アドボケーターの派遣. アドボケーターは基本として 2 名が担当となり、1-2 週間に 1 回、30-60 分程度の訪問をアドボカシーを希望する入院患者に実施する。 アドボケーターの 2 名のうち 1 名は精神保健福祉士、看護師等の専門支援員がなり、他の 1 名で行う。2 人ともピアサポーターがアドボケーターになることは禁止する。 アドボケーター 2 人が同じ所属団体とは限らないため、ペアを組むアドボケーター相互の事前の打合せが必要である。アドボケーターが 2 人ペアで行うことの利点として、1 人で対応するには心的なストレスが大きく、複数で訪問する方が心理的な負担の軽減に繋がることである。また、利用者との間で話しが煮詰まってしまった時や話しの内容で困った時にもアドボケーター同士が相談可能であること、また､体調不良やアドボケーターの都合で訪問出来ない時の対応が出来るということもある｡ （🡪）医療機関の受入れ アドボケーター派遣先の医療機関は、アドボケーターの連絡担当者を決める。アドボケーターのリーダーから連絡担当者に連絡をしてもらい、利用者との初回面談を行ってもらう｡ アドボケーターが訪問した際の実施方法等については、医療機関の指示に従うこととする。利用者との面会場所、病院スタッフの同席の有無等について、医療機関側と協議すること。 病状が重く、アドボケーターとの面会が出来ないことも予想される。この際には医療機関の主治医、担当スタッフと面会継続の有無について検討が必要である。
