6) GIS 等の地図情報を用いたプール施設の配置分析
特 記 仕 様 書
委託番号: 令4学教委第53号
業 務 名 : 令和4年度xx市学校プール個別施設計画策定業務委託
履行場所: xx市xx他地内
期 間 : 契約日の翌日から令和5年2月28日
本業務は、xx市標準業務委託契約約款及び仕様書に定めるもののほか、下記の特記事項によることとする。
○ xx市で発注する工事は、xx市の予算で行うことを考慮し、工事資材の発注等については、できるだけxx市内での調達に努めること。また、常勤・臨時職員に限らず、xx市内からの雇用に努めること。
○ 暴力団等又は暴力団等関係者から不当要求又は工事妨害(以下「不当介入」という。)を受けたときは、次に掲げる事項を遵守してください。なお、遵守していないことが判明した場合は、指名停止等の措置を行います。
①不当介入を受けた場合は、毅然としてこれを拒否し、不当介入があった時点で速やかに警察に通報するとともに捜査上必要な協力を行ってください。
②警察に通報等を行った内容について書面により速やかに発注者に報告をしてください。また、不当介入を受けたことにより、工程に遅れが生じるおそれがある場合は、発注者と協議をしてください。
xx市学校プール個別施設計画策定業務委託
仕 様 書
菊池市
第1章 x x
第1条 (適用)
本仕様書は、「xx市学校プール個別施設計画策定業務委託」(以下「本業務」という。)に適用するものとする。
第2条 (目的)
本市の学校プールは更新時期を迎えており、老朽化対策は先送りのできない重大な課題である。そこで本業務は、学校プール施設(以下「プール施設」という。)について、現状の把握・分析に基づく、今後の維持保全の方向性を検討するとともに、現地調査を踏まえた劣化診断、施設評価を行い、ライフサイクルコスト、保全優先度を勘案したプール施設全体の長寿命化計画を策定することを目的とする。
第3条 (履行期間)
本業務の履行期間は、契約締結の翌日から令和 5 年 2 月 28 日までとする。
第4条 (対象施設)
本業務の対象施設は、別紙xx市学校プール関連施設一覧のとおりとする。
第5条 (法令等の準拠)
受託者は、本業務を実施するにあたり契約書、本仕様書のほか、以下の法令等を準拠するものとする。 (1)学校教育法
(2)学校施設の長寿命化計画策定に係る解説書(平成 29 年 3 月/文部科学省)
(3)学校施設の長寿命化計画策定に係る手引(平成 27 年 4 月/文部科学省)
(4)公立小学校・中学校の適正化規模・適正配置等に関する手引(平成 27 年 1 月/文部科学省)
(5)子供たちの安全を守るために-学校施設者のための維持管理手引-(平成 28 年 3 月/文部科学省) (6)学校施設の評価の在り方について~学校施設の改善のために~(最終報告)
(7)(平成 21 年 3 月/学校施設整備指針策定に関する調査研究協力者会議)
(8)学校施設の長寿命化改修の手引(平成 26 年 1 月/文部科学省)
(9)学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック(改訂版)(平成 27 年 3 月/文部科学省) (10)「熊本地震の被害を踏まえた学校施設の整備について」緊急提言
(平成 28 年 7 月 熊本地震の被害を踏まえた学校施設の整備に関する検討会) (11)避難所となった学校における施設面の課題等について
(平成 28 年 6 月 熊本県教育委員会)
(12)特殊建築物等定期調査業務基準(2008 年改訂版)
(監修:国土交通省住宅局建築指導課/発行:財団法人日本建築防災協会) (13)建築物のライフサイクルコスト
(監修:国土交通省大臣官房官庁営繕部/発行:一般財団法人建築保全センター) (14)地方自治法及び同施行令
(15)個人情報の保護に関する法律
(16)xx市個人情報保護条例 (17)xx市公共施設等総合管理計画 (18)その他関係法令等
第6条 (業務着手)
本業務の実施に先立ち、受託者は、以下の書類を提出し、委託者の承認を得るものとする。 (1) 管理及び照査技術者届(経歴書、資格証明書添付)
(2) 業務計画書 (3) 業務工程表 (4) その他関係書類
第7条 (安全管理)
受託者は、各作業員に関係法規を常に遵守させ、安全管理に努めなければならない。また、作業実施中に事故等が発生した場合には、速やかに事故発生の原因・経過・被害状況等の内容を監督員に報告し、責任を持って処理対策にあたらなければならない。
第8条 (学校施設への立ち入り)
業務の実施にあたり、学校施設の調査を行う場合は、あらかじめ施設管理者に了解を得たうえで立ち入るものとし、児童や学校関係者への安全に十分配慮しなければならない。
第9条 (技術者の選任)
受託者は、本業務の履行に際し、業務の管理及び統括を行うため管理技術者を配置するとともに、成果物の内容について照査を行うための照査技術者を配置しなければならない。なお、配置する管理技術者及び照査技術者等の資格、実績は以下のとおりとする。なお、照査技術者は管理技術者と兼任することはできない。
配置技術者の名称 | 資格及び実績等 |
管理技術者 | 「1 級建築士」又は「技術士(建設/都市及び地方計画)」の資格を有する者。照査技術者とは別の者 ※ 「公共施設等総合管理計画」又は「学校施設長寿命化計画」の実績 を有する者。 |
照査技術者 | 「1 級建築士」又は「技術士(建設/都市及び地方計画)」の資格を有する者。管理技術者とは別の者 |
第10条 (貸与資料)
委託者は、本業務の実施にあたり必要な図書および関連資料を受託者に貸与するものとする。また、受託者が貸与を受ける場合は、借用書を提出し、業務完了後直ちに返却するものとする。なお、貸与された資料については、その重要性を勘案し、第三者に貸与等をさせてはならず、取扱および保管に十分注意するものとする。
第11条 (成果品の訂正)
受託者は、業務完了後にあっても、提出した成果品に誤りまたは訂正事項があった場合は、受託者の責任
において直ちに訂正し再提出しなければならない。
第12条 (成果品の帰属)
成果品の所有権はすべて委託者に帰属するものとし、委託者の承認を得ずして公表、貸与、使用してはならない。
第2章 業務内容
第13条 (業務概要)
本業務における業務項目は、以下のとおりとする。
(1) 計画準備
(2) 資料収集整理
(3) プール施設の利用状況・運営状況の把握
(4) 既往点検・調査結果の把握
(5) プール施設の劣化状況調査
(6) GIS 等の地図情報を用いたプール施設の配置分析
(7) 将来的な維持・更新費用の算出 (8) プール施設の基本方針の検討 (9) 対策の優先順位の検討
(10)対策内容と実施時期の検討 (11)実現化方策の検討
(12)プール施設計画の作成 (13)成果とりまとめ (14)打合せ協議
第14条 (計画準備)
受託者は、本業務を効率的に行うため、作業に必要な人員等社内体制を確立するとともに、業務全体の作業方針ならびに工程計画を立案し、業務計画書を作成する。
第15条 (資料収集整理)
受託者は、既に本市が策定した上位関連計画との整合を図るため、以下の既存資料を収集整理し、内容を把握するものとする。また、各プール施設の老朽状況と現地調査実施にあたり事前に資料を収集するものとする。
(1)「xx市公共施設等総合管理計画」(令和3年3月改訂) (2)「xx市学校施設長寿命化計画」(令和2年3月)
(3)「xx市体育施設長寿命化計画」(平成31年3月) (4)公立学校施設台帳
(5)設計図、竣工図、工事設計書等(プール及び付属施設など)
(6)プール施設(機械設備含む)の点検記録及び改修履歴など
なお、借用を希望する資料があるときは、資料名等を記した借用希望資料リストを作成し、委託者へ提出すること。
第3章 個別施設計画(学校プール施設)作成
第16条 (プール施設の利用状況・運営状況の把握)
プール施設の利用状況・運営状況の把握は、前条にて収集整理した資料や施設関係者にヒアリングを行い利用状況及び運営状況について把握を行うものとする。
第17条 (既往点検・調査結果の把握)
既往点検・調査結果の把握は、施設点検及び調査資料をもとに把握を行うものとする。また、必要に応じて点検及び調査会社へのヒアリングを行うものとする。
第18条 (プール施設の劣化状況調査)
プール施設の劣化状況調査は、劣化部位の修繕コストや回収等の優先順位付けを今後の維持・更新コストの算出に反映させるため、別紙xx市学校プール関連施設一覧」で整理した対象施設ごとに、学校施設の長寿命化計画策定に係る解説書付属の「劣化状況調査票」を参考に、劣化状況について調査・判定を行うものとする。
第19条 (GIS 等の地図情報を用いたプール施設の配置分析)
GIS 等の地図情報を用いたプール施設の配置分析は、分析及び評価に必要となる情報を収集し視覚的かつ定量的に整理を行うものとする。特に施設分布や利用圏域については、GIS 等を用いて立地の偏在状況等、利用圏域の想定や圏域内の潜在的なポテンシャル(利用者密度)を分析し、他の市営プールを含めた施設の競合や過不足を明らかにしながら、プール施設の再配置の最適化の検討に資する分析を行うものとする。
第20条 (将来的な維持・更新費用の算出)
将来的な維持・更新費用の算出は、公共施設等の状況を踏まえ、総量コストシュミレーションを実施し、施設の更新が集中する時期を明らかにする。また、充当可能な財源の見込み等についても検討する。
第21条 (プール施設の基本方針の検討)
プール施設の基本方針の検討は、スポーツ施設の基本方針に基づき、個別施設計画に適用可能な手法及び今後の基本方針の検討を行うものとする。
2 個別施設ごとに適応可能な手法(長寿命化、機能改修、集約化、廃止等)を検討するとともに、今後の施設運用、維持管理、整備に関する行動計画を取りまとめるものとする。
3 適用手法については、ポートフォリオ分析等による相対的な方向性を明らかにした上で、利用圏域分析等に基づく地理空間的な検証を加え、集約化や複合化を含めて総量コントロールの視点で検討を行う。
第22条 (対策の優先順位の検討)
劣化状況調査や GIS 等を用いた配置分析から得られた結果及び利用者・管理者への影響を踏まえ、施設及び部位部材ごとの改修周期を整理し、対策の優先順位の検討を行うものとする。
第23条 (対策内容と実施時期の検討)
計画期間内に実施すべき施設及び部位部材ごとの事業内容を検討し、前条の検討内容を踏まえ、実施時期を整理し、行動計画として取りまとめる。
第24条 (実現化方策の検討)
計画実現化に向けたフォローアップの実施方針や推進・取組体制の検討を行うとともに、情報の可視化など、施設利用者や住民との情報共有・合意形成に向けた推進方策を検討する。
第25条 (プール施設計画の作成)
前条までの調査・検討結果を踏まえ、xx市個別施設計画(学校プール施設計画)を作成する。
第26条 (xxxxxxx)
前条までの調査・検討結果及び検討に用いた分析や情報を整理し、報告書を作成する。
第27条 (打合せ協議)
本業務の打ち合わせ協議の回数は業務着手時1回、中間時2回の計3回実施するものとし、受託者は打合せごとに協議簿を作成し、委託者の承認を得るものとする。また、業務着手時・成果品納品時には管理技術者が立ち会うものとする。なお、双方協議の上、テレビ会議(WEB会議システム)の活用を可能とし、その際も「協議記録簿」を作成し、報告書として取りまとめること。
第4章 成果品
第28条 (成果品)
本業務の成果品は、下記のとおりとする。 | ||
(1)xx市個別施設計画(学校プール施設計画)(A4版 | 簡易製本) | 2部 |
(2)施設調査結果及び施設情報一覧(Excel 等) (3)上記成果品に関わる電子データ(CD-R 等) (4)GIS 関連データ(シェープファイル) | 1式 1式 1式 | |
(5)打合せ協議記録簿 | 1式 | |
(6)その他委託者が必要とするもの | 1式 |
なお、電子成果品の提出にあたっては、xxxx対策を実施した上で、提出を行うものとする。
【別紙】xx市学校プール関連施設一覧
管理番号 | 学校名 | 建物区分 | 構造 | 階数 | 建築年月 | 面積 | 備考 |
10 | xx小学校 | 校舎 | X | 0 | X00.0.0 | 000 | xxx更衣室 |
11 | xx小学校 | プール | 屋外プール | ||||
19 | 菊池北小学校 | 校舎 | S | 1 | S40.2.9 | 100 | プール附属室 |
22 | xx北小学校 | プール | 屋外プール | ||||
24 | 菊之池小学校 | 校舎 | W | 1 | S51.7.1 | 46 | プール附属室 |
29 | 菊之池小学校 | 校舎 | S | 1 | S55.7.1 | 30 | プール附属室 |
35 | 菊之池小学校 | プール | 屋外プール | ||||
42 | xx小学校 | 校舎 | S | 1 | S46.9.1 | 24 | プール附属室 |
51 | xx小学校 | プール | 屋外プール | ||||
53 | 校舎 | S | 1 | S46.8.1 | 3 | プール附属室 | |
54 | 校舎 | S | 1 | S46.8.1 | 7 | プール附属室 | |
60 | 校舎 | S | 1 | S56.3.1 | 8 | プールポンプ室 | |
62 | 校舎 | S | 1 | S61.3.1 | 16 | プール更衣室 | |
65 | プール | 屋外プール | |||||
74 | 七城小学校 | プール | 屋外プール | ||||
84 | 旭志小学校 | 校舎 | X | 0 | X00.0.0 | 000 | xxx専用附属室 |
85 | 旭志小学校 | プール | 屋外プール | ||||
96 | xxx小学校 | プール | 屋外プール | ||||
105 | xx小学校 | 校舎 | W | 1 | S46.7.1 | 41 | プール専用附属室 |
111 | xx小学校 | プール | 屋外プール | ||||
113 | 校舎 | S | 1 | H15.1.1 | 36 | プール専用附属室 | |
119 | プール | 屋外プール | |||||
138 | 菊池北中学校 | 校舎 | W | 1 | H17.3.1 | 109 | プール専用附属室 |
141 | xx北中学校 | プール | 屋外プール | ||||
162 | xxx中学校 | 屋内運動場 | R | 2 | H12.3.1 | 1,974 | 1階プール、2階武道場 |
(参考) №1
番号 | 名称 | 規格・形状・寸法 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 | 備考 |
令和4年度xx市学校プール個別施設計画策定業務委託 | |||||||
1 | 直接人件費 | 式 | 1 | ||||
2 | 直接経費 | 式 | 1 | ||||
3 | その他原価 | 業務原価 | 式 | 1 | |||
4 | 一般管理費等 | 式 | 1 | ||||
計 | |||||||
業務価格 | 式 | 1 | |||||
消費税 | |||||||
合計 | |||||||
№2
番号 | 名称 | 規格・形状・寸法 | 単位 | 数量 | 単価 | 金額 | 備考 |
1 | 直接人件費 | ||||||
計画準備 | 式 | 1 | |||||
資料収集整理 | 式 | 1 | |||||
プール施設の利用状況・運営情報の把握 | 式 | 1 | |||||
既往点検・調査結果の把握 | 式 | 1 | |||||
プール施設の劣化状況の調査 | 式 | 1 | |||||
GIS等を用いたプール施設の配置分析 | 式 | 1 | |||||
将来的な維持・更新費用の算出 | 式 | 1 | |||||
プール施設の基本方針検討 | 式 | 1 | |||||
対策の優先順位の検討 | 式 | 1 | |||||
対策内容と実施時期の検討 | 式 | 1 | |||||
実現化方策の検討 | 式 | 1 | |||||
プール施設計画の作成 | 式 | 1 | |||||
成果とりまとめ | 式 | 1 | |||||
打ち合わせ協議 | 式 | 1 | |||||
小計 | |||||||
2 | 直接経費 | ||||||
電子成果品作成費 | 式 | 1 | |||||
旅費交通費 | 式 | 1 | |||||
個別施設計画報告書 | 部 | 2 | |||||
小計 | |||||||