Contract
公立大学法人大阪物品調達及び委託業務等に係る一般競争入札(対面方式)共通入札説明書
入札参加者は、この「公立大学法人大阪物品調達及び委託業務等に係る一般競争入札(対面方式)共通入札説明書(以下「共通入札説明書」という。)」のほか、当該入札案件に係る
「入札公告」、「公立大学法人大阪物品調達及び委託業務等に係る一般競争入札(対面方式)入札心得(以下「心得」という。)」及び「公立大学法人大阪物品調達及び委託業務等に係る一般競争入札(対面方式)実施要綱(以下「実施要綱」という。)」の内容を遵守するとともに、「契約書(案)」及び「仕様書」等その他契約締結に必要な条件を熟知のうえ、入札しなければならない。
1 入札参加資格
次に掲げる要件を、入札参加申出書を提出した日(公立大学法人大阪(以下「法人」という。)に到達した日とする。以下同じ。)から開札日までの期間において、すべてを満たした者は入札に参加することができる。
(1) 次のアからキまでのいずれにも該当しない者であること。ア xx被後見人
イ 民法の一部を改正する法律(平成11年法律第149号)附則第3条第3項の規定によりなお従前の例によることとされる同法による改正前の民法(明治29年法律第89号)第11条に規定する準禁治産者
ウ 被保佐人であって、契約締結のために必要な同意を得ていないもの
エ 民法第17条第1項の規定による契約締結に関する同意権付与の審判を受けた被補助人であって契約締結のために必要な同意を得ていないもの
オ 営業の許可を受けていない未xx者であって、契約締結のために必要な同意を得ていないもの
カ 破産者で復権を得ない者
キ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第32条第1項各号に掲げる者
(2) 民事再生法(平成11年法律第225号)第21条第1項又は第2項の規定による再生手続開始の申立てをしていない者又は申立てをなされていない者であること。ただ し、同法第33条第1項の再生手続開始の決定を受けた者については、再生手続開始の申立てをしなかった者又は申立てをなされなかった者とみなす。
(3) 会社更生法(平成14年法律第154号。以下「新法」という。)第17条第1項又は第2項の規定による更生手続開始の申立て(新法附則第2条の規定によりなお従前の例によることとされる更生事件(以下「旧更生事件」という。)に係る新法による改正前の会社更生法(昭和27年法律第172 号。以下「旧法」という。)第30条第1
項又は第2項の規定による更生手続開始の申立てを含む。以下「更生手続開始の申立て」という。)をしていない者又は更生手続開始の申立てをなされていない者であること。ただし、新法第41条第1項の更生手続開始の決定(旧更生事件に係る旧法に基づく更生手続開始の決定を含む。)を受けた者については、更生手続開始の申立てをしなかった者又は更生手続開始の申立てをなされなかった者とみなす。
(4) 消費税及び地方消費税を完納していること。ただし、各徴税官庁より新型コロナウイルスの影響による「特例制度」により徴収猶予が適用されている事業者の場合は、当該「特例制度」が適用される前の事業年度の消費税及び地方消費税を完納していることとする。
(5) 営業を行うにつき、法令等の規定により官公署の免許、許可又は認可を受けている者であること。
(6) 公立大学法人大阪入札参加停止要綱に基づく停止措置を受けていないこと。
(7) 公立大学法人大阪暴力団排除措置及び不当介入対応要綱第3条の規定に該当しないこと。
(8) 大阪府物品・委託役務関係競争入札参加資格者名簿に登録していること。
2 入札参加申請
(1) 入札参加を希望する者は、次の書類を提出しなければならない。
①一般競争入札参加申請書(様式第1号)
②上記①の他、入札公告に示す入札参加申請に必要な書類
※提出書類に関し、説明・追加資料を求めることがある。なお、提出された書類は返却しない。また、受付後の入札参加申請書の撤回は認めない。
※提出書類に記載された個人情報については、提出にあたり必ず当該人物の同意を得ること。
(2) 入札参加申請書類等の受付について
①受付期間
公告の日から入札公告に示す受付期限までの土・日・祝日及び12月29日から1月3日を除く毎日、午前9時から午後5時まで(正午から午後0時45分までを除く。)
②受付場所
契約担当課(15.契約担当課に同じ)
③提出方法
・入札参加申請書類等は、入札公告に示す入札参加申請書類等の受付期限までに受付場所に持参又は郵送にて提出しなければならない。郵送する場合は、必ず
「一般書留」又は「簡易書留」のどちらかの方法によるものとする。
・入札参加申請書類等の作成及び提出にかかる費用は提出者の負担とする。
(3) 仕様書等について
①交付期間
公告の日から入札公告で示す入札参加申請書類等の受付期限まで
②交付場所
大阪公立大学医学部附属病院ホームページ「入札・契約情報サービス」 (以下
「ホームページ」という。)に掲載
3 入札参加資格の確認通知
一般競争入札参加申請書を提出した者に対し、その結果を入札公告に示す入札参加資格の確認通知予定日付で一般競争入札参加申請書に記載の担当者あてFAXまたは電子メールにて通知する。また、入札参加資格を認めなかった者には、参加できない理由を付して通知する。
4 仕様書等に関する質問
仕様書等の内容についての質問は、次のとおりとする。なお、いかなる理由においても期限を過ぎた質問については受け付けない。
(1) 受付期間 公告の日から入札公告に示す仕様書等に関する質問の受付期限までの土・日・祝日及び12月29日から1月3日を除く毎日、午前9時から午後5時まで(正午から午後0時45分までを除く。)
(2) 質問方法 ホームページに掲載している「仕様書に対する質問書」に記入 し、事前に15.契約担当課へ電話で連絡の上、持参またはFAXにて受け付ける。なお、いかなる理由においても期限を過ぎた質問については受け付けない。
(3) 回答方法 入札公告に示す回答日付でホームページに掲載する。ただし、質問がない場合は、掲載しない。
5 契約条項を示す場所ホームページに掲載
6 開札(入札執行)
(1) 開札の日時・場所
入札公告に示す開札の日時及び場所において行うものとする。
7 入札必要書類
入札公告に示すものとする。
8 入札に参加することができない者
(1)入札参加申請期限までに申請をしなかった者
(2) 入札参加資格を認められなかった者
(3) 入札参加申出書を提出した日から開札日時までの期間において、次のアからウまでのいずれかに該当する者
ア 公立大学法人大阪入札参加停止要綱(以下「停止要綱」という。)に基づく入札参加停止措置を受けている者。又は同要綱別表に掲げる措置要件に該当する者。
イ 大阪府入札参加停止要綱に基づく入札参加停止措置若しくは大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく入札参加停止措置を受けている者。又は大阪府若しくは大阪市の同要綱別表に掲げる措置要件に該当する者。
ウ 公立大学法人大阪暴力団排除措置及び不当介入対応要綱第3条の規定に該当する者。
9 入札方法
(1) ホームページの本案件の記事に掲載している所定の入札書及び内訳書(内訳書については、入札公告に入札必要書類として示している場合に限る。以下同じ。)をダウンロードして使用すること。なお、入札書及び内訳書は、法人より紙での配付を行わない。
(2) 落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の100分の10(軽減税率対象物品の買入については100分の8)に相当する額を加算した金額(加算した金額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てた額。ただし、単価契約にあたっては入札公告に示す小数点以下を切り捨てた額)をもって落札価格とするので、入札者は、消費税及び地方消費税にかかる課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、見積もった契約希望金額の110分の100(軽減税率対象物品の買入については108分の100)に相当する金額を入札書に記載すること。
(3) 入札は、入札執行日時に入札執行場所に出席して行う。ただし、郵送による入札書の提出も可とする。その場合、封筒の表面に必ず「入札書在中」と朱書きし、「一般書留」又は「簡易書留」にて入札公告に示す入札書郵送提出期日の指定時間までに必着のこと。期限を過ぎて提出された入札書については無効とする。
(4) 入札者は、提出済みの入札書の書換え、引換え又は撤回をすることはできない。
(5) 公告に示す、入札書に記載する金額の注意点をよく確認して入札書を記載すること。
(6) 開札の結果、落札者がいないときには開札当日に再度入札を行うので、入札者もしくはその代理人は開札に立ち会うこと。郵送により入札書を提出した者であっても、開札に立ち会う場合は再度入札に参加することができるものとする。なお、再度の入
札は2回以内とする。
(7) 再度の入札には、次に該当する者は参加することができない。ア 心得第10条第3項の規定に該当する者
イ 公立大学法人大阪契約事務取扱規程(以下、「契約規程」という。)第9条の規定により最低制限価格を適用している場合は、最低制限価格より低い価格で入札をした者
10 入札の無効
(1) 心得第7条の規定に該当する入札
(2) 入札に参加する資格のない者の入札
(3) 入札者に求められる義務を履行しなかった者の入札
(4) 申請書類に虚偽の記載をした者の入札
(5) 法人所定の入札書を用いないでした入札
(6) 再度入札の場合においては、前回最低入札書記載金額以上でした入札
(7) 入札参加資格のある旨確認された者であっても、入札時点において1.入札参加資格に掲げる入札参加資格のない者のした入札
(8) 契約規程第9条の規定による最低制限価格を適用している場合は、最低制限価格より低い価格でした入札
(9) 入札公告に内訳書を入札必要書類として示している場合は、内訳書のない入札
(10)入札書に記載した金額と内訳書の合計額欄(消費税及び地方消費税を除く)の金額が一致していない入札
11 落札者の決定方法
(1) 落札者の決定方法
予定価格の制限の範囲内で最低の価格をもって有効な入札を行った者を落札者とする。
(2) その他
落札となるべき同価の入札を行った者が2人以上ある場合は、くじにより落札者を決定することとする。なお、落札者となるべき者は、くじを引くことを辞退してはならない。
12 契約手続き等
(1) 契約書を作成する場合において、落札者は、落札後すみやかに15.契約担当課に捺印した契約書を提出しなければならない。ただし、入札公告に提出期日の指定がある場合は入札公告に記載の期日までとするが、15.契約担当課の承諾を得た場合
は、この期間を変更することができる。
(2) (1)の期間内に契約書の提出がない場合は、落札者はその権利を失う。
(3)落札決定後から契約締結の日までの期間において、落札者が、次のアからウのいずれかに該当した場合は、契約を締結しないことがある。
ア 入札参加資格の要件を満たさなくなった場合
イ 公立大学法人大阪入札参加停止要綱に基づく停止措置を受けている場合ウ 公立大学法人大阪契約事務取扱規程第15条第1項に該当する場合
(4)落札決定後から契約締結の日までの期間において、落札者が、公立大学法人大阪暴力団排除措置及び不当介入対応要綱第3条の規定に該当した場合は、契約を締結しないものとする。
(5)(2)から(4)により落札者が契約を締結しないときは、落札金額(長期継続契約にあたっては、落札金額を1年あたりの額に換算した額)の100分の2に相当する金額を違約金として徴収する。この場合、法人は一切の責めを負わないものとする。
13 入札保証金等に関する方法
(1) 入札保証金 免除
(2) 契約保証金 契約規程第24条第1項の規定に該当する場合は免除
14 入札結果の公表
(1) 入札結果はホームページに掲載する。
15 契約担当課
公立大学法人大阪 医学部・附属病院事務局 経営企画課
x000-0000 xxxxxxxxx0-0-0 XXX:00-0000-0000 FAX:00-0000-0000
16 その他
(1) 契約手続において使用する言語及び通貨については、日本語及び日本国通貨に限る。
(2) 入札をした者は、入札後、仕様書、図面、設計書、現場等についての不明を理由として異議を申し立てることはできない。
(3) 落札者は契約締結までに、ホームページに掲載している誓約書(元請用)を提出すること。
(4) この入札公告に定めのない事項については、実施要綱、心得、法人の定める諸規定及びその他各種法令の定めるところによる。
(5) 入札を辞退するときは、開札までに、入札辞退届を持参又は郵送にて15.契約担当課に到達するように提出しなければならない。一旦辞退した場合は、それを撤回
し当該入札に再度参加することができない。
(6) 本案件における契約条項について、変更を予告してある場合を除き、原則として
5.契約条項を示す場所で掲げている契約条項から変更できないものとする。
令和4年11月28日 |
公立大学法人大阪理事x |
xのとおり一般競争入札を執行するので公告する。
1.入札に付する事項 | |||
(1) | 名称 | 大阪公立大学医学部附属病院 器材洗浄滅菌及び清掃等業務委託 長期継続 | |
(2) | 概要 | 仕様書による | |
(3) | 履行期間もしくは納入期限 | 令和5年4月1日(土)から令和8年3月31日(火)まで | |
(4) | 履行場所もしくは納入場所 | 別紙仕様書のとおり | |
(5) | 入札予定価格 | 非公開 | |
(6) | その他 | 本入札は、公立大学法人大阪契約事務取扱規程(以下「契約規程」という。)第9条の規定による最低制限価格制度を適用する。 | |
2.入札参加資格 | |||
(1) | 共通入札説明書で示す資格要件をすべて満たしていること | ||
(2) | 令和4・5・6年度大阪府委託役務関係競争入札参加資格者名簿に種目コード「126:医療器具等の滅菌」及び「002:病院清掃」で登録していること。 | ||
(3) | 平成29年度から入札参加申請時までの間に、病床数400床以上の病院において器材洗浄滅菌業務、及び清掃等業務に関する1年以上の元請としての契約履行実績を有すること。(現在履行中のものであっても、1年以上の期間履行されていれば、その契約を実績として認める)。 | ||
3.入札参加申請 | |||
(1) | 入札参加を希望する者は、次の書類を共通入札説明書「2 入札参加申請」に記載のとおりに提出しなければならない。 | ||
入札参加申請書類 (各1部提出すること) | ①一般競争入札参加申請書(様式第1号) | ||
②契約実績調書(様式第2号)及び添付書類 | |||
(2) | 受付期限 | 令和4年12月12日(月) | |
4.入札参加資格の確認通知 | |||
(1) | 確認通知予定日 | 令和4年12月20日(火) | |
5.仕様書等に関する質問 | |||
共通入札説明書「4 仕様書等に関する質問」に記載のとおりに提出しなければならない。 | |||
(1) | 受付期限 | 令和4年12月20日(火) | |
(2) | 回答日 | 令和4年12月27日(火) | |
6.契約条項を示す場所 | |||
ホームページに掲載 | |||
7.開札の日時、場所、入札必要書類 | |||
(1) | 日時 | 令和5年1月12日(木) | 14時30分 |
(2) | 場所 | 大阪公立大学医学部附属病院5階5-5会議室 | |
(3) | 入札必要書類 | ・入札参加資格確認結果通知書 | |
・入札書 | |||
・委任状(代理人が参加する場合) | |||
・委任状で用いた代理人の印鑑(代理人が参加する場合) | |||
(4) | 入札書に記載する金額の注意点 | 入札書には、履行期間の総額を記載すること。 |
8.郵送による入札 | |||
共通入札説明書「9 入札方法(3)」に記載のとおりに提出しなければならない。 | |||
入札書郵送提出期日 | 令和5年1月11日(水) | 午後5時 | |
9.契約書の提出期日 | |||
(1) | 落札後すみやかに10.担当課(1)契約担当課に捺印した契約書を提出すること。 | ||
10.担当課 | |||
(1) | 契約担当課 | 公立大学法人大阪 医学部・附属病院事務局 | |
経営企画課 (担当:xx) | |||
x000-0000 xxxxxxxxx0-0-0 | |||
TEL:00-0000-0000 | FAX:00-0000-0000 | ||
(2) | 主管課 | 公立大学法人大阪 医学部・附属病院事務局 | |
医療機器部 | |||
x000-0000 xxxxxxxxx0-0-0 | |||
TEL:00-0000-0000 | |||
11.その他 | |||
(1) | 本入札は、公立大学法人大阪長期継続契約に関する要綱に該当する案件である。 |
大阪府の競争入札参加資格者名簿登録番号 | |||||||
一般競争入札参加可能種目 (登録種目に○をしてください) | 種目コード「126:医療器具等の滅菌」及び「002:病院清掃」 | ||||||
担当者氏名 | |||||||
電話番号 | |||||||
FAX番号 | |||||||
メールアドレス |
一般競争入札参加申請書
入 札 案 件 名 | 大阪公立大学医学部附属病院 器材洗浄滅菌及び清掃等業務委託 長期継続 |
公立大学法人大阪発注の上記入札に参加したいので申請します。 なお、申請に当たり、入札参加資格要件を満たしていることを宣誓するとともに、各種法 令、公立大学法人大阪の定める諸規程を遵守し、記載事項に虚偽のないことを誓約します。 令和 年 月 日 公立大学法人大阪 理事長 様 (参加申請者) 所 在 地 商号又は名称 代表者職氏名 ㊞ 入札参加申請書類 (1)一般競争入札参加申請書(様式第1号) 1部 (2)契約実績調書(様式第2号)及び添付書類 1部 ※入札参加を希望する者は、令和4年12月12日(月)までに医学部・附属病院事務局 経営企画課まで必要書類を提出すること |
(様式第 2 号)
契 約 実 績 調 書
令和 年 月 日
公立大学法人大阪 理事長 様
住所又は事務所所在地商 号 又 は 名 称
氏名又は代表者氏名 ㊞
平成 29 年度から入札参加申請時までに元請として履行した契約実績について、次の条件に該当するものは、次のとおりです。
病床数 400 床以上の病院における1年以上の器材洗浄滅菌業務、及び清掃等業務(現在履行中のものであっても、1 年以上の期間履行されていれば、その契約を実績として認める。)
病院名
所在地
病床数 床
契約件名
契約期間 年 月 日 ~ 年 月 日
契約金額 円
なお、記載した実績について、これを証するものとして契約書の写し(頭書と業務の内容がわかる部分)及び当該病院施設の病床数を把握できる書類を添付すること
器材洗浄滅菌及び清掃等業務委託 長期継続 仕様書
1 総則
本仕様書は、大阪公立大学医学部附属病院(以下、「甲」という)の器材洗浄滅菌及び清掃等業務に関する業務内容、その他必要項目を明示したものであり、受託者(以下、「乙」という)は、本業務の実施に当たって、作業の性質上当然実施しなければならない。記載のない事項でも本業務遂行上必要と認められる作業については相当の幅を持って許容し、契約金額の範囲内で実施するものとし、洗浄滅菌及び清掃等業務に関する法律並びに医療法等の関係法規を遵守の上、常に甲と密接な連携を保ち、本仕様書による業務を遅滞なく誠実に遂行しなければならない。
2 目的
院内及び MedCity21 で使用する器材の洗浄消毒滅菌と診療材料室及び中央手術部の環境整備を業務委託するとともに、手術に付随する業務の効率化と軽減を図ることにより安全で質の高い最新の高度医療を提供することを目的とする。
3 履行場所
大阪公立大学医学部附属病院
所在地:xxxxxxxxx 0-0-0
4 履行期間
2023 年 4 月 1 日 ~ 2026 年 3 月 31 日
5 作業区域・作業頻度
中央手術部、診療材料室、内視鏡センター、耳鼻科外来(洗浄室移設まで)
中央手術部の区域は、中央手術部が管理する手術室とし、再編等の影響で契約期間内に作業区域等が変更となった場合は、本契約金額内で対応すること。
【2022 年 11 月現在における中央手術部区域;4 階手術室、12 階手術室(手術室 18)、IVR センター内手術室(手術室 19)】
清掃の詳細な区域と頻度については、別紙「中央手術部 清掃作業区域」「診療材料室 清掃作業区域」「12 東眼科手術室 清掃作業区域」「診療材料室 清掃作業頻度表」「手術室 清掃作業頻度表」参照
6 就業条件
1)業務日、業務時間
(1)診療材料室における器材の洗浄消毒滅菌と清掃月~金曜日 7 時 45 分から 17 時
(2)中央手術部における器材の洗浄消毒滅菌と清掃・手術準備月~金曜日 7 時から 22 時
土曜日 7 時から 16 時(祝日の場合も対応する)
(3)内視鏡センターにおける内視鏡ファイバースコープ類の洗浄消毒
月~金曜日 8 時 00 分から 17 時
土曜日 9 時 00 分から 12 時(祝日出勤時についても対応)
2) 原則、上記時間帯については対応できることとし、遂行中の業務はその業務が完了するまでとする。なお、その費用については、当該委託業務の委託料に含まれるものとする。
4 日以上の連続した休日については、甲乙協議の上、支障をきたさないよう業務遂行すること。但し、連続した長期休暇期間の前後において、甲が平常どおりの運営を行う場合はこの限りではない。
休憩時間は甲の担当者と協議し、業務に支障がないようにすること。
3)大阪公立大学医学部附属病院が、大阪府災害拠点病院に指定されていることから、災害発生時においては前記の業務日・業務時間によらず迅速かつ真摯に対応すること。
7 業務内容
1)診療材料室における器材の洗浄消毒滅菌
(1)業務の目的
① 病棟・外来において使用する器材の洗浄・滅菌
② 診療材料室の衛生環境保全と滅菌物の品質保証
(2)業務の範囲
① 機械・設備の運転
② 機器の点検及び清掃
③ 器材の洗浄・消毒・滅菌
④ 滅菌物の保管・管理
⑤ 器材物品類のトレーサビリティ
⑥ 内視鏡ファイバースコープの洗浄・消毒・滅菌・搬送
2)中央手術部における器材の洗浄消毒滅菌と手術準備
(1)業務の目的
① 中央手術部において使用する器材の洗浄・滅菌
② 中央手術部における滅菌物の品質保証
③ 手術準備と後片付け
(2)業務の範囲
① 手術終了後の使用済器材の回収受付・洗浄・滅菌前準備
② 翌日手術使用器械コンテナ・器材準備、緊急手術器械準備
③ 持込み器材のプリオン対策洗浄(手術前日 15:00 まで受取り器材について)
④ 滅菌管理業務(滅菌器運転と管理、器械コンテナ作成、業者器械包装、滅菌物収納、器材ピッキング)
⑤ 手術器械・器材の在庫管理、滅菌期限管理など滅菌器材の管理とトレーサビリティ
⑥ 物品補充(麻酔カート、手術手袋、バスタオル等)、薬品補充(一部指定)、薬品棚卸補助業務
⑦ 医療機器清拭(一部指定)、FFP 解凍機バッグ交換等
⑧ 洗濯物の提出と受取り、収納(ソフトナース、タオル類、術衣、予防着、スリッパ等)
3)診療材料室と中央手術部の清掃及び環境整備
(1)業務の目的
良好な衛生環境の保持
(2)業務の範囲
① 診療材料室
・診療材料室の清掃及び環境整備
② 中央手術部、手術医師休憩室、ME休憩室、従事者休憩室・更衣室の清掃及び環境整備
・手術終了後の使用済み手術器械、ゴミ、リネンの回収
・手術室の術間、術後清掃
・術間、術後清掃後現状復帰業務
・麻酔器、手術台ベッド等の術式に応じた手術室準備
・手術室清潔区域の清掃及び環境整備
・手術室準清潔区域の清掃及び環境整備
・更衣室・休憩室、カンファレンス室の清掃及び環境整備
(3) 手術室の清掃は、細心の注意を払って感染物、汚染物の処理を行うこと。
4)害虫駆除対応業務
(1)契約区域における業務用害虫捕獲器(バグトラップ)を用いた害虫調査を年 1 回実施すること。
(2)作業に必要な市販の駆除剤、器具、材料、従事者を保護するための資器材、死骸等の処分、通知報告に要する費用は全て乙の負担とすること。
(3)本業務実施にあたり、環境保全の観点から薬剤は必要以上に散布しないようにし、事前調査・駆除作業・防除管理作業を行うことにより予防に努めること。
(4)害虫が発見された時は、迅速に徹底した駆除を行うこと。 (5)薬剤の使用にあたっては、事前に甲の了承を得ること。
(6)大規模駆除が必要となった場合は、費用、駆除方法について甲と調整すること。
5)床ワックス
病院業務に支障がでないよう注意して慎重に実施すること。作業に必要な器具、材料、従事者を保護するための資器材、死骸等の処分、通知報告に要する費用は全て乙の負担とすること。
(1)作業に入る前に、作業を行う場所の全体像を写真に撮り、所属の確認が済むまで残しておくこと。
(2)作業エリアの図面を用意し、移動物品をできるだけ正確に図面に記入すること。 (3)図面に合わせて、移動物品に識別のためのシールを貼ること。
(4)移動物品にコンセントが差し込んである場合、主電源が入っていないかどうか確認すること。確認後、電源が入っていなければ、抜くコンセントと差し込み口に同じシールを貼ること。コンピュータ等のモデム回線用のコード等についても同様とする。
(5)現場ごとに事前調査を十分行い、疑問等がある場合は、作業の 2~3 日前までに現場責任
者と協議を行い、当日の業務に支障がないようにしておくこと。
(6)細心の注意を払っても、なお起こってしまったトラブルについては放置することなく、病院関係者(中央監視盤室等)に連絡し、翌営業日の診療に支障をきたさないよう対策を講じること。
(7)作業実施の翌週営業日に、作業実施報告書を提出すること。
6)手術室高所清掃
(1)各手術室の高所部(天井、壁上部等)の清掃、消毒を年1回は実施すること。 (2)各手術室の吸い込みフィルターの吸塵清掃を年 1 回は実施すること。
7)作業手順書の作成
(1)乙は、本業務の遂行に必要な事項について、各業務を詳細に記した作業手順書、各種マニュアル等を作成し、作業内容を明確にして、甲の承認のもと、これを活用して業務を確実に実施しなければならない。
(2)業務方法の変更などが生じた場合は、甲乙協議の上、作業手順書の変更を行う。
8 業務管理体制
1)業務体制の確立
乙は、十分に質の確保された業務を遂行するために、受託責任者 1 名、副受託責任者 2 名、
担当区域責任者 4 名以上、後方支援者を配置し業務体制を組織化することで円滑に業務を遂行しなければならない。また、乙は、受託責任者、副受託責任者、担当区域責任者の選任届出書及び業務体制表を本契約締結時と変更時に、甲に提出しなければならない。
(1)受託責任者及び副受託責任者は、従事者を統括する能力を有し、かつ、医療法・医療法施行規則・政令・通知等に規定されている衛生管理及び感染並びに清掃業務における計画の作成から実施、報告に関して相当の知識及び経験を有する者を配置すること。
(2)乙は、業務に必要な各種の資格【医療関連サービスマーク、特定化学物質等作業主任者
(公益社団法人大阪労働基準連合会長認定)、第 1 種圧力容器作業主任者(一般社団法人日本ボイラ協会認定)、滅菌管理士(一般社団法人日本滅菌業協会認定)、第二種滅菌技士・第一種滅菌技師(一般社団法人日本医療機器学会認定)など】を有していること。
(3)乙は、十分に質の確保された滅菌業務を遂行するために、日本医療機器学会が定める第
1種滅菌技士、もしくは第 2 種滅菌技士の資格を有する滅菌責任者 1 名を置くこと。
(4)病院における滅菌業務経験が 3 年以上の者を 5 名以上配置すること。
(5)特定化学物質等作業主任者 1 名以上、普通第1種圧力容器取扱作業主任者 1 名以上、第
2 種以上の滅菌技士(日本医療機器学会)の有資格者を常時 1 名以上配置すること(重複可)。
(6)甲は、乙の従事者のうち技量が満たない等不適格であると認める者については、従事者の交代を乙に申し出ることができる。この場合、乙は事実確認の上、速やかに従事者の交代を行うこと。
2)受託責任者
受託責任者は、病床数 400 床以上の病院において、洗浄滅菌業務および清潔区域の清掃業
務について5年以上の実務経験を有する者で委託業務を総括管理できる者とする。
(1)受託責任者は、業務を円滑に実施するため病院内に常駐し、専任で当該業務を総合的に把握、調整し、従事者などを指揮監督する。常に甲と連絡が取れ、甲と緊密な連絡をとり、計画等の策定、人員の適正配置、業務の質や安全管理、効率化、教育研修等を行うこと。また、甲からの業務上の依頼に対して即座に対応が取れる体制をとらなければならない。
(2)受託責任者は、業務マニュアル・手順書を作成し、各業務に適正な従事者を配置し、従事者が業務マニュアル・手順書に従い担当業務を遂行するよう教育すること。
(3)受託責任者は、業務上発生した問題点を直ちに甲の責任者に報告するとともに、再発防止策を立案し業務改善を行うこと。
(4)受託責任者は自らやむを得ない事由によりその任に従事できない時は、事前に甲に届け出るとともに、副受託責任者を中心に甲と連絡、協議できる体制を整え甲の了承を得なければならない。なお、受託責任者は原則として契約期間中の変更は認めないものとするが、やむを得ない場合は予め書面による届け出により、甲の了承を得なければならない。
3)副受託責任者
副受託責任者は、病床数 400 床以上の病院において、洗浄滅菌業務および清潔区域の清掃
業務について 3 年以上の実務経験を有する者を2名(診療材料室・中央手術部に各1名ずつ)配置すること。
(1)副受託責任者は、病院内に常駐し専任で当該業務に就き受託責任者を補佐する。副受託責任者は、当該業務に対する知識を相応に有し、業務の質や安全管理、効率化を常に考慮した業務を遂行すること。
(2)受託責任者がやむを得ない事由によりその任に従事できない時は、受託責任者の役割を責任もって果たさなければならない。なお、受託責任者、副受託責任者の双方が不在となることがあってはならない。
4)従事者
従事者については次のとおり配置すること。(重複可とする)
(1)洗浄滅菌業務において、1 年以上の実務経験を有する者を 3 名以上配置すること。
(2)医療器具組み立て業務について 1 年以上の実務経験を有する者を 3 名以上配置すること。
(3)清潔区域における清掃業務について 1 年以上の実務経験を有する者を 3 名以上配置すること。
全従事者のうち次の条件を満たす者を各 2 名以上配置すること。
(1)特定化学物質作業主任者技能講習を修了した者。
(2)普通第1種圧力容器取扱作業主任者技能講習を修了した者。 (3)第 1 種もしくは第 2 種滅菌技士の資格を有する者。
(4)高圧蒸気滅菌装置、EO ガス滅菌器、過酸化水素滅菌装置の運転について 2 年以上の実務経験を有する者。
(5)マイクロ器械洗浄について 1 年以上の実務経験を有する者。
(6)中材業務及び感染対策研究会の基礎研修、または甲がそれと同等と認めた研修等を修了した者。
従事者は、清潔区域における器材洗浄滅菌及び清掃等業務を行うにあたり、病院の清潔区域の特殊性に留意し、清潔の保持、汚染の除去などのため下記事項について、十分な教育を受け、遅滞なく誠実に業務を遂行しなければならない。
(1)清潔・汚染区域の意味を理解して業務を行うこと。
(2)業務については、業務マニュアル・手順書に基づき十分な注意を払い遂行すること。 (3)業務上発生した問題点や必要事項をすみやかに報告すること。
(4)受託業務遂行中に、自らの過失で当院の施設・設備に不良個所等を生じさせた場合は、直ちに担当区域の責任者に報告し、その指示に従うこと。
5)従事者名簿等
乙は、全従事者の氏名、性別、配置先を記載した名簿及び組織図を、本件業務開始時に甲に提出すること。また、変更があれば直ちに届け出ること。甲は、前項名簿の個人情報を本委託契約に関する業務にのみ使用し、本人の同意なしに第三者に開示・提供することはしない。
6)従事者の配置と服務
(1)乙は、従事者として委託業務を遺漏なく行うために、器材洗浄滅菌に関する知識・技術を有する者、また、医療法及び清掃に必要な知識・技術を有する者を配置すること。
(2)業務時間中(休日は除く)の配置人員数は、診療材料室は 10 名以上、中央手術部は 40
名以上となるよう配置すること。
(3)乙は、予め甲の承諾を得て、業務に適した統一された作業着と名札を従事者に着用させ、乙の職員であることを明瞭にし、常に清潔感のある身だしなみを保たせなければならない。(作業着は、洗い替えを含め上下とも同一のものを 1 人 3 枚以上配付)
(4)乙は、従事者に標準予防策を遵守し、個人防護具を確実に装着するように指導監督するとともに、清潔区域に入るときはガウンテクニック等病院により定められた手順に従い行うこと。
(5)従事者は、院内の規則に従い病院に勤務する者の一員として患者、訪問客及び職員等に不快な感情を抱かせないよう常に配慮しなければならない。
(6)従事者は、更衣、休憩等を指定された場所で行い、常に整理整頓に心掛け、業務終了後は控室等の業務に関係した箇所の後片付けを速やかに行い帰宅すること。
(7)乙または乙の従事者は、契約期間中及び契約の満了後においても業務の履行を通じて知り得た業務上の秘密を第三者に漏らしてはならない。また、甲の信用を失墜する行為をしてはならない。
7)従事者の研修
乙は、業務遂行を適正に実施する上で必要な研修や学習会などを、全従事者に対して適切な時期に実施するための計画を立案し実施すること。また、甲に対して、研修の実施状況や
内容等の詳細について(実施年月日・時間・場所・指名・内容等)報告を行うこと。乙は、研修の実施に当たって、業務に支障が生じないよう十分配慮すること。
① 業務研修
② 院内感染防止
③ その他(接遇マナー・個人情報保護・人権・院内ルール等)
8)従事者の健康管理
(1)乙は、病院内に配置する従事者の健康管理について、毎日適切な管理を行わなければならない。また、健康管理に関する記録を作成、保管しなければならない。
(2)乙は、甲が提出を求めたときは、従事者の名簿及び健康診断書を提出しなければならない。当院が推奨する予防接種(B 型肝炎ワクチン・インフルエンザワクチン等)については、なるべく全員が接種するように努めること。なお、従事者を変更する場合も事前に同様の措置をとること。
(3)乙は、業務委託履行開始日までに独自の事故対策マニュアル(針刺し事故など)を甲に提出すること。
(4)乙は、従事者に針刺し事故等が起こったときは、速やかに甲に報告するとともに適切な処置を講ずること。なお、甲の過失によるものを除きこれにかかる費用は乙の負担とする。
9 点検及び報告
乙は、常に業務内容の点検、見直しを行い業務改善に努めるとともに、軽微な不良個所については、速やかに改善を行うこと。また、その結果を甲に対して文書で報告すること。
1)業務日報
各担当業務を点検し状況を把握した後、指定する書式で翌日朝までに提出すること。
2)業務月報
業務日報に基づき業務内容を集約した業務月報を作成し、翌月 10 日までに提出すること。
3)日常点検
業務中及び点検中に発見した不良個所については、速やかに対応策を検討・実施するとともに、甲の担当者に報告すること。
4)保管等
乙は、業務日報、業務月報、その他の報告書(副本)を作成日より 1 年間を越える年度末まで保管し、甲から開示の要求があれば応じること。
5)法改正、最新情報の提供
乙は、業務にかかるすべての法律、通知等の新設、改正等の最新情報を取得し、甲に遅滞無く報告すること。
6)業務改善
(1)乙は、常に業務内容・業務の質の評価を行い、改善に努めること。
(2)業務実績及び内容等について自ら点検評価し、必要に応じて改善策を検討・実施し、その結果を甲に報告すること。また、甲より業務遂行の確認で指摘された問題点について改善を行い、改善結果を甲に報告すること。
7)研修報告
研修を実施した場合、原則として実施された日から2日以内に、日時・研修内容・参加人数・参加者名を記載した「研修実施報告書」を作成し、甲の担当者に報告すること。
10 連絡体制
乙は、甲と綿密な連絡体制を構築し、業務の遂行、問題点の要因分析と対策を検討し甲に報告すること。
1)問題発生時の対応
乙は、業務遂行上問題が発生した場合、速やかに甲の担当者に報告し、その指示に従うこと。
2)緊急時の対応
乙は、業務遂行上緊急な事故等が発生した場合、受託責任者が必要な処置を講ずるとともに、速やかに甲の担当者に報告し、その指示に従うこと。また、事故対応のフロー図を作成し、甲の担当者の承認を得ること。なお、院内常駐の責任者(受託責任者または副受託責任者)に連絡がつく体制をとらなければならない。
3)定期会合
乙は、業務の内容及び遂行上の問題点等について、甲の担当者との間で毎月会合を行うこと。また、会合には各種資料を提示すること。
4)臨時会合
乙は、業務遂行上問題が生じた時は、甲の担当者と協議のうえ関係部門の担当者と会合を行うこと。
5)通信手段及び情報収集のための機器の備付
(1)乙は、院内PHS 等通信手段を確保し、甲から責任者等への円滑な連絡方法を確保すること。
(2)乙は、感染予防や器材洗浄滅菌法、清掃方法、薬剤情報等の最新情報を取得するために、甲の指定する業者控室にパーソナルコンピューター、プリンター、インターネット回線等を準備すること。
(3)乙は、感染予防や器材洗浄滅菌方法、清掃方法、薬剤情報等の最新情報を常に取得できる環境を整えておくこと。
11 使用資材及び経費負担
甲は、光熱水費、PHS 利用料・通話料を負担する。業務外での連絡(会社への連絡等)においては、甲の設置する電話機の使用を禁止する。外線電話機の設置は乙の負担により行うこと。次に掲げるものについては、甲が供給あるいは負担するものとし、それ以外のものは
全て乙の負担とする。
(1) 支給品
① 消耗品(器材ラベル、インクカートリッジ、ラミネートフィルム等)
② 水道光熱費
③ 通信費(内線)
(2)貸与品
① 内線電話機
② 業務外での連絡(会社への連絡等)においては内線電話機の使用を禁止する。
③ 外線電話機の設置は乙の負担により行うこと。
④ 業務履行上必要なユニフォーム(診療材料室内・中央手術部室内術衣・サンダル)
⑤ 従事者更衣室(ただし更衣に必要なロッカー類等は乙の負担とする)
⑥ 器材洗浄に必要なブラシ類
⑦ 感染性廃棄物ごみ袋(黄色袋)・鋭利物ごみ箱(白ペール)・産業廃棄物ごみ袋(透明袋)・一般廃棄物ごみ袋(白半透明袋)
⑧ 清潔区域内着用の作業着等(術衣・サンダル)
(3)乙が準備するもの
業務に使用する洗剤、薬品類その他の消耗品においては、全て品質優良で予め書面により甲に提出し、甲の担当者の承認をうけたものを使用すること。
① 院内 PHS 機器(受託責任者 1 名、副受託責任者 2 名)
② インターネット通信手段
③ パソコン・プリンター・コピー用紙(院内通信用は除く)
④ 清掃用具、清掃用消毒剤、備品を清掃するための薬剤・洗浄除菌クロス
⑤ 高性能エアフィルターつき真空掃除機
⑥ 中央手術部トイレ清掃用具、並びに消耗補充物品一式を含む(泡ででるハンドソープ・消臭剤・芳香剤・汚物用ごみ袋・トイレットペーパー)
⑦ 害虫駆除にかかる市販薬剤スプレー
⑧ 靴下・作業靴
12 業務環境
乙は、業務現場の整理整頓を心がけ職場環境の美化に努めなければならない。
13 業務内容の変更
本契約期間中の業務内容の変更に対しては、甲乙両者協議のうえ、相当の幅を持って請け負うこと。
14 業務の引継ぎ
(1)甲の運営に支障を来さないよう、旧受託業者は乙の業務開始日までに、円滑に業務の引継ぎが行えるよう互いに努力すること。
(2)甲の指示に従い、作業手順書、業務マニュアルなども還元して、新受託者が滞りなく業務が遂行できるよう、協力しなければならない。
(3)引継ぎ期間にかかる費用については、新受託者の負担とする。
15 業務の不履行等
乙の故意、または過失により業務の不履行または非行等により、甲に損害等不利益を生じさせた場合は、相当額の損害賠償をしなければならない。
16 その他
1)安全管理、危険防止等
(1)乙は、業務の実施に当たって、火災、傷害、盗難に注意しなければならない。また、危険を伴う作業については、関係法令等に定めがある場合には、それを遵守するとともに十分な安全確保に努めなければならない。
(2)乙は、業務の実施に当たって、甲または第三者に危害または損害を与えないように、万全の措置をとらなければならない。乙は、甲または第三者に損害を及ぼしたときは、その賠償の責を負わなければならない。
2)資料等の整理、保管等
(1)乙は、業務に関係する帳票、記録用紙、日誌等の資料の保管を行い、甲の請求に基づき速やかに提出できるよう整理しておかなければならない。
(2)乙は、資機材及び衛生消耗品等の在庫の状況を常に把握し、不足する場合には速やかに補充しなければならない。
3)機器の取扱い、点検等
(1)乙は、本院が設置する洗浄消毒滅菌に使用する機器の操作方法、操作手準および特性等について従事者に周知、徹底すること。
(2)乙は、日常の作業において点検確認を行い、異常を早期に発見し、対応および甲に報告すること。
4)施設設備の利用
甲は、清潔区域における器材洗浄滅菌業務、及び環境整備業務の履行に必要な事務室、更衣室、休憩室などの施設設備を乙に使用させるものとする。但し、更衣室、休憩室は他業者等との共有スペースとなる場合がある。また、甲から施設設備の移動要請があった場合は、この指示に従うこと。
5)内視鏡ファイバースコープの洗浄消毒
内視鏡ファイバースコープ洗浄の中央化に向けて、甲乙協議の上、運用を開始すること。
(1)病棟等で使用されるファイバースコープの洗浄・消毒・滅菌を診療材料室で実施し、感染防止の観点からマニュアル、ガイドラインを遵守しながら遅滞なく遂行すること。
(2)内視鏡センター内洗浄室に人員 2 名以上を常駐させ、同センターで使用するファイバースコープ類の洗浄・消毒を実施すること。
(3)内視鏡センターにおける使用後のファイバースコープ類の回収を実施すること。また、洗浄後は指定された保管庫に戻すこと。
(4)耳鼻科外来洗浄室に人員 1 名以上を常駐させること(平日;8 時 30 分~17 時 00 分)、
但し、契約期間中に洗浄場所を診療材料室に移設した場合は、診療材料室による洗浄を実施し、併せて耳鼻科外来と診療材料室間の内視鏡ファイバースコープ類の搬送を行うこと
(5)ファイバースコープ類の搬送は感染防御の観点から、必ず専用ボックスを使用して搬送すること。
(6)診療材料室におけるファイバースコープ類の土曜日洗浄に対応すること(土曜;9 時~
12 時)。但し、受付窓口は ME センターとする。
17 疑義
この仕様書に疑義が生じた場合については、甲乙両者協議のうえ定めることとする。
18 対応協議
本仕様書の対応協議は以下の通りとする。
(1) 医療機器部 副主幹 松尾 光則(06-6645-2887)
(2) 医療機器部 主査 平石 遊子(06-6645-2285)
SPD 受付 臨時払出室
管理室
既消毒カート置き場
診療材料室清掃作業区域
不潔エリア
清潔エリア
材料倉庫
準清潔エリア
作業室
作成室
RO
機械 倉庫室
検品室
診療材料室 清掃作業頻度表
エリア | 項 目 | 除菌洗浄清拭 | 1日1回 | 週1回 | 年1回 |
管理室不潔エリア 準清潔エリア清潔エリア 既消毒カート置き場作業室 作成室 RO機械室倉庫 検品室 材料倉庫 臨時払出室 SPD受付 | ドア・ドア取っ手 | 〇 | 〇 | ||
電気スイッチ板 | 〇 | 〇 | |||
電話 | 〇 | 〇 | |||
机等備品 | 〇 | 〇 | |||
作業台 | 〇 | 〇 | |||
棚 | 〇 | 〇 | |||
手洗い・流し台・蛇口 | 〇 | 〇 | |||
ランドリーワゴン | 〇 | 〇 | |||
ステンレスカート | 〇 | 〇 | |||
ワゴン | 〇 | 〇 | |||
鏡 | 〇 | 〇 | |||
床面除塵 | 〇 | ||||
床面清拭 | 〇 | ||||
ゴミ回収 | 〇 | ||||
収納棚・扉ガラス | 〇 | 〇 | |||
壁(手の届く範囲) | 〇 | 〇 | |||
アコーディオンカーテン除塵 | 〇 | ||||
窓ガラス(内側) | 〇 | ||||
ロッカー | 〇 | ||||
フィルター(エアーシャワー) | 〇 | ||||
蛍光灯清掃 | 〇 | ||||
床定期ワックス清掃 | 〇 |
※ 頻度に限らず除菌洗浄清拭 ・ 汚れ、汚染があれば適宜実施
エリア | 機 械 | 除菌洗浄清拭 | 1日1回 | 週1回 | 年1回 |
清潔・準清潔・不潔エリア | 減圧沸騰式洗浄機 | 〇 | |||
カートウオッシャー(タンク庫内) | 〇 | ||||
ウォッシャーディスインフェクタ- | 〇 | ||||
オートクレーブ | 〇 | ||||
培養器 | 使用前後 |
・
OP19
中央手術部清掃作業区域
更衣室
ステリ
更衣室 休憩室
医師休憩室
ME 休憩室
洗浄室
OP20
第 2 倉庫
更衣室
OP13
OP14
事務室
ナースステーション
リカバリ
待合室
説明室
OP1
OP2
OP3
麻酔物品棚
OP4
作業室
OP5
OP6
第 1 倉庫
休憩室
師長室
倉庫
OP16
OP15
ピッキング ルーム
OP7
修理室
SPD 倉庫
OP8
OP9
ダビンチ置場 OP10
OP11
脳外物品倉庫
OP12
病院 1
手術室 18
2 東 眼科手術室清掃作業区域
手術室 清掃作業頻度表
項 目 | 除菌洗浄清拭 | 1日1回 | 週1回 | 年1回 |
ドア・ドア取っ手 | 〇 | 〇 | ||
ロッカー、ロッカー取っ手 | 〇 | 〇 | ||
手すり | 〇 | 〇 | ||
自動扉 | 〇 | 〇 | ||
電気スイッチ板 | 〇 | 〇 | ||
カウンター | 〇 | 〇 | ||
机等備品 | 〇 | 〇 | ||
休憩室棚・冷蔵庫 | 〇 | 〇 | ||
椅子 ・長椅子 | 〇 | 〇 | ||
手術台(ベッド) | 〇 | 〇 | ||
無影灯・モニタ-アーム | 〇 | 〇 | ||
手洗い・流し台・蛇口 | 〇 | 〇 | ||
カート·ワゴン | 〇 | 〇 | ||
医療機器・麻酔器等 | 〇 | 〇 | ||
便器 | 〇 | 〇 | ||
鏡 | 〇 | |||
床面除塵 | 〇 | |||
床面清拭 | 〇 | |||
ゴミ回収 | 〇 | |||
排水溝 | 〇 | |||
汚物そう | 〇 | |||
壁(手の届く範囲) | 〇 | 〇 | ||
保温庫・保冷庫 | 〇 | 〇 | ||
冷凍庫、霜取り | 〇 | 〇 | ||
FFP解凍器 | 〇 | |||
滅菌物収納棚 | 〇 | |||
案内板 | 〇 | |||
窓ガラス内側 | 〇 | |||
〃 桟 | 〇 | |||
カーテンレール上除塵 | 〇 | |||
配管パイプ | 〇 | |||
ブラインド清掃 | 〇 | |||
壁(高所) | 〇 | |||
天井吸気口除塵 | 〇 | |||
フィルター清掃 | 〇 | |||
蛍光灯清掃 | 〇 | |||
床定期ワックス清掃 | 〇 |
※ 頻度に限らず、汚れ・汚染があれば適宜実施
当社は、消費税に係る |
□ 課税事業者 |
□ 免税事業者 |
です。 |
入 札 書
令和 年 月 日
公立大学法人大阪 理事長 様
住 所 又 は |
事 務 所 所 在 地 |
商 号 又 は 名 称 |
代 表 者 職 氏 名 |
印
共通入札説明書、入札公告、仕様書及び契約書案並びに関係諸規定を承諾の上、下記金額をもって入札いたします。
入札案件名 | 大阪公立大学医学部附属病院 器材洗浄滅菌及び清掃等業務委託 長期継続 |
金 額 | 十億 | 百万 | 千 | 円 | ||||||
(注意事項) | |
・ | 記載する金額は消費税及び地方消費税を含まない額を記入すること。 |
・ | 金額の前に¥記号を記入すること。 |
・ | 金額記載の文字はアラビア数字とする。 |
・ | 金額は訂正しないこと。 |
第 回入札 | |||
予超 | 落札 | 決定 | 無効 |
代理人が入札するときは、下記委任状を持参ください。
ただし、代表者の記名・押印がある入札書を投入する場合は、不要です。
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委 任 状
代 理 人 氏 名 | ||
代理人使用印鑑 | ※入札書に使用(押印)する代理人の印を左の枠に押印して下さい。 | |
入 札 案 件 名 | ||
上記の者を代理人と定め、本件入札に関する一切の権限を委任します。 年 月 日 公立大学法人大阪 理事長 様 所 在 地商号又は名称 代表者職氏名 ㊞ |
業務委託長期契約書 第 号
1 | 業 務 名 称 | 大阪公立大学医学部附属病院 器材洗浄滅菌及び清掃等業務委託 長期継続 | |||||||||||
2 | 履 行 場 所 | 大阪公立大学医学部附属病院 | |||||||||||
3 | 履 行 期 間 | 年 月 日から 年 月 日まで | |||||||||||
4 | 契 約 金 額 | 十億 | 百万 | 千 | 円 | ||||||||
うち取引に係る消費税及び地方消費税の額 | |||||||||||||
(注)「取引に係る消費税及び地方消費税の額」は、消費税法(昭和63年法律第108号)第 28条第1項及び第29条並びに地方税法(昭和25年法律第226号)第72条の82及び第72条の83の規定により算出したもので、契約金額に110分の10を乗じて得た額である。 | |||||||||||||
5 | 契 約 保 証 金 | 納付(ただし、公立大学法人大阪契約事務取扱規程第24条第1項第1号から第9号のいずれかに該当するときは、契約保証金の納付を免除することができる。) | |||||||||||
6 | 適用除外条項 | な し |
上記の業務について、発注者と受注者は、各々対等な立場における合意に基づいて、別添の条項(適用除外条項は、上記6のとおり。)によって公正な契約を締結し、信義に従って誠実にこれを履行するものとする。
この契約の締結を証するため、本書2通を作成し、当事者記名押印の上、各1通を保有する。
年 月 日
発 注 者 所 在 地 大阪市阿倍野区旭町一丁目2番7-601号
商号又は名称 公立大学法人大阪
代表者職氏名 理事長 西澤 良記
受 注 者 所 在 地
商号又は名称代表者職氏名
(総則)
第1条 発注者及び受注者は、この契約書(仕様書、図面、明細書及び質問回答書等を含む。以下同じ。)に基づき、日本国の法令を遵守し、この契約を誠実に履行しなければならない。
2 受注者は、この契約の履行に当たっては、常に善良なる管理者の注意をもってこの契約に基づく業務(以下「業務」という。)を行わなければならない。
3 この契約書に定める催告、請求、通知、報告、申出、承認及び解除は、書面により行わなければならない。
4 この契約の履行に関して発注者受注者間で用いる言語は、日本語とする。
5 この契約書に定める金銭の支払に用いる通貨は、日本円とする。
6 この契約の履行に関して発注者受注者間で用いる計量単位は、仕様書等に特別の定めがある場合を除き、計量法(平成4年法律第51号)に定めるものとする。
7 この契約書における期間の定めについては、民法(明治29年法律第89号)及び商法(明治32年法律第48号)の定めるところによるものとする。
8 この契約は、日本国の法令に準拠するものとする。
9 この契約に係る一切の訴訟の提起又は調停の申立てについては、大阪簡易裁判所又は大阪地方裁判所をもって合意による専属的管轄裁判所とする。
(契約金額の内訳等)
第2条 契約金額の内訳は別紙支払内訳明細書のとおりとする。
2 月額の契約金額(以下「契約代金」という。)は、前項に定める月額の金額とする。ただし、履行期間に1か月未満の端数が生じたときは、その月の契約代金は、日割計算によって算定するものとする(1円未満の端数が生じたときは、切り捨てるものとする。)。
3 契約保証金(次条)及び違約金(第35条第2項)を算定する場合の契約金額の年額相当額は、金 円とする。
4 受注者は、この契約締結時に、支払計画書を作成し、発注者に提出しなければならない。
(契約の保証)
第3条 受注者は、この契約の締結と同時に、契約金額の年額相当額の100分の10以上の額の契約保証金を納付しなければならない。ただし、契約保証金の納付は、次に掲げる担保の提供をもって代えることができる。
(1) 国債又は地方債。この場合において提供される担保の価値は、額面金額又は登録金額による。
(2) 政府の保証のある債券又は銀行、株式会社商工組合中央金庫、農林中央金庫若しくは全国を地区とする信用金庫連合会の発行する債券。この場合において提供される担保の価値は、額面金額又は登録金額(発行価格が額面金額又は登録金額と異なるときは、発行価格)の8割に相当する金額による。
(3) 銀行又は発注者が確実と認める金融機関(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(昭和29年法律第195号)第3条に規定する金融機関(銀行を除く。)をいう。以下この項において同じ。)が振り出し、又は支払保証をした小切手。この場合において提供される担保の価値は、小切手金額による。
(4) 銀行又は発注者が確実と認める金融機関が引き受け、又は保証若しくは裏書をした手形。この場合において提供される担保の価値は、手形金額による。
(5) 銀行又は発注者が確実と認める金融機関に対する定期預金債権。この場合において提供される担保の価値は、当該債権の証書に記載された債権金額による。
(6) 銀行又は発注者が確実と認める金融機関の保証。この場合において提供される担保の価値は、保証書に記載された保証金額による。
2 前項の規定にかかわらず、公立大学法人大阪契約事務取扱規程第24条に該当するときは、納付を免除する。ただし、同条第1項第1号の場合においては、受注者は履行保証保険契約の締結後、直ちにその保険証券を発注者に寄託しなければならない。
3 契約金額の変更があった場合においては、契約保証金の額が変更後の契約金額の年額相当額の100分の10に相当する額に達するまで、発注者は、契約保証金の増額を請求することができ、受注者は、契約保証金の減額を請求することができる。
(権利義務の譲渡等の禁止)
第4条 受注者は、この契約により生じる一切の権利又は義務を第三者に譲渡し、承継させ、又は担保の目的に供してはならない。ただし、あらかじめ発注者の承認を得た場合にあっては、この限りでない。
(再委託等の禁止及び誓約書の提出)
第5条 受注者は、この契約の履行について、業務の全部若しくは一部を第三者に委任し、又は請け負わせてはならない。ただし、受注者が、委任し、又は請け負わせようとする受任者又は下請負人の名称、委任し又は請け負わせる業務の内容、その他発注者が必要とする事項を書面をもって発注者に通知し、発注者の承認を得て業務の一部を第三者に委任し、又は請け負わせるときは、この限りでない。
2 受注者が前項ただし書の規定により、業務の一部を第三者に委任し、又は請け負わせるときは、次の各号のとおりとする。
(1) 受注者は、次のいずれかに該当する者を受任者又は下請負人としてはならない。
ア 発注者の入札参加停止措置を受けている者(ただし、民事再生法(平成11 年法律第225 号)の規定による再生手続開始の申立て又は会社更生法(平成14 年法律第154 号)の規定による更生手続開始の申立てをしたことにより入札参加停止の措置を受けたものを除く)
イ 入札参加除外の措置を受けている者(以下「入札参加除外者」という。)ウ 大阪府暴力団排除条例に基づく公共工事等からの暴力団の排除に係る措置に
関する規則(令和2年大阪府規則第61号。)第9条第1項に規定する誓約書違反者(以下「誓約書違反者」という。)
エ 第32条第2項第13号に該当する者
(2) 受注者は、業務上知り得た個人情報の保護及び業務上使用したデータの適正な取扱いその他当該第三者が遵守すべき事項を記載した誓約書を、当該第三者のすべての者に提出させなければならない。
(3) 受注者は、受任者又は下請負人の行為のすべてについて責任を負うものとする。
3 受注者は、受任者又は下請負人が、公立大学法人大阪暴力団排除措置及び不当介入対応要綱第2条第3号に掲げる暴力団員(以下「暴力団員」という。)及び同条第4号に掲げる暴力団密接関係者(以下「暴力団密接関係者」という。)のいずれにも該当しないことを表明した誓約書を、それぞれから徴取し、発注者に提出しなければならない。
4 発注者は、受注者が、入札参加除外者、誓約書違反者又は第32条第2項第13号に該当する者を受任者又は下請負人とし、又は大阪府暴力団排除条例(平成22年大阪府条例第58号)第10条第2号に規定する者と契約を締結していると認められる場合は、受注者に対して、当該委任又は下請契約の解除を求めることができる。当該契約の解除を行った場合における一切の責任は、受注者が負うものとする。
(法令上の責任等)
第6条 受注者は、第15条に規定する業務責任者及び第16条に規定する業務従事者(以下「業務責任者等」という。)の使用者として、労働基準法(昭和22年法律第49号)、労働者災害補償保険法(昭和22年法律第50号)、職業安定法(昭和22年法律第141号)、最低賃金法(昭和34年法律第137号)その他関係法令を遵守するとともに、これら法令上の一切の責任を負い、かつ、責任をもって労務管理を行うものとする。
2 受注者は、事業主として、業務遂行に伴い発生した財産上、法令上のすべての問題について責任を負うものとする。
(個人情報の保護)
第7条 受注者は、個人情報の保護の重要性を認識し、大阪府個人情報保護条例(平成8年大阪府条例第2号)その他法令に定めるもののほか、業務を処理するための個人情報の取り扱いについては、別記「個人情報取扱特記事項」を遵守しなければならない。
(秘密の保持及び資料等転用の禁止等)
第8条 受注者は、業務を行う上で知り得た業務上の秘密を他人に漏らし、又は他の目的に利用してはならない。
2 前項の規定は、業務責任者等にも適用するものとする。
3 前2項の規定は、この契約が終了し、又は解除された後においても、同様とする。
4 受注者は、発注者が提供する一切のデータ、プログラム、資料等を本業務以外の用に供し、又は複製してはならない。
(業務実施計画書)
第9条 受注者は、発注者から仕様書等に基づく業務実施計画書の作成について指示があった場合は、発注者に提出し、その承諾を得なければならない。
(所有権)
第10条 業務により作成された成果品の所有権は、発注者の指定する場所における検査により合格と確認したときをもって発注者に移転するものとし、移転前に生じた損害はすべて受注者が負担するものとする。
(成果品の著作権等)
第11条 業務の成果品が著作権法(昭和45年法律第48号)第2条第1項第1号に規定する著作物については、発注者の検査の完了をもって、受注者から発注者に移転及び帰属するものとする。ただし、当該著作物のうち受注者が従前より保有する著作権は、受注者に留保されるものとし、受注者は、発注者及びその指定する者の必要な範囲において無償で使用させるものとする。
2 発注者は、成果品が著作物に該当する場合において、受注者の承諾を得ることなく、当該著作物の利用目的の実現のためにその内容を改変することができる。
(特許権等の発明等)
第12条 受注者は、本件の業務の遂行にあたり、特許権等の対象となるべき発明又は考案をした場合には、書面にて発注者に通知しなければならない。
2 前項の場合において、当該特許権等の取得のための手続き及び権利の帰属等に関する詳細については、発注者と受注者とが協議して定めるものとする。
(特許権等の使用)
第13条 受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される第三者の権利(以下「特許権等」という。)の対象となっている業務
仕様又は工法を使用するときは、その使用に関する一切の責任を負わなければならない。ただし、発注者がその業務仕様又は工法を指定した場合において、仕様書等に特許権等の対象である旨の明示がなく、かつ、受注者がその存在を知らなかったときは、発注者は、受注者がその使用に要した費用を負担しなければならない。
(第三者の著作権等の権利の取扱い)
第14条 受注者は、業務の成果品が第三者の著作権等の権利を侵害していないことを保証し、紛争が生じた場合は、受注者の責任と負担において解決するものとする。
(受注者の業務責任者)
第15条 受注者は、業務の指揮監督を行う責任者(以下「業務責任者」という。)を定め、その氏名その他必要な事項を発注者に通知しなければならない。業務責任者を変更したときも、同様とする。
(業務従事者の届出)
第16条 受注者は、業務に従事する作業員(以下「業務従事者」という。)を置くときは、その氏名を発注者に書面で届け出なければならない。業務従事者を変更したときも、同様とする。
(監督職員)
第17条 発注者は、この契約の履行に関し、発注者の指定する職員(以下「監督職員」という。)を定めたときは、その氏名を受注者に通知するものとする。当該監督職員を変更した場合も、同様とする。
2 監督職員は、この契約の条項に定める職務のほか、次に掲げる権限を行うものとする。
(1) 契約の履行についての受注者に対する指示、承諾又は協議
(2) 契約書の内容に関する受注者の質問に対する回答
(3) 業務の処理状況の確認及び履行の確認
(業務責任者等に関する措置請求)
第18条 発注者は、受注者が業務に着手した後に受注者の業務責任者等が業務の履行について著しく不適当であると認められる場合は、その理由を示し、受注者に必要な措置をとるべきことを求めることができる。
(臨機の措置等)
第19条 受注者は、業務の履行に当たって事故が発生したとき、又は事故が発生するおそれのあるときは、発注者の指示を受け、又は発注者受注者協議の上、臨機の措置をとらなければならない。ただし、緊急やむを得ない事情があるときは、受注者の判断によって臨機の措置をとらなければならない。
2 前項の場合において、受注者は、そのとった措置の内容について、遅滞なく発注者に報告しなければならない。
3 発注者又は監督職員は、事故防止その他業務上特に必要があると認めたときは、受注者に対して臨機の措置をとることを請求することができるものとする。
4 受注者が第1項又は前項の規定により臨機の措置をとった場合において、当該措置に要した費用のうち、契約金額の範囲内に含めることが適当でないと認められる部分の経費については、発注者がこれを負担するものとする。
(発注者の施設内への立入)
第20条 受注者及び受注者の関係者は、発注者の承諾を得た上で、業務の実施のため、
発注者の管理する施設内に立ち入ることができるものとする。この場合において、受注者及び受注者の関係者は、必ずその身分を証明する証票を携行しなければならない。
(事故発生時の報告)
第21条 受注者は、業務の処理に関し、事故その他契約の履行を行い難い事由が生じたときは、直ちに発注者に報告し、発注者の指示に従うものとする。
(業務状況の報告)
第22条 受注者は、仕様書等に定めるところにより、実施した業務内容を記録した書類を発注者に提出し、発注者の確認を受けなければならない。
2 受注者は、業務が完了したときは、遅滞なく、業務報告書を発注者に提出しなければならない。
3 発注者は、前項に定めるほか、必要と認められるときは、受注者に対して業務の処理状況及びその結果について調査し、又は報告を求めることができる。
(検査)
第23条 発注者は、前条第2項の業務報告書を受理したときは、その日から起算して
14日以内に検査を完了し、当該検査の結果を受注者に通知しなければならない。
2 前項の検査に要する費用及び検査のため変質し、変形し、消耗し、又はき損したものの復元又は補填に要する費用は、すべて受注者が負担するものとする。
3 発注者は、納入した成果品の全部又は一部が第1項の検査に合格しないことを発見したときは、受注者に成果品の取替又は改善を請求することができる。
4 発注者は、受注者が前項の取替又は改善をしたときは、前各項の例により検査を行うものとする。
(契約代金の支払)
第24条 受注者は、前条の検査に合格したときは、適法な手続きによる請求書により、発注者に契約代金の支払を請求することができる。
2 発注者は、前項の規定による受注者からの請求書を受理した日が属する月の翌月末までに契約代金を受注者に支払うものとする。
3 発注者は、自己の責めに帰すべき事由により、前項の規定による契約代金の支払が遅れたときは、当該未支払金額につき、遅延日数に応じ、支払期日の翌日における民事法定利率(民法第404条第3項の規定に基づき法務省令で定める率をいう。以下同じ。)の割合で計算して得た額の遅延利息を受注者に支払わなければならない。
4 発注者は、第1項の請求書を受理した後、その請求書の内容の全部又は一部に不備があることを発見したときは、その事由を明示して、その請求書を受注者に返付することができる。この場合において、当該請求書を返付した日から、発注者が受注者から是正した請求書を受理した日までの期間は、第2項の規定による支払い期間に算入しないものとする。ただし、その請求書の内容の不備が、受注者の故意又は重大な過失によるときは、その請求書の提出は無効とする。
(契約金額の変更等)
第25条 一般的な経済情勢の変動に基づく物価等の変動により作業材料及び労務賃金等に増減を生じた場合であっても、契約金額又は業務仕様(以下「契約金額等」という。)は変更しないものとする。ただし、予期することのできない非常の事態が生じたため、契約金額等を変更しないことが著しく不適当であると認められる場合に限り、発注者受注者協議の上、契約金額等を変更することができるものとする。
(業務内容の変更等)
第26条 発注者は、必要がある場合、受注者と協議の上、業務の内容を変更し、又は業務を一時中止することができる。この場合において、契約金額又は契約期間を変更する必要があるときは、発注者受注者協議の上、書面においてこれを定めるものとする。
(損害賠償)
第27条 受注者は、業務の処理に当たり、この契約及びこの契約に基づく発注者の指示に違反して、発注者又は第三者に損害を与えた場合は、発注者の責めに帰すべき事由による場合を除き、その損害を賠償しなければならない。
2 前項の損害のうち、発注者に過失が認められる場合は、発注者受注者共同してその損害を賠償するものとする。
3 受注者は、発注者が成果品を利用するに当たり、受注者の責めに帰すべき事由により、発注者に損害を与えた場合は、その損害を発注者に賠償しなければならない。
(履行期限の延長)
第28条 受注者は、天災その他自己の責めに帰することができない事由により履行期限内に業務を完了することができないときは、期限延長の申出をすることができる。
2 前項の申出は、履行期限内にしなければならない。
3 発注者は、第1項の申出があったときは、その事由を審査し、やむを得ないと認めるときは、受注者と協議して履行期限を変更するものとする。
(履行遅滞による遅滞料)
第29条 受注者は、業務の履行が受注者の責めに帰すべき事由により、遅滞したときは、当該業務に係る契約金額(履行が可分の契約であるときは、履行遅滞となった部分の契約金額)につき、遅延日数に応じ、契約日における民事法定利率(民法第 404条第3項の規定に基づき法務省令で定める率をいう。以下同じ。)の割合で計算して得た額の遅滞料を発注者に支払わなければならない。
2 前項の遅滞料徴収日数の計算については、第23条第1項及び第4項の検査に要した日数並びに受注者の故意又は重大な過失によらない事由による同条第3項の取替又は改善に要した日数は、算入しないものとする。
(不履行責任)
第30条 業務の一部が不履行となったとき(第23条の検査に合格しないままとなった場合を含む。以下同じ。)は、契約代金から当該不履行となった業務に係る契約金額相当額を除外するものとする。
2 受注者は、業務について、この契約書に定められたとおり履行できないことが明らかになったときは、遅滞なく発注者に報告しなければならない。
3 受注者は、前項の場合において発注者に損害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。
(発注者の任意解除権)
第31条 発注者は、次の各号によるもののほか、必要があるときは、この契約を解除することができる。
(1) 次条又は第32条の2の規定に該当するとき
(2) 翌年度以降の発注者の支出予算において、受注者に支払うべき代金のための予算が減額され、又は削除されたとき
(発注者の解除権)
第32条 発注者は、受注者が次の各号のいずれかに該当するときは、相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がないときは、この契約の全部又は一部を解除することができる。ただし、その期間を経過した時における債務の不履行がその契約及び取引上の社会通念に照らして軽微であるときは、この限りでない。
(1) 正当な理由なくこの契約の全部又は一部を履行しないとき。
(2) 受注者の責めに帰する理由により契約期間内に業務を完了しないとき、又は完了する見込みがないと明らかに認められるとき。
(3) 正当な理由なく、第36条第1項の履行の追完がなされないとき。
(4) 前各号に掲げる場合のほか、この契約に違反したとき。
2 発注者は、受注者が次の各号のいずれかに該当するときは、前項の催告をすることなく、直ちにこの契約を解除することができる。
(1) 第4条の規定に違反して、本契約から生じる債権を譲渡したとき。
(2) 受注者の債務の全部の履行が不能であるとき。
(3) 受注者がその債務の全部の履行を拒絶する意思を明確に表示したとき。
(4) 受注者がその債務の一部の履行が不能である場合又は受注者がその債務の一部の履行を拒絶する意思を明確に表示した場合において、残存する部分のみでは契約をした目的を達することができないとき。
(5) 契約の性質又は当事者の意思表示により、特定の日時又は一定の期間内に履行をしなければ契約をした目的を達することができない場合において、受注者が履行をしないでその時期を経過したとき。
(6) 前各号に掲げる場合のほか、受注者がその債務の履行をせず、発注者が前項の催告をしても契約をした目的を達するのに足りる履行がされる見込みがないことが明らかであるとき。
(7) 公立大学法人大阪暴力団排除措置及び不当介入対応要綱第2条第2号に掲げる暴力団(以下「暴力団」という。)又は暴力団員が経営に実質的に関与していると認められる者に本契約から生じる債権を譲渡したとき。
(8) この契約の締結又は履行に当たり不正な行為をしたとき。
(9) 故意又は過失により発注者に重大な損害を与えたとき。
(10) 発注者が行う第23条の検査に際し受注者に詐欺その他の不正行為があったとき
(11) 第34条の規定によらないで受注者からこの契約の解除の申し入れがあったとき。
(12) 第5条第4項の規定により、発注者から委任又は下請契約の解除を求められた場合において、受注者がこの求めに応じなかったとき。
(13) 受注者が次のいずれかに該当するとき。
ア 役員等(受注者が個人である場合にはその者を、受注者が法人である場合にはその法人の役員又はその支店若しくは営業所(常時業務の契約を締結する事務所をいう。)を代表するものをいう。)又は経営に事実上参加している者が暴力団員であると認められるとき。
イ 役員等又は経営に事実上参加している者が、自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用するなどしたと認められるとき。
ウ 役員等又は経営に事実上参加している者がいかなる名義をもってするかを問わず、暴力団又は暴力団員に対して、金銭、物品その他の財産上の利益を不当に与えたと認められるとき。
エ 役員等又は経営に事実上参加している者が暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認められるとき。
オ 第5条第1項の規定により第三者に委任し、又は請け負わせようとするとき
の契約又は資材、原材料の購入契約その他の契約にあたり、その相手方がアからエに規定する行為を行う者であると知りながら、当該者と契約を締結したと認められるとき。
3 次に掲げる場合には、発注者は、第1項の催告をすることなく、直ちに契約の一部の解除をすることができる。
(1) 債務の一部の履行が不能であるとき。
(2) 受注者がその債務の一部の履行を拒絶する意思を明確に表示したとき。
第32条の2 発注者は、この契約に関し、受注者が次の各号のいずれかに該当するときは、直ちにこの契約を解除することができる。
(1) 私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独占禁止法」という。)第8条の4第1項の規定による必要な措置を命ぜられたとき。
(2) 独占禁止法第7条第1項若しくは第2項(同法第8条の2第2項及び第20条第2項において準用する場合を含む。)、第8条の2第1項若しくは同条第3項、同法第17条の2又は同法第20条第1項の規定による排除措置命令(以下「排除措置命令」という。)を受けたとき。
(3) 独占禁止法第7条の2第1項(同法第8条の3において読み替えて準用する場合を含む。)及び同法第7条の9第1項の規定による課徴金の納付命令(以下
「納付命令」という。)を受けたとき、又は同法第7条の2第1項の規定により課徴金を納付すべき事業者が、同法第7条の4第1項の規定により納付命令を受けなかったとき。
(4) 刑法(明治40年法律第45号)第96条の6若しくは第198条又は独占禁止法第3条の規定による刑の容疑により刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)第247条の規定に基づく公訴を提起されたとき(受注者の役員又はその使用人が当該公訴を提起されたときを含む。)。
(5) 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第2項第2号に該当すると認められたとき。
(発注者の責めに帰すべき事由による場合の解除の制限)
第33条 第32条又は前条に定める場合が発注者の責めに帰すべき事由によるものであるときは、発注者は、前2条の規定による契約の解除をすることができない。
(受注者の解除権)
第34条 受注者は、発注者がこの契約に違反し、それにより業務を完了することが不可能となったときは、書面をもって発注者に通告することによって、この契約を解除することができる。ただし、受注者の責めに帰すべき事由によるものであるときは、この限りでない。解除することができる場合において、発注者に支払い期日が過ぎて未払となっている契約代金があるときは、受注者の発注者に対する当該契約代金及びこれに係る支払い期日の翌日における民事法定利率の割合による遅延利息の請求を妨げない。
(発注者の損害賠償請求等)
第35条 発注者は、次の各号のいずれかに該当する場合は、これによって生じた損害の賠償を受注者に対し請求することができる。
(1) 第36条第1項に規定する契約不適合があるとき。
(2) 前号に掲げる場合のほか、受注者が、債務の本旨に従った履行をしないとき又は債務の履行が不能であるとき。
2 次の各号のいずれかに該当する場合においては、受注者は、違約金として、契約
金額の年額相当額の100分の10に相当する額を、発注者の指定する日までに、発注者に支払わなければならない。
(1) 第32条の規定によりこの契約が解除された場合
(2) 受注者がその債務の履行を拒否し、又は、受注者の責めに帰すべき事由によって受注者の債務について履行不能となった場合
3 次の各号に掲げる者がこの契約を解除した場合は、前項第2号に該当する場合とみなす。
(1) 受注者について破産手続開始の決定があった場合において、破産法(平成16年法律第75号)の規定により選任された破産管財人
(2) 受注者について更生手続開始の決定があった場合において、会社更生法(平成14年法律第154号)の規定により選任された管財人
(3) 受注者について再生手続開始の決定があった場合において、民事再生法(平成11年法律第225号)の規定により選任された再生債務者等
4 第2項の場合において、第3条第1項の規定により契約保証金の納付又はこれに代わる担保の提供が行われているときは、発注者は、当該契約保証金又は担保をもって違約金に充当することができる。
5 第2項及び前項の規定による違約金の支払いは、別に損害賠償の請求を妨げるものではない。
6 第1項、第2項(第3項の規定により第2項第2号に該当する場合とみなされる場合を除く。)又は前項に定める場合が、この契約及び取引上の社会通念に照らして受注者の責めに帰することができない事由によるものであるときは、第1項、第
2項及び前項の規定は適用しない。
7 受注者は、この契約により、発注者に支払うべき債務が生じた場合において、その債務額を発注者の指定する期限内に納付しないときは、指定期限日の翌日から納付の日までの日数に応じ債務額に対して支払い期日の翌日における民事法定利率の割合で算出した金額を遅滞料として併せて発注者に納付しなければならない。
(契約不適合責任)
第36条 成果品の引渡しを要する業務においては、発注者は、引き渡された成果品が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないもの(以下「契約不適合」という。)であるときは、受注者に対し、その修補、代替物の引渡し又は不足分の引渡しによる履行の追完を請求することができる。
2 前項の場合において、受注者は、発注者に不相当な負担を課するものでないときは、発注者が請求した方法と異なる方法による履行の追完をすることができる。
3 第1項の場合において、発注者が相当の期間を定めて履行の追完の催告をし、その期間内に履行の追完がないときは、発注者は、その不適合の程度に応じて代金の減額を請求することができる。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、催告をすることなく、直ちに代金の減額を請求することができる。
(1) 履行の追完が不能であるとき。
(2) 受注者が履行の追完を拒絶する意思を明確に表示したとき。
(3) 契約の性質又は当事者の意思表示により、特定の日時又は一定の期間内に履行しなければ契約をした目的を達することができない場合において、受注者が履行の追完をしないでその時期を経過したとき。
(4) 前3号に掲げる場合のほか、発注者がこの項の規定による催告をしても履行の追完を受ける見込みがないことが明らかであるとき。
(契約不適合責任期間)
第37条 成果品の引渡しを要する業務においては、発注者は、引き渡された成果品が種類又は品質に関して契約の内容に適合しないものであるとき、その契約不適合を
知った日から1年間以内にその旨を受注者に通知しなければ、契約不適合を理由とした履行の追完の請求、損害賠償の請求、代金の減額の請求又は契約の解除をすることができない。ただし、発注者が成果品の引渡しを受けた時点において、受注者がその不適合を知り、又は重大な過失によって知らなかったときは、この限りでない。
(賠償額の予定等)
第38条 受注者は、この契約に関し、次の各号のいずれかに該当するときは、賠償金として契約金額の総額の100分の20に相当する額を発注者の指定する期間内に支払わなければならない。この場合において、発注者がこの契約を解除するか否かを問わず、業務が完了した後も同様とする。
(1) 受注者に違反行為があったとして公正取引委員会が行った排除措置命令が確定したとき。
(2) 受注者に違反行為があったとして公正取引委員会が行った納付命令が確定したとき、又は独占禁止法第7条の2第1項の規定により課徴金を納付すべき事業者が、同法第7条の4第1項の規定により納付命令を受けなかったとき。
(3) 第32条の2第4号に規定する刑が確定したとき。
(4) 第32条の2第5号に該当したとき。
2 受注者が第5条第1項の規定に違反し、業務の全部を第三者に委任し、又は請け負わせたときは、受注者は、契約金額の総額の100分の10に相当する額を発注者が指定する期間内に支払わなければならない。前項後段の規定は、この場合について準用する。
3 前2項の場合において、発注者に生じた実際の損害額が前2項に規定する賠償額を超えるときは、受注者は、超過額を発注者の指定する期間内に支払わなければならない。
(受注者の損害賠償請求)
第39条 発注者は、第31条の規定によりこの契約を解除した場合において、これにより受注者に損害を及ぼしたときは、その損害を賠償しなければならない。この場合における賠償金の額は、発注者受注者協議の上、これを定めるものとする。ただし、その損害が、発注者の責めに帰することができない事由によるものであるときは、この限りでない。
2 前項の規定は、第34条に該当し、同条の規定によりこの契約が解除された場合について準用する。
(相殺)
第40条 発注者は、受注者に対して有する金銭債権があるときは、受注者が発注者に対して有する保証金返還請求権、契約代金請求権及びその他の債権と相殺することができる。
2 前項の場合において、相殺して、なお不足があるときは、受注者は、発注者の指定する期間内に当該不足額を支払わなければならない。
3 受注者が、前項の期間内に不足額を支払うことができないときは、前項の指定期限日の翌日から納付の日までの日数に応じ、不足額に対して支払い期日の翌日における民事法定利率の割合で算出した金額を遅滞料として発注者に支払わなければならない。
(契約終了に伴う措置)
第41条 受注者は、この契約が期間満了又は契約解除によって終了した場合において、発注者からの支給材料があるときは、発注者に返還しなければならない。この場合
において、当該支給材料が受注者の故意若しくは過失により滅失し、若しくはき損したとき、又は第23条の検査に合格しなかった部分に使用されているときは、代品を納め、原状に復して返還し、又は返還に代えてその損害を賠償しなければならない。
2 受注者は、この契約が期間満了又は契約解除によって終了した場合において、発注者からの貸与品があるときは、当該貸与品を発注者に返還しなければならない。この場合において、当該貸与品が受注者の故意又は過失により滅失し、又はき損したときは、代品を納め、原状に復して返還し、又は返還に代えてその損害を賠償しなければならない。
3 受注者は、この契約が期間満了又は契約解除によって終了した場合において、控室等に受注者が所有する業務機械器具、仮設物その他の物件(以下「物件等」という。)があるときは、受注者は、物件等を撤去するとともに、控室等を修復し、取り片付けて、発注者に明け渡さなければならない。
4 前項の場合において、受注者が正当な理由がなく、相当の期間内に当該物件を撤去せず、又は控室等の修復若しくは取り片付けを行わないときは、発注者は、受注者に代わって物件等を処分し、又は控室等の修復若しくは取り片付けを行うことができる。この場合において、受注者は、発注者の処分又は修復若しくは取り片付けについて異議を申し立てることができず、また、発注者の処分又は修復若しくは取り片付けに要した費用を負担しなければならない。
(情報通信の技術を利用する方法)
第42条 この契約において書面により行わなければならないこととされている催告、請求、通知、報告、申出、承認及び解除は、法令に違反しない限りにおいて、発注者の承認を得たものについては、情報通信の技術を利用する方法を用いて行うことができる。ただし、当該方法は書面の交付に準ずるものでなければならない。
(紛争の処理)
第43条 受注者は、この契約に関し、第三者との間に発注者の責めに帰さない紛争が生じたときは、受注者の責任と負担においてその一切の処理をするものとする。
(疑義等の決定)
第44条 この契約に定めのない事項又はこの契約に関して疑義が生じたときは、発注者受注者協議の上、これを定めるものとする。
特約条項
(別 記)
特 記 事 項
Ⅰ 不当介入に対する報告等
(1)受注者は、契約の履行に当たって、公立大学法人大阪暴力団排除措置及び不当介入対応要綱の定めるところにより、暴力団員及び暴力団密接関係者等から社会通念上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為(以下「不当介入」という。)を受けた場合は、断固としてこれを拒否するとともに、公立大学法人大阪及び管轄警察署への報告を行わなければならない。
(2)報告は、不当介入報告書により、速やかに、公立大学法人大阪及び管轄警察署の行政対象暴力対策担当者に行うものとする。ただし、急を要し、当該不当介入報告書を提出できないときは、口頭により報告することができる。この場合は、後日、不当介入報告書を各々提出するものとする。
(3)受注者は、下請負人等が暴力団員及び暴力団密接関係者等から不当介入を受けた場合は、速やかに報告を行うよう当該下請負人等に指導しなければならない。
(4)報告を怠った場合は、大阪府暴力団排除条例及び大阪市暴力団排除条例に基づく公表又は入札参加停止を措置することがある。
Ⅱ 個人情報取扱特記事項
(基本的事項)
第1 受注者は、個人情報の保護の重要性を認識し、この契約による事務の実施に当たっては、個人の権利利益を侵害することのないよう、個人情報の取扱いを適正に行わなければならない。
(責任体制の整備)
第2 受注者は、個人情報の安全管理について、内部における責任体制を構築し、その体制を維持しなければならない。
(作業責任者等の届出)
第3 受注者は、個人情報の取扱いに係る作業責任者を定め、書面により発注者に報告しなければならない。
2 受注者は、作業責任者を変更した場合は、速やかに書面により発注者に報告しなければならない。
3 作業責任者は、特記事項に定める事項を適切に実施するよう作業従事者を監督しなければならない。
(秘密の保持)
第4 受注者は、この契約による事務に関して知り得た情報をみだりに他人に知らせてはならない。この契約が終了し、又は解除された後においても同様とする。
(教育の実施)
第5 受注者は、個人情報の保護、情報セキュリティに対する意識の向上、特記事項における作業従事者が遵守すべき事項その他本委託業務の適切な履行に必要な教育及び研修を、作業従事者全員に対して実施しなければならない。
(再委託)
第6 受注者は、発注者の承諾がある場合を除き、この契約による事務の全部又は一部を第三者に委託してはならない。なお、再委託先が再々委託を行う場合以降も同様とする。
2 発注者は、前項の承諾をするに当たっては、少なくとも、別に定める条件を付するものとする。
(派遣労働者等の利用時の措置)
第7 受注者は、本委託業務を派遣労働者、契約社員その他の正社員以外の労働者に行わせる場合は、正社員以外の労働者に本契約に基づく一切の義務を遵守させなければならない。
2 受注者は、発注者に対して、正社員以外の労働者の全ての行為及びその結果について責任を負うものとする。
(個人情報の適正管理)
第8 受注者は、この契約による事務に関して知り得た個人情報の漏えい、滅失又は損傷の防止その他の個人情報の適切な管理のために必要な措置を講じなければならない。なお、講じるべき措置における留意すべき点は次のとおり。
(1)個人情報の利用者、作業場所及び保管場所の限定及びその状況の台帳等への記録
(2)施錠が可能な保管庫又は施錠若しくは入退室管理の可能な保管室での個人情報の保管
(3)個人情報を取扱う場所の特定及び当該場所における名札(氏名、会社名、所属名、役職等を記したもの)の着用
(4)定められた場所からの個人情報の持ち出しの禁止
(5)個人情報を電子データで持ち出す場合の、電子データの暗号化処理等の保護措置
(6)個人情報を移送する場合の、移送時の体制の明確化
(7)個人情報を電子データで保管する場合の、当該データが記録された媒体及びそのバックアップの保管状況にかかる確認及び点検
(8)私用パソコン、私用外部記録媒体その他の私用物を持ち込んでの個人情報を扱う作業の禁止
(9)個人情報を利用する作業を行うパソコンへの業務に関係のないアプリケーションのインストールの禁止
(10)その他、委託の内容に応じて、個人情報保護のための必要な措置
(11)上記項目の従事者への周知
(収集の制限)
第9 受注者は、この契約による事務を行うために個人情報を収集するときは、事務の目的を達成するために必要な範囲で、適法かつ公正な手段により行わなければならない。
(目的外利用・提供の禁止)
第10 受注者は、発注者の指示がある場合を除き、この契約による事務に関して知り得た個人情報を契約の目的以外の目的のために利用し、又は発注者の承諾なしに第三者に提供してはならない。
(複写、複製の禁止)
第11 受注者は、発注者の承諾がある場合を除き、この契約による事務を行うために発注者から引き渡された個人情報が記録された資料等を複写し、又は複製してはならない。
(資料等の返還等)
第12 受注者は、この契約による事務を処理するために、発注者から提供を受け、又は受注者自らが収集し、若しくは作成した「個人情報が記録された資料等」を、この契約完了後直ちに発注者に返還し、又は引き渡すものとする。ただし、発注者が別に指示したときは当該方法によるものとする。
(廃棄)
第13 受注者は、この契約による事務に関して知り得た個人情報について、保有する必要がなくなったときは、確実かつ速やかに廃棄し、又は消去しなければならない。
(調査及び報告)
第14 発注者は、受注者が契約による事務の執行に当たり取り扱っている個人情報の管理の状況について、定期に及び必要に応じ随時に調査することができる。
2 受注者は、発注者の求めに応じて、前項の状況について、報告をしなければならない。
(事故発生時における報告)
第15 受注者は、この契約に違反する事態が生じ、又は生じるおそれのあることを知ったときは、速やかに発注者に報告し、発注者の指示に従うものとする。
(契約の解除)
第16 発注者は、受注者が本特記事項に定める義務を果たさない場合は、この契約による業務の全部又は一部を解除することができるものとする。
(損害賠償)
第17 受注者は、本特記事項に定める義務に違反し、又は怠ったことにより発注者が損害を被った場合には、発注者にその損害を賠償しなければならない。
第6第2項関係 発注者が再委託を承諾する場合に付する条件例
(1)受注者は、業務の一部を再委託する場合は、再委託先の名称、再委託する理由、再委託して処理する内容、再委託先において取り扱う情報、再委託先における安全性及び信頼性を確保する対策並びに再委託先に対する管理及び監督の方法を明確にしなければならない。
(2)(1)の場合、受注者は、再委託先に本契約に基づく一切の義務を順守させるとともに、発注者に対して、再委託先の全ての行為及びその結果について責任を負うものとする。
(3)受注者は、再委託先に対して本委託業務の一部を委託した場合は、その履行状況を管理・監督するとともに、発注者の求めに応じて、管理・監督の状況を報告しなければならない。
(4)(3)の場合、受注者は、発注者自らが再委託先に対して再委託された業務の履行状
況を管理・監督することについて、再委託先にあらかじめ承諾させなければならない。
(注)再委託先が再々委託を行う場合以降についても、同様の条件を付すること。
第8(1)関係 個人情報管理台帳(例)
項 目 | 内 容 |
受託業務名 | |
受領年月日 | |
公立大学法人大阪担当部局・担当者名 | |
個人情報が記録されている媒体・数量 | (例) 紙 ○○枚、FD○○枚 |
主たる個人情報の種別 | (例)申請者の氏名・住所・電話番号 |
個人情報の保管場所 | (例)○○室内鍵つきロッカー |
管理責任者名 | |
作業従事者名・所属部署 | |
作業場所 | |
作業場所からの持出しの有無 | (「有」の場合、持出管理簿等を別途作成) |
複写の有無 | (「有」の場合、複写管理簿等を別途作成) |
廃棄・返却年月日 | |
備考 |
(注)受託事務の内容により、適宜項目の追加・削除を行うこと。