(MEDDEC)
ニュースリリース
報道関係各位
同時提供先:大阪経済記者クラブ、近畿経済産業局記者会
平成28 年6月8日
解禁日 平成28 年6月8日
JFEテクノリサーチとchromocenter の共同研究契約締結のお知らせ
独立行政法人中小企業基盤整備機構 近畿本部
この度、独立行政法人中小企業基盤整備機構が整備し、神戸市並びに公益財団法人先端医療振興財団との連携の下運営するインキュベーション施設、「神戸医療機器開発センター<以下略称: MEDDEC(メデック)」と「神戸健康産業開発センター<以下略称:HI-DEC(ハイデック)>」の入居者である、JFEテクノリサーチ株式会社(代表取締役社長 津山👉史、本社:xxxxxx区、以下「JFEテクノリサーチ」)と株式会社 chromocenter(代表取締役社長 xxxx、本社;鳥取xxx市、以下「chromocenter」)が、MEDDEC 並びにHI-DEC のIM室が実施したxxxxxによって、共同研究開発の実施の合意に至りました。
今回の共同研究の成果により、作製されたiPS 細胞の安全性などの確認、評価を迅速に行うことが可能となり、再生医療の分野においてより経済的でより安全な治療や研究が進むことが期待されています。
具体的な共同研究内容は、以下のとおりです。
JFEテクノリサーチ株式会社(代表取締役社長 津山 👉史、本社:xxxxxx区、以下「J FEテクノリサーチ」)と株式会社 chromocenter(代表取締役社長 xx xx、本社;鳥取xxx市、以下「chromocenter」)とは共同研究契約を締結し、iPS 細胞をはじめとした再生医療用細胞の評価技術(次世代染色体解析技術)を共同で開発することに合意いたしました。
iPS 細胞をはじめとした再生医療技術は急速に発展しており、治療に用いる細胞の製造に要する基盤技術は一部が既に実用段階の水準にあります。一方、iPS 細胞等を一般の治療などに利用するためには、細胞の性質や品質を評価する技術が伴うことで、がん化リスクの確認や安全性の担保が実現できます。この評価技術は網羅的に整備されることが必要で、塩基配列や細胞の形状など様々な技術の開発が進んでおり、今回両社が開発する染色体解析技術も重要な評価項目にあげられています。
染色体解析は、画像解析を行うことで染色体の構造異常などを評価するものですが、大量処理が難しく、技術者の養成にも長期間を要するため、再生医療の実用化段階では正確に大量処理できる技術の開発が求められています。今回、JFEテクノリサーチの有する高度な画像解析技術と chromoceter が有する染色体解析技術を融合し、再生医療の実用化に不可欠な染色体解析を大量処理する技術を開発いたします。
JFEテクノリサーチは、“ものづくり”のベストパートナーとして、最新鋭の解析装置を用い高度な解析評価サービスをお客様にご提供しています。既に、医薬品の安全性評価や有効性評価に対するニーズの高まりを受けて医薬品分析事業に参入しており、ポートアイランド・神戸医療産業都市の神戸医療機器開発センター(MEDDEC)、及び当社千葉地区の二拠点に先端医薬品解析センターを設置し、本年4 月より事業を開始しております。
chromocenter は、iPS 細胞をはじめとした哺乳動物細胞の染色体解析技術を保有し、再生医療用の iPS 細胞や医薬品生産に用いられる動物細胞の染色体評価に多くの経験と実績があります。特に iPS 細胞分野の染色体解析評価は、安全性を担保する重要な評価項目の一つとなっており、再生医療研究の拡大・発展に伴い、さらなる評価精度の向上やスピードアップ、コストダウンへのニーズが急速に高まっています。
以 上
□メデック・ハイデックとは
神戸医療機器開発センター(メデック)、神戸健康産業開発センター(ハイデック)は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が整備・運営を行うインキュベーション施設です。
メデック並びにハイデックは、地域の研究資源を有効に活用し、新製品・新技術の研究開発や新分野への進出をめざす中小・ベンチャー企業等を支援し、新事業の創出を促進するとともに地域社会へ貢献することを目的としたレンタルラボ施設です。
メデック
(MEDDEC)
ハイデック (HI-DEC)
<本件に関するお問い合わせ先>
独立行政法人中小企業基盤整備機構近畿本部 神戸医療機器開発センターIM室 担当:xx TEL 078(306)1162
JFEテクノリサーチ株式会社 総務部 TEL 03(3510)3255株式会社chromocenter 経営企画部 TEL 03(5623)2831