会議の概要. (1) 水道局長挨拶 ○ 本日は皆様大変お忙しい中、第6回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○ 昨年5回にわたりまして、東京都水道局において発生した浄水場排水処理作業委託に係る談合疑いに関する再発防止策や、東京水道サービスに対する特別監察結果を受けて講じる改善策などにつきまして、多岐に渡る鋭いご指摘、ご意見を賜りました。 ○ また東京水道グループ全体につきましての様々な問題につきましても幅広くご議論いただいたところでございまして、私どももそれにつきまして、真摯に受けとめまして様々な取組内容に反映してきたところでございます。 ○ 今年も、ぜひ忌憚のないご意見を賜りまして、私どもをご指導ご鞭撻いただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○ 開会に先立ちまして、一点御報告がございます。すでにご報告を差し上げておりますが、昨年7月に公正取引委員会から改善措置要求等を受けておりました。先ほど 申し上げました、浄水場排水処理作業委託に関しまして、複数の当局職員が情報漏えいを行っていた件につきまして、都として把握した事故の概要と、その原因及び再発防止策等について取りまとめた調査特別チーム最終報告書を、昨年 11 月に策定・公表させていただきました。 ○ 最終報告書の策定に当たりまして、委員の皆様には外部の視点で、局が掲げる再発防止策が十分かということを検証いただきました。この間のご協力、ご尽力いただきまして、重ねて感謝申し上げます。 ○ 現在、当該報告書の内容につきまして、局内全職員に周知徹底いたしますとともに、再発防止策として掲げた各種取組を鋭意進めているところでございます。今後この再発防止策の実効性を高めるためにも、取組の実施状況を、本委員会の場で報告をさせていただきたいと考えております。 ○ 本日の第6回委員会では、ただいま申し上げました調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策のうち、契約締結手続きの監視機能の強化に係る内容についてご報告をさせていただきます。 ○ また、水道局が所管いたします政策連携団体のガバナンスにつきましても、政策連携団体に委託した業務の再委託など、前回のご議論を踏まえ、局内で検討させていただきました内容をご報告させていただきますので、あわせてご議論いただきたいと思います。 ○ 限られた時間でございますけれども、委員の皆様にはぜひ忌憚のない、率直なご意見を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。以上で簡単でございますがご挨拶をさせていただきます。ありがとうございました。 (2) 議事 ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況内容:情報漏えい防止のための対策強化 (ア) 契約締結手続きの監視体制の強化 (イ) 見積り合わせ等の実態点検
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会議の概要. (1) 水道局長挨拶 ○ 本日は皆様大変お忙しい中、第6回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また本年もどうぞよろしくお願い申し上げます本日は、皆様、大変お忙しい中、また非常に暑い中ではございますが、第3回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会に御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。 ○ 昨年5回にわたりまして、東京都水道局において発生した浄水場排水処理作業委託に係る談合疑いに関する再発防止策や、東京水道サービスに対する特別監察結果を受けて講じる改善策などにつきまして、多岐に渡る鋭いご指摘、ご意見を賜りました冒頭に先立ちまして、私から一言御報告がございます。既に報道等で御承知かと存じ上げますけれども、浄水場の排水処理委託に関しまして複数の当局職員が情報漏えいを行っていたとして、先日、公正取引委員会から入札談合等関与防止法に基づく改善措置要求等を受けたところでございます。 ○ また東京水道グループ全体につきましての様々な問題につきましても幅広くご議論いただいたところでございまして、私どももそれにつきまして、真摯に受けとめまして様々な取組内容に反映してきたところでございます情報漏えいなどの不正行為は当然ながら決してあってはならないことでございまして、今回このような指摘を受けたことを私どもとしましても大変重く受けとめております。心よりお詫び申し上げたいと思います。 ○ 今年も、ぜひ忌憚のないご意見を賜りまして、私どもをご指導ご鞭撻いただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします今後は、事実関係を徹底調査の上、関係の職員や事業者に対しましても厳正に対処いたしますとともに、さらなる再発防止策を図るようにしてまいります。また、その内容につきましてはこの委員会でも御報告をさせていただきたいと考えております。 ○ 開会に先立ちまして、一点御報告がございます。すでにご報告を差し上げておりますが、昨年7月に公正取引委員会から改善措置要求等を受けておりました。先ほど 申し上げました、浄水場排水処理作業委託に関しまして、複数の当局職員が情報漏えいを行っていた件につきまして、都として把握した事故の概要と、その原因及び再発防止策等について取りまとめた調査特別チーム最終報告書を、昨年 11 月に策定・公表させていただきました本日の第3回委員会では、ただいま申し上げました公正取引委員会からなされました改善措置要求等に関する御報告に加えまして、第2回委員会での御意見を踏まえました政策連携団体に対する特別監察の改善策及び東京水道グループが抱えます構造的な課題につきまして御報告をさせていただきます。 ○ 最終報告書の策定に当たりまして、委員の皆様には外部の視点で、局が掲げる再発防止策が十分かということを検証いただきました。この間のご協力、ご尽力いただきまして、重ねて感謝申し上げます政策連携団体に対する特別監察の改善策につきましては、本日の第3回の議論で一定のまとめをしていただきまして、委員の皆様から賜りました御意見を新会社の内部統制につなげてまいりたいと考えております。また、東京水道グループが抱える構造的な課題につきましては、水道局で実施してまいりましたリスクの洗い出し結果などを今回御報告させていただく予定でございます。 ○ 現在、当該報告書の内容につきまして、局内全職員に周知徹底いたしますとともに、再発防止策として掲げた各種取組を鋭意進めているところでございます。今後この再発防止策の実効性を高めるためにも、取組の実施状況を、本委員会の場で報告をさせていただきたいと考えております限られた時間ではございますが、委員の皆様にはぜひ忌憚のない御意見、御発言を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○ 本日の第6回委員会では、ただいま申し上げました調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策のうち、契約締結手続きの監視機能の強化に係る内容についてご報告をさせていただきます。 ○ また、水道局が所管いたします政策連携団体のガバナンスにつきましても、政策連携団体に委託した業務の再委託など、前回のご議論を踏まえ、局内で検討させていただきました内容をご報告させていただきますので、あわせてご議論いただきたいと思います。 ○ 限られた時間でございますけれども、委員の皆様にはぜひ忌憚のない、率直なご意見を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。以上で簡単でございますがご挨拶をさせていただきます。ありがとうございました簡単ではございますが、これで御挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
(2) 議事 議事
ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況内容:情報漏えい防止のための対策強化公正取引委員会からなされた改善措置要求等に関する報告イ 政策連携団体に対する特別監察 ウ 東京水道グループにおける構造的課題
(ア3) 契約締結手続きの監視体制の強化議事に関する主な意見の内容
(イア 公正取引委員会からなされた改善措置要求等に関する報告 ○ 公正取引委員会からの改善措置要求等に基づいて、必要な改善措置を講じるための検討を行ってほしい。
イ 政策連携団体に対する特別監察 ○ 事業継続計画(BCP)は、計画を策定して終わりというものではなく、内容を社員に知ってもらうことが重要。そのため、机上訓練や実地訓練などを実施し、万が一のときに計画を活かせる体制を構築すべき。 ○ 最近大会社でも経営者の不祥事が発生しているので、監査室などが経営者をしっかりと牽制するシステムを検討すべき。 ○ 監査室とリスク管理委員会は、両組織の関係が分かりづらいので、社内における 両組織の位置づけや役割を整理すべき。 ○ 監査等委員会と監査室の両組織は紐づけておくべき。その上で、リスク管理委員会の位置づけが重要になる。パターンは色々とあると思うので、PUC との統合を見据え、組織をどのように位置づけるか検討が必要 ○ 内部統制を構築するに当たっては、業務フローに基づくリスクの洗い出しとその対処方針を策定することが重要となるので、今後しっかりと検討してほしい。 ○ 特別監察結果改善報告書については、この内容をベースにとりまとめてほしい。ウ 東京水道グループにおける構造的課題 ○ 短期間でリスクを洗い出したことによる反省点もあるようだが、コンプライアンスに関する意識付けという観点では、1回で終わらせるのではなく、継続的に実施してトレンドを見ることが重要。実施に当たっては、できるだけ簡便に参加できる形とし、自分たちが意見した結果がきちんとフィードバックされる、あるいは業務改善に生かせるという全体の仕組みを構築することが必要 ○ 例えば契約や情報管理など、1か所で問題が発生したら他部署でも注意し、リスクを低減させるために組織全体に徹底することが重要であり、組織横断的に共通する事項と各部署で固有のものは区分していくことが必要 ○ 自治体の場合、引継ぎが非常に重要で、業務を引き継ぐ際に、業務の注意点も引き継がれ、同じミスが起きないようにすることが重要。年度末に業務におけるリスクなどを整理して、内部統制の担当部署がきちんとチェックし、共有する取組は非常に有効。定期的にリスクを認識し、問題が顕在化しないようにすることは重要なので、そういった点について常時取り組める体制、職員の認識を作り上げることが必要 ○ 業務フローの作成については、民間企業でもそうだが、全ての部署で作成するというわけではなく、重要な部分について作成することが一般的 ○ 東京水道グループの構造的課題は、範囲が広い議題であり、この内容について最終的に何に向けて議論するかが現時点では不明確な状況。局としてどういったことの検証を求めるかについて整理することが必要 参考資料6 第4回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会 議事概要 1 日 時 令和元年 10 月2日(水) 見積り合わせ等の実態点検午後1時 30 分から午後3時 30 分まで 2 場 所 東京都庁第二本庁舎 22 階 22C会議室
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会議の概要. (1) 水道局長挨拶 ○ 本日は皆様大変お忙しい中、第6回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また本年もどうぞよろしくお願い申し上げますこのたび、「東京水道グループ コンプライアンス 有識者委員会」を設置するにあたりまして、大変お忙しい中、委員をお引き受け下さり、誠にありがとうございます。 ○ 昨年5回にわたりまして、東京都水道局において発生した浄水場排水処理作業委託に係る談合疑いに関する再発防止策や、東京水道サービスに対する特別監察結果を受けて講じる改善策などにつきまして、多岐に渡る鋭いご指摘、ご意見を賜りました東京の水道は、明治 31 年の近代水道創設以来、約 120 年という歴史があり、今日では、東京都水道局は、局職員約 3,500 名、東京水道グループ全体で約 6,000 名が事業運営を支えている、国内最大規模、世界でも有数の水道事業体でございます。 ○ また東京水道グループ全体につきましての様々な問題につきましても幅広くご議論いただいたところでございまして、私どももそれにつきまして、真摯に受けとめまして様々な取組内容に反映してきたところでございます一方で、東京水道グループはコンプライアンスの面で課題を抱えており、今後、お客さまに信頼され、持続可能な運営をしていくためにも、委員の皆様には活発なご議論をいただきたいと思います。 ○ 今年も、ぜひ忌憚のないご意見を賜りまして、私どもをご指導ご鞭撻いただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします具体的には、昨年 10 月に浄水場の排水処理施設の業務委託に関して、公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いで立入検査を受け、職員1名が受託業者に対し、予定価格を類推できる情報を漏えいしたことを確認しました。 ○ 開会に先立ちまして、一点御報告がございます。すでにご報告を差し上げておりますが、昨年7月に公正取引委員会から改善措置要求等を受けておりました。先ほど 申し上げました、浄水場排水処理作業委託に関しまして、複数の当局職員が情報漏えいを行っていた件につきまして、都として把握した事故の概要と、その原因及び再発防止策等について取りまとめた調査特別チーム最終報告書を、昨年 11 月に策定・公表させていただきましたその後、11 月には、副知事をトップとする「調査特別チーム」が実施した原因の 究明及び再発防止策の検討結果を取りまとめた中間報告書を公表したところです。 ○ 最終報告書の策定に当たりまして、委員の皆様には外部の視点で、局が掲げる再発防止策が十分かということを検証いただきました。この間のご協力、ご尽力いただきまして、重ねて感謝申し上げます中間報告書では、事故から直接導かれる事項の改善策として排水処理作業委託の見直し等を掲げる一方、局事業の構造的な面から推察される事項の改善策も掲げ ており、当局としても局の組織風土や事業の在り方等についても抜本的な見直しを行っていきたいと考えております。 ○ 現在、当該報告書の内容につきまして、局内全職員に周知徹底いたしますとともに、再発防止策として掲げた各種取組を鋭意進めているところでございます。今後この再発防止策の実効性を高めるためにも、取組の実施状況を、本委員会の場で報告をさせていただきたいと考えておりますまた、この間、都に対し、水道局から業務委託を受けている東京水道サービス株式会社において、関係団体や受注工事業者との不適切な関係、書類の改ざんや虚偽報告書の作成指示が行われているとの指摘が寄せられました。 ○ 本日の第6回委員会では、ただいま申し上げました調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策のうち、契約締結手続きの監視機能の強化に係る内容についてご報告をさせていただきますこれを受け、当局及び東京水道サービス株式会社に対して都による特別監察が実施され、再発防止に向けた提言を受けたところです。 ○ また、水道局が所管いたします政策連携団体のガバナンスにつきましても、政策連携団体に委託した業務の再委託など、前回のご議論を踏まえ、局内で検討させていただきました内容をご報告させていただきますので、あわせてご議論いただきたいと思います東京水道サービス株式会社は、株式会社 PUC との統合を今年度中に予定しており、特別監察で指摘された内部統制・コンプライアンスの在り方の改善は、東京水道グループにおいて、喫緊の課題であります。 ○ 限られた時間でございますけれども、委員の皆様にはぜひ忌憚のない、率直なご意見を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。以上で簡単でございますがご挨拶をさせていただきます。ありがとうございました水道事業は、地域独占の事業であり、唯我独尊になってしまうという危険性があります。当局は過去2回の不祥事の都度対応をとってまいりましたが、今回の情報漏えい事故の発生や、特別監察で指摘された東京水道サービス㈱における各種不適正事案の発生を未然に防ぐことができませんでした。 ○ そのため、外部の視点から東京水道グループの課題を検証していただくことが必要であり、正に今がその時だと考えております。 ○ 皆様方には、東京水道グループが抱えるコンプライアンス上の課題について、専門的な知見から忌憚のないご意見を賜りたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
(2) 議事 ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況内容:情報漏えい防止のための対策強化
(ア) 契約締結手続きの監視体制の強化
(イ) 見積り合わせ等の実態点検
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会議の概要. (1) 水道局長挨拶 ○ 本日は皆様大変お忙しい中、第6回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○ 昨年5回にわたりまして、東京都水道局において発生した浄水場排水処理作業委託に係る談合疑いに関する再発防止策や、東京水道サービスに対する特別監察結果を受けて講じる改善策などにつきまして、多岐に渡る鋭いご指摘、ご意見を賜りました。 ○ また東京水道グループ全体につきましての様々な問題につきましても幅広くご議論いただいたところでございまして、私どももそれにつきまして、真摯に受けとめまして様々な取組内容に反映してきたところでございます。 ○ 今年も、ぜひ忌憚のないご意見を賜りまして、私どもをご指導ご鞭撻いただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○ 開会に先立ちまして、一点御報告がございます。すでにご報告を差し上げておりますが、昨年7月に公正取引委員会から改善措置要求等を受けておりました。先ほど 申し上げました、浄水場排水処理作業委託に関しまして、複数の当局職員が情報漏えいを行っていた件につきまして、都として把握した事故の概要と、その原因及び再発防止策等について取りまとめた調査特別チーム最終報告書を、昨年 11 月に策定・公表させていただきました。 ○ 最終報告書の策定に当たりまして、委員の皆様には外部の視点で、局が掲げる再発防止策が十分かということを検証いただきました。この間のご協力、ご尽力いただきまして、重ねて感謝申し上げます。 ○ 現在、当該報告書の内容につきまして、局内全職員に周知徹底いたしますとともに、再発防止策として掲げた各種取組を鋭意進めているところでございます。今後この再発防止策の実効性を高めるためにも、取組の実施状況を、本委員会の場で報告をさせていただきたいと考えております。 ○ 本日の第6回委員会では、ただいま申し上げました調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策のうち、契約締結手続きの監視機能の強化に係る内容についてご報告をさせていただきます。 ○ また、水道局が所管いたします政策連携団体のガバナンスにつきましても、政策連携団体に委託した業務の再委託など、前回のご議論を踏まえ、局内で検討させていただきました内容をご報告させていただきますので、あわせてご議論いただきたいと思います。 ○ 限られた時間でございますけれども、委員の皆様にはぜひ忌憚のない、率直なご意見を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。以上で簡単でございますがご挨拶をさせていただきます。ありがとうございました。議事 ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況イ 水道局所管政策連携団体のコンプライアンス ウ 水道局における内部統制システム構築に向けた実施状況
(2) 議事 議事に係る局からの説明 ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況内容:情報漏えい防止のための対策強化調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況
(ア) 契約締結手続きの監視体制の強化スライドP2 局内コミュニケーションの活性化(職場相互点検) ○ 職場相互点検は、情報管理や職場環境等からなる局共通のチェックリスト(点検項目)に加えて、事前に各担当単位で作成してもらった各職場の実態に即したチェックリストをもとに、昨年11月に実施 ○ 点検の結果は、課長へ報告し、改善すべき点や良い取組について、組織内で共有 ○ 昨年度は、設計、起工、契約等を所管している56課(局全体の約半数)で実施
(イ) 見積り合わせ等の実態点検スライドP3 局内コミュニケーションの活性化(職場相互点検) ○ 実施結果は概ね適正であったが、一部改善を要する事例も見受けられたため、改善を実施し、良い取組については、組織内で共有 ○ 今回の点検結果を含めて、各職場で工夫して実施している良い取組については、局全体でとりまとめ、局内各部・所に水平展開を実施 ○ 本取組は、職員の意識を高める上で有効であったなど、一定の効果が確認できたので、今年度は対象部署を拡大して実施していく予定
(ウ) スライド P4 局内コミュニケーションの活性化(本庁幹部と事業所との意見交換) ○ 本庁幹部と事業所との意見交換は、昨年5月から今年2月にかけて実施し、局長をはじめとした本庁の幹部が、多摩水道改革推進本部及び全2級事業所を訪問 ○ 事業所訪問では、局長が事業所の職員に対して自らの言葉で直接対話するとともに、各職場におけるリスクやその防止のための取組等について自由闊達な意見交換を実施
(エ) スライド P5 局内コミュニケーションの活性化(本庁幹部と事業所との意見交換) ○ 局長からは、局を取り巻く厳しい現状、再発防止の考え方やコンプライアンス推進に向けた日々の心構え等について話 ○ 意見交換では、各職場における悩みや独自に工夫している取組など、現場のさまざまな実情について、自由かつ忌憚のない意見を交換 ○ 本取組は、本庁と現場のコミュニケーションを活性化するとともに、トップのコミットメントという意味でも非常に重要なので、今後も継続して実施していく予定 イ 水道局所管政策連携団体のコンプライアンス
(ア) スライドP6 水道局所管政策連携団体の統合について(統合の目的及び新団体の概要) ○ 水道業務を包括的に担うことができる体制の構築を目的に、水道局所管政策連携団体である、東京水道サービス株式会社と株式会社 PUC の2社を統合し、「東京水道株式会社」として令和2年4月1日より業務を開始 ○ 新会社は、引き続き政策連携団体として指定するとともに、株式の約8割を都が保有
(イ) スライドP7 水道局所管政策連携団体の統合について(役員一覧) ○ 新会社の代表取締役社長として前東京水道サービス株式会社代表取締役社長 野田数 を選任 ○ 社外取締役・監査等委員として、中島美砂子(弁護士・公認会計士)、大賀公子(株式会社スカパーJSAT ホールディングス社外取締役)、中島文明(蛇の目ミシン工業株式会社社外取締役)の3名を選任
(ウ) スライド P8 水道局所管政策連携団体の統合について(監査等委員会の設置について) ○ 東京水道株式会社は、会社法上の監査等委員会設置会社であり、東京水道株式会社における監査等委員は、P7のとおり3名全員を外部人材から選任し、監査における経営の客観的視点を重視
(エ) スライド P9~10 政策連携団体(統合後)の内部統制(リスク管理体制及び各機関の役割) ○ 適切なリスク管理を実現するため、リスク管理を担う各種委員会を置き、統括機関としてリスク管理委員会を設置 ○ 社外取締役で構成される監査等委員会が、内部統制の運用状況について監査を行うことで、リスク管理の質を担保する体制を構築
(オ) スライドP11 リスク管理行動計画について(策定経過及び行動計画の内容) ○ 令和元年8月に公表した「東京水道サービス株式会社に対する特別監察結果改善報告書」において、内部統制の強化策として、令和2年3月までに「リスク管理行動計画」を策定することを明記 ○ 東京水道サービス株式会社においては、リスク管理委員会を設置し、業務上の35 0件のリスクを洗い出し、その中でも重要度の高い17業務についてリスク管理行動計画を策定 ○ 株式会社 PUC においても、リスク管理委員会の下で、860件のリスクを洗い出し、その中でも重要度の高い18業務についてリスク管理行動計画を取りまとめ ○ 令和2年4月1日に2社が合併したことに伴い、両社の計画を統合し、新会社として運用を開始 ○ リスク管理行動計画は、業務記述書、業務フロー図、リスクコントロールマトリクスの3点で構成され、業務フロー図とリスクコントロールマトリクスを合わせて 「リスク管理行動計画表」として管理・運用
(カ) スライドP12~13 リスク管理行動計画について(行動計画の内容) ○ 図は、リスク管理行動計画を構成する「業務記述書」と「リスク管理行動計画表」の例 ○ ここでは、お客さまサービス本部におけるコールセンター業務と営業所業務の「業務記述書」を、そのうち、コールセンター業務のうち各種受付業務の「リスク管理行動計画表」を例示 (キ)スライドP14 リスク管理行動計画について(行動計画の運用) ○ 新会社では、社全体のリスクを網羅的、総括的に管理するリスク管理委員会の監視の下、リスク管理行動計画表に基づき、業務執行部門が定期的に履行状況の自己点検を行い、その結果をリスク管理委員会に報告し、必要に応じて改善指示を受ける。 ○ また、リスク管理委員会は各部・委員会のリスク管理・対応行動の実績について監査等委員会、取締役会へ報告 ○ 自己点検等による分析結果、リスク管理委員会の指示等を踏まえ、業務執行部門はリスク管理行動計画表を随時改定し、必要に応じて管理対象業務の追加を検討 ○ 上記のリスク管理に係る一連のPDCAサイクルを実践し、リスク管理行動計画を継続的に改善 ウ 水道局における内部統制システム構築に向けた実施状況(非公開) 本議事の内容には、内部統制システム構築支援を行っている事業者の事業活動情報等 が含まれるため、委員会資料及び当該情報に係る説明内容は非公開とする。 ○ 内部統制システム構築に向けた令和元年度の取組状況、内部統制の基本方針案を局から説明
(3) 議事に係る意見交換の内容 書面、電話による意見聴取、意見交換を実施 ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況
(ア) 職場相互点検に係る委員からの質問及び局回答 【幸田委員長】 今年度の職場相互点検の実施時期は決まっているのか。 【水道局】 昨年度と同時期に実施する予定です。 【矢野委員】 チェックリストの項目数は、全職場共通の項目と職場ごとの項目とどの程度あったのか。
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Samples: 東京水道グループコンプライアンス有識者委員会設置要綱
会議の概要. (1) 水道局長挨拶 ○ 本日は皆様大変お忙しい中、第6回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また本年もどうぞよろしくお願い申し上げます本日は、皆さま大変お忙しい中、第4回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席下さいまして、誠にありがとうございます。 ○ 昨年5回にわたりまして、東京都水道局において発生した浄水場排水処理作業委託に係る談合疑いに関する再発防止策や、東京水道サービスに対する特別監察結果を受けて講じる改善策などにつきまして、多岐に渡る鋭いご指摘、ご意見を賜りました先日の第3回委員会の開催から2ヶ月が経過しましたが、この間局内では、公正取引委員会からなされた改善措置要求等に対する改善策や当局と政策連携団体とのあり方などについて、検討を重ねて参りました。 ○ また東京水道グループ全体につきましての様々な問題につきましても幅広くご議論いただいたところでございまして、私どももそれにつきまして、真摯に受けとめまして様々な取組内容に反映してきたところでございます改善策については、これまでの再発防止策が、結果として事故を防げなかったことを受け、コンプライアンス意識の更なる強化とともに、仕事の進め方や組織の在り方をはじめとした、局の構造的な課題にまで踏み込んだ対策としていく必要があると認識しております。 ○ 今年も、ぜひ忌憚のないご意見を賜りまして、私どもをご指導ご鞭撻いただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたしますそのため、情報漏えいの事実のみに目を向けるのではなく、事故が起きた原因や背景、更には局の組織風土にも切り込んだ上で検討していく必要があり、そうした視点で今回の改善策を取りまとめております。 ○ 開会に先立ちまして、一点御報告がございます。すでにご報告を差し上げておりますが、昨年7月に公正取引委員会から改善措置要求等を受けておりました。先ほど 申し上げました、浄水場排水処理作業委託に関しまして、複数の当局職員が情報漏えいを行っていた件につきまして、都として把握した事故の概要と、その原因及び再発防止策等について取りまとめた調査特別チーム最終報告書を、昨年 11 月に策定・公表させていただきました今回報告させていただきます改善策につきまして、ぜひ忌憚のない率直なご意見を賜りたいと存じます。 ○ 最終報告書の策定に当たりまして、委員の皆様には外部の視点で、局が掲げる再発防止策が十分かということを検証いただきました。この間のご協力、ご尽力いただきまして、重ねて感謝申し上げます本日は、これらの報告以外に、東京水道グループが抱える構造的な課題につきまして、局が今後取り組む方向性などを報告させていただきます。 ○ 現在、当該報告書の内容につきまして、局内全職員に周知徹底いたしますとともに、再発防止策として掲げた各種取組を鋭意進めているところでございます。今後この再発防止策の実効性を高めるためにも、取組の実施状況を、本委員会の場で報告をさせていただきたいと考えておりますまた、本委員会の中間報告書につきましても、年内を目途にとりまとめていただく予定ですので、こちらの内容についてもご議論いただきたいと存じます。 ○ 本日の第6回委員会では、ただいま申し上げました調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策のうち、契約締結手続きの監視機能の強化に係る内容についてご報告をさせていただきます限られた時間ではありますが、委員の皆様には、ぜひ忌憚のない率直なご意見を賜りたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 ○ また、水道局が所管いたします政策連携団体のガバナンスにつきましても、政策連携団体に委託した業務の再委託など、前回のご議論を踏まえ、局内で検討させていただきました内容をご報告させていただきますので、あわせてご議論いただきたいと思います。 ○ 限られた時間でございますけれども、委員の皆様にはぜひ忌憚のない、率直なご意見を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。以上で簡単でございますがご挨拶をさせていただきます。ありがとうございました以上簡単ではございますが、挨拶とさせていただきます。
(2) 議事 議事
ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況内容:情報漏えい防止のための対策強化
(ア) 契約締結手続きの監視体制の強化
(イ) 見積り合わせ等の実態点検公正取引委員会による改善措置要求等を受けて講じる改善措置イ 東京水道グループにおける構造的課題 ウ 水道局の政策連携団体へのガバナンスのあり方
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Samples: 東京水道グループコンプライアンス有識者委員会設置要綱
会議の概要. (1) 水道局長挨拶 ○ 本日は皆様大変お忙しい中、第6回東京水道グループコンプライアンス有識者委員会にご出席を賜りまして誠にありがとうございます。また本年もどうぞよろしくお願い申し上げます本日は、大変お忙しい中、第2回の東京水道グループコンプライアンス有識者委員会に御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。 ○ 昨年5回にわたりまして、東京都水道局において発生した浄水場排水処理作業委託に係る談合疑いに関する再発防止策や、東京水道サービスに対する特別監察結果を受けて講じる改善策などにつきまして、多岐に渡る鋭いご指摘、ご意見を賜りました先日の第1回におきましては、非常に長時間にわたりまして委員の皆様から大変熱心な御議論をいただきました。 ○ また東京水道グループ全体につきましての様々な問題につきましても幅広くご議論いただいたところでございまして、私どももそれにつきまして、真摯に受けとめまして様々な取組内容に反映してきたところでございます特に局が政策連携団体に委託するという理屈づけを明確にしますとともに、政策連携団体に対し、定量的な指標による評価を行うことを検討すべきなどといった貴重な御意見を賜りました。 ○ 今年も、ぜひ忌憚のないご意見を賜りまして、私どもをご指導ご鞭撻いただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします私どもとしましても、当局と政策連携団体は東京水道グループとして一体的な運営を行っている一方、お互いに受委託の関係にあるということでございまして、そのあり方につきましては非常に問題意識を持っているところでございます。 ○ 開会に先立ちまして、一点御報告がございます。すでにご報告を差し上げておりますが、昨年7月に公正取引委員会から改善措置要求等を受けておりました。先ほど 申し上げました、浄水場排水処理作業委託に関しまして、複数の当局職員が情報漏えいを行っていた件につきまして、都として把握した事故の概要と、その原因及び再発防止策等について取りまとめた調査特別チーム最終報告書を、昨年 11 月に策定・公表させていただきましたまた、東京水道グループにおけるコンプライアンスの取り組みはまだ道半ばでございますけれども、本委員会での議論を踏まえ、引き続きコンプライアンスの強化に取り組んでまいる所存でございます。 ○ 最終報告書の策定に当たりまして、委員の皆様には外部の視点で、局が掲げる再発防止策が十分かということを検証いただきました。この間のご協力、ご尽力いただきまして、重ねて感謝申し上げます本日の第2回委員会では、先日の第1回委員会での御意見を踏まえまして、政策連携団 体に対する特別監察の改善策及び調査特別チームの中間報告書で掲げました再発防止策について御報告を申し上げます。また、東京水道グループが抱える構造的な問題につきましても議論として取り上げさせていただきたいと考えております。 ○ 現在、当該報告書の内容につきまして、局内全職員に周知徹底いたしますとともに、再発防止策として掲げた各種取組を鋭意進めているところでございます。今後この再発防止策の実効性を高めるためにも、取組の実施状況を、本委員会の場で報告をさせていただきたいと考えております。 ○ 本日の第6回委員会では、ただいま申し上げました調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策のうち、契約締結手続きの監視機能の強化に係る内容についてご報告をさせていただきます。 ○ また、水道局が所管いたします政策連携団体のガバナンスにつきましても、政策連携団体に委託した業務の再委託など、前回のご議論を踏まえ、局内で検討させていただきました内容をご報告させていただきますので、あわせてご議論いただきたいと思います。 ○ 限られた時間でございますけれども、委員の皆様にはぜひ忌憚のない、率直なご意見を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。以上で簡単でございますがご挨拶をさせていただきます。ありがとうございました限られた時間ではございますけれども、委員の皆様方にはぜひ忌憚のない率直な御意見を賜りたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(2) 議事 ア 調査特別チーム最終報告書で掲げた再発防止策の実施状況内容:情報漏えい防止のための対策強化政策連携団体に対する特別監察 イ 調査特別チーム中間報告書で掲げた再発防止策ウ 東京水道グループにおける構造的課題
(ア3) 契約締結手続きの監視体制の強化議事に関する主な意見の内容 ア 政策連携団体に対する特別監察 ○ 監査室、コンプライアンス推進会議、受託業務委員会、契約監視委員会などチェック体制を強化するとしているが、それぞれの組織の役割、規模やどのような方法でチェックするのかが見えてこない。各組織の役割等を図式化し、誰にでも理解できるような形とするべき。また、各組織によるチェック結果は経営層や現場レベルまで広くフィーバックし、チェック体制が効いていることを明らかにするべき。 ○ ガバナンスに関する組織が色々とあるが、どこが内部統制の責任部門なのか、どこが執行部門でどこがモニタリングするのかなど関係性をわかりやすくすることが必要 ○ 局が直接担う業務と政策連携団体が担う業務を仕分けし、役割分担を明確にすることが必要。単に政策連携団体へ業務移転していくということだけでは、どのような業務を移転するべきかが明確にならない。人材交流を行う上でも、役割分担を踏まえて進めていくべき。あわせて、局から民間事業者へ発注する業務、政策連携団体から民間事業者へ再委託する業務についても整理することが必要 ○ 水道局と政策連携団体が一体的に事業を担う一方で受委託の関係にあることから、ガバナンスのレベルが高い会社でないと連携できないという考え方を整理する必要がある。公共性がある水道事業を担う団体に求める条件を整理し、その条件に当たるからTSS やPUC を活用するという順番に整理するべき。 ○ 政策連携団体が水道局と一体となって東京の水道事業を担っていく団体であることを踏まえると、法令等に従い財務・業務に関する事項を適切に開示するという、一般の民間企業の開示義務を果たすのみでは不十分である。公金を使って水道事業を担っているので、お金の流れは全て開示するようにしなければならないと思うので、検討してほしい。 ○ 政策連携団体で新たにBCPを策定するに当たっては、そこで働いている人の命を守ることは重要だが、水道というインフラのサービスを継続させるため、水道を飲む方々の命を守る方向で、何をするべきか、何を止めるべきかといった検討をしてほしい。
イ 調査特別チーム中間報告書で掲げた再発防止策 (イ) 見積り合わせ等の実態点検排水処理施設運転管理作業委託契約の見直し)
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Samples: 東京水道グループコンプライアンス有識者委員会設置要綱