Contract
2022 年 12 月 19 日
各 位
日本特殊陶業株式会社
空調業界における省エネルギー化への貢献に向けて、 株式会社アースクリーン東北と共同事業開発契約を締結
~ 空調業界が抱える課題にチャレンジするためにパートナー企業と協創 ~
日本特殊陶業株式会社(社長:xx x、本社:名古屋xx区、以下、日本特殊陶業)は、このほど、ネットゼロエネルギー空調の実現を目指し、省エネルギー空調の事業展開を行っている株式会社アースクリーン東北(社長:xx xx、本社:xx県仙台市、以下、アースクリーン東北)と、共同事業開発契約を締結しました。
1.共同事業開発の背景・目的
このたび、潜熱・顕熱分離空調で「ネットゼロエネルギー空調の実現」を目指し、食品スーパーを中心に、食品工場、生産工場等多岐に渡って、省エネルギー空調の事業展開を行っているアースクリーン東北と、セラミックをさまざまな分野に応用し、カーボンニュートラルの実現に向け社会に広く寄与する新技術・ソリューション開発を積極的に進める日本特殊陶業が、共同事業開発契約を締結し、事業提携を行います。異なる業種・業態の協創パートナーと共に、カーボンニュートラル社会の実現に向けた課題として、再生可能エネルギーの普及に不可欠な効率の良い省エネルギー技術にチャレンジすることで、共に社会のさらなる発展に貢献することを目指します。
なお、共同事業開発契約の締結に先立って両社間で協業に関する合意書を締結しており、現在は資本業務提携についての協議も進めております。
2.事業提携の内容
事業提携の主な内容は、以下のとおりです。
パブリックリレーションズ/マーケティングの共同推進
∙ 省エネソリューションを広く世の中に展開し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する
次世代ソリューションの企画
∙ 双方の材料、製品及びサービスの組み合わせによる、実現可能な新たなソリューションの開発
ビジネスエコシステムの形成
∙ 協業領域及びその周辺での協創パートナーのモデル策定とエコシステムの形成
3.今後の見通し
共同事業の第一弾として、「デシカント空調設備による、事業者向け調湿型省エネ空調ソリューション」事業に参入します。年間を通じ変化する外気条件に対し、COVID-19 の世界的流行がもたらした事業者による換気促進対策の導入は、空気中の湿度(潜熱)によるエネルギーロスやさまざまな衛生面での課題を生んでおり、従来型の空調設備の技術だけでは、理想とする空気環境の実現が困難な状況です。
従来、調湿型空調であるデシカント空調設備は、除湿ロータを乾燥させるための熱源が必要という課題があります。この課題に対し、低温排熱をうまく活用する技術に強みを持つアースクリーン東北と、セラミックを中心とする材料技術、量産技術に知見を有する日本特殊陶業が業界の垣根を超え事業提携することで、空調業界が抱えるさまざまな課題の解決に貢献していきます。
当社は、「2030 長期経営計画 日特 BX」において非内燃機関事業の比率を高める"事業ポートフォリオの転換" を掲げ、その実現のための施策の一つとして、「Smart Health 」
「DecentralizedUtilities」「Smart Mobility」を注力領域とした新規事業創出に取り組んでいます。このたびのアースクリーン東北との共同事業の推進は、「DecentralizedUtilities」の領域における事業創出の取り組みの一環です。
今後もさまざまなパートナー企業との連携により新規事業創出を推進し、新たな価値の創造に向けた取り組みを進めてまいります。
■株式会社アースクリーン東北の概要
正式名称 | 株式会社アースクリーン東北 |
所在地 | xxxxxxxxxxxxxx 00 xxx 00 |
設立年月 | 1989 年 7 月 |
代表者 | 代表取締役 xxxx |
事業内容 | 環境制御機器、卸、小売、空調設備機器、省エネ関連機器製造販 売及び設計・工事業 |
Web サイト |
以上