1080i / 1080p / 4Kに対応すること。 | ||
3-2-20 | 電気メス等によるノイズの対策として手術室内の映像切替器とシーリング及び壁面映像コネクター間、映像切替器と映像モニター(天吊術野モニター・壁面設置モニター)間を光ファイバー等を用いてノイズ対策を講ずること。 | ||
3-2-21 | 術野映像配信制御アプリケーションを16ライセンス有すること。 | ||
3-2-22 | 術野映像記録制御アプリケーションを16ライセンス有すること。 | ||
3-2-23 | 術野映像追従再生アプリケーションを16ライセンス有すること。 | ||
3-2-24 | 映像共有双方向コミュニケーションアプリケーションを16ライセンス有すること。 | ||
3-3 | 電源制御ユニット *手術室(No.1〜16室)に対応 | 32式 | |
3-3-1 | 手術室内映像配信制御システムと手術室内の映像モニター電源制御を分けて行うこと。 | ||
3-3-2 | AC100 V 50/60 Hz対応であること。 | ||
3-3-3 | ネットワーク対応でACコンセントの連動設定値は3系統以上可能なこと。非連動も備えること。 | ||
3-3-4 | 19インチラックに設置すること。 | ||
3-3-5 | 質量4kg以下であること。 | ||
3-4 | 無停電電源装置 *手術室(No1〜16室)に対応 | 16式 | |
3-4-1 | 手術室内映像配信制御システムの稼働を確保できること。 | ||
3-4-2 | 出力電力容量は、1000W 、1200AVで3分以上の負荷運転ができること。 | ||
3-4-3 | システムを停止せず交換可能なホットスワップバッテリーであること。 | ||
3-4-4 | 手術室内19インチラックに設置すること。 | ||
3-4-5 | 質量は、25kg以下であること。 | ||
3-5 | 漏電防止対策(アイソレーショントランス) *手術室(No1〜16室)に対応 | 16式 | |
3-5-1 | 定格電力は、1000AV以上であること。 | ||
3-5-2 | 電圧変動率は、10%以下であること。 | ||
3-5-3 | 漏れ電流は、20μA以下であること。 | ||
3-5-4 | IEC60601-1を取得していること。 | ||
3-5-5 | 手術室内19インチラックに設置すること。 | ||
3-5-6 | 重量は、16.5kg以下であること。 | ||
3-6 | 壁面設置モニター *手術室(No1〜16室)に対応 | 67式 | |
3-6-1 | 43型(16:9)の画面サイズを有し、高精細フルHD(1920×1080)及び4K-UHD(3840×2160)を表示可能で | ||
3-6-2 | HDMIを4個以上、LAN端子を1個以上の入力端子を有すること。 | ||
3-6-3 | 液晶パネル(LEDバックライト)で輝度560cd/㎡、コントラスト4000:1以上で有ること。 | ||
3-6-4 | HDR対応であること。 | ||
3-6-5 | 外形寸法は、幅:970mm 高さ:57mm 奥行き:67mm以下であること。 | ||
3-6-6 | 質量は、10.5kg以下であること。 | ||
3-6-7 | 標準消費電力は、115W以下であること。 | ||
3-6-8 | ディスプレイの表示部を保護するカバーを有すること。又、落下防止等の対策を講じること。 | ||
3-7 | 壁面設置モニター *手術室(16室)に対応 | 2式 | |
3-7-1 | 49型(16:9)以上の画面サイズを有し、高精細Full-HD(1920×1080)及び4K(3840×2160)を表示可能であ | ||
3-7-2 | HDMIを4個以上、LAN端子を1個以上の入力端子を有すること。 | ||
3-7-3 | 液晶パネル(LEDバックライト)で輝度505cd/㎡、コントラスト5000:1以上で有ること。 | ||
3-7-4 | HDR対応であること。 | ||
3-7-5 | 外形寸法は、幅:1100mm 高さ:65mm 奥行き:58mm以下であること。 | ||
3-7-6 | 質量は、13.2kg以下であること。 | ||
3-7-7 | 標準消費電力は、145W以下であること。 |
3-7-8 | ディスプレイの表示部を保護するカバーを有するとともに、落下防止等の対策を講じること。 | |||
3-8 | 天吊術野モニター(4K対応) *手術室(No.16室)に対応 | 4式 | ||
3-8-1 | 32型(16:9)の画面サイズを有し、高精細Full-HD(1920×1080)及び4K(3840×2160)を表示可能であるこ | |||
3-8-2 | HDMIを1個以上、LAN端子を1個以上の入力端子を有すること。 | |||
3-8-3 | 液晶パネル(LEDバックライト)で輝度500cd/㎡、コントラスト1000:1以上で有ること。 | |||
3-8-4 | ガンマー対応は、1.8、2.0、2.2、2.4、2.6、DICOM、HLGであること。 | |||
3-8-5 | 外形寸法は、幅:754mm 高さ:477mm 奥行き:80mm 以下であること。 | |||
3-8-6 | 質量は、12kg以下であること。 | |||
3-8-7 | 標準消費電力は、163W以下であること。 | |||
3-8-8 | 防水規格は、IP41に対応しフラットなデザインであること。 | |||
3-9 | 天吊術野モニター(4K-3D対応) *手術室(No.5、6、7、12、14、15室)に対応 | 10式 | ||
3-9-1 | 32型の画面サイズを有し、高精細Full-HD(1920×1080)及び4K(3840×2160)、3D(パネル視野角、上89度下89度左89度右89度)を表示可能であること。 | |||
3-9-2 | HDMIを1個以上、3G-SDIを1個以上、LAN端子を1個以上の入力端子を有すること。 | |||
3-9-3 | 液晶パネル(LEDバックライト)で有ること。 | |||
3-9-4 | ガンマー対応は、1.8、2.0、2.2、2.4、2.6、DICOMであること。 | |||
3-9-5 | 外形寸法は、幅:754mm 高さ:477mm 奥行き:85mm 以下であること。 | |||
3-9-6 | 質量は、12kg以下であること。 | |||
3-9-7 | 標準消費電力は、230W以下であること。 | |||
3-9-8 | IEC 60601-1規格に対応し、フラットなデザインであること。 | |||
3-10 | xxx場カメラ(監視カメラ) *手術室(No1〜16室)及び、患者家族控室(1,2室)に対応 | 34式 | ||
3-10-1 | HD画質以上であること。 | |||
3-10-2 | PoE給電対応であること。 | |||
3-10-3 | 手術室内映像配信制御システムと連携し術野映像記録・配信サーバに送信できること。 | |||
3-10-4 | 各手術室は2台のカメラで手術室全体を可能な限り確認できるような位置に設置すること。 | |||
3-10-5 | 患者家族控室は1、2室は1台設置で、単体で配信サーバに送信できること。 | |||
3-11 | 術野映像記録・配信サーバ | 1式 | ||
3-11-1 | 術野映像記録・配信サーバ | |||
3-11-1-1 | 術野映像記録・配信サーバはXeonS 4310x2/64GB/SFP28x2以上の性能を有すること。 | |||
3-11-1-2 | データストレージは術野映像の記録を1日16室合計112時間、1ヶ月20日稼働と想定した場合、そのデータ保存について以下の条件を満たすデータ保存領域を確保すること。 ・超高画質映像(4K 3480×2160) 24Mbps以上で6ヶ月保存 ・高画質映像(Full-HD1920×1080) 8Mbps以上で3年保存 ・長期保存映像(HD1280×720)4Mbps以上で5年保存 ・データ保存領域を1PB以上を有すること。 | |||
3-11-2 | 術野映像記録・配信サーバ用術野映像記録・配信アプリケーション | |||
3-11-2-1 | 術野映像記録・配信アプリケーションを1ライセンス有すること。 | |||
3-11-2-2 | 術野映像記録・配信アプリケーションは術野映像保存サーバ機能、術野映像ライブ配信サーバ機能、術野映像Wi-Fi配信サーバ機能、術野映像追従再生サーバ機能、映像共有双方向コミュニケーションサーバ機能を備えること。 | |||
3-11-3 | 術野映像保存サーバ機能 | |||
3-11-3-1 | 手術室内の術野映像を院内のネットワークを通じて受信し、一定期間のデータ保存ができる機能を有すること。また、長期保存術野映像と合成した状態で手術室内の監視カメラ映像の記録機能も有してい | |||
3-11-3-2 | 将来的な活用も見据え、他システムと情報連携を行うインターフェースを備えること。連携項目は、手術 日/患者氏名/患者ID/生年月日/性別/診療科/手術室番号/術式名/手術開始時刻/手術終了時刻/術者(執刀医)/術者(助手)とする。連携項目は個人情報の扱いに合わせ任意の指定ができること。各項目は他システム等より取得するものとする。 | |||
3-11-3-3 | 超高画質映像と高画質映像は同様の編集操作ができること。 | |||
3-11-3-4 | データ保存容量を超えた映像データは、記録日時の古いものから自動で削除する機能を有すること。 | |||
3-11-3-5 | 指定した映像データを永久保存できる機能を有すること。 | |||
3-11-3-6 | 視聴・編集・書き出しに係るソフトウェアは、ウェブブラウザ、または専用アプリケーションを用いること。 | |||
3-11-3-7 | 記録された症例ごとに1症例ファイルをそのまま、指定の場所にダウンロードできる機能を有すること。 | |||
3-11-3-8 | 記録映像を視聴・編集用端末にて再生表示をする際、該当のファイルを選択した時点で一定時間間隔のサムネイル表示を行い、指定のサムネイルをダブルクリックすることで再生できること。サムネイル表示の時間間隔を1コマ、1秒、10秒、30秒、1分、5分、10分の間隔で連続表示できること。1画面あたり最大30枚のサムネイルを一括表示できること。 | |||
3-11-3-9 | 3-11-9のサムネイルをクリック指定し、再度、時間指定を行うことで更に指定時間間隔のサムネイルが | |||
3-11-3-10 | 3-11-9のサムネイルをダブルクリックすることで、そのサムネイル位置から再生できること。 | |||
3-11-3-11 | 再生スピードを、1/2倍、1倍、2倍、4倍、一時停止を有していること。 | |||
3-11-3-12 | 再生中または一時停止中に注目ポイントを付与できること。注目ポイント(インデックスポイント)にはテキストで説明文を付与できること。注目ポイントは記録時の付与数と合わせて1映像ファイル256ポイント以上付与できる機能を有すること。 | |||
3-11-3-13 | 注目ポイントのサムネイルを一覧表示でき、そのサムネイルをダブルクリックすることでその位置から再生できること。 | |||
3-11-3-14 | 再生中または一時停止中に静止画ポイント登録ができること。1映像ファイル256枚以上登録できる機能を有すること。 |
3-11-3-15 | 静止画ポイントのサムネイルを一覧表示でき、そのサムネイルをクリックすることでその静止画を表示できること。 | |
3-11-3-16 | 静止画ポイントの静止画をJPEG形式で書き出しできること。 | |
3-11-3-17 | 再生中または一時停止中に動画書き出し開始ポイント、書き出し終了ポイントを登録できること。1映像ファイル256クリップ以上登録できる機能を有すること。 | |
3-11-3-18 | 動画書き出しポイントのサムネイルを一覧表示でき、そのサムネイルをダブルクリックすることでその位置から再生できること。 | |
3-11-3-19 | 動画書き出しポイントからのクリップを、MP4形式で書き出しできること。 | |
3-11-3-20 | 動画書き出しは、クリップ単体または複数のクリップをカット編集で連結書き出しできること。 | |
3-11-3-21 | 書き出された静止画、動画はサーバの一定領域にユーザーID名のフォルダーに格納されること。 | |
3-11-3-22 | 静止画、動画の格納されたフォルダーは、一定期間で自動削除できる機能を有すること。 | |
3-11-3-23 | インデックスポイント、静止画、動画の編集データは、症例映像ごとに、それぞれ最後の作業ログがユーザーIDごとに保存され、再度、作業継続が可能であること。 | |
3-11-3-24 | 編集機能はサーバで実行し、編集後のデータのみを指定端末に書き出せること。 | |
3-11-3-25 | ユーザーIDごとに、保存された映像ファイルへのアクセス制限が可能であること。また、閲覧ログの保 | |
3-11-4 | 術野映像ライブ配信サーバ機能 | |
3-11-4-1 | 術野映像記録・配信サーバは、手術室内映像配信制御システムと連携し、専用ネットワークを通じて視聴端末にデータを伝送できる機能を有すること。 | |
3-11-4-2 | 各手術室の高画質映像をFull-HD品質とHD品質で配信し、視聴端末から視聴映像を指定して視聴端末に配信できること。 | |
3-11-4-3 | 各手術室の術場カメラ(監視カメラ)映像をHD品質以上で視聴端末から視聴映像を指定して視聴端末に配信できること。 | |
3-11-4-4 | 各手術室の高画質映像と生体情報映像、術場カメラ映像を組み合わせ、視聴端末から視聴映像をx xして同一モニター上に複数ストリームを表示できること。なお、視聴端末からの指定内容は事前に6パターン以上のプリセット設定が可能なこと。 | |
3-11-4-5 | 視聴端末1画面に36ストリーム以上を同時に表示させる機能を有すること。 | |
3-11-4-6 | 遅延は、60秒以内であること。 | |
3-11-4-7 | プリセットしたパターンは、専用リモコン、または、キーボードからの指示を受け容易に変更送信できるこ | |
3-11-4-8 | 各視聴端末に任意の表示映像、表示ストリーム数、表示パターンを送信できること。 | |
3-11-5 | 術野映像Wi-Fi配信サーバ機能 | |
3-11-5-1 | Wi-Fi回線で配信する場合、ネットワークトラフィックを考慮し1手術室のライブ映像視聴端末数を制限する機能を有すること。 | |
3-11-5-2 | Wi-Fi回線で1台のタブレット端末に同時に配信できる映像は1手術室4映像(4ストリーム)までできるこ | |
3-11-5-3 | Wi-Fi回線で配信できる映像は、HD品質とする。 | |
3-11-5-4 | Wi-Fi回線での伝送遅延は、3秒以内であること。 | |
3-11-5-5 | Wi-Fi回線での配信システムの開始時期は、本院と相談の上決定すること。 | |
3-11-6 | 術野映像追従再生サーバ機能 | |
3-11-6-1 | 術野映像追従再生サーバは、手術室内映像配信制御システムと連携し、高画質映像(Full-HD)を追従再生できる機能を有すること。 | |
3-11-6-2 | 術野映像追従再生サーバは、ライブ手術を継続記録しながら直前までの動画映像を動画として再生ができること。 | |
3-11-6-3 | 術野映像追従再生の再生スピードを、1/2倍、1倍、2倍、4倍、一時停止を有していること。 | |
3-11-6-4 | 術野映像追従再生は、当該映像の手術室及び専用ネットワーク内の他の術野保存映像編集端末(医局設置等)からも再生閲覧できること。 | |
3-11-6-5 | 術野映像追従再生サーバに保存された映像は、術野映像保存サーバのバックアップ映像としても活用できること。 | |
3-11-6-6 | 術野映像追従再生サーバに保存された映像は、指定した一定期間を経過後、自動削除できる機能を有していること。 | |
3-11-6-7 | 術野映像追従再生端末数は手術室(No.1~16室)及び医師控室、医局(6か所)であること。 | |
3-11-7 | 映像共有双方向コミュニケーションサーバ機能 | |
3-11-7-1 | 映像共有双方向コミュニケーションは手術室内映像配信制御システムと連携し、医局・病理検査xxの院内に設置された同一ネットワーク内の映像共有双方向コミュニケーション端末との間で、同期した音声と映像による会話をリアルタイムに行えること。 | |
3-11-7-2 | 映像共有双方向コミュニケーションは手術室内映像配信制御システムで選択した2種類の映像を同時に遅延なく互いに送受信できること。(例として、手術室側は術野カメラと内視鏡など、相手端末からは会話者の顔と病理顕微鏡画像などを伝送できること。) | |
3-11-7-3 | 映像共有双方向コミュニケーションは高画質映像(Full-HD)を双方向で伝送できること。 | |
3-11-7-4 | 映像共有双方向コミュニケーションは互いに通信画面上に上書き(アノテーション機能)をリアルタイムに行えること(文字色も複数から選択できること)。 | |
3-11-7-5 | 映像共有双方向コミュニケーションは遅延は0.5秒以内であること。 | |
3-11-7-6 | 映像共有双方向コミュニケーションは手術室から、または、相手端末などから、ネットワーク内の任意の端末に接続できること。3拠点以上と同時に接続通信できること。複数の通信グループを同時に設定できること。 | |
3-11-7-7 | 映像共有双方向コミュニケーションは接続相手は、それぞれの端末から電話帳を表示し接続できるこ と。ただし、2者接続中3者目から割り込み接続はできないこととする。3者目接続は接続中のどちらかが接続要請を行うものとする。 |
3-11-7-8 | 映像共有双方向コミュニケーションは通信を行った音声と映像データを、術野映像記録・配信サーバに保存ができる機能を有すること。 | ||
3-11-7-9 | 映像共有双方向コミュニケーションは手術室(No.1~16室)及び医局(5か所)、病理検査室(3か所)で通信できること。 | ||
3-12 | 術野保存映像編集端末 *医局5式・医師控室1式 | 6式 | |
3-12-1 | 術野映像記録・配信サーバに保存された映像の制御ができること。 | ||
3-12-2 | 超高画質映像と高画質映像は同様の編集操作ができること。 | ||
3-12-3 | 視聴・編集・書き出しに係るソフトウェアは、ウェブブラウザ、または専用アプリケーションを用いること。 | ||
3-12-4 | 術野保存映像編集端末は、術野保存映像編集制御端末と術野保存映像編集制御ソフトを搭載したシステムで構成され、,医局に5セット、医師控室に1セット設置すること。 | ||
3-12-5 | 術野保存映像編集制御アプリケーションを6ライセンス有すること。 | ||
3-12-6 | 術野映像追従再生アプリケーションを6ライセンス有すること。 | ||
3-12-7 | 映像共有双方向コミュニケーションアプリケーションを6ライセンス有すること。 | ||
3-13 | 術野映像ライブ配信表示モニター (スタッフステーション・麻酔科医控室) | 8式 | |
3-13-1 | 43型以上の画面サイズを有し、高精細Full-HD(1920×1080)を表示可能であること。 | ||
3-13-2 | HDMIを4個以上、LAN端子を1個以上の入力端子を有すること。 | ||
3-13-3 | 液晶パネル(LEDバックライト)で、輝度560cd/㎡以上で有ること。 | ||
3-13-4 | HDR対応であること。 | ||
3-13-5 | 外形寸法は、幅:980mm 高さ:570mm 奥行き:70mm 以下であること。 | ||
3-13-6 | 質量は、10kg以下であること。 | ||
3-13-7 | 標準消費電力は、107W以下であること。 | ||
3-13-8 | スタッフステーションと麻酔科医控室の術野映像ライブ配信表示モニターは、術野映像ライブ配信表示制御端末と術野映像ライブ配信表示制御ソフトを搭載した4台の表示モニターで分散して表示できること。 | ||
3-13-9 | 術野映像ライブ配信表示制御アプリケーションを8ライセンス有すること。 | ||
3-14 | 術野映像ライブ配信表示モニター (医師控室・CE控室・ICU・患者家族控室1・患者家族控室2) | 11式 | |
3-14-1 | 32型画面サイズ以上を有し、高精細Full-HD(1920×1080)を表示可能であること。 | ||
3-14-2 | HDMIを4個以上、LAN端子を1個以上の入力端子を有すること。 | ||
3-14-3 | 液晶パネル(LEDバックライト)で、輝度300cd/㎡以上で有ること。 | ||
3-14-4 | HDR対応であること。 | ||
3-14-5 | 外形寸法は、幅:730mm 高さ:430mm 奥行き76mm 以下であること。 | ||
3-14-6 | 質量は、7.5kg以下であること。 | ||
3-14-7 | 標準消費電力は、66W以下であること。 | ||
3-14-8 | 医師控室・CE控室の術野映像ライブ配信表示モニターは、術野映像ライブ配信表示制御端末と術野映像ライブ配信表示制御ソフトを搭載した4台の表示モニターで分散して表示できること。ICU・患者家族控室1・患者家族控室2は1台の表示モニターに必要映像を表示できること。 | ||
3-14-9 | 術野映像ライブ配信表示制御アプリケーションを11ライセンス有すること。 | ||
3-15 | 初療室映像記録システム(*既存のカメラを使用) | 2式 | |
3-15-1 | 初療室像記録システムは、映像記録制御端末と映像記録制御ソフトを搭載し、既設の術野カメラを接続して高画質映像(Full-HD)の映像を取得し、H.264形式でエンコードし術野映像記録・配信サーバへ送信できること。 | ||
3-15-2 | タッチパネル画面操作で、映像記録開始(スタート)、映像記録停止(ストップ)の操作を直感的に操作できること。記録中であることがタッチパネル画面上で認識しやすいこと。 | ||
3-15-3 | 接続された術野映像をタッチパネルモニターでリアルタイムに確認しながら、記録操作ができること。 | ||
3-15-4 | 患者紐付けのためのテキストデータをキーボード入力できる機能を有すること。また、記録日時は自動的に記録保存されること。 | ||
3-15-5 | 映像の記録中、映像シーンの注目ポイント(インデックスポイント)を付与できること。更に、その注目ポイントをサムネイルで表示できること。サムネイルにはテキストで説明文を付与できること。インデックスポイントは1ファイル256ポイント以上付与できる機能を有すること。 | ||
3-15-6 | 記録映像を当該端末にて再生表示をする際、該当のファイルを選択した時点で一定時間間隔のサムネイル表示を行い、指定のサムネイルをダブルクリックすることで再生できること。サムネイル表示の時間間隔を1コマ、1秒、10秒、30秒、1分、5分、10分の間隔で連続表示できること。1画面あたり最大30枚のサムネイルを一括表示できること。 | ||
3-15-7 | 上記サムネイルをクリック指定し、再度、時間指定を行うことで更に指定時間間隔のサムネイルが表示されること。 | ||
3-15-8 | 再生スピードは1/2倍、1倍、2倍、4倍、一時停止が可能であること。 | ||
3-15-9 | 再生中または一時停止中に注目ポイントを付与できること。注目ポイント(インデックスポイント)にはテキストで説明文を付与できること。注目ポイントは記録時の付与数と合わせて1映像ファイル256ポイント以上付与できる機能を有すること。 | ||
3-15-10 | 注目ポイントのサムネイルを一覧表示でき、そのサムネイルをダブルクリックすることでその位置から再生できること。 | ||
3-15-11 | 電源喪失対策としてUPSを備えること。 | ||
3-15-13 | 初療室2室に設置すること。 | ||
3-15-14 | 映像記録制御アプリケーションを2ライセンス有すること。 | ||
3-16 | 内視鏡検査室映像記録システム | 4式 |
3-16-1 | 内視鏡検査映像記録システムは、映像記録制御端末と映像記録制御ソフトを搭載し、内視鏡と接続して高画質映像(Full-HD)の映像を取得し、H.264形式でエンコードし術野映像記録・配信サーバへ送信できる❦と。 | ||
3-16-2 | タッチパネル画面操作で、映像記録開始(スタート)、映像記録停止(ストップ)の操作を直感的に操作できる❦と。記録中である❦とがタッチパネル画面上で認識しやすい❦と。 | ||
3-16-3 | 接続された術野映像をタッチパネルモニターでリアルタイムに確認しながら、記録操作ができる❦と。 | ||
3-16-4 | 患者紐付けのためのテキストデータをキーボード入力できる機能を有する❦と。また、記録日時・検査室番号は自動的に記録保存される❦と。 | ||
3-16-5 | 映像の記録中、映像シーンの注目ポイント(インデックスポイント)を付与できる❦と。更に、その注目ポイントをサムネイルで表示できる❦と。サムネイルにはテキストで説明文を付与できる❦と。インデックスポイントは1ファイル256ポイント以上付与できる機能を有する❦と。 | ||
3-16-6 | 記録映像を当該端末にて再生表示をする際、該当のファイルを選択した時点で一定時間間隔のサムネイル表示を行い、指定のサムネイルをダブルクリックする❦とで再生できる❦と。サムネイル表示の時間間隔を1コマ、1秒、10秒、30秒、1分、5分、10分の間隔で連続表示できる❦と。1画面あたり最大30枚のサムネイルを一括表示できる❦と。 | ||
3-16-7 | 上記サムネイルをクリック指定し、再度、時間指定を行う❦とで更に指定時間間隔のサムネイルが表示される❦と。 | ||
3-16-8 | 再生スピードは1/2倍、1倍、2倍、4倍、一時停止が可能である❦と。 | ||
3-16-9 | 再生中または一時停止中に注目ポイントを付与できる❦と。注目ポイント(インデックスポイント)にはテキストで説明文を付与できる❦と。注目ポイントは記録時の付与数と合わせて1映像ファイル256ポイント以上付与できる機能を有する❦と。 | ||
3-16-10 | 注目ポイントのサムネイルを一覧表示でき、そのサムネイルをダブルクリックする❦とでその位置から再生できる❦と。 | ||
3-16-11 | 電源喪失対策としてUPSを備える❦と。 | ||
3-16-12 | 内視鏡室4室に設置する❦と。 | ||
3-16-13 | 映像記録制御アプリケーションを4ライセンス有する❦と。 | ||
3-17 | 医療機器映像信号変換装置 *内視xxの医療機器に対応 | 18式 | |
3-17-1 | 医療機器映像信号の出力に応じてコンバーター等の医療機器映像信号変換装置を用いて対応する❦ | ||
3-18 | 映像共有双方向コミュニケーション用端末 *病理検査室 | 3式 | |
3-18-1 | 病理検査室に映像共有双方向コミュニケーション用端末を3セット設置する❦と。 | ||
3-18-2 | 映像共有双方向コミュニケーションアプリケーションを3ライセンス有する❦と。 | ||
3-19 | ウイルス対策サーバ | 1式 | |
3-19-1 | 当院にて準備するウィルス対策ソフトウェアをインストールする❦と。 | ||
3-19-2 | 停電時、サーバ停止まで給電可能な無停電電源装置(UPS)を装着する❦と。電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
3-19-3 | 当院既存の19インチラックにマウント可能である❦と。 | ||
4 | ネットワーク機器 | ||
4-1 | レイヤ3 コアスイッチングHUB | 1式 | |
4-1-1 | VLAN機能を有し、特定のPCのみ通信が可能にする❦と。 | ||
4-1-2 | IPv4 のルーティング機能としてスタティック・ルーティングに対応している❦と。 | ||
4-1-3 | 1000BASE-T×16ポート以上、SFP+スロットを16以上装備している❦と。 | ||
4-1-4 | スイッチング容量として400Gbps以上である❦と。 | ||
4-1-5 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-1-6 | 本院にて準備する19インチラックにマウント可能である❦と。 | ||
4-2 | レイヤ2 フロアスイッチングHUB | 1式 | |
4-2-1 | VLAN機能を擁し、特定のPCのみ通信が可能にする❦と。 | ||
4-2-2 | SFPスロットを28以上装備している❦と。 | ||
4-2-3 | スイッチング容量として56Gbps以上である❦と。 | ||
4-2-4 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-2-5 | 当院にて準備する19インチラックにマウント可能である❦と。 | ||
4-2-6 | 本フロアスイッチングハブとコアスイッチングハブ間には、10Gbps以上の光LANケーブルを2本以上敷設し接続する❦と。 | ||
4-3 | レイヤ2 フロアスイッチングHUB | 1式 | |
4-3-1 | VLAN機能を有し、特定のPCのみ通信が可能にする❦と。 | ||
4-3-2 | 1000BASE-T×14ポート以上、SFPスロットを1以上装備している❦と。 | ||
4-3-3 | スイッチング容量として32Gbps以上である❦と。 | ||
4-3-4 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-3-5 | 本院にて準備する19インチラックにマウント可能である❦と。 | ||
4-3-6 | 本フロアスイッチングHUBとコアスイッチングHUB間には、10Gbps以上の光LANケーブルを1本以上敷設し接続する❦と。 | ||
4-4 | レイヤ2 フロアスイッチングHUB | 2式 | |
4-4-1 | VLAN機能を有し、特定のPCのみ通信が可能にする❦と。 | ||
4-4-2 | 1000BASE-T×16ポート以上、SFPスロットを1以上装備している❦と。 | ||
4-4-3 | スイッチング容量として40Gbps以上である❦と。 | ||
4-4-4 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-4-5 | 当院既存の19インチラックにマウント可能である❦と。 |
4-4-6 | 本フロアスイッチングHUBとコアスイッチングHUB間には、1Gbps以上の光LANケーブルを1本以上敷設 し接続する❦と。 | ||
4-5 | レイヤ2 エッジスイッチングHUB *手術室(No.1〜16室)に対応 | 16式 | |
4-5-1 | 1000BASE-T(PoE対応)×16ポート以上、SFPスロットを2以上装備している❦と。 | ||
4-5-2 | スイッチング容量として36Gbps以上である❦と。 | ||
4-5-3 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-5-4 | 本院にて準備する19インチラックにマウント可能である❦と。 | ||
4-5-5 | フロアスイッチングHUBより本エッジスイッチングHUB間の光LANケーブルを敷設し接続する❦と。 | ||
4-6 | レイヤ2 エッジスイッチングHUB | 4式 | |
4-6-1 | 1000BASE-T×6ポート以上、SFPスロットを2以上装備している❦と。 | ||
4-6-2 | スイッチング容量として16Gbps以上である❦と。 | ||
4-6-3 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-6-4 | 当院にて準備する19インチラックにマウント可能である❦と。 | ||
4-6-5 | フロアスイッチングハブより本エッジスイッチングハブ間の光LANケーブルを敷設し接続する❦と。 | ||
4-7 | レイヤ2 エッジスイッチングHUB | 6式 | |
4-7-1 | 1000BASE-T×5ポート以上を装備している❦と。 | ||
4-7-2 | スイッチング容量として10Gbps以上である❦と。 | ||
4-7-3 | 電源AC100V 50/60Hzである❦と。 | ||
4-8 | ファイヤーウォール | 1式 | |
4-8-1 | LAN側に1000BASE-T×1ポート以上、WAN側に1000BASE-T×1ポート以上装備している❦と。 | ||
4-8-2 | IPv4 のルーティング機能としてスタティック・ルーティングに対応している❦と。 | ||
4-8-3 | IPv4 において NAT 及び NAPT に対応している❦と。 | ||
4-8-4 | ポリシー数は 100 以上設定可能な❦と。 | ||
4-8-5 | 内部ネットワークをグループ化し,グループ毎に異なるポリシー設定が可能である❦と。 | ||
4-8-6 | サーバー室内既存ネットワーク(HUB)、ファイヤーウォール間のLANケーブルを敷設する❦と。 | ||
5 | 非機能要件 | ||
5-1 | 情報セキュリティ | ||
5-1-1 | 情報システム等へのログインIDの設定及びパスワードの入力機能を有する❦と。 | ||
5-1-2 | 端末の起動パスワード及び情報システム等の各種パスワードについて、桁数や使用文字列の指定機能を有する❦と。 | ||
5-1-3 | パスワード変更は有効期限設定が可能であり、有効期限時はパスワード変更が利用者により変更できる機能を有する❦と。 | ||
5-1-4 | 端末に保存されるパスワードファイル等、ディスクデータの暗号化等の機能を有する❦と。 | ||
5-1-5 | 端末は第三者に使用される❦と、又は許可なく情報を閲覧される❦とがないように、自動ロック、スクリーンセーバー等の機能を有する❦と。 | ||
5-1-6 | 本システムの運用において実施した作業について、システム上作業記録を作成、一定期間保存する機能を有する❦と。 | ||
5-1-7 | 本システムの運用において、システムへのアクセス記録を保存し、一定期間保存する機能を有する❦と。 | ||
5-2 | データ抽出機能 | ||
5-2-1 | 本システムにより蓄積されたデータを病院用途(二次利用)に応じるよう、データの抽出機能を備える❦と。 | ||
5-2-2 | データ抽出後のデータ利用方式は別途病院にて定める方式にて実施する為、柔軟に対応できるようデータ連携インターフェースを備える❦と。 | ||
5-2-3 | データ抽出機能において、データ操作(アクセス)権限設定が可能である❦と。 | ||
5-2-4 | 抽出データについては、個人情報保護を目的にデータ匿名化機能を有する❦と。 | ||
6 | 作業条件等 | ||
6-1 | 作業時間帯 | ||
6-1-1 | 作業の実施は、手術室が使用されていない夜間帯もしくは当院との協議の上、業務に支障が出ない時間帯で作業を行う❦と。 | ||
6-1-2 | 手術室が使用されるまでに現場を撤収し、現状復帰する❦と。 | ||
6-2 | 既設流用 | ||
6-2-1 | 各映像伝送ケーブル、ネットワークケーブルは既設のものを流用する❦とも可能とする。(新規敷設の場合はその費用も提案に含む❦と) | ||
6-2-2 | システム構成により新規映像伝送ケーブル等が必要な場合は、当院との協議の上、物品整備を行う❦ | ||
7 | 設置条件等 | ||
7-1 | 設置場所 | ||
7-1-1 | 導入システムの設置場所については、当院システム管理者の指示に従い設置する❦と。 | ||
7-2 | 搬入、据付、配線および調整 | ||
7-2-1 | 手術室及び関連機器設置場所の天井スペース及び周辺既存設備(照明・空調他)を考慮して設置する必要があり、事前の状況確認を現地にて確実に実施する❦と。 | ||
7-2-2 | 搬入前に既存流用機器及び撤去機器を確認の上、流用機器は機器仕様内指定場所へ、撤去機器は当院指定場所へ移動させる❦と。 | ||
7-2-3 | 導入システムの設置場所への搬入、据付、配線、調整、システム構築および導入手術xx既設各装置への接続・調整を行い、各機器の動作確認を行う❦と。 | ||
7-2-4 | 導入システム個別の動作検証(既存医療機器からの映像出力動作検証等)は、既存医療機器納入会社と円滑なコミュニケーションを行い供給者が責任をもって行う❦と。 |
7-2-5 | 導入システム全体の動作検証は、当院担当者及び設置場所担当者の立ち会いのもと正常に動作する ❦とを確認の上、引き渡しを行う❦と。 | |
7-2-6 | システムを稼動させるために必要な一次側以外の工事及び調達は、賃貸人が責任をもって行うものと | |
7-2-7 | 本仕様書に明記されていない事項については、必要に応じて協議の上決定するものとする。 | |
7-2-8 | 導入スケジュールは当院と協議し、その指示に従う❦と。 | |
7-3 | 保証 | |
7-3-1 | 引き渡し日から1年間を瑕疵担保期間とし、当初の機能を保証する❦と。 |
7-4 | 補償 | |
7-4-1 | 賃貸人により、設計ミスや仕様内容等による不良が判明した場合、当院と協議の上、賃貸人負担で修理及び改修を行う❦と。 | |
7-4-2 | 検査の結果、機器の配置、取付及び配線方法並びに部品定数等に変更を必要とした場合は、賃貸人負担で改修を行う❦と。 | |
7-4-3 | 設置完了後、本院が求める仕様に満たない場合は、機器の設置場所の調整等を賃貸人負担で実施する❦と。 | |
7-5 | 供給者の条件等 | |
7-5-1 | 納品後1年以内は、不備・不都合が発覚した場合には、3営業日以内に原因を究明し、対策を講じる技術・サービス能力を有している❦と。 | |
7-5-2 | 本院から受けた情報及び知りえた情報のうち、一般公開している情報以外については、守秘義務を負うものとする。賃貸人は、情報セキュリティマネジメントの国際規格である「ISO27001」、品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」の認証を取得している❦と。 | |
7-6 | その他 | |
7-6-1 | システムの操作説明資料、機器の系統図、履行・保守体制図(システム設計・動作確認及び障害発生時の対応を行う自社部門を明記したもの)を提出する❦と。 | |
7-6-2 | 搬入・据付・調整等を行う前に当院担当者に工程表を提出し、実施日の調整を行う❦と。 | |
7-6-3 | 本システム全体の引渡しに際し、当院の職員等に対し操作教育を行う❦と。 | |
7-6-4 | 仕様書に明記されていない事項については、必要に応じて協議の上決定するものとする。 | |
7-6-5 | 納入に当たり、当院の運営に支障がないよう、都担当者と連絡調整を密に行う❦と。 | |
7-6-6 | その他不明な点については,都担当者の指示に従うものとする❦と。 | |
8 | 保守 | |
8-1 | 保守サービス時間 | |
8-1-1 | 受付及び対応時間は、以下とする❦と。 受付:実働 月~金 9:00~18:00(年末年始(12/30~1/3)及び祝祭日を除く)対応:実働 月~金 9:00~22:00(年末年始(12/30~1/3)及び祝祭日を除く) | |
8-2 | 定期点検等 | |
8-2-1 | 定期点検を年1回、7月に実施するものとする。対象機器は、以下のものとする。 ※対象機器:サーバー及び視聴機器・映像収集機器 等 | |
8-2-2 | リモートメンテナンス回線を設置する❦と。 | |
8-2-3 | 保守サービス時間内にて隔週1回リモート接続を実施し、情報収集を行いシステムに異常がないか確認を行う。また、障害発生時に迅速な状況確認、対応を提供するとともに、ログ情報等の情報収集を行 | |
8-2-4 | 問合せ内容、障害履歴(問題点の管理)の管理、リリース管理、ソフトウェアバージョン管理、修理品状況管理の進捗状況の一括管理を実施する❦と。又、構成表、図面の改定についても対応する❦と。 | |
8-3 | 故障修理対応 | |
8-3-1 | 保守サービス時間内にてオンサイト対応が必要と判断した場合、現地へ出動し復旧作業を行う。 | |
8-3-2 | 障害切分時に機器交換が必要と判断された場合、保守費用の中で購入した予備機にて入替えを実施。一部の製品については預かり修理とし、保守対応品は保守契約内にて修理実施する。 ※予備機が用意されていないものに関しては、別途、当院と協議する❦と。 | |
8-4 | セキュリティパッチ適用保守 | |
8-4-1 | セキュリティパッチ適用の必要性と可否の判断を適宜実施し、セキュリティパッチ適用報告書を作成する❦と。 | |
8-4-2 | セキュリティパッチ適用によりシステム動作に不具合が発生しない❦とを事前に確認する❦と。 | |
8-4-3 | セキュリティパッチ適用手順書およびシステム動作確認手順書を作成し、システム管理者に説明した上で提供する❦と。 |
別紙1
納品物件一覧
1 | 術野映像管理システム機器 | 数量 |
1-1 | 4K天吊術野カメラ及び付属品 (コントロールユニット等) *手術室(No1〜16室)に対応 | 16 |
1-2 | 手術室内映像配信制御システム (配信制御端末・記録制御端末含む) *手術室(No1〜16室)に対応 | 16 |
1-3 | 電源制御ユニット *手術室(No.1〜16室)に対応 | 32 |
1-4 | 無停電電源装置 *手術室(No1〜16室)に対応 | 16 |
1-5 | 漏電防止対策(アイソレーショントランス) *手術室(No1〜16室)に対応 | 16 |
1-6 | 壁面設置モニター *手術室(No1〜16室)に対応 | 67 |
1-7 | 壁面設置モニター *手術室(16室)に対応 | 2 |
1-8 | 天吊術野モニター(4K対応) *手術室(No.16室)に対応 | 4 |
1-9 | 天吊術野モニター(4K-3D対応) *手術室(No.5、6、7、12、14、15室)に対応 | 10 |
1-10 | xxx場カメラ(監視カメラ) *手術室(No1〜16室)及び、患者家族控室(1,2室)に対応 | 34 |
1-11 | 術野映像記録・配信サーバ (術野映像保存・ライブ配信・Wi-Fi配信・追従再生機能・映像共有双方向コミュニケーション機能) | 1 |
1-12 | 術野保存映像編集端末 *医局5式・医師控室1式 | 6 |
1-13 | 術野映像ライブ配信表示モニター (表示制御端末含む) *スタッフステーション・麻酔科医控室 | 8 |
1-14 | 術野映像ライブ配信表示モニター (表示制御端末含む) *医師控室・CE控室・ICU・患者家族控室1・患者家族控室2 | 11 |
1-15 | 初療室映像記録システム (映像記録制御端末含む) *初療室2式 | 2 |
1-16 | 内視鏡検査室映像記録システム (映像記録制御端末含む) *内視鏡検査室4式 | 4 |
1-17 | 医療機器映像信号変換装置 *内視xxの医療機器に対応 | 18 |
1-18 | 映像共有双方向コミュニケーション用端末 *病理検査室3式 | 3 |
1-19 | ウイルス対策サーバ | 1 |
2 | ネットワーク機器 | |
2-1 | レイヤ3 コアスイッチングHUB | 1 |
2-2 | レイヤ2 フロアスイッチングHUB | 1 |
2-3 | レイヤ2 フロアスイッチングHUB | 1 |
2-4 | レイヤ2 フロアスイッチングHUB | 2 |
2-5 | レイヤ2 エッジスイッチングHUB | 16 |
2-6 | レイヤ2 エッジスイッチングHUB | 4 |
2-7 | レイヤ2 エッジスイッチングHUB | 6 |
2-8 | ファイヤーウォール | 1 |
3 | ソフトウェア | |
3-1 | Microsoft Windows Server 2022 | 1 |
3-2 | Microsoft Windows11 | 74 |
3-3 | 術野映像記録・配信ソフトウェア *サーバー室 | 1 |
3-4 | 術野映像配信制御ソフト *手術室(No1〜16室) | 16 |
3-5 | 術野映像記録制御ソフト *手術室(No1〜16室)・初療室2式・内視鏡検査室4式 | 22 |
3-6 | 術野保存映像編集制御ソフト *医局5式・医師控室1式 | 6 |
3-7 | 術野映像ライブ配信表示制御ソフト *スタッフステーション8式・麻酔科医控室8式・医師控室8式・ICU・患者家族控室1・2各1式 | 27 |
3-8 | 術野映像追従再生ソフト *手術室(No1〜16室)・医局5式・医師控室1式 | 22 |
3-9 | 映像共有双方向コミュニケーションソフト *手術室(No1〜16室)・医局5式・病理検査室3式 | 24 |
項番 | 納品文書類一覧 | 数量 |
1 | 作業計画書(設置等作業時) | 紙1、電子1 |
2 | システム構成図 | 紙1、電子1 |
3 | 配線図 | 紙1、電子1 |
4 | 設置作業及び動作確認作業の報告書 | 紙1、電子1 |
5 | 操作マニュアル | 紙1、電子1 |
6 | 保守体制に係る文章 | 紙1、電子1 |
7 | 遠隔保守の作業記録(作業の都度) | 紙1、電子1 |
8 | 障害報告書(障害対応の都度) | 紙1、電子1 |
9 | 作業計画書(撤去作業時) | 紙1、電子1 |
10 | ソフトウエアライセンス一覧 | 紙1、電子1 |
11 | ・個人情報管理を含めた再委託先に対する管理方法等の文書 ・受託者の安全対策と管理体制資料 ・個人情報管理記録表 ・業務の推進体制(電子情報処理委託に係る標準特記仕様書の2項) ・業務従事者への遵守事項の周知(電子情報処理委託に係る標準特記仕様書の3項) ・情報の保管及び管理(電子情報処理委託に係る標準特記仕様書の8項(3)ケ) | 紙 各1 |
項番11以外は、紙(A4版)、CD-ROM(WordもしくはExcel形式及びPDF形式)で提出 |
術野映像管理システム 構成図
別紙2
3階 手術室エリア 4階 サーバ室エリア
3階 手術x
x場確認
カメラ
4K天吊術野カメラ
4K対応内視鏡
4K対応内視鏡
顕微鏡
生体情報
手術室内映像配信制御システム操作パネル
手術室内映像配信
HDMI
制御システム
マトリクススイ
ッチャー
入力確認エンコーダ
シーリングモニタ4K3D
シーリング
モニタ4K
壁面モニタ
4K
エッジ
スイッ
4K記録 チ
エンコーダ
Full-HD記録エンコーダ
コ コ
光LAN
ア ア
ス ス
イ イ
ッ ッ
チ チ
機材x
x野映像 記録・配信サーバ
術野映像
保存・管理機能
術野映像
ライブ配信機能
術野映像 追従再生機能
術野映像共有双方向
コミュニケーション機能
術野映像保存ストレージ 機能
ファイヤーウォール
PACS
映像
電源制御ユニット無停電電源装置
入力
院内配信 エンコーダ
追従再生モニタ
双方向
アイソレーショントレンス
コミュニケーション
出力
4階
フロアスイッチ
医局
ライブ配信追従再生
双方向コミュニケーション
3階
エッジスイッチ
患者控室①②
ライブ配信 / 検索視聴
院内
コアスイッチ
3階
エッジスイッチ
スタッフステーション
ライブ配信
麻酔科医控室
ライブ配信
手術x x16式
1階
エッジスイッチ
初療室①②
エンコーダー
2階
エッジスイッチ
内視鏡室①②③④
エンコーダー
医師控室
ライブ配信
CE控室
ライブ配信
別紙3
個人情報の取扱いに関する特記事項
(個人情報の保護に係る受注者の責務)
第1 受注者は、この契約の履行に当たって、個人情報を取り扱う場合は、以下の事項を遵守し、個人情報の漏えい、滅失、き損の防止その他個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
(再委託の禁止)
第2 受注者は、この契約書に基づく委託業務を第三者に委託してはならない。ただし、委託業務全体に大きな影響を及ぼさない補助的業務についてあらかじめ発注者の書面による承認を得た場合にはこの限りでない。
2 前項ただし書に基づき発注者に承諾を求める場合は、再委託の内容、当該業務において取り扱う情報、再委託先、個人情報管理を含めた再委託先に対する管理方法等を文書で提出しなければならない。
(秘密の保持)
第3 受注者は、第2第1項ただし書により発注者が承認した場合を除き、委託業務の内容を第三者に漏らしてはならない。なお、この契約終了後も同様とする。
2 第2第1項ただし書により、発注者が承認した再委託先の秘密保持については、受注者の責任において管理するものとする。
(目的外使用の禁止)
第4 受注者は、この契約の履行に必要な委託業務の内容を他の用途に使用してはならない。また、第2第1項ただし書により発注者が承認した部分を除き、契約の履行により知り得た内容を第三者に提供してはならない。
(複写複製の禁止)
第5 受注者は、この契約に基づく業務を処理するため、発注者から引き渡された原票、資料、貸与品等(以下「原票等」という。)がある場合は、発注者の承認なくして複写又は複製をしてはならない。
(個人情報の管理)
第6 受注者は、発注者から提供された原票等のうち、個人情報に係るもの及び受注者が契約履行のために作成したそれらの記録媒体については、施錠できる保管庫又は施錠、入退管理の可能な保管室に保管するなど適正に管理しなければならない。
2 受注者は、前項の個人情報の管理に当たっては、管理責任者を定め、内部における責任体制を確保しなければならない。
3 前項の管理責任者は、発注者の保有する個人情報を取り扱う業務に従事する者に対して、事前に個人情報保護に関する教育や研修を行わなければならない。
(受注者の安全対策と管理体制資料の提出)
第7 受注者は、委託業務の適正かつ円滑な履行を図るとともに個人情報保護に万全を期するため、委託業務の実施に当たって使用する受注者の管理下の施設において、以下の事項について安全管理上必要な措置を講じなければならない。
(1) 委託業務を処理する施設等の入退室管理
(2) 発注者から提供された原票等の使用保管管理
(3) 契約目的物、契約目的物の仕掛品及び契約履行過程で発生した成果物(出力帳票及び磁気テープ、フロッピィ等の電磁的記録を含む。)の作成、使用、保管管理
(4) その他仕様等で指定したもの
2 発注者は、前項の措置について確認するため、受注者に対して、個人情報の管理を含めた受注者の安全管理体制全般に係る資料の提出を求めることができる。
別紙3
(発注者の検査監督権)
第8 発注者は、必要があると認める場合には、受注者の作業現場の実地調査を含めた受注者の個人 情報の管理状況に対する検査監督及び作業の実施に係る指示を行うことができる。
2 受注者は、発注者から前項に基づく検査実施要求又は作業の実施に係る指示があった場合には、それらの要求又は指示に従わなければならない。
(資料等の返還)
第9 受注者は、この契約による業務を処理するため発注者から引き渡された原票等を、委託業務完了後速やかに発注者に返還しなければならない。
2 前項の規定による返還時に、個人情報に係るものについては、第6第2項に定める個人情報の管理記録を併せて提出し報告しなければならない。
(記録媒体上の情報の消去)
第 10 受注者は、契約目的物の作成のために、受注者の保有する記録媒体(磁気ディスク、磁気テープ、パンチカード、紙等の媒体)上に保有する、委託処理に係る一切の情報について、契約目的物に対する発注者の検査終了後、すべて廃棄又は消去しなければならない。
2 前項の廃棄又は消去結果について、受注者は、記録媒体ごとに、廃棄又は消去した情報項目、数量、方法、日時等を明示した文書で発注者に報告しなければならない。
3 第2第1項ただし書により発注者が承認した再委託先がある場合には、再委託先の情報の廃棄又は消去について受注者の責任において行うとともに、その状況を前項の報告とともに発注者に報告しなければならない。
(事故発生の通知)
第 11 受注者は、契約目的物の納入前に事故が生じたときには、速やかにその状況を書面により発注者に通知しなければならない。
2 前項の事故が、個人情報の漏えい、滅失、き損等の場合には、漏えい、滅失、き損した個人情報の項目、内容、数量、事故の発生場所及び発生状況等を詳細に記載した書面により、速やかに発注者に報告し、発注者の指示に従わなければならない。
3 前項の事故等が、xxx個人情報の保護に関する条例第 34 条又は同 35 条に規定する明らかな違反行為であると認めた場合は、発注者の所在地を管轄する警察署へ通報する。
(発注者の解除権)
第 12 発注者は、受注者がこの特記事項に定める事項に違反した場合又はその他個人情報の保護に関 する事項について問題があると認める場合はこの契約を解除することができる。
(疑義についての協議)
第 13 この取扱事項の各項目若しくは仕様書で規定する個人情報の管理方法等について疑義等が生じたとき又はこの取扱事項若しくは仕様書に定めのない事項については、両者協議の上定める。
別紙4
電子情報処理委託に係る標準特記仕様書
委託者から電子情報処理の委託を受けた受託者は、契約書及び仕様書等に定めのない事項について、この特記仕様書に定める事項に従って契約を履行しなければならない。
1 サイバーセキュリティポリシーを踏まえた業務の履行
受託者は、地方独立行政法人東京都立病院機構サイバーセキュリティポリシーの趣旨を踏まえ、以下の事項を遵守しなければならない。
2 業務の推進体制
(1) 受託者は、契約締結後直ちに委託業務を履行できる体制を整えるとともに、当該業務に関する責任者、作業体制、連絡体制及び作業場所についての記載並びにこの特記仕様書を遵守し業務を推進する旨の誓約を書面にし、委託者に提出すること。
(2) (1)の事項に変更が生じた場合、受託者は速やかに変更内容を委託者に提出すること。
3 業務従事者への遵守事項の周知
(1) 受託者は、この契約の履行に関する遵守事項について、委託業務の従事者全員に対し十分に説明し周知徹底を図ること。
(2) 受託者は、(1)の実施状況を書面にし、委託者に提出すること。
4 秘密の保持
受託者は、この契約の履行に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。この契約終了後も同様とする。
5 目的外使用の禁止
受託者は、この契約の履行に必要な委託業務の内容を他の用途に使用してはならない。また、この契約の履行により知り得た内容を第三者に提供してはならない。
6 複写及び複製の禁止
受託者は、この契約に基づく業務を処理するため、委託者が貸与する原票、資料、その他貸与品等及びこれらに含まれる情報(以下「委託者からの貸与品等」という。)を、委託者の承諾なくして複写及び複製をしてはならない。
7 作業場所以外への持出禁止
受託者は、委託者が指示又は承認する場合を除き、委託者からの貸与品等(複写及び複製したものを含む。)について、2(1)における作業場所以外へ持ち出してはならない。
8 情報の保管及び管理
受託者は、委託業務に係る情報の保管及び管理に万全を期するため、委託業務の実施に当たって以下の事項を遵守しなければならない。
(1) 全般事項
ア 契約履行過程
(ア) 下の事項について安全管理上必要な措置を講じること。 a 委託業務を処理する施設等の入退室管理
b 委託者からの貸与品等の使用及び保管管理
別紙4
c 仕様書等で指定する物件(以下「契約目的物」という。)、契約目的物の仕掛品及び契約履行過程で発生した成果物(出力帳票及び電磁的記録物等)の作成、使用及び保管管理
d その他、仕様書等で指定したもの
(イ) 委託者から(ア)の内容を確認するため、委託業務の安全管理体制に係る資料の提出を求められた場合は直ちに提出すること。
イ 契約履行完了時
(ア) 委託者からの貸与品等を、契約履行完了後速やかに委託者に返還すること。
(イ) 契約目的物の作成のために、委託業務に係る情報を記録した一切の媒体(紙及び電磁的記録媒体等一切の有形物)(以下「記録媒体」という。)については、契約履行完了後に記録媒体上に含まれる当該委託業務に係る情報を全て消去すること。
(ウ) (イ)の消去結果について、記録媒体ごとに、消去した情報項目、数量、消去方法及び消去日等を明示した書面で委託者に報告すること。クラウドサービスの利用等により、記録媒体ごとの報告が難しい場合は、その旨を報告すること。
(エ) この特記仕様書の事項を遵守した旨を書面で報告すること。また、再委託を行った場合は再委託先における状況も同様に報告すること。
ウ 契約解除時
イの規定の「契約履行完了」を「契約解除」に読み替え、規定の全てに従うこと。エ 事故発生時
契約目的物の納入前に契約目的物の仕掛品、契約履行過程で発生した成果物及び委託者からの貸与品等の紛失、滅失及び毀損等の事故が生じたときには、その事故の発生場所及び発生状況等を詳細に記載した書面をもって、遅滞なく委託者に報告し、委託者の指示に従うこと。
(2) アクセスを許可する情報に係る事項
受託者は、アクセスを許可する情報の種類と範囲、アクセス方法について、業務着手前に委託者から承認を得ること。
(3) 個人情報及び機密情報の取扱いに係る事項
委託者からの貸与品等及び契約目的物に記載された個人情報は、全て委託者の保有個人情報である(以下「個人情報」という。)。また、委託者が機密を要する旨を指定して提示した情報及び委託者からの貸与品等に含まれる情報は、全て委託者の機密情報である(以下「機密情報」という。)。ただし、委託者からの貸与品等に含まれる情報のうち、既に公知の情報、委託者から受託者に提示した後に受託者の責めによらないで公知となった情報、及び委託者と受託者による事前の合意がある情報は、機密情報に含まれないものとする。
個人情報及び機密情報の取扱いについて、受託者は、以下の事項を遵守しなければならない。ア 個人情報及び機密情報に係る記録媒体を、施錠できる保管庫又は施錠及び入退室管理の可能
な保管室に格納する等適正に管理すること。
イ アの個人情報及び機密情報の管理に当たっては、管理責任者を定めるとともに、台帳等を設け個人情報及び機密情報の管理状況を記録すること。
ウ 委託者から要求があった場合又は契約履行完了時には、イの管理記録を委託者に提出し報告すること。
エ 個人情報及び機密情報の運搬には盗難、紛失、漏えい等の事故を防ぐ十分な対策を講じること。
オ (1)イ(イ)において、個人情報及び機密情報に係る部分については、あらかじめ消去すべき情報項目、数量、消去方法及び消去予定日等を書面により委託者に申し出て、委託者の承諾を得るとともに、委託者の立会いのもとで消去を行うこと。
カ (1)エの事故が、個人情報及び機密情報の漏えい、滅失、毀損等に該当する場合は、漏えい、滅失、毀損した個人情報及び機密情報の項目、内容、数量、事故の発生場所及び発生状況等を詳細に記載した書面をもって、遅滞なく委託者に報告し、委託者の指示に従うこと。
別紙4
キ カの事故が発生した場合、受託者は二次被害の防止、類似事案の発生回避等の観点から、委託者に可能な限り情報を提供すること。
ク (1)エの事故が発生した場合、委託者は必要に応じて受託者の名称を含む当該事故に係る必要な事項の公表を行うことができる。
ケ 委託業務の従事者に対し、個人情報及び機密情報の取扱いについて必要な教育及び研修を実施すること。なお、教育及び研修の計画及び実施状況を書面にて委託者に提出すること。
コ その他、xxx個人情報の保護に関する条例(平成2年xxx条例第113号)に従って、本委託業務に係る個人情報を適切に扱うこと。
9 委託者の施設内での作業
(1) 受託者は、委託業務の実施に当たり、委託者の施設内で作業を行う必要がある場合には、委託者に作業場所、什器、備品及び通信施設等の使用を要請することができる。
(2) 委託者は、(1)の要請に対して、使用条件を付した上で、無償により貸与又は提供することができる。
(3) 受託者は、委託者の施設内で作業を行う場合は、次の事項を遵守するものとする。ア 就業規則は、受託者の定めるものを適用すること。
イ 受託者の発行する身分証明書を携帯し、委託者の指示があった場合はこれを提示すること。ウ 受託者の社名入りネームプレート等を着用すること。
エ その他、(2)の使用に関し委託者が指示すること。
10 再委託の取扱い
(1) 受託者は、この契約の履行に当たり、再委託を行う場合には、あらかじめ再委託を行う旨を書面により委託者に申し出て、委託者の承諾を得なければならない。
(2) (1)の書面には、以下の事項を記載するものとする。ア 再委託の理由
x 再委託先の選定理由
ウ 再委託先に対する業務の管理方法 エ 再委託先の名称、代表者及び所在地オ 再委託する業務の内容
カ 再委託する業務に含まれる情報の種類(個人情報及び機密情報については特に明記すること。)
キ 再委託先のセキュリティ管理体制(個人情報、機密情報、記録媒体の保管及び管理体制については特に明記すること。)
ク 再委託先がこの特記仕様書の1及び3から9までに定める事項を遵守する旨の誓約ケ その他、委託者が指定する事項
(3) この特記仕様書の1及び3から9までに定める事項については、受託者と同様に、再委託先においても遵守するものとし、受託者は、再委託先がこれを遵守することに関して一切の責任を負う。
11 実地調査及び指示等
(1) 委託者は、必要があると認める場合には、受託者の作業場所の実地調査を含む受託者の作業状況の調査及び受託者に対する委託業務の実施に係る指示を行うことができる。
(2) 受託者は、(1)の規定に基づき、委託者から作業状況の調査の実施要求又は委託業務の実施に係る指示があった場合には、それらの要求又は指示に従わなければならない。
(3) 委託者は、(1)に定める事項を再委託先に対しても実施できるものとする。
別紙4
12 情報の保管及び管理等に対する義務違反
(1) 受託者又は再委託先において、この特記仕様書の3から9までに定める情報の保管及び管理等に関する義務違反又は義務を怠った場合には、委託者は、この契約を解除することができる。
(2) (1)に規定する受託者又は再委託先の義務違反又は義務を怠ったことによって委託者が損害を被った場合には、委託者は受託者に損害賠償を請求することができる。委託者が請求する損害賠償額は、委託者が実際に被った損害額とする。
13 契約不適合責任
(1) 契約目的物に、その契約の内容に適合しないもの(以下「契約不適合」という。)があるときは、委託者は、受託者に対して相当の期間を定めてその修補による履行の追完又はこれに代えて若しくは併せて損害の賠償を請求することができる。
(2) (1)の規定による契約不適合の修補による履行の追完又はこれに代えて若しくは併せて行う損害賠償の請求に伴う通知は、契約履行完了後、契約目的物の引き渡しを受けた日から1年以内(サービス提供委託や、契約期間内において一定の製品等を提供する契約においては契約期間内)に、これを行わなければならない。ただし、受託者が契約履行完了時に契約不適合を知り若しくは重過失により知らなかった場合、又は当該契約不適合が受託者の故意若しくは重過失に起因する場合にはこの限りでない。
14 著作xxの取扱い
この契約により作成される納入物の著作xxの取扱いは、以下に定めるところによる。
(1) 受託者は、納入物のうち本委託業務の実施に伴い新たに作成したものについて、著作xx(昭和45年法律第48号)第2章第3節第2款に規定する権利(以下「著作者人格権」という。)を有する場合においてもこれを行使しないものとする。ただし、あらかじめ委託者の承諾を得た場合はこの限りでない。
(2) (1)の規定は、受託者の従業員、この特記仕様書の10の規定により再委託された場合の再委託先又はそれらの従業員に著作者人格権が帰属する場合にも適用する。
(3) (1)及び(2)の規定については、委託者が必要と判断する限りにおいて、この契約終了後も継続する。
(4) 受託者は、納入物に係る著作xx第2章第3節第3款に規定する権利(以下「著作権」という。)を、委託者に無償で譲渡するものとする。ただし、納入物に使用又は包括されている著作物で受託者がこの契約締結以前から有していたか、又は受託者が本委託業務以外の目的で作成した汎用性のある著作物に関する著作権は、受託者に留保され、その使用権、改変権を委託者に許諾するものとし、委託者は、これを本委託業務の納入物の運用その他の利用のために必要な範囲で使用、改変できるものとする。また、納入物に使用又は包括されている著作物で第三者が著作権を有する著作物の著作権は、当該第三者に留保され、かかる著作物に使用許諾条件が定められている場合は、委託者はその条件の適用につき協議に応ずるものとする。
(5) (4)は、著作xx第27条及び第28条に規定する権利の譲渡も含む。
(6) 本委託業務の実施に伴い、特許xxの産業財産権を伴う発明等が行われた場合、取扱いは別途協議の上定める。
(7) 納入物に関し、第三者から著作権、特許権、その他知的財産権の侵害の申立てを受けた場合、委託者の帰責事由による場合を除き、受託者の責任と費用をもって処理するものとする。
15 運搬責任
この契約に係る委託者からの貸与品等及び契約目的物の運搬は、別に定めるものを除くほか受託者の責任で行うものとし、その経費は受託者の負担とする。