Contract
2022 年1月7日
各 位
会 社 名 株式会社 モダリス
代表者名 代表取締役社長 xx xx
(コード:4883、東証マザーズ) 問合せ先 執行役員 CFO xx xx
(TEL.00-0000-0000)
MDL-204 の共同研究開発契約期間の満了のお知らせ
当社は、本日付でアステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬といいます。)より、2019 年から進めていた MDL-204 の共同研究開発契約を延長しない旨の通知を受領しましたのでお知らせいたします。
当社は、当社のパートナーであるアステラス製薬より、MDL-204 の共同研究開発契約期間の満了に当たっ て、共同研究開発契約の延長及び当該パイプラインに関するライセンス契約の交渉権の行使を戦略上の理由により行わないとの通知を受領しました。
当該パイプラインは中枢神経疾患の1つを対象としたプログラムで、2019 年より共同研究を続けて参りました。双方の評価の結果、CRISPR-GNDM®プラットフォームが本ターゲットにおいては差別化されたアプローチを提供できないとの判断から、契約満了日である 2021 年12 月末以降の延長を行わない合意をいたしました。
本プログラムにおいては CRISPR-GNDM®技術の優位性が十分に得られないところでありましたが、これは
ターゲットにおける非常に激しい競合環境によるものであり、既にアステラス製薬にライセンスを行っている前臨床段階の MDL-201, 202 についてはアステラス製薬において研究を続けています。
上記の MDL-204 を協業パイプラインから削除することにより、当社の自社モデルパイプラインは4品となり、協業モデルパイプラインの3品と併せて合計7品のパイプラインを有することになります。
本件による、2021 年 12 月期の当社連結業績への影響は、軽微であると見込んでおります。当社代表取締役 CEO であるxxxxは次のように述べています。
「非常に残念ではありますが、MDL-204 は総合的な判断において十分な優位性、合理性が認められないとし
たため、アステラス製薬様と共同研究開発契約を延長しないと合意し、また自社パイプラインへ編入を行わず中止の判断に至りました。しかしながら、このような適切な改廃の判断をパイプライン毎に行うことは、当社を含めたいずれの製薬会社やバイオテック企業でも行われているポートフォリオに対する通常の判断であ り、適切な新陳代謝を行うことでパイプラインの規模と質の適正化を行うことは合理的なことと考えています。特に研究段階など早期に判断をすることは、コストのかかる開発段階の成功確率を高める上で不可欠であると考えています。また、現在協業の可能性を模索しているもの及び自社でインキュベーション中のものを含めて複数の新規パイプライン候補を有しており、適切な段階でパイプラインとして昇格させていくことを計画していますので、実現に向けて引き続き取り組んでまいります。」
コード | 疾患名 /疾患領域*1 | パートナー | ストラクチャー | 初期開発/前臨床 | 臨床試験 | ||||
探索/研究 | 前臨床 | IND | 第I相 | 第II相 | 第III相 | ||||
MDL-201 | 筋⾁ | アステラス製薬 | ライセンス | ||||||
MDL-202 | 筋⾁ | アステラス製薬 | ライセンス | 協業モデル | |||||
MDL-205 | 中枢神経 | エーザイ | 共同研究開発 |
MDL-101
MDC1A*2
⾃社
⾃社
MDL-102
中枢神経
⾃社
⾃社
⾃社モデル
MDL-104
MDL-206
タウオパチー*3
エンジェルマン症候群
⾃社
⾃社
⾃社
⾃社
パイプラインの拡張
*1: 具体的な適応疾患名は、出願した特許が公開されるまでは競争上の理由から⾮開⽰とする戦略を採⽤しており、また協業モデルパイプランは契約上で原則⾮開⽰とされているため、記載していません
*2: MDC1A=先天性筋ジストロフィー1A型
*3: タウタンパク質による神経原線維変化。アルツハイマー病との相関が⽰唆されている。
以 上