会 社 名 マイクロ波化学株式会社 代表者名 代表取締役社長 吉野 巌 (コード番号:9227 東証グロース市場) 問合せ先 取締役管理本部長 下條 智也 (TEL 06-6170-7595)
各 位
会 社 名 | マイクロ波化学株式会社 | |
代表者名 | 代表取締役社長 | xx x |
(コード番号:9227 東証グロース市場) | ||
問合せ先 | 取締役管理本部長 | xx xx |
(TEL 00-0000-0000) |
マイクロ波を用いた炭素繊維製造用実証設備供給に関する契約締結のお知らせ
マイクロ波化学株式会社(以下「当社」という。)は、2022 年 11 月 16 日開催の取締役会において、三井化学株式会社(以下「三井化学」という。)との間で、マイクロ波を用いた炭素繊維製造用実証設備供給に関する契約(以下「本契約」)を締結することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。
1. 本契約締結の経緯
炭素繊維は、鉄よりも強く、アルミより軽い、次世代の素材として注目されており、今後、モビリティをはじめとする様々な分野において適用拡大が期待されています。一方で、従来の製造法では膨大なエネルギーが必要であり、製造時の環境負荷低減が課題となっています。
三井化学と当社は、環境負荷の低い革新的な炭素繊維製造技術の確立を目指し、 2018 年より共同開発を進めておりました。両社共同で量産技術確立の検討を進めるため、2023 年 12 月完工を目指し、三井化学名古屋工場内に実証設備を導入することに合意したものです。
2. 本契約の内容
これまでの共同開発により得られた知見を踏まえ、三井化学が同社名古屋工場内に導入する実証設備の一部として、当社が耐炎化工程及び炭化工程からなる炭素繊維焼成ラインの機器一式を設計・製造し三井化学に供給するものであり、当社は三井化学より本件対価として総額 768 百万円を収受します。
3. 本契約の相手先の概要
(1) | 名 | 称 | 三井化学株式会社 | ||||||
(2) | 所 | 在 | 地 | xxxxxxxxxxx 0 x 0 x 汐留シティセンター | |||||
(3) | 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 | 代表取締役社長 | xx | x | |||||
(4) | 事 | 業 | 内 | 容 | ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業、モビリティソリューション事業、ICT ソリューション事業、ベーシック&グリー ン・マテリアルズ事業 | ||||
(5) | 資 | 本 | 金 | 125,414 百万円 | |||||
(6) | 設 | 立 | 年 | 月 | 日 | 1955 年7月1日 | |||
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 18.90% | ||||||||
株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 9.01% | ||||||||
三井物産株式会社(常任代理人 株式会社日本カ | |||||||||
(7) | 大 株 主 及 び 持 株 比 率 | ストディ銀行) | 1.79% | ||||||
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行 | |||||||||
再信託分・三井物産株式会社退職給付信託口) | 1.79% | ||||||||
株式会社日本カストディ銀行(信託口4) | 1.60% | ||||||||
(8) | 上 場 会 社 と 当 該 会 社 と の 間 の 関 係 | 資 本 関 係 | 当社株式の 5.08%を所有しております。 | ||||||
人 的 関 係 | 該当事項はありません。 |
取 引 関 係 | 共同開発を行っております。 | |||
関連当事者への該 当 状 況 | 該当事項はありません。 | |||
(9) | 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態 | |||
決算期 | 2020 年3月期 | 2021 年3月期 | 2022 年3月期 | |
親会社の所有者に帰属する持分 | 529,220 百万円 | 607,921 百万円 | 712,654 百万円 | |
資 産 合 | 計 | 1,530,515 百万円 | 1,558,125 百万円 | 1,934,965 百万円 |
1株当たり親会社所有者帰属持分 | 2,770.45 円 | 3,102.52 円 | 3,688.00 円 | |
売 x x | 益 | 1,349,522 百万円 | 1,211,725 百万円 | 1,612,688 百万円 |
営 業 利 | 益 | 64,569 百万円 | 78,074 百万円 | 147,310 百万円 |
当 期 利 | 益 | 42,619 百万円 | 64,219 百万円 | 118,551 百万円 |
親会社 の所有 者 に帰 属す 当 期 利 | る 益 | 33,970 百万円 | 57,873 百万円 | 109,990 百万円 |
基本的 1株 当た り当 期利 | 益 | 174.52 円 | 298.00 円 | 565.45 円 |
1 株 当 た り 配 当 | 額 | 100.00 円 | 100.00 円 | 120.00 円 |
4. 日程
(1) | 取 締 役 会 決 議 日 | 2022 年 11 月 16 日 |
(2) | 契 約 締 結 日 | 2022 年 11 月 16 日 |
(3) | 事 業 x x 日 | 2022 年 11 月 16 日 |
5. 今後の見通し
本契約につきましては、その契約金額等の 2024 年3月期の売上高に与える影響額が、2022 年3月期の売上高の 10%を上回るため、当該開示を行うものです。
当社は、2023 年5月に予定している 2023 年3月期決算発表において、本契約による影響を含めた 2024 年3月期業績予想を公表いたします。
(参考)当期業績予想(2022 年6月 24 日公表分)及び前期実績
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | |
当期業績予想 (2023 年3月期) | 1,133 百万円 | 67 百万円 | 30 百万円 | 45 百万円 |
前期実績 (2022 年3月期) | 860 百万円 | △87 百万円 | △98 百万円 | △110 百万円 |
以 上
マイクロ波化学株式会社三井化学株式会社
三井化学、マイクロ波化学、三井化学名古屋工場内にマイクロ波を活用した革新的な CF 製造技術に関する実証設備の導入を決定
三井化学株式会社(本社︓xxx港区、代表取締役社長︓xx x、以下、「三井化学」という。)及び マイクロ波化学株式会社(本社︓大阪府xx市、代表取締役社長︓xx x、以下、
「マイクロ波化学」という。)は、両社で検討していました環境負荷の低い革新的な炭素繊維(CF)製造に関する基盤技術について、三井化学名古屋工場内に実証設備を新設することを決定しました。
設置場所 | xxxxxxxxxxxx 0 xx 0 xx xx化学名古屋工場内 |
投資金額 | 約 20 億円 |
完工予定時期 | 2023 年 12 月 |
生産方式 | Carbon-MX™方式による焼成を含むプロセス |
マイクロ波化学が有する、CF 焼成技術は、製造工程中で最もエネルギー消費の大きい耐炎化プロセ スに加え、炭化プロセスの両工程を一貫してマイクロ波により焼成する革新的なものです。この度、マイク ロ波化学はこの技術を「Carbon-MX™」と名付けました。本実証設備導入において、マイクロ波化学は、
「Carbon-MX™」技術による焼成ラインの機器一式を三井化学に供給し、三井化学は当該技術を含む全体プロセスを構築します。実証設備完工以降は、両社共同で量産技術確立の検討を進める予定です。
本技術は、対象を内部から加熱できるマイクロ波の特性を生かすことにより、無駄な加熱を徹底的に排除した革新的なプロセスです。従来法と比較し、加熱処理時間が大幅に短縮されるため、焼成プロセスのラインが短くなり、設備をコンパクトにすることが可能です。また、装置自体の温度が高温にならないため、装置コスト、エネルギー消費、さらには安全面でもメリットが見込まれます。現時点の両社の見込みでは、エネルギー消費量が約 50%削減され、将来的にマイクロ波を発生させるための電源を再生可能エネルギーに変更することで 90%以上の CO2 排出削減が期待できます。
両社は、今後もLCA(Life Cycle Assessment)を通しバリューチェーン全体での低炭素化を目指し、モビリティ分野など今後 CF が適用される産業においてカーボンニュートラル推進のニーズに応えていきます。
実証設備ライン全体イメージ
ご参考 2022 年 5 月 9 日リリース
以上
<本件に関するお問い合わせ先>
マイクロ波化学株式会社 広報担当 xx
(TEL︓00-0000-0000、MAIL︓xx@xxxx.xx)三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部
(TEL︓00-0000-0000、お問合せフォーム︓xxxxx://xx.xxxxxxxxxxxxxxx.xxx/xx/xxxxxxx/)