バイオリーダース社との子宮頸部前がん治療ワクチン(CIN 治療ワクチン)の
平成25年4月3日
各位
会 社 名 アンジェス MG株式会社代 表 者 代表取締役社長 xx x
(コード番号4563 東証マザーズ)問合せ先 経営企画部長 xxxx電話番号 00-0000-0000
バイオリーダース社との子宮頸部前がん治療ワクチン(CIN 治療ワクチン)の
ライセンス契約を締結
当社は、韓国のBioLeaders Corporation(バイオリーダース)および大阪の株式会社ジェノラックBLと子宮頸部前がん治療ワクチンについて国内外の開発、製造、使用および販売の独占的実施権許諾に関するオプション権について基本契約をしておりましたが、この度、国内外における開発、製造、使用および販売の独占的実施権許諾に関するライセンス契約に合意しましたのでお知らせいたします。なお、中国の権利は昨年取得済みです。この治療ワクチンは、バイオリーダースが創製し、ジェノラックBLが開発を行ったものです。この契約により当社は当該治療ワクチンについて、国内外の権利を取得することになります。
子宮頸がんの原因ウイルスであるヒトパピローマウイルス(以下、HPV)の感染者は世界で3 億人以上と言われ、約10%が前がん病変の初期段階に移行し、その後、子宮頸部上皮内腫瘍性病変(CIN)と進むにつれHPV のがん関連蛋白質(特にE7)の発現が増加し、前がん病変の後期である高度異形性(CIN3)からは30-40%が子宮頸がんに移行すると言われています。
当社が開発するCIN 治療ワクチンは、HPV のE7 蛋白質に対する特異的な細胞性免疫を子宮頸部へ効率的に誘導することで子宮頸部の高度異型性を消失させ、子宮頸がんへの移行を回避できる画期的な世界初の治療ワクチンとして期待されます。現在、国内では、東京大学医学部産科婦人科学のxxx准教授の下で探索的臨床試験が実施されており、良好な結果が得られております。子宮頸がんの前がん病変から上皮内がんに移行する年代のピークは30 歳前後で、結婚や出産を経験する年代に相当します。現在、前がん状態を治療する薬剤がなく、主な治療方法として子宮頸部円錐切除術が実施されておりますが、手術による早産、低出生体重、帝王切開のリスクが高まることが指摘されていることから、この手術の回避が可能になる本治療ワクチンの早期実現が期待されます。
子宮頸がんの前がん病変の後期(CIN2-3)の潜在的な罹患数は、米国、日本でそれぞれ 10-15 万人、7-10 万人、中国で数10万人、欧州でも10万人規模と推定されており、今後、世界の患者様のQOL(Quality of Life)の向上を目指し、本プロジェクトの開発を積極的 に進めて参ります。
なお、本件による平成25年12月期連結業績に与える影響については、平成25年2月7日開示の連結業績予想に織込み済みであり修正はございません。
【ご参考】 会社概要
社 名: 株式会社バイオリーダース (BioLeaders Corporation)本 社: 大韓民国xxxxxxxxxxx000 xx
代 表 者: 代表取締役社長 x x喜設 立: 2000 年1 月1 日
資 本 金: 36.5億ウォン
事業内容: 医薬品開発、機能性素材の開発・販売
社名: 株式会社ジェノラックBL
本 社: xxxxxxxxxxxxxxx0x00-000号代 表 者: 代表取締役社長 xx xx
設 立: 2001年10月16日資 本 金: 1000万円
事業内容: 医薬品開発