運用指標 Sample Contracts

JBIC 円借款事業 中間レビュー報告書
運用指標 • February 9th, 2007

項目 事前評価結果 中間レビュー時に想定される事後評価内容 [妥当性](1) 国家政策レベル (1) スリランカ政府は「2010 年までに全ての国民に安全な水を」を国家目標に掲げ、上水道の普及に取組んでいた。6 ヵ年開発計画(1999~2004 年)は、上水道施設の整備及び安全な飲み水の供給に関し、以下の具体的な目標を定めていた。⮚ 社会的に妥当な料金体系の下での安全な飲み水の供給⮚ 24 時間供給可能な上水道施設の整備⮚ 民間資本の活用⮚ 地方自治体への事業移管⮚ 水資源の効率的活用⮚ 持続可能な維持管理体制の確立 (1) 2005 年に誕生したマヒンダ・ラジャパクスナ政権が掲げる開発政策は、政策綱領「マヒンダ・チンタナ」及び綱領の政策化である「Creating Our Future. Building Our Nation.: The Economic Framework of the Government of Sri Lanka」に示されている。同政策では国家が進めるインフラ整備は、所得の地域間格差の是正、富の不均衡の是正を目指すとともに、各地方の成長拠点となる地域への重点的な投資を目指している。投資の対象としては、道路網の整備、電力供給能力の拡充、港湾整備、上下水道、地方におけるインフラ不足を解消するための投資等に重点をおいている。 (2) 施策レベル (2) NWSDB が策定した事業計画(Corporate Plan 1999-2005)の中において、1998 年の上水道普及率(安全な水へのアクセス)は 65%(水道管による給水 28%、井戸による給水 37%)と低いレベルにあるとして、2005 年までに上水道普及率を 79%とすることを目標としていた。 (2) NWSDB が策定した全国上下水道整備計画(2004 年)の中において、上水道整備の目標が以下の如く定められている。 ⮚ 安全な水を供給する比率(普及率)を 2015 年までに 85%、2025 年までに 100%とする。⮚ 2015 年までに水道管による飲料水供給の比率を都市部 100%、非都市部 75%とする。 キャンディは中部山岳・丘陵地に立地するスリランカ第 2 の都市であり、行政、文化、観光のハブセンターとして機能する重要都市である。大キャンディ圏の人口は近年急速に増加し