もっとも、アメリカでは契約譲渡の自由という観点から、一定の場合を除き、原則として自由に(したがって承諾なくして)契約上の地位の移転をなすことができる。契約上の 地位の移転が制限されるのは、①公益(public policy)の観点から移転が制限されている場合、②相手方が、(譲受人ではなく)当初の債務者(譲渡人)による履行について重大な利益を有している