現在当社が研究しているステルス型ナノ粒子は、各種薬剤を封入することが可能な技術です。この度、旭化成ファーマが所有する化合物に同技術を用いた新たな DDS 製剤 の研究開発を共同で実施することで合意に達し共同研究開発契約を締結いたしました。本契約の締結により基礎的研究を開始し、より医療に貢献できる医薬品の開発に向けた共 同研究開発を推進することで、将来的に新規医薬品の創出を実現して参りたいと考えております。
平成 22 年 1 月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社LTTバイオファーマ代 表 者 名 代表取締役社長 xx x
( コード番号456 6 東証マザーズ)問合せ先 取締役研究開発本部長 xx x
( T E L 0 3 - 5 7 3 3 - 7 3 9 1 )
旭化成ファーマ株式会社との共同研究開発契約締結に関するお知らせ
当社は、旭化成ファーマ株式会社(以下 旭化成ファーマ)と当社の所有するステルス型ナノ粒子に関する共同研究開発契約を締結することを決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.共同研究開発の概要
現在当社が研究しているステルス型ナノ粒子は、各種薬剤を封入することが可能な技術です。この度、旭化成ファーマが所有する化合物に同技術を用いた新たな DDS 製剤の研究開発を共同で実施することで合意に達し共同研究開発契約を締結いたしました。本契約の締結により基礎的研究を開始し、より医療に貢献できる医薬品の開発に向けた共同研究開発を推進することで、将来的に新規医薬品の創出を実現して参りたいと考えております。
2. 共同研究開発契約締結の日程
平成 22 年 1 月 26 日 取締役会決議、共同研究開発契約締結
3. 旭化成ファーマの概要
商 | 号 | 旭化成ファーマ株式会社 | |||
事 | 業 | x | x | 医薬品、診断薬、コンタクトレンズなどの製造、販売 | |
本 | 店 | 所 | 在 | 地 | xxxxxxxxxxxx 0 xx 000 xxxxxxxxxxxxx |
設 | 立 | 年 | 月 | 日 | 平成 15 年 10 月 1 日 |
代 | 表 | 者 | 代表取締役社長 xx x | ||
資 従 | 業 | 本 | 員 | 金 数 | 30 億円 約 1,740 名 (2009 年 4 月 1 日) |
当 社 と の 関 係 人的・資本的関係はございません決 算 期 3月 31 日
株 主 構 成 旭化成株式会社 100%
4. 今後の見通し
本共同研究開発による、当期における当社グループの業績に与える影響は軽微であり、業績見通しに変更はございません。来期以降の業績に与える影響及び見通しにつきましては現在精査中であり、明らかになり次第発表させていただきます。
(ご参考)ステルス型ナノ粒子の概要
ステルス型ナノ粒子は、当社が基礎技術を確立し特許権を有する DDS 技術です。 粒子径が 150nm(ナノメートル=10 億分の 1 メートル)程度のステルス設計を施したブロックポリマーに薬物を封じ込め、これを静脈内に投与すると代謝や貪食(※)を回避して血中に長期間滞留し、体内を循環しながら疾患部位に集積していきます。更に疾患部位では粒子のブロックポリマーが分解し、中から薬物が放出され長期間効果を発揮します。疾患部位だけで薬物が放出(ターゲッティング)されるため、副作用が
少なく有効性が持続するほか、薬物の放出時間も自由に設計が可能となっております。これらの特性を活かし、注射等により有効性の高い医薬品を用いた治療が外来投与
で可能となるなど、医療上の優位性を有するとともに患者様の QOL(生活の質)向上に寄与する医薬品の開発が期待されます。
また、ステルス型ナノ粒子は合成医薬品から蛋白医薬品まで幅広く封入可能であることから、今後の医薬品開発において様々な可能性を有する技術であると考えております。
※貪食 食細胞に取り込まれて消化されること。薬物も体内では異物として認識され代謝や貪食を受けることで薬効が失われる
【ステルス型ナノ粒子概念図】
薬物
ブロックポリマー
疾患部位での分解
ステルス作用
疾患部位への集積
疾患部位への集積
疾患部位への集積
粒径
ターゲッティング性 薬効の持続性
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 LTT バイオファーマ 研究開発本部
x000-0000 xxxxxxxxxx 0 x 00 x xxxxxxxx 0 x
TEL:00-0000-0000 / FAX:00-0000-0000 E-mail:xxxxxxx@xxx.xx.xx
以 上