Contract
日本の浮体式洋上風力発電事業における提携について
2 0 2 1 年8 月2 3 日関西電力株式会社 RWE Renewables
関西電力と、RWE Renewables（以下、RWE）は、日本国内での大規模な浮体式洋上風力発電事業の実現可能性を共同で検討する契約を締結しました。本契約は、両社の関係をさらに強化し、両社の強みを補完的に活かして、2050年までの日本におけるカーボンニュートラルの実現に貢献することで合意したものです。
＜契約締結における両社のコメント＞
関西電力株式会社 取締役代表執行役副社長 x x
「当社はゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーとして、発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロにするという宣言を行いました。その実現に向けては、浮体式洋上風力発電の開発が1つの鍵になると考えています。RWEは、英国における洋上風力事業の重要なパートナーであり、その関係性をベースとして、日本における電気事業を通じて培った当社の経験・知見と、RWEの有する洋上風力発電におけるグローバルな経 験・知見が融合することによって、安全で安定した事業運営が可能になると考えています。」
RWE Renewables COO Wind Offshore Global Xxxx Xxxxxöhlen
「浮体式洋上風力発電は、世界中で大きな可能性を秘めていますが、特に日本のように沿岸の水深が深い国ではその可能性は大きく、日本沿岸の未開発の可能性を高めるのに役立つと考えています。当社は、世界有数の洋上風力発電事業者として、拡大する浮体式洋上風力発電の分野でイノベーションを進めています。関西電力は、日本国内で培った知見で当社のグローバルな経験と技術的なノウハウを補い、また、当社の価値観と日本における洋上風力発電の成長を促進するという野心を共有するパートナーです。」
今回のパートナーシップは、洋上風力発電に関する専門知識の強力な組み合わせを意味します。
RWEは、洋上風力発電における開発・建設・生産から市場投入までのバリューチェーン全体において、世界トップクラスの実績を有しています。現在はノルウェーやスペイン、米国で3つの浮体式実証プロジェクトを進め、浮体式基礎の様々なコンセプトを検証しています。日本でもxx県や新潟県など様々な地域で着床式洋上風力発電の実現性の検討を進めています。
関西電力は、ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーとして、再生可能エネルギーを最大限に導入し、主力電源とするための検討を積極的に進めており、2030年代に国内外で再生可能エネルギー電源の設備容量を600万kWとする目標を掲げ、200万kW以上の新規開発に取り組んでいます。国内においては、xx県や山形県、長崎県で洋上風力開発を推進し、欧州においては、RWEとの共同事業を含む2件の洋上風力発電事業に参画しています。
両社は本提携を通じて、将来的には日本国外を含めたよりxxなパートナーシップに発展させることも期待しています。
関西電力
・日本有数の電力会社で、約9,000人の従業員を擁し、再生可能エネルギー、原子力、火力発電所を合わせて約2,900万kWの発電設備容量を有しています。
・関西電力グループは、持続可能な社会の実現に向け、ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーとして、安全確保を前提に安定供給を果たすべく、エネルギーの自給率向上に努めるとともに、地球温暖化を防止するため、発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロとする、「関西電力グループ『ゼロカーボンビジョン2050』」を今年2月に策定しています。
・関西電力グループとして、2030年代に国内外で再生可能エネルギー電源の設備容量を600万kWとする目標を掲げ、200万kW以上の新規開発に取り組んでいます。今後も引き続き、地域の皆さま方のご理解を賜りながら、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献していまいります。
RWE Renewables
・RWE Renewablesは、世界有数の再生可能エネルギー企業で、約3,500人の従業員を擁し、陸上・洋上風力発電所、xxx発電所、蓄電施設を合わせて約9GWの発電設備容量を有しています。
・5大陸20カ国以上で再生可能エネルギーの拡大を推進しており、2020年から2022年にかけて、再生可能エネルギーに50億ユーロの投資を行い、再生可能エネルギーのポートフォリオを13GWまで拡大することを目標としています。特に、風力発電とxxx発電の分野で、さらなる成長を目指しており、また、米州、欧州の中核市場、アジア太平洋地域に注力しています。
・データネットワーク、モビリティ、産業、インフラ、企業、家族など、我々は皆、エネルギーを必要としています。 我々の社会は、急増する電力需要に対応すると同時に、気候変動を緩和するという大きな課題に直面しています。全世界で2万人の従業員と41GWの発電能力を持つRWEは、エネルギー変革の重要な推進役であり、再生可能エネルギーや蓄電技術の拡大に多額の投資を行い、浮体式洋上風力発電や水素の利用などの革新的なプロジェクトを急速に進展させています。従来のエネルギー源である原子力や石炭については、政府によって段階的廃止のロードマップが定められており、RWEは、2040年までにカーボンニュートラルを実現することを目標としています。そのためにRWEは、温室効果ガスを排出する全ての活動に対して、意欲的な目標を設定しており、この目標は、Science Based Targetsイニシアティブによってパリ協定に沿ったものであることが確認されています。
＜本提携に伴う覚書の締結＞
（左から）
RWE Renewables Japan 合同会社 日本代表兼社長 xx xx関西電力株式会社 取締役 代表執行役副社長 x x