事業所名称 広島新生学園 種 別 児童心理治療施設 事業所代表者名 園長 上栗 明男 開設年月日 平成30年4月1日 設置主体 社会福祉法人 広島新生学園 定 員 28 人 利用人数 24 人 所 在 地 〒739-0036 広島県東広島市西条町田口391-2 電話番号 082-425-1378 FAX番号 082-425-1395 ホームページアドレス http://h-shinsei.or.jp/
福祉サービス第三者評価 評価結果報告書(概要)
評価機関 | 名 称 | (社福)広島県社会福祉協議会 |
所 在 地 | xxxxxxxxxxxxx00-0 | |
事業所との契約日 | 令和2年7月7日 | |
訪 問 調 査 日 | 令和3年1月14日 | |
評価結果の確定日 | 令和3年3月12日 | |
結果公表にかかる事業所の同意 | あり ・ なし |
公 表 日:令和3年3月18日
Ⅰ 事業者情報
(1)事業者概況
事業所名称 | xxxx学園 | 種 別 | 児童心理治療施設 | ||
事業所代表者名 | 園長 xx xx | 開設年月日 | 平成30年4月1日 | ||
設置主体 | 社会福祉法人 xxxx学園 | 定 員 | 28 人 | 利用人数 | 24 人 |
所 在 地 | x000-0000 xxxxxxxxxxxx000-0 | ||||
電話番号 | 000-000-0000 | FAX番号 | 082-425-1395 | ||
ホームページアドレス |
(2)基本情報
サービス内容(事業内容) | 事業所の主な行事など | ||||
○第一種社会福祉事業 | 毎月:避難訓練,季節行事 | ||||
・児童養護施設 ・児童心理治療施設 | ・母子生活支援施設 | 招待行事(卓球,バレー),クリスマス会,入学・卒業祝い | |||
・乳児院 | キャンプ,旅行(年1回) | ||||
○第二種社会福祉事業 | |||||
・保育所 ・児童家庭センター | |||||
居住の概要 | 居室以外の施設設備の概要 | ||||
○児心男子・女子棟 | ○食堂 4 か所 | ○トイレ | 14 か所 | ||
・居室総数 16 室 | ○キッチン 6 か所 | ○洗面所 | 10 か所 | ||
(各室2人部屋) | ○浴室 6 か所 | ○相談室 | 2 か所 | ||
○地域交流室 1 か所 | ○会議室 | 1 か所 | |||
○心理療法室 3 か所 | ○事務室 | 1 か所 | |||
○住み込み職員室 | 8 か所 | ||||
職員の配置 | |||||
職 種 | 人 数(うち常勤の人数) | 職 種 | 人 数(うち常勤の人数) | ||
施設長 | 1 人( 1 人) | 栄養士 (児童養護と兼務) | 2 人( 2 人) | ||
心理士 | 3 人( 3 人) | 調理員 (児童養護と兼務) | 3 人( 3 人) | ||
児童指導員 | 2 人( 2 人) | 看護師 | 1 人( 1 人) | ||
家庭支援専門相談員 | 1 人( 1 人) | 嘱託医 (児童養護と兼務) | 1 人( 0 人) | ||
保育士 | 9 人( 9 人) | 事務員 | 1 人( 1 人) |
Ⅱ.第三者評価結果
◎評価機関の総合意見
xxxx学園は,昭和20年に戦災や原爆により孤児となった児童を保護し,広島県内の児童福祉を推進してきた法人です。児童養護施設の運営を基盤として,平成30年から児童心理治療施設を開設し,さらに幅広い児童健全育成の実践を展開されています。
児童養護施設と一体になり,野球やバレーボールなどのスポーツを通じた生活の育成を行うとともに,地域住民ともスポーツを通じた交流を図っています。
近隣にある広島大学と,児童に関する共同研究の実施や学生ボランティアによる子どもたちの学習指導を行うなど,連携を深められています。
◎特に評価の高い点
(1)児童養護施設と児童心理治療施設の園長が,大学等の講師として啓発や人材育成にも貢献されており,保育士,社会福祉士,臨床心理士などの実習生の受け入れにも積極的で,次世代の専門職育成に取り組まれています。(管理運営編_2(2)№12実習生の受け入れ)
(2)児童心理治療施設の治療の特徴でもある,治療と教育と生活が一体となって支援する総合環境療法が,専門職との連携により適切に行われていることがケース記録を通して確認できました。特に,心理療法の実践状況などの記録は丁寧に行われていました。(サービス編_1(2)№3子どもの尊重と最善の利益の考慮①)
(3)自治会活動を通じて,子ども自身が主体的に活動できるよう支援されていました。委員の立候補や選挙等を通して,自分たちの生活がより良くなるように考える場を作られています。また,行事の企画・運営に関わる機会を提供されています。(サービス編_1(3)№6主体性を育てる支援)
(4)開園当初より,チームで行うスポーツ活動に力をいれておられます。集団で行うスポーツ活動を通して挨 拶・社会のマナーや礼儀作法が自然と習得できる活動に力をいれておられます。(サービス編_1(3)№7協調性を養う支援)
◎特に改善を求められる点
(1)日常的に学習支援などのボランティアを積極的に受け入れておられます。今後は,ボランティア受け入れに関する考え方のマニュアルを整備されることを期待されます。(管理運営編_2(5)№16地域との関係)
Ⅲ.第三者評価結果に対する事業者のコメント
この度,「福祉サービス第三者評価」を受審し,専門的かつ客観的な評価をいただいた。
評価結果については,児童の最善の利益を考慮したサービスを提供する中で,具体的な目標設定を行う上での客観的指標となった。
今後も,施設方針などの基盤を明確にするためマニュアル化の整備を図り一貫したサービスを提供していかなければならないが,マニュアルだけに捉われず,その目的や本質を理解し,今後も「質の高いサービス」を提供していきたいと考えている。
Ⅳ.項目別の評価内容
ー
1 管理運営編
1 福祉サ ビスの基本方針と組織 | (1)理念・基本方針自己評価:N0.1-2 | 施設としての運営方針,治療方針が確立され,明文化されています。施設の特徴として,児童養護施設開設時から職員の住み込みを継続してお り,子どもに「おはよう」から「おやすみ」まで,一日の生活を同じ職員が援助できるよう,フレックスタイム制(スーパーフレックスタイム制)を採用されています。研修や会議等の場を活用し,職員への周知と浸透に取り組むほか,ホームページやパンフレットで,幅広く周知されています。 |
(2)計画の策定 自己評価:N0.3-4 | 運営に関する中・長期的なビジョンを持ち,施設全体がめざす姿を明確にされています。事業計画の策定にあたっては,日頃から子どもたちの意見等を把握し,それらを行事計画等に具体的に反映されています。事業計画の内容は,職員会議や職員研修等で説明し,事務室内にも掲示されています。 | |
(3)管理者(施設長)の責任とリーダーシップ自己評価:N0.5-6 | 統括園長や園長の役割と責任を明確にし,質の高い支援や効率的な運 営のためにリーダーシップを発揮されています。得た情報や知識は,xxxxxxや職員会議で,全体に周知されています。必要に応じて職員面談を実施したり,いつでも相談できる体制を整え,職員の意見を運営や業 務改善に反映されています。 | |
2 組織の運営管理 | (1)経営状況の把握自己評価:N0.7-8 | 県児童養護施設協議会等の役員に就任されており,社会福祉事業全体の動向について具体的に把握されています。また,入所者推移やコスト分析を定期的に行い,経営状況や改善すべき課題を明らかにし,職員と共有されています。税理士が法人の監事であり,助言・指導が得られる体制にあります。 |
(2)人材の確保・養成自己評価:N0.9-12 | 児童養護施設と児童心理治療施設の園長が,大学等で児童養護施設の啓発に務めるなど,人材育成に貢献されています。講義を通じて,児童養護施設や園に興味を持つ学生がおり,卒業後に職員として採用された事例もあります。職員一人ひとりのモチベーションが高く,住込みスーパーフレックスタイム制についても職員の理解が得られています。職員の職務遂行能力だけではなく,職員からの希望による研修受講もできる体制が整えられています。県外の研修など,外部研修にも積極的に参加されています。 また,実習生の受け入れに積極的で,保育士,社会福祉士,臨床心理士など,専門職の人材養成に取り組まれています。さらに,実習生受け入れのマニュアルを整備するとともに,事前説明を丁寧に行われています。 | |
(3)安全管理 自己評価:N0.13 | 園内外での安全を考慮し,登下校や安全対策マニュアルを作成し,子どもや職員に周知されています。また,火災とは別の自然災害発生時等において,迅速かつ的確な対策をとるための具体的な手順が定められています。統括園長や園長が昼夜問わず,緊急時には速やかに連絡・対応できる体制があります。 | |
(4)設備環境 自己評価:N0.14-15 | より家庭的な環境をめざして,平成30年4月に園舎を全面改築し,グ ループホームによる小規模グループケアを実践されています。それぞれに玄関口が設けられ,居室やリビング,キッチン,風呂場,xxx等の造りも 家庭生活を意識し,子どもの自立支援に配慮した設計にされています。また,両翼80メートルあるグランドやバレーコートなど,活動が十分に行えるスペースがあります。 施設内外の清掃を毎日実施する他,新型コロナウイルス感染防止対策として,看護職員によるドアノブ等のアルコール消毒(拭き清掃)を実施されています。 |
2 組織の運営管理 | (5)地域との連携自己評価:N0.16 | 子どもと地域との関わりを大切にし,グラウンド及びホールの地域開放による交流や,地元の学生ボランティアを積極的に受け入れておられます。また,野球やバレーボールなどのスポーツ活動を通じて,地域の子どもと一緒に活動できる場をつくられています。 ◎ボランティア受け入れに関するマニュアルを整備され,受け入れ方法や活動内容,活動範囲その他取り決めを明確化させるためにも,マニュアルを作成されることを提案します。 |
(6)事業の経営・運営自己評価:N0.17-18 | 県児童養護施設協議会や県社会福祉法人経営者協議会等で積極的に意見を提示されています。日頃から,県や関係機関と連携し,情報共有,意見交換を行っておられます。財務諸表については,法人会計等をホームページに掲載されています。 | |
3 適切な養育 ・支援の実施 | (1)子ども本位の養育・支援 自己評価:N0.19-24 | 一人ひとりの子どもを尊重した養育・支援提供について,職員会議で対応を協議し,共通理解を得るよう努めておられます。プライバシー保護に関する内容を就業規則に明示するとともに,守秘義務を徹底されています。 苦情解決のしくみは確立されており文書化されていますが,意見等への 対応については,マニュアルでは表せない対応が想定されるため,今後も作成される予定はないとのことでした。職員は,日頃から子どもたちと話 し合いの機会を持ち,日常の不安や不満等を汲み取るように努められています。意見箱を設置したり,「子ども委員会」を設置し,子どもが意見を言いやすい環境をつくっておられます。 |
(2)養育・支援内容の質の確保 自己評価:N0.25-28 | 年1回自己評価を実施されています。第三者評価の受審にあたり,自己評価は多くの職員参加のもと,取り組まれています。子どもの発達状態や心理状況に応じた援助を一定の水準を保つために,健康管理,衛生管理,虐待防止,感染症予防,災害対応などの各種マニュアルが整備されています。マニュアルは,事務室及び各棟に備え付けられ,全職員に周知されています。 子ども一人ひとりの記録が整備されており,子どもの心身の状況,希望,目標,日々の生活状況等が記入されています。特に重要な記録等は,鍵のかかる場所に保管されています。 | |
(3)養育・支援の開始・継続 自己評価:N0.29-32 | パンフレットやホームページで必要な情報を提供されています。ホームページでは,園舎の様子や活動状況等を紹介されています。 卒園生がいつでも帰ってこられる場所になるよう,日頃から信頼関係の 構築に努めておられます。OB・OGの野球チームやバレーボールチームをつくることで,卒園後も来園する機会を意図的に設けられています。卒園生と子どもが交流することで,様々な人とのつながりを感じられるよう工夫されています。 |
Ⅳ.項目別の評価内容
2 サービス編:児童心理治療施設
1 子どもの最善の利益に向けた治療 ・支援 | (1)自立支援計画に基づいた支援 自己評価:N0.1-2 | 子どもの生活場面や心理治療の状況,学校での様子など,多面的な情報を収集し,アセスメント等に関する協議を実施されています。計画については,統一した様式を整備し,作成手順を統一するように取り組まれています。毎日のミーティングで常に子どもの情報を共有化し,その都度の対応について話し合われています。 |
(2)子どもの最善の利益のための治療・支援自己評価:N0.3-5 | 児童の様々な課題に対応するため,医師や看護師,心理療法士等と連携協働して,子どもの治療目標を達成できるように支援されています。職員が 日々の治療・支援について振り返り,必要に応じて常勤の心理療法士から助言を受けられる環境が整えられています。児童養護施設の子どもと一緒に活動することで,集団によるコミュニケーション活動や表現活動にもつながっています。 | |
(3)子どもの意向への配慮や主体性の育成自己評価:N0.6-7 | 子どもの自治会活動があり,代表委員が集まり施設のルールや生活について話し合う場を設けたり,行事の企画・運営に関わるなど,子ども自身が自分たちのこととして主体的に考え,活動できるよう支援されています。子どもからの要望等がすぐに応えることが難しい内容でも,職員会議等で話し合い,対応を検討されています。 集団で行うスポーツ活動を通して,挨拶・社会のマナーや礼儀作法が自然と身につくよう取り組まれています。 | |
(4)権利擁護 自己評価:N0.8-9 | 子どもの権利擁護について,施設としての基本的な考え方や方針を就業規則に定め,職員に周知されています。また,職員会議や研修等で共通した理解で日々の治療・支援を行うため,権利擁護に関する取り組みについて伝えておられます。また,子どもに対しても日常生活の中で起こる出来事を通して,守られる権利について説明されています。 子ども間の暴力,いじめ,差別などの問題の発生予防のために,問題となる行動を観察,記録し,考えられる因果関係を分析し,問題行動を誘発させない生活環境を整えるよう努力されています。 | |
(5)虐待の防止 自己評価:N0.10-11 | 就業規則に虐待の禁止について明記するとともに,不適切な対応が具体的にどのようなことを示すのか,虐待防止マニュアルや研修等を通して職員に周知されています。また,職員会議などで取りあげるなど,不適切な関わり が行われていないことを確認されています。子どもが自分自身を守るための知識や具体的方法を習得するため,日常生活の中で指導されています。虐待が起きやすい状況や場面を想定し,それらを未然に防ぐよう取り組まれています。虐待の届出・通告制度についてマニュアル化されていませんが,手順等は職員全体に周知して適切に対応されています。 | |
2 日常生活の中での支援 | (1)生活習慣 自己評価:N0.12-19 | 各ホームに冷蔵庫やIHクッキングヒーター,電子レンジ,炊飯器が設置さ れ,適温の食事が提供できるように配慮されています。白飯は各ホームで炊き,調理室から運ばれた主菜や副菜をホームで盛りつけされています。必要のある子どもには,入所後すぐに医療機関でアレルギー検査を行い,子どもの年齢や体調,疾病,アレルギーに配慮した食事を提供されています。 スーパーフレックスタイム制による住み込み勤務の特性を活かし,子どもが安心して心地よい眠りにつけるよう,就寝のための雰囲気や環境を整えられています。 衣服については,子どもの成長や年齢,季節に適したものを着衣できるよう心がけておられます。各居室に収納スペースを確保し,「自分の服である」という所有感を持てるように配慮されています。 職員は子どもと一緒に掃除や片付けなどを行い,生活習慣の習得に向けた支援を丁寧にされています。 看護師から助言を得て,子どもの発達段階に応じた健康管理に努められています。 交通事故防止など,様々な危険から身を守るため,登下校安全マニュアルを整備し,交通ルールや注意点を伝えられています。子どもには,単独行動をせず,必ずペアになって行動するように指導されています。 |
2
日常
生 (2)学習・進路・性に
活 関する支援等
中
の 自己評価:N0.20-22
での支援
3
通
所 (1)通所支援
に
よ 自己評価:N0.23
る支援
居室で静かに勉強できる学習環境が整えられています。子どもの学力に応じて個別学習を支援したり,地元大学の学生ボランティアを積極的に受け入れ,学習支援につなげられています。早い時期から進路について子どもと話し合い,進路決定後も決めた進路に向かって進めるようにフォローアップされています。
子どもの年齢・発達段階に応じて,性の正しい知識を身につけられるよう,心理療法士と連携して対応されています。また,職員間で性に関する支援等のあり方について検討し,必要に応じて勉強会等を実施されています。
※通所支援は実施されていません。
4
支 (1)親子関係の再構築援 支援等
の 自己評価:N0.24-25
(
ー
継 続 性 サと
アビフ
スタ (2)家庭復帰・退所後
ー
)
の支援
ケ 自己評価:N0.26-27ア
児童相談所と協力して,親子関係の修復や家族等の養育力の向上のためのプログラムを策定されています。子どもや家族等の状況を配慮したうえ で,家族関係の継続や再構築のための働きかけをされています。また,面 接,外出,一時帰宅後の子どもの様子を注意深く観察し,家族との関わりの適切さを確認されています。園内に親子での宿泊や一定期間過ごすことができる部屋を完備されています。
家庭復帰にあたって,本人と家族の状況の把握に努め,児童相談所と綿密に協議し,子どもが家庭で安定した生活が送れるよう,復帰後の支援に取り組まれています。退所後も施設に相談できることを伝え,本人からの連絡だけでなく,就労先や居住先からの連絡などにも対応されています。
5
(
ー
子サど
も (1)安全確保
)
ビの 自己評価:N0.28-29ス安
全確保
食中毒や感染症に関するマニュアルがあり,職員に周知されています。ま た,ケアカンファレンスやミーティング,職員会議などで看護職員による助 言・指導が行われています。子ども自身も予防や対策に取り組めるよう,分かりやすく説明されています。
災害時における子どもの安全を確保するため,「非常・災害対策計画」を作成し,日頃から防災に対する意識を持てるように取り組まれています。
自己評価・第三者評価の結果(管理運営編-社会的養護施設-)
NO. | 小項目 | 設問 | 自己評価 | 第三者評価 | 改善の必要性 |
1 福祉サービスの基本方針と組織
(1)理念・基本方針
1 | 理念・基本方針の確立 | 法人としての理念,基本方針が確立され,明文化されていますか。 | A | A | |
2 | 理念・基本方針の周知 | 理念や基本方針が職員・子ども等に周知されていますか。 | B | A |
(2)計画の策定
3 | 中・長期的なビ ジョンと計画の明確化 | 中・長期的なビジョン及び事業計画が策定されていますか。 | B | A | |
4 | 適切な事業計画策定 | 事業計画が適切に策定されており,内容が周知されていますか。 | B | A |
(3)管理者(施設長)の責任とリーダーシップ
5 | 管理者(施設 長)の役割と責任の明確化 | 管理者(施設長)は自らの役割と責任を明確にし,遵守すべき法令等を理解していますか。 | A | A | |
6 | リーダーシップの発揮 | 管理者(施設長)は質の向上,経営や業務の効率化と改善に向けて,取り組みに指導力を発揮していますか。 | A | A |
2 組織の運営管理
(1)経営状況の把握
7 | 経営環境の変化等への対応 ① | 事業経営をとりまく環境が的確に把握されていますか。 | B | A | |
8 | 経営環境の変化等への対応 ② | 経営状況を分析して,改善すべき課題を発見する取り組みを行っていますか。 | B | A |
(2)人材の確保・養成
9 | 人事管理の体制整備 | 必要な人材確保に関する具体的なプランをたてて,実行していますか。 | B | B | |
10 | 職員の就業状況への配慮 | 職員の就業状況や意向を把握し,必要があれば改善するしくみが構築されていますか。 | B | A | |
11 | 職員の質の向上に向けた体制 | 職員の質の向上に向けた具体的な取り組みを行っていますか。 | B | B | |
12 | 実習生の受け入れ | 実習生の受け入れについて,積極的な取り組みを行っていますか。 | A | A |
(3)安全管理
13 | 子どもの安全確保 | 子どもの安全確保のための体制を整備し,対策を行っていますか。 | C | B |
(4)設備環境
14 | 設備環境 | 事業所(施設)は,子どもの快適性や利便性に配慮したつくりになっていますか。 | A | A | |
15 | 環境衛生 | 事業所(施設)は,清潔ですか。 | C | A |
NO. | 小項目 | 設問 | 自己評価 | 第三者評価 | 改善の必要性 |
(5)地域との交流と連携
16 | 地域との関係 | 子どもと地域との関わりを大切にし,地域のニーズに基づく事業等を行っていますか。 | B | B | ○ |
(6)事業の経営・運営
17 | 制度に関する意見・意向の伝達 | 制度について,保険者あるいは行政担当部署等に意見や意向を伝えていますか。 | A | A | |
18 | 財務諸表の公開 | 地域住民,子どもや親に対して財務諸表を公開していますか。 | B | A |
3 適切な養育・支援の実施
(1)子ども本位の福祉サービス
19 | 子どもを尊重する姿勢① | 一人ひとりの子どもを尊重した養育・支援提供について,共通の理解を持つための取り組みを行っていますか。 | B | A | |
20 | 子どもを尊重する姿勢② | 子どものプライバシー保護に関する規程・マニュアル等を整備していますか。 | B | A | |
21 | 子どもの満足の向上 | 子どもの満足の向上に向けた取り組みを行っていますか。 | C | C | |
22 | 意見を述べやすい体制の確保① | 子どもが相談や意見を述べやすい環境を整備していますか。 | B | B | |
23 | 意見を述べやすい体制の確保② | 苦情解決の仕組みが確立され,十分に周知・機能していますか。 | B | B | |
24 | 意見を述べやすい体制の確保③ | 子どもからの意見に対して迅速に対応していますか。 | D | D |
(2)養育・支援内容の質の確保
25 | 質の向上に向けた組織的な取り組み | 自己評価の実施や第三者評価の受審により,提供しているサービス・支援内容の質向上を図っていますか。 | D | A | |
26 | 標準的な実施方法の確立 | 子どもの発達状態や心理状況に応じた援助を一定水準に保つため,マニュアルを定め,活用していますか。 | C | B | |
27 | 養育・支援の実施状況の記録 | 子どもに関する養育・支援の実施状況の記録が適切に行われていますか。 | A | A | |
28 | 記録の管理と開示 | 記録等の開示を適切に行っていますか。 | C | B |
(3)養育・支援の開始・継続
29 | 養育・支援の提供開始① | 子どもや親等に対して,養育・支援の選択に必要な情報を提供していますか。 | B | B | |
30 | 養育・支援の提供開始② | 入所後に提供する養育・支援について,子どもや親等に分かりやすく説明していますか。 | B | B | |
31 | 施設の退所・施設を退所した後の対応 | 施設の退所事由を定めていますか。 | - | - | |
32 | 養育・支援の継続性への配慮 | 事業所変更や家庭への移行にあたり,サービスの継続性に配慮した対応を行っていますか。 | C | C |
自己評価・第三者評価の結果(サービス編:児童心理治療施設)
NO. | 小項目 | 設問 | 自己評価 | 第三者評価 | 改善の必要性 |
1.子どもの最善の利益に向けた治療・支援
(1)自立支援計画に基づいた支援
1 | 自立支援計画の策定 | 自立支援計画の策定は適切に行われていますか。 | B | B | |
2 | 自立支援計画の評価・見直し | 自立支援計画の評価・見直しは,適切に行われていますか。 | B | B |
(2)子どもの最善の利益のための治療・支援
3 | 子どもの尊重と最善の利益の考慮① | 総合環境療法を踏まえた多職種連携の取り組みを行っていますか。 | A | A | |
4 | 子どもの尊重と最善の利益の考慮② | 子どもの発達段階に応じて,生活体験,生活技術が身につけられるよう支援していますか。 | A | A | |
5 | 子どもの尊重と最善の利益の考慮③ | 子どもに暴力・不適応行動などの行動上の問題があった場合,適切に対応していますか。 | A | A |
(3)子どもの意向への配慮や主体性の育成
6 | 主体性を育てる支援 | 日常生活の中で,子ども自身が自分たちのこととして主体的に考え,活動できるよう支援していますか。 | A | A | |
7 | 協調性を養う支援 | 子どもが協調性を養い,他者と心地よく過ごすためのマナーや心遣いができるよう支援していますか。 | A | A |
(4)権利擁護
8 | 子どもの権利擁護・支援① | 子どもの権利擁護に関する取り組みを徹底していますか。 | B | B | |
9 | 子どもの権利擁護・支援② | 子どもに対し,権利について正しく理解できるよう支援していますか。 | A | A |
(5)虐待の防止
10 | 虐待の防止 | 子どもに対する暴力,虐待防止と早期発見に取り組みんでいますか。 | A | A | |
11 | 虐待の禁止 | 子どもに対して,虐待を行わないことを徹底していますか。 | B | B |
2.日常生活の中での支援
(1)生活習慣
12 | 食事① | 子どもが食事を楽しむことができるような配慮や工夫を行っていますか。 | A | A | |
13 | 食事② | 子どもの嗜好や健康状態に配慮した食事を提供している。 | A | A | |
14 | 睡眠 | 子どもが十分な睡眠をとれるように工夫していますか。 | B | A | |
15 | 衣習慣 | 子どもが衣習慣を獲得し,衣服を通じて適切に自己表現できるよう支援していますか。 | A | A | |
16 | 住生活 | 施設の共用スペースは,生活の場として安全性や快適さに配慮した場所となっていますか。 | B | A |
NO. | 小項目 | 設問 | 自己評価 | 第三者評価 | 改善の必要性 |
(1)生活習慣(続き)
17 | 整理整頓 | 発達段階に応じて居室等の整理整頓,掃除等の習慣が定着するよう支援していますか。 | A | A | |
18 | 健康管理① | 発達段階に応じて,身体の健康(清潔,病気,事故等)について自己管理ができるよう支援していますか。 | A | A | |
19 | 健康管理② | 医療機関と連携して一人ひとりの子どもに対する心身の健康を管理するとともに,異常がある場合は適切に対応していますか。 | A | A |
(2)学習・進路・性に関する支援等
20 | 学習支援 | 学習環境の整備を行い,子どもの学力に応じた学習支援を行っていますか。 | B | B | |
21 | 進路支援 | 学校を卒業する子どもの進路について,「最善の利益」にかなった進路の決定ができるよう支援していますか。 | A | A | |
22 | 性に関する支援等 | 子どもの年齢・発達段階等に応じて,性をめぐる課題に関する支援等の機会を設けていますか。 | A | A |
3.通所による支援
(1)通所支援
23 | 通所支援 | 施設の治療的機能である生活支援や心理的ケアなどにより,通所による支援を行っていますか。 | - | - |
4.支援の継続性とアフターケア(サービス)
(1)親子関係の再構築支援等
24 | 家族への支援 | 家族からの相談に応じる体制を整え,家族関係の再構築に向けて支援していますか。 | B | A | |
25 | 親子関係の調整 | 子どもと家族の関係の再構築,家族再統合が可能となるように支援していますか。 | A | A |
(2)家庭復帰・退所後の支援
26 | 家庭復帰に向けた取り組み | 家庭復帰にあたって,子どもが家庭で安定した生活が送ることができるよう復帰後の支援を行っていますか。 | A | A | |
27 | 退所後の支援 | 子どもが安定した生活を送ることができるよう退所後の支援に積極的に取り組んでいますか。 | B | B |
5.子どもの安全確保(サービス)
(1)安全確保
28 | 感染症予防 | 感染症の予防や発生時における子どもの安全を確保できる体制がありますか。 | B | A | |
29 | 災害時への対応 | 災害時における子どもの安全を確保できる体制がありますか。 | B | B |