・新システムは市役所本庁へデータ管理兼クライアント PC1台及び各支所へのクライアント PC3台を設置し、運用するものとする。
赤磐市犬の登録管理システム再構築業務仕様書
1.件名
赤磐市犬の登録管理システム再構築(長期継続契約)
2.目的
犬の登録や鑑札の交付、狂犬病予防注射の管理、注射済票の交付は、「狂犬病予防法」や「狂犬病予防法施行規則」などの法律に基づき、市町村長が管理をしなければならない。赤磐市においては、赤磐市犬の管理システムを用いて、犬の登録処理業務や狂犬病予防注射に関する業務を管理をしている。老朽化した機器を更新することにより保守性の向上、業務システムの機能強化を図ることによ り、利用者の利便性の向上や業務の効率化を図るため、新たなシステムを導入するもの。
3.履行場所
赤磐市市民生活部環境課内
4.履行期間
令和5年12月19日から令和10年12月18日
5.見積内容
ハードウェア、パッケージソフトウェア、カスタマイズ費用、システム導入テスト作業費用、ミドルウェア・データベース等ライセンス費用、データ移行費 用、研修費用等必要な費用の合計を見積書に記載するものとする。また、保守費用についても見積書に含めて提出すること。
6.システム基本要件
・現行システムで保有している登録原簿、注射履歴、変更履歴、マスタ情報等を移行し、新システムを構築する。
・新システムは市役所本庁へデータ管理兼クライアント PC1台及び各支所へのクライアント PC3台を設置し、運用するものとする。
・各端末へは市が指定する IP アドレスを設定すること。
・注射入力でバーコードリーダーを使用し、入力作業の軽減を可能にする。
・任意の項目を組み合わせた汎用一覧表を作成できること。
・注射通知書はハガキ・タックシールにより印刷できること。
・実行中の機能の説明を参照できるヘルプ機能があること。
・主要処理の実行結果を操作ログに記録し、参照できること。
・当市同等規模以上の市に導入実績があり安定したシステムノウハウを有すること。
・別紙システム仕様の機能を満たすこと。仕様内容でシステム修正が必要であれ
ば、その金額を見積に含めること。
7.システムの運用保守について
・本市からの問い合わせに対応する窓口を設置すること。
・契約期間中、円滑な運用ができるようサポート体制を確保し、操作支援を行うこと。
・システムに障害が生じた場合、原則、当日(時間帯によっては翌開庁日)障害の解消に当たること。復旧が難しい場合は、本市と協議の上、対応策を提案すること。
・必要に応じ、落札業者と別途保守契約を締結するものとする。
8.ハードウェアの数量及びスペックについて
ノートパソコン及びプリンター・バーコードリーダー・バックアップ装置とし、以下の仕様の機器とする。
パソコン4台
OS : Windows 11Pro 64ビット版 CPU : Intel Core i5
RAM : 8GB
HDD : 250GB
光学装置 : DVDスーパーマルチドライブ
モニタ : 15,6型液晶、解像度 1366 × 768ソフトウェア : Office Personal 2021
バックアップ媒体附属、平日5年間出張修理対応
レーザープリンター1台
LAN接続、A4モノクロ印刷対応
平日5年間出張修理対応 有寿命部品付/定期点検なし
バーコードリーダー1台 USB接続
バックアップ装置1台
USB ハードウェア暗号化&パスワードロック対応 HDD 1TB
ソフトウェア
説明書はPDF文書で提供、Adobe Acrobat Reader の導入を推奨
別紙 システムの仕様
1.基本機能
1.1 機能一覧
・年度を指定することで対象年度を切替でき、下記の処理を行えること。
処理名 | 説 明 | |
台帳処理 | 原簿新規登録 | 原簿の新規登録、転入登録、修正、削除、 不明犬の登録 |
登録原簿変更 ・抹消入力 | 登録事項の変更入力、死亡・転出・引取・他の理由の抹消入力、鑑札・注射済票の再交付、動物保護管理の届出入力、マイクロチップの届出 入力 | |
原簿検索 | 原簿の検索、一覧印刷、タックシール(A4) 印刷、個別原簿印刷、汎用一覧表印刷 | |
登録原簿状況 問合わせ | 登録頭数、登録申請数、注射頭数、各届出件数 の問合せ、月報印刷 | |
抹消一覧表 | 登録を抹消した犬の一覧表 | |
転入一覧表 | 転入登録した犬の一覧表 | |
所有者住所不明 犬一覧表 | 所有者住所が不明の犬(郵送物返送・転居先不 明など)の一覧表 | |
注射処理 | 注射会場入力 | 注射会場の登録、修正、削除、一覧印刷 |
注射済票入力 | 注射の入力・取消、原簿の修正、注射猶予入力 | |
注射通知印刷 | 注射通知ハガキ、タックシール(A4)、 注射通知一覧表の印刷 | |
未実施一覧表 | 注射未実施の犬の一覧表、督促通知書の印刷 | |
実施猶予一覧表 | 注射猶予情報がある犬の一覧表現在:本日現在猶予中の犬 当年度:猶予情報を持つすべての犬 | |
実施記録等一覧表 | 新規登録、注射入力した犬の一覧表集合:実施日・会場ごと 個別:受付日・獣医師ごと | |
受払簿 | 鑑札・注射済票の受入・払出記録の一覧表 |
処理名 | 説 明 | |
本情報基 | 市町村マスタ 保守 | 市町村マスタのメンテナンス |
町名マスタ保守 | 町名マスタのメンテナンス | |
犬種マスタ保守 | 犬種マスタのメンテナンス |
毛色マスタ保守 | 毛色マスタのメンテナンス | |
獣医師xxx 保守 | 獣医師xxxのメンテナンス | |
保健所マスタ 保守 | 管轄保健所マスタのメンテナンス | |
抹消理由マスタ 保守 | 職権消除などの抹消理由のメンテナンス | |
コントロール マスタ保守 | 各種基本項目の設定、預り書の書式設定、 元号マスタのメンテナンス、システム詳細設定 | |
住所コード表 | 町名の一覧表印刷 | |
犬種一覧表 | 犬種の一覧表印刷 | |
毛色一覧表 | 毛色の一覧表印刷 | |
獣医師一覧表 | 獣医師の一覧表印刷 | |
運用管理 | データベース | データファイルの退避(バックアップ)と復帰 (リストア) |
1.2 共通機能
システム全般で下記の機能を有すること。
(1)ヘルプ
機能の説明を表示すること。
(2)操作ログ
ログファイルは日付別で、日時・利用者・機能・処理・対象を記録すること。
2.処理詳細
2.1 基本情報設定
2.1.1 マスタ登録
システムは下記の(1)から(8)のマスタを設定できること。
(1)市町村マスタ
システムを運用する市町村名の登録を行う。
(2)町名マスタ
町名の登録を行う。
町名と郵便番号を関連付けて登録できること。
(3)犬種マスタ
犬の種類の登録を行う。
①標準で110種類以上登録され、最大999種類登録できること。
②表示順の番号を設定でき、番号は重複可能であること。
(4)毛色マスタ
犬の毛色の登録を行う。
①標準で40色以上登録され、最大999色登録できること。
②表示順の番号を設定でき、番号は重複可能であること。
(5)獣医師xxx
獣医師の登録を行う。最大999件登録できること。
氏名だけでなく郵便番号、住所、電話番号の登録を行えること。
(6)抹消理由マスタ
抹消理由の登録を行う。最大999件登録できること。
死亡・転出・引取以外の抹消理由(職権など)を登録できること。
(7)コントロールマスタ
システムを運用する上での基本情報の設定を行う。
①注射済票の団体名、連続採番時の鑑札番号や注射済票番号の桁数を設定できること。
②抹消入力時に個別原簿を自動印刷するかどうかを選択できること。
③預託獣医師に発行する鑑札・注射済票の預り書の文言を設定できること。
④注射頭数の集計対象を実施頭数(今年4月1日~翌年3月31日)か交付年度(今年3月2日~翌年3月1日)で切り替えられること。
⑤番号の桁揃え処理、データの保存年数、宛先住所の改行方法、カスタマバーコードの位置調整などシステム動作の詳細設定も行えること。
(8)元号管理マスタ
日付入力時に自動表示する和暦の元号と開始年月日を登録できること。
2.1.2 マスタ印刷
システムは下記のマスタを一覧印刷できること。
(1)住所コード表印刷
町名マスタの一覧表を印刷できること。
(2)犬種一覧表印刷
犬種の一覧表を印刷できること。
(3)毛色一覧表印刷
毛色の一覧表を印刷できること。
(4)獣医師一覧表印刷
獣医師の一覧表を印刷できること。
2.1.3 更新処理
システムは最大5年度分のデータを管理し、年度ごとに集計等が行えること。
(1)次年度のデータ作成
新年度データベースの作成を行い、以後は既定の参照先にすること。
① 年度更新後、新年度の注射情報は未入力の状態にすること。
② 期限の切れた注射猶予情報をクリアすること。
2.2 システム運用管理
システムは下記の運用管理が行えること。
(1)データベース
年度ごとにデータファイルの退避(バックアップ)、復帰(リストア)、削除ができること。保存先は任意のパスを指定でき、USBメモリ・外付けハードディス ク・ファイルサーバ等が使用できること。
3.台帳処理
3.1 原簿新規登録
原簿登録において新規登録と転入登録が行えること。又、以下の条件を満たすこと。
① 登録原簿の内容を全て満たす入力項目を持つこと。
項 目 | 説 明 |
整理番号 | システム上の固有識別番号を自動採番 |
マイクロチップ | マイクロチップ番号を入力 |
登録番号 | 鑑札番号を入力、連続登録時は自動採番 |
マイクロチップみなし鑑札 | マイクロチップを鑑札とみなすか選択 該 当:鑑札とみなし、登録番号を省略可 非該当:鑑札とみなさず、登録番号も入力必須 |
登録日付 | 登録日付を入力 |
注射番号 | 注射済票番号を入力、連続登録時は自動採番 |
団体名 | 団体名を入力、コントロールマスタの登録内容を自動表示 |
番号 | 注射済票番号を入力 |
猶予 | 猶予証明がある場合に登録 |
生涯猶予 | 猶予期限なしの場合に指定 |
猶予期間 | 猶予期間の開始日と終了日を入力 |
理由 | 猶予の理由・病名等を入力 |
獣医師名 | 猶予証明を発行した獣医師を一覧より選択または入力 |
実施日 | 注射の実施日を入力 |
受付区分 | 受付区分を選択(集合、個別) 集合:集合注射会場で注射(「転入」時は集合が選択される)個別:開業の動物病院で注射 |
交付状況 | 交付状況を選択(管内、預託交付、済証持参、管外)管 内 :集合注射会場で注射した場合 預託交付:預託獣医師が注射をした場合 済証持参:預託外の獣医師に注射をしてもらった場合管 外 :転入前に転出元で注射をしていた場合 |
項 目 | 説 明 |
会場 | 注射会場を一覧より選択または入力 |
獣医師名 | 獣医師名を一覧より選択または入力(預託交付は選択のみ) |
受付日 | 注射の受付日を入力(個別注射の場合に入力) |
所有者 | |
氏名 | 氏名を入力 |
氏名カナ | 自動フリガナ表示 |
電話番号 | 自宅電話番号及び携帯電話番号を入力 |
犬の所在地 | |
郵便番号 | 市町村名、町名を入力すると自動表示 |
市町村名 | 市町村名を自動表示(広域運用は一覧より選択) |
町名 | 町名コードを入力するか一覧より選択 |
番地 | |
上段 | 番地・号等を入力 |
下段 | 建物名・号室等を入力 |
所有者住所 | 既定で犬の所在地と同じ内容を登録、 マスタ未登録の市町村、町名等も入力可 |
郵便番号 | 郵便番号を入力 |
市町村名 | 市町村名を入力 |
町名 | 町名を入力 |
番地 | |
上段 | 番地・号等を入力 |
下段 | 建物名・号室等を入力 |
犬 | |
種類 | 種類コードを入力するか一覧より選択 |
毛色 | 毛色コードを入力するか一覧より選択 |
性別 | 性別を雄・雌・不明から選択 |
去勢・避妊 | 去勢・避妊済かどうかを選択 |
名前 | 犬の名前を入力 |
名前カナ | 犬の名前のフリガナを入力、自動表示に対応 |
体格 | 空または大・中・小で入力、種類と連動で自動表示 |
年齢 | 年齢の入力、または生年月日から自動計算 |
生年月日 | 生年月日の入力、または年齢から生年の4月1日を自動表示 |
項 目 | 説 明 |
補助犬 | 盲導犬、介助犬、聴導犬、他の補助犬、該当なしかを選択 |
特徴 | 特徴を入力 |
注射履歴 | サブ画面、昨年度以前の注射履歴を編集 |
年度 | 注射年度を入力 |
団体名 | 団体名を入力 |
番号 | 注射済票番号を入力 |
実施日 | 注射実施日を入力 |
不明 | サブ画面 |
理由等 | 所有者住所不明犬となった理由を入力 |
確定日付 | 不明確定日を入力 |
他記載事項 | その他の記載事項を入力 |
備考 | サブ画面 |
備考1 | 備考を入力、帳票に印刷されない画面確認用項目 |
備考2 | |
郵送先 | 既定は犬の所在地で、所有者住所に切替可能 |
変更履歴 | サブ画面、抹消以外の変更履歴を編集 |
変更区分 | 変更区分(住所・氏名変更、鑑札再交付など)を選択 |
変更日付 | 変更日付を入力 |
変更履歴 | 変更内容の説明文を入力 |
その他履歴 | サブ画面、動物保護管理等のその他履歴を編集 |
届出区分 | 届出区分(脱出届・咬傷届など)を選択 |
届出日付 | 届出日付を入力 |
届出履歴 | 届出内容の説明文を入力 |
② 先述した各マスタを使用し、入力担当者の負担を削減すること。
③ 機種依存文字の入力に対応し、難読漢字や特殊記号も入力できること。
④ 日付項目は和暦元号を自動表示し、年月日の数字部分のみで入力できること。西暦・和暦入力の切替、カレンダー参照入力、本日日付の入力が行えること。猶予期間等を除き、xx日の入力時は続行して良いか確認すること。
⑤ 登録番号は最長12桁で重複入力が可能とすること。
⑥ 氏名・ふりがな・電話番号が一致する既存の原簿がある場合は一覧表示し、重複登録なのか確認、多頭飼育者であれば引用入力できること。
⑦ 既存の原簿と同じ氏名カナ・犬の名前の組み合わせを入力した場合は二重登録の可能性があるため、続行して良いか確認すること。
⑧ 犬の所在地のみ修正した場合、所有者住所も同じ内容に合わせるか確認し、同意すれば同じ内容に更新できること。
⑨ 注射猶予情報の登録・修正が行えること。
⑩ 過去の注射履歴の登録・修正が行えること。
⑪ 所有者住所不明犬の登録・修正が行えること。
⑫ 備考の登録・修正が行えること。
⑬ 郵送先住所を犬の所在地・所有者住所のどちらにするか選択できること。
⑭ 変更履歴の登録・修正が行えること。
⑮ その他履歴の登録・修正が行えること。
(1)新規登録
原簿の新規登録を行う。
① 正式な登録番号がなくても未登録犬として原簿が登録できること。
② マイクロチップを鑑札とみなし、登録番号を省略して登録できること。
(2)修正処理
原簿情報の修正を行う。
① 修正する原簿を呼び出す際に様々な条件から検索ができること。
② 氏名・ふりがな・電話番号が一致する既存の原簿がある場合は一覧表示し、重複登録なのか確認、多頭飼育者であれば引用入力できること。
③ 犬の所在地のみ修正した場合、所有者住所も同じ内容に合わせるか確認し、同意すれば同じ内容に更新できること。
(3)削除処理
原簿の削除(データ消去)を行う。
(4)転入登録
他市町村から犬が移動してきた場合の登録を行う。
① 転出元市町村名や転出元での旧登録番号を登録できること。
② 転入年度の注射場所が転出元か現住所かを選択できること。
3.2 登録原簿変更・抹消入力
原簿情報の変更においては下記の(1)から(6)の機能を持つこと。その際、以下の条件を満たすこと。
① 変更および抹消する原簿を呼び出す際に様々な条件から検索ができること。
② 変更された事項は登録原簿の変更履歴・その他履歴に登録されること。
③ 履歴の説明文は日付・区分より自動作成し、編集可能とすること。
(1)登録の変更
原簿登録事項の変更を行う。
① 登録の変更内容を選択形式とし、入力の負担を軽くすること。
② 犬の所在地と所有者住所が異なる場合は確定時に確認メッセージを表示し、同意すれば所有者住所を犬の所在地に合わせられること。
(2)登録の抹消
死亡・転出・他の理由による原簿の抹消を行う。
① 原簿データを消去せず、抹消原簿に変えて残すこと。
② 原簿の抹消理由を選択形式とし、入力の負担を軽くすること。
③ 転出による原簿抹消の場合は転入先市町村の情報を登録できること。
④ 死亡・転出以外の抹消は抹消理由マスタから理由を選択できること。
(3)鑑札再交付
鑑札の再交付の登録を行う。
① 鑑札の再交付理由を選択形式とし、入力の負担を軽くすること。
② 新旧それぞれの鑑札番号が把握できること。
(4)注射済票再交付
注射済票の再交付の登録を行う。
① 注射済票の再交付理由を選択形式とし、入力の負担を軽くすること。
② 新旧それぞれの注射済票番号が把握できること。
(5)マイクロチップみなし鑑札
マイクロチップ情報の登録・変更・除去の届出登録を行う。
以下を区別し、回収・除去した旧番号を履歴に残すか選択できること。
① 鑑札からマイクロチップ(みなし鑑札)への変更
② マイクロチップ(みなし鑑札)から鑑札への変更
③ マイクロチップ番号の変更
(6)引取(所有権放棄)
所有権が放棄された犬の抹消処理を行う。
(7)動物保護管理
その他履歴の届出登録を行う。
脱出届、抑留犬返還願、咬傷届、その他を把握できること。
3.3 原簿検索
検索条件を指定し、原簿の検索を行う。その際以下の条件を満たすこと。
① 原簿を呼び出す際に様々な条件から検索ができること。
② 検索条件に該当する原簿の件数が把握できること。
③ 検索条件に該当する原簿が複数ある場合、その一覧表示順を選択できること。町名番号順、町名カナ・氏名xxx、登録番号順から選択できること。
④ 検索結果の一覧から個別に原簿の内容を詳細表示、原簿印刷できること。詳細表示中は一覧と同じxxで原簿を切替表示できること。
⑤ 検索結果の一覧表を、任意の帳票タイトルをつけて印刷できること。
⑥ 検索結果の一覧からタックシール(A4)が印刷できること。
⑦ 検索結果の一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
⑧ 任意の項目を組み合わせた汎用一覧表を登録し、検索結果を一覧印刷できること。登録番号・氏名などの個別項目のほか、枠内に氏名・氏名カナ・電話番号等をまとめたブロック項目も用意し、柔軟に設計できること。
用紙サイズ・印刷サイズ(A4・B4・A3)、縦・横、余白を設定できること。印刷時の帳票タイトルはその都度変更できること。
⑨ 検索条件項目は下記の通りとすること。
項 目 | 説 明 |
整理番号 | 原簿登録時に自動採番される番号を入力 |
犬の所在地 |
番号項目は完全一致、文字項目は前方一致で判定するが、文字項目の先頭に%を付加して部分一致でも判定できること。
市町村名 | 市町村名を自動表示(広域運用は一覧より選択) |
町名 | 町名コードを入力するか一覧より選択 |
マイクロチップ | マイクロチップ番号を入力、入力済・未入力・全てから選択可 |
登録番号 | 登録番号を単独または範囲で入力 |
注射番号 | 団体名、注射済票番号、注射年度を入力 注射年度の省略時は当年度で判定 |
電話番号 | 電話番号を入力 |
所有者名 | 所有者の氏名を入力 |
氏名カナ | 所有者の氏名カナを入力 |
変更履歴 | 変更履歴およびその他履歴の区分をチェック 設定年度内の履歴を持つ原簿をOR条件で判定 |
種類 | 犬種コードを入力するか一覧より選択、OR 条件で2種類指定可能 |
毛色 | 毛色コードを入力するか一覧より選択、OR 条件で2色指定可能 |
犬の名前 | 犬の名前またはフリガナを入力 指定名のみ(完全一致)で判定するか、漢字・カナの一方または両方で判定するか選択 |
性別 | 犬の性別を雄・雌・不明・全てから選択 |
去勢・避妊 | 去勢・避妊をはい・いいえ・全てから選択 |
体格 | 犬の体格を大・中・小・全てから選択 |
年齢 | 犬の年齢を数字で入力 「以上の年齢~」をチェックするとその年齢以上の犬を抽出 |
補助犬 | 盲導犬・介助犬・聴導犬・その他・全てから選択 |
登録月 | 登録月を範囲で入力、当年度の登録日で新規または転入・国外で 登録した犬が対象 |
接種状況 | 接種状況を未接種・接種済・済証持参・全てより選択 「未接種」選択時は未接種年数「~年以上」を数字で入力 「接種済」選択時は注射実施月を範囲で入力 |
項 目 | 説 明 |
登録状態 | 登録状態を登録・未登録から選択 登録は鑑札かマイクロチップのみなし鑑札か両方かを選択 |
抹消データ | 抹消原簿を含めるか、無し・有りから選択 |
旧鑑札 | チェックすると登録番号と抹消の有無のみ指定可能になる 転出元または鑑札再交付前の旧登録番号で判定 |
多頭飼育 | チェックすると整理番号、犬の所在地、区割のみ指定可能 多頭飼育者のみ抽出、実行時の件数は飼育者数を表示 |
3.4 登録原簿状況問合わせ
問合わせを行う項目を指定して件数を集計し一覧表示と印刷を行う。
問合わせ項目は下記の通りとすること。
項 目 | 説 明 |
月の指定 | 問合せを行いたい月の範囲を入力、省略時は4月~3月で 判定 |
問合せ内容 | 問合せを行いたい項目の選択 |
登録頭数 | 指定月間末現在において登録されている頭数 |
鑑札登録 | 登録頭数のうち、鑑札で登録した犬の頭数 |
みなし鑑札 | 登録頭数のうち、マイクロチップのみなし鑑札で登録した犬 の頭数 |
不明老犬 | 登録頭数のうち、指定月間末現在で20歳以上の不明犬 |
登録申請数 | 指定月間内に新規または転入・国外で登録した犬の頭数 |
補助犬 | 登録申請数のうち、補助犬の頭数 |
注射頭数 | 指定月間内に注射をした犬の頭数(管外を除く) |
集合 | 注射頭数のうち、受付区分が集合の犬の頭数 |
個別 | 注射頭数のうち、受付区分が個別の犬の頭数 |
済証持参 | 注射頭数のうち、受付区分が個別、交付状況が済証持参の 犬の頭数 |
補助犬 | 注射頭数のうち、補助犬の頭数 |
死亡届出件数 | 指定月間内に届出された犬の死亡届出件数 |
変更届出件数 | 指定月間内に届出された住所・氏名関連の変更届出件数 |
鑑札再交付件数 | 指定月間内に申請された鑑札の再交付件数 |
注射済票再交付 件数 | 指定月間内に申請された済票の再交付件数 |
転出頭数 | 指定月間内に転出した犬の頭数 |
項 目 | 説 明 |
転入頭数 | 指定月間内に転入・国内で登録した犬の頭数 |
引取頭数 | 指定月間内に引取(所有権放棄)した犬の頭数 |
所有者住所不明 件数 | 指定月間末現在において所有者住所が不明の件数 |
未実施頭数 | 指定月間末現在において注射を実施していない犬の頭数 |
猶予頭数 | 指定月間内の開始日で注射を猶予した犬の頭数 |
抹消件数 | 指定月間内に届出された犬の抹消届出件数 (死亡・転出・引取以外の抹消件数) |
マイクロチップ(みなし鑑札) 変更届出件数 | 指定月間内に届出されたマイクロチップみなし鑑札の届出件数 (鑑札からマイクロチップ、マイクロチップから鑑札、マ イクロチップ番号変更) |
また、以下の機能を満たすこと。
① 問合わせた項目の一覧表を一括印刷できること。
③ 問合わせた項目はCSVデータファイルとして出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
④ 設定により注射頭数の集計方法を「実施頭数」(当年4/1~翌年3/31)と
「交付年度」(当年3/2~翌年3/1)から選択できること。
⑤ 主要項目を月別に集計した月報を印刷できること。
3.5 抹消一覧表
抹消年度および抹消区分を指定し、抹消一覧表の作成を行う。又、以下の条件を満たすこと。
① 抹消年度・抹消区分・届出年月日の範囲・所有者名で絞込表示できること。
② 表示した一覧表を印刷できること。
③ 表示した一覧からタックシール(A4)を印刷できること。
④ 抹消した登録原簿を印刷できること。
⑤ 表示した一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
⑥ 抹消した原簿を通常の原簿として復活処理できること。
3.6 転入一覧表
転入月間を指定し、転入一覧表の作成を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
① 集計する期間(月間)を指定できること。
② 表示した一覧表を印刷できること。
③ 表示した一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
3.7 所有者住所不明犬一覧表
不明の年度および抽出条件を指定し、所有者住所不明犬一覧表の作成を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
① 抽出年度・抽出対象(年齢区分)・理由で絞込表示できること。
② 抽出条件に該当する件数を確認できること。
③ 表示した一覧表を印刷できること。
④ 表示した一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
4.注射処理
4.1 注射会場入力
集合注射会場の登録を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
① 会場名だけでなく実施日付、開始時間及び終了時間の登録ができること。
② 実施日付は注射入力での会場選択時に既定値として表示できること。
③ 登録した会場を一覧印刷できること。
4.2 注射済票入力
当年度の狂犬病予防注射の注射情報の入力・取消を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
① バーコードリーダーを使用して通知書の情報をすぐ呼び出せること。
② 対象原簿は整理番号または登録番号の入力ですぐ呼び出せること。
③ 注射番号の自動連番、前回入力時の会場・獣医師名の自動表示等の機能を持ち、注射情報の連続入力が容易に行えること。
④ 集合注射時に多く発生する原簿の修正や注射猶予の届出を、メインメニューまで戻らずに本機能で行えること。
⑤ 犬の所在地のみ修正した場合、所有者住所も同じ内容に合わせるか確認し、同意すれば同じ内容に更新できること。
⑥ 一覧画面で注射済かどうかを確認できること。
⑦ 当機能にて注射の取消・再入力が行えること。
4.3 注射通知書印刷
狂犬病予防注射通知書の印刷を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
① 通知書は用途に合わせた以下の書式を選択できること。
項 目 | 説 明 |
様式 | |
別納 | 通知書の左上に別納マークを印字 |
切手 | 通知書の左上が空白(切手貼り付け) |
封書 | 窓空き封筒用、宛先を中央に印字 |
項 目 | 説 明 |
サイズ | |
ハガキ | A4縦を2列×2行で4分割 |
長3 | A4横を縦3列で分割 |
記載事項 | (サイズが長3の場合に指定可能) |
なし | ハガキと同じ内容で印刷 |
問診 | 余白部分に既定の問診内容を印刷 |
自由書式 | 余白部分に任意のタイトル・本文を入力して印刷 |
郵送先補助 | |
基本 | 別納マークが円内中央に横線1本 |
カスタマ バーコード | 郵便カスタマバーコードを印字 |
氏名カナ | 氏名カナのあり・なしを選択 |
② 通知書に記載されている文言は編集できること。
③ 所有者および犬の情報は通知書に印字するかどうか項目ごとに選択できること。
④ 通知書には注射入力処理を容易にするためのバーコードを印刷できること。
⑤ 通知書の印刷は一括のほか、町名単位でも行えること。
⑦ 未登録犬や所有者住所不明犬も、条件設定で通知書を印刷できること。 バーコードつきのタックシール(A4)を印刷できること。
⑨ 指定した町名に該当する犬の一覧表を印刷できること。
⑩ 指定した町名に該当する犬の一覧をCSVデータファイルで出力できること。出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
⑪ 今年度の3月2日から3月31日までに注射を実施した、翌年度注射済扱いとなる犬に対しては、通知書の印刷を行わないよう除外すること。
⑫ 原簿新規登録の備考で指定した場所(犬の所在地または所有者住所)を宛先として印字できること。
⑬ 通知書の宛先を元にした郵便カスタマバーコードを印字できること。
4.4 未実施一覧表
狂犬病予防注射を実施していない犬の一覧を作成し、督促通知書を印刷する。その際、以下の条件を満たすこと。
① 未接種の理由区分で抽出し、一覧表および督促通知書を印刷できること。
② 通知書は用途に合わせた複数の書式を持つこと。 書式のパターンは注射通知印刷と共通であること。
③ 通知書に記載されている文言は変更できること。
④ 所有者および犬の情報は通知書に印字するかどうか項目ごとに選択できること。
⑤ 通知書には注射入力処理を容易にするためのバーコードを印字できること。
⑥ 通知書の印刷は一括のほか、町名単位でも行えること。
⑦ バーコードつきのタックシール(A4)を印刷できること。 未実施の一覧表を印刷できること。
⑨ 未実施の一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
⑩ 原簿新規登録の備考で指定した場所(犬の所在地または所有者住所)を宛先として印字できること。
⑪ 通知書の宛先を元にした郵便カスタマバーコードを印字できること。
4.5 実施猶予一覧表
注射猶予登録をしている犬の一覧の作成を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
① 本日現在猶予中の「現在猶予」と開始前・期限切れ・注射済・不明犬・抹消済を含む「当年度猶予」を条件選択できること。
② 表示した一覧表の印刷ができること。
③ 表示した一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
4.6 実施記録等一覧表
当年度に新規登録・注射済票交付を行った犬の記録簿を作成する。その際、以下の条
件を満たすこと。
① 記録簿を作成する際、以下の項目で抽出し、一覧表を作成できること。
項 目 | 説 明 |
受付区分 | 受付区分を選択(集合、個別) 集合:実施日・注射会場ごと 個別:受付日・獣医師ごと |
市町村名 | 市町村名を自動表示 |
実施日・受付日 | 受付区分が「集合」の場合は実施日の範囲を入力 受付区分が「個別」の場合は受付日の範囲を入力 |
注射会場・獣医師名 | 受付区分が「集合」の場合は注射会場を選択 受付区分が「個別」の場合は獣医師名を選択 |
登録有無 | 登録の有無を選択(新規、継続) 新規:設定年度内に新規登録、注射した犬 (登録日と注射日が同じ、未注射で登録)継続:設定年度内に継続で注射した犬 (注射日が登録日より後) |
② 抽出した一覧表の印刷ができること。
③ 抽出した一覧をCSVデータファイルで出力できること。
出力時の文字コードはシフトJISかユニコードを選択できること。
④ 前年度の3月2日から3月31日までに注射を実施した、今年度注射済扱いとなる犬についても表示・確認できること。
4.7 受払簿
鑑札・注射済票の受入・払出枚数を確認できる管理簿の作成を行う。その際、以下の条件を満たすこと。
② 鑑札・注射済票の受入枚数を番号の範囲を含めて入力できること。
③ 鑑札・注射済票それぞれの残枚数を自動計算し、一覧表の印刷ができること。
④ 一覧表の行ごとに受入・払出の番号の内訳を確認できること。
5.預託処理
5.1 預託入力
獣医師への鑑札および注射済票の預託情報を登録する。その際、以下の条件を満たすこと。
① 預託する市町村名、獣医師名、預託日付、鑑札・注射済票の番号範囲と枚数 を登録できること
② 預託情報の入力後、預託の「預り書」と控えが印刷できること。
③ 預り書の文言はコントロールマスタ保守にて変更可能とすること。
5.2 預託一覧表
期間を指定し、鑑札・注射済票の預託情報の一覧表を印刷する。その際期間の日付を範囲指定し、預託情報を抽出できること。
5.3 獣医師別受払一覧表
獣医師別の鑑札および注射済票の預託情報の一覧表示と印刷を行う。その際、獣医師名を選択できること。
5.4 共通事項
(1)セキュリティ
第三者による不正使用または情報漏えいに対する十分なセキュリティ対策が講じられていること。
(2)マニュアルの作成
使用方法マニュアルを作成し紙媒体1部、CD-R等(電子データ)1枚を納入すること。
(3)納品
・初期設定作業等に要する期間を考慮し、本市と協議の上、納品日を決定する。
・納品の際は、本市が指示した初期設定内容その他設定内容がわかる納付書を提出し、本市の検査を受けること。
・不要な包装材は引き取り及び処分を行うこと。
・危機の搬入の際、安全管理について本市と十分に協議し、事故のないように注意すること。
(4)その他
・本業務の履行にあたっては、赤磐市個人情報保護条例及び赤磐市情報公開条例を遵守すること。
・本業務において不明な点や、本仕様書に定めのない事項については、本市と協議の上決定するものとする。
・本仕様書に定める事項について、本市の指示又は設備上重大な問題が発生した場合には協議の上、適切に実施すること。