KPUNEWS 編集委員会
No.146
JULY 2006
KPUNEWS 編集委員会
京都府立医科大学と学術交流協定を締結
京都薬科大学と京都府立医科大学は、学術交流の推進に合意し、両大学が擁する多様な教育研究資源の相互利用や共同研究等を骨子とする「京都薬科大学と京都府立医科大学の学術交流に関する包括協定」及び「京都薬科大学と京都府立医科大学の研究交流協定」を締結しました。協定の調印式は2006年3月27日(月)、京都府立医科大学において執り行われました。
京都府立医科大学は医学部医学科及び医学部看護
包括協定書を交換する
京都薬科大学xx学長(写真右)と 京都府立医科大学xx学長(写真左)
科から成る医科大学で、1872年に設立されて以来134年の歴史を持ち、わが国では東京大学医学部に次いで2番目に古い伝統を有する公立医科大学です。本学と地理的に近いこともあり、従来より研究者同士の個別の共同研究などを行ってきましたが、研究分野での更なる協力関係強化のため本協定を締結することになりました。
この協定の締結は、本学の創薬をはじめとする薬学教育研究と京都府立医科大学の高度な医学教育研
研究交流協定書を交換する
京都薬科大学xx研究科長(写真右)と 京都府立医科大学xx研究部長(写真左)
CONTENTS
京都府立医科大学と学術交流協定を締結… 1~2
昇任のご挨拶 2
新任のご挨拶… 2~3
特集 病院実習体験談… 3~5
薬剤師国家試験の結果と2006年度の対策について 6
2005年度授業評価集計結果の報告 7
進路支援課のカウンターから 8~10
オープンキャンパス(予告)… 10
2006年度試験関係日程… 11
2007年度学部入学試験概要… 12
平成18年度科学研究費補助金採択状況… 13
平成17年度法人会計決算について… 14~15
Library News… 16~17
アルツハイマー病治療薬の共同研究がメディアに紹介される 17
COE海外拠点室開設記念合同国際会議 18
放送大学の番組にxxxxが出演… 18
世界初の経皮投与DDS 18
クラブだより… 19
受賞… 19
お知らせ… 20
京薬会だより… 20
究との連携交流を促進し、新たな共同研究の立ち上げや研究開発等を通じて社会貢献・地域貢献を実現するとともに、最先端の知識と技術を運用できる人材を育成することを目的としています。今回、学術交流に関する包括協定の下で締結された研究交流に関する個別交流協定は、教員、研究者及び大学院生などの研究交流や両大学間の共同研究プロジェクトなどの推進、さらには研究施設・研究設備の相互利用を通じ本学の薬学研究資源と京都府立医科大学の医学研究資源の相互補完的活用を図るなど連携のメリットを十分活かし、両大学の研究活動の一層の高度化、専門化を図ろうとするものです。現時点で実施中及び想定される交流内容として、次のような共同研究プロジェクトの展開が期待されます。①臓器移植における免疫抑制剤の薬物動態に関する研究 、②分子インプリントポリマー及びそれを感応素子とした電位検出型人口免疫センサーの開発、③薬物投与の最適化(ドラッグデリバリーシステム)の研究 、④急性膵炎の病態解析と治療薬の開発、
⑤分子生物学に基づく革新的難病治療薬創製、⑥アレルギー疾患モデルの開発、発症機構の解明および治療薬の開発、⑦高齢者における薬物動態の解析、
⑧新規抗がん剤の開発、⑨モデル動物の分化・再生機序の神経化学的研究、⑩循環器疾患の治療をめざしたアルドステロン膜上受容体の研究、⑪活性酸素産生酵素阻害物質のスクリーニングが挙げられています。
また、教育面での交流については、大学院における単位互換の実施検討を進めるほか、学部レベルでの単位互換協定など教育交流についても、今後前向きに検討される予定です。
今回の協定締結には、研究面での連携強化に加え、医療チームの一員として活躍できる薬剤師の養成や、専門薬剤師が担う各専門領域の教育推進なども期待されています。
交流協定締結の意義を説明するxx学長(写真右)
昇任のご挨拶
教授(臨床薬学
教育研究センター)
x x x x
医療技術の高度化、医薬分業の進展等に伴う医薬品の安全使用といった社会的要請に応え、医療の担い手として、質の高い薬剤師が求められています。この社会的要請に応えるために、本年4月より薬学教育6年制がスタートしました。この度、このスタートと時を同じくして、教授に昇任させて頂きました。
私の所属します臨床薬学教育研究センターの位置づけより、薬学教育6年制の目的である“臨床に係る実践的な能力を培う”ための教育に邁進せねばならないことは自明のことですが、これとともに、
「高等教育とは、小さな完成品を作るのではなく、大きな未完成品を作ることである。」も意識し、学生諸君に接していきたいと考えています。
論語の中に、『xx者、不如xx者。xx者、不如楽之者』のxxがあります。xxxx先生は、
「学問をして知っているという人間も、本当に知ることが好きだという人間にはかなわない。また、好きというのも、これを本当に楽しんでいる人間には及ばないものだ。努力してやっているとか、好きでやっているというだけでは足りない。そのことが本当におもしろくなければならない。」と註釈されています(この言葉を学生諸君にお贈りします)。
今後も、臨床薬学教育研究センターの一員として、学生を楽しみながらも常に研究する心を持ち、また、臨床に係る実践的な能力をも培うとする(盆栽ではない)大きな未完成品に育て上げる教育の一端を担うよう努めていきたいと思っております。諸先生方のご指導ならびに事務局各課の皆様のご支援のほど、よろしくお願いいたします。
新任のご挨拶
教授(臨床薬学
教育研究センター)
x x x
xx4月より臨床薬学教育研究センター教授として就任いたしました。私は昭和53年本学修士課程を修了し、その後京都大学医学部附属病院薬剤部にて
特集 病院実習体験談
薬剤師として27年間勤務しておりました。昭和53年は全国の国立大学附属病院薬剤部において大きな変革の年でありました。それまで薬学部の教授が薬剤部長を兼務していたのですが、新たに医学部教授・薬剤部長のポストができ薬剤部にも専任教授が誕生しました。そのため多くの人材が薬学部から薬剤部へ異動し、それまでの経験とカンに頼っていた薬剤師業務にScienceが加味され医療薬学へと発展していきました。すなわち調剤・製剤・薬品管理業務中心から医薬品情報を駆使した処方監査、TDM(薬物血中濃度モニタリング)を基にした個別処方設計や副作用モニタリング、薬剤管理指導(服薬指導)を通した薬物の適正使用と相互作用の防止、治験薬管理における医の倫理性と治験の質的向上、IVHや抗悪性腫瘍剤の無菌調製等、従来のモノ中心の薬学から患者さんを中心とした薬学に変化してきました。
一方、薬学教育6年制がスタートした現在、病院の実務担当者が薬学部に招聘される時代となりました。私自身青天の霹靂と言うか、時代の移り変わりを感じざるおう得ないと同時に事の重大性をあらた
めて認識しております。このことは現場の薬剤師に対する社会的期待が大きいこと、すなわち職種が異なる故に可能となる医療事故における医師へのダブルチェック機構、医薬品の適正使用の推進、在庫管理等の病院経営への貢献等が求められています。
今、薬剤師として大切なものはScience, Human- ity, Artであると言われています。人間的な優しxx温かさを持ち、科学的な根拠を基に正確な技術でもって対応できる薬剤師です。現場の臨場感を体験するには、附属病院・附属薬局を持たない本学においては各医療機関にお願いをするしか方法はないのですが、学生を送り込むだけで、各医療機関からの丸投げ批判に対しどのような対応をするか、今後実務実習を遂行する上で最も重要な課題と考えています。次世代の薬剤師の養成は病院・保険薬局に勤務する薬剤師や薬学部・薬科大学を含む全ての薬剤師の問題です。実習担当教員として、質の高い薬剤師を養成し、世の中に送り出すことを目的にしております。各先生方のご協力とご指導ご鞭撻をお願い申しあげ、就任の挨拶とさせていただきます。
特集
病 院 ・ 薬 x x 習 体 験 談
4年次科目の柱となる「病院等実習」が進行中です。4年xx全員に義務付けられた4週間に渡る実務実習だ。「医療の一翼を担う薬剤師」の業務を実地体験し、医療人としての自覚と責任を社会に出る前に認識するというのがこの実習の狙いです。これから薬剤師を目指す者には医療現場を肌で知る貴重なプログラムといえよう。今回の特集はその貴重かつ有益な体験をした4年xxの病院・薬局での体験談です。実習担当者以外にはなかなか知ることができない体験談は後輩諸君のみならず、薬xxのご家族の皆さんにもこの実習がいかなるものか、学生諸君はそこから何を得たか、病院・薬局の実習の意義や目的も含めてご理解いただけるでしょう。
病院の今
4年xx
xx xx
この度、私は京都第二赤十字病院にて、4週間の病院実習をさせて頂きました。同病院は、近年、電子カルテを導入する等、システム化を進める規模の大きな病院で、今回、実習の機会を頂き幸運でした。
当初は病院という現場での実習であることに加え、長期の体験ですので、大きな不安を感じておりましたが、今になって思うと『すぐに終わってし
まった』というのが率直な感想です。様々な体験をさせて頂き、毎日が新鮮であったことが、実習期間を短く感じさせたのでしょう。
現在の病院薬剤師の業務についてですが、ご存知のように従来の調剤業務、化学療法の調製、DI、 TDM、服薬指導、治験等多岐にわたります。このため近年は、外来処方せんの大部分を院外薬局に任せて、院内のマンパワーを上記の業務にシフトさせる傾向があります。薬事法の改正で、薬剤師が『医療の担い手』として明記され、服薬指導やNST(栄養サポートチーム)等、病棟での活動も広がっています。病院薬剤師の強みは、様々な診療科の処方せんを読み取り、医薬品を払い出す為、幅広い薬の知識
を備えることができる点でしょう。もちろん薬剤師自身の日々の努力、向上心が不可欠ですが、その環境は魅力的であると言えます。
私は、実習前、病院薬剤師についての知識不足の為か、将来の進路としてはほとんど考えていませんでしたが、実習中、先生方から多くを学ばせて頂き、今では選択肢の一つとして考えるまでになりました。「百聞はxxにしかず」と言いますが、実際に自分の体で吸収したものは、何物にも代えがたいと実感しました。(余談ではありますが、胃がんのオペを見学しました)
このように、私にとっては将来の進路を決断する前に、自身の目で『病院の今』を体験することができ、良い判断材料となりました。これが、今回の実習で得られた最も大きな成果であると言えるでしょう。
最後に、今後病院・薬局へ実習に行かれる方へのアドバイスとしましては、良い意味で楽しんで欲しいと思います。期間は限られている訳で、何かを吸収する意欲がないと、本当に無駄に終わってしまいますし、「長い実習」と感じるでしょう。皆さんが、実習を通じて、一つでも自分の糧になる何かを持ち帰り、将来に役立てることができるよう願っております。
現場に出て気づいた新たな視点
4年xx
xx xx
今回の薬局実習では、学校の勉強だけでは得ることのできない、新たな視点を得ることができたように思います。私は特に服薬指導に興味があり、学校の実習で一通り調剤の練習はしていたので、特に
「現場の薬剤師さんは服薬指導の際、患者さんのどんな様子を見るのか、また上手な服薬指導とはどんなものかを学ぶ」ということを目標に、実習に臨みました。服薬指導の練習は、薬剤師の先生が患者役、私が薬剤師役、というロールプレイ形式で行いました。練習に使う医薬品について事前に資料を見させていただいたのですが、患者さんの質問に答えられないと嫌だと思った私は、その薬についてできるだけ多くの知識を詰め込むことに必死でした。その知識で、薬の飲み方については説明できたのですが、「副作用はあるのか?」「あるのなら飲みたくない」と言われたときに困ってしまいました。そのとき先生には、「単に薬のことを知りたいだけなら、薬剤師がいなくても、医薬品集を読めば事足りる。知識で武装して一方的に指導しようとするんじゃなくて、患者さんと一緒に考えることが大切。コミュニケーションはこちらがたくさん話すことで
はなくて、相手に話をさせることなんだよ」と教えていただきました。患者さんが副作用のことを気にされていたら、「何か気になることがあるんですか?」と訊いてみる。そうすると、過去に薬で気分が悪くなった、など薬剤師が一緒に考えてあげられる事柄がでてくるかもしれない、とアドバイスをいただきました。服薬指導とは、「患者さんの様子や処方せんを見て、薬剤師が患者さんに、一方的に情報を与えること」と、自分が捉えていたことに気付かされました。そして他に痛感したことは「薬学生は一般人と薬剤師との中間の立場ではないか」ということでした。薬学生は一般の患者さんより薬に対しての知識はあります、でもだからこそ患者さんがどのような思い違いをしているのかわからないのでは、と思いました。たとえば「効く部分が違うなら大丈夫だろう」「漢方薬、サプリメントなら副作用はないだろう」といった思いこみです。自分が当たり前だと思っていることを、当たり前だと思っていない人の方が多いことに私は気付いていませんでした。患者さんの思い込みを知った上で話ができてこそ一人前の薬剤師さんなのだと思います。薬についての知識はもちろんですが、それを使う患者さんとの付き合い方もとても大切なことです。現場の薬剤師さんが、どういう意識を持って患者さんと接しているか是非見てきていただければ、と思います。
初めて現場の空気に触れて
4年xx
xx xx
私は今年2月、3月に各2週間、京都府立医科大学附属病院とアイセイ薬局xx店にて病院・薬局実習をさせていただきました。
この病院実習が初めての実習体験だったのですが、そこで最も強く感じたのは、実に当り前のことなのかもしれませんが、薬剤師は薬のプロであるということです。次々送られてくる処方箋に対して迅速かつ正確に情報を読み取り、調剤・鑑査していく姿や、また調剤室、病棟だけでなくその他あらゆる場所へ行き病院の舞台裏を独自の立場から支えている姿を見て、薬剤師はこんなに広く活躍できるのかということを知り、またそれに伴う誇りと責任の重さも感じました。
薬局の薬剤師はどうしても“調剤師”のイメージが強かったのですが、その後体験した薬局実習にて今までのイメージは勝手な思い込みだったと知りました。この薬局では総合病院の処方箋の取り扱いが多かったのですが、それゆえ医師と直接話をすることや患者の検査値を見ることは難しいのが現実です。しかし薬剤師の先生は、おかしいと思ったら納
特集 病院実習体験談
得いく回答が得られるまで何度もコンタクトを取ったり、また情報が少ない分患者個人をよく観察していて何ヶ月も前に来局した人でもそのときの様子を思い出しながら接していたりしました。薬歴を書きながらそこにいる薬剤師みんなで交わされるちょっとした会話も、隣で聞いていて感銘を受けました。私たちはつい薬の名前、作用に目を奪われがちですが、本当に大切なのは目の前の患者が今より健康な状態になれるかどうかということなのだと改めて感じました。
ところで病院、薬局は病気の人が来る所であり、実習生とはいえ病院の廊下を歩くだけでも、薬局のガラス張りの調剤室にいるだけでも、白衣を着ている以上患者の目には医療人として映ります。また自分が調剤した散剤、軟膏剤なども患者の手に渡ります。そのことに対する緊張感はいつも持っているよう心がけました。
現場にいると、私たちにはまだできないこと、わからないことがたくさんあります。教科書通りでない事も少なからずありました。しかしそこに無力感を感じるのではなく、何か一つでも多くこのことを自分の目で見、肌で感じ、それらについて考えることができれば充実した体験ができると思います。たくさん吸収する姿勢があれば薬剤師の先生からもたくさんの発信をいただけるはずです。
ほんのわずかな期間ではあるものの、この実習は学校では決してできない体験をしたり、良い面も悪い面も多くのことを知ったりするチャンスです。どんな将来に向かうのであれ、ぜひ価値ある体験をし、役立てていってほしいと思います。
病院実習で得られたもの
4年xx
xx x
病院実習は迷うことなく、以前入院したときお世話になった香川県立中央病院で4週間行うと希望しました。
病院実習初日病院の中に入り、全然変わってないなと思いましたが、実際に病院実習が始まると、病院薬剤師の役割が昔とまったく変わっていると感じました。病院薬剤師の仕事は一日中立ったまま薬の調剤を行うだけだと思われがちで、僕も以前入院した頃は病院薬剤師という存在を感じられないほど入院患者との関わりがありませんでした。しかし、現在の病院薬剤師の仕事は午前中に薬剤部で薬の調剤を行い、午後は病棟を回り直接患者さんと話し、薬の説明と患者さんの薬剤管理をしっかり時間をとって行っていました。患者さんの持ち込み薬の確認には患者さんだけでなく、患者さんの家族や他の病院
の担当医とも連絡を取り、完璧に行っていました。また、入院患者さんの薬に対する高い関心にも驚
きました。入院している患者さんのほとんどが高齢者でしたが、自分がこれまで飲んだことのある薬について驚くほど覚えていて、また、患者さんが自ら薬の管理を工夫して行っていました。
実習中、午前は処方箋を見て患者さんの薬を用意して鑑査してもらうという形を繰り返し行い、午後は病棟を担当の薬剤師と一緒に回り、病院薬剤師が行っている病棟業務について見学させてもらいました。その時々で、薬剤師の人たちは患者さんや薬のことについて、薬剤師だけでなく医師や看護師とも熱心に話をしていました。昼の休憩時間や業務が終わった後に行われる会議や勉強会にも参加してみて、病院薬剤師になってからも熱心に勉強しているのだとわかりました。私たちが疑問に思ったことを質問すると丁寧に説明してくれて、逆に質問されると答えられないことがあり、自分たちの勉強不足が非常に大きく感じられました。
今回の病院実習を経験して病院薬剤師の役割がよく分かりました。以前とは違って、病院薬剤師の仕事は患者さんと接することが多くなり、要求される仕事のレベルも高くなっていると感じられました。しかし、それは決して京都薬科大学で学んでいるものと大差なく、これまで習ってきたことが初めて実際の医療の現場で通用するのだと分かり、これから自分が行うべきことがはっきりと見えてきたことが今回の実習で得られた一番大きいものです。
薬剤師国家試験の結果と2006年度の対策について
薬学教育研究センター
ここ数年順調に伸びてきた本学の薬剤師国家試験成績(新卒合格率の順位)が今年度は全国薬系大学46校中 26位(昨年度は3位)と大きく下がりました。科目別の成績も薬事法規(68.23%)が全国平均(65.45%)を2.78%上回りましたが、基礎薬学と衛生薬学ともに全国平均を少し(1.16~1.18%)上回っただけで、医療薬学の新卒平均点はほぼ全国平均に近いものでした。成績の良かった昨年度とほぼ同じ薬剤師国家試験対策を行いましたが今回は残念ながら好成績につながりませんでした。従来から受験生の国家試験の合否と学内成績(3年xxまでの専門教科の平均点)とは良い相関があるので学内成績があまり良くない4年xxは、出来るだけ早い時期に教科書を使って国家試験関連科目の復習を行い、十分基礎学力をつけて秋からの対策(下記日程参照)に臨むようにして下さい。ローマは一日にして成らずですから。
薬剤師国家試験結果の推移(新卒)
100
合格率 (%)
90
80
第87回
第88回
第89回
第90回
第91回
全国薬系大学京都薬科大学
2006年度薬剤師国家試験対策日程
本年度の薬剤師国家試験対策(薬学特別演習、薬学演習等)は、下記の日程で行う予定です。授業時間割など詳細については7月のガイダンスで説明します。
■2006年度国試対策カレンダー(案)
前 期 | 後 期 | |||||||||
7月 | 8 月 | 9 月 | 10 月 | 11 月 | 12 月 | 1 月 | 2 月 | 3 月 | ||
薬 学 特別演 習 | 講 義 | 業者夏期講習 (薬演対象者下位70名) | 薬 学 特 別 演 習 ( 10/10~ 11/21) ( 2 コマ/日( 一部3コマ/日) 、計71コマ) | 国試直前補講 (業者講師) ( 1/12~ 1/19) (4コマ/日、計24コマ) | ||||||
試験 | 薬学特別演習特別試験 (7/10,11) | 薬学特別演習特別再試験 (9/4,5) 実力試験 I ( 9/21,22) | 実力試験 I追試験 (10/26,27) 模擬試験1 (10/26,27) | 模擬試験2 (11/16,17) | 実力試験 II (12/14,15) 薬学特別演習 xx試験 (12/21,22) | 薬学特別演習再試験(2/8,9) | 国試直前模擬試験 ( 業者テスト) | |||
薬剤師国家試験 (3/10,11の予定) | ||||||||||
薬 学演 習 | 薬学演習講義・実力確認試験( 10/2 ~ 10/6) ** ( 2コマ/日 (一部3コマ/日) 計 12 コマ) | |||||||||
演 習 * | ||||||||||
* 成績下位150名(薬学演習対象者) は10/2 ~ 1/31の期間、薬学教育研究センターにおいて教育指導を行う。
** 薬学演習対象者150名 + 総合薬学演習対象者
2005年度授業評価集計結果の報告
2005年度授業評価集計結果の報告
学生による授業評価は授業の改善を目的とし、学期ごとに実施している。
授業アンケートは、2002年度から各学年50名の学生を指名し、記名式で4段階評価を行っている。
アンケート用紙の配布と回収、集計は教務課が行った。以下に調査された全講義科目の4段階評価の集計結果とその解析結果の概要を報告する。授業評価に関する10の設問および総合評価について4段階で評価した結果を表1に示した。
表1 設問項目別授業評価の全体平均
設 問 | 2005年度 | 2004年度 |
Q1.話し方が明瞭かつ丁寧で理解しやすかった。 | 2.9 | 2.8 |
Q2.板書が適切で授業の理解に役立った。 | 2.8 | 2.7 |
Q3.テキストやプリントなどの教材が適切に使用されていた。 | 3.1 | 3.1 |
Q4.授業はシラバスに沿って進められた。 | 3.1 | 3.0 |
Q5.よく準備され、熱意が感じられる講義である。 | 3.1 | 3.0 |
Q6.私語や態度の悪い学生に注意するなど、静かに授業が行われるように工夫されていた。 | 2.9 | 2.8 |
Q7.授業の進行速度は適切である。 | 3.0 | 3.0 |
Q8.余談やエピソードなど授業に対する関心を高める努力がなされていた。 | 2.8 | 2.8 |
Q9.授業内容の難易度は適切であった。 | 2.9 | 2.9 |
Q10.授業内容によって新しい学習意欲が湧いてきた。 | 2.8 | 2.7 |
Q11.この授業を総合的に評価してください | 3.0 | 2.9 |
2.9 | 2.9 |
昨年度と比較した結果、少し評価が上がり、教員の改善努力が見られた。
授業評価の平均と授業科目区分との関係は図1に示されるように外国語の授業が評価された。
図1 科目分野別評価平均
3.5
3.3
3.1
2.9
2.7
2.5
人文社会 専門基礎
外国語
専門
図2 職制別評価平均
3.5
3.3
3.1
2.9
2.7
2.5
教授
助教授
講師
次に職制との相関関係では図2に示すように助教授の評価は、教授、講師よりやや高く評価された。
教務部委員会
図4 個人別評価平均分布図
30
25
20
15
10
5
0
0
0.5
1
1.5 2
2.5
3
3.5
4
図3の学年別平均は、1、4年次は同じ評価で2年次が高く、3年次が低くなっている。個人別評価の分布は図4に示したとおり、平均値3.0であった。
図3 学年別評価平均
3.5
3.3
3.1
2.9
2.7
2.5
1年次
2年次
3年次
4年次
人数
昨年度と同様、今年度も前期科目と後期科目の評価する学生50名をそれぞれ別の学生に依頼した。
しかし、図5に示すように学年別、学期別の回答状況では昨年度に比べ、回答率が下がった。
%
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
図5 学年・学期別回答状況
2004年度前期
2004年度後期
2005年度前期
2005年度後期
1年次 2年次 3年次 4年次 平均
今回の授業アンケートに協力してくれた学生諸君に感謝をしたい。
進路支援課のカウンターから(進路決定事始め) 進路支援部
※この記事は主に3年xxを対象に作成しましたが、1・2年xxにも参考になると思います。時間を見つけて、ぜひ読んでください。
みなさんは、なぜ京都薬科大学を選んだのでしょう?他になかったからという方もいるかもしれません。では、なぜ薬学を学ぼうと思ったのですか。
おそらく、『なんとなく』選んだ方は、少ないのではないのでしょうか?
みなさんは、何かしら卒業後の進路を思い描いて、大学に入学されていると思います。この大学もしくは、学問分野を選んだ理由が次の進路を選ぶ手がかりになるはずです。もう一度思い起こしてみてください。
○薬学生にとって就職とは
みなさんは、当然薬学とは関係ない職業を選択することもできるわけですが、やはりクスリに関わる仕事に就く方が多いと思います。
薬学生の主な就職先としては、次のものが考えられます。
『企業』・・・「製薬企業」
「CRO(医薬品開発業務受託機関)」
「SMO(治験施設支援機関)」
「化粧品・食品等の化学系企業」
「医薬品卸」
『医療分野』・・・「病院」「薬局(保険薬局、
ドラッグストア)」
『公務員』 ・・・「国家公務員」「地方公務員」仕事のイメージがわくものもあれば、何をするも
のなのか全くわからないものもあると思います。この中にも様々な職種があります。自分の希望職種を決める際には、どの業種で、どのような職種があり、どんな仕事をするのか良く調べてください。
ただし、ここに挙げた仕事に就くということは、人の命に関わるということです。直接医療に関わらなくても、自分の仕事の先には、困っている患者さんがいることを意識して仕事に就かなければなりません。
また、たとえ、薬学に関係ない業種に就いても、薬学を学んだ者としての倫理観を大切にしてほしいと思います。
○就職以外の進路
就職する以外にも次のような選択肢があります。
『大学院進学』
大学院は、これまで4年間学んだ薬学の知識をより高めるための場です。
大学院に進学すると就職に有利ですかという質問を受けることがあります。大学院は、研究の場ですから、研究に対する目的意識がなければ、業績を上げることもできないでしょう。企業側が大学院生に求めるものは、深い専門知識と研究生活の中で培われる自主性にあると思います。
ですから、まずは本分である研究ができなければ話になりません。
ただし、大手製薬企業の研究職のように、大学院修士修了以上が応募条件となる職種もあります。大学院に行くというだけでは、就職に有利にはなりませんが、職種選択の可能性が広がるとは言えます。
『大学附属病院の研修生』
大学附属病院の研修生は、概ね6ヵ月の研修を経て、大学では学べないより高度な医療技術を身につけることを趣旨にしています。各病院が定めるカリキュラムに従い、研修をうけ、その後就職先を探すことになります。
○今(だ)からすること、できること
さて、実際に進路を決めるときには、何に注意したら良いのでしょう?何より大切なのは『自分は何をしたいのか』ということになると思います。それは、薬学を選んだ理由に関係するかもしれませんし、大学で学ぶ過程で興味を持ったことかもしれません。
また、『どのように働きたいか』ということも関係してくるでしょう。5年後、10年後にあなたは、どんな自分になっていたいと思いますか。
それが、実現できるのは、どの業種のどんな職種でしょう?
実際働いてみなければ、わからないという人もいるでしょう。ただ、イメージするだけでも大事なことです。このことは、就職活動を進めていくうえで、迷ったときの道しるべになってくれるでしょう。
『自分が何をしたいか』『どのように働きたいか』といったことは、自己分析の一環です。これは、職業選択のためのものですが、自分をわかってもらうための自己分析も必要になります。
就職試験は、大きく分けて筆記試験と面接試験があります。
『SPI試験』に代表される筆記試験は、対策本も
進路支援のカウンターから
たくさん出版されています。1冊手にとって勉強すれば、ある程度は実力アップするでしょう。
面接試験は、お見合いみたいなものだと思えばいいのかもしれません。採用する側は、優秀な人(その企業にとって良いと思う人)を探しているわけです。『社風』という言葉があるように、企業にはそれぞれ特徴があり、良いと思う人材にも当然違いがあるのです。その基準はわかりませんし、わかったとしてもその基準どおりの人間を演じることは不可能です。ホームページをみれば、その会社が欲している人物像はわかりますが、面接のたびに自分を変えられるわけはありません。
自分に合う1社にめぐり合えれば良いわけです。お互い自分の感性でパートナーを選ぶ=お見合いみたいだと思いませんか?飾った自分で勝負すれば、その後がしんどいのは、結婚も就職も同じです。素の自分で勝負しましょう。もし、採用されなければ、あなたとその企業は相性が悪かったのだと割り切りましょう。
『素の自分で勝負』と書きましたが、いかに素の自分をわかってもらうかということが問題になってきます。そこで、自分をわかってもらうための自己分析が必要になってくるのです。
自分にはこんな長所(短所)があります。こんなことに情熱を傾けました。こういう問題が起こった時には、こう行動しました。具体的に語られるとその人となりがわかってきます。「わたしは、誰とでも仲良くなれます。いつも仲間の中心に自然になり、リーダーシップを発揮します」では、よくわからないですよね。仲良くなるためにどうしているのか、こんな特長があるから自然に中心人物になると思うのか、どんな場面でリーダーシップを発揮したのか、具体的に表現する必要があるのです。
今から少しずつ、自分を見つめなおす時間を持つことをお勧めします。
企業
病院
薬局
公務員
製薬
PEAK CRO
PEAK
3月
2月
1月
12月
11月
10月
K
PEA
9月
8月
7月
6月
5月
SMO
4月
K
企 PEA
業
3月
2月
1月
本格的な就職活動は、後期試験が終わった後から始まります。それまでに自己分析を済ませておきま
しょう。病院志望の学生も時間があると思って、手をつけないでおくと直前になって焦ることになります(そういう学生さんを何人も見ました)。
進学を考えている方も油断していてはいけません。大学院生の就職活動は、1年次の9月から始まります。思っているほど時間はありません。
○就職活動で大事なこと
採用側は、社会に一歩を踏み出そうとする学生にやはり、社会人としての常識を求めます。学生の常識は、嘆かわしいことに社会常識と必ずしも一致しないことがあります。
挨拶や言葉遣い等、日頃から注意して、マナーを身につけておくようにしましょう。
また、印象というのも実際大事です。明るくはきはきした態度を心がけましょう。物静かな人でも、自分が楽しい思うことをしている時の自分を思い描いてください。
色んな会社を見て、こちらも向こうの品定めをするぐらいの気持ちで臨んでください。就職活動を楽しむという、姿勢が大事です。
○よくある質問に答える
○就職活動と英語
全般的には、「入社後に英語力の向上を目指して欲しい」というところが多く、採用に英語力が影響することはあまり無いと考えられます。
しかし中には、「TOEIC700点は欲しい!」など、採用の時点で英語力を重視する企業があるのも事実です。したがって、在学中にTOEICを受験するなどをして自分の英語力を把握するのと共に、その向上を目指しておくとよいでしょう。
いずれにしてもこれからの時代は、英語力は重要となってきます。就職活動を有利に進める一要素として考えるのではなく、就職後により幅広く働くためにも、英語力や国際的なセンスを身に付けるように心がけてください。
○就職活動とコンピュータ
現在では、コンピュータを利用して採用活動をする業種がほとんどです。特に企業では不可欠といえるでしょう。
求人情報を会社のホームページや就職情報サイトで公開したり、応募もインターネットを通じて行うなど、昨今はインターネットを活用した就職活動が主流です。
インターネットに限らずコンピュータは仕事をする上で必要不可欠なものですので、日頃からパソコンの操作に慣れておくことが大事です。
進路支援課資料閲覧室には2台のパソコンを設置しており、その使用方法についても指導していますので、是非利用してみてください。
インターネットを利用した就職活動は大変便利ですが、その反面、弊害もあります。デジタルの世界を通して企業との接点を持つことができても、採用試験の場は、人が人を見て話をするアナログな世界で行われるのです。このことをしっかり認識して、今からコミュニケーション能力を身に付けておきましょう。
○1・2年生でできること
薬学部卒業生には、特にその専門性を期待されている職種が多くあります。とにかく学業に力を入れて、専門知識を高めることが第一です。
加えて「私は大学生活の中でこのことに情熱を注いだ」と自信を持って言える何かを作るとよいでしょう。クラブ活動やボランティア活動やアルバイトなど、どんなものでもいいのです。
最近の面接試験では「あなたは大学時代に何に力を注ぎましたか?」とよく訊かれます。このような時に目を輝かせて話せる材料をなにか作っておきましょう。
○インターンシップ
“将来のキャリアに関連した就業体験”のことをいいます。つまり、実際の社会へ出て数日間働き、現場を見ることによって、職業意識の向上や業種・職種の理解を深めることができる体験です。
本学では、3年次の夏休み期間を利用してのインターンシップを実施しています。昨年度は、大手製薬企業14社のインターンシップ(MR職)に28名が参加し、各社のMRに同行しての病院訪問や、企業内でのオリエンテーションや実習発表を体験しました。参加した学生からは、「抱いていたMRのイメージが変わった」「職種に対する適性がわかった」「社会人としてのマナーを身につける必要性を感じた」
「他大学の学生と接することができ刺激を受けた」など、総じて進路選択に大変役立つ経験であったという声が聞かれました。
今年も3年次生を対象に実施しますので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください。
他に、大学コンソーシアム京都(今年度分は募集終了)や薬局などが独自にインターンシップを企画しています。
○進路支援課
皆さんの進路に対するサポートは、学生相談員や教室主任の先生方と連携を取りながら「進路支援
課」が主体となって行っています。場所は愛学館1階です。
具体的なサポート体制としては、大学院生に対しては修士課程1年次の7月と9月に、学部生に対しては3年次の10月~11月の間に「進路ガイダンス」を予定しています。各進路先の概略説明や、就職活動における注意点などについて解説を行っています。加えて学部生には、3年次の12月から個人面談を 実施し、希望進路の確認や個人的な進路指導を行っ
ています。
また、昨年度から始めた学内企業セミナーを今年度も継続して実施します。
その他、窓口での個別指導や相談にも学年を問わず常時応じています。隣接する資料閲覧室では、他大学院の募集要項や就職に関する有益な資料を多数揃えていますので、一度のぞいてみてください。
最後に・・・
卒業後の進路は、皆さんにとって大きな岐路となります。悔いの無い決定をするためにも、安易に一方向に定めてしまわずに、広い視野で物事を見つめてみましょう。
オープンキャンパス(予告)
2006年度のオープンキャンパスを下記の日程で行いますので、お近くの受験生や高校生にご案内ください。
詳細につきましては、本学ホームページをご覧いただくか、入試課にお尋ねください。
夏のオープンキャンパス
〈日時〉
8月5日(土)・8月6日(日)両日とも 午前の部9:30~
午後の部13:30~
〈主な内容〉
大学紹介・ミニ講義・体験実習・研究室見学・個別相談会など
秋のオープンキャンパス
〈日時〉
11月4日(土・京薬祭期間中)
10:00~12:30
〈主な内容〉
大学紹介・在学生の話・研究室見学・個別相談会など
広い選択肢の中から自分に適した進路を見つけ出すことができるはずです。
2006年度試験関係日程
2006年度 試験関係日程
教務課
《試験日程》
シラバスにも一部掲載しているとおり2006年度の試験日程は【表1】のとおりです。
前年次科目および4年次前期科目については、9月の再試験が単位を修得する最後のチャンスです。この試験で不合格の場合は進級・卒業要件を充たすことができなくなってしまうので、準備万端整えて試験に臨んでください。
また、再試験受験手続について、例年手続きが遅れる学生が見受けられます。日程等よく確認しておいてください。
「再試験受験許可書・領収書」については、再試験を受験する際に必要です。手続後、再試験受験まで紛失しないよう大切に保管してください。万が一紛失した場合は、教務課で再発行を受ける手続きをしてください。
当該年度に履修登録した選択科目については、修得するよう努力してください。再試験の受験手続をしなくても構いませんが、再試験手続をしなかった場合は、前年次科目再試験で受験することができなくなるうえ、当該年度中は、平均点に算入されることになります。
【表1】
年 | 試 験 | 試験期間 | 合格発表等 | 手続等 |
2006 | 前期試験 | 7月18日(火)~ 7月26日(水) | 8月23日(水)に掲示で発表。 | - |
前年次科目再試験 | 9月4日(月) ~ 9月7日( 木) | (1~ 3年次) 10月上旬に配付する成績通知書に記載。 (4年次) 卒業査定会まで発表しません。 | 4月19日(水)・20日(木) | |
前期科目再試験 | 9月8日(金) ~ 9月13日(水) | (1~ 3年次) 10月上旬に配付する成績通知書に記載。 (4年次) 卒業査定会まで発表しません。 | 前期試験の合格発表当日と翌日を「再試験受験願」受付日とします。 受付日: 8/23 (水)・24(木) | |
2007 | 後期試験 | 1月10日(水)~ 1月18日(木) | 2月1日(木) に掲示で発表。 | - |
後期科目再試験 | (1・2年次) 2月13日(火)~ 2月20日(火) (3年次) 2月 6日(火)~ 2月 9日(金) | 査定会まで発表しません。 査定会終了後、3月下旬に配付する成績通知書に記載。 | 後期試験の合格発表当日と翌日を「再試験受験願」受付日とします。 受付日: 2/1(木)・2(金) |
《成績通知・合格発表》
【表2】の日程で成績通知書を配付します。1~3年次生は学生相談員から4年次生は教室主任から受け取ってください(3年次生の後期は教室主任から受け取ることになります。ただし、特別実習を選択していない学生は、引き続き「学生相談員」から受け取ってください)。
なお、成績通知書は、必ず配付期間中に受け取るようにしてください。
【表2】
区 分 | 年 次 | 配付日程 | 保証人への送付 |
前期科目試験 | 全学年 | 10月10日(火)~ 10月16日( 月) | 10月下旬 |
前年次科目再試験 | 1~ 3年次 | ||
前期科目再試験 | |||
後期科目試験 | 4年次 | 3月17日( 土) (卒業式後配付します) | - |
前年次科目再試験 | |||
後期科目再試験 | |||
後期科目試験 | 1~ 3年次 | 3月19日(月)~ 3月30日(金)( 予定) | 4月下旬 |
後期科目再試験 |
2007年度学部入学試験の概要
入試課
2007年度の学部入学試験は、下記のとおり実施します。
なお、従来実施していました社会人特別選抜入学試験は、2007年度は実施いたしません。
受験生や高校生向け「大学案内」「データブック」の資料を入試課に用意しておりますので、お近くの受験生、高校生の方々にご案内下さい。
1.入学定員・募集人員
学 部 | 学 科 | 入 学 定 員 |
薬学部 | 薬学科 | 360名 |
特 別 選 抜 | 一 般 選 抜 | ||||
推 薦 入 学 | 一般A方式 (センター前期) | 一般B方式 (一般入試) | 一般C方式 (センター後期) | ||
指定校制 | 一般公募制 | ||||
募集人員 | 62名 | 73名 | 30名 | 190名 | 5名 |
出願期間 | 2006年10月26日(木) ~ 2006年11月7日(火) 必着 | 2007年1月5日(金) ~ 2007年1月19日(金) 当日消印有効 | 2007年1月5日(金) ~ 2007年1月25日(木) 当日消印有効 | 2007年2月22日(木) ~ 2007年3月1日(木)当日消印有効 | |
試 験 日 | 2006年11月13日(月) | 2006年11月18日(土) | 2007年1月20日(土) 2007年1月21日(日) 個別試験はなし | 2007年2月3日(土) | 2007年1月20日(土) 2007年1月21日(日) 個別試験はなし |
合格発表日 | 2006年11月25日(土) | 2007年2月16日(金) | 2007年2月11日(日) | 2007年3月9日(金) |
区分 教科 | 一般A方式(センター前期) | 配点 |
数 学 | 「数学Ⅰ・数学A」、「数学Ⅱ・数学B」 | 200 |
外国語 | 「英語」(リスニングの成績は利用しない) | 200 |
国 語 | 「国語」(近代以降の文章のみ利用する) | 100 |
理 科 | 「化学Ⅰ」(必須) 「物理Ⅰ」、「生物Ⅰ」から1科目(選択) ※ | 200 |
区分 項目 | 推薦入学(一般公募制) |
適性検査 | 英語と化学に関して薬学を修めるための適性を審査する 英語の範囲:英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング化学の範囲:化学Ⅰ |
面接等 | 面接、推薦書、調査書、志望理由書 |
2.検査項目等
区分 教科 | 一般B方式(一般入試) | 配点 |
数 学 | 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列、ベクトル) | 200 |
外国語 | 英語(英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング、 ライティング) | 200 |
理 科 | 「化学Ⅰ」、「化学Ⅱ」(「生活と物質」あるいは「生命と物質」を出題する場合はともに出題し、どちらかを選択させる) | 200 |
※ 「物理Ⅰ」と「生物Ⅰ」の2科目を受験した場合はどちらか高得点の科目を合否判定に使用します。
適性検査、面接、推薦書、調査書及び志望理由書をもとに合格者を決定します。
区分 教科 | 一般C方式(センター後期) | 配点 |
数 学 | 「数学Ⅰ・数学A」、「数学Ⅱ・数学B」 | 200 |
外国語 | 「英語」(リスニングの成績は利用しない) | 200 |
理 科 | 「化学Ⅰ」 | 200 |
2007年度大学院薬学専攻博士前期課程・臨床薬学専攻修士課程入学選考の概要
一 般 入 試 | 他大学生特別入試 | 推 薦 入 試 | 社会人入試 | 備 考 | |
募集人員 | 薬学専攻 62名 | 若干名(5名以内) | 各教室薬学専攻・臨 | 若干名( 5名以内) | *1:臨床薬学専攻は必修の病院等実務研修を履修する際に薬剤師資格を要する *2:別枠以外で受入定員に満たない教室については、1 名以上を受け入れ ることができる |
臨床薬学専攻*1 20名 | 床薬学専攻各1名また | ||||
(他大学生特別・推薦・ | は2名 ただし、合計 | ||||
社会人入学者を含む) | 3名以内とする | ||||
教室 | 6名 + 2名 | 一般入試の別枠各教室1名*2 (第1~第3志望を記入) | 一般入試の内枠 各教室3名以内 (第1志望を記入) | 一般入試の別枠各教室1名*2 (第1~第3志望を記入) | |
入学定員 | 薬学専攻 臨床薬学専攻 | ||||
(第1~第4志望を記入) | |||||
出願期間 | 2006年7月21日(金) ~ 2006年7月28日(金) | 2006年6月21日(水) ~ 2006年6月28日(水) | 2006年7月21日(金) ~ 2006年7月28日(金) | ||
試 験 | 2006年8月25日(金) | ||||
合格発表 | 2006年8月31日(木)午後予定 |
平成18年度科学研究費補助金採択状況
平成18年度 科学研究費補助金採択状況 学 長 西野 武志
研究資金には毎年大学から支給される研究費のほか、国から助成される科学研究費(私学助成金を含む)、財団から助成される研究費、企業からの寄付金や受託研究費などがあります。国からの研究費は文部科学省をはじめ厚生労働省、経済産業省などから助成されていますが、いずれも厳しい審査の結果、採択されます。採択率はほぼ20%台と言われています。最も金額の大きいのが文部科学省の「科学研究費補助金」(略して科研費と呼んでいます)です。科研費の募集枠は金額によって分類されていて、個人で申請するものや複数の研究者で申請するものがあります。
この表には代表者のみ記載されていて、分担者として他の大学の先生と共同研究をされている場合は含まれていません。
また、一人の研究者があまり多くの枠に申請できないように制限も設けてあり3件程度が限度です。
今年は全部で67件申請して、33件(採択率49.3%、総額130,880千円)が採択されました。(特別研究員奨励費は除く。)(5月12日現在。他大学へ1件移管しました。また、研究種目:スタートアップについては、4件申請中です。)
平成18年度科学研究費補助金配当一覧表
研究種目 | 研究代表者 | 教室名 | 研究課題 | 交付予定額 (千円) | 新規・継続等 |
特推 | 桜井 弘 | 代謝分析学 | 糖尿病治療効果を有する金属錯体の開発 | 36,660 | 継続 |
特定 | 吉川 雅之 | 生薬学 | 薬用植物から難治性生活習慣病の治療薬シーズの開拓と天然分子プローブの創製 | 7,200 | 継続 |
特定 | 廣田 俊 | 薬品物理化学 | 光解離性修飾基を利用したタンパク質のフォールディング反応の追跡 | 2,500 | 新規 |
特定 | 上西 潤一 | 薬化学 | Pd触媒を高度に活用した抗がん活性海洋産天然化合物の全合成研究 | 3,000 | 新規 |
特定 | 林 良雄 | 薬品化学 | 腫瘍選択的血管内皮細胞障害物質フェニラヒスチンを戦略分子とする分子創薬基盤研究 | 2,600 | 新規 |
基盤A | 木曽 良明 | 薬品化学 | プロテアーゼの分子認識に基づく難病治療薬のデザインと医薬化学研究 | 12,220 | 新規 |
基盤B | 橋本 貴美子 | 薬化学 | 哺乳類の分泌する生理活性色素の研究 | 2,900 | 継続 |
基盤B | 高田 寛治 | 薬物動態学 | インスリン・マイクロニードルDDS | 10,400 | 新規 |
基盤B | 藤田 卓也 | 薬剤学 | 中枢機能調節因子として機能する有機イオントランスポーター群の生物薬学的研究 | 4,700 | 新規 |
基盤B | 山本 昌 | 薬剤学 | キトサンカプセル及び排出阻害剤を用いたプレドニゾロンの二機能性大腸送達法の開発 | 8,900 | 新規 |
基盤B | 後藤 直正 | 微生物学 | 環境応答システム群・異物排出ポンプの統合による日和見感染菌の自然免疫回避の解析 | 7,600 | 新規 |
基盤C | 廣田 俊 | 薬品物理化学 | ペプチドを用いたタンパク質の構造形成と構造-機能相関の研究 | 600 | 継続 |
基盤C | 西野 武志 | 微生物学 | インフルエンザ菌の多剤耐性に関与する異物排出システム群の解析 | 1,000 | 継続 |
基盤C | 植村 元一 | 薬化学 | 面不斉遷移金属錯体を用いた不斉反応 | 1,200 | 継続 |
基盤C | 梶本 哲也 | 薬品製造学 | 糖転移酵素の阻害剤を指向した糖ヌクレオチド類似体の設計と合成 | 1,400 | 継続 |
基盤C | 谷口 隆之 | 病態生理学 | 脳傷害後における神経ネットワークの再構築を促す創薬研究 | 1,700 | 継続 |
基盤C | 林 良雄 | 薬品化学 | Chemical Pharmaceuticsを指向した創薬化学研究 | 1,100 | 継続 |
基盤C | 畑山 巧 | 生化学 | ポリグルタミン病の分子機構の解明と分子シャペロン誘導薬による予防と治療の研究 | 1,700 | 継続 |
基盤C | 松田 久司 | 生薬学 | 神経メディエーターを介して作用発現する高次サポニンの探索とメカニズム解析 | 1,900 | 新規 |
基盤C | 小池 千代枝 | 物理学 | 星周塵候補物質における微粒子の形状による光学的性質への影響 | 1,700 | 新規 |
基盤C | 野出 學 | 薬品製造学 | 動的速度論分割に基づく新規不斉Heck反応の開発と応用 | 1,800 | 新規 |
基盤C | 平山 恵津子 | 病態生化学 | 筋芽細胞の分化に関与する新規微小管結合蛋白質の特性 | 1,300 | 新規 |
基盤C | 木村 徹 | 薬品化学 | 膜透過性改善を目指したHTLV-I プロテアーゼ阻害剤の合成研究 | 1,100 | 新規 |
基盤C | 渡辺 徹志 | 公衆衛生学 | 大気及び表層土壌中の主要な化学発がん要因の検索とそのリスク評価 | 1,400 | 新規 |
基盤C | 竹内 孝治 | 薬物治療学 | 胃・十二指腸の重炭酸イオン分泌における細胞内情報伝達機構及び輸送担体に関する研究 | 2,600 | 新規 |
基盤C | 安井 裕之 | 代謝分析学 | タンパク質のO-グリコシル化亢進にもとづく2型糖尿病発症機構の解明と改善薬の開発 | 2,200 | 新規 |
基盤C | 加藤 伸一 | 薬物治療学 | 慢性関節炎発症時における非ステロイド系抗炎症薬の消化管傷害の増悪機序の解明 | 2,500 | 新規 |
若手B | 吉川 豊 | 代謝分析学 | α-グルコシダーゼ阻害効果をもつ金属錯体の開発研究 | 1,500 | 継続 |
若手B | 山岸 伸行 | 生化学 | 分子シャペロンによる虚血性疾患の予防と治療を目指した基礎的研究 | 1,000 | 継続 |
若手B | 田中 晶子 | 薬物治療学 | 慢性胃潰瘍の治癒におけるCOXアイソザイムおよびEP受容体サブタイプの役割 | 1,300 | 継続 |
若手B | 中村 英志 | 薬物治療学 | 遺伝子改変マウスを用いた胃粘膜細胞の分化・増殖制御因子の探索 | 500 | 他大学へ移管 |
若手B | 中村 誠宏 | 生薬学 | フェニルプロパノイドから抗アレルギー・抗炎症作用物質の開拓と低分子プローブの創製 | 2,000 | 新規 |
若手B | 武上 茂彦 | 薬品分析学 | 癌細胞指向性脂質微粒子キャリアーの粒子設計およびその安定性に関する分光学的解析 | 700 | 新規 |
平成17年度 法人会計決算について 事務局長 菱木 正明
学校法人京都薬科大学平成17年度決算は、公認会計士、法人監事の監査を経て、5月26日開催の評議員会、理事会で審議の結果承認されました。
決算の概要は次のとおりです。
【消費収支計算書】
消費収支計算書の総括表は表1のとおりです。 収入は、学納金、資産運用収入、事業収入、雑収
入で予算を4千2百万円上回ったものの、手数料、寄付金、補助金で予算を4千9百万円下回った結果、帰属収入合計は7百万円減の40億5千6百万円となりました。
また、臨床薬学研修センター建設、S棟改修、実験排水処理施設整備、テニスコート整備等が平成18年度以降にずれ込んだことから、設備投資額は予算 17億7千2百万円に対し、決算は7億2千5百万円となり、さらに、4・5号館を取壊したこと、愛学館完成に伴う代謝分析学教室等4教室および教務課、学生課等事務部門の移転に伴い使用不能の教育研究用機器備品等の廃棄が生じ、固定資産の除去額は4億4千 4百万円増の6億6千7百万円となりました。
この結果、基本金組入額は予算を14億7千2百万円下回る3億8千4百万円となり、帰属収入から基本金組入額を差引いた消費収入の部合計は14億6千6百万円増の36億7千2百万円となりました。
支出は、平成18年度からの修業年限延長6年制移行にかかる電算システム変更等経費増はありましたが、効率的な予算執行等により各科目とも予算枠内に抑えることができ、消費支出の部合計は2億5千万円減の34億8千4百万円となっています。
その結果、当年度消費収入超過額は1億8千8百万円となり、翌年度に繰越す消費支出超過額は3億3千 4百万円となりました。
当年度の消費収支差額は、予算15億2千7百万円の赤字から、決算1億8千8百万円の黒字となっていますが、前述のとおり設備投資の平成18年度以降へのずれ込み等によるもので、経営環境が好転したわけではありません。
収入面を見ると、学納金は値上げの効果はあるものの、近年学部入学者を定員の1.1倍以内とするよう対応してきたことから学部生が減少、平成14年度以降ほぼ横ばいの状況であり、学部志願者数は平成 15年度入試の4,386人をピークに6年制1期生となる平成18年度入試は2,859人にまで減少、検定料収入の大幅減につながっています。また、国庫補助金のうち経常費補助金は一般補助において年々調整率が拡大しており今後も減少傾向が続くことが予測され
ます。さらに、薬科大学の新設や薬学部の増設あるいは定員増が続くなかで、いよいよ顕著になる少子化の影響、薬剤師受験資格の問題等が学生の動向にどのような形で現れるかは不明ながら、収入環境は厳しいものになることが予測されます。
一方支出面では、各科目とも予算内に収まったとはいえ、新館建設に伴う経費増、旧施設の保守管理等経常経費は確実に増加してきており、今後、人件費、教育研究経費、管理経費の伸びをいかに抑制するかが経営の大きな課題となってきます。
【貸借対照表】
貸借対照表の総括表は表2のとおりです。
平成8年度以降、学舎整備等の設備投資により毎年増加してきた有形固定資産は、当年度の主要な設備案件が平成18年度以降にずれ込んだことから1千1百万円減少、その他の固定資産は、一般会計から国債を10億円追加購入したこと、組入計画に基き第2号基本金に3億円を積立てたことから13億2千6百万円増加、この結果固定資産は13億1千5百万円の増加となりました。
また、流動資産は、国債購入により現預金が7億8千3百万円の減、未収入金の減によりその他の流動資産が1億6百万円減少し、合計8億8千9百万円の減少となりました。その結果、資産の部合計は4億2千 6百万円の増加となっています。
負債の部の固定負債は退職給与引当金、流動負債は前受金、期末未払金、預り金で借入金はありません。
基本金は、第1号基本金に耐震補強工事等に伴う有形固定資産の増加分7千5百万円を、第2号基本金に組入計画に基く3億円を、第3号基本金に京薬49会よりの奨学寄附金等3百万円を、ルール計算により第4号基本金に6百万円をそれぞれ組入れました。この結果、基本金の部合計は3億8千4百万円の増加となっています。
消費収支差額の部は、当年度が1億8千8百万円の収入超過となったことから、翌年度繰越消費支出超過額は3億3千4百万円に改善しています。
平成17年度法人会計決算について
表1 消費収支計算書( 総括表)
平成17年4月1日 ~ 平成18年3月31日
(単位:千円)
収 入 の 部 | 支 出 の 部 | ||||||
科 目 | 予 算 | 決 算 | 差 異 | 科 目 | 予 算 | 決 算 | 差 異 |
学生生徒等納付金 | 3,069,600 | 3,093,492 | △ 23,892 | 人件費 | 1,616,000 | 1,543,086 | 72,914 |
手数料 | 130,600 | 107,614 | 22,986 | 教育研究経費 | 1,613,100 | 1,518,786 | 94,314 |
寄付金 | 81,000 | 79,334 | 1,666 | 管理経費 | 334,000 | 290,919 | 43,081 |
補助金 | 638,800 | 614,738 | 24,062 | 資産処分差額 | 150,000 | 130,750 | 19,250 |
資産運用収入 | 27,300 | 29,185 | △ 1,885 | (予備費) | 20,000 | 20,000 | |
事業収入 | 41,000 | 52,893 | △ 11,893 | 消費支出の部合計 | 3,733,100 | 3,483,541 | 249,559 |
雑収入 | 74,100 | 78,578 | △ 4,478 | ||||
帰属収入合計 | 4,062,400 | 4,055,834 | △ 6,566 | 当年度消費収入超過額 | △ 1,527,000 | 188,422 | |
基本金組入額 | △ 1,856,300 | △ 383,870 | △ 1,472,430 | 前年度繰越消費支出超過額 | 302,400 | 522,903 | |
消費収入の部合計 | 2,206,100 | 3,671,964 | △ 1,465,864 | 翌年度繰越消費支出超過額 | 1,829,400 | 334,481 |
表2 貸借対照表( 総括表)
平成18年3月31日現在
(単位:千円)
資 産 の 部 | 負 債 | の | 部 | ||||||
科 目 | 本年度末 | 前年度末 | 増 減 | 科 | 目 | 本年度末 | 前年度末 | 増 | 減 |
固定資産 | 22,448,231 | 21,133,282 | 1,314,949 | 固定負債 | 1,060,901 | 1,123,714 | △ 62,812 | ||
有形固定資産 | 11,790,419 | 11,801,566 | △ 11,147 | 流動負債 | 824,325 | 907,395 | △ 83,070 | ||
その他の固定資産 | 10,657,812 | 9,331,715 | 1,326,096 | 負債の部合計 | 1,885,226 | 2,031,109 | △ 145,882 | ||
基本金の部 | |||||||||
流動資産 | 2,991,367 | 3,879,907 | △ 888,539 | 科 | 目 | 本年度末 | 前年度末 | 増 | 減 |
現金預金 | 2,880,045 | 3,662,997 | △ 782,953 | 第1号基本金 | 18,713,759 | 18,638,707 | 75,052 | ||
その他の流動資産 | 111,322 | 216,910 | △ 105,588 | 第2号基本金 | 3,949,389 | 3,649,352 | 300,038 | ||
第3号基本金 | 1,000,705 | 997,924 | 2,780 | ||||||
第4号基本金 | 225,000 | 219,000 | 6,000 | ||||||
基本金の部合計 | 23,888,853 | 23,504,983 | 383,870 | ||||||
消費収支差額の部 | |||||||||
科 | 目 | 本年度末 | 前年度末 | 増 | 減 | ||||
翌年度繰越消費支出超過額 | 334,481 | 522,903 | 188,422 | ||||||
消費収支差額の部合計 | △ 334,481 | △ 522,903 | 188,422 | ||||||
資産の部合計 | 25,439,598 | 25,013,189 | 426,410 | 負債の部、基本金の部および消費収支差額の部合計 | 25,439,598 | 25,013,189 | 426,410 |
(注)減価償却の累計額の合計 6,840,498 千円
学生用図書(前期)の購入
図書館
2006年度の学生用図書前期分を次のとおりに購入いたしましたので、ご利用下さい。
実務実習事前学習(スタンダード薬学シリーズ ; | 10) | 日本薬学会編/東京化学同人 |
健康と環境(スタンダード薬学シリーズ ; 5) | 日本薬学会編/東京化学同人 | |
生命元素事典(Ohm bio science books) | 桜井 弘編/オーム社 | |
乱用薬物密造の化学 | 薬師寺美津秀著/データハウス |
生体分子・化学物質の構造決定(スタンダード薬学シリーズ ; 2 ) 日本薬学会編/東京化学同人生命を継ぐ(健康・保健シリーズ . 生命の科学 ; vol. 4) 医学映像教育センター制作著作
ヴォート生化学 第3版 Donald Voet, Judith G.Voet著/東京化学同人 培養できない微生物たち Rita R. Colwell, D. Jay Grimes編/学会出版センター分子細胞生物学 第5版 H. Lodish [ほか] 著/東京化学同人
臨床製剤学 三嶋基弘 ,内田享弘 ,平井正巳編/南江堂 DDSの基礎と開発(CMCテクニカルライブラリー ; 217) 永井恒司監修/シーエムシー出版
医歯薬系の物理学 : からだと生命の基礎原理 林 一[ほか]著/丸善
人間の本性を考える(NHKブックス ; 1010-1012) スティーブン・ピンカー著/日本放送出版協会日本文化の深層(中公新書 ; 201) 上山春平編/中央公論社
日米欧の薬局と薬剤師 : 教育・制度・報酬の検証 中村 健編/じほう
世界の心臓を救った町(ライフサイエンス選書) 嶋 康晃著/ライフサイエンス出版
ウィルト発生生物学 Fred H. Wilt, Sarah C. Hake 著/東京化学同人
エッセンシャル遺伝学 D. L. ハートル, E. W. ジョーンズ共著/培風館
ジョーンズ有機化学 第3版 Maitland Jones,Jr.著/東京化学同人
生命に仕組まれた遺伝子のいたずら 石浦章一著/羊土社
ゲノム創薬 坂田恒昭著/薬事日報社
治療薬マニュアル 2006 菊池方利[ほか]編/医学書院医療情報 第2版日本医療情報学会/日本医療情報学会
他 79冊書名リストは、図書館ホームページ(http://libopac.kyoto-phu.ac.jp)学内電子掲示板からのリンクも
利用できます。
2005年度ベストリーダー(貸し出し上位)
<専門図書編>
1位)新有機化学・スタディガイド T.W. Graham Solomons, Craig B. Fryhle, Robert G. Johnson [著]
花房昭静, 池田正澄, 上西潤一監訳/廣川書店
2位)ソロモンの新有機化学 第7版 下巻 T. W. Graham Solomons, Craig B. Fryhle [著]
花房昭静, 池田正澄, 上西潤一監訳/廣川書店 3位)ソロモンの新有機化学 第7版 上巻 T. W. Graham Solomons, Craig B. Fryhle [著]
花房昭静, 池田正澄, 上西潤一監訳 /廣川書店 4位)わかりやすい化学実験;基本操作とチェックポイント 津波古充朝[ほか]著/廣川書店
5位)Essential細胞生物学 Bruce Alberts [ほか] 著 中村桂子, 藤山秋佐夫, 松原謙一監訳/南江堂 6位)ホートン生化学 第3版 H. Robert Horton [ほか著] 鈴木紘一, 笠井献一, 宗川吉汪監訳
榎森康文 [ほか] 訳/東京化学同人
7位)医薬必修生化学 伊東晃,畑山巧編集/廣川書店
8位)衛生薬学 2005年版 福井昭三, 平山晃久編/廣川書店
9位)ポイント有機化学演習 池田正澄編著. -- 廣川書店
10位)衛生薬学 2006年版 福井昭三, 平山晃久編/廣川書店
<就職関係編>
1位)こう書く!エントリーシート・履歴書:自己PR・志望動機必勝実例集 成美堂出版編集部編/成美堂出版
1位)就職面接必勝ガイド:内定獲得! :完全突破116のポイント徹底紹介! 福沢恵子著/成美堂出版
3位)大学生の就職試験小論文・作文の書き方:添削文例付 小松五郎編著/成美堂出版
4位)超速マスター!Eメール・履歴書・エントリーシート成功実例集 細田咲江, 上田晶美著/高橋書店
5位)履歴書エントリーシート志望動機自己PRの書き方 就職総合研究所編/ゴマブックス
アルツハイマー病治療薬の共同研究がメディアに紹介される
アルツハイマー病治療薬の共同研究がメディアに紹介される
NHKニュースで流れた映像
2005年11月25日、本学創薬科学フロンティア研究センターにて記者会見が行われ、木曽良明教授(薬品化学教室)らが手がけているアルツハイマー病治療薬の共同研究について発表がなされました。この共同研究は、木曽教授、木村徹助手(薬品化学教室)らが東大、理研の研究グループと行っており、今回はアルツハイマー病の発症の原因物質アミロイドβペプチドの生成を防ぐ化合物KMI-429の効果がマウスの実験で確認されたことを報告したものです。会見翌週から数ヶ月間、全国紙やWeb、ニュース番組、科学雑誌などで頻繁に紹介され、本学にはアルツハイマー病患者のご家族から励ましのメールやハガキが寄せられるなど、大きな反響を呼びました。
COE海外拠点室開設記念合同国際会議:
統合創薬科学国際シンポジウム-伝承から構造生物学まで/
難治性疾患を標的とした創薬科学研究発表会
放送大学『特別講義』番組内で流れた映像:
創薬科学フロンティア研究センターの案内(上)と、講義をする木曽教授
(下)
2006年3月5~6日にかけて、本学21世紀COEプログラム「統合創薬の開拓」の主催、本学創薬科学フロンティア研究センターならびに本学オープンリサーチセンターの共催により、表題の国際会議が本学愛学館にて開催されました。フランス、米国、中国、香港、そして国内からの招待講演(16題)を中心に、口頭発表(8題)、ポスター発表(40題)が行われ、参加者200名を越える活発な討論会となりました。
本学からは、招待講演者として、竹内孝治、谷口隆之、山本昌の教授陣をはじめ、廣田俊、松田久司の各助教授が発表を行い、若手研究者向けのミニシンポジウム・セッションでは、6名の研究員、ポスドク、大学院生が口頭でそれぞれ研究成果を披露しました。
本会の詳細は、フロンティアニュース13号や21世紀COEプログラムのホームページに掲載されています。http://www.kyoto-phu.ac.jp/coe/
放送大学の番組に木曽教授が出演
去る5月13日(土)20:00~20:45に放映された放送大学の授業番組『特別講義「アルツハイマー 病」に挑む~分子生物学からのアプローチ~』に木曽良明教授(薬品化学教室)が出演し、アルツハイマー病治療薬に関する研究について話をしました。この特別講義番組は、石浦章一教授(東京大学大学院)が案内役となり、アルツハイマー病治療の最前線で活躍している研究者3人を訪れて話を聞くという構成になっています。再放送は8月1日(火)20: 00~放映予定。関東ではUHF放送、その他の地域ではCATVやCS放送でご覧いただけます。
高田教授(薬物動態学教室)の研究成果
「世界初の経皮投与DDS」が紹介される
2006年5月17日(水)~19日(金)に東京ビッグサイトにて国際バイオEXPOが開催されました。全国の大学・国公立研究所による研究成果発表フォーラムに全国から約140の
演題が採択され、プレゼン及びポスターにて紹介されまし た。バイオEXPOの開催に先駆け本学薬物動態学教室の高田教授の極小ミサイルカプセルがインスリンなどのペプチド蛋白薬、遺伝子DNA、ワクチンなどの高分子薬の新しい経皮的投与用デバイスとして有用であることが報道されました。
日本経済新聞 2006年5月13日号 夕刊1面
ク ラ ブ だ よ り
クラブだより
ソフトテニス部
4月29,30日に神鍋ローンテニスコートにて関西医歯薬学生ソフトテニス大会が行われました。結果的に負けはしたものの、部員全員が勝ちたいという気持ちを全面に出して応援し、今までにないほどのいい雰囲気で試合に臨むことができました。この大会で得た経験を生かし、最大の目標である夏の薬連優勝に向け、これからも練習に励んでいきたいと思います。
管弦楽部
私たち管弦楽部では12月に行われる定期演奏会に向け、日々練習に励んでいます。
今年度の活動実績と今後の予定 3/13~3/15 春合宿(牧野にて)
3/18 卒業式での演奏
8/14~8/20 夏合宿(北志賀にて)
8月中旬・・・合宿
小豆島の合宿所まで行きよく遊びよく練習! 11月上旬・・・学園祭ライブ
例年通りなら、ポピー3階でライブを行います! 12月上旬・・・定期演奏会&幹部交代
4回生の方の現役最後となる感動的なライブです!
以上のように活動していく予定です!!
受 賞
第6回日本DDS学会永井賞受賞
薬剤学教室
11/3~11/5 学祭での演奏
12/2 第34回定期演奏会
長岡京記念文化会館大ホール曲目:ドボルザーク
交響曲8番ト長調ハチャトゥリアン
組曲「仮面舞踏会」よりロッシーニ 歌劇
「どろぼうかささぎ」序曲 そのほかアンサンブル大会などクラブ内の行事を
企画したりと、楽しく充実した活動をしています。管弦楽部についての詳細はこちらのホームページへ http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kpuorche/
index.html
軽音楽部
2006年度 軽音楽部活動予定
総部員数が90人となりました軽音楽部です!! 6月10日・・・部内発表
部室にて、一回生が先輩達の前でライブを行ってアドバイスをもらいます!
6月16、17日・・・サマーコンサート
京都のライブハウス「都雅都雅」で20以上ものバンドが出演します!
6月25日・・・薬連
関西の薬科大軽音部を集めてライブを行い親交を深めます!
教 授 山本 昌
2006年2月1日東京ステーションホテルにて第6回日本DDS学会永井賞選考委員会が開催され、京都薬科大学薬剤学教室 山本 昌 教授に本賞を授与することが全会一致で決定されました。
山本教授のこれまでの一貫した薬物の消化管粘膜透過性を制御するDDS研究は、多くの優れた業績を残しており、この領域におけるリーダー的存在です。薬物の経口投与後の腸管吸収性を制御することは、患者のコンプライアンスやQOLを高めるために欠くことのできない重要な領域であり、実用化を大きな目標とするDDS創薬研究において特に大きな評価に値する点が評価されての受賞でした。
なお、表彰式は本年度7月7日、8日に開催される第22回日本DDS学会で行われる予定です。
お 知 ら せ
人 事
2006年度「京薬祭」開催に向けて
2006年11月3日(金)から5日(日)まで開催されます京薬祭の成功に向けて、すでに実行委員会が活動を開始しております。
「愛学館」の完工に伴い、昨年からスペースを広々と使用することが出来るようになりました。現在、実行委員長を中心に、スタッフが互いに知恵を出し合い、より有意義な学園祭にするため検討を重ねております。学生行事としての京薬祭が盛況となるよう、皆様の温かいご支援をお願い致します。 実行委員長
3年次生 原田祥代 (バスケットボール部)副実行委員長
3年次生 畑 裕基 (剣道部)文化部長
3年次生 高橋健人 (軽音楽部)
書記長
3年次生 中島浩平 (バドミントンサークル)会計部長
3年次生 沖本玲奈 (バレーボール部)庶務部長
2年次生 木村嘉彦 (剣道部)
《実行委員長から一言》
意欲的な1年次生が入学され、早4ヶ月がたちました。
京薬祭スタッフにも、日々の活動を通じて、徐々にまとまりが出始め、11月初旬の本番に向け全員が一丸となって取り組んでいます。
多くの方々に楽しんで頂けるよう、現在、幅広く企画・内容を検討しております。
当日は是非、足をお運び下さいますよう、スタッフ一同心からお待ちしております。
任命 2006.5.1付
動物研究センター長 教 授 吉 川 雅 之
採用 2006.4.1付
特任教授 樹 下 成 德
特任教授 三 上 正
特任教授 四 方 利 和
京 薬 会 だ よ り
*卒後教育講座
5月21日より本年度の卒後教育が始まりました。昨年、受講希望者の多くをお断りした経験から、今年は定員を360名から500名としましたが、予期した通り受講者は丁度500名となりました。
そのため愛学館の2階の教室でも講演者の顔が見える様に、教育機器機能向上のためのソフト一式を大学に寄贈し、臨場感が増して良かったと受講者からも好評でした。
*全学部生に京薬会誌を配布
ずっと以前より、京薬会は新入学部生に分子模型を贈呈したり、秋の京薬祭や冬の学内駅伝大会等に協賛してきましたが、“学生にとって今ひとつ京薬会の顔が見えない”という声がありました。そこで京薬会活動の内容がよく解り、卒業までに京薬会に少しでも親しんでもらおうと、京薬会誌を全学部生に配布することにしました。
(7月発行 第124号より)
不審な問い合わせにご注意下さい!
2006年度KPUNews編集委員は下記の皆さんにご協
力をお願いすることとなりました。
<委員長>
桑形 広司(助教授)
<委員(教員)>
浜崎 博 (教授) 橋詰 勉 (助教授)岡 真優子(助手)
奈邉
川崎
健 (助教授)
郁勇(助手)
<委員(事務職員)>
村澤 悟 (事務局次長)
山下 豊彦(教務課長) 川勝 章広(教務課)
<委員(学生)>
鳩嵜 大介(M1) 木村 嘉彦(2年次)
矢倉美和子(3年次)
最近、学生の実家へ学生課や教務課などと称し、
「下宿の住所」や「携帯電話の番号」を聞き出そうとする不審電話の報告が寄せられています。
本学では、学生の個人情報に関するこのような問い合わせは、一切おこなっておりません。
このような問い合わせ電話には、「答えられない」とはっきり拒否していただくとともに、お手数でも学生課にご連絡いただきますようお願い致します。
連絡先: 学生課 075-595-4614(直通)