JFX株式会社
JFX株式会社
登録番号:第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 238 号加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号 1503)
JFX 株式会社
店頭バイナリーオプション取引説明書
(MTBO)
1.MTBO
MTBO とは、インターネット環境で行う店頭バイナリーオプション取引(以下、「オプション取引」といいます。)の名称です。当社が提供するオプション取引とは、原資産価格(外国為替相場価格)が近い将来(判定時刻)において、目標価格(権利行使価格)を上回っているか、下回っているかを予想し、プレミアムを支払って、オプションを購入する取引で、為替レートを用いたヨーロピアンタイプのバイナリーオプションです。
上昇オプションでは、判定時刻(権利行使時点)に原資産価格(判定レート)が権利行使価格以上になれば、ペイアウト(受領金額)を受取ることができ、反対に未満であれば、プレミアムの全額を失うことになります。下降オプションでは、判定時刻(権利行使時点)に原資産価格
(判定レート)が権利行使価格未満であれば、ペイアウト(受領金額)を受取ることができ、反対に以上であれば、プレミアムの全額を失うことになります。
尚、購入締切時間までは清算取引によりオプションを売却することができます。オプション取引により生じる損益は以下のとおりです。
(1)プレミアム
プレミアムとは、オプションを購入、清算するため価格で、オプションを購入した時には残高から差し引かれ、オプションを清算した時には残高に加算されます。1 ロットあたりのプレミアム金額は 0 円~1000 円となります。
(2)ペイアウト
ペイアウトとは、判定時刻(自動権利行使時点)において予想どおりの場合に受取ることができる金額のことで、1 ロットあたりのペイアウト金額は 1000 円となります。予想が外れた場合には、ペイアウトを受取ることはできません。ただし、判定時刻(権利行使時点)以前において、お客様が「25.清算」に定める方法によりお客様ご自身の判断において購入したオプションの清算を行った場合、当該オプションの判定(自動権利行使)は行われません。
2.口座開設基準
オプション取引は、リスクが高く、大きな損失を被る可能性があります。当社におけるオプション口座を開設していただく基準は、以下のとおりです。
(1)インターネットがご利用できる環境をお持ちであること。
(2)当社から電話ならびに電子メール等で常時連絡が取れること。
(3)「店頭バイナリーオプション取引に係るご注意(MTBO)」・「店頭バイナリーオプション取引に関する事前説明書(MTBO)」・「店頭バイナリーオプション取引約款(MTBO)」・「店頭バイナリーオプション取引説明書(MTBO)」・「店頭バイナリーオプションリスク説明書 (MTBO)」・「信託保全説明書(MTBO)」(以下、「契約締結前交付書面」といいます。)の全てについて内容をご理解、ご承諾いただくこと。
(4)ご自身のメールアドレスをお持ちであること。
(5)システム及び回線の混雑や障害によって注文が遅延・不能になった場合、当社は一切責任を負わないことにご同意いただけること。
(6)オプション取引にかかる契約締結前交付書面の電子交付にご同意いただけること。
(7)デリバティブ取引に関する投資経験年数が 1 年以上であること。
(8)年収、資産状況等が当社で定める口座開設基準を満たしていること。
(9)オプションに関する知識確認テストで一定基準を満たしていること。
(10)投資目的が適正であること
(11)MATRIX TRADER の口座が開設されていること。
3.口座開設までの流れ
(1)契約締結前交付書面をお読みください。
(2)お客様のオプションに関する知識を確認する為、知識確認テストを受けて頂きます。このテストで一定基準を満たし、合格となった場合、口座開設に必要な損失額等の手続きにお進み頂けます。尚、テストで一定基準に満たなかった場合には、24時間以降に再テストを受けて頂けます。
(3)オプション取引に際しての最大損失額等を入力していただきます。
(4)当社における口座開設の諾否を審査の上、口座を開設させて頂きます。
(5)当社店頭外国為替証拠金口座からの振替をして頂き、取引が可能となります。
尚、MTBO の口座を開設頂くには、事前に店頭外国為替証拠金取引口座 MATRIX TRADER の開設が必要です。
4.取引チャネル
お客様の注文はパソコンによるインターネットを介してのみ受付けいたします。MTBO へは
MATRIX TRADER 取引画面よりログインしていただけます。
なお、電子メールやFAX、電話での口頭による注文は原則として受付けておりません。
5.取引環境
取引プラットフォームは、パソコンのインターネットブラウザにアクセスできる環境にあればご利用になれます。
※ただし、出金依頼等はMATRIX TRADER から行っていただく必要があるため、MATRIX TRADER へのログインができる環境が必要になります。
6.取引日・取引時間・取引期間
・取引日は土・日曜日及び特定日(全市場の休業日)を除いた全ての日に取引が可能です。
・取引時間 は日本時間 毎取引日午前8時 25 分から翌日午前 0 時 25 分となります。尚、米国夏時間、冬時間の区別はありません。
※ただし、判定時刻やその他取引において適用する時刻は、MTBO 独自の時刻となり、実際の時刻や MATRIX TRADER の時刻とは誤差が生じる場合があります。
・取引期間
毎オプション 1 回号あたりの取引期間は、取引開始から判定時刻までの 2 時間となります。
また、新規取引及び清算取引が可能な時間は判定時刻の 2 分前までの 1 時間 58 分となります。
・回号
各回号は毎取引日の午前8 時25 分から2 時間毎に設定されます。上記取引時間内に合計 8 回の権利行使価格の設定と判定がおこなわれます。各回号の取引可能期間、判定時刻については下記の表をご覧ください。
回号 | 取引可能時間 | 判定時刻 |
1 | 08:25~10:23 | 10:25 |
2 | 10:25~12:23 | 12:25 |
3 | 12:25~14:23 | 14:25 |
4 | 14:25~16:23 | 16:25 |
5 | 16:25~18:23 | 18:25 |
6 | 18:25~20:23 | 20:25 |
7 | 20:25~22:23 | 22:25 |
8 | 22:25~00:23 | 00:25 |
各回号において、取引可能期間はオプションの購入及び清算が行えます。
7.受渡日
お客様が購入したオプションの受渡日は、原則として当日となっております。取引成立後、速や
かに取引システム上でプレミアム、ペイアウト、清算金の反映を行います。
8.取引の終了
お客様は、購入したオプションについて証拠金取引のような決済を行う必要はなく、また、ロールオーバーもありません。すべての取引は、1 日(営業日)の取引時間内で終了します。
9.基本取引通貨
基本取引通貨は、日本円となります。
10.取引通貨ペア
取引通貨ペアは、USDJPY(米ドル円)、EURUSD(ユーロドル)、EURJPY(ユーロ円)となります。
11.取引手数料
取引手数料は無料です。なお、取引手数料は、予告なく変更する場合があります。
12.注文受付時間
注文受付時間は、上記 6.取引期間において当社が各回号毎に定める判定時刻(自動権利行使時点)の 2 分前までとなっております。
13.注文の種類
注文の種類は、xx注文のみとなります。
xxとは、レートを指定しない注文方法です。当社が注文を受け付けた時点における市場レートでの注文の執行となるため、相場環境等により、お客様が発注された時点のレートよりも有利なレートまたは不利なレートで約定すること(スリッページ)があります。また、流動性が低くなっている場合、発注された数量により約定しないこともあります。指値・逆指値等の注文は発注することができません。また、注文の取消・変更もできません。
14.取引単位
取引単位 1 ロット(Lot)
購入時 購入金額=購入価格(プレミアム)×ロット数
判定時 ペイアウト金額=1000 円×ロット数(1 ロットあたりのペイアウト金額は 1000 円)清算時 清算金額=清算価格×ロット数
15.購入・保有限度数
1 回の取引あたりの最大購入ロット数は 50 ロット、1 回号あたりの最大保有ロット数は各通貨
ペアを合計して 50 ロットとなります。
16.1回号あたりの最大取引回数
1回号あたりの最大取引回数は各通貨ペアを合計して 20 回となります。
2 回以上取引される場合、1 回目の取引にかかわらず、為替レートの変動やお客様の取引手法に応じて値上がりするかまたは値下がりするかを予想し、オプションを購入することができます。また、清算取引を行った場合、当該オプションの購入に係る取引は回数に含みません。 ただし、相場状況の急変等により、取引が休止・停止されることもあります。
17. 提示レート
取引画面に提示するすべての為替レート(約定レート及び判定レートを含む)については MATRIX TRADER から配信されるレートの中間レートを使用します。USDJPY(米ドル円)、 EURJPY(ユーロ円)については小数点第 3 位(小数点第 4 位を四捨五入)、EURUSD(ユ
ーロドル)については小数点第 5 位(小数点第 6 位を四捨五入)まで表示します。ただし、 MTBO における時刻は、MTBO 独自の時刻であり、MATRIX TRADER の時刻と同一ではないため、MATRIX TRADER の中間レートが、MTBO で提示するレートと同一とはならない可能性があります。
18.権利行使価格
権利行使価格とは、オプションの買い手がオプションの購入時に決めた権利行使をする時の原資産価格です。バイナリーオプションにおいては、判定時刻の価格が権利行使価格に達しているかによって、ペイアウトになるか権利消滅になるのかの判定を行います。権利行使価格の設定に関しては、取引開始時刻の直前の原資産価格(為替相場)を基準として、当該原資産のヒストリカル・ボラティリティ等を加味した上で、取引開始時に最大 7 つの権利行使価格を決定します。
19.判定レート
判定レートとは、お客様が購入されたオプションの判定時刻(自動権利行使時点)における提示レートのことです。
20.判定時刻(自動権利行使時点)
判定時刻とは、お客様が購入したオプションの自動権利行使(判定)が行われる時刻のことです。
21.自動権利行使(判定)の方法
判定時刻(権利行使時点)における判定価格が権利行使価格に達している(上昇オプション
においては判定価格が権利行使価格以上になること、下降オプションにおいては判定価格が 権利行使価格未満になること)によって判定します。下降オプションでは権利行使価格と判定価格が同値の場合にはペイアウトは発生しません。MTBO では、判定時刻において権利行使を自動で行いますので、お客様が権利行使の請求を行う必要はありません。判定後、予想どおりであった場合、ペイアウトを受け取ることができます。
尚、予想どおりであった場合のことをイン・ザ・マネーといい、ペイアウトを受け取ることができます。予想が外れた場合のことをアウト・オブ・ザ・マネーといい、ペイアウトは発生しません。判定時刻(自動権利行使時点)以前におけるレートがお客様の予想した方に変動していた場合であっても判定時刻(自動権利行使時点)において予想が外れた場合、ペイアウトは発生いたしません。
上昇オプションの場合には判定価格≧行使価格(以上) 下降オプションの場合には判定価格<行使価格(未満)でペイアウトが支払われます。
判定の例示
下記条件のオプションの「上昇」又は「下降」を 1 ロット購入した場合原資産:USD/JPY(ドル円)
権利行使価格:98.50
購入価格:上昇 300 円、下降 800 円
① 判定価格≧権利行使価格の場合(判定価格 98.80≧権利行使価格 98.50)
購入代金 | ペイアウト額 | 損益 | |
上昇購入の場合 | 300 円 | 1000 円 | 700 円 |
下降購入の場合 | 800 円 | 0 円 | -800 円 |
上昇購入の場合は 700 円の収益、下降購入の場合には 800 円の損失となります。
② 判定価格=行使価格の場合(判定価格 98.50=権利行使価格 98.50)
購入代金 | ペイアウト額 | 損益 | |
上昇購入の場合 | 300 円 | 1000 円 | 700 円 |
下降購入の場合 | 800 円 | 0 円 | -800 円 |
上昇購入の場合は 700 円の収益、下降購入の場合には 800 円の損失となります。
下降オプションでは判定価格=行使価格の場合にはペイアウトは発生しません。
③ 判定価格<行使価格の場合(判定価格 98.40<権利行使価格 98.50)
購入代金 | ペイアウト額 | 損益 | |
上昇購入の場合 | 300 円 | 0 円 | -300 円 |
下降購入の場合 | 800 円 | 1000 円 | 200 円 |
上昇購入の場合は 300 円の損失、下降購入の場合には 200 円の収益となります。
*価格はあくまでも例示であり、実際の価格とは異なります。
22.ペイアウト
ペイアウトとは、判定時刻(自動権利行使時点)において、お客様の予想どおりであった場合に受け取れる金額のことで、ペイアウト金額は1ロット当たり 1,000 円となります。
23.最大損失額
最大損失額は、オプションの取得対価であるプレミアムの全額となります。プレミアムは、証拠金ではないため、オプションを購入した時点で、残高から差し引かれます。また、証拠金取引のようなロスカットはありません。
24.取引のキャンセル
お客様がオプションを購入した後で、取引のキャンセルを行うことはできません。(証拠金取引と同様にクーリングオフを行うことはできません。)
25.購入価格・清算価格
・購入価格の算出方法
上昇及び下降オプションの購入価格は、原資産価格(外国為替市場)、ボラティリティ、権利行使価格、終了までの時間、対象通貨の金利、リスクプレミアム等の要因を用いてxxxx・xxxxx モデルを修正した計算式に、スプレットを考慮して算出します。したがって同一権利行使価格の「上昇オプション」と「下降オプション」のプレミアムの合計はペイアウト額とは一致しません。また、プレミアムの更新については、取引終了までの時間、原資産価格、リスクプレミアム等を参照しておこないます。また、プレミアム価格がペイアウト金額と同額となる場合もあります。
*購入価格が 1,000 円のときに購入した場合には、ペイアウト金額が 1,000 円のため、利益を得ることは不可能となります。
下記の例により、プレミアムとペイアウトをご確認ください。
スプレッドを加味しない場合
(下降オプション購入価格)300 円+(上昇オプション購入価格)700 円=(ペイアウト金額)1,000 円
スプレッドが 20 円の場合
(下降オプション購入価格)310 円+(上昇オプション購入価格)710≠円1,020 円(ペイアウト金額)
*参考例ですので、実際のスプレッドとは異なります。
・清算価格の算出方法
清算価格は、購入価格と同様の計算方式で算出されますが、清算価格もスプレッドを考慮して算出します。また、清算価格の算出に用いる各設定値は購入価格算出時と異なります。原資産価格の変動等により清算価格が購入価格を下回ることがあり、清算価格が 0 円になることもあります。
下記の例により、プレミアムとペイアウトをご確認ください。スプレッドを加味しない場合
(下降オプション清算価格)300 円+(上昇オプション清算価格)700 円=(ペイアウト金額)1,000 円スプレッドが 20 円の場合
(下降オプション清算価格)290 円+(上昇オプション清算価格)690≠円(ペイアウト金額)980 円
*お客様がオプションを購入する場合の購入価格と、お客様が購入したオプションを清算する場合の清算価格にはスプレッドがあります。
26.清算
清算とは、注文受付時間内においてお客様が購入したオプションの売却することをいいます。当社は、お客様が清算価格にご同意いただける場合に限って、清算の申込みを受付けます。清算金額は、ボラティリティ等で算出され、残高に反映されます。なお、清算金額は、オプションのペイアウトの額を上回らない額となります。尚、オプション購入時の取引数量については分割して清算することはできません。
お客様が清算を行おうとするオプションが、注文受付時間内であり、正常に購入することができる場合に限り、お客様は清算を申込むことができます。従いまして、異常レートの配信やその他システム障害の発生等により、当該オプションの取引ができないあるいは無効、取消となった場合、清算はできません。また、当該オプション購入時点において、システム障害の発生前であって正常に購入されたものであっても、一切の清算はできませんので、ご注意ください。
お客様が清算を行おうとするオプションが、注文受付時間内であり、正常に購入することができる場合において、清算条件等に関する取引画面の表示が、合理的な理由から明らかに誤表示であると当社が判断した場合には、清算自体を無効とさせていただく場合もあり、当社からお客様への通知の有無にかかわらず、当該オプションの清算は行われなかったものとし、有効なオプションとして取扱われます。(ただし、当社は、遅滞なくその
旨を当社ホームページでお知らせし、該当されるお客様につきましては、個別にご連絡いたします。)
清算に関する重要な注意事項
清算の例示
下記条件のオプションの「上昇」又は「下降」を 1 ロット購入した場合原資産:USD/JPY(ドル円)
権利行使価格:98.50
購入価格:上昇 300 円、下降 800 円
清算価格:上昇 400 円、下降 600 円(原資産価格は 98.70)
購入代金 | 清算代金 | 損益 | |
上昇購入の場合 | 300 円 | 400 円 | 100 円 |
下降購入の場合 | 800 円 | 600 円 | -200 円 |
上昇購入の場合は 100 円の収益、下降購入の場合には 200 円の損失となります。
清算時に、購入したオプションの清算価格が購入価格を下回り損失が生じるおそれがありますので、十分にご注意して取引をおこなって下さい。
27.取引開始時間及び判定時刻の変更
各オプションの取引開始前において重要経済指標の発表、経済情勢の激変、為替相場の急変等の事情により、取引開始時間または判定時刻を変更する場合があります。取引開始時間または判定時刻を変更する旨を事前に当社ホームページにてお知らせし、該当されるお客様につきましては個別にご連絡いたします。
28.取引の取消または無効
各オプションの取引開始前において重要経済指標の発表、経済情勢の激変、為替相場の急変等の事情により、取引を取消とする場合があります。また、取引が開始されている場合であっても、市場レートから著しく乖離が認められる異常レートの配信、通信・システム障害の発生等、やむを得ない突発的事象により取引を無効とする場合があります。
29.プレミアムの支払い及びペイアウトの受け取り
お客様は、オプション口座を通じて、プレミアムを支払い、ペイアウトを受取ることができ、当社は取引システムにおいて自動的にプレミアムを差し引き、ペイアウトを反映いたします。
尚、お客様は MTBO の口座から直接出金することはできません。一旦 MATRIX TRADERの口座に振替えてから出金依頼を行ってください。MTBO の口座へ入金される場合も直接入金することはできません。一旦 MATRIX TRADER の口座に入金後、MTBO 口座へ振替を行ってください。【MTBO の口座から MATRIX TRADER の口座への振替】または
【MATRIX TRADER の口座からMTBO の口座への振替】は1 回あたり50,000 円、1 日(営業日)あたりの 200,000 円がそれぞれ限度額となっております。
30.不足金
オプション取引における最大損失額は、オプションの取得対価であるプレミアムの全額となりますので、不足金が発生することはありません。
31.税金
個人のお客様が行ったオプション取引で発生した益金は、2012 年1 月1 日の取引以降、「雑所得」として申告分離課税の対象となり、確定申告をする必要があります。税率は、所得税が 15%、復興特別所得税が所得税額×2.1%、地方税が 5%となります。その損益は、差金等決済をした他の先物取引の損益と通算でき、また通算して損失となる場合は、一定の条件の下、翌年以降 3 年間繰り越すことができます。
当社は、法令に基づきお客様にオプション取引で発生した益金の支払いを行った場合には、原則として、お客様の住所、氏名、支払金額等を記載した支払調書を当社の所轄税務署長に提出します。
詳しくは、所轄の税務署または税理士等の専門家にお問い合せ下さい。
※復興特別所得税は、平成 25 年から平成 49 年まで(25 年間)の各年分の所得税の額に
2.1%を乗じた金額(利益に対しては、0.315%)が、追加的に課税されるものです。
32.オプション取引のリスク
オプション取引は高いリスクを伴う取引です。契約締結前交付書面をお読みになり、リスクをご
理解の上、自己責任において取引を行ってください。
33.損失限度額
お客様に、申告頂いた月間損失限度額を超えた場合には、翌営業日より当月中の取引を停止させて頂きます。尚、お客様の年収、資産状況等により、申告頂いた月間損失限度額を減額させて頂くことがあります。
34.取引説明書
本取引説明書は、予告なく変更する場合があります。オプション取引に関する主要な用語
・外国為替オプション取引
通貨を売買する権利の取引。通貨を買う権利のことをコール(call)、売る権利のことをプット
(put)という。
・ヨーロピアン・オプション
将来の一定期日においてのみ権利を行使することができるオプション取引のこと。
・アメリカン・オプション
将来の一定期日までであれば、取引時間内のいつでも権利行使ができるオプション取引のこと。
・コール・オプション
オプション取引で、ある商品を「買う権利」。
・プット・オプション
約束の日時、約束の日時までの期間中に予め決められた一定数量の対象物を、予め決められた価格(権利行使価格)で「売る権利」。
・オプション・プレミアムオプションの価値。
・権利行使
オプションの買い方が、オプション契約に基づいて実際に権利行使価格で取引を行うこと。
・権利行使価格
オプション取引などで権利を行使する時の価格。
・権利行使日(権利行使期間)
オプションの買い手が権利行使をすることができる期日(期間)のこと。
・プレミアム
オプションの価格のこと。
・ストライクプライス
オプション取引で、買う権利、売る権利を行使する価格。
・バイナリーオプション
原資産価格がある価格に到達すると、価値を持つか、到達しなければ無価値となるオプション。 Cash-or-nothing:満期日にイン・ザ・マネーの場合、価値があるが、アウト・オブ・ザ・マネーの場合、無価値。 asset or nothing:満期日にイン・ザ・マネーの場合、原資産と同じ価値、アウト・オブ・ザ・マネー/アット・ザ・マネーの場合、無価値。
・イン・ザ・マネー
「本質的価値」のあるオプションのこと。コール(買う権利 Call)は、現在の原資産価格-権利行使価格>0。プット(売る権利 Put)は、権利価格-現在の原資産価格>0
・アウト・オブ・ザ・マネー
「本質的価値」のないオプションのこと。コール(Call 買う権利)であれば、現在の原資産価格-権利行使価格<0。プット(売る権利 Put)であれば、権利行使価格-現在の原資産価<0。
・アット・ザ・マネー
オプションの権利行使価格と原資産の現在価格が同じもの。オプションの時間的価値は最大となる。
・カバード・オプション
オプションの売りポジションをカバーするような原資産を保有し、オプションを売ること。
原資産の買いポジションを保有した状態でコール・オプションを売る「カバード・コール」と、原資産の売りポジションを保有した状態でプット・オプションを売る「カバード・プット」がある
・ヒストリカル・ボラティリティ
オプションの原資産価格の、過去の価格変動率から計算される値。
ヒストリカル・ボラティリティと、他の要素 (原資産価格、権利行使価格、満期日までの日数、金利)を元に、オプション価格(プレミアム)の理論値を算出することができる。プレミアムの理論値を計算する方法として、xxxx・xxxxx方式があり、現在最も広く活用されている。
・xxxx・xxxxx モデル
1973 年にXxxxxx Black と Xxxxx Xxxxxxx が考案した オプション・プレミアムの計算モデル。現在でもプレミアムの理論値を算出する際に、広く活用されている
・本質的価値
原資産価格からコール・オプションの権利行使価格を差し引いた額、またはプット・オプションの権利行使価格から原資産価格を差し引いた額
・時間価値
原資産価格の、xxの価格変動への期待から生じる、オプションの価値。時間の経過とともに減少し、オプションの満期日にはゼロになる
・カバー取引(カバーとりひき)
金融商品取引業者がお客様を相手方として行う店頭外国為替証拠金取引の為替レートの変動によるリスクの減少を目的として、当該店頭外国為替証拠金取引と取引対象通貨、売買の別等が同じ、店頭デリバティブ取引または他の金融商品取引業者その他の者を相手方として行う為替取引若しくは外国為替証拠金取引をいいます。
・金融商品取引業者(きんゆうしょうひんとりひきぎょうしゃ)
店頭外国為替証拠金取引を含む金融商品取引を取り扱う業務について、金融商品取引法による登録を受けた者をいいます。
・裁判外紛争解決制度(さいばんがいふんそうかいけつせいど)
訴訟手続きによらず、民事上の紛争を解決しようとする紛争の当事者のため、xxな第三者が関与して、その解決を図る手続きをいいます。ADRともいいます。
平成 26 年 4 月 28 日現在