Contract
外国為替保証金取引説明書
(契約締結前交付書面)
本説明書は金融商品取引法第 37 条の 3 で規定される契約締結前に交付する書面です。
2008 年 9 月 6 日版
xxxxxx区丸の内3-3-1
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第 129 号
【加入協会】
日本証券業協会、㈳投資信託協会
㈳日本証券投資顧問業協会、㈳金融先物取引業協会
⮚ 本説明書は金融商品取引法第 37 条の 3 の規定により作成した、日興コーディアル証券株式会社が行う店頭金融先物取引としての外国為替保証金取引についての説明書であり、本取引口座設定および取引契約に当り、事前に交付する書面です。外国為替保証金取引は、独特の取引の仕組みや特徴がありますので、取引を開始するに当たっては本説明書の内容を十分に読んでご理解ください。
⮚ 外国為替保証金取引は、外国為替市場で取引される為替レートの相場変動によりお客様に損失が発生する可能性があります。
⮚ 外国為替保証金取引は、お客様が当社に預託する保証金の元本が保証されるものではありません。お客様が預託する保証金額に比べ大きい金額の外貨の取引ができるため、外国為替レート変動率に比べ投資元本(預託保証金額)の損益変動率が大きく、損失が預託した保証金額を上回る可能性があります。
【外国為替保証金取引に関する重要な事項】
(1) 注文が成立した場合は、取引毎のお取引金額(取引単位数)と通貨ペアの種類により次に定める計算方法で算出した取引手数料金額が徴収されます。取引手数料は保証金残高より徴収いたします。
取引手数料金額(片道) = 取引単位当り手数料額 × 取引単位数
取引単位当り手数料額は【イージーFX取引手数料一覧表】に記載しています。外国為替保証金取引に関して口座管理料などの費用は発生いたしません。 (取引手数料: 取引単位当り 400 円~800 円)
(2) 新規注文の際は事前に保証金を当社に預託していただきます。必要取引保証金額はレバレッジコースおよび通貨ペアの種類毎に定められた取引単位当り取引保証金額と取引単位数により算出された金額以上となります。
必要取引保証金額=取引単位当り取引保証金額 × 取引単位数
取 引 単 位 当 り 取 引 保 証 金 額 は 【 イ ー ジ ー F X 取 引 保 証 x x 覧 表
(xxxxx://xxxxx.xxxxx.xx.xx/x xrsc/html/margin_list.html) 】に記載しています。
(4 万円~200 万円)
(3) 外国為替保証金取引は、外国為替市場で取引される為替レートの相場変動によりお客様に損失が発生する可能性があります。
(4) 外国為替保証金取引は、お客様が当社に預託する保証金の元本が保証されるものではありません。外国為替レートの変動状況によっては預託した保証金額を
上回る損失が発生する可能性があります。
(5) 外国為替保証金取引は外国為替レートを取引の対象としています。 取引対象通貨ペアのうち、お客様がポジションを保有する通貨ペアの相場変動によりお客様に損失が発生する可能性があります。
【取引対象通貨ペア】
米ドル/日本円、ユーロ/日本円、英ポンド/日本円、豪ドル/日本円、スイスフラン/日本円、カナダドル/日本円、ニュージーランドドル/日本円、香港ドル/日本円、南アフリカランド/日本円、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル
この取引ではお客様が取引対象となる通貨ペアを買建又は売建をするため、買付又は売付時の約定為替レートに対して実勢の外国為替相場が変動することが原因でお客様に損失が発生する可能性があります。
(6) 外国為替保証金取引は取引対象通貨ペアの外国為替レート変動状況によっては、損失が預託した保証金額を上回る危険性があります。
【取引対象通貨ペア】
米ドル/日本円、ユーロ/日本円、英ポンド/日本円、豪ドル/日本円、スイスフラン/日本円、カナダドル/日本円、ニュージーランドドル/日本円、香港ドル/日本円、南アフリカランド/日本円、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル
この取引はお客様が預託する保証金額に比べ大きい金額の外貨の取引ができるため、外国為替レート変動率に比べ投資元本(預託保証金額)の損益変動率が大きく、損失が預託した保証金額を上回る危険性があります。
(7) 日興コーディアル証券株式会社の経営・財務状況の変化により、お客様が当社に預託した保証金およびお客様の取引で発生した評価収益の一部又は全てについて損失が発生する可能性があります。本取引は取引所等に取り次ぐ委託取引ではなく、当社が相手方となる店頭金融先物取引です。お客様の保証金の預託先および取引の相手方は当社であるため、お客様は当社の信用状況の変化により預託保証金および評価収益が返還されないリスクを負っていることに因るものです。
(8) お客様を相手方とした店頭金融先物取引(外国為替保証金取引)の注文を成立させることにより当社に発生したポジションにつきましては、外国為替保証金取引以外に起因する当社全体の為替ポジションと一体化し、そのネットポジションを随時、直物外国為替取引(店頭デリバティブや店頭金融先物取引ではありません)として銀行間外国為替市場(インターバンク市場)にてカバーしています。主なカバー先はUBS銀行(銀行業、監督当局はスイス連邦銀行委員会)、ゴールドマンサックス証券(証券業)、シティバンク銀行(銀行業)などです。
(9) お客様より預託を受けた保証金につきましては次の通り管理しています。毎営業日計算される、お客様より預託を受けた保証金金額について計算日の翌営業日
に日興シティ信託銀行に設定した外国為替保証金取引分別金金銭信託にて分別管理・保管を行っています。この金銭信託は受益者を外国為替保証金取引のお客様として設定しています。
(10) 外国為替保証金取引は金融商品取引法第三十七条の六に規定されるクー
リングオフの適用対象ではありません。一旦成立したお取引について書面による解除はできません。
(11)
外国為替市場の状況、またはシステムの障害などの不可抗力により取引時
間内においても取引価格の提示または注文の受付・執行などが継続できなくな
るリスクがあります。
【外国為替保証金取引の概要】
外国為替保証金取引はお客様が決められた額の保証金を当社に預託した上で、直物外国為替相場(スポットレート)を取引対象として行う取引です。本取引は金融商品取引法第二条に定義される店頭デリバティブ(店頭金融先物)取引であり、取引所委託取引ではありませんのでお客様と当社の相対取引となります。本取引に使用される外国為替レートはインターバンク市場実勢取引相場をもとに当社がお客様に提示するレートです。
1. 取引通貨・取引単位・取引価格最小変動単位
お取扱いする通貨、取引単位、一注文あたりの取引上限金額および取引価格最小変動単位(呼び値)は下表のとおりです。
実際のご注文は、下表の取引単位の整数倍でのみお取扱いします。
通貨ペア | 取引単位 | 一注文当りの 上限金額 | 取引価格の最 小変動単位 |
米ドル/日本円 (USD/JPY) | 10,000 米ドル | 500 万米ドル | 0.01 円 |
ユーロ/日本円 (EUR/JPY) | 10,000 ユーロ | 500 万ユーロ | 0.01 円 |
英ポンド/日本円 (GBP/JPY) | 10,000 ポンド | 500 万ポンド | 0.01 円 |
xドル/日本円 (AUD/JPY) | 10,000 豪ドル | 500 万豪ドル | 0.01 円 |
スイスフラン/日本円 (CHF/JPY) | 10,000 スイスフラン | 500 万スイスフラン | 0.01 円 |
カナダドル/日本円 (CAD/JPY) | 10,000 カナダドル | 500 万カナダドル | 0.01 円 |
ニュージーランドドル/日本円 (NZD/JPY) | 10,000NZドル | 500 万NZドル | 0.01 円 |
香港ドル/日本円 (HKD/JPY) | 100,000HK ドル | 5,000 万 HK ドル | 0.01 円 |
南アフリカランド/日本円 (ZAR/JPY) | 100,000 ランド | 5,000 万ランド | 0.01 円 |
ユーロ/米ドル (EUR/USD) | 10,000 ユーロ | 500 万ユーロ | 0.0001 米ドル |
英ポンド/米ドル (GBP/USD) | 10,000 ポンド | 500 万ポンド | 0.0001 米ドル |
xドル/米ドル (AUD/USD) | 10,000 豪ドル | 500 万豪ドル | 0.0001 米ドル |
上記は、2008 年 9 月 6 日現在のものであり、状況により変更する場合もございます。
2. 保証金
お取引を開始するに当たり、事前に所要の保証金を預託していただきます。保証金は日本円の現金のみを受け入れます。代用有価証券や外貨での保証金の受入はいたしません。新規取引に必要な取引単位当りの取引保証金額はウェブサイト上の「イージーFX 取引保証金一覧表(xxxxx://xxxxx.xxxxx.xx.xx/xxxxx/xxxx/xxxxxx_xxxx.xxxx) 」 に掲載いたします。
新規に取引をする際にレバレッジコース・通貨ペア毎に定められた取引保証金額と取引単位数を乗じて算出された金額以上の保証金が必要となります。
取引単位当りの取引保証金額は市況など取引環境の変化に応じて随時変更する場合があります。変更する場合は変更 1 週間以上前よりウェブサイト上に告知いたします。変更後の取引保証金料率は変更前より保有するポジション(建て玉)についても適用されます。
保証金計算項目 | 計算項目の説明 | |
(A) | 保証金残高 | お客様よりお預けいただいている保証金の総額です。 |
(B) | 取引保証金額 | 新規のポジションを作る際に必要となる当初保証金額です。取引単位、各レバレッジコースの通貨ペア毎に定められた金額です。 |
(C) | 注文中保証金額 | 新規取引が成立した時に必要となる取引保証金の予定金額であり、実効保証金の 計算からも除外されます。 |
(D) | 評価損益金額 | 既存のポジションを時価レートで値洗いした結果発生する未実現損益です。 |
(E) | 実効保証金額 | 保証金残高より注文中保証金を控除し評価損益を加味した実質的保証金残高です。ロスカットルール発動の指標ともなります。 (A)-(C)+(D) |
(F) | 実効保証金維持率 | 取引保証金に対する実効保証金の比率です。この維持率がロスカット執行基準維持率を下回るとロスカットルールの発動となり全てのポジションの決済取引が自動的に実行されます。 (E)÷{(B)の総額} |
(G) | ロスカット執行基準保証金額 | 既存ポジションに要する取引保証金に別途定められたロスカット執行基準維持率を乗じた金額です。実効保証金額がロスカット執行基準保証金額を下回った場合はロスカットルール発動により全てのポジションの決済取引が自動的に実行されます。 (B)の総額×(H) |
(H) | ロスカット執行基準 維持率 | 取引保証金に対するロスカット執行基準金額の比率です。 ロスカット執行基準維持 率はレバレッジコースにより異なります。 |
3. 価格(レート)の提示と種類
価格は各通貨ペアの左側に表記される通貨一単位に対して右側に表記される通貨での価格表記となります。価格の提示は当社がリアルタイムで取得するインターバンク実勢外国為 替相場に基づいて、市場流動性等の要素を勘案の上、当社が決定した価格にて行います。お客様が売付ける場合の価格、買付ける場合の価格を同時に提示いたします。これらの売
4. 取引手数料
注文が成立した場合は、取引毎のお取引金額と通貨の種類により「イージーFX 取引手数料一覧表」に定める手数料が徴収されます。取引手数料の計算方法は通貨ペア毎に定める取引単位当り手数料に取引単位数を乗じて算出される金額となります。取引手数料は保証金残高より徴収いたします。 尚、イージーFXのお取引口座に関する口座維持管理手数料などは一切かかりません。
■イージーFX 取引手数料一覧表
引通貨ペア | 取引単位 | 1注文の最大取引 単位数 | 取引手数料(取引単位当り片道) | ||
1注文当りの取引単位数 | |||||
1~99 単位 | 100~299 単位 | 300~500 単位 | |||
米ドル/日本円 | USD10,000 | 500 単位 | 800円 (取引単位当り) | 600円 (取引単位当り) | 400円 (取引単位当り) |
ユーロ/日本円 | EUR10,000 | 500 単位 | |||
英ポンド/日本円 | GBP10,000 | 500 単位 | |||
xドル/日本円 | AUD10,000 | 500 単位 | |||
スイスフラン/日本円 | CHF10,000 | 500 単位 | |||
カナダドル/日本円 | CAD10,000 | 500 単位 | |||
ニュージーランドドル/日本円 | NZD10,000 | 500 単位 | |||
香港ドル/日本円 | HKD100,000 | 500 単位 | |||
南アフリカランド/日本円 | ZAR100,000 | 500 単位 | |||
ユーロ/米ドル | EUR10,000 | 500 単位 | |||
英ポンド/米ドル | GBP10,000 | 500 単位 | |||
xドル/米ドル | AUD10,000 | 500 単位 |
2008 年 9 月 6 日現在
※ デイトレード(新規取引で建てたポジションを同日のニューヨーク時間 17:00 までに決済し翌取引日にポジションを持ち越さない取引)の決済取引に係る取引手数料はデイトレード優遇として無料となります。
※ 取引手数料は2008 年9 月6 日現在のものです。将来において変更となる場合があります。キャンペーン等により一時的に別の手数料率を適用する場合があります。
【取引手数料金額の計算方法】
取引単位当り取引手数料 × 取引単位数 = 取引手数料金額
5. 取引日・非取引日および取引時間
取引日は下記の非取引日を除く全日(日本が祝日等の休日であっても取引可能です)。
• 土曜日 {日本時間 AM7:00(米国がサマータイムの期間は AM6:00)までは金曜日の扱いです}
• 日曜日
• 特定日(当社が指定する非取引日:元日など)
非取引日であっても指値等のリーブオーダーの予約は可能(一番近い将来の取引開始時より監視開始)非取引日・非取引時間のリーブオーダーの監視は停止(注文の執行はいたしません)
取引時間は下記の通りです。
<11月~3月> <3月~11月 (米国のサマータイム期間)>月曜日AM7:30~火曜日AM7:00 月曜日AM7:30~火曜日AM6:00
火曜日AM7:30~水曜日AM7:00 火曜日AM6:30~水曜日AM6:00水曜日AM7:30~木曜日AM7:00 水曜日AM6:30~木曜日AM6:00木曜日AM7:30~金曜日AM7:00 木曜日AM6:30~金曜日AM6:00金曜日AM7:30~土曜日AM7:00 金曜日AM6:30~土曜日AM6:00
海外の休日等に絡み取引時間が短縮される場合があります。この場合は事前にお知らせいたします。 また、上記の取引時間中であってもインターバンク外国為替xxxの金融市場が機能しない場合は、予告無くお取引を短縮または、中断することがあります。
米国のサマータイムの時期は変更になる場合があります。サマータイム開始及び終了の日程については取引サイト上でお知らせいたします。
6. 注文の種別
① 新規取引
保証金の範囲内で、取引通貨ペアを指定して、買い又は売りを新たに行う取引で、 新しくポジションをつくる取引です(買いつける場合を「買い建て又は買いポジション」、売りつける場合を「売り建て又は売りポジション」と言います)。買い、売りのどちらからも新規ポジションはつくることができます。
② 決済取引
既にあるポジションを決済するために行う反対売買取引です。決済取引が実行されると実現損益が発生します。決済は全て反対取引にて行います。
• 決済取引を行う際には決済取引の対象とするポジション及び反対取引したい金額を指定していただきます。決済取引は対象となるポジションの全額でも、一部金額でも行えます。また、同一通貨ペアでの複数のポジションをまとめて指定することもできます。
7. ポジションの制限
同一口座にて保有できる最大ポジション(建玉)は次の通りです。円換算の総建玉金額で50億円以内
保有ポジション毎に計算された 【約定取引価格×約定取引金額(外貨金額)】の総和
※ 約定した場合に上記のポジション上限金額を超える新規注文は受付けません。
※ 既に未約定の有効な新規注文がある場合はこの金額も加味されます。
※ 同一通貨ペアで両建てのポジションがある場合は両方のポジションが勘案されます。
※ 約定取引価格とはポジション照会画面に表示される“本日取引価格”です。
8. ポジションの両建て
ポジションの両建て(既存のポジションを反対取引で解消しないで、新たに同一通貨で新規取引として逆方向のポジションを建てること)はお客様のご判断で行うことは可能ですが、次のようなデメリットがあり、経済合理性に欠ける取引であるためお勧めいたしません。
• 手数料が二重にかかること
• 売付と買付の提示価格に差があるため、お客様の負担するスプレッドコストが2倍となること
• スワップポイントの売建てと買建てに適用する価格に差があり、この差分が逆ざやとなりお客様のコストとなること
9. 注文の種類
お取引に際しましては、次の種類の注文があります。
リアルタイム注文は注文時の実勢取引レートで取引を成立させる注文です。リーブオーダーは注文時に価格などの条件を指定して、将来、取引価格と条件が合致したときに取引を成立させる注文です。
(A)リアルタイム注文
① ストリーミング
リクエストにより取引可能な価格がリアルタイムで提示されます。価格は自動更新します。提示されている取引価格をクリックすればその時の価格で即時に注文が執行され取引が成立します。基本的にクリック時に提示している価格で取引が成立しますが、インターネット環境等によりデータ伝達が遅延した場合などは注文エラーとなる場合があります。
② xx(なりゆき)
事前に取引可能な価格提示や価格指定は行いません。注文受付け直後にその時に取引可能な価格で約定いたします。迅速かつ確実に約定を成立させたい場合に利用します。“マーケットオーダー”とも呼ばれます。
(B)リーブオーダー
③ 指値
注文時に取引が成立するための注文価格を指定する注文です。取引価格が、指定された価格と同じ、またはそれ以上に有利な価格となった場合に取引が成立します。指定注文価格は注文時の取引価格より有利な価格を指定します。現在よりもっと安い価格で買いたい、または現在よりもっと高い価格で売りたい場合に利用します。
④ 逆指値
注文時に取引を執行するトリガーとなる注文価格を指定し、取引価格が注文価格に到達した時点でxxにて取引を成立させる注文です。
注文価格は注文時の取引価格より不利な価格を指定します。“ストップオーダー”とも呼ばれます。
現在の取引価格より高い価格を注文価格として指定し、相場の上昇により、注文
価格を突破した時点でxxでの買い注文を執行させる注文、或いは現在の取引価格より低い価格を注文価格として指定し、相場の下落により、注文価格を突破した時点でxxでの売り注文を執行させる注文です。
つまり相場が一方向に一定以上進行した場合に更に進行することを予想し、相場の流れに逆らわない様に新規ポジションを作る注文、或いは現在のポジションの損失拡大を止めるための決済取引の注文です。
⑤ IFD(イフダン)
新規取引である1次注文(指値または逆指値注文)の取引が成立した時点で1次注文に対する決済取引である2次注文(指値または逆指値注文)を有効にする連続注文です。2次注文は1次注文が成立するまでは、たとえ取引条件が合致しても執行されません。新規注文とそれに対する利益確定のための指値注文、或いは新規注文とそれに対する損失限定のための逆指値注文といった組合せで利用します。
⑥ OCO(オーシーオー)
2つの注文(指値又は逆指値)をセットとし、一方の注文が成立した時点でもう一方の注文を取り消す(キャンセルする)注文です。セットとなる2つの注文の通貨ペア、金額は同一である必要があります。
⑦ IFD+OCO(イフダン+オーシーオー)
IFDとOCO の複合注文。新規取引である1次注文(指値又は逆指値注文)の成立した時点でそれに対する決済取引のための2次注文として OCO を有効にする注文です。
⑧ トレール
トレール注文とは決済のための逆指値注文について、指定した注文価格を実勢取引相場の変動に応じて自動的に変更する注文方法です。実勢取引相場が指定した価格からどれだけ乖離したら変更するのかをトレール値幅として指定する必要があります。相場が自分のポジションにとって有利な方向に動いて、指定した逆指値価格から離れていく場合は指定したトレール値幅以上に逆指値価格と実勢相場が乖離しないように自動的に逆指値価格がトレール値幅を維持するように自動変更し実勢相場に追随していきます。実勢相場が逆指値価格に接近していく場合は逆指値価格の自動変更はありません。
10. 注文の有効期限
リアルタイム注文以外の注文(リーブオーダー)の場合は、その注文の有効期限を指定していただきます。
① 期限指定
注文の有効期限を任意の日付及び時刻(1時間単位)で指定します。
② 今週中
注文を出した日(非取引日の場合は、翌取引日)の属する週の金曜日ニューヨーク市場終了時(ニューヨーク時間 PM5:00)まで注文が有効です。
③ 1ヶ月
注文を出した日より1ヶ月目に対応する日の取引終了まで注文が有効です。
④ 3ヶ月
注文を出した日より3ヶ月目に対応する日の取引終了まで注文が有効です。
11. 注文の変更・取消
① 注文取消
リアルタイム注文以外の注文については取引が成立する前までは、注文取消画面より取消指示ができます。
② 注文変更
ストリーミング、xx、トレール以外の注文(リーブオーダー)については、取引が成立する前までは、注文変更画面より注文金額※1または注文価格、有効期限の変更指示ができます。
※1注文金額の変更は決済注文ではできません。また、新規注文の場合でも金額を増額する変更は出来ません。
12. 決済期限とロールオーバー制度
本取引はロールオーバー制度を採用しており、ポジションの最終決済期限は定めておりません。お客様が決済取引を行わない限り、ロールオーバーにより当該ポジションは自動的に翌営業日に繰り越されていきます。具体的なロールオーバー処理は当該取引日終了時に未決済である全てのポジションを当日の基準価格で決済すると同時に、想定受渡日を原則一営業日先送りした上で同一価格で新規ポジションとして建て直します。
ロールオーバー制度により想定受渡日は先送りされるため、決済取引による決済を行わない限り、無期限にポジションを継続することができます。(但しロスカットルール執行による強制決済を除きます)
13. スワップ損益(スワップポイント)
日々のロールオーバーの際に想定受渡し日の遷移に伴い、通貨ペアの2通貨間の金利差から生ずる調整金額としてスワップ損益が発生し、保証金残高(実現損益)に反映いたします。取引単位毎のスワップポイントは毎取引日終了(ニューヨーク市場の終了)時点でのインターバンク外国為替市場の実勢為替スワップレートに基づき当社が決定いたします(適用したスワップポイントは取引サイト上に提示します)。
• 金利の高い通貨を買い建てた場合はスワップポイントを受取ることになります。
• 金利の高い通貨を売り建てた場合はスワップポイントを支払うことになります。
• 想定受渡日が変わらない場合、ロールオーバーは行われずスワップポイントは発生しません。
• 同一通貨ペアにおいて当社が提示するお客様が受取るスワップポイントと支払うスワップポイントには差異があります。
• マネーマーケットの状況によっては買建ておよび売建てともスワップポイントをお支払いいただくケースもあり得ます。
14. お客様に交付する報告書
お客様向けに交付する報告書等は全て電子的に交付され、書面の郵送などによる交付は行いません。取引サイトの“報告書閲覧”メニュー内にて閲覧可能です。全てのお客様は電子的に交付されることにご同意いただく必要がございます。
<交付する報告書等>
① 取引報告書兼入出金報告書:交付頻度は取引又は入出金(振替)が行われた日に一回
② 取引残高報告書兼保証金入出金履歴明細書:交付頻度は月中に取引、入出金又は残高があるなど記載事由がある月の最終取引日に一回
③ 前年度実現損益一覧表:交付頻度はxx回(1月)
全ての報告書は当該対象取引日・月・年の終了後に作成されますので実際の閲覧は翌日・翌月・翌年以降となります。
15. 決済と債務の清算
本取引の決済は反対取引による差金決済にて全て円貨で行います。外貨受渡しによる決済は行いません。
決済により実現した損益は保証金残高に即時に反映し清算されます。決済による実現損失により保証金残高がマイナスとなる場合は速やかに不足金額以上を証券取引口座より振替入金いただき、保証金残高マイナス状態を解消していただきます。
また保証金残高の内、振替出金指示可能金額の範囲内であれば証券取引口座へ振替出金指示することができます。当日に発生した実現益は2営業日以降に振替出金可能金額に反映されます。
16. ロスカットルール
実効保証金維持率がロスカット執行基準維持率を下回った場合、全ての既存ポジションをxxで自動的に決済し損失拡大に歯止めをかけるルールです。
この場合、注文中の未成約のリーブオーダーも全て取消しとなります。ロスカットルールは個別のポジション状況は勘案せず、全てのポジションの合算で判別されます。
実効保証金維持率が所定の数値を割り込んだ場合は、ロスカット警告xxxxが出ます
(電子メール及び取引画面)。
ロスカットルールが発動した場合も電子メールおよびお取引画面で通知されます。ロスカット執行基準維持率は市場環境などにより変更される場合があります。
<発動条件>
ロスカット執行基準維持率 > 実効保証金維持率 または
(ロスカット執行基準金額>実効保証金額)
実効保証金維持率(%) = 実効保証金額 ÷ 取引保証金額 × 100実効保証金額 = 保証金残高 - 注文中保証金額 ± 評価損益
• ロスカットルール発動時の決済取引は、全てxx注文で執行されます。
• ロスカットルール発動は、当社システムが所定の頻度で全てのポジションを時価評価し、発動条件を満たしていると判断した場合に執行されます。
• ロスカットルールは、お客様の損失拡大をロスカット執行基準保証金額で正確に阻止することを 保証するものではありません。相場の変動が急激であったり非連続的であった場合は、お客様の保証金がロスカット執行基準保証金額を大幅に割り込む可能性や、マイナスとなり追加入金が必要となる可能性があります。
■ロスカットxxxx・xxxxx執行基準維持率表
2008年9月6日現在
レバレッジコース | ライト1 | ライト2 | マイルド5 | レギュラー10 | スーパー20 |
ロスカットアラーム発動維持率 | 50% | 50% | 50% | 50% | 70% |
ロスカット執行基準維持率 | 20% | 20% | 20% | 20% | 40% |
17. 保証金入出金
お客様と当社の間の保証金の授受は、お客様が当社に開設した証券取引口座の MRF・預り金との振替にて行います。受入は日本円現金に限定いたします。有価証券や外貨での受入はいたしません。
証券取引口座とお客様名義の銀行口座との資金入出金は証券取引約款など証券取引口座のルール・規定に従います。
①お客様が証券取引口座 MRF・預り金より保証金残高に振替する場合(保証金差し入れ)イージートレード(証券オンライン取引サイト)にログインし所定の画面より振替指示を行います。
②お客様が保証金残高よりの証券取引口座預り金に振替する場合(保証金引き出し)
イージートレード(証券オンライン取引サイト)にログインし所定の画面より振替指示を行います。
※出金指示金額の指定
振替出金指示は振替出金指示可能額の範囲内で金額を指定してください。振替出金指示可能額の全額を指定することも可能です。
※法人のお客様は、専用の外国為替保証金取引ログイン画面からログインし所定の画面より振替指示を行います。
【外国為替保証金取引のリスクについて】
イージーFX には主に次のようなリスクがあります。お取引を始める前にお客様が許容できる範囲のリスクであるかどうかを十分にご検討ください。
【価格変動リスク】
イージーFXは外国為替レートを取引の対象としているため、外国為替レートの変動によりお客様は損失を被るリスクがあります。お客様が当社に預託される保証金の元本または取引による収益が保証されるものではありません。
【レバレッジリスク】
お客様が預託する保証金額に比べ大きい金額の外貨の取引ができるため、マーケットの価格変動率に比べ投資元本の損益変動率が大きく、相場変動状況によっては損失が預託した保証金額を上回る危険性があります。イージーFXのレバレッジ倍率は概ね 1~20数倍です。
【ロスカットルールのリスク】
イージーFXではロスカットルールを採用していますが、ロスカットルールは期待する損失限度額で確実に損失拡大を阻止するものではありません。外国為替相場の変動が非連続的であった場合や著しく急激であった場合は、期待する損失限度額を超える損失が発生する危険性があります。
【金利変動リスク】
お客様が相対的に金利の高い通貨を売建てている場合はスワップポイントの支払い側となり、ロールオーバーの都度、売建てた金額に応じてスワップポイントを実現損失として支払う必要があります。スワップポイントは当該通貨ペアの金利を反映しますので金利変動によりスワップポイントも変動します。通貨ペアの 2 つの通貨の金利が逆転すればスワップポイントの受払いも逆転します。
【信用リスク】
本取引はお客様と日興コーディアル証券の相対取引であり、当事者間の契約に基づいて取引を行っているため、取引の相手方の信用状況に対するリスクがあります。従ってお客様は、保証金の預託先である日興コーディアル証券株式会社の信用状況に対するリスクを負っています。
【流動性リスク】
外国為替市場の状況によっては、お客様が保有するポジションを決済することや新たにポジションを保有することが困難となる可能性があります。また、天災地変、戦争、テロ、政変、為替管理政策の変更、同盟罷業等の特殊な状況下で特定の通貨のお取引が困難または不可能となる可能性もあります。
【電子取引のリスク(システムリスク)】
インターネットを利用する取引であるため、お客様のパソコン、通信インフラ、プロバイダー、当社システムなどの機器の故障やシステム障害時には取引が出来なくなるリスクがあります。
【外国為替保証金取引の税金について】
個人のお客様が外国為替保証金取引でお取引された結果生じた利益に関しては、全て「雑所得」として総合課税の対象となり、確定申告を行う必要があります。但し、年間の給与収入額が 2,000 万円以下の給与所得者で、雑所得を含めた他の所得の合計額(給与、退職所得は除
く)が 20 万円以下の場合は確定申告をする必要はありません。
【雑所得とは】
年金や恩給などの公的年金等、非営業用賃金のxx、著術家や作家以外の人が受ける原稿料や印税、講演料や放送謝金などのように、他の 9 種類の所得のいずれにも当たらない所得をいいます。
※ 他の 9 種類の所得とは xx所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得のことです。
【雑所得の計算方法】
(1) 内部通算
外国為替保証金取引における差損益はもちろん、外貨預金(元本)の為替差損益(但し、外貨預金の利息は税率 20%の源泉分離課税となるので対象外)や公的年金など、雑所得に該当するものは全て合算します。なお、これらの雑所得等の合計額が 20 万円を超えた場合に
は、たとえ、年間の給与収入額が 2,000 万円以下の給与所得者の方であっても、確定申告の必要があります。
(2) 損益通算
雑所得の合計額がマイナスであっても、これを他の所得と通算することはできません。ただし、雑所得の合計額がプラスの場合には、不動産所得・事業所得・山林所得・譲渡所得で発生したマイナスとの通算が可能です。
【外国為替保証金取引での課税対象】
1. 期間中(1/1~12/31)に売買で発生した実現損益
2. 期間中(1/1~12/31)に発生した実現スワップポイント(金利相当金額)
1.と 2.の合計から消耗品費、交通費等の必要経費を引いたものが課税対象となります。
※ スワップポイントについては売買損益と一緒に合算されます。(スワップポイントは預貯金の利息に適用される 20%の源泉分離課税が適用されないことに注意)
※ イージーFXでは未決済のポジションについても毎日のロールオーバーに際して形式的に反対売買を行い、その日に発生した評価損益を実現損益化して、新たに前日の基準価格で新しいポジションを建て直すという取引を自動的に行っております。そのため未決済のポジションであっても課税対象期間中のロールオーバーの際に発生した実現損益は課税における計算対象となります。
税制の解釈、取り扱いは変更になる場合があります。また、お客様の個別事情によっても取扱いが異なることがありますので、詳細はお客様の所轄税務署にご確認ください。
【保証金の預託】
外国為替保証金取引では新規注文の際に「イージーFX取引保証金一覧表」に定める所定の取引保証金を差し入れていただきます。差し入れ可能な保証金の種類は日本円現金に限ります。外国通貨や代用有価証券による差し入れはできません。新規のご注文に当り、下記にて算出される必要取引保証金額以上の余力が保証金残高にある必要があります。
取引保証金の計算方法: 取引単位当り取引保証金 × 取引単位数 = 必要取引保証金額最低取引保証金額: 取引単位当り取引保証金 × 1 = 最低取引保証金額
保証金残高への入金および保証金残高よりの出金は証券取引口座の MRF・預り金との振替により行います。振替は日興イージートレードにログインし、オンライン上での指示により行います。お電話や書面での指示は行えません。
【外国為替保証金取引の契約終了事由】
お客様に下記の事由が発生した場合はお客様の意図に拘わらず、当該契約を終了いたします。
【個別の取引契約に関するもの】
• お客様の実効保証金維持率が別途当社の定める数値を下回り、ロスカットルールが発動された場合。この場合は自動的に全ての個別外国為替保証金取引契約が解消されます。
(全てのポジションが自動的に決済されポジションが無くなることを意味します。)
【外国為替保証金取引口座に関するもの】
• 支払いの停止または破産、会社更生手続開始、民事更正手続開始、個人再生手続開始、もしくは特別清算開始の申し立てがあったとき。
• 管財人、清算人その他これに類する者の選任がなされまたは申し立てられたとき。
• 業務執行を決定する機関が解散(合併等による場合を除きます。)等を決定したとき。
• 手形交換所の取引停止処分を受けたとき。
• お客様の当社に対する本取引に係る債務について差し入れられている担保の目的物について、差押または競売手続の開始があったとき。
• 外国の法令に基づく前各項のいずれかに相当するまたは類似する事由が生じたとき。
• 氏名または住所変更の届出を怠るなど、お客様の責に帰すべき事由によって、お客様の所在が不明となったとき。
• お客様が海外に居住し、外国為替および外国貿易法上の非居住者に該当していることを当社が知ったとき。
• お客様の心身機能の重度な低下により、本取引の継続が著しく困難または不可能となったことを当社が知ったとき。
• お客様の死亡を当社が知ったとき。
• お客様が本取引を継続することは適切でないと当社が判断した場合。
【当社の概要】
商号 | 日興コーディアル証券株式会社 |
本店所在地 | 〒100-8325 xxxxxx区丸の内 3-3-1 |
登録番号等 | 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 129 号 |
加入協会 | 日本証券業協会、社団法人投資信託協会、 社団法人日本証券投資顧問業協会、社団法人金融先物取引業協会 |
資本金 | 1,000億円 |
主な業務 | 金融商品取引業 |
設立年月日 | 2001 年 3 月 29 日 |
株主及び持株比率 | 日興シティホールディングス株式会社 100% |
【当社が行う金融商品取引業の内容及び方法の概要】
【金融商品取引業の内容】
当社が行う金融商品取引業は、主に金融商品取引法第 28 第1項の規定に基づく第一種金融商品取引業です。
【金融商品取引業の方法の概要】
・ 営業店の営業員を通じての対面取引
・ 日興コンタクトセンターなど電話を通じての取引
・ インターネットを通じての非対面での取引
※ 外国為替保証金取引についてはインターネットを通じた非対面での取引に限定しております。当社本支店窓口や日興コンタクトセンターでのお取引はできません。
【外国為替保証金取引に関するお問い合わせ先】
外国為替保証金取引に関するお問い合わせ・ご連絡先は下記の通りです。
イージーFXサポートデスク
0120-250-733(フリーダイヤル) 又は 03-6280-0673
※当社の本支店および日興コンタクトセンターでは対応しておりませんのでご注意ください。
【外国為替保証金取引の受託等に係る禁止事項】
金融商品取引業者は金融商品取引法および関連法令の規定により外国為替保証金取引の受託に際して次の行為が禁止されています。
(1) 外国為替保証金取引契約の締結又はその勧誘に関して、顧客に対し虚偽のことを告げる行為
(2) 顧客に対し、不確実な事項について断定的判断を提供し、又は確実であると誤解させるおそれのあることを告げて外国為替保証金取引の締結の勧誘をする行為。
(3) 外国為替保証金取引の締結の勧誘の要請をしていない顧客に対し、訪問し又は電話をかけて、外国為替保証金取引契約の締結の勧誘をする行為
(4) 外国為替保証金取引契約の締結につき、その勧誘に先立って、顧客に対し、その勧誘を受ける意思の有無を確認することをしないで勧誘をする行為
(5) 外国為替保証金取引契約の締結につき、顧客があらかじめ当該外国為替保証金取引契約を締結しない旨の意思(当該勧誘を引き続き受けることを希望しない旨の意思を含みます。以下同じです。)を表示したにもかかわらず、当該勧誘をする行為又は勧誘を受けた顧客が当該外国為替保証金取引契約を締結しない旨の意思を表示したにもかかわらず、当該勧誘を継続する行為
(6) 契約締結前交付書面(本説明書がこれに該当)の交付に関し、あらかじめ、顧客に対して、金融商品取引法第三十七条の三第一項第三号から第七号までに揚げる事項について顧客の知識、経験、財産の状況及び外国為替保証金取引契約を締結する目的に照らして当該顧客に理解されるために必要な方法及び程度による説明をすることなく、外国為替保証金取引契約を締結する行為
(7) 外国為替保証金取引契約の締結又はその勧誘に関して、虚偽の表示をし、又は重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
(8) 外国為替保証金取引契約につき、顧客若しくはその指定した者に対し、特別の利益の提供を約し、又は顧客若しくは第三者に対し特別の利益を提供する行為(第三者をして特別の利益の提供を約させ、又はこれを提供させる行為を含む。)
(9) 外国為替保証金取引契約の締結又は解約に関し、偽装を用い、又は暴行若しくは脅迫をする行為
(10) 外国為替保証金取引契約に基づく外国為替保証金取引行為を行うことその他の当該外国為替保証金取引契約に基づく債務の全部又は一部の履行を拒否し、又は不当に遅延させる行為
(11) 外国為替保証金取引契約に基づく顧客の計算に属する金銭、有価証券その他の財産又は委託証拠金その他の保証金を虚偽の相場を利用することその他不正の手段により取得する行為
(12) 外国為替保証金取引契約の締結又は解約に関し、顧客に迷惑を覚えさせるような時間に電話又は訪問により勧誘する行為
(13) 外国為替保証金取引契約の締結を勧誘する目的があることを顧客にあらかじめ明示しないで当該顧客を集めて外国為替保証金取引契約の締結を勧誘する行為
(14) あらかじめ顧客の同意を得ずに、当該顧客の計算により外国為替保証金取引をする行為
(15) 個人である金融商品取引業者又は金融商品取引業者の役員(役員が法人であるときは、その職務を行うべき社員を含む。)若しくは使用人が、自己の職務上の地位を利用して、顧客の外国為替保証金取引に係る注文の動向その他職務上知り得た特別の情報に基づいて、又は専ら投機的利益の追求を目的として外国為替保証金取引をする行為
(16) 外国為替保証金取引の受託につき、顧客から資金総額について同意を得た上で、売買の別、銘柄、数量及び価格のうち同意が得られないものについては、一定の事実が発生した場合に電子計算機による処理その他のあらかじめ定められた方式に従った処理により決定され、金融商品取引業者等がこれに従って、取引を執行することを内容とする契約を書面によらないで締結する行為
(17) 外国為替保証金取引の受託等につき、顧客に対し、当該顧客が行う外国為替保証金取引の売付け又は買付けその他これに準ずる取引と対当する取引(これらの取引から生じ得る損失を減少させる取引をいう。)の勧誘その他これに類似する行為をすること
【外国為替保証金取引の手続きに関する事項】
外国為替保証金取引のお取引を開始するに当たり、個人お客様が必要な手続き概要は次の通りです。イージーFXにおきましては当社の証券取引口座が開設されていることおよび日興イージートレードがご利用できることが前提となります。(法人のお客様は別途定めます)
1. 外国為替保証金取引口座の開設
「外国為替保証金取引説明書」、「外国為替保証金取引約款」の内容をご確認いただき、外国為替保証金取引の仕組みやリスクについて十分ご理解いただいた上で、「質問票」にご回答いただき、「外国為替保証金取引に関する確認書 兼 同意書」を電磁的方法で差し入れていただきます。 以上の手続きの後に当社が口座開設の適合性に関する審査を行い当社が承諾した場合に取引口座が開設されます。
2. 保証金の差し入れ
外国為替保証金取引の注文を出すに当たり、事前に所要保証金額以上の保証金の差し入れを行っていただきます。保証金は証券取引口座の MRF・預り金より外国為替保証金取引口座への振替によって差し入れます。保証金の受入金額を記載した「取引報告書兼保証金入出金報告書」を電子交付いたします。
3. 注文の発注
外国為替保証金取引の注文発注は、すべて当社がインターネット上に設定した専用の取引サイトから行います。電話や FAX、当社本支店の営業員を通じての発注は一切できません。
① 当社のオンライントレードサイト(日興イージートレード)にログイン後に外国為替保証金取引(イージーエフエックス)取引サイトに入ります。(法人のお客様は専用ログイン画面よりログインします)
② 注文発注に当たり下記の事項を入力・指示していただきます。 a.注文の種別(新規取引または決済取引)
b.注文の種類(ストリーミング、xx、指値、逆指値、IFD、OCO、IFD+OCO、トレールなど)
c.取引通貨ペア d.売りまたは買い e.注文金額
f.注文価格(指値、逆指値の場合) g.注文の有効期間
h.トレール値幅(トレール注文のみ)
③ 注文の成立
注文の成立については、イージーFX(エフエックス)取引サイトにて確認することができます。また、取引の内容を記載した「取引報告書兼保証金入出金報告書」を電子交付いたします。
④ 注文の取消・変更
指値、逆指値等の注文(リーブオーダー)については当該注文が未成立の場合、その注文の取り消しまたは注文内容の変更を行うことができます。
⑤ ポジション(建て玉)の確認
新規注文が成立し発生したポジションについては、取引サイトにて確認することができます。また、毎月末にポジション残高を記載した「取引残高報告書兼保証金入出金履歴明細書」を電子交付いたします。
⑥ 手数料
注文が成立した場合は、取引金額に応じ別途定める手数料を徴収いたします。
⑦ 決済
本取引の決済は、反対取引による差金決済のみにおいて行います。外貨の受け渡しによる決済は行いません。
【外国為替保証金取引の主要な用語】
用語 | 説明 |
ID | システム取引時において取引者を特定・識別するための番号など。口 座番号がIDとなるケースが多い。 |
ASK(アスク) | 銀行や外為業者が売る場合(お客様が買う場合)に提示する価格 Offer(オファー)価格とも呼ばれる |
一般顧客 | 金融先物取引法に規定される顧客分類を指す。主に個人投資家を対象としており一定以上の資本金の株式会社や金融先物取引業者、金融機 関などが除外される。 |
イフダン(IFD)注文 | 新規取引である一次注文としての指値又は逆指値注文及びそれに対応する決済取引である二次注文としての指値又は逆指値注文を同時に発注する注文。一次注文が成立した時点で二次注文が有効となる。一次注文が成立する前に二次注文の条件が合致した場合でもこの注文成立 はない。必ず一次注文が先に注文成立する必要がある。 |
インターバンク市場 | 外国為替業者(主に銀行)間で取り引きされる為替市場。特定の取引 所は存在せず、相対取引で世界中の参加者が取引を行っている。 |
オーシーオー(OC O)注文 | 主に決済取引で利用される。利食いの指値注文と損失限定の逆指値注文を同時に行い、将来に一方の注文が成立した場合に残りの未成立の 注文は自動的に取り消される注文。 |
指値注文 | 将来に市場価格が指定価格になった場合に注文を成立させる予約注 文。 |
逆指値注文 | 注文時に取引を執行するきっかけとなる逆指値価格を指定し、市場価格が逆指値価格に到達した時点でxx注文にて取引を成立させる注文です。逆指値価格は注文時の市場価格より不利な価格を指定します。 “ストップオーダー”とも呼ばれます。現在の市場価格より高い価格を逆指値価格として指定し、相場の上昇により、逆指値価格を突破した時点でxxでの買い注文を執行させる注文、或いは現在の市場価格より低い価格を逆指値価格として指定し、相場の下落により、逆指値価格を突破した時点でxx注文での売り注文を執行させる注文です。つまり相場が一方向に一定以上進行した場合に更に進行することを予想し、相場の流れに逆らわない様に新規ポジションを作る注文、或いは現在のポジションの損失拡大を止めるための反対取引として使用す る注文です。 |
金銭信託 | 信託銀行の信託勘定に信託財産としての金銭を信託して信託銀行が運用するもの。金銭信託には財産の所有者である受益者が設定されており、信託銀行などが破綻した場合でも信託法により信託財産は守られ る。 |
決済取引 | 既存のポジションを解消し実現損益を発生させる取引。 |
現受け・現渡し | 反対取引での差金決済に拠らず実際に取引通貨を受け渡す決済。 |
差金決済 | 既存のポジションを反対取引により決済する場合に損益部分だけを清 算する決済。 |
実効保証金 | 保証金残高より注文中保証金を控除し評価損益を加味した実質的保証 金残高。ロスカットルール発動の指標ともなる。 |
新規取引 | 新たにポジション(建て玉)をつくる取引。 |
ストリーミング注文 | リアルタイム注文の一種。あらかじめ取引通貨と金額を指定し、リアルタイムで成約可能な確定取引価格(売り買い両サイド)が画面に表示される。表示価格は相場変動とともに自動的に更新される。表示価格の売り買いどちらかをクリックする事でその時に表示された取引価格で成約となる注文。xx注文との相違点は約定前にいくらで成約するかを確認できる点。(xx注文は成約後にいくらで成約したかが判明 する) |
スリッページ | 逆指値注文成立時に指定した注文価格と実際に成約した取引価格との差を指す。通常は市場価格が注文価格に到達したことを確認した上でxx注文として執行するため、指定した注文価格より若干不利な価格 での注文成立となる。 |
スワップ損益 スワップポイントスワップ金額 スワップ金利 | ポジションを決済せずに翌営業日に持ち越すロールオーバーの際に発生し、受取り又は支払い行う金利差調整金。2つの取引通貨(例えば米ドルと円)の金利差が根拠となり発生するものであり、相対的に金利の高い通貨を買い建てた場合はスワップ金額を受取り、相対的に金 利の高い通貨を売り建てた場合は支払うこととなる。 |
想定受渡日 | 取引が成立する際に受渡日も条件の一要素であるが、ロールオーバー 制度により受渡日は毎日繰り延べられ、当該受渡日に実際の受渡をすることが無いため想定受渡日と呼んでいる。 |
タイムバー注文 | リアルタイム注文の一種。取引する通貨ペアと金額を指定し、取引価格の提示をリクエストすると成約可能な取引価格が表示される(売り買い両サイド)。表示価格は有効時間内は固定されるのでの時間切れとなる前にクリックすればその取引価格で成約する注文。有効時間が切 れた場合は再度価格提示をリクエストしなければならない。 |
注文価格 | 指値や逆指値注文等に際して、その価格での取引成立を期待して指定 する価格。 |
注文有効期限 | 指値や逆指値注文の有効期限。期限を過ぎ未成立の場合は注文キャン セルされる。 |
ツーウェイクォート (Two Way Quote) | 店頭取引において取引業者が顧客向けに売付けの場合の価格と買付けの場合の価格を同時に提示すること。取引業者にとって顧客が売りたいのか買いたいのかがxxの状況で取引業者が提示する価格の恣意性 を排除する効果がある。 |
デイトレード | 日計り取引xxxばれる。新規取引にて建てたポジションを同日中に 反対取引にて決済する取引手法。 |
電子交付 | 取引報告書など顧客向けに交付する書類を書面によらないでインター ネットなどを通じて電子的に閲覧可能とする交付方法 |
店頭取引 | 取引所に顧客の注文を取り次がず、取引業者自らが取引の相手方とな り注文を成立させる取引。OTC取引とも言う。外国為替取引は通常 OTC取引で行われる。 |
取引価格 | インターバンク市場実勢相場に準拠し顧客に提示し、取引成立に使用 する価格を指す。 |
取引所取引 | 取引所で買い注文と売り注文を付け合わせて取引を成立させる取引。 |
取引日 | 外国為替保証金取引の取引日は土曜日と日曜日、元旦および取引業者が指定する特定休日以外であり、通常は日本の祝祭日も取引が行われ る。 |
取引保証金 | 新規取引に求められる保証金。注文する通貨・取引単位毎に定められ ており、それ以上の保証金残高がないと取り引きできない。 |
トレール注文 | トレール注文とは決済のための逆指値注文について、注文価格(逆指値価格)を実勢取引相場の変動に応じて自動的に変更する注文方法です。実勢取引価格が指定した注文価格(逆指値価格)からどれだけ乖離したら変更するのかをトレール値幅として指定する必要があります。相場が自分のポジションにとって有利な方向に動いて、指定した逆指値価格から離れていく場合は指定したトレール値幅以上に逆指値価格と実勢相場が乖離しないように自動的に逆指値価格がトレール値幅を維持するように自動変更し実勢相場に追随していきます。自動変更された逆指値価格をトレール基準価格と呼びます。実勢相場が逆指値価格に接近していく場合は逆指値価格の自動変更はありません。最初に指定した注文価格(逆指値価格)かトレール基準価格のいずれか 近い方に取引価格が到達した時点で注文が執行されます。 |
xx注文 | 注文成立のための価格を指定しないで、即時に取引を成立させるため の注文。 |
パスワード | オンライン取引等においてユーザー独自の取引画面にログインする際 に本人であることの認証を行うための数字・記号の配列。 |
BID(ビット) | 銀行や外為業者が買う場合(お客様が売る場合)に提示する価格。 |
ポジション | 新規取引により発生する建て玉。為替相場の変動リスクにさらされる 金額でもある。 |
保証金 | 外国為替保証金取引等を開始する場合に取引業者に差し入れる担保の 一種 |
保証金維持率 | 取引保証金額に対する実効保証金額の比率。 |
新規取引保証金充当余力 | 新規取引の取引保証金として充当可能な金額。新規に作ろうとするポジションにかかる取引保証金は保証金余力の範囲内でなければならず、これを超える新規ポジションを作りたい場合は追加保証金を入金 し保証金余力を増額させる必要がある。 |
リアルタイム注文 | 注文時の市場実勢価格で注文を成立させるための注文。ストリーミン グ注文やタイムバー注文、xx注文がこれに該当する。 |
リーブオーダー | 指値・逆指値など注文時には取引が成立しないが将来に価格条件が合 致した時点で自動的に取引が成立する予約注文の総称 |
流動性 | 注文成立が容易にできるかできないかの尺度を言う。流動性が高い市場は取引参加者が多く注文成立が比較的容易である。一方で流動性が低い市場は取引参加者が少なく注文成立が困難または不可能である場 合がある。 |
レバレッジ効果 | てこの効果とも呼ばれ、少ない投下資金で大きな取引額面の売買をする場合に発生。外国為替保証金取引の場合も少ない取引保証金で大きな金額の外貨取引をするため、レバレッジ効果がある。レバレッジ効果が大きいほど、損益変化の相場変動に対する感応度が高まることか ら、ハイリスクハイリターンとなる。 |
ロールオーバー | ポジションを反対取引決済せずに当日の取引終了時点に残した場合、このポジションの想定受渡日を自動的に翌営業日に繰り延べる制度。ロールオーバーに際してスワップ金額が発生する。この制度により外 国為替保証金取引の決済期限が事実上無くなる。 |
ログイン | オンライン取引の取引サイトなど特定のユーザー専用の画面に入ること。ログインに当たりパスワード入力など本人であることの認証が行 われる。 |
ロスカットルール | ほぼ24時間相場変動する外国為替取引において、顧客の評価損失が 一定比率以上に拡大した場合に、それ以上の損失拡大を防ぐために全てのポジションの反対取引が自動的に執行されるルール。 |
【外国為替保証金取引の基礎的な事項】
①取引対象
イージーFXはインターバンク市場で取引されている直物外国為替(スポット)レートを指標とした外国為替レートを取引の対象としています。
②契約形態
この取引は、東京金融取引所等の取引所や他の金融商品取引業者に取り次がれるものではなく、お客様と日興コーディアル証券株式会社の二者間で締結される相対の契約となります。従いまして、お客様の注文は日興コーディアル証券株式社を相手方として成立します。
③手数料・保証金
取引成立時には「イージーFX取引手数料・取引保証金料率表」に従って所定の手数料をお客様の保証金残高より徴収いたします。
新規注文の際には「イージーFX取引手数料・取引保証金料率表」に従って所定の取引保証金を預託していただきます。
④取引価格の提示方法・決定方法
イージーFXでお客様に提示する取引価格は、売値(お客様が買う場合の価格)および買値
(お客様が売る場合の価格)を同時に提示します。この2つの価格には差があります。
お客様に提示する取引価格は複数の内外外国為替銀行よりリアルタイムで取得した実勢のインターバンク外国為替スポットレートに基づいて当社が決定する価格です。当社は価格決定に当り、参照する複数の外国為替銀行間の同一通貨ペアでの同時刻におけるレート差異や売値と買値の差(スプレッド)などを調整し、出来るだけ安定的な条件で価格提示を維持するべく努めています。
⑤スワップポイントの表示および決定方法
イージーFXでは直近に適用されたスワップポイントを通貨ペア毎に買建のポジション、売建のポジションそれぞれ取引単位当たりの円貨で表示します。
2種類の通貨の組合せで表記される取引通貨ペアにおいて相対的に金利の高い通貨を買建てたポジションを保有し、ロールオーバーにより想定受渡日が遷移した場合に、遷移日数に応じてスワップポイントを受け取ることができます。
逆に相対的に金利の高い通貨を売建てたポジションを保有し、ロールオーバーにより想定受渡日が遷移した場合には、遷移日数に応じてスワップポイントを支払うこととなります。この場合は外国為替レートの変動が全く無い場合でも損失を被ることとなります。
スワップポイントはインターバンクにおける為替フォワード(直先スプレッド)市場の実勢レートを参考に当社が決定いたします。決定に際しましては参照する情報ベンダー表示レートや外国為替銀行提示レートの差異や受取りと支払いポイントの差異などを調整し、出来るだけ安定した条件を維持しスワップポイントを決定するべく努めています。ただし為替フォワード市場や金利市場の環境によっては買建て、売建て共に支払いになる場合もあります。
本説明書の内容や取引の仕組みなどご不明な点がありましたら、
「イージーFXサポートデスク」までお問い合わせください。
日興コーディアル証券株式会社
イージーFXサポートデスク
フリーダイヤル 0000-000-000 又は 00-0000-0000
月曜日 AM7:30 ~ 土曜日 PM5:00
(24 時間受付・祝日も営業)
※当社の本支店および日興コンタクトセンターでは対応しておりませんのでご注意ください。