台湾上場バイオ医薬品企業 Medigen Biotechnology Corp.へ当社γδΤ細胞培養加工技術のライセンス契約を締結
令和元年10月7日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 メ デ ィ ネ ッ ト代表者名 代 表 取 締 役 社 x x x x x
(コード番号 2370 東証マザーズ)問合せ先 取締役経営管理部長 x x x x
(電話:00-0000-0000)
台湾上場バイオ医薬品企業 Medigen Biotechnology Corp.へ当社γδΤ細胞培養加工技術のライセンス契約を締結
当社は、台北証券取引所上場企業である Medigen Biotechnology Corporation(基亞生物科技股份有限公司、所在地:台北市、以下、「MBC」)に対し、がんを対象疾患とするγδΤ(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術のライセンスアウトを合意し、ライセンス契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
現在、世界各地で再生・細胞医療の研究開発が盛んに行われており、それに伴い再生・細胞医療の提供に係る法整備も急速に進められています。台湾においても 2018 年に「特定醫療技術檢查檢驗醫療儀器施行或使用管理辦法修正條文(特管辦法)」(以下、「特管辦法」)が施行され、再生・細胞医療の提供が開始されつつあり、再生・細胞医療に係る医療機関、企業が活動を加速しています。
MBC は自社が台北証券取引所に上場していることに加え、子会社に Medigen Vaccine & Biologics(台北証券取引所上場)、TBG Diagnostics Inc.(オーストラリア証券取引所上場)および Winston Medical Supply Co.を有するグローバルなバイオ医薬品企業です。同社は、台湾においてより多くのがん患者様への貢献を目的として、NK 細胞加工技術をはじめ、がん免疫細胞治療に関する細胞加工技術の開発に注力しています。また、新たな再生・細胞医療技術を用いたがん免疫細胞治療の開発を模索、検討しており、今般、当社が保有するγδΤ(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術の導入を決定しました。今後、台湾において、当社の γδΤ(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術を用いたがん免疫細胞治療が特管辦法の下、MBC から医療機関を通じて患者様に提供されることとなります。
本契約の締結に伴い、当社はMBCからγδΤ(ガンマ・デルタT)細胞培養加工技術を用いた培養加工件数に応じたロイヤリティを収受することとなります。また、本事業を通し台湾でγδΤ(ガンマ・デルタT)細胞の新たな治療実績等が得られた際には、これまで当社が東京大学を中心に進めてまいりましたγδΤ(ガンマ・デルタT)細胞の研究ネットワークの中で協議を行い、再生医療等製品事業への展開の可能性についても検討する予定です。業績に与える影響につきましては軽微であります。
<γδΤ(ガンマ・デルタ T)細胞について>
γδΤ細胞は、近年、世界で注目されている免疫細胞の一種で、体内の様々な免疫機構に関与していると報告されています。γδΤ細胞の中でも、特に Vγ9Vδ2 という遺伝子の組み合わせの TCR(Τ細胞受容体)をもつγδΤ細胞は、がん細胞に対して強い攻撃能力を有していることが知られております。当社の開発したγδΤ細胞培養加工技術は末梢血中にわずか数%しか含まれていない Vγ9Vδ2Τ細胞を選択的に活性化し、数千から数万倍に増殖させることができる技術で、日本での臨床応用のみならず欧州を中心とした海外での研究開発も進められております。
<MBC について>
MBC は、1999 年に創業し、2011 年に台北証券取引所に上場したグローバルバイオ医薬品企業。独自で開発したNK細胞加工技術「Magicell-NK」を保有しており、同技術の開発にも注力しています。
(1)名称 | Medigen Biotechnology Corporation (基亞生物科技股份有限公司) |
(2)所在地 | 14F. Xx.0, Xxxx Xx., Xxxxxxx Xxxx., Xxxxxx Xxxx 00000, Xxxxxx |
(3)代表者 | Xxxxxxx Xxxxx |
(4)資本金 | 約 50 億円 |
以上
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