日本特殊陶業株式会社(社長:尾堂真一、本社:名古屋市瑞穂区)は、株式会社 MARUWA
2014 年 7 月 1 日
各位
日本特殊陶業株式会社
誘電体事業の譲渡に関するお知らせ
日本特殊陶業株式会社(社長:xxxx、本社:名古屋市xx区)は、株式会社 MARUWA
(代表取締役社長:xxx、本社:愛知県尾張旭市、以下「MARUWA」)との間で、当社の誘電体事業を譲渡することで合意し、事業譲渡契約(以下「本事業譲渡契約」)を締結いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
事業譲渡の背景と目的
当社のテクニカルセラミックス関連事業の一つである誘電体事業は、幅広い誘電体材料とプロセス技術を用い、主に通信産業向けの誘電体共振器およびその材料を開発・製造・販売し、全世界に展開して参りました。
一方、XXXXXX は創業以来、一貫してセラミック技術をコア技術として位置づけており、セラミック基板、誘電体セラミックス、石英部品など各種材料・部品において高い占有率を誇ります。
当社は、2014 年 3 月期に過去最高の経常利益を達成しましたが、現在進行中の第 6 次中期経営計画ではさらなる業績の向上を目指すべく、各種改革を実行しております。
自動車関連事業については、スパークプラグの基幹部品である絶縁体の新工場の操業を開始し、テクニカルセラミックス関連事業における半導体事業については、業績改善に向け、主力製品の戦略的拡販や製造移管等、抜本的な施策に取り組んでおります。
テクニカルセラミックス関連事業における応用セラミック事業については、この4月より新組織「iプロジェクト」を立ち上げました。同プロジェクトにおいては、現行事業の成長性ならびに当社競争力を精査し、当社が必ずしも競争力を発揮できない製品については、縮小・撤退をし、経営資源の最適配分を進めると同時に、新規事業を発掘・育成・事業化することを意図しております。
今回の事業譲渡は、一連の構造改革の一つに相当し、当社が競争力を有する分野に経営資源を集中配分することで、テクニカルセラミックス関連事業の強化を意図するものです。
事業譲渡スケジュール
今後の予定としては、2014 年 9 月末を目途に当社での誘電体事業は終了し、当社生産設備の MARUWA への移管が行われる予定です。当社が培ってきた幅広い誘電体材料、プロセス技術およびノウハウは、誘電体製品で高い競争力を誇る MARUWA に承継・融合され、同事業はMARUWA の下で、さらなる発展を目指すこととなります。
なお、本事業譲渡契約の締結に伴う当社人員の移管はありません。今後の見通し
当該事業の譲渡による当社の当期以降の連結業績に与える影響につきましては、軽微です。
以上
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