の影響を受けている。例えば,英文契約書は長く詳細である。言葉は,当事者を縛る道具と考え,できるだけ沢山表現しようとし,相手に対しては表された言葉で解釈しようと する。すなわち当事者は,信頼できない相手でも契約書でコントロールできると考える。何か問題があれば,すぐ訴訟を考える。長くて網羅的なのが英文契約書の特徴である。 英文契約書の当事者の関係は,「性悪説」に基づき,「対決」(confrontation)の関係である。