・来年度に向けて早急に一者応札となった原因分析と改善方策を検討すること。 ・過去の競争において契約額が廉価となったことが要因との結論に至った。取り得る措置は限 られるが、さらに仕様に隠れた阻害要因がないか他業者からヒアリングを行うなどして、継続して改善に取り組んでいく。 ③ 「写真フィルムの保存・活用に関する調査研究」【随意契約(企画競争方式)】(文化庁) ・来年度に向けて競争環境を整える検討をすること。 ・理論上、収集、権利処理...
開催日及び場所 | 令和3年1 | 2月18日(木) 文部科学省会計課会議室及びリモートオンライン会議 | ||||
出 席 委 員 (敬 称 略) | ○委員長 xx x (日本大学客員教授) ○委 員 xx xx (公認会計士) x xx (上智大学教授)xx x (弁護士) xx x (北海道大学病院客員診療教授) | |||||
審 議 対 象 期 間 | 第2四半期(令和3年7月1日 ~ 9月30日) | |||||
個 別 審 査 案 件 | 7 | 件 | ○議 事 (1)令和3年度第2四半期の物品・役務等契約に係る審査 (2)個別審査案件 (3)随意契約事前確認公募実施案件に係る意見聴取 (4)その他 | |||
一般競争入札方式 | 6 | 件 | ||||
最 低 価 格 方 | 式 | 1 | 件 | |||
最 高 価 格 方 | 式 | 0 | 件 | |||
総 合 評 価 方 | 式 | 5 | 件 | |||
指名競争入札方式 | 0 | 件 | ||||
最 低 価 格 方 | 式 | 0 | 件 | |||
総 合 評 価 方 | 式 | 0 | 件 | |||
随 意 契 約 方 式 | 1 | 件 | ||||
企 画 競 | 争 | 1 | 件 | |||
公 | 募 | 0 | 件 | |||
競争性のない随意契約 | 0 | 件 | ||||
不 落 随 意 契 | 約 | 0 | 件 | |||
事 x x 査 案 件 | 0 | 件 | ||||
委員からの意見・質問、それに対する回答等 | 別紙のとおり | |||||
委員会による意見の内容 | 審議の過程で検討や見直しをしていただきたいと申し上げた点については適切に対応をお願いすることとし、全体としては問題なく処理されている。 |
質 問 ・ 意 見 | 回 答 |
前回(第 55 回)の個別審査案件に対する宿題事項について ① 「令和3年度児童生徒の近視実態調査事業」 【随意契約(企画競争方式)】 (初等中等教育局) ・令和 2 年度事業と令和 3 年度事業の関連性を明らかにし、適正な競争が図られたのかを確認すること。 ・公募時の条件として示されていた事業規模より高い金額で契約していることについて、条件の変更がどのように決定されたのか。 ・「協力会社」には再委託していないのか。 ② 「日本学士院欧文紀要等の組版、印刷及び発送業務」 【一般競争(最低価格落札方式)】 (日本学士院) | ・令和 2 年度事業は令和 3 年度事業の準備として医師の確保や機器の借入れを行うことが前提となっていることと、令和 3 年度事業で実施する 実態調査の日程等を勘案すると、令和 2 年度事 業の受託者から令和 3 年度事業の受託者に引き継ぐことは困難であり、競争性のある公募を行うことはできなかった。 ・本来は、令和 2 年度に両年度にわたる計画を提 案させ、令和 2 年度の計画が適切に行われた場 合、令和 3 年度に随意契約を行う契約とすべき であった。今後は、準備から実態調査までの 2 か年を前提とした企画競争を行うこととする。 ・令和 3 年度事業の所要額は、令和 2 年度事業で翌年度必要となると見込まれた経費をそのまま計上したものであり、当該金額で契約することはやむをえない。 ・「協力会社」には再委託していない。 |
・来年度に向けて早急に一者応札となった原因分析と改善方策を検討すること。 | ・過去の競争において契約額が廉価となったことが要因との結論に至った。取り得る措置は限られるが、さらに仕様に隠れた阻害要因がないか他業者からヒアリングを行うなどして、継続して改善に取り組んでいく。 |
③ 「写真フィルムの保存・活用に関する調査研究」 【随意契約(企画競争方式)】 (文化庁) | |
・来年度に向けて競争環境を整える検討をすること。 | ・理論上、収集、権利処理、アーカイブ構築は、一定の技術等の要件を満たせば誰もが実施可能と考えるが、確認し得る限り、現在同様の活動を自主的に行っている団体は日本写真家協会のみである。今後、同協会や他の団体が活動を継続的に自ら実施できるようになるまでは、随契事前確認公募によりxx性、透明性を確保しつつ、同協会に委託することとしたい。 |
個別審査案件について(以下、審査順) ① 「文部科学省(スポーツ庁含む)Webサイト内各種検索サービスの提供」 【随意契約(競争性のない随意契約)】 (大臣官房会計課) | |
・なぜ複数年契約をしていないのか。この業者にしかできないということであれば、なぜ単年度契約を繰り返しているのか。 | ・検索する PDF のページ数によってライセンス費用が変動する料金体系となっており、年々価格が変動する可能性があることから、現在の価格では複数年契約をすることができないとの申出を受けたためである。 |
・アンケート等で利用者の利便性を確認しつつ、文部科学省が求める検索サービスがこのサービスであったので、この業者でないと契約できないというこ | ・承知した。どのようにできるのか検討していきたい。 |
とを対外的に説明できるようにしていただきたい。 | |
② 「職業実践専門課程等を通じた専修学校の質保証・向上の推進」 【随意契約(企画競争方式)】 (総合教育政策局) | |
・今後、競争性を高めるために具体的にどのような工夫を考えているか。 | ・一者応募となった原因分析を行い改善方策を検討していきたい。 |
・過年度事業の競争状況及び受託者を伺いたい。 | ・今回の受託者と同一者かつ一者だった。 |
・3年連続で一者入札になっているため十分注意が必要。公募期間の延長だけではなく、それ以外にxx原因があると思われるので、要因分析をしっかり行い、競争環境の確保に努めていただきた い。併せて、企画で落としたという形になる業者の見積もりに対して価格の精査もしっかり行っていただきたい。 | ・承知した。 |
③ 「学校における医療的ケア実施体制充実事業 (医療的ケアのための看護師に対する研修機会の確保)」 【一般競争(総合評価落札方式)】 (初等中等教育局) | |
・過去の実績の要件が厳しかったというアンケート結果があるが、どのように分析しているか。ま た、この要件は必須なのか。 | ・参加に必須な要件である。質を担保する観点から、この要件を外すことは難しいと考える。 |
・この要件を満たす事業者はどのくらいいるのか。なぜ1者しか手を上げなかったと推測している か。 | ・正確な数は出せないが、少なくとも3者以上は存在すると認識している。おそらく公募の時期の関係で1者になったと思われるので、来年度以降は公募時期を早めることとしたい。 |
・技術審査で、ある委員がかなり厳しい点数をつけている一方で、素晴らしい内容であると評価している委員もいる。評価が大きく割れたときには委員会としての合意が必要だと思われるが、厳しい点数をつけた委員が最終的に納得したと理解してよろしいか。 | ・各委員の評価結果は委員間で共有し、気づきの点等があればコメントをもらうようにしている。 |
・後で疑義をもたれないように、評価の最終的な記録を残していただきたい。 | |
④ 「法科大学院における法学未修者教育の更なる充実に関する調査研究」 【一般競争(総合評価落札方式)】 (高等教育局) | |
・説明会に来なかったのに、当該団体はどうやって情報を得たのか。 | ・本事業は中教審のまとめを受けて実施しているものであるため、関係団体はこのような事業が実施されるということを察知していたと思われる。 |
・「法科大学院協会の全面的な協力によって」とあり、ある意味競争相手がバックアップするような形になっているようにも見えるが、ジョイントベンチャーのような形なのか。 | ・事実上、xxのとおりである。 |
・今のままだと特定者だけに情報が届いているようにも感じるため、この者だけがなぜ入札できるのかを分析していただきたい。 | ・承知した。 |
⑤ 「情報科学を活用した地震調査研究プロジェクト(STAR-E プロジェクト)の総合推進及び調査分析」 【一般競争(総合評価落札方式)】 (研究開発局) |
・過去の文科省のプロジェクトと密接に関係している案件を落としていることが一者応札の一番大きな要因だと思われるがいかがか。 | ・貴見のとおりであると推察している。 |
・これから競争性をどのように高めていくつもりなのか。 | ・事業を進め、取組自体を広めていくことで興味を持った事業者に手を挙げていただくという好循環をつくっていきたい。 |
・入札公告から説明会までの期間が短く、新規参入者は入札をためらうのではないか。また、手続き面とは別にもっと情報発信をすべきではないか。 | ・事務手続き上このようなスケジュールとせざるを得なかったが、来年度以降は改善したい。また、関係者のアクセスが多く見込まれるウェブサイトにも入札公告を掲載することを検討したい。 |
⑥ 「xx科学技術の実現状況調査」 【一般競争(総合評価落札方式)】 (科学技術・学術政策研究所) | |
・一者応札となった理由をどのように考えているか。 | ・ある程度のリサーチ機能を持ったシンクタンク等であれば実施できる事業内容だと考えているが、応札しなかった業者に実施したアンケートでは、落札できなければそれまでの手間が無駄になってしまうので、やり慣れない業務への応募は躊躇するという回答があった。 |
・新規参入する業者には常にそういったリスクがあるので、新規参入者に向けて、この業務は一定の科学的知見を持っていれば対応可能であるといったような情報発信を行ったり、アンケートの回答を深掘りするヒアリングを行うなど、競争環境を整える取組を行っていただきたい。 | ・今後検討してまいりたい。 |
⑦ 「文化芸術関係者職域接種 会場運営補助業務一式」 【一般競争(最低価格落札方式)】 |
(文化庁) | |
・参考見積を取る業者はどのように選んだのか。 | ・過去にワクチン接種の会場運営の実績があるところを調査し選定した。 |
・特定の業者に事前に発注情報が伝わると、xx性を欠くこととなる可能性があるため、そのようなことのないように注意していただきたい。 | ・今回の調達は実績があればそれほど専門性は必要ないと考えており、問題はないと認識しているが、今後も慎重に対応したい。 |
⑧ 「令和3年度「食文化の無形の文化財登録等に向けた調査(日本料理)」委託業務」 【一般競争(総合評価落札方式)】 (文化庁) | |
・落札率が非常に低いが、要因は何か。 | ・提案内容のうち、旅費と資料の購入費で大きく差がついたが、どちらの提案も十分に目的を達すると判断している。 |
・同じ履行内容で価格差が出るなら納得できるが、異なる履行内容の提案がなされれば、丁寧な履行内容の価格が高くなるのは当たり前なので、業者側でばらつきがないよう、仕様書を工夫していただきたい。 | ・承知した。 |
・技術評価において利害関係がある場合は一切評価から手を引くのが通常であるが、2者提案があったうち1者だけを評価している委員がいるのは問題ではないか。 | ・提案者がわからないように黒塗りしているが、今後留意する。 |