KDDI 株式会社との資本業務提携契約締結及び株式の売出しに関するお知らせ
2018年12月11日
各 位
会 社 名 | 株式会社ALBERT | |
代表者名 | 代表取締役社長 | xx xx |
(コード番号:3906 東証マザーズ) | ||
問合せ先 | 執行役員経営管理部長 | xx xx |
(TEL 00-0000-0000) |
KDDI 株式会社との資本業務提携契約締結及び株式の売出しに関するお知らせ
当社は、2018年12月11日、会社法370条(取締役会の決議に替わる書面決議)による決議によって、KDDI株式会社(以下「KDDI」といいます。)との間で資本業務提携契約(以下「本提携」といいます。)の締結を決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
また、本提携に伴い、KDDI は、当社の主要株主であるウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業有限責任組合の無限責任組合員より、同組合が保有する当社普通株式を市場外での相対取引により取得する旨の報告を受けたところ、同組合による当社普通株式の譲渡は有価証券の売出しに該当いたしますので、下記のとおりお知らせいたします。
記
Ⅰ.資本業務提携
1.本提携の目的
当社は「分析力をコアとし、顧客の意思決定と問題解決を支援する」を経営理念とし、「分析力をコア」とするデータサイエンスカンパニーとして、ビッグデータアナリティクス領域において最適なソリューションを提供しています。コアとなるアナリティクステクノロジーを用いた「ビッグデータ分析」「分析コンサルティング」「AI アルゴリズム開発とシステム導入」「AI を用いた独自プロダクトの提供」等のデータソリューション事業を通じ、産業の課題解決に取り組んでおります。
当社は2018年1月より経営戦略の変更を行い、体制の改編、ケーパビリティの確保、重点産業・顧客のスコープから成る3つの基本戦略を遂行し、またそれらが奏功しております。
体制の改編においては、機動性が確保された組織体制に部門統合し、自社プロダクトの選択と集中を行い、研究開発の人員配置の見直しを行った結果、内部稼働率を75%前後にまで押し上げております。
ケーパビリティの確保においては、新卒採用や中途採用に加え、アライアンスの効果により、2018年9月末時点でデータサイエンティストは前期末から約30名増員し、100名を超える体制となっております。また、2018年8月には当社のデータサイエンティスト講座が経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座認定制度(上級編)」に認定される等、質の高い育成カリキュラムを通じたデータサイエンティストの継続的なスキル向上にも取り組んでおります。
重点産業・顧客のスコープにおいては、AI 投資が旺盛な各産業のリーディングカンパニーからの当社に対する需要が拡大している中で、研究開発に留まることなく AI 実装を視野に入れた投資が見込まれる自動車、製造、通信・流通、金融を当社における重点産業および技術応用領域と位置づけ、中長期的かつ安定的な取引規模の拡大、受注案件の契約期間の長期化を図っております。
これら3つの基本戦略が奏功していることを背景に、2018年7月より、基本戦略を包含し進化させた
「CATALYST(触媒)戦略」を推進しております。当社が重点産業(自動車、製造、通信・流通、金融)における AI アルゴリズム開発・ビッグデータ分析を通じた触媒機能となり、産業間の AI・データシェアリングを促進することで、早期の AI ネットワーク化社会の実現に向けて取り組んでおります。
自動車産業においては、その端緒として、2018年5月にトヨタ自動車株式会社と業務資本提携に関す
る基本合意書を締結し、金融業(損害保険領域)においては、2018年10月に東京海上日動火災保険株式会社と資本業務提携契約を締結しております。また、2018年10月にトヨタ自動車株式会社、Toyota Research Institute-Advanced Development, Inc.、東京海上日動火災保険株式会社の3社間での高度な自動運転の実現に向けた業務提携におけるビッグデータ分析および AI アルゴリズム開発の技術支援を当社が行うことを発表しております。
KDDI は、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、今後あらゆる事業の基盤となるビックデータ分析分野の強化に取り組んでいます。
当社は KDDI とデータの入手・選別や集計・分析、アルゴリズムの開発、システム実装、人工知能の開発等の分野において幅広く業務提携を行うことについて協議を開始し、この度、更なる両社事業の発展のため、継続的な業務提携を行うことに合意し、本提携契約の締結に至りました。当社の「CATALYST(触媒)戦略」の展開において、KDDI グループとの連携を活用してまいります。
また、KDDI より、ウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業有限責任組合が保有する当社株式のうち、当社の発行済み株式総数の3.09%に当たる当社株式97,700株を、2018年12月17日付で取得する予定であるとの説明を受けております。
なお、本提携は、両社がそれぞれ協業する他の取引先との関係に何ら影響を与えるものではありません。
2.本提携の内容等
(1)業務提携の内容
両社は両社のリソースを活用し、以下の業務及び事業に関して提携を行います。
① 当社による KDDI グループに対するデータ分析支援業務の提供
② データ分析支援業務にかかる共同販売及び AI ソリューションの共同開発及び共同販売
③ 当社による KDDI グループ社員に対するデータサイエンティスト教育の実施
④ その他、両社の協議により別途合意する事業及び業務
(2)資本提携の内容
KDDI は、2018年12月11日付でウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業有限責任組合からその保有する当社株式の一部97,700株(発行済み株式総数の3.09%)を市場外の相対取引により譲り受ける(以下「本株式譲渡」といいます。)旨を合意しており、本株式譲渡は2018年12月17日付で実行される予定と連絡を受けております。
※本株式譲渡後の KDDI の当社株式の保有割合は、2018年6月末時点における当社の発行済株式総数
(2,810,750株)にその後のウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業有限責任組合から の転換社債の転換請求による株式数の増加348,250株を加えた発行済株式総数3,159,000株に対して、 3.09%(小数点以下第3位を切り捨て)となります。
3.本提携の相手先の概要
(1) | 名 称 | KDDI 株式会社 | |
(2) | 所 在 地 | xxxxxxxxxxxx0x0x | |
(3) | 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 xx x | |
(4) | 事 業 x x | 電気通信事業 | |
(5) | 資 本 金 | 141,852百万円(2018年3月31日現在) | |
(6) | 設 立 年 月 日 | 1984年6月1日 | |
京セラ株式会社 | 13.92% | ||
(7) | 大株主及び持株比率 | トヨタ自動車株式会社 | 12.40% |
(2018年3月31日現在) |
資 | 本 | 関 | 係 | 該当事項はありません。 | |||||
人 | 的 | 関 | 係 | 該当事項はありません。 | |||||
(8) | 当 | 事 会 社 間 の 関 | 係 | 取 | 引 | 関 | 係 | 当社はデータ分析に関する業務を受託しております。KDDI は当社が提供する SaaS 型チャットボットサービスの営業活動業務を行って おります。 | |
関連当事者への 該 当 状 況 | 該当事項はありません。 | ||||||||
当該会社の最近3年間の連結財政状態及び連結経営成績(単位:百万円) | |||||||||
(9) | 決 算 期 | 2016年3月期 | 2017年3月期 | 2018年3月期 | |||||
資 | x x | x | 3,546,856 | 3,849,133 | 4,131,257 | ||||
x | x | 産 | 5,880,623 | 6,263,826 | 6,574,555 | ||||
1株当たり親会社所有者帰 属 持 分 ( 円 ) | 1,329.05 | 1,446.15 | 1,568.84 | ||||||
売 | 上 | 高 | 4,466,135 | 4,748,259 | 5,041,978 | ||||
営 | 業 利 | 益 | 832,583 | 912,976 | 962,793 | ||||
親会社の所有者に帰属する 当 期 利 益 | 494,878 | 546,658 | 572,528 | ||||||
基当 | 本 的 1 株 当 た期 利 益 ( 円 | り ) | 197.73 | 221.65 | 235.54 | ||||
1株当たり配当金(円) | 70 | 85 | 90 |
4.日程
2018年12月11日(本日) 取締役会の決議に替わる書面決議(当社)、本提携契約書の締結
2018年12月17日(予定) 株式譲渡日
5.今後の見通し
本提携による当社の2018年12月期業績に与える影響はありません。KDDI との本提携は、当社の中・長期的な業績向上に資するものであります。
Ⅱ.株式の売出しについて
1.売出要領
(1)売出株式の種類及び数 | 当社普通株式97,700株 |
(2)売出価格 | 1株につき 14,406円 |
(3)売出価格の総額 | 1,407,466,200円 |
(4)売出株式の所有者及び売出株式数 | ウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業 有限責任組合 97,700株 |
(5)売出方法 | ウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業有限責任組合によるKDDIに対する、市場外での相対取 引による当社普通株式の譲渡 |
(6)申込期間 | 2018年12月11日 |
(7)受渡期日 | 2018年12月17日(予定) |
(8)申込証拠金 | 該当事項はありません。 |
(9)申込株数単位 | 1株 |
(10)その他 | 上記については、金融商品取引法による有価証券通知 書を関東財務局長宛に提出しております。 |
2.売出しの目的
上記Ⅰ.2.(2)のとおり、本提携に伴い、ウィズ・アジア・エボリューションファンド投資事業有限責任組合と KDDI との間で、本株式譲渡が合意されたところ、関係法令に定める手続きとして、売出しにより譲渡を行うことを目的とするものであります。
以上
【ご参考】当期業績予想(2018年10月17日公表分)及び前期実績
(単位:百万円)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
当期業績予想 (2018年12月期) | 1,550 | 150 | 147 | 130 |
前期実績 (2017年12月期) | 872 | △161 | △158 | △172 |