Contract
「世界遺産二条城庭園他維持管理業務委託」に係るプロポーザル実施要綱
1 目 的
本要綱は,世界遺産二条城庭園他維持管理業務委託の実施に関し,プロポーザル方式により受託候補者を選定する手続きについて,必要な事項を定める。
2 委託業務名等
(1)委託業務名 世界遺産二条城庭園他維持管理業務委託
(2)所 在 地 元離宮二条城 京都市中京区xxxxxxx二条城町541番地
(3)業 務 期 間 契約締結の日から令和4年3月31日まで
3 委託内容(委託内容の詳細は別添「仕様書」参照(※仕様書は受託候補者選定後,提案内容を反映する形で変更することがあります))
(1)xxxxx
(2)xxxxxx
(3)松樹鋏透かし
(4)常緑樹,落葉樹の剪定
(5)低木寄植,低木生垣刈込み
(6)カシ他生垣等刈込み
(7)外堀ピラカンサ生垣刈込み及び外堀草刈り
(8)土手草刈り
(9)石垣除草剤散布及び除草
(10)庭園等除草及び清掃
(11)xx通路不xx正
(12)二の丸庭園池掃除
(13)外堀藻上げ処理及び浮草処理
(14)第1駐車場付近樹木等維持管理
(15)第2駐車場付近樹木等維持管理
(16)危険木・支障木処理
(17)イチョウxx剪定
(18)清流園の樹木剪定,芝生補修
(19)庭園背景樹木等剪定
(20)xx薬剤散布
(21)国宝重要文化財(xx物)周辺の雨水排水施設管理
(22)芝生及びxx敷地補修
(23)外xxxxxx等除去
(24)西南隅櫓通路周辺維持管理
4 委託限度額
金107,387,000円(税込)
5 参加資格
本公募の参加にあっては,応募時に,以下の要件を全て満たしていること。
(1)京都市契約事務規則第4条第1項に規定する一般競争入札有資格者名簿又は同規則第22条第1項に規定する指名競争入札有資格者名簿(登録種目:造園)に登録されており,参加招請書類の発送の日から契約締結の日までにおいて,京都市競争入札等取扱要綱第29条の第1項の規定に基づく競争入札参加停止の処分を受けていないこと。
(2)本社又は事業所が京都市内にあること。
(3)平成18年度以降,文化財保護法第109条第2項に規定する国指定の特別史跡,特別名勝に指定されている区域において,松樹や常緑樹・落葉樹の剪定業務を元請として受注し,完了した実績(1件以上)を有すること。
(4)造園施工管理技士(一級又は二級)又は造園技能士(一級又は二級)の資格を有する技術職員を雇用しており,契約期間内に当該職員を技術責任者として従事させることが可能であること。
6 受託者の選定方式等
(1)受託者の選定は技術提案等の書類審査及び面接を行い,合計点が60点以上(100点満点)の評価を得た者のなかで最も高い評価を得た者を受託候補者として選定する。
(2)応募事業者が1社のみの場合においても,当該プロポーザルは成立するものとし,提案書を審査のうえ,妥当であると判断された場合は,受託候補者として選定する。
(3)選定された受託候補者とは契約交渉を行い,仕様書の内容及び契約価格その他の契約条件について合意に達した後に契約を締結する。ただし,受託候補者と契約条件について合意に達しなかったときは,次点の者を受託候補者として契約交渉を行う。
(4)参加した事業者には選定結果を通知する。
(5)審査は,以下の委員が行う。
【審査委員】(4名)
京都市文化市民x x離宮二条城事務所長
京都市文化市民局 文化芸術都市推進室文化財担当部長京都市文化市民x x離宮二条城事務所副所長
京都市文化市民x x離宮二条城事務所事業担当課長
7 スケジュール
令和3年3月 5日(金) 委託業者選定実施に係る公告(ホームページにて)
3月10日(水) 質問書締切り
3月19日(金) 技術提案書,見積書 提出締切り
3月23日頃 提案評価,面接実施 → 受託候補者決定
3月29日頃 審査結果通知発送,ホームページでの結果公表
4月 1日頃 契約締結・業務開始
8 応募方法等
(1)質問等
・ 提出書類:質問書(様式1)
・ 質問期限:令和3年3月10日(水)午後5時まで
・ 質問方法:質問票を郵送又はファックスで担当まで送付
(※電話及び口頭による質問には一切応じない)
・ 提 出 先:「11 書類提出先,連絡先」参照
・ 回答方法:質問の回答は,取りまとめたうえで,令和3年3月12日(金)午後5時までに二条城ホームページに質問及び回答を掲載
(2)技術提案書等の提出
・ 提出書類:① 同種業務の履行実績(※)
② 技術提案書(様式2-1~様式2-8),
③ 業務受託見積金額(様式3)
・ 提出期限:令和3年3月19日(金)午後5時必着
・ 提出部数:① 同種業務の履行実績 1部
② 技術提案書及び業務受託見積金額 xx1部,写し7部(合計8部)
・ 提出方法:持参又は郵送(※持参の場合,事前に担当まで連絡すること)
・ 提 出 先:「11 書類提出先,連絡先」参照
※ 参加資格(「5 参加資格(3)」参照)を満たしていることを確認できる過去の業務実績に係る書類の写し(契約書,特記仕様書,位置図,委託範囲など)
(3)面接審査
・ 日 時:令和3年3月23日頃(※日時は別途案内します)
(1社当たり20分~30分程度(プレゼンテーション15分以内+質疑応答))
・ 場 所:元離宮二条城事務所
・ 出席者:1社当たり2名まで
(4)留意事項等
・ 応募は,応募事業者につき1件に限ること。
・ 提出期限以降における提出書類の差替え及び再提出は,明らかな誤字脱字等がある時で,本市の承諾を得た場合のほか認めない。また,提出書類は,返却しない。
・ 京都市情報公開条例及び京都市個人情報保護条例の規定に基づき非公開とすべき箇所を除き,公開することがある。
・ 応募に関して必要となる費用は,応募事業者の負担とする。
9 選定の審査基準等(別紙参照)
以下について審査を行う(100点満点)。
(1)配置技術者の経験年数,業務実績(配点10点)
・ 配置技術者(技術責任者,現場責任者)の資格,業務実績を評価
(2)提案事項等(配点50点)
・ 以下に関する提案内容等を評価。
① 取組方針(管理方針)について
② 工程について
③ 業務実施体制について
④ 庭園等管理担当職員との連携について
⑤ 二条城をより美しくするための取組について
(3)業務受託見積金額(配点15点)
・ 業務受託見積金額を評価
(4)面接審査(配点25点)
・ 面接において,以下に関する説明内容,質疑応答の回答等を評価。
① 本業務の取組方針,提案等の総括と特に重視している事項など
② 二条城にとって有効な取組の提案など
③ 本業務に対する取組意欲,姿勢
10 その他留意事項
(1)本件に係る予算が成立しないときは,選定は無効とする。この場合において,本件のために行った準備行為等に係る費用が既に発生していても,その費用を京都市に請求することはできない。
(2)提出書類に虚偽の内容が発覚する,又は,受託候補者として選定された後に企画内容に重大な変更が発生するなど,受託する者として不適当と本市が判断した場合は,契約以前にあっては失格,契約締結後にあっては契約を解除することがある。
(3)契約締結後に契約を解除した場合は,本市より違約金の支払を求めることがある。
(4)失格又は受託者の瑕疵により契約を解除した場合は,本市は,それらによって生じた一切の損害を保証しない。
(5)応募内容や審査に関する問合せには一切応じない。
(6)委託料は,契約金額(税抜き)を四等分し,消費税及び地方消費税を加えた金額を,四半期ごとに支払う。
11 書類提出先,連絡先
京都市文化市民xx離宮二条城事務所(担当:xx,xx)
〒604-8301 京都市中京区xxxxxxx二条城町541番地 TEL:075-841-0096
FAX:075-802-6181
別 紙
「世界遺産二条城庭園他維持管理業務委託」受託候補者選定基準(100点満点)
(1)配置技術者の経験年数,業務実績等 配点10点(※1)
評価項目 | 評価事項 | 評価,配点 | 備考 |
(①技術責任者) 資格取得後の経験年数 | 経験年数 | A(2.5点):経験年数が10年以上 B( 2点):経験年数が8年~10年未満 C(1.5点):経験年数が6年~8年未満 D( 1点):経験年数が4年~6年未満 E(0.5点):経験年数が4年未満 | 様式 2-2 |
(①技術責任者) 資格取得後の業務実績 | 史跡,名勝等に指定されている区域等における業務実績の件数等(※2) | A(2.5点):4件以上かつ技術責任者同様の役割に従事した件数が3件以上 B( 2点):4件以上かつ技術責任者同様の役割に従事した件数が2件以下 C(1.5点):4件以上 D( 1点):2~3件 E(0.5点):1件以下 | 様式 2-2 |
(②現場責任者)経験年数 | 経験年数 | A(2.5点):経験年数が10年以上 B( 2点):経験年数が8年~10年未満 C(1.5点):経験年数が6年~8年未満 D( 1点):経験年数が4年~6年未満 E(0.5点):経験年数が4年未満 | 様式 2-3 |
(②現場責任者)業務実績 | 史跡,名勝等に指定されている区域等における業務実績の件数等(※2) | A(2.5点):4件以上かつ現場責任者同様の役割に従事した件数が3件以上 B( 2点):4件以上かつ現場責任者同様の役割に従事した件数が2件以下 C(1.5点):4件以上 D( 1点):2~3件 E(0.5点):1件以下 | 様式 2-3 |
※1:技術責任者と現場責任者が同一の場合,それぞれの項目を評価していく
(「技術責任者と現場責任者が同一の場合の評価」=「技術責任者の評価」+「現場責任者の評価」)
※2:国指定の史跡,名勝(特別史跡,特別名勝含む)又は宮内庁所管の庭園において実施した松樹や常緑樹・落葉樹の剪定業務に関する実績(ただし,平成18年度以降に受注し,完了したものに限る)
(2)提案事項等 配点50点
評価項目 | 評価事項 | 評価,配点 | 備考 |
①取組方針(管理方針)について | 二条城の現況や特徴を踏まえた適切な方針となっているか | A(10点):現況や特徴を的確にとらえ,xx全域の方針,場所ごとの方針など,丁寧かつ適切に方針が設定されている B(8点):現況や特徴の捉え方が弱いが,丁寧かつ適切な方針が設定されている C(6点):適切な方針が設定されている D(4点):適切とは言い難い箇所がある E(2点):適切とは言い難い F(0点):不適切である(※3) | 様式 2-4① 2-4② |
②工程について | 樹木の生育状況や催事等を配慮した工程となっているか | A(10点):適切な工程かつ有効的な配慮,工夫が 3件以上提案されている B(8点):適切な工程かつ有効的な配慮,工夫が 2件提案されている C(6点):適切な工程が提案されている D(4点):適切とは言い難い箇所がある E(2点):適切とは言い難い F(0点):不適切である(※3) | 様式 2-5① 2-5② |
③業務実施体制について | 適切な体制等が提案されているか | A(10点):適切な体制かつ有効的な配慮,工夫が 3件以上提案されている B(8点):適切な体制かつ有効的な配慮,工夫が 2件提案されている C(6点):適切な体制が提案されている D(4点):適切とは言い難い箇所がある E(2点):適切とは言い難い F(0点):不適切である(※3) | 様式 2-6① 2-6② |
④庭園等管理担当職員との連携について | 適切で効果的な取組等が提案されているか | A(10点):適切で具体的かつ非常に効果が高い B(8点):適切で具体的かつ効果的である C(6点):適切な取組等が提案されている D(4点):適切とは言い難い箇所がある E(2点):適切とは言い難い F(0点):不適切である(※3) | 様式 2-7 |
⑤二条城をより美しくするための取組について | 適切で効果的な取組等が提案されているか | A(10点):適切で具体的かつ非常に効果が高い B(8点):適切で具体的かつ効果的である C(6点):適切な取組等が提案されている D(4点):適切とは言い難い箇所がある E(2点):適切とは言い難い F(0点):不適切である(※3) | 様式 2-8 |
※3:“不適切である”とは,提案事項の設問(提出資料「様式2-4~8」参照)で記述が要求されている事項が全く記述されていない場合や,記述内容が設問と全く異なる場合(設問の回答になっていない場合など)等を指す
(3)業務受託見積金額 配点15点
評価項目 | 評価事項 | 評価,配点 | 備考 |
見積価格 | 金額に応じ配点を | A(15点):91,278,950円未満 | 様式3 |
(税込み額) | 行う | B(12点):91,278,950円~ 95,000,000円未満 | |
C(9点):95,000,000円~ 99,000,000円未満 | |||
D(6点):99,000,000円~103,000,000円未満 | |||
E(3点):103,000,000円~107,387,000円 |
(4)面接審査 配点25点
評価項目 | 評価事項 | 評価,配点 | 備考 |
① 本業務の取組方針,提案等の総括と特に重視している事項など | 説明及び回答が的確かつ具体的か | A(10点):的確,具体的,明解で特に優れている B(8点):的確,具体的,明解である C(6点):的確,具体的である D(4点):やや不十分である E(2点):不十分である | |
②二条城にとって有効な取組の提案など | 二条城にとって有効な取組の提案内容(様式2-4~2-8に記したこと以外 の内容)(※4) | A(5点):非常に有効的かつ優れた提案である B(4点):有効的かつ優れた提案である C(3点):有効的である D(2点):有効的か否かわかりにくい E(1点):有効とは言い難い | |
③本業務に対する取組意欲,姿勢 | 面接時の状況や回答に基づき判断 | A(10点):大変強い意欲,姿勢を感じる B(8点):強い意欲,姿勢が感じられる C(6点):意欲,姿勢が感じられる D(4点):意欲,姿勢が若干不足している E(2点):意欲,姿勢が不十分である |
※4:庭園や樹木の維持管理に関連する事項で,本プロポーザルの提案事項等①~⑤(様式2-4~2-8)の中で記述が求められていない事項に限る(例えば,二条城が実施する調査,普及啓発活動,行催事の実施に関する協力や,他の業務で実施した工夫等の中から本業務に応用可能な事に関する提案など)