(IOC及びAtos との供給契約)
資料4
大会延期に伴う契約変更について
(IOC及びAtos との供給契約)
テクノロジーサービス局
2020年11月27日
1. 審議事項
⮚組織委員会が各ステークホルダーに対して各種ITサービス
(特にスポーツ・オペレーションに関する分野)を継続提供するために、IOC,Atos及び組織委員会の3者間※で包括的な供給契約(PA:Particularised Agreement)を締結済み(第15回作業部会【2018年9月28日】にて承認)
⮚今回の大会延期を受けて、契約期間及び契約金額の変更を要
することから、次ページ以降の契約変更の実施を伺う。
※Atosが複数大会に渡ってITサービスを提供することについては、IOCとAtosとの間で契約(MITA:Master IT Agreement)が締結済みであり、その契約に基づき、東京大会におけるITサービスの供給に関して、 IOC、Atos及び組織委との間でPAを締結することとなっている。
2. 背景(Atos PAの内容及びスコープ)
PAに基づきAtosから提供されるサービスは以下の通り
1 ITサービス全体の統合管理
2 競技結果配信システム・大会運営システムの開発及び運用とサポート
3 上記システムが稼働するデータセンター環境の提供と運用
3. 実施内容(契約変更内容)
大会延期を踏まえた契約変更の必要性は以下のとおり
①ボランティア応募者への意向確認、大会関係者へのアクレディテーション申請など、各FAの業務継続のために、大会運営システムの運用の継続が必要
➁サポート期限切れを迎えるサーバ監視ツールなどのソフトウエアの入れ替えやそれに伴う事前検証作業、入れ替え後の試験などが必要
➂2021年頭からの競技結果配信システム準備本格再開に伴って、停止していたサーバのセキュリティ環境などを最新の状態に更新したうえで、追加試験を行うことが必要
3. 実施内容(契約変更内容)
具体の変更業務
1. ITサービス全体の統合管理:
⮚ インテグレーションプロジェクト管理、および各種サービス毎の運用管理の継続
⮚ 各種ツール(サービスデスクツール等)の継続
⮚ 製品サポート切れに伴う監視ツールの入れ替え
2. 競技結果配信システム・大会運営システムの開発及び運用とサポート:
⮚ 競技結果配信システム(ODS)
⚫ 最新セキュリティパッチの適用とシステムの回帰テスト/最新のOSとブラウザでの動作確認テスト
⚫ システム環境の再開、追加マルチスポーツテストに向けたシステムサポート
⮚ 大会運営システム(OMS)
⚫ 最新セキュリティパッチの適用とシステムの回帰テスト/最新のOSとブラウザでの動作確認テスト
⚫ システムの本番運用継続に伴う技術サポート、ソフトウェアサポート
⚫ ボランティア・ACR業務等の再開に向けた技術面、業務面でのサポート
3. 上記システムが稼働するデータセンター環境の提供と運用:
⮚ ネットワークサービスの継続提供とメンテナンス
⮚ 各種システム環境の運用継続