1. 基本情報 (1)案件名 ザルカ県ハシミーヤ市における青少年のための「職業訓練センター」の設立・運営事業(フェーズ3) (2)贈与契約締結日及び事業期間 ・贈与契約締結日:2013年2月14日・事業期間:2013年2月14日~2014年2月13日 (3)供与限度額及び実績(返還額) ・供与限度額:524,359米ドル・総支出:518,949.47米ドル(返還額:5,409.53米ドル) (4)団体名・連絡先、事業担当者名 (ア) 団体名:公益社団法人 日本国際民間協力会(イ)...
日本NGO連携無償資金協力 完了報告書
1. 基本情報 | |
(1)案件名 | ザルカ県ハシミーヤ市における青少年のための「職業訓練センター」 の設立・運営事業(フェーズ3) |
(2)贈与契約締結日及び事業期間 | ・贈与契約締結日:2013年2月14日 ・事業期間:2013年2月14日~2014年2月13日 |
(3)供与限度額 及び実績(返還額) | ・供与限度額:524,359米ドル・総支出:518,949.47米ドル(返還額:5,409.53米ドル) |
(4)団体名・連絡先、事業担当者名 | (ア) 団体名:公益社団法人 日本国際民間協力会 (イ) 電話:000-000-0000 (ウ) FAX:075-241-0682 (エ) E-mail:xxxxxxx@xxxxx-xxxxx.xxx (オ) 事業担当者名:xx xx |
(5)事業変更の有無 | 事業変更承認の有無:有 (ア) 申請日:2013年5月2日 承認日:2013年5月16日 内容:バッテリー充電器購入にあたる経費配分の変更 (イ) 申請日:2013年9月2日 承認日:2013年9月15日 内容:夜間警備員項目追加に伴う経費配分の変更 (ウ) 申請日:2013年9月24日承認日:2013年10月3日 内容:ザルカ市サテライトコース開講による経費配分の変更 |
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2.事業の概要と成果 | |
(1)上位目標の達成度 | ヨルダンでは政府が以前から貧困・失業問題の改善を最重要課題と位置づけており、「国家アジェンダ(2006~2015 年)」では 2017 年の失業率を 6.8%に目標設定したものの、依然失業率の改善が見られず、2012 年は 12%と厳しい就職状況が続いている。特にザルカ県ハシミーヤ市は経済的・社会的開発が遅れており、就職口が限定的であり、青少年には教育や就業に対する意識・知識が十分ではない。 本事業は、ザルカ県ハシミーヤ市における失業青少年の就業機会の拡大を上位目標とする 3 カ年事業の最終年次である。2 年次に引き続き、職業訓練センターの意義を継続的に啓発し、就職に求められる技能と情報を習得する①職業訓練プログラム、②就職支援プログラム、就職活動に必要な能力育成を目指す③情操教育プログラムを通じて、青少年の就業能力の向上を図った。職業訓練の後、意欲・能力に応じて企業・団体に派遣し(On the Job Training, OJT 方式で)、修得した技能の実践・定着を促進した。 また本事業では、実用的な知識・技能の習得機会や、就業機会のある企業・団体の開拓と就職諸情報を提供することで、就業に寄与した。その結果、3 年次 2014 年 1 月までのコース修了者に対する 2014 年 3 月時点での追跡調査によると、職業訓練プログラム修了者のうち 46.7%が就職しており、本事業が就職に有用な技能習得の一助になっていると言える。さらに、就業者のうち 12 名(外部 OJT 受講者 45 名)が OJT 研修を経て派遣先団体での採用に至っており、職業訓練を通じた「本キャリア形成モデル」が地域波及への礎になったと言える。 定量的な各指標はほぼ全て達成しており、当初目標のべ 385 名に対し 411名の直接裨益者が、就職に有用な技能・情報の習得を図った。 |
(2)事業内容 | 2 年次に引き続きハシミーヤ市が提供する施設にて職業訓練センターを運営し、ハシミーヤ市内・近郊に暮らす青少年の職業能力を育成するため、 18 歳から 33 歳までの青少年を主対象とし、以下の研修プログラムを実施し た。事業 3 年目となる本事業では、労働市場調査、地域でのニーズ調査、2年次までに得た教訓の集大成として、訓練生が自身の将来像を具体的に描けるキャリアパスを提示した。本事業による就業支援を通じて、青少年の能力が育成され、キャリア形成モデルの地域への波及という持続可能な事業移管に重点を置いた。 (ア)職業訓練プログラム:地域における青少年の教育水準、マーケットニーズ、職業訓練機会を考慮し、①機械修理コース(PC/プリンター修理クラス、中古バッテリー再生・xxx発電クラス)、②PC コース(グラフィックデザインクラス、PC スペシャリストクラス)、③共通コース(コンピュータスキルクラス、英語クラス)の職業訓練プログラムを実施した。また、コース過程において、意欲・能力が高い参加者を協力企業・団体に派遣し、コースで修得した技能を職場で実践する OJT 研修(On the Job Training)を実施した。加えて、基礎的な能力の向上が必要な参加者には職業訓練センターにて OJT 研修を実施した。 (イ)就業支援プログラム:職業訓練プログラム受講生を対象に、履歴書の作成方法や採用面接のシミュレーションを実施した他、企業・団体の雇 用ニーズを把握し、求職者とマッチングさせた。また、女性の社会的地位 |
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向上および収入創出を目指し、社会進出に関する講習および家庭内で生産可能な石鹸等日用品の製造ワークショップを開催することにより、女性の社会進出を支援した。 (ウ)情操教育プログラム:将来への不安を抱き、サポートを必要とする希望者を対象に、自身の適性を見極め、将来の適格な進路を選択できるようキャリアカウンセリングを実施した。受講者の進路に対するアドバイスを行うキャリアカウンセラーの他、心理面に特化し、心のトラウマ等を取り除き、将来プランに繋げるサイコロジカルカウンセラーの 2 名で対応した。加えて、円滑かつ効果的な就職活動と就業を実現するため、コミュニケーション能力及びリーダーシップの育成を図った。さらに、職業訓練プログラム参加者を対象に OJT 研修受講者が研修中に培った経験をシェアリ ングする場を設けた。 | ||||||
(3)達成された成果 | 申請書に基づいた事業の成果に関し、以下の表に示す。 | |||||
(ア)職業訓練プログラム: 就職に有用な技能・情報の習得 | ||||||
(1)成果:訓練生受入先企業・団体が開拓され関係が構築される | ||||||
指標:受け入れ先企業・団体数 | 当初目標:40 社以上 | 実績:44 社 (うち 13 社にて OJT 研修実施) | 達成度: 110% | |||
(2)成果:マーケットニーズに応じた職業訓練カリキュラム・シラバス・教材 | ||||||
の作成及び改訂 | ||||||
指標:作成・改訂回数 | 当初目標:のべ | 実績:計 10 回 | 達成度: | |||
5 回以上 | 200% | |||||
(3)成果:職業訓練コースの受講を通して、訓練生が実践的なスキルを習得す | ||||||
る | ||||||
指標:共通コース受講生 (PC スキル及び英語クラス) | 当初目標:335名 (共通コース:95 名、職業訓練コース:240 名) | 実績:355 名 (共通コース:のべ 168 名、職業訓練コース:のべ 187 名) | 達成度: 106% (2 コース合計) | |||
指標:職業訓練コース受講生 | ||||||
指標:修了証授与率 | 当初目標:80%以 | 実績:66% | 達成度: | |||
上 | (233 名修了) | 82% | ||||
(4)成果:訓練生が企業・団体、及び当職業訓練センターにて OJT を行い実務 | ||||||
経験を備える | ||||||
実績:56 名 | ||||||
指標:OJT 参加者数 | 当初目標:50 名 以上 | (外部団体 45 名、職業訓練セ | 達成度: 112% | |||
ンター11 名) | ||||||
(イ)就業支援プログラム:就職に有用な情報の習得 | ||||||
(1)成果:履歴書の作成方法や採用面接のシミュレーションの指導 | ||||||
指標:指導を有用と感じた訓練生 | 当初目標:50% | 実績:72% | 達成度: | |||
の割合 | (94 名が受講) | 144% | ||||
(2)成果:求人情報の更新と訓練生と企業・団体とのマッチングが求職者の就 | ||||||
職に繋がる | ||||||
実績:47% | ||||||
指標:就業の機会を得た求職者数の割合 | 当初目標:50%以上 | (連絡の取れた修了者数:163 名、修了者かつ | 達成度: 93% | |||
就職者:77 名) | ||||||
(3)成果:女性が商品開発やその販売方法に関する講習を受け、生計向上能力 | ||||||
を向上させる | ||||||
指標:石鹸等日用品製造の講習 | 当初目標:のべ | 実績:計 6 回 | 達成度: |
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回数 | 3 回以上 | (のべ 78 名参 加) | 200% | |||
指標:講習内容を有用と感じた 参加女性の割合 | 当初目標:50% | 実績:85% | 達成度: 170% | |||
(ウ)情操教育プログラム:ストレスへの対処方法、協調性、社会性の習得 | ||||||
(1)成果:キャリアカウンセリングが実施され、訓練生が進路を描く機会を得 る | ||||||
指標:キャリアカウンセリング回数 | 当初目標:希望者に最低 1 回 | 実績:希望者全員に最低 1 回実 施(のべ 193 名受講) | 達成度: 100%以上 | |||
(2)成果:就職活動や職場における心構え、コミュニケーション及びリーダー シップスキルを培う講義を訓練生が受講し就職する準備を整える | ||||||
指標:働くことへの高い意識・意欲を持つ参加者の割合増加 | 当初目標:割合増加 | 実績:参加者の 70%が意欲増加 (ワークショッ プ 2 回開催、105名受講) | 達成度: 100% | |||
(3)成果:就職活動、職場での心構え、上司とのコミュニケーション等の経験 について、OJT 参加者もしくは就業者が訓練生と共有する | ||||||
指標:シェアリングセッション 回数 | 当初目標:最低 5 回 | 実績:計 2 回 (110 名参加) | 達成度: 40% | |||
(4)成果:現地 NGO 等と連携して事業を行い、当会撤退後も職業訓練センター のプログラム運営が可能となる体制が構築される | ||||||
指標:現地 NGO や協力団体との 合意書が交わされる | ザルカ市と移管先 NPO 団体による事業継続につ いて合意に達している | |||||
職業訓練プログラムにおいては全てのコースの受講生を合わせたのべ人数において当初目標である 335 名に対して 355 名がプログラムを受講した。 プログラム受講者のうち確認できただけでも 110 名が就職し、それにより職業訓練修了者のうちほぼ半数にあたる 47%が就業の機会を得た。これらを通じて 13.8%という高い失業率をもつザルカ県における青少年の能力向上と彼等のキャリア形成モデルの地域波及に成功したものと言える。参加者計 110 名に対して、職場での心構え、学ぶことの大切さ、コミュニケーションの重要性などを共有するシェアリングセッションを計2 回開催した。 情操教育プログラムにおいては、本プログラムを運営し経験を積んだ現地スタッフが立ち上げた現地 NPO 団体が主体となり、今後も職業訓練受講生を対象として、就職支援として有用であるキャリアカウンセリングおよ びストレスマネージメントワークショップを引き続き実施していく。 | ||||||
(4)持続発展性 | フェーズ3開始時より移管後の体制で主体となる現地スタッフへ、職業訓練センター運営および会計のノウハウ移転を進めてきた。本事業における成果の長期的な継続のため、既に事業運営の経験を積んだ現地スタッフが立ち上げた NPO 団体へ、本事業で利用した資機材の移管を進めた。事業地は安定して生徒を確保するため、周辺地域で最も人口が集積する地域である、ハシミーヤ市に隣接するザルカ市となる見込みであり、既にザルカ市と移管先 NPO 団体による事業継続について合意に達している。また、現地 NPO 団体は、本年度に引き続き、移管された資機材を利用し、PC スキルコース、英語コース、機械修理コースを開講するための準備を進めている。本事業で得た授業料をもとに事業を開始し、ファンド獲得、授業料収入に より引き続き財政面の安定を図る計画である。 |
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3.事業管理体制、その他 | |
(1)特記事項 | 特になし |
完了報告書記載日:2014年5月13日
団体代表者名: 理事長 xx xx (公印略)
【添付書類】
① 別紙 1 事業の成果に関する詳細報告書
② 別紙 2 事業内容、事業の成果に関する写真
③ 別紙 3 新聞記事翻訳
④ 別紙 4 ストレスマネージメントワークショップにおける心理テスト結果
⑤ 日本NGO連携無償資金収支表(様式4-a)
⑥ 日本NGO連携無償資金使用明細書(様式4-b)
⑦ 外部監査報告書
⑧ 銀行残高証明
別紙
日本NGO 連携無償資金協力
「ザルカ県ハシミーヤ市における青少年のための「職業訓練センター」の設立・運営事業
(フェーズ 3)」詳細報告書
平成 26 年 5 月 13 日公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)
1. 事業の実施成果
<プロジェクトの自己評価>
1. 計画の妥当性 | <受益者ニーズとの整合性> 3 ヶ年事業計画の最終年となる本事業は、労働省ザルカ局、関連団体、企業と連携し、ヨルダンにおいて地域における青少年の教育水準、マーケットニーズ、職業訓練機会を考慮し、①機械修理コース(PC/プリンター修理クラス、中古バッテリー再生・xxx発電クラス)、 ②PC コース(グラフィックデザインクラス、PC スペシャリストクラス)、③共通コース(コンピュータスキルクラス、英語クラス)職業訓練プログラムを実施した。また、コース過程において、意欲・能力が高い参加者を協力企業・団体に派遣し、コースで修得した技能を職場で実践する OJT 研修(On the Job Training)を実施した。 45 名の外部 OJT 研修受講者のうち、約 3 割の生徒が派遣先にて採用に至っており、職業訓練プログラム受講、OJT 研修を経た就職へのキャリア形成モデル普及の一助になったと言える。 将来への不安を抱き、サポートを必要とする希望者を対象に、自身の適性を見極め、将来の適格な進路を選択できるようのべ 193 名の参加者に対してキャリアカウンセリングを実施した。受講者の進路に対するアドバイスを行うキャリアカウンセラーの他、心理面に特化し、心のトラウマ等を取り除き、将来プランに繋げるサイコロジカルカウンセラーの 2 名で対応した。加えて、円滑かつ効果的な就職活動と就業を実現するため、コミュニケーション能力及びリーダーシップの育成を図った。 以上から、事業実施地域の受益者のニーズに合致していたと言える。 <受入国の政策との整合性> ヨルダン政府が 10 年間の進路を定めた「国家アジェンダ(2006~2015年)」においては、貧困・失業問題の改善が最重要課題の一つと位置づけられ、2004 年に 12.5%であった失業率を 2017 年には 6.8%まで引き下げるという数値目標を掲げている。当国家アジェンダに基づいた 2007~2012 年の第 1 段階では、Employment Opportunities for All というプログラムの下、職業訓練や雇用支援に注力する計画で、失業率を引き下げることを目指している。また、事業地であるザルカ県の 15 歳以上の失業率は、2012 年の統計局の調査によると 13.8%に上る。と |
りわけハシミーヤ市(人口約 55,000 人)は、国内唯一の石油精製所や中小工場が集中するものの、従業員の新規採用、雇用創出、有用な技能・情報習得の機会が非常に限定的である。そのため、失業率が高い当地域において、今後の国家の中枢となる青少年を対象として、就業機会拡大を目標として援助を行った本事業は、ヨルダン政府の政策とも合致したものである。 <プロジェクトのアプローチの適切性> 本事業の 3 年間の上位目標は、失業率が高いザルカ県ハシミーヤ市における、職業訓練及び情操教育による青少年の職業能力向上を通した、青少年の就業機会の拡大である。当上位目標を達成すべく、本事業ではセンターの機能充実化、就業に有利となる技能の職業訓練プログラム、就職活動を包括的にサポートする就業支援プログラム、就職活動に必要な能力育成を目指す、情操教育プログラムプログラムを実施した。技能提供のみならず、技能修得を目指し身体的・精神的成長に向けサポートを行い、包括的に支援を行った本事業のアプローチは、上 位目標を効果的に達成するために適切であったと言える。 | |
2. 効率性 | 本事業は事業計画に沿って資機材の投入、スタッフ雇用、各ポジションへの配置及び各プログラム開催を行った。全体として計画通りに事業予算を使用しており、また資機材調達、スタッフ雇用、及び各プログラム開催も概ね事業計画スケジュールに沿ったものであり、投入時期に関しても適切であった。 また、全事業期間を通して、外部専門機関での訓練や日本人スタッフ による個別指導含め、雇用スタッフのキャパシティビルディングを行った結果、業務の効率性は高かったと考える。 |
3. 有効性 | <プロジェクト目標の達成度> 本事業のプロジェクト目標は、①センターにおける各種研修機能と就職に関する情報提供機能の充実化、②企業・就職支援団体における企業研修(OJT)環境の整備と求人情報収集システムの構築、③当会撤退後の現地移管を考慮に入れ、地域の将来を担う人材育成及び現地 NGOとの協働運営・管理体制の整備、であった。 当初計画通りセンターの充実化を行い、参加者が就業に有利となるスキルを身につけるための各種職業訓練プログラム、就業支援プログラムや情操教育プログラムを実施し、のべ 355 名のフェーズ 3 受講生のうち 47%のコース修了者の就業が確認された。さらに、企業・関連団体との協力関係を発展・強化し、雇用ニーズを求職者に紹介・マッチングさせるシステムの作りを行った。加えて、フェーズ3開始時より移管後の体制で主体となる現地スタッフへ、職業訓練センター運営および会計のノウハウ移転を実施した。また、移管後の本事業の継 続的運営を図るため、この地域の中心であるザルカ市中心部にてサ |
テライトコースを開講した。 従って、上記のプロジェクト目標は達成できたものと考える。 <成果の達成度> ① センターにおける各種研修機能と就職に関する情報提供機能の充実化 職業訓練プログラム受講者数:のべ 355 名(コース修了率 65.6%) 就業支援プログラム受講者数:のべ 341 名(うち会社訪問参加者 169 名、就業支援セミナー参加者 94 名、女性支援ワークショップ参加者 78 名) 情操教育プログラム受講者数:のべ 303 名(うちキャリアカウンセリ ング受講者 193 名、シェアリングセッション参加者 110 名)就職者率:46.7%(2014 年 3 月までの調査結果) 上記のキャリアカウンセリングに関しては、本年度より受講者の進路に対するアドバイスを行うキャリアカウンセラー1 名の他、心理面に特化し、トラウマケア等も行い、将来プランに繋げるサイコロジカルカウンセラー1 名の計 2 名にて、キャリアカウンセリングを実施し、包括的な就職支援を行った。 また、就職率については、2014 年 2 月に終了したターム 2 までの修了 時テスト合格者 172 名に対して、同年 3 月までの追跡調査では、95.9% に当たる 165 人の進路が確認でき、46.7%に当たる 77 名の就職が確認された。 ② 企業・就職支援団体における企業研修(OJT)環境の整備と求人情報収集システムの構築 就業支援プログラムの一環として、職業訓練プログラム受講者に対して仕事内容説明セミナーをクラス毎に開催し、職場で実際に対象スキルを使用している企業・関連団体(16 社)を訪問した。それらに加えて OJT 実施に協力可能な企業・団体(44 社)を開拓・関係強化し、特に意欲・能力が高い参加者 45 人を 13 社に対して 1~3 ヶ月間派遣した。センターの担当スタッフが日常の職場相談に乗りフォローする中、参加者は技能の習熟度を高めると共に実務経験も得て、OJT 修了者中 12人が就職した。 また、企業・関連団体における雇用ニーズ情報の収集、個別紹介に加え、参加者の持つ技能と特性を反映させ雇用ニーズとのマッチングを図る情報システムの構築・整備を行った。 ③ 当会撤退後の現地移管を考慮に入れ、地域の将来を担う人材育成及び現地 NGO との協働運営・管理体制の整備 フェーズ3開始時より移管後の体制で主体となる現地スタッフへ、職業訓練センター運営および会計のノウハウ移転を進めてきた。本事業における成果の長期的な継続のため、既に事業運営の経験を積 んだ現地スタッフが立ち上げた NPO 団体へ、本事業で利用した資機 |
材の移管を進めた。 <成果と目標の関係性の強さ> 上述した各成果は、初年度の各プロジェクト目標それぞれに対応するものであり、従って関係性は非常に強い。また、初年度から実施してきた各プログラムが複合的に参加者に提供されることにより、相乗効果が見られたと考える。 <外部要因の影響>特になし | |
4. インパクト | ・センターを開校し各プログラムを広報、実施するにあたり、ハシミーヤ市とザルカ県内外の各政府機関、関連団体、企業と連携したことで、当センターの認知度がより高まった。 ・職業訓練プログラム受講生のうち、特に意欲・能力の高い地域の青少年を外部企業および本職業訓練センターにてインターンとして受け入れ業務に従事させたことにより、センター参加者のキャリア形成モデルとして、参加者にプラスの影響を与えることができた。さらに、特に優秀な青少年をスタッフとして雇用したことで、彼らがセンター参加者のモデルとなっただけではなく、地域に根差したセンターの継続的運営、地域社会の問題解決・発展に貢献することが期待される。 ・ハシミーヤ市にて実施してきた約 2 年半の職業訓練センター運営により、すでに事業地周辺に住む数多くの裨益者へサービスを提供して来たため、今後安定して生徒を確保し、かつ移管後の本事業の継続的運営を図るため、この地域の中心であるザルカ市中心部にてサテライトコースを開講した。ザルカ市にて職業訓練コースを開講することで、ザルカ市内での本職業訓練校の認知が広がった。ザルカ市との関係を構築でき、本事業の移管後の施設提供への合意も得た。 これらを通じて地域の青少年の育成に関して本事業が様々な形で良い インパクトを与えたということができる。 |
5. 持続発展性 | ・ ハシミーヤ市の協力による実施場所の提供と、社会開発省ハシミーヤ局、労働省ザルカ局の協力の下、定期的にこれらの各省庁と協議を持った。センターでの活動に関する情報、将来の移管体制について情報共有及び提携関係の強化を図り、継続的なサポートを受ける体制作りを進めた。当会撤退後、本事業における成果の長期的な継続と発展を見込みうる現地移管先団体として、現地スタッフが立ち上げた現地 NPO と事業提携合意書の締結準備を進めた。 ・事業開始から 3 年次終了後の現地移管を見据え、本事業の OJT 研修やスタッフとしての雇用を通じて、地域の青少年が事業運営等のスキルを身に付けられるよう人材育成を進めた。日本人スタッフや比較的 就業経験の長い現地スタッフが指導・監督を行い、事業運営のマニュ |
アル作成及び会計のノウハウ移転を進めた。 ・本事業は、ハシミーヤ市の多くの青少年が、裨益した青少年を自身のキャリア形成モデルとして就業を目指す効果を狙ったものである。当裨益者がキャリアを構築・継続することで実質的に地域での活動が持続されることになる。さらに、本事業で実施する職業訓練はヨルダン国中で通用する高いスキル獲得を目指すものであり、裨益者は就業先を確保でき将来的に高い賃金が望めるため、当スキルを継続して活用できる。 ・本事業において投入した資機材は、各プログラムのモニタリング、センターの施錠、資産リスト運用等の各種管理体制を構築し、長期的に活用できるよう適切な管理体制にて維持管理した。本事業における成果の長期的な継続のため、既に事業運営の経験を積んだ現地スタッフが立ち上げた NPO 団体へ、本事業で利用した資機材の移管を進めている。事業地は安定して生徒を確保するため、周辺地域で最も人口が集積する地域である、ハシミーヤ市に隣接するザルカ市となる見込みであり、以上の方針については既にザルカ市と合意に達している。また、現地 NPO 団体は、本年度に引き続き、移管された資機材を利用し、PC スキルコース、英語コース、機械修理コースを開講するための準備を進めている。本事業で得た授業料をもとに事業を開始し、ファンド獲得、授業料収入により引き続き財政面の安定 を図る計画である。 |
2. 時系列による事業の実施状況
<平成 25 年 2 月>
【事業立ち上げ】
○ 平成 25 年 2 月 14 日に在ヨルダン日本国大使館にて事業契約に調印し、同日付で本事業を開始した。事業契約調印式には、在ヨルダン日本国大使にご出席頂き、調印式を行った。
○ フィールド担当のxxxが 2 月 18 日に現地入りした。
○ 車両借り上げの業者選定など、事業立ち上げに関わる諸業務を行った。
○ フェーズ 2 に引き続き、現地スタッフとしてプログラムコーディネーター2 名、フィールドコーディネーター3 名の雇用を継続した。
○ 新規にプログラムコーディネーター1 名、フィールドコーディネーター1 名の募集を開始した。
○ ハシミーヤ市及び社会開発省ハシミーヤ局の協力を受け、職業訓練センター参加者の募集、登録受付を開始した。
【その他】
○ 2 月 14 日に実施した在ヨルダン日本国大使館での事業契約調印式の様子が、17 日、 18 日の新聞に掲載された。(別紙 2-1,2-2:調印式の新聞掲載記事及びその英訳)
<平成 25 年 3 月>
【職業訓練プログラム開始準備、第 1 ターム開始】
○ 職業訓練プログラム開始に向け、フェーズ 2 に引き続き PC 講師 2 名、英語講師 2 名、機械修理講師 2 名、 キャリアカウンセラー1 名との雇用契約を結んだ。
○ 職業訓練開講に向け、各職業訓練コースの事前テストカリキュラム内容に関して講師と相談しながら準備を行った。
① PC コース
⚫ グラフィックデザインクラスは 3 月 10 日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。計 30 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は WEB デザインの基礎、グラフィック系ソフトウェア(Photoshop)を用いたデザイン方法に関して実践的に学んだ。
⚫ CCNA クラスは 3 月 31 日よりクラスを開始した。初日はインターネットの基礎に関して学んだ。
※CCNA:Cisco Ceritificatd Network Association はシスコシステムズ社が主催する、ネットワークの基礎に関する認定資格である。当クラスはこの認定資格に準拠して授業が進められた。
② 機械修理コース
⚫ 携帯電話修理クラスは 3 月 17 日に開講し、初日に事前テストを行った。以降、初日を含め、計 14 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、様々な種類の携帯電話の基本的なしくみ、修理ツールに関しての説明を受けた後、修理ツールを使用しながら実践演習を通じて修理方法に関して学んだ。
⚫ PC/プリンター修理クラスは 3 月 24 日に開講し、初日に事前テストを行った。以降、初日を含め、計 12 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。参加者は初日にコースに関して説明を受けた後、コンピュータの各部品に関して学んだ。
⚫ ラップトップ修理クラスは 3 月 28 日に開講し、初日に事前テストを行った。以降、初日を含め、計 12 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。参加者は初日にコースに関して説明を受けた後、ラップトップの基礎や種類に関して学んだ。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ ICDL クラスは 3 月 11 日に事前テストを実施し、3 月 13 日にクラスを開始した。計 18コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は PC の基礎知識、OS 及びネットワークについて学んだ。殆どの参加者は当初 PC の動作原理すら知らなかった。
※ICDL:国際コンピュータドライビングライセンスとは 7 つのモジュール(IT 概要、コンピュータ及びファイルの取扱い、ワードプロッセシング、表計算、データベース、プレゼンテーション、情報通信)から成る検定プログラムである。当クラスはこの検定プログラムに準拠して授業が進められた。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 3 月 10 日及び 17 日に英語コースの事前テストを実施した。テスト後、スコアに応じて、参加者を初級クラス、中級クラス、ビジネスクラスの 3 クラスにわけ、3 月 12 日
(初級クラス、中級クラス)と 3 月 19 日(ビジネスクラス)よりクラスを開始した。
⚫ 初級クラスでは計 18 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、自己紹介や発音の方法、加算/不可算名詞、否定形/肯定形、聞き取りをクイズなどを取り入れながら実践的に学んだ。
⚫ 中級クラスでは計 18 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、自己紹介や加算/不可算名詞、聞き取り、トピックに基づいた会話練習を実践的に学んだ。
⚫ ビジネスクラスでは計 12 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、文法、読解、ライティング、会話練習を実践的に学んだ。
⑤ OJT 研修
⚫ インターン生 5 名が職業訓練センターでの業務に従事した。彼らはレセプション業務、清掃等のセンター運営業務や、職業訓練各コースの運営業務サポート、卒業生を対象 にした求人情報の収集・データ管理、就業ステータスの管理作業、及び就業支援セミ ナーの運営等に従事した。また、OJT 研修を受けるために、外部団体・企業に派遣さ れたインターン生は 6 名であった。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 各職業訓練プログラムの事前テストと同時に、心理テストを実施した。
⚫ 受講希望度合い及び心理テストの結果を鑑み受講者を選択し、男性、女性セッションと分け、3 月 13 日よりワークショップを開始した。
⚫ 描画ワークショップを 3 セッション実施した。描画セッションでは、参加者は「眠り につくときに自身を不安にさせること、喜びを与えること」「自分の人生でいちばん 良かったこと、悪かったこと」などをテーマに描画により自身を表現した後、希望者 は全体に向け発表をし、質疑応答に応じた。また、発声練習、表情筋トレーニング、表現の仕方などの練習も行った。女性の多くは家庭に留まる状況にあり内気であった。当初参加者が少なかった男性のセッションも回を経るごとに増えてきて活気が出て きた。発表を拒否する生徒、震える生徒などもいたがアドバイスをすることにより 徐々に良くなっていった。
② キャリアカウンセリング
⚫ 職業訓練センターの参加者が自身の進路を描き、就職機会を活かせるようにキャリアカウンセリングを 3 月 12 日より開始した。3 月は計 5 日間に渡って、計 8 名の参加者が個人カウンセリングを受けた。カウンセラーは参加者より就業に関して、置かれている状況や悩みをヒヤリングし、現状をどのように認識するべきか、そして次のステップへはどのように踏み出せば良いか、具体的にアドバイスをした。
【その他】
⚫ 引き続き募集を行っていた 1 名のフィールドコーディネーターについて、当事業にて
インターン経験があり、ハシミーヤ市に在住する 1 名の採用を決定、試用期間を開始した。
⚫ アドミニ・会計担当のxxxxxが 3 月 21 日にヨルダンを離任した。
⚫ バッテリー再生による収入創出を通じた本職業訓練センターの継続的な運営を目的として、バッテリー再生・xxxクラスの運営と共に、バッテリー再生事業を実施している。提携する大手通信会社と 3/13 に打合せを行い、通信用バッテリーの維持管理方法、更新方法などを聞き取り、今後当会が中古バッテリーの提供を受け、再生テストを行うことで合意した。
<平成 25 年 4 月>
【職業訓練プログラム】
① PC コース
⚫ 3 月に引き続き、グラフィックデザインクラスは、計 35 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は画像の編集方法、映像を使用しての編集など実践演習を通して画像デザイン方法を学んだ。また、4 月 21 日には中間テストを実施した。
⚫ 3 月に引き続き、CCNA クラスを計 20 コマ(1 コマ 1 時間)で開講した。参加者はネットワーク環境やコンピュータの通信機能に関して学んだ。また、参加人数が一定数に達したため、4 月 16 日には事前テストを行い、以降参加者はサブネットに関して学んだ。
② 機械修理コース
⚫ 3 月に引き続き携帯電話修理クラス、PC/プリンター修理クラス及びラップトップ修理クラスを開講した。
⚫ 携帯電話修理クラスでは、計 26 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、中古部品の取り付け及び取り外しの練習、xxごてを使用しての部品取り付けの練習、各基板の電子回路に関して学んだ。4 月 23 日には中間テストが実施された。
⚫ PC/プリンター修理クラスでは計 39 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、マザーボード、 CPU、ハードディスク、ドライバー、OS のインストール方法、及び修理ツールを用いてケースを開けての修理方法を学んだ。
⚫ ラップトップ修理クラスでは、計 39 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、ハードウェアの各種パーツと付属機器の機能及び問題が起きた際の解決方法を学んだ。また、4 月 16日に中間テストを実施し、以降はソフトゥエア及びシステムのユーテリティに関して学んだ。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ 3 月に引き続き ICDL クラスを開講した。ICDL クラスは計 21 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は PC のセキュリティ、メール送受信の方法、ファイルやフォルダの管理方法、及び Microsoft Word の実践演習を通して学んだ。また、4 月 22 日には中間テストを実施した。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 3 月に引き続き初級、中級、ビジネスクラス計 3 クラスにて、英語コースを開講した。
⚫ 初級クラスでは計 26 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、現在/過去形、動詞、名詞、聞き取り、会話を、クイズ形式などの実践的な演習を行いながら学んだ。
⚫ 中級クラスでは計 26 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、過去形、形容詞、否定形、同意語などの文法や長文読解、会話練習、及びテーマを設定したスピーキングなどの実践的な演習を行いながら学んだ。
⚫ ビジネスクラスでは計 26.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、ビジネスライティング、プレゼンテーションなどの練習を行ない、4 月16 日には中間テストを実施した。更に、直接ビジネスに役立つような演習を実践的に行なった。
⑤ OJT 研修
⚫ インターン生7名が職業訓練センターでの業務に従事した。彼らは、3 月に引き続き、職業訓練センター運営業務や、求人情報の収集・データ管理等に従事した。また、OJT研修を受けるために、企業に派遣されたインターン生は 8 名であった。
⚫ エネルギー、水資源及び環境問題について討議された国際会議 International Conference on Energy, Water and Environment が 4 月 21 日から 23 日にかけてハシミーテ大学(ザルカ市)で開催された。中古バッテリー再生・xxx発電クラス開講に関連して、職業訓練センターは中古バッテリー再生事業を紹介するブースを出展した。また、同事業のプレゼンテーションも現地スタッフとインターン生を中心に行った。開催期間中はヨルダン水資源灌漑省や大学の専門家や学生がブースに多く訪れ、熱心に現地スタッフやインターン生の説明を聞いた。ブース及びプレゼンテーションの準備や当日のブース対応はインターン生にとって、有益な経験になった。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 台本作成練習を 3 セッション行い、初めに参加者はグループに分かれ演劇テーマを決めてそれぞれが発表した。演劇練習を 5 セッション行い、発声練習、アイスブレイク及び身体を用いたゲーム、リアクション練習、寸劇等を実施しながら、人前での発声や演技に慣れるとともに、演劇テーマの選択方法、参加者同士でのアイデア共有方法を学んだ。また各自の意見を交換しフィードバックを行うことで、自身及び相互理解を深めるプロセスを実施した。
⚫ セッションを続けていく中で、参加者個人が抱えている問題などが浮き彫りになっていき、中には問題行動として現れる場合もあった。問題の見受けられた参加者には、現地スタッフがきめ細かく対応した。
⚫ 演劇セッションは全体を通して、和やかな雰囲気で行われた。参加者の多くが、より積極的にセッションに関わるようになった。
② キャリアカウンセリング
⚫ 4月は計 6 日間に渡って、計 30 名の参加者が個人カウンセリングを受けた。3 月に比較して、参加者の間でキャリアカウンセリングが浸透して、カウンセリング人数
が増加した。中には、仕事の忙しxxストレスにために飲酒や睡眠不足などに苦しむ参加者もおり、このケースでは、カウンセラーは規則正しい生活をできるだけ心がけ、将来を見据えて職業訓練センターに通うことを奨めた。
【その他】
⚫ 引き続き募集を行っていた 1 名のプログラムコーディネーターについて、ハシミーヤ市に在住する 1 名の採用を決定、試用期間を開始した。
⚫ アドミニ・会計担当のxxxxが 4 月 7 日、ヨルダンに赴任した。
⚫ フィールド担当のxxxxが 4 月 11 日、ヨルダンに赴任した。
⚫ 提携する大手通信会社より、4 月 10 日に更新予定であった通信用中古バッテリー12個の提供を受け、日本人バッテリー再生専門家のアドバイスの下、現地スタッフと共に、中古バッテリー再生テストを実施した。通信用バッテリーの再生過程における特徴の把握、再生方法に関する理解を深めた。
<平成 25 年 5 月>
【職業訓練プログラム】
① PC コース
⚫ 4 月に引き続きグラフィックデザインクラス、CCNA クラスを開講した。
⚫ グラフィックデザインクラスは、計30 コマ(1 コマ1 時間)を実施し、Adobe Illustratorを使用しての画像処理、CMYK などの色彩の基礎を学び、実際にパンフレット、フライヤー、封筒などのデザイン方法を学んだ。
⚫ CCNA クラスは計 39 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。4 月に引き続き、ネットワークに関して学び、5 月 9 日に中間テストを行った。その後、主にネットワークへの接続に関して学んだ。
② 機械修理コース
⚫ 4 月に引き続き携帯電話修理クラス、PC/プリンター修理クラス及びラップトップ修理クラスを開講した。また、5 月 27 日より中古バッテリー再生・xxx発電クラスを開講した。
⚫ 携帯電話修理クラスでは、計 25 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、電子工学に関しての説明、回路の取り外しと組み込み、ソフトウエアの修理に関して学んだ。
⚫ PC/プリンター修理クラスでは計 32.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、4 月に引き続き、ネットワーク環境に関して学び、5 月 9 日には PC 修理の理論に関する中間テストを行った。その後、各種プリンターの特徴と外部パーツやインクジェットカートリッジに関して学び、5 月 28 日にプリンター修理の中間テストを行った。
⚫ ラップトップ修理クラスでは計 33 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、4 月に引き続き、ネットワーク環境に関して学び、5 月 9 日には中間テストを行った。その後、主要各部品(バッテリー、ドライバー、マザーボード、ファン、メモリーなど)の動作確認や修理、取り替えに関して学んだ。
⚫ 中古バッテリー再生・xxx発電クラスでは、xxx発電に関して計 6.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、xxx発電システムの概要および期待される省エネルギー効果
などについて学び、5 月 29 日には事前テストを行い、6 月からのクラスに備えた。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ ICDL クラスは計 16 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は実践演習を通して、 Microsoft Word のまとめ、Microsoft PowerPoint、Microsoft Excel の使用方法を学んだ。
⚫ 参加者の要望が多かったため、タイピングクラスを追加で 1 クラス開講した。計 11コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、アラビア語でのキーボードの配置と手の置き方などのタイピング基礎を学んだ。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 4 月に引き続き初級、中級、ビジネスクラス計 3 クラスにて、英語コースを開講した。
⚫ 初級クラスでは計 26 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、動詞、前置詞などの文法、日常会話などの演習を行った。また、5 月 7 日に中間テスト、5 月 19 日にはスピーチコンテストを行なった。
⚫ 中級クラスでは計 27.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、前置詞、動名詞などの文法、トピックを決めての会話練習などの演習を行なった。また、5 月 7 日に中間テスト、5月 19 日にはスピーチコンテストを行なった。
⚫ ビジネスクラスでは計 19 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、前置詞、接続詞などの文法、ビジネスライティング、プレゼンテーションなどのよりビジネスに関係する演習を行なった。また、5 月 21 日には第一タームの期末試験を実施しクラスを修了した。
⑤ OJT 研修
⚫ インターン生7 名が職業訓練センターでの業務に従事した。彼らはレセプション業務、清掃等のセンター運営業務や、職業訓練各コースの運営業務サポート、卒業生を対象にした求人情報の収集・データ管理、就業ステータスの管理作業、及び就業支援セミナーの運営等に従事した。また、OJT 研修を受けるために、企業に派遣されたインターン生は 5 名であった。
⚫ 5 月 16 日ザルカ大学(ザルカ市)で開催されたジョブフェアに参加した。職業訓練センターはブースを出展し、職業訓練コースの生徒を募集した。ブースには職業訓練センターに興味を持つ学生が多く訪れ、熱心に現地スタッフやインターン生の説明を聞いた。ブースの準備や当日の説明員業務はインターン生にとって、有益な経験になった。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 5 月 6 日にビジネス英語クラスの受講生がザルカの翻訳会社 Al JurJani Company for Translation 社を訪問した。当社にて、ビジネス英語の重要性に関するセミナーを開催した。このセミナーの目的は実際に英語を仕事で使用している人々に会うことで、コース受講者の英語学習と就職活動への動機付けを図ることにあった。経営者より、業務内容、どのような英語のスキルが翻訳業に必要か、どのようにスキルを会得し
伸ばしてきたか、質疑応答を交えながら説明された。セミナー終了後、参加者からは「英語が様々な業界で重要なのがわかった」「とてもためになった」などの感想が聞かれた。更なる英語学習への動機付けという点で、このセミナーを開催した意義はあった。
⚫ 5 月 9 日に CCNA クラスの受講生がアンマンの JCE Company 社を訪問した。当社にて、 CCNA トレーナーとマネージャーがネットワークの重要性やそれを支える細かな技術を、質疑応答を交えて説明した。また、社内を見学し、コントロールルームで参加者はネットワーク機器やサーバの実物を見ることができた。終了後、参加者からは
「理論的な側面がよく理解でき、実用と理論が明確に繋がった」という感想が多く聞かれた。そして、今後の講義では更に進んだスキルを習得したいという、積極的な意見がでた。
⚫ 5 月 9 日にグラフィックデザインクラスの受講生がザルカの Red Points Printing Press 社を訪問した。当社にて、マネージャーが印刷する際のデータの取り扱いについて、各種グラフィック関連ソフトの説明、フィルムを使用しない新しいデータ技術の重要性を、質疑応答を交えて説明した。終了後、参加者からは「この職種での就職を強く希望する」などの感想が聞かれた。また、Red Points Printing Press 社からは OJT 受け入れの承諾を得た。
⚫ 5 月 9 日に ICDL クラスの受講生がコースで得られるスキルの有用性を知り、学習と就職活動への動機付けを図るためにザルカの Az Zarqa- Jordan- Social security cooperation を訪問した。事務所にてマネージャーより、被雇用者にとっての Social security cooperation(社会保険事務所)の重要性、所内でのソフト使用により時間と労力が節約できることが説明された。また、参加者は所内を見学して回り、その際に従業員や、以前は当職業訓練センターに参加し、OJT 研修を受けるために派遣中のインターン生と話す機会を得た。マネージャーからは当職業訓練センターからの参加者が大学などのインターン生よりも優秀であると評価を貰い、更なる OJT 受け入れの承諾を得た。
⚫ 5 月 11 日に携帯電話修理クラスの受講生がアンマンの NOKIA 社を訪問した。当社にて、エンジニアが業務内容やそれを支える当社の体制や技術を、作業場を見学しながら説明した。見学終了後、細かな技術に関する質疑応答が行われた。国際的大企業のヨルダンでの実際の業務に触れることにより、参加者の今後の学習や就職活動に対する、更なる動機付けとなった。今まで以上に自分たちが学んでいるコースが就職に重要かを認識できた。終了後、参加者からは「携帯電話に関して多くの情報を得ることができた」「他の大企業の訪問もしたい」という感想が聞かれた。
⚫ 5 月 13 日に PC/プリンター及びラップトップ修理クラスの受講生がアンマンの CSH社を訪問した。当社にて、エンジニアが業務内容やそれを支える細かな技術を、質疑応答を交えて説明した。また、OJT を受けるために他の団体より派遣されているインターン生と話す機会を得た。この会社訪問を通して、参加者は日ごろの講義から得た知識やスキルを補強することができた。また、今まで以上に自分たちが学んでいるコースが就職に如何に重要かを認識できた。終了後、参加者からは「PC に関して多くの情報を得ることができた」という感想が聞かれた。
⚫ 5 月 25 日に初級及び中級英語クラスの受講生がアンマンの車両レンタル会社 Amra
Company for Renting Tourist Cars 社を訪問した。当社にて、実際に海外からの観光客の送迎にあたるドライバーが、英語を使用しての業務が如何なるものなのかを、質疑応答を交えて説明した。ドライバーからは、観光業での英語の重要性、スキル をのばすためには、基礎をしっかり修めること、スキルアップには終わりが無いこ とが述べられた。会社訪問は終始和やかな雰囲気の中で行われ、終了後、参加者か らは「実際に英語を使用している従業員に話がきけて、とても素晴らしかった。」「言語習得に対するヒントを得ることができた」「この会社訪問はとても素晴らしく、人生で英語を学ぶ意義を知ることができた」などの感想が聞かれた。
② 女性支援プログラム
⚫ 5 月 15 日にキャンドル制作、16 日に石鹸制作、そして 20 日に石鹸ラッピングのセミナーを開催した。この一連のセミナーには近隣の女性が 3 日間で、のべ 38 名が参加した。ヨルダンでは、宗教的及び伝統的理由で家庭の外で働くことが困難な女性が少なくない。彼女たちに対して、家庭内で生産可能なキャンドルや石鹸の製造を通して、経済的な自立を促すことを目的とする。出来上がったキャンドル及び石鹸は、まだ商品として販売できるレベルには達していないが、受講者の中には自身や家族のために現金収入源の確保が重要であることを、改めて認識するようなった者もおり、ワークショップは好評であった。
⚫ 5 月 18 日には NICCO が 2008 年 9 月から 2 年に渡り実施した「ヨルダン・バルカ県南シューナ地区における女性グループの能力開発による貧困削減支援事業」(N 連資金)において、商品開発及び収入創出活動を継続し社会進出に成功した現地 NGO アルジャワースレに所属する女性たちと交流した。職業訓練センターからは 43 名が参加し、アルジャワースレの女性たちの社会進出の経験談及び商品の紹介を受け、女性参加者の社会進出に対する意欲を高めることができた。
⚫ 5 月 27 日に母娘の相互理解を目的とするセミナー「Mother gathering」を開催した。職業訓練センターの女性参加者とその母親、計 16 名が本職業訓練センターに集り、女性参加者が社会人となる過程で母親と良い関係が構築できるように、ソーシャルワーカーによるグループセッションが行われた。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 4 月に引き続き演劇セッションを 10 セッション実施した。参加者は、発声練習、アイスブレイク及び身体を用いたゲーム、リアクション練習、寸劇等を継続して実施することで、人前での発声や演技に自信を持って取り組めるようになった。また、演劇発表会に向け、台本を最終化し、シーン毎の演技練習を行い、参加者間でフィードバックを出し合いながら、セッションを進めた。5 月 22 日には演劇講師の監修を受けた。
② キャリアカウンセリング
5 月は計 8 日間にわたって、計 24 名の参加者が個人カウンセリングを受けた。中には中等教育終了試験に受からなかったものの、本職業訓練センターで様々なクラスを受講、テストで良い結果を残せるまでに至り、再び自信を取り戻すことができるよう
になった参加者もいた。この参加者の場合は面接の仕方や履歴書の書き方を学び、就職へ向けて、より具体的に行動するようキャリアカウンセラーより助言を受けた。
<平成 25 年 6 月>
【職業訓練プログラム】
① PC コース
⚫ 5 月に引き続き、グラフィックデザインクラス、CCNA クラスを開講した。
⚫ グラフィックデザインクラスでは計 18 コマ(1 コマ 1 時間)実施した。参加者は各種 Adobe ソフトを用いた実践演習(印刷物及び Web)を通し習熟度を高めた。6月 26 日には第 1 タームの事後テストを実施、6 月 27 日には制作した模擬商品向けの販促ツールの発表会を開催し、クラスを終了した。参加者のグラフィックデザインに対する意識は高く、更なる能力向上に意欲を示した。
⚫ CCNA クラスは 6 月 2 日に事後テストを行い、クラスを終了した。クラスは概ね好評であり、参加者にとって授業のレベルも適切であったため、7 割以上の参加者から、このクラスで学んだことは有益だという評価を得た。
② 機械修理コース
⚫ 5 月に引き続き携帯電話修理クラス、PC/プリンター修理クラス、ラップトップ修理クラス及び中古バッテリー再生・xxx発電クラスを開講した。
⚫ 携帯電話修理クラスでは、計 20 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、実践演習を通じて、様々な機種のプログラムの説明(BlackBerry, SonyEricsson など)や各種携帯電話の修理スキルを学んだ。6 月 16 日に実技テスト、18 日に事後テストを実施し第 1 タームを終了した。ほとんどの参加者がクラスは満足だったと感じており、中には「クラスは完璧だった」という感想も見られた。
⚫ PC/プリンター修理クラスでは、計 27 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、各組立部品の取り付けとその修繕や、問題発生時の対応方法を学んだ。6 月 27 日に事後テストを行い、クラスを終了した。参加者の 9 割はクラスに大変満足だったと感じており、実用的で、参加者の技術レベルをあげるのに有益だったという評価を得た。
⚫ ラップトップ修理クラスでは、計 15 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、接続部品や問題発生時の対応の仕方、キーボードの取り替えに関して学んだ。6 月 16 日には事後テストを行って、クラスを終了した。クラスは概して好評であり、6 割の参加者から、このクラスで学んだことは有益だったという評価を得た。
⚫ 中古バッテリー再生・xxx発電クラスでは、xxx発電に関し、計 17.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、xxx発電の紹介、その構成要素と設計について学び、6 月 9日に中間テストを行った。最終日の 6 月 13 日には事後テストを行い、アンマンにある National Center for Research & Development Energy Research Program(NERC)を訪問して、クラスを終了した。中古バッテリー再生に関しては、6 月 16 日に開始、計 24 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。初日に事前テストを行い、参加者はバッテリーの歴史や構造、その種類などを学んだ後、鉛バッテリーの適用例に関して学んだ。 6 月 20 日には中間テストが行われた。その後、xxxxxの接続方法、xxxxxの
故障要因、メンテナンス方法および中古バッテリーの再生方法に関して学び、6 月 27日に事後テストを実施して、クラスを終了した。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ ICDL クラスでは計 35.5 コマ(1 コマ 1 時間)実施し、参加者は Microsoft Excel 及び Microsoft Access の使用方法・インターネットの閲覧方法について学んだ。6 月 29 日には第 1 タームの事後テストを実施し、クラスを終了した。参加者はターム開始時にはほぼ知識・スキルを持たなかったが、クラス終了後には十分な能力を習得できた。
⚫ タイピングクラスは計 22.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。5 月に続いて、アラビア語タイピング基礎を学び、6 月 12 日にアラビア語タイピングスピードテストを実施した。その後、英語タイピング基礎を学び、6 月 25 日に英語タイピングスピードテストを実施して、クラスを終了した。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 6 月は初級、中級クラス計 2 クラスにて、英語コースを開講した。
⚫ 初級クラスでは計 20 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。単数/複数、過去形などの文法、語彙テストなどを行なった。また、6 月 30 日には、第1タームの期末テストを実施しクラスを修了した。ターム開始当初、英語で意思疎通はほぼ不可能だったが、期末テスト合格者は基礎的なコミュニケーションが取れるようになった。
⚫ 中級クラスでは計 19 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。受動態、過去完了などの文法、語彙テストなどを行なった。また、6 月 30 日には、第1タームの期末テストを実施しクラスを修了した。
⑤ OJT 研修
⚫ インターン生 7 名が職業訓練センターでの業務に従事した。彼らはレセプション業務、清掃等のセンター運営業務や、職業訓練各コースの運営業務サポート、卒業生を対象 にした求人情報の収集・データ管理、就業ステータスの管理作業、及び就業支援セミ ナーの運営等に従事した。また、OJT 研修を受けるために、企業に派遣されたインタ ーン生は 7 名であった。
⚫ インターン生は、6 月 8 日に開催されたストレスマネージメントの演劇発表会(於: ハシミーテ大学)での関係各位への招待状送付、当日の招待客応対に従事した。
⚫ インターン生は、Soft skills(履歴書の書き方や面接指導)セミナー当日の参加者の出席確認、事後アンケートの作成を行った。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 6 月 13 日に中古バッテリー再生・xxx発電クラスの受講生がアンマンの National Center for Research & Development Energy Research Program (NERC)を訪問した。当センターにて、xxx発電部門長がセンターの設立経緯、直面する課題とプロジェクト内容に関して説明した。その後、当センターに設置されている大型のxxx発電
設備を見学した。終了後、参加者からは「良い訪問だった。xxx発電システムがどのようにデザインされているか知ることができた」「今回の訪問を通して、講師(xxx発電部門長)の各パートでの説明が素晴らしかった」などの感想が聞かれた。良い雰囲気の中、参加者のxxx発電を今後も学ぼうという動機付けにつながり、クラスの最後を飾るにふさわしい訪問となった。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 演劇発表会リハーサルを含む演劇セッションを、4 セッション実施した。セッションでは、演劇発表会に向け、練習を進めた。6 月 7 日のリハーサルでは再び、演劇講師の監修を受けた。参加者は以前にも増して、熱心かつ真剣に演劇に取り組み、その結果として演技の能力も向上した。
⚫ 6 月 8 日には第 1 タームの演劇発表会をハシミーテ大学にて実施し、150 名の招待客を前に公演を行った。男性は 12 人、女性は 14 人が演者として参加した。男女別に分かれて、演じられた題目は雇用問題、家庭での問題などのヨルダンの青少年が直面している問題を主題とした。鑑賞した保護者や親類からは「今回の劇と同様の問題と直面したことがある」「大変興味深く、美しい劇だった」などの評価が寄せられた。また、参加者個人に対しても、「以前より精神的に強くなった」「参加者が以前に比べてアクティブになった」「落ち着きができ、堂々とするようになった」などの評価が多く寄せられた。
⚫ 6 月 23 日に、xx専門家がヨルダンを訪れ、ザルカ市商工会議所(ザルカ市)でストレスマネージメント関連の職務に従事するスタッフに対し、ストレスマネージメントセミナーを開催した。当日はxx専門家の講演及び粘土を使用したワークショップが行われた。ストレスマネージメントを担当する現地スタッフは、当セミナーに参加し、xx専門家から今後のストレスマネージメントプログラムの運営やプログラム参加者への対応に関してアドバイスを受けた。
② キャリアカウンセリング
⚫ 6 月は 2 日間、計 10 名の参加者が個人カウンセリングを受けた。
⚫ 6 月は計 6 日間、Soft skills セミナーが開催され、58 名の参加者が受講した。このセミナーでは参加者が就職活動において必要となる、履歴書の作成方法や面接の受け方などを、質疑応答やロールプレイを通して学んだ。参加者の多くはこのセミナーに積極的に参加し、良くオーガナイズされていると好評だった。
③ ワークシェアリング
⚫ 6 月 13 日に、外部団体・企業にて OJT 研修に参加している 5 名(受講クラス/CCNAクラス:2 名、ICDL クラス:2 名、英語クラス:1 名)が本職業訓練センターの参加者約 40 名に職場での心構え、学ぶことの大切さ、コミュニケーションの重要性などについて語った。セッション後に多くの生徒が OJT に参加したいと現地スタッフに申し出るなど、OJT 経験者からの情報は生徒にとって非常に説得力がありモチベーションアップに繋げることができた。
【その他】
⚫ 4,5 月に中古バッテリーの再生テストを実施した結果、提供を受けた中古バッテリーのうち約 7 割を再生することができた。再生済みバッテリーは大手通信会社にて、6 月下旬より現場での実証実験が開始された。また、6 月 17 日に大手通信会社と打合せを行い、再生テスト結果の説明、今後の提携内容に関して協議を行った。
<平成 25 年 7 月>
【職業訓練プログラム】
○ 第1タームの①PC コース、②機械修理コース、③共通コース(コンピュータースキルコース)④共通コース(英語コース)全てを 6 月末で終了した。
① OJT 研修
⚫ 職業訓練センターでの業務に従事してきたインターン生7名の OJT 研修が 7 月 13 日で終了した。また、OJT 研修を受けるために、外部団体・企業に派遣されたインターン生は 13 名であった。派遣先の企業・団体からは、概ね良好なコメントをもらっている。特に好評な訓練生は研修後の就職先の紹介を受けている場合もあった。
【その他】
⚫ アドミニ・会計担当のxxxxが 7 月 2 日、ヨルダンに赴任した。
⚫ フィールド担当のxxxxが 7 月 2 日、ヨルダンを離任した。
<平成 25 年 8 月>
【職業訓練プログラム】
第 2 ターム開始に向けて、各職業訓練コースが準備を開始した。特にコースが成功するか否かにとって、最も重要な講師選定においては、第1タームの経験を活かし、より質の高いコースを提供するため、コース準備段階から情報をよりよく集め、選定した。
② OJT 研修
⚫ 外部企業に1名を派遣し、データエントリー業務にて OJT 研修を実施した。
⚫ 職業訓練センターにて、2 名の OJT 研修を再開した。また月末より第2ターム開始に備えて、1 名の OJT 研修を開始した。職業訓練センターで、彼らはレセプション業務、清掃等のセンター運営業務や、職業訓練各コースの運営業務サポート、卒業生を対象にした求人情報の収集・データ管理、就業ステータスの管理作業等に従事した。
【情操教育プログラム】
③ ストレスマネージメントプログラム
⚫ 日本よりxxx専門家(心理社会的ケア)をヨルダンに招き、JPF(ジャパンプラットフォーム)シリア難民支援事業主催の心理社会的ケアワークショップが開催された。当事業からはキャリアカウンセリング及びストレスマネージメントを担当するスタ
ッフ(現地スタッフ 6 人、日本人スタッフ 3 人)を中心にこのワークショップに参加した。
⚫ xxx専門家とのミーティングでは、ストレスマネージメントを担当するフィールドコーディネーターより、今後の参加者との関わり方について、具体例を提示しながら活発に質問がなされた。これに対し、xxx専門家から個別の事例に即して、対処の説明を受けた。
【その他】
⚫ 引き続き募集を行っていた 2 名のフィールドコーディネーターについて、当事業にてインターン経験があり、ハシミーヤ市に在住する 2 名の採用を決定、試用期間を開始した。
⚫ 新たに大手通信会社 U 社との関係を構築し、バッテリー再生事業の概要、今後の協力体制などに関して協議を実施した。
<平成 25 年 9 月>
【職業訓練プログラム】
○ 職業訓練プログラム開始に向け、第 1 タームに引き続き PC 講師 1 名、英語講師 2 名、機械修理講師 1 名、新たに PC 講師 1 名との雇用契約を結んだ。
○ 職業訓練開講に向け、各職業訓練コースの事前テストカリキュラム内容に関して講師と相談しながら準備を行った。
① 機械修理コース
⚫ 9 月 21 日より中古バッテリー再生・xxx発電コースを開講した。xxx発電に関して計 10 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、xxx発電システムの概要およびxxx発電の原理などについて学んだ。
② 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ 9 月 17 日より ICDL クラスを開講した。ICDL に関して、計 20 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は windows においての基本的な使用方法(アイコンの使い方、ファイルの使い方等)を学んだ後、Microsoft Word を使い文書作成を行うことでアラビア語でのタイプの仕方を学んだ。
⚫ 9 月 17 日よりタイピングクラスを開講した。タイピングに関して、計 10 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はキーボードの概要、キーボードの打ち方の説明を受けたのち、実際にキーボード各列のアラビア語アルファベットのタイピング方法について学んだ。
③ 共通コース(英語コース)
⚫ 9 月 19 日より初級および中級クラス、9 月 18 日よりビジネスクラス(英会話)が開講した。
⚫ 初級クラスは 9 月 19 日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。計 12.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、読み書き、代名詞、動詞、名詞などの文法や数字の学
習を行った。
⚫ 中級クラスは 9 月 19 日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。計 12.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、代名詞や疑問詞の文法や質問の答え方を会話形式にて演習を行った。
⚫ ビジネス英語クラス(英会話)は 9 月 18 日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。クラスの概要紹介後に、挨拶や自己紹介、場所の訪ね方、完了形の会話についての実践演習を行った。
④ OJT 研修
⚫ 新たに 2 社(Isramic Centre school、Spercles)との OJT の関係が構築された。インターン生 3 名が職業訓練センターでの業務に従事した。彼らはセンターで各コースやワークショップの運営をサポートする他パソコンの使い方やビジネスレターの書き方等を学んだ。
⚫ 外部企業に 13 名を OJT として派遣した。学校や企業(広告、IT、ネットワークメンテナンス)、市役所、NICCOD シリア難民支援プロジェクトで OJT として従事しており、 3 名が研修先より高い評価を受けた結果、そのうちの 2 名(1 名:数学教師、1 名:ネットワークや PC メンテナンスの技術者)は条件が合致し研修先で採用された。
【就業支援プログラム】
① 女性支援プログラム
⚫ ハシミーヤ市ウサムリーハ村にある現地 NGO より当 NGO が所有しているパソコンを有効利用したい為、職業訓練等の機会が乏しい村の女性向けに PC スキルクラスを開講して欲しいと依頼を受け、7 名の裨益者に対し 9 月 16 日より PC スキルクラスを開講し、12 コマ(1 コマ 2 時間)実施した。当村から職業訓練センターまでは交通機関が充実しておらず、離れた職業訓練センターに通うことを家族より反対されていた参加者もおり、家の近辺で開講される当クラスは受講する女性達にとって参加しやすく、意欲的に参加する姿勢が見られた。
⚫ 9 月 30 日と 10 月 1 日の 2 日間、グリセリンを用いた石鹸の製造・マーケティングに関するワークショップを開催した。講師は自身で販売販路を開拓しており、参加者は製造方法だけでなくマーケティング方法についても学んだ。材料は安価かつ容易に製造できる為、家庭で簡単に製作できる。ラッピングの方法に関しても講師を始め参加者でアイデアを出し合い工夫する姿が見られた。ザルカ市にある女性の活動をサポートする現地 NGO(Alshoaa' Association)と参加者集めなどにおいて協力し、開催した。23 歳から 65 歳までの 11 名の女性が参加した。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 各職業訓練プログラムの事前テストと同時に、心理テストを実施した。
⚫ 受講希望度合い及び心理テストの結果を鑑み受講者を選択し、男性、女性セッションと分け、9 月 30 日よりワークショップを開始した。自己紹介を含めたゲームでのアイスブレイクから始まり、参加者は自身の持つ「喜び」や「恐怖」について絵を
描き、皆で共有した。感極まり泣き出してしまう生徒もおり、男女とも数名の生徒は発表するのを拒否する姿が見られた。
② キャリアカウンセリング
⚫ 9 月より、各コースが始まったのと同時に、キャリアカウンセリングも開始した。第 2 タームより、2 名の講師と契約を結んだ。
⚫ 1 名は、従来通りの自分の進路や将来を気軽に相談しやすいよう、週 3 日でキャリアカウンセラー(以下キャリアカウンセラーとする)として従事し、職業訓練センター内の 4 クラスにて当プログラムの紹介を行い、参加を募った。講師は、マイクロファイナンスプログラムの経験、会計のマネージャー、エンジニアとしても活躍しておりこの多角的な視点から参加者へアドバイスを行っている。
⚫ もう 1 名は、特に心理面に特化しており、心のトラウマ等を取り除き、今後の将来プランに繋げるべく、キャリアカウンセリング兼心理カウンセラー(以下サイコロジカルカウンセラーとする)として従事する。延べ 4 名の参加者に対してカウンセリングを実施した。家庭内や社会の中で問題があっても、公に議論すること難しいヨルダンの社会では、本プログラムは、個別に相談ができるため、需要が大きい。
【その他】
⚫ フィールド担当のxxxxが 9 月 19 日、ヨルダンに赴任した。
⚫ フィールド担当のxxxxが 9 月 27 日、ヨルダンを離任した。
⚫ 提携する大手通信会社 O 社と、バッテリー再生事業の協力体制に関する協議を実施した。再生サービスのコスト面などで更なる検討が必要となった。また、新たに大手通信会社 U 社から、更新対象である大容量通信用バッテリーを受領し、バッテリー再生テストを開始した。
<平成 25 年 10 月>
【職業訓練プログラム】
○ 職業訓練プログラム開始に向け、新たに PC 講師 2 名、機械修理講師 2 名、との雇用契約を結んだ。
○ 職業訓練開講に向け、各職業訓練コースの事前テストカリキュラム内容に関して講師と相談しながら準備を行った。
① PC コース
⚫ グラフィックデザインクラスは 10 月 21 日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。計 27 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は WEB デザインの基礎、グラフィック系ソフトウェア(Photoshop)を用いたデザイン方法に関して実践的に学んだ。
⚫ CCNA クラスは 10 月 21 日よりザルカ市サテライトコースとしてクラスを開始した。同日に事前テストを実施した。計 33 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はネットワーク運用、コンピュータネットワークの規格、ネットワーク管理等に関しえ実践的に学んだ。また、10 月 31 日に中間テストを実施した。
※CCNA:Cisco Ceritificatd Network Association はシスコシステムズ社が主催する、ネットワークの基礎に関する認定資格である。当クラスはこの認定資格に準拠して授業が進められた。
② 機械修理コース
⚫ 携帯電話修理クラスは 10 月 20 日に開講し、初日に事前テストを行った。以降、初日を含め、計 12 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、様々な種類の携帯電話の基本的な仕組み、修理ツールおよび電気の基本に関しての説明を受けた後、修理ツールを使用しながら実践演習を通じて修理方法に関して学んだ。
⚫ PC/プリンター修理クラスでは 10 月 7 日に開講し、初日に事前テストを行った。以降、初日を含み、計 14 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、マザーボード、ハードディスクのインストール方法、及び修理ツールを用いての修理方法などを学んだ。
⚫ 9 月に引き続き、中古バッテリー再生・xxx発電クラスでは、xxx発電に関し、計 25 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、xxx発電の設計、オン・オフグリッドシステムおよび簡易なxxxシステムの組み立てなどについて学んだ。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ 9 月に引き続き ICDL クラス、タイピングクラスを開講した。
⚫ ICDL クラスでは計 38 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は windows の各種機能においての基本的な使用方法(ワードパッド、計算機など)を学んだ後、Windowsに関する小テストが実施された。その後は、Microsoft Word を使い文書作成を行い、理解を深めた。
⚫ タイピングクラスでは計 19 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はナンバーキー、シフトキーについて学んだ後、アラビア語文章の実践的なタイピング練習を行い、アラビア語タイピングの小テストを実施した。その後、英語タイピングに移り、各キーの練習を引き続き実施した。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 9 月に引き続き初級、中級、ビジネスクラス計 3 クラスにて、英語コースを開講した。
⚫ 初級クラスでは計 25 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、動詞の肯定形・否定形、同市の過去形、会話を、クイズ形式などの実践的な演習を行いながら学んだ。
⚫ 中級クラスでは計 22.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、過去形、進行形、完了形などの文法や会話練習、及びテーマを設定したスピーキングなどの実践的な演習を行いながら学んだ。
⚫ ビジネスクラス(英会話)では計 20 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、賛成、依頼注文の仕方、感情の表現方法について実践的な演習を実施した。10 月 28 日には中間テストを実施した。
⑤ OJT 研修
⚫ 新 た に 12 社 ( Iben Roshd School,Albayan school ,Green constellation,Al-Waseelah,creators,touch of a button,Dazino Center,Osman Association,Mizin Educational Investment,Ya Donya,4D'S,Xxxxxx)に当職業訓練センターについて説明を行い企業との関係を構築した。そのうち 2 社(Iben Roshd School、Albayan school)に 1 名ずつ、新たに計 2 名を OJT として派遣した。
⚫ 外部企業(学校、パソコン・携帯修理の会社、NICCOD シリア難民支援プロジェクト)へ計 7 名を OJT として派遣した。そのうち 3 名(2 名:教師、1 名:パソコン・携帯修理の技術者)が研修後に高い評価を受けて、正式に採用された。
⚫ 職業訓練センターにて、計 2 名が引き続きインターンとして OJT 研修を受けた。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 10 月 23 日に中古バッテリー再生・xxx発電クラスの受講生 12 名が National Center for Research & Development Energy Research Program (NERC)を訪問した。xxx発電クラスの講師より、当センターにて設置されている大型のxxx発電システムの設計、インバーターや集電設備などに関して説明を受けた。今回の訪問を通して、参加者は実際のxxx発電設備を見ることにより、実践的にxxx発電システムの仕組みを理解し、クラスで習得した情報をより深く理解するに至った。
② 女性支援プログラム
⚫ 9 月に引き続き PC スキルクラスを開講した(参加者:7 名)。18 コマ(1 コマ 2 時間)実施し基本的なマイクロソフトのワード、パワーポイントの使い方を学んだ。10 月 7 日にマイクロソフトワード、10 月 23 日にマイクロソフトパワーポイントの小テストをそれぞれ行った。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 10 月は 6 セッション実施し、参加者各自の長所と短所を分析、目標の設定をし、その目的を達成する為に必要なスキルを考え、ワイヤーと粘土を使い過去・現在・xxを含むライフラインを作成し、参加者全員で共有をした。10 月より演劇発表会に向けて、呼吸法や発声練習を始め、演劇の台本にも取り組み始めた。
⚫ 何人かの参加者ははじめ皆の前で発表をするのを拒んでいたが、前タームの参加者やスタッフのフォローがありすべての参加者が徐々に自分を表現できるようになった。
② キャリアカウンセリング
⚫ キャリアカウンセラーは延べ 19 名の個別セッションおよび 4 回のグループセッションを実施した。グループセッションに関しては、働く事に関しての意識の向上やポジティブに物事を考える思考方法を参加者へ説いた。
⚫ サイコロジカルカウンセラーに関しては、延べ 20 名の参加者に対してカウンセリ
ングを実施した。学校や家庭において深刻な問題を抱えていてもこれまで誰にも悩みを打ち明けられなかったと話す参加者もいた。カウンセラーは参加者の状態を見てそれぞれのケースに合わせて対応をした。
【その他】
⚫ 新たに購入したバッテリー再生充電器の使用方法、計測方法について、バッテリー再生専門家協力のもと、技術を習得した。その他、ハイブリッド車バッテリー再生に関して、市場調査を実施した。
<平成 25 年 11 月>
【職業訓練プログラム】
① PC コース
⚫ 10 月に引き続きグラフィックデザインクラス、CCNA クラスを開講した。
⚫ グラフィックデザインクラスは、計 48 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はグラフィック系ソフトウェア(Photoshop)を用いて、形の変更、レイヤー、アニメーション、またグラフィック系ソフトウェア(Illustrator)に関して実践的に学んだ。
⚫ CCNA クラスは、計 40 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はルーターの構成、ワイヤレス技術、セキュリティ技術に関して実践的に学んだ。また、11 月 17日に事後テストを実施した。全参加者から講師、クラス内容に高い評価を受けた。また参加者の中にはより高度なクラスを受講したいとの意見も見受けられた。
② 機械修理コース
⚫ 10 月に引き続き、携帯修理クラス、PC/プリンター修理クラス、中古バッテリー再生・xxx発電クラスを、新たにラップトップ修理クラスを開講した。
⚫ 携帯電話修理クラスでは、計 22 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、中古部品の取り付け及び取り外しの練習、xxごてを使用しての部品取り付けの練習、各基板の電子回路に関して学んだ。11 月 28 日には中間テストが実施された。
⚫ PC/プリンター修理クラスでは計 30 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、各種プリンターの特徴と外部パーツやインクジェットカートリッジに関して学び、11 月 24 日に PC/プリンター修理の事後テストを行った。参加者からはクラスに対して高い評価を得る一方、使用機材のより一層充実を望む声も聞かれた。
⚫ ラップトップ修理クラスでは 11 月 16 日に開講し、計 19 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、ドライバー、ハードディスクのインストール方法、及び修理方法につついて学んだ。11 月 24 日には事後テストを実施して、クラスを終了した。PC/プリンター修理クラスと同様に、参加者からはクラスに対して高い評価を得る一方、使用機材のより一層充実を望む声も聞かれた。
⚫ 中古バッテリー再生・xxx発電クラスでは、中古バッテリー再生に関しては、 11 月 2 日に開始、計 25 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。参加者はバッテリーの安全な取扱い方、歴史や構造、その種類などを学んだ後、鉛バッテリーの適
用例に関して学んだ。11 月 23 日には中間テストが行われた。11 月 30 日には、xxx発電を含めた本クラスの事後テストを実施して、クラスを終了した。参加者からはより実践的な実習を増やし、企業などへのより多くの訪問をするなどの要望が挙がった。
⚫ 11 月 7 日には日本人専門家による中古バッテリー再生技術、バッテリー再生の原理等に関する講義を実施した。参加者にとっては目新しい技術であるため、どの種類のバッテリーに再生技術を応用できるか、中古バッテリー再生中にはどのようなエネルギー変換が行われているか等の質問が挙がり活発な質疑応答となった。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ 10 月に引き続き ICDL クラス、タイピングクラスを開講した。
⚫ ICDL コースでは計 43 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は Excel 内の検索方法、ワークシート管理方法、各種計算などの基本的な機能について学んだ後、 Excel に関する小テストが実施された。その後は、インターネット、メールなどの機能などについて実践的に学んだ。
⚫ タイピングクラスでは計 14 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、10 月に続きシンボルキーについて学んだ後、英語文章の実践的なタイピング練習を行い、11/21 にタイピングスピードテストを実施して、クラスを終了した。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 10 月に引き続き初級、中級、ビジネスクラス計 3 クラスにて、英語コースを開講した。
⚫ 初級クラスでは計 25 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、動詞、進行形、形容詞の文法を質問形式にて演習を行った。その他、リスニング、会話練習、発音練習も実施した。また、11 月 14 日に中間テストを行なった。
⚫ 中級クラスでは計 25 コマ(1 コマ 1 う時間)を実施し、比較級、最上級、過去進行形、単純xx形などの文法、トピックを決めての会話練習などの演習を行なった。
⚫ ビジネスクラス(英会話)では計 29 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、出身地の訪ね方、比較する際の表現方法、議論する際の質問方法、交通機関を利用する際の質問方法などについて実践的な実習を行った。また、11 月 27 日には各参加者が自らテーマを決め、プレゼンテーションを実施した。11 月 30 日には、期末試験を実施しクラスを修了した。参加者のうち 7 割に高い評価を得た、よりアクセスの良いザルカ市での開講を要望する声も聞かれた。
⚫ ザルカ市サテライトコースとして、ビジネスクラス(TOEFL)は 11 月 17 日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。計 6 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はリーディングセクションの問題を通して、読解力高めた。
⑤ OJT 研修
⚫ 新たに 7 社(Second energy、Crcators、Jordan Investment Board、Agricultral
Engineers Association、Land neighbors Society、Women's fund office、Al yaman Shop for computer and mobile maintenance)に OJT 受け入れ、就職受け入れを依頼し、理解を得た。このうち 2 社(ソーラーパネルデザイン会社の Second energy、電気ネットワーク会社の Crators)においては OJT を 1 名ずつ、新たに計 2 名を派遣した。
⚫ 外部企業(ソーラーパネルデザイン会社、電気ネットワーク会社、社会保障事務所)に 8 名、職業訓練校センターにて 5 名、計 13 名が OJT として従事した。そのうち 3 名(1 名:ソーラーパネルのデザインの技術者、1 名:電気ネットワークの技術者、1 名:パソコンのネットワークの技術者)が受け入れ企業より高い評価を受けて、正式に採用された。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 11 月 15 日に ICDL クラスの受講者 13 名が、Az Zarqa- Jordan- Social security cooperation へ訪問をした。参加者は、Operation マネージャーから Az Zarqa- Jordan- Social security cooperation の仕事内容や役割を聞き、PC xxxの重要性を学んだ。
⚫ 11 月 16 日に英語ビジネスクラス(英会話)の受講者 7 名がレンタカー会社 Amra Company に訪問した。国外からの顧客へ車をレンタルすることも多く、仕事上英語を頻繁に使用している。参加者は、間違いを恐れず積極的に英語を使うことが上達への近道であるとアドバイスを受け、社員の方の経験談を基に英語の実践的な学習法を学んだ。
⚫ 11 月 30 日グラフィックデザインクラスの受講者 10 名が印刷会社 Al Fanar Printing Press を訪問した。国内大手企業の包装紙やチラシ等も手掛ける印刷会社であり、顧客から注文を受注し、デザインを手がけその後の製造工程を見学した。受講者が授業にて用いるソフトウェアを実際に利用しており受講者はどのようにデザインを決めていくのか等実践的な質問をした。
② 女性支援プログラム
⚫ 9 月、10 月に引き続きウムサリーハ村の施設にて PC スキルクラスを開講した(参加者:7 名)。11 月は 8 コマ(1 コマ 2 時間)実施し、マイクロソフトアクセス、インターネット、メールの使い方を学び、11 月 13 日にて全課程修了した。参加者 7 名中 6 名(85.7%)が有用と回答した。また 11 月 5 日に、参加者は社会保障庁を訪問し、実際にパソコンを使い仕事する現場を見て、PC xxxの重要性や職場での重要性を学んだ。
⚫ 11 月 6 日に日本人専門家のxxx代が女性エンパワーメントのワークショップを開いた。女性の社会進出が難しいとされているアラブ社会においても女性が働くということの意味を専門家のxxの経験を通して説き、参加者の就業に対する意識を上げた。参加者は置かれている状況を専門家に相談をしたり、自身が行っている活動に関して共有する場面がよく見られた。(54 名が参加し、そのうち 35 名が有用と回答)
⚫ 11 月 18 日より 3 日間、化粧品作りのワークショップを開催した。入手可能な野菜やハーブ、果物を使った化粧品作りを行った。講師はザルカ市やアンマン市の大型モールやスーパーにも商品を卸している。(23 名が参加し、そのうち 22 名が有用と回答)
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 11 月は男女各 7 コマ(1 コマ 1 時間 30 分)ずつ実施した。
⚫ 台本を参加者でシェアし意見交換をした後、それぞれの役を話し合って決め、発声練習や台本を読むことで本格的に演劇の練習を進めた。現地スタッフの指導や仲間の支えがあり、一人一人が段々と自信を持って演技に取り組むようになってきた。
② キャリアカウンセリング
⚫ キャリアカウンセラーは延べ 10 名の個別セッション、1 回のグループセッションを実施した。ヨルダンの教育機関において、この類のサービスは珍しく、カウンセラーと話すことで具体的なビジョンが持てた事により心配事が減り、人生に関して自分で切り開いていけるという思いを持てるようになったと話す参加者もいた。
⚫ サイコロジカルカウンセラーは延べ 18.名の参加者に対してカウンセリングを提供した。何度もカウンセリングを繰り返し時に、家族や親せきの協力を得て解決の方向へ向かうようxxxxxxと共に努力している。
⚫ 11 月 6 日に日本人専門家のxxxがリーダーシップをテーマに講演を行った。講師が育ってきた昔の貧しい日本から成長を遂げた日本について話をした。また
「勤勉な」日本人の代表であるxxxxxを例に出し、参加者に懸命に勉強しさらに働き社会の為に貢献することを説いた。センターの受講生を中心に 40 名
が参加し、アンケートに回答した 36 名中 25 名がこのワークショップが有用であったと回答した。
【その他】
⚫ 日本人中古バッテリー再生専門家と共に、提携する大手通信会社 O 社とバッテリー再生事業の技術面に関する協議を実施し、今後協力体制を築く上で課題となる点があがった。また、その課題解決に関しても日本人専門家よりアドバイスを受けた。また、日本人専門家と共に大手通信会社 U 社に関して、中古バッテリー再生技術の概要、再生技術の利点などの技術面に関する協議を実施した。その他、当事業を担当する現地スタッフに対して、中古バッテリー充電器の使用方法、再生テスト可否の判定方法などのセミナーを実施した。
<平成 25 年 12 月>
【職業訓練プログラム】
① PC コース
⚫ 11 月に引き続き、グラフィックデザインクラスは、計 39 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は各種 Adobe ソフトを用いた実践演習(印刷物及びログ作成)を通し習熟度を高めた。12 月 26 日には第 2 タームの事後テストを実施した。
② 機械修理コース
⚫ 携帯電話修理クラスでは、計 44 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、電子工学に関しての説明、xxごてを用いての回路の取り外しと組み込み、携帯搭載のソフトウエアのプログラムなどに関して学んだ。
③ 共通コース(コンピュータースキルコース)
⚫ ICDL クラスでは計 6 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者は Access の各種機能を学んだ後、12/2 に事後テストを実施して、クラスを終了した。
④ 共通コース(英語コース)
⚫ 11 月に続いて初級、中級クラス計 2 クラスにて、英語コースを開講した。
⚫ 初級クラスでは計 17 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。完了形、前置詞などの文法、語彙テストなどを行なった後、これまで習得した文法の復習を行った。また、12 月 24 日には、期末テストを実施しクラスを修了した。ターム開始当初、英語で意思疎通はほぼ不可能だったが、期末テスト合格者は基礎的なコミュニケーションが取れるようになった。
⚫ 中級クラスでは計 20 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。関係詞、受動態などの文法、語彙テストなどを行なった。また、12 月 24 日には、期末テストを実施しクラスを修了した。
⚫ ビジネスクラス(TOEFL/ザルカサテライト)では、計 16 コマ(1 コマ 2 時間)を実施した。テキストに沿って、読解・単語・分の構造等 TOEFL TEST を受けるにあたってのテクニックを学び高得点に繋げるようにした。また集中的に講義を受けることで、意図的に英語に触れる機会を多くし、短期間での英語力アップを試みた。また、12 月 16 日には読解のテストを行った。
⑤ OJT 研修
⚫ 新たに 5 社(Aspire、Sky star、Xxxxxx、NATT、alrowad)に OJT 受け入れ、就職受け入れを依頼した。外部企業(ネットワークメンテナンス会社 Al-areej Company、Albayan School(小学校))に各 2 名ずつ、新たに計 4 名を OJT として派遣した。そのうち、Al-areej company で働いた 2 名に関しては、ネットワーク・PC メンテナンスの技術者として正式に採用された。職業訓練センターにて、引き続き 5 名がインターンとして従事した。
⚫ 外部企業(ネットワークメンテナンス会社、小学校)に 4 名、職業訓練校センターにて引き続き 5 名、計 9 名が OJT として従事した。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 12 月 17 日に英語の初級および中級のクラスの受講者計 22 名が、シリア難民支援を実施する NICCOD ザルカ支援センターを訪問した。ほとんどの参加者と同年代の若いスタッフが国際 NGO である NICCOD での仕事内容や英語の重要性について話をした。英語の能力が上がることでアラブ世界においても仕事の幅が広がると感じた参加者が何人が見られた。
② 履歴書・面接指導
⚫ 12 月 3 日と 5 日にソフトスキルの講座を開講しその中で履歴書や面接指導を行った。42 名の参加者のうち 40 名(95%)がとても有用だと回答した。
③ 女性支援プログラム
⚫ 9 月から 11 月までウムサリーハ村で行われた PC スキルのコースの応用編を運営して欲しいとのリクエストを会場や PC を提供してくれている現地 NGO(前回依頼された NGO と同じ)から頂き、12 月は計 22 コマ(1 コマ 2 時間)を行った。参加者は前回の PC スキルコースの参加者が引き続き受講した。IT のネットワークにおける知識が windows7 の知識等前回より一歩進んだ事を学んだ。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 12 月は男女 9 コマ(1 コマ 1 時間 30 分)ずつ実施した。12 月は、演劇発表会に向け演劇の練習を中心に進めた。経験の豊富なスタッフが演劇指導を含め、参加者をフォローし参加者も段々と声も大きくなり、劇の完成度も上がってきた。
⚫ 12 月 25 日には演劇指導の講師がセッションに参加し、参加者へ演劇指導を実施した。
② キャリアカウンセリング
⚫ キャリアカウンセラーは延べ 11 名の個別セッション、4 回のグループセッションを行った。グループセッションにおいては、講師の経験を活かし物事を一つの方向から考えるのではなく常に別の角度からも考え、解決策を探っていくようなセッションが行われた。
⚫ サイコロジカルカウンセラーは延べ 13 名の個別セッション、1 回のグループセッションを行った。グループセッションは男女間の問題をテーマに行われた。このような問題は、多くの人が悩みを抱えているもののこの問題をオープンに話せないヨルダン社会においては、難しいテーマとなった。何人かの生徒が動揺している様子が見られた。需要は多いものの、グループセッションで行うより、従来通り個別に行うべきであった。
③ ワークシェアリング
⚫ 12 月 5 日に、職業訓練センターや社会保障庁、ハシミーヤ市中学校などで、OJTとして派遣されていた 7 名の OJT 経験者から、参加者に対してワークシェアリングのセッションが実施された。自身の経験を基に OJT を通して考え方が変わった話や働く事に関しての意識を参加者に共有をした。
④ 就職活動や職場における心構え・リーダーシップ育成クラス
⚫ 自分の目標設定、目標の達成の仕方等を図解で使い分かりやすく説明をした。時間の有効的な使い方等も一緒に講義をして、働く姿勢を実践的に説いた。回答をした 42 名中 39 名(92.85%)が有用と回答。コメントの中で働くことにする意識がこのワークショップを通して変わったというコメントが 2 件あった。
<平成 26 年 1 月>
【職業訓練プログラム】
① PC コース
⚫ ザルカ市サテライトコースとして、グラフィックデザイン上級クラスは 1 月 13日に事前テストを実施し、同日にクラスを開始した。計 30 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、参加者はグラフィック系ソフトウェア(Illustrator)の使用方法、写真編集およびグラフィック系ソフトウェア(Photoshop)用いたデザイン方法に関して実践的に学んだ。1/29 に事後テストおよび各参加者の卒業作品を発表し、クラスを終了した。
② 機械修理コース
⚫ 12 月に引き続き、携帯電話修理クラスでは、計 9 コマ(1 コマ 1 時間)を実施し、実践演習を通じて、様々な機種のプログラムの説明(BlackBerry, SonyEricssonなど)を学んだ後、本クラスの復習を行った。1 月 7 日に実技テストおよび事後テストを実施し第 2 タームを終了した。ほとんどの参加者がクラスを高く評価しており、中にはカリキュラム、機材に関する提案などもあった。
③ 共通コース(英語コース)
⚫ 12 月に引き続き、英語ビジネスクラス(TOELF/ザルカサテライト)は、計 18.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。12 月は読解を中心に学習したが、1 月はリスニング・単語力・スピーキングを中心に行った。1 月 9 日にはリスニングテストを実施した。
④ OJT 研修
⚫ 新たに 4 社(Al Fauar、Samsung、The Lavie、Commercial Photography)に OJT 受け入れ、就職受け入れを依頼した。そのうち、広告会社 Al Fauar に 1名グラフィックデザインの担当として新たに OJT を派遣した。
⚫ 外部企業(ネットワークメンテナンス会社、小学校、広告会社)に 5 名、職業訓練校センターにて引き続き 2 名、計 7 名が OJT として従事した。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 1 月 8 日に CCNA クラスの受講生 6 名が、通信会社 Orange Company を訪問した。当施設にて、ネットワーク担当者より、担当する地域でのネットワーク構築方法、
施設内の各部署を訪問し、各部署の業務内容などに関して説明を受けた。今回の訪問を通して、参加者は実際のネットワーク構築の作業現場を見ることにより、実践的な場での CCNA クラス受講の利点を理解し、クラスで習得した情報をより深く理解するに至った。
⚫ 1 月 29 日に PC・プリンターメンテナンスコースとラップトップメンテナンスコースの受講者計 8 名が機材メンテナンス会社 Lake Company に訪問した。授業では実践を交えて教えていたのだがこのスキルをどのように現場で活かすかを受講生は学ぶ事ができた。また受講者は従業員の方にテクニカルな質問を投げかけていた。
② 女性支援プログラム
⚫ 1 月 29 日に女性支援プログラムの参加者やセンターの参加者の女性の希望者 45 名が、現地 NGO アルジャワースレを訪問し、活動の紹介や収入創出活動について説明を受けた。当 NGO は、以前 NICCO が「ヨルダン・バルカ県南シューナ地区における女性グループの能力開発による貧困削減支援事業」(N 連資金)により支援しており、今も女性の社会進出や収入創出をサポートすべく活動が続いている。ザルカ市やハシミーヤ市よりもさらに保守的で、多くの困難があるにも関わらず、女性が技術を習得し、社会進出し収入を創出している姿を見て、参加した女性たちは、刺激を受けた。
⚫ ワークショップ受講者が、ストレスマネージメントプログラム演劇発表会会場にて、化粧品や石鹸の販売を行い、合計 97.5JD を販売した。
⚫ 12 月に引き続き、ウムサリーハ村にて PC スキルクラス(応用)が開かれた。1 月は 14 コマ(1 コマ 2 時間)が行われ、ネットワーク関係の知識やアクセスなどについて学んだ。
【情操教育プログラム】
① ストレスマネージメントプログラム
⚫ 演劇リハーサルを含めた 4 セッションを行った。演劇リハーサルの 2 セッションにおいては、実際に演劇発表会が行われるハシミテ大学にて大道具、音響、照明を使い本番に向けて練習した。
⚫ 1 月 11 日にハシミテ大学にて演劇発表会を行った。147 名の招待客が来て、男性 9名、女性 9 名の参加者による演劇を鑑賞した。前回同様、男女に分かれてそれぞれ 1 幕ずつ計 2 幕行った。演劇の内容は、参加者が直面している問題や社会の状況を描写しており、観客にとっては親しみやすい内容であった。参加者の家族からは、ストレスマネージメントコースを通じて、自分自身に自身が持て、この経験が彼らの素晴らしい将来に繋がるとのコメントをもらった。
② キャリアカウンセリング
⚫ キャリアカウンセラーは延べ 4 名の個別セッションを行い、キャリアの構築についてカウンセリングを実施した。
⚫ サイコロジカルカウンセラーは延べ 20 名の個別セッションを実施した。多くは家
族との関係性に悩みを抱えていたが、セッションを通して家族との関係性および個人の意識にも改善がみられた。
<平成 26 年 2 月>
【職業訓練プログラム】
① 共通コース(英語コース)
⚫ 1 月に引き続き、英語ビジネスクラス(TOELF/ザルカサテライト)は、計 17.5 コマ(1 コマ 1 時間)を実施した。スピーキングおよびライティング演習を中心に行った。2 月 12 日には事後テストを実施した。参加者からはクラス期間を延ばし、より充実した授業内容にしてほしいとの要望も挙がった。
【就業支援プログラム】
① 会社訪問
⚫ 2 月 2 日に Samsung BCI を携帯修理クラスの受講者 6 名が訪問した。大手携帯会社 Samsung のカスタマーサービスを行っており、携帯修理・品質管理部門を見学した。修理工場は誰がどのくらいのタスクがあり今どのような状態なのか等仕事の見える化がされており、また仕事の分業が明確になされていた。参加者は普段授業で習ったばかりのスキルをどのように次に活かせれるかを学んだ。
② 女性支援プログラム
⚫ 2 月2 日より事業終了時まで女性支援プログラムで特に興味を示した裨益者を集め、これまで学んだ技術を生かし自然派化粧品作りの活動を開始した。参加者の 7 名がマーケットに出せるように商品を作るべく活動を進めた。
3. 申請時の事業計画からの遅延とその理由、及び事業計画時に想定されなかった問題点
(1) 事業終了後の移管体制について
当初の想定では、申請書に記載の通り、事業終了後もハシミーヤ市の協力による実施場所の提供を受け、その上で本事業における成果の長期的な継続と発展が見込みうる現地移管先団体として、既存の現地NGO、現地スタッフが立ち上げるNGO や国営公社等から、最も適切な団体を選定することとしていた。
しかし、本事業終了後の移管体制について、ハシミーヤ市側と協議を継続していたが、対象自治体の人的資源、運営能力を見極めた結果、同市を運営主体とする移管は困難との結論に至り、事業後の継続性が望める現地スタッフが立ち上げた現地 NPO への移管準備を進めた。現地 NPO の事業開始および提携先との連携など、引き続きサポートを継続していく。
4. 申請時の事業計画からの変更点とその理由等
(1) 通信用バッテリー充電器の購入
ヨルダン国内での再生エネルギー普及への対応及びバッテリー再生による収入創出を通じた本職業訓練センターの継続的な運営を目的として、フェーズ 2 よりバッテリー
再生・xxxコースを開始した。日本人バッテリー再生専門家アドバイスの下、利益率が高く、バッテリー再生率の高い通信用バッテリーの再生を模索していたが、本フェーズ 3 より大手通信会社との提携を既に開始しており、中古通信用バッテリーの提供を受けている。そのため、移管後の職業訓練センターの継続的な運営を目的とした収入創出をより効率的に実施するため、新たに通信用バッテリー充電器が必要となった。
(2) 渡航経路の変更
当会の人事異動により、4 月 1 日付で、フィールド担当にxxxxが就任したことに伴い、4 月 11 日にヨルダンへ向け渡航した。予算計上されている派遣スタッフ旅費は、関西空港発着だが、xxxxは当会東京事務所所属であったため、往路は成田空港から、帰路は、京都本部への報告と打合せのため、関西空港着とした。当該変更に伴う小項目間の 20%を越える予算移動は発生していない。
(3) 現地統括の給与額変更
職員の退職等に伴う当会の人事異動に伴い、平成 25 年 4 月 1 日付で本事業のフィールド担当を務めていたxxxが現地統括に就任したが、3 ヶ月間の統括業務経験を経て、本年 7 月 1 日付で当会として給与改定を行うことに伴い、現地統括の人件費月額単価を同日付にて変更した。なお、変更後の月額単価は、本事業の当初予算内の額であり、経費の配分変更等は発生しない。
(4) 夜間警備員の雇用
ハシミーヤ市と事業地である「the Modern Village」の利用、移管に関する協議をする上で、従来ハシミーヤ市が負担していた夜間警備員費用を当会が負担するようにとの強い要請を受けたため、夜間警備員を 2013 年 9 月より雇用することとした。事業開始時より、当会撤退後の組織運営上中心となる人材を募集していたが計画通りには行かず、現地スタッフ人件費内フィールドマネージャーの雇用が当初計予定より遅れた。よって、当費目内にて未執行予算が発生するため、予算増額は発生しない。
(5) ザルカ市サテライトコースの開講
本事業はザルカ県ハシミーヤ市職業訓練センターの職業訓練を通じ、青少年の能力向上を図り、キャリア形成モデルの地域波及を目指してきた。3 カ年計画最終年のフェーズ 3 では、本事業完了後の移管をハシミーヤ市と協議してきたが、対象自治体の人的資源、運営能力を見極めた結果、同市を運営主体とする移管は困難との結論に至った。これまでハシミーヤ市にて実施してきた約 2 年半の職業訓練センター運営により、すでに事業地周辺に住む数多くの裨益者へサービスを提供して来たため、今後安定して生徒を確保するためには、ハシミーヤ市在住の若者はもとより、より人口の集中する地域からの参加も可能とする必要があった。よって、移管後の本事業の継続的運営を図るため、この地域の中心であるザルカ市中心部にてサテライトコースを開講した。
ザルカ市中心部での本職業訓練センターの周知を図り、実績を積み上げると共に、同市との関係構築(本職業訓練校の認知、職業訓練コースの協同実施、職業訓練センター実施場所への協力等)を図ることで、本事業の移管先の管轄自治体についても、可能性を広げることを目的とした。ザルカ市サテライトコースでの職業訓練講師謝金は当初の予算内での執行を予定しているため、予算の増額は発生しない。
(6) 事業担当者の変更
当会の人事異動により、事業担当者変更報告書を提出の上、下記の変更を実施した。
①現地統括
平成 25 年 4 月 1 日付 工位xx → xxx
②フィールド担当
平成 25 年 4 月 1 日付 xxx → xxxxxx 25 年 7 月 1 日付 xxxx → xxxx平成 25 年 9 月 20 日付 xxxx → xxxx
③アドミニ・会計担当
平成 25 年 4 月 1 日付 xxxxx → xxxx平成 25 年 7 月 1 日付 xxxx → xxxx
④本部事業担当
平成 25 年 2 月 28 日付 大原理代 → xxxxxx 25 年 4 月 1 日付 xxxx → xxxx平成 25 年 7 月 1 日付 xxxx → xxxxxx 25 年 11 月 25 日付 xxxx → xxx xx 26 年 1 月 18 日付 xxx → xxxx
③ 本部会計担当
平成 26 年 1 月 21 日付 xxxx → xxxx
■受講者・セミナー参加者数
PC
<職業訓練コース受講者数>
開講コsース/クラス | 第 1 ターム | 第2ターム | 全ターム | |||||||
受講者数 | 合格者数 | 合格率 (%) | 受講者数 | 合格者数 | 合格率 (%) | 受講者数 | 合格者数 | 合格率 (%) | ||
コース | グラフィック デザイン | 14 | 10 | 71 | 16 | 10 | 63 | 30 | 20 | 67 |
CCNA | 16 | 9 | 56 | - | - | - | 16 | 9 | 56 | |
機械修理コース | 携帯電話修理 | 00 | 0 | 00 | 00 | 00 | 00 | 30 | 17 | 57 |
PC/プリンター修理 | 11 | 5 | 45 | 20 | 10 | 50 | 31 | 15 | 48 | |
ラップトップ修理 | 13 | 5 | 38 | 20 | 10 | 50 | 33 | 15 | 45 | |
中古バッテリー再生・ xxx発電 | 10 | 10 | 100 | 21 | 14 | 67 | 31 | 24 | 77 | |
ク ー ( 共ラ タ コ 通ス ス ン コ ) キ ピ ー ル ュ ス | ICDL | 17 | 11 | 65 | 16 | 14 | 88 | 33 | 25 | 76 |
タイピング | 17 | 11 | 65 | 16 | 14 | 88 | 33 | 25 | 76 | |
( 英 共 語 通 ク コ ラ ー ス ス ) | 初級 | 13 | 7 | 54 | 18 | 15 | 83 | 31 | 22 | 71 |
中級 | 15 | 9 | 60 | 18 | 15 | 83 | 33 | 24 | 73 | |
ビジネス | 15 | 11 | 73 | 16 | 9 | 56 | 31 | 20 | 65 | |
サ コ テ ザー ラ ルス イ カト | グラフィックデザ イン | - | - | - | 8 | 5 | 63 | 8 | 5 | 63 |
CCNA | - | - | - | 8 | 7 | 88 | 8 | 7 | 88 | |
ビジネス英語 | - | - | - | 7 | 5 | 71 | 7 | 5 | 71 |
<情操教育とOJT 研修>
開講プログラム | 第 1 ターム受講者数 | 第2ターム受講者数 | 全ターム受講者数 | |
ストレスマネージメントプログラム | 女性セッション | 17 | 12 | 29 |
男性セッション | 18 | 16 | 34 | |
キャリアカウンセリング | 72 | 121 | 193 | |
OJT 研修 | 20 | 36 | 56 | |
計 | 127 名 | 185 名 | 312 名 |
<就業支援プログラム仕事内容説明セミナー>
職業訓練プログラム受講生を対象に、学んでいるスキルを実際に職場で使用している人々を訪問する仕事内容説明セミナーをコース毎に開催した。セミナーでは、職場での業務内容、xxxの習得方法、経験談、当スキルの重要性に関して説明がなされ、参加者の就職活動への心構えや就業意欲を高める場を提供することができた。以下、各訪問会社と参加者数。
No | 訪問会社 | 日時 | 対象クラス | 参加者 数 |
1 | Al JurJani Company for Translation. | 5/6 | ビジネス英語 | 11 |
2 | JCE Company | 5/9 | CCNA | 10 |
3 | Red Points Printing Press | 5/9 | グラフィックデザイン | 11 |
4 | Az Zarqa- Jordan- Social security cooperation | 5/9 | ICDL | 11 |
5 | NOKIA Company | 5/11 | 携帯電話修理 | 6 |
6 | CSH Company | 5/13 | PC/プリンター・ラップトップx x | 6 |
7 | Amra Company for Renting Tourist Cars. | 5/25 | 初級/中級英語 | 21 |
8 | National Center for Research & Development Energy Research Program (NERC) | 6/13 | 中古バッテリー再生・xxx発電 | 9 |
9 | National Center for Research & Development Energy Research Program (NERC) | 10/23 | 中古バッテリー再生・xxx発電 | 12 |
10 | Az Zarqa Jordan Social Security Cooperation | 11/15 | ICDL | 13 |
11 | Amra Company | 11/16 | ビジネス英語 | 7 |
12 | Al Fanar Printing Press | 11/30 | グラフィックデザイン | 10 |
13 | NICCOD シリア難民支援ザルカセンター | 12/17 | 初級/中級英語 | 22 |
14 | Orange Company | 1/8 | CCNA | 6 |
15 | Lake Company | 1/29 | PC/プリンター・ラップトップ修理 | 8 |
16 | Samsung BCI | 2/2 | 携帯電話修理 | 6 |
合計 | 169 名 |
■ケースレポート
<ケースレポート①> 1.裨益者情報
氏名:X.X. 性別:男 事業実施時の年齢:19 歳
2.参加したコース:共通コース(英語クラス)、PC/プリンター修理クラス、ラップトップ修理クラス、ストレスマネージメントプログラム
3.ケースレポート
1)事業開始前の状況:10 人家族で 8 人兄弟の末っ子。家計収入は約月 270JD。一度、xxxx(大学予備テスト)に失敗し、家で再度勉強をしていた時に、NICCOD 職業訓練センター(以下、センター)の夜間ガードとして働いていた親戚を通して、センターの事を知った。クラス受講前の面接をした際、自分の意見や考えていることを人前で話すのが苦手で、引っ込み思案であった。
2)事業実施中の考察: タウジヒ(大学予備テスト)の勉強がある中、センターのクラスにも積極的に通い、宿題の提出率も高かった。演劇発表会(ストレスマネージメントプログラム)に来た両親より「以前は人前で話している息子の姿を見たことがなかったのだが、こんな大勢の前で自信を持って演技をしている息子を見て本当に嬉しい」とのコメントがあった。本人が希望しセンター内でのインターンとして、ICDL クラス、ストレスマネージメントプログラムの担当をしており、不明な点は積極的に質問をして仕事を進めており、飲み込みもとても早かったと OJT の担当のスタッフは評価した。
ストレスマネージメントプログラムの演劇の練習に参加する裨益者(中央)
3)事業終了後の現況及び将来の希望:まずは勉強し、xxxx(大学予備テスト)に合格し、大学で勉強をして科学者になりたいと話した。
<ケースレポート②> 1.裨益者情報
氏名:R.K 性別:男 事業実施時の年齢:24 歳
2.参加したコース:中古バッテリー再生・xxx発電クラス
3.ケースレポート
1)事業開始前の状況:4 人家族で 2 人兄弟の長男である。会計士の父と数学教師の母、大学で建築を学ぶ妹の4 人家族である。ハシミテ大学で電気工学を学び2013 年の1 月に卒業。大学時代には、ドライバーやスーパーの店員としてアルバイトをしていた。
2)事業実施中の考察:大学卒業後、就職先を探すがなかなか決まらずにいた時に、NICCOD職業訓練センター(以下センター)のスタッフよりクラス紹介の電話を受け興味を持ったため、センターへ通う事を決めた。本人も大学で電気工学を学んでおり、基礎知識もあったが、実践的な能力に欠けていた。センターでの講座は実践的なことが多く、自身の持っている知識を応用することができ、とても役に立ったとのことだった。また、クラス受講後も、OJT 研修を要望し、希望どおりソーラーパネルのデザイン会社にて研修をした。
3)事業終了後の現況及び将来の希望:ソーラーパネルのデザインを専門とする会社に OJTを経てその能力や働きぶりが評価されそのまま就職。上司より、ポテンシャルがあり、いつも物事をポジティブに物事を考えられる彼に対する評価はとても高かった。自身もまずはしっかりと知識や経験を積み一人前のエンジニアに早くなりたいと語った。
従事するソーラーパネルのデザイン会社にて上司(左)と裨益者(右)
<ケースレポート③> 1.裨益者情報
氏名:F.H. 性別:女 事業実施時の年齢:23 歳
2.参加したコース:共通コース(英語クラス)、ICDL クラス、ストレスマネージメントプログラム
3.ケースレポート
1)事業開始前の状況:8 人家族で兄弟の中では上から 3 番目。家計収入は約月 2,000JD。大学では数学を専攻しており、親戚を通じて NICCOD 職業訓練センター(以下センター)の事を知った。大学を卒業するとともに職を探していたものの見つからず、センターへ通う事を決意した。
2)事業実施中の考察: センターでは、様々なクラスを受けるとともに、自分の将来について話ができる親友も出来た。また、日本人女性支援専門家によるワークショップにて、働くということに対しての意識が変わった。女性が働くことに対して理解がなかなか得られないアラブ社会であるが、小さくても何か一つでも行動を起こしていくうちに、色々な事が変わる可能性があると感じた。また、OJT にも参加し、学校で数学の教師として研修を受けた。
ビジネス英語クラス(英会話)でプレゼンを行う裨益者(写真中央)
3)事業終了後の現況及び将来の希望:OJT 先の学校で、働きぶりが評価され、数学の講師として働いている。また同時に女性支援専門家により行われた女性向けワークショップに触発され、センターにて知り合った友達と美容センターを設立させようと計画中である。
以上
2014 年 5 月 13 日
事業内容、事業の効果に関する写真
事業名:ザルカ県ハシミーヤ市における青少年のための「職業訓練センター」の設立・運営事業
(フェーズ 3)(xxxx・xxxxxx王国) 事業期間: 2013 年 2 月 14 日~2014 年 2 月 13 日
1) 職業訓練プログラム
ハシミーヤ市が管轄する The Modern Village を事業地として、フェーズ 2 に続き職業訓練センターを開校し、各種職業訓練プログラムを実施した。各ターム期間は以下の通り。また、第 2 タームからはザルカ市サテライトコースも開催した。
第 1 ターム:2013 年 3 月 10 日~2013 年 6 月 30 日
第 2 ターム:2013 年 9 月 17 日〜2014 年 2 月 12 日
【PC コース】
グラフィックデザイン、CCNA の 2 クラスからなる PC コースを開講し、2 ターム計 5 クラス実施した。参加者のレベルを測る事前テストを実施し、授業を開始した。
左:グラフィックデザインクラスの様子。コース修了にあたり製作した作品を発表する参加者(第 1 ターム)。
右:グラフィックデザインクラスの様子。日本人スタッフ(現地統括:xx)より、コース修了証が渡される。コースを修了するためには出席日数、テスト結果などの基準を満たさなくてはならない(第 1 ターム)。
左:グラフィックデザインクラスにて、現地スタッフ(フィールドコーディネーター:Xxxxxxx)と講師が参加者に丁寧に説明をした(第 2 ターム)。
右:グラフィックデザインクラスの様子。参加者がひとりづつ自分たちの作成したプロダクトデザインを発表した(第 1 ターム)。
左:CCNA クラスの様子。相談しながら、ネットワークの仕組みを学ぶ参加者(第 1 ターム)。
右:CCNA クラスの事後テストの様子。このテストの点数によって、コース修了できるか左右される。真剣にテストに望む参加者(第 1 ターム)。
左:CCNA クラスにて、講師がワイアレスネットワークについて説明する様子(ザルカ市サテライトコース/第 2 ターム)。
右:CCNA クラスの様子。参加者の約半数は女性で、そのうちの一人は優秀な成績をおさめ、コース終了後、XXX 先が決まった(ザルカ市サテライトコース/第 2 ターム)。
【機械修理コース】
携帯電話修理、PC /プリンター修理、ラップトップ修理及び中古バッテリー再生・xxx発電クラスを 2 ターム計 8 クラス開講し、クラス修了時に就業に優位になるよう、実践的なコース内容となった。
左:携帯電話修理クラスの様子。携帯電話の基板について、講師が参加者一人一人にきめ細かい指導を行った(第 1 ターム)。
右:携帯電話修理クラスの様子。参加者は実際に携帯電話を分解して、内部構造を学んだ(第 1 ターム)。
左:携帯電話修理クラスにて、一人一台ずつ携帯の中身のボードを開き、xxごてを使い修理している。(第 2 ターム)
右:携帯電話修理クラスにて、それぞれ修理したボードを講師とともに修理具合を確認する様子。
(第 2 ターム)
左: PC /プリンター修理クラスの様子(第 1 ターム)。
右: PC /プリンター修理 。講師が PC 修理の概要を説明し、参加者は熱心に耳を傾けた(第 1 ターム)。
左:PC /プリンター修理クラスの事前テスト。テスト合格が受講の条件であるため、真剣にテストに臨む参加希望者(第 2 ターム)。
右:PC /プリンター修理クラスの様子。(第 2 ターム)。
左:ラップトップ修理クラスの様子。参加者が講師の指導のもと、ラップトップ本体を分解して、各部品の配置を学んだ(第 1 ターム)。
右:ラップトップ修理クラスの様子。参加者は内部構造を学ぶとともに、実際にラップトップを起動させて、その動作確認をモニター上でも学んだ(第 2 ターム)。
左:中古バッテリー再生・xxx発電クラスは各分野専門講師を招いて、中古バッテリー再生セッションおよびxxx発電セッションを開講した。写真はxxx発電セッションの様子。小型のパネルを手にとり、講師に質問する参加者(第 1 ターム)。
右: xxx発電セッションにて、大型のパネルを屋外に出して、その仕組みを学ぶ参加者。国家目標として、ヨルダンはxxx発電をはじめとする再生可能エネルギーの更なる利用を掲げている
(第 1 ターム)。
左:中古バッテリー再生セッション、事前テストの様子。クラスを始まる前に、参加者がどの程度バッテリーの知識があるかを確認した(第 1 ターム)。
右:中古バッテリー再生セッションの様子。講師はプロジェクターを活用しつつ、バッテリーに関して講義を行った(第 1 ターム)。
左:中古バッテリー再生セッションの様子。講師の説明を熱心に聴いている参加者たち。専門性が高いため、もともと電気xxxの大学を卒業している参加者も多い(第 2 ターム)。
右:バッテリーの歴史を知ることで、どのようにバッテリーが発展し今のかたちになったのかを、もともとの内部構造から学んでいるところ(第 2 ターム)。
左:中古バッテリー再生セッションで、xx専門家(バッテリー再生専門家)がバッテリー再生の過程について、図を用いて説明している様子。(第 2 ターム)
【共通コース:コンピュータスキルコース】
ICDL、タイピングコースの 2 クラスからなるコンピュータースキルコースを開講し、2 ターム計 4クラス実施した。基礎から応用までを学び、就職につながるスキルを優先して授業は参加者から人気であった。
左:ICDL クラスの様子。参加者に対して、丁寧に講師が各ソフトの使用方法について説明した(第 1 ターム)。
右:タイピングクラスにて、実際にパソコンを使用しタイピングの練習をしている参加者たち(第 1 ターム)。
左:ICDL クラスの事前テストを行い、参加者のレベルにあったクラスを開講していく(第 2 ターム)。
右:タイピングクラスにて、ワードに文字をタイピングし、それぞれ議題に沿った文章を作成している様子(第 2 ターム)。
【共通コース:英語コース】
参加者のレベルに沿って初級・中級・ビジネスレベルの 3 クラスを設置し、文法、会話、ライティング、リーディングを組み合わせ、実践的な能力の向上を目指した英語コースを開講した。
左:英語初級クラスの様子。講師はテキストブックに沿ってだけではなく、臨機応変に参加者の興味を引くような授業を行った(第 1 ターム)。
右:英語初級クラス の様子。参加者の多くは若く、講師の質問に活発に挙手して、発言し、授業は明るい雰囲気の中で行われた(第 1 ターム)。
左:英語中級クラスの様子。講師の隣で授業の補助をする現地スタッフ(フィールドコーディネーター:Najwa)。クラス運営は現地スタッフに支えられている(第 1 ターム)。
右:英語初級・中級クラス合同のプレゼンテーションの様子。快活な様子で他の参加者を前に発表をした(第 1 ターム)。
左:英語ビジネスクラスの様子。ビジネスレターの書き方の説明を行った。ビジネスクラスでは、より就職活動の際に優位になりうる英語のスキルを教えた(第 1 ターム)。
右:英語ビジネスクラスの様子。日本人スタッフ(現地統括:xx)より、コース修了証が渡された(第 1 ターム)。
左:事前テストを受ける参加者。この点数によって英語初級クラスか中級クラスに入るかが分かれる(第 2 ターム)。
右:英語ビジネスクラス(TOEFL クラス)にて、TOEFL 対策本を使用し、リスニングテストの練習をし、実践的なビジネス英語を取得するため一生懸命取り組む参加者たち(ザルカ市サテライトコース/第 2 ターム)。
【OJT 研修】
職業訓練コースにおいて、意欲と能力の高い参加者を協力企業・団体に派遣し、コースで取得した技能を職場で実践する OJT を実施した。加えて、基礎的な事務処理能力の向上が必要な参加者には職業訓練センターにて OJT 研修を行った。
左: 中古バッテリー再生・xxx発電クラスに関連して、エネルギー、水資源及び環境問題について討議された国際会議 International Conference on Energy, Water and Environment が 4 月 21 日から 23 日にかけてハシミーテ大学(ザルカ市)で開催された。インターン生は 当日はブース説明員として、中古バッテリー再生事業とその他の職業訓練センターの事業の説明を行った。右:コンピューター及び周辺機器のメンテナンス会社の OJT に参加したインターン生。彼はマネージャーから高い評価を受けた。
左:センターで SPBR コースを受講し、実践的な内容を学べたと話す参加者。自身の持っている知識を応用し、ソーラーパネルのデザインを専門とする会社に OJT 研修に入った。その後、彼の実力が認められ、スタッフとして雇用された。
2) 就業支援プログラム
フェーズ 2 に続き、就業に有益な知識・技能、勤務姿勢を身に付けるため、各種就業支援プログラムを実施した。また、OJT 研修経験者より職業訓練プログラム参加者へ、OJT 研修の経験を伝えることにより、就業をより近く感じてもらえるようワークシェアリングセッションを開催した。
a. ソフトスキルワークショップ
左:参加者が Soft skills セミナーを受講し、積極的に質疑応答やロールプレイを通して学んでいる様子(第 1 ターム)。
右:参加者が就職活動において必要となる履歴書の作成方法や面接の受け方などの講義を受けている様子(第 1 ターム)。
左:ワークシェアリングで、OJT 研修受講生が各仕事やそれぞれ OJT を通して学んだこと・感じたことなどを発表し、参加希望者が積極的に質問し、聞いている様子(第 2 ターム)。
b. 会社訪問
開講クラスに関連した業種において、業務内容や必要とされるスキル、適性等、仕事についての情報を提供する仕事内容説明セミナーを実施した。
【PC コース】
左:CCNA クラスの会社訪問の際の記念撮影。訪問先の CCNA トレーナーより、ネットワークの重要性に関して説明を受けた(第 1 ターム)。(2013 年 5 月 9 日、JCE company)
右:グラフィックデザインクラスの印刷会社訪問の様子。参加者は実際の販促物を手にとりつつ、印刷会社での作業工程を学んだ(第 1 ターム)。(2013 年 5 月 9 日、Red Points Printing Press)
左:グラフィックデザインクラスの印刷会社訪問にて、実際働いているスタッフの話を聞きながら、印刷機を目の前にし、興奮しつつも真剣に話を聞く参加者たち(第 2 ターム)。(2013 年 11 月 30日、Al-Fanar Printing Press)
右:CCNA クラスの通信系大企業会社訪問にて、参加者が通信システムについての説明を聞く様子
(第 2 ターム)。(2014 年 1 月 8 日、Orange Company)
【機械修理コース】
左:携帯修理クラスの携帯電話会社訪問の様子。参加者は実際の作業場を見学しながら、エンジニアより、細かな技術の説明を受けた(第 1 ターム)。(2013 年 5 月 11 日、NOKIA Company)
右: PC/プリンター修理クラスの会社訪問の様子。エンジニアの PC 修理に関する説明を受けて、質問する参加者(第 1 ターム)。(2013 年 5 月 13 日、CSH company)
左:携帯修理クラスの会社訪問にて、Samsung BCI で壊れた携帯の修理を説明を受けながら見学しているところ。携帯修理部門だけでなく、全体的な修理サービスの流れの説明を受けながら、その中で修理部門がどのような位置・役割を果たしているのかを学んだ(第 2 ターム)。(2014 年 2 月 2日、Samsung BCI)
左:中古バッテリー再生・xxx発電クラス参加者はアンマンの National Center for Research &
Development Energy Research Program (NERC)を訪問した。xxx発電部門長から、屋外に設置されたxxxパネルを前に事業の経緯と適用した技術について説明を受け、参加者は熱心に質問した(第 1 ターム)。(2013 年 6 月 13 日、 National Center for Research & Development Energy Research Program )
右:第1タームと同様の施設を訪問し、xxx発電設備を実際見て実践的なxxx発電システムの仕組みについて説明をうけた(第2ターム)。(2013 年 10 月 23 日)
【共通コース:コンピュータスキルコース】
左:ICDL クラスが仕事内容説明セミナーの一環としてザルカの Social security cooperation(社会保険事務所)を訪問した。事務所マネージャーより、 Social security cooperation の被雇用者にとっての重要性について説明を受けた。(2013 年 5 月 9 日、Az Zarqa- Jordan- Social security cooperation )第 2 タームでも、同会社を訪問した。(2013 年 11 月 15 日)
【共通コース:英語コース】
左:ビジネス英語クラスが仕事内容説明セミナーの一環として、英語を日常的に用いる翻訳会社を訪問した際の様子。経営者より、翻訳会社の業務、そして英語スキルの伸ばし方について説明を受けた。(2013 年 5 月 6 日、Al JurJani Company for Translation)
右:初級/中級英語クラスが車両レンタル会社を訪問した際の様子。実際に海外からの観光客の送迎にあたるドライバーより、英語を使用しての具体的な業務について説明を受けた。(2013 年 5 月 25 日、Amra Company for Renting Tourist Cars)
左:初級/中級英語クラスが NICCOD のシリア人道支援事業を行っているザルカ支援センターを訪問した。国際 NGO の職場での英語の必要性や、英語のスキルアップの方法について、それぞれ現役のスタッフが話した(第 2 ターム)。(2013 年 12 月 17 日、NICCOD ザルカ支援センター)
右:ビジネス英語クラスの会社訪問の様子。特に高い資格が必要とされないドライバーの仕事を、身近に英語を使える職業として訪問した。社員の方から英語は話さないと上達しないこと、また英語を話せれば誰とでもコミュニケーションが取れ、世界が広がると話している社員の方へ質問をしながら聞いているところ(第 2 ターム)。(2013 年 11 月 30 日、Amra Company for Renting Tourist Cars)
c. 女性支援プログラム
ヨルダンでは宗教的及び伝統的背景から社会参加の機会に恵まれていない女性の社会的地位向上が課題になっている。当事業では女性の生計向上や社会生活における権利について講習を継続的に開催している。
●女性支援ワークショップおよびセミナー
左:キャンドル制作のセミナーの様子。キャンドル制作(2013 年 5 月 15 日)に加えて、石鹸制作
(2013 年 5 月 16 日)、石鹸ラッピング(2013 年 5 月 20 日)のセミナーを開催した。
右: 母娘の相互理解を目的とするセミナー「Mother gathering」の様子。ソーシャルワーカーを招いて、女性参加者が社会人となっていく過程で母親と良い関係が構築することを目的としたグループセッションが行われた。(2013年5月27日)
左:自然派化粧品作りのワークショップを 3 日間(2013 年 11 月 18〜20 日)通して開催し、1 日目はお酢を使った化粧品。2 日目はクリームの作り方。3 日目はラッピングの仕方やマーケティングについて学んだ。
右:職業訓練センターにて、オリーブオイルを使った石けんや、自然派化粧品作りのワークショップから学んだスキルを使い、参加者自身で商品開発を行っているところ。参加者同士和気あいあいと会話をしながら取り組んだ。(2014 年 2 月 3 日)
左:商品開発、収入創出及び社会進出の体験談を語る南シューナ現地 NGO アルジャワースレのメンバー。参加者は商品開発及び収入創出活動を継続し社会進出に成功した現地 NGO のアルジャワースレに所属する女性たちと交流した。(2013 年 5 月 18 日)
右:NGO アルジャワースレのメンバーの話を熱心に聴く参加者達。(2013 年 5 月 18 日)
左:現地スタッフ(フィールドマネージャー:Mais)が、現地 NGO アルジャワースレの参加者が作った石鹸、オリーブオイル、小物等の商品を紹介した。(2014 年 1 月 29 日)
右:現地 NGO アルジャワースレのメンバーによる商品開発とそのマーケティング等の説明の様子。収入創出活動に興味を持った大勢の女性が集まった。(2014 年 1 月 29 日)
● 女性支援プログラム PC スキル講座(2013 年 9 月〜11 月)
左:参加者へ基礎的な PC xxxを教える PC 講師(写真中央)。10 代の女子参加者に対して PC の基本的知識から講座を始めた。参加者の中には、PC の電源を入れたこともない者もいた。
右:インターネットや、メール、マイクロソフトの使い方等を質問を投げかけながら講座を進めた。参加者たちはとても積極的に応答し、また宿題も高得点で納めるものが多く、熱心に講座に参加した。講師への評価も大変良く、また次期も開講してほしいとの要望があった。
● 日本人女性自立支援専門家による女性エンパワーメントセミナー(2013 年 11 月 6 日)
国際社会でのxxの職務経験から、女性の経済的・精神的自立について、専門性の高いセミナーを開講した。
左:日本人女性自立支援専門家(NICCO 理事長xxx代)が、女性の自立が、イスラム世界の中でもどのように重要なのかを説明しているところ。現地スタッフ(フィールドマネージャー:Mais、専門家の左)が通訳を行った。
右:日本人専門家による女性の社会進出の必要性、そのための家族のサポート、それぞれにライフスタイルに合った職業等についての講習に、興味深く耳を傾ける参加者たち。中にはすでに自宅で刺繍や編み物等で自身の仕事で収益を得ている者もおり、商品をみんなに見せ体験を話し合った。
3) 情操教育プログラム
【ストレスマネージメントプログラム】
ストレスに対処し、不安を解消する方法を学ぶ、ストレスマネージメントのワークショップを開講し、就業後も精神的に安定した生活を得られるようサポートを行った。
左:現地スタッフ(フィールドコーディネーター:Xxxxxxxx)の主導下で、本格的にセッションに入る前の準備として、身体を用いたゲームをする男性参加者グループ(第 1 ターム)。
右: 本格的にセッションに入る前の準備として、リアクション練習をする女性参加者グループ(第 1 ターム)。
左:演劇発表会に向け、現地スタッフ(フィールドコーディネーター:Xxxxxxxx(中央)と Najwa
(右))の主導下で、参加者のアイデアを元に作成した台本について、どのように演技をするか相談している様子(第 2 ターム)。
右: 演劇発表会に向け、稽古をする前にミーティングを行い、その日の練習内容を確認する男性参加者(第 2 ターム)。
左:演劇発表会の本番が近づき、実際のステージでリハーサルを行う女性参加者(第 1 ターム)。右:現地スタッフ(フィールドコーディネーター:Xxxxxxxx)の主導のもと、実際のステージで段取りを確認し合う男性参加者(第 1 ターム)。
左:演劇発表会当日はヨルダン社会開発省、在ヨルダン日本大使館など、多くの招待客が訪れた(第 1 ターム)。
右:演劇発表会リハーサルにて、職場でよく直面する上司の横柄さについて参加者が臨場感溢れる演技を披露した(第 1 ターム)。
左:女性演劇発表では、女性として仕事に就くことについて、家族や恋人・友人との人間関係問題に悩まされながらも、自分のあり方等を見つめていきながら問題を解決していく物語について、観客から良いコメントを多くもらった(第 2 ターム)。
右:会場満席という大盛況で、参加者の家族などを大勢の観客が訪れた(第 2 ターム)。
●日本人精神科医によるストレスマネージメントセミナー(2013 年 6 月 23 日)
ストレスマネジメント関連の職務に従事するスタッフに対する、xx専門家による心理社会的ケアセミナーの様子。
● 日本人機械修理専門家によるセミナー
前フェーズに引き続き、日本人バッテリー再生専門家がバッテリー再生技術の指導者養成研修を行った。(2013 年 11 月 1 日〜11 月 9 日)
左:セミナーでは、日本人バッテリー再生専門家(xx専門家)により、より実践的な通信用バッテリー再生技術の説明を受けた。またバッテリー再生技術者養成に向け、現地スタッフ(フィールドコーディネーター:Ali)とともに、機材の確認を行っている様子。
右:日本人スタッフ(現地統括:xx)、xx専門家、現地スタッフ(Xxx)が通信用バッテリー再生過程をパソコンにてデータとして抽出し、結果を確認している様子。
● 日本人人材育成専門家によるリーダーシップ育成セミナー(2013 年 11 月 6 日)
左:日本人人材育成専門家(NICCO 理事xxx)は、リーダーシップについて、自身の少年期の教育環境と日本の歴史を織り交ぜながら、歴史的人物がどのように世界で活躍したのか、またその影響を説明し、個人個人も先頭にたって、行動を起こすことの大切さを説いた。
右:参加した青少年や保護者は、日本の歴史から学ぶリーダーシップの必要性について聴講し、セミナー後は質疑応答が活発に行われた。現地スタッフ(プログラムコーディネーター:Najwa、専門家の右)が通訳を行った。
以上
日本NGO連携無償事業資金収支表
(様式4-a)
団体名:公益社団法人 日本国際民間協力会
事業名(実施国): 「ザルカ県ハシミーヤ市における青少年のための「職業訓練センター」の設立・運営事業(フェーズ3)」
(xxxx・xxxxxx王国)
自 2013年2月14日 至 2014年2月13日 (米ドル)
【収入の部】 | 連携無償 | 自己資金 | 証憑番号 | |
総収入 | 524,359.00 | |||
【支出の部】 | ||||
1.現地事業実施経費 | 385,077.66 | 3,025.02 | ||
(1)現地事業費 | 222,926.37 | 0.00 | ||
(ア)資機材購入費等 | 95,900.96 | 0.00 | 1-281 | |
(イ)ワークショップ等開催費 | 108,824.70 | 0.00 | 282-857 | |
(ウ)専門家派遣費 | 18,200.71 | 0.00 | 858-884 | |
(2)事業管理費 | 162,045.36 | 3,025.02 | ||
(ア)現地スタッフ人件費 | 53,475.35 | 0.00 | 885-984 | |
(イ)現地事務所借料等 | 5,947.29 | 329.23 | 985-1019 | |
(ウ)現地移動費 | 39,283.42 | 0.00 | 1020-1104 | |
(エ)会議費 | 0.00 | 0.00 | ||
(オ)通信費 | 4,505.91 | 14.36 | 1105-1225 | |
(カ)事業資料作成費 | 2,856.08 | 0.00 | 1226-1330 | |
(キ)事務用品購入費等 | 8,786.50 | 0.00 | 1331-1486 | |
(ク)本部スタッフ派遣費 | 47,190.81 | 2,681.43 | 1487-1554 | |
(3)情報収集費 | 105.93 | 0.00 | 1555 | |
(4)その他安全対策費 | 0.00 | 0.00 | ||
2.本部事業実施経費 | 125,874.05 | 0.00 | ||
(1)本部事業実施経費 | 116,790.97 | 0.00 | ||
(ア)本部スタッフ人件費 | 109,039.41 | 0.00 | ||
派遣スタッフ人件費 | 81,532.61 | 0.00 | 1556-1595 | |
本部スタッフ人件費 | 27,506.80 | 0.00 | 1596-1625 | |
(イ)会議費 | 0.00 | 0.00 | ||
(ウ)通信・輸送料 | 7,657.26 | 0.00 | 1626-1645 | |
(エ)事業資料作成費 | 0.00 | 0.00 | ||
(オ)事務用品購入費 | 94.30 | 0.00 | 1646-1649 | |
(2)その他安全対策費 | - | 0.00 | ||
(3)一般管理費(直接事業費の5%) | 9,083.08 | 0.00 | 1,650 | |
3.外部監査費 | 7,997.76 | 0.00 | ||
ヨルダン側外部監査費 | 98.87 | 0.00 | 1651 | |
日本側外部監査費 | 7,898.89 | 0.00 | 1652 | |
総支出 | 518,949.47 | 3,025.02 | = 521,974.49 | |
残高 | 5,409.53 | |||