https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000235821.html http://kansai-sdgs- platform.jp/sdgs/
仕様書
1 委託業務名
平成31年度複合的に媒体を活用する「クロスメディア」による市政情報の発信業務の委託
2 本仕様書の位置付け
本仕様書は,委託者が実施すべき内容等について最低限度の基準を定めたものである。受託者決定の前提となる受託候補者を選定するプロポーザルの提案内容を踏まえ,実際の業務委託契約締結時には制作テーマを追加・変更することを想定している。
3 委託期間
契約締結の日から2020年3月31日まで
4 委託金額の上限
29,500,000円(消費税及び地方消費税相当額を含む)
5 委託業務の詳細
(1)共通のコンセプトの考案
① 制作方針
「思わず見て(聞いて)しまう」,「誰かに紹介したくなる」ような,共通のコンセプト(世界観・登場人物・演出・音楽・連続ドラマ風の展開等)を設定し,複数のコンテンツを制作する。既存のコンセプトに留まらない,斬新な切り口で表現する。
② ターゲット
メインターゲットは,10代から30代までの若年層とする。但し,地元メディアの接触者には中高年齢層も含まれていることに留意すること。
(2)コンテンツの制作
① 制作内容・本数等
5(1)の共通のコンセプトに基づいて,本市の施策・事業のPR動画・ラジオ等を制作する。動画は最低でも30秒動画を4本,15秒動画を2本制作すること。
15秒動画は30秒動画を編集しても,新たに制作してもどちらでもよいものとする。また,ラジオの制作本数は問わない。
※ 具体的な制作本数については,契約締結後に,受託者からの提案に基づき決定する。本市の施策・事業は多岐にわたるため,柔軟に対応できる企画を提案すること。
② 放映・放送媒体
ア インターネット動画
制作した作品は全て「きょうと動画情報館」(YouTube)に掲載する。イ KBS京都用テレビCM
放送枠は本市で年間1,800GRP程度を確保する予定。
※ 電波料は本契約に含まない。但し,一部,本事業と異なるCMに消費する場合がある。
ウ 映画館CM
市内のシネマコンプレックス(47スクリーン)で放送する。なお,放送枠は本市で確保する予定。
※ 放映費用は本契約に含まない。エ ラジオ
KBS京都及びFM京都で(うち,KBS京都ラジオで5,500,000円分,FM京都ラジオで7,500,000円分の情報発信を行うこと)放送する。スポットCM,番組内告知など,種類は問わない。
※ 電波料は本契約に含むものとする。オ デジタルサイネージ
京都駅八条口「みやこ夢てらす」,ゼスト御池のデジタルサイネージで放送する。期間については,別途協議する。
※ 放映する枠は京都市が確保する。
<参考>
準キー局用テレビスポットCMでも放送予定。具体的な放送局・時間帯については,別途プロポーザル方式により,事業者を募集・選定の上,決定する。
③ その他
〇 動画コンテンツは,実写・アニメーションを問わない。
〇 効果的な音響を使用し,必要に応じてオリジナル楽曲を制作する。
〇 動画コンテンツは,台詞等がある場合には,原則として字幕を入れたものを制作すること。なお,制作した映像コンテンツのうち,本市が指定する映像(1~
3本)は多言語(英・中(簡体字/繁体字))の字幕を入れたものも制作すること。
(3)年間を通じた戦略的な展開
① 複合的な媒体の活用による相乗効果の創出
WEB上に特設ページを開設し,テレビ,映画館CM,ラジオ,SNS,インターネット,テレビ等を活用して効果的に情報拡散を図る。
② 戦略的な情報拡散
年間を通じて戦略的に情報拡散し,コンテンツ自体のファンを獲得すること。また,そのためのスケジュールを提出すること。
③ 動画・ラジオ以外での展開
上記①及び②の複合的な媒体の活用による情報拡散からの更なる展開として,
(1)の共通コンセプトを用い,(4)の制作テーマとなっている事業の効果を高める企画を考案・実施する。(イベントやキャンペーンの開催,啓発物の制作など)
④ プレスリリース
各メディアが掲載したくなるような見やすく読みやすいリリース資料を情報解禁日動画配信の10営業日前までに作成し,本市に提出すること。
(4)制作テーマ
① 制作テーマ
5(1)の共通のコンセプトを用い,京都市の全ての事業には今回のテーマの1 つである「持続可能な開発目標(SDGs)」の理念が根底にあることを核としたうえで,以下の4つのテーマのコンテンツを制作する。
また,そのテーマが市外向けか市内向けかという点も考慮し,制作すること。
○ 市内向け(KBS京都・映画館CM・ラジオ広報)動画のテーマア 京都市における「持続可能な開発目標」(SDGs)の推進
SDGsとは国連において掲げられた国際目標(17の目標と169のターゲット)であり,京都市は,2018年の調査で「SDGs先進度」総合ランキングで首位に選ばれた。
「SDGs」の言葉の周知及び「SDGsの取組は実は私たちの身近な取組で達成できること」を知ってもらうコンテンツを制作する。
(参考URL)
・ 京都市における持続可能な開発目標(SDGs)の推進について
xxxxx://xxx.xxxx.xxxxx.xx.xx/xxxx/xxxx/0000000000.xxxx
・ SDGsの概要(関西SDGsプラットフォーム)
xxxx://xxxxxx-xxxx-xxxxxxxx.xx/xxxx/
・ 「全国市区・サステナブル度・SDGs 先進度調査」で京都市が首位に選ばれました
xxxxx://xxx.xxxx.xxxxx.xx.xx/xxxx/xxxx/0000000000.xxxx
イ プラスチック製容器包装ごみの削減
京都市は,ごみ半減をめざす「しまつのxxx条例」を施行し,2Rの促進及び,分別・リサイクルの促進の2つの柱を中心にごみ減量を進めてきた。
今,プラスチックによる海洋汚染が世界的な問題となっている。レジ袋・ペットボトルをはじめとしたプラスチックごみの削減のため,視聴者にマイボトル・マイバックの使用を呼びかけるコンテンツを制作する。
(参考URL)
・ プラスチックを取り巻く国内外の状況(環境省)
xxxx://xxx.xxx.xx.xx/xxxxxxx/00xxxxxxx/x0000-00/x000000-0x.xxx
・ 京都こごみネット - 京都市ごみ減量・分別リサイクル総合情報サイト
ウ 市バス・地下鉄の利用促進
京都市交通局では,2028年度までに「地下鉄・市バスお客様 1 日 80 万人」を目標に掲げ,取り組んでいる。
市内公共交通の乗り継ぎの利便性などをPRし,利用促進することで,結果的に観光客の分散化につながるようなコンテンツを制作する。
(参考URL)
・ 京都を巡る!京都で乗る!地下鉄・バス一日券
○ 市外向け(WEB動画,準キー局用等)動画のテーマエ 京都市の魅力のPR及びふるさと納税の呼びかけ
京都市では世界遺産・二条城xxxx募金など,美しい京都を次代へ保存・継承していくため,ふるさと納税を呼びかけてきた。しかし,全国で返礼品競争が盛んとなるなか,京都市への納税額は低迷している。
京都市にふるさと納税をしてもらえるようなコンテンツを制作する。
(参考URL)
・ 京都市のふるさと納税寄付金の御案内
xxxxx://xxx.xxxx.xxxxx.xx.xx/xxxxxx/xxxx/0000000000.xxxx
・ 京都市のふるさと納税寄付金(だいすきっ!京都。寄付金)
xxxxx://xxx0.xxxx.xxxxx.xx.xx/xxxxx/xxxxxxxxxxxx/
・ xxが造った三条xx・「駅伝発祥の地」三条xxを後世に引き継ぎたい
xxxxx://xxx.xxxx.xxxxx.xx.xx/xxxxxx/xxxx/0000000000.xxxx
※ 制作テーマに関する補足
〇 一つのテーマで複数のコンテンツを制作しても差し支えない。(例えば,ショート版15秒と正式版30秒とロング版2分,本編と番外編等)
〇 プロポーザルでは,上記4つのテーマのうち,「ア 京都市における持続可能な開 発目標(SDGs)の推進」及び「エ 京都市の魅力のPR及びふるさと納税の呼びかけ」の企画書を作成すること。(詳しくは「募集要項」参照)
〇 実際の業務委託契約締結時にはテーマを変更する可能性がある。
(5)報告・協議
受託者は,以下の内容を盛り込んだ報告書を作成の上,本市に報告する(報告する時期は別途協議する)。
① 動画別の再生回数,広報活動量などについて,月次推移や増減要因,数値目標の達成状況などを把握しやすいよう,グラフなどを活用して分かりやすく報告すること。
② 上記(5)①の作成に活用した基礎データ等を分析し,動画内容の改善,より効果的な広報の手法・スケジュール等について,積極的に提案すること。
③ 協議中等の制作過程の動画については,その状況と今後のスケジュール等を報告すること。
④ 日々,市政情報の入手・把握に努めた上で,今後の映像制作の企画について,積極的に提案すること。
(6)その他
① コンテンツ制作時の調整等について
ア 出演者(エキストラの手配等を含む)の調整を行うこと。
イ 本市との協議の後,本市が了承するコンセプト・テーマに沿った企画・台本等を提案のうえ,制作される動画が本市の意向と相違がないように,事前にテーマを所管する担当課及び関係者等と主体的に協議・確認すること。撮影後,編集済みの動画についても,所管する担当課及び関係者等と主体的に協議・確認を行い,広報担当を含めた本市担当者の合意が取れた後に,完全パッケージ収録を行うこと。
ウ コンテンツ制作にあたり,一般社団法人日本民間放送連盟等が定める基準等を遵守し,CM考査(但し,本契約に基づき受託者が発注する媒体社(KBS 京都及び FM京都)の考査とする)を受けること。
エ 撮影場所の手配,許可,調整等を行うこと。また,受託者の責に帰すべき事由に基づく撮影場所でのトラブル等については受託者の責任で解決すること。
② コンテンツのアクセシビリティ対応について
制作する動画は,アクセシビリティに配慮し,日本工業規格 JIS X 8341-3:2010
「高齢者・障害者等配慮設計指針-第 3 部:コンテンツ」の等級 AA に準拠すること。
③ 本市の他の媒体との連動
ア 市政広報紙「きょうと市民しんぶん」(全市版)との連動(年3回程度)
〇 月刊で約65万部を発行し,市内の各戸に配布している「きょうと市民しんぶん」に,共通のコンセプトを流用する。共通コンセプトに登場人物等が含まれる場合は,紙面での紹介を想定して肖像権や著作権の処理をしておくこと。
〇 市民しんぶんの編集上で撮影・イラスト作成等が必要な場合は,最大限協力すること。
④ 動画コンテンツの納品についてア インターネット動画
制作した全動画データはDVD等のメディアで提出すること。イ その他の動画
〇 テレビ・映画CM
動画ごとに完全パッケージ収録したHDカムテープ2本,全ての動画を収めた DVD-R10枚(.WMV もしくは.MPEG4 形式の動画ファイル)及び全ての動画を録画したDVD5枚を履行期間内に提出すること。
〇 デジタルサイネージ(みやこ夢てらす) 音声なし
形式:WMV9 Windows Media Video,フレームレート:29.97fps,スキャン方式:ノンインターレース方式,サイズ:W. 1080×H.1920
〇 デジタルサイネージ(ゼスト御池) 一部音声あり
形式:MPEG4,フレームレート:30fps,ビットレート:8Mbps,サイズ:W.1920×H.1080px
※ 別途必要な形式を指示する場合がある。
6 委託金額の範囲
「5 委託業務の詳細」に記載した業務全て(業務の提供に当たり発生する付帯作業
(※)に係る費用を含む全ての経費の合計金額とする)。したがって,追加費用は一切請求できない。
※ 過去の実績として実際に発生した付帯作業として以下のような例がある
・ 出演者の衣装,メイク,移動に係る交通費等
・ 事業内容を説明するパネル
・ 飲食する撮影時の飲食費
・ 本市職員等以外の出演者の出演x
7 支払方法
委託業務の終了後,受託者からの適法な支払請求書を受理したときから,30日以内に支払うものとする。
8 特記事項
○ 本業務を開始するに当たっては,本市と事前に十分な調整を行うこと。
○ 本業務で制作したコンテンツについては,契約終了後も2年間(2022年3月31日まで)は各媒体で公開を継続できるようにすること。その際に生じる出演料,楽曲使用料等については,受託者の負担とする。
○ 受託者は,本業務の実施のために受託者自らが創作したコンテンツについて,委託期間終了後,本市に全ての著作権(著作xx第27条及び第28条の権利を含む。)を無償で譲渡するものとする。また,コンテンツで使用するキャラクター・世界観については
二次利用も含め,本市が自由に使用できるものとする。ただし,既存の楽曲等,著作権の譲渡が難しいものが含まれる場合は,プロポーザルの段階で本市の了承を得るものとする。
○ 本事業の反響によっては,2019年度中に,別途契約で,さらなる追加コンテンツの制作・発信を発注する場合がある。その際も柔軟に対応すること。但し,本市は当該業務にかかる対価を別途負担するものとする。
○ 受託者は,委託期間中及び委託期間後において,本業務上知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない。
○ 受託者は,本市の文書による承認を得なければ,契約に係る義務の履行を第三者に委託し(以下「再委託」という。),契約に係る権利を第三者に譲渡し,又は契約に係る義務を第三者に継承させてはならない。また,再委託の内容が一括再委託に該当すると判断される場合には,本市は再委託について承認しない。
○ 本仕様書に記載されている事項の他,京都市契約事務規則に基づくこと。
○ 本仕様書に記載のない事項又は仕様書の内容に対する疑義が生じた場合は,本市と協議し,その決定に従うこと。