KENDRIX 利用規約
KENDRIX 利用規約
この規約(以下「本規約」といいます。)は、⼀般社団法⼈⽇本⾳楽著作権協会(以下
「JASRAC」といいます。)がKENDRIX(存在証明機能とそれに伴う各種サービス(第三者の提供するサービスを含みます。)への連携機能を総称し、以下「本サービス」といいます。)の利⽤に関する条件を、JASRAC と本サービスを利⽤するユーザーの皆さま
(以下「ユーザー」といいます。)との間で定めるものです。
(定義)
第 1 条 本規約において、次の各号に掲げる⽤語の意義は、当該各号に定めるとおりとします。
(1) 存在証明 バージョン名、著作者、楽曲ファイルのハッシュ値(ハッシュ関数にデータを入力すると得られる⼀定の桁数の値をいいます。同じデータであれば必ず同じハッシュ値が、僅かでも異なるデータであれば全く異なるハッシュ値が得られます。)と記録⽇時を Blockchain に記録したものをいいます。
(2) 楽曲ファイル 楽曲の⾳源データをいいます。
(3) アカウント登録情報 本サービスのアカウントに登録されているユーザーの情報
(ID 及びパスワードは含みません)をいいます。
(4) 楽曲登録情報 本サービスの存在証明機能においてユーザーが登録した、楽曲ファイル、楽曲のタイトル、著作者名等の楽曲情報をいいます。
(5) 本⼈確認 公的身分証明書等の書類を使って本⼈が実在する特定の個⼈であることを確認することをいいます。
(6) 資格審査 JASRAC により、ユーザーが信託契約締結に必要な要件を満たしているかを確認し、信託契約締結の適否を判断することをいいます。
(7) 作品届 JASRAC と信託契約を締結しているユーザーが作詞又は作曲した楽曲の著作権を、XXXXXX が適切に管理できるように、楽曲のタイトルや著作者、アーティストなどの情報を記載して届け出るためのフォーマットをいいます。
(8)オーナー 楽曲登録情報を初めに登録するユーザーをいい、楽曲の作詞者又は作曲者に限ります。
(9)フィンガープリントデータ 楽曲及び⾳声データから特徴的な部分を抽出して数
値化したもので、楽曲及び⾳声コンテンツを特定するために有効なデータをいいます。
第2条 ユーザーは、本規約の定めに従って本サービスを利⽤しなければなりません。
2 ユーザーは、本サービスを実際に利⽤することによって本規約に有効かつ取消不能な同意をしたものとみなされます。
3 JASRAC が、ユーザーに対して行う本サービスの利⽤に関する通知、本サービス内に記載された各機能のご案内や説明文は、名目のいかんにかかわらず、本規約の⼀部を構成するものであり、本規約の本文に優先して適⽤されるものとします。
4 未xx者が本サービスの利⽤を希望する場合には、法定代理⼈の同意が必要になります。
第 3 条 JASRAC は、次の各号のいずれかに該当する場合には、本規約を変更することにより、変更後の本規約について合意があったものとみなし、個別にユーザーと合意することなく、本規約の内容を変更することができるものとします。
(1) 本規約の変更が、ユーザーの⼀般の利益に適合する場合
(2) 本規約の変更が、ユーザーが本サービスを利⽤する目的に反せず、かつ、変更の必要性、変更後の内容の相当性その他の変更に係る事情に照らして合理的なものである場合
2 JASRAC は、前項の規定により本規約を変更する場合は、その効力発生⽇を定め、効力発生⽇の1か月前までに変更後の内容とその効力発生⽇を本サービス内に表示します。
第4条 ユーザーは、本サービスの利⽤に際して、所定の情報を登録の上、アカウントの作成が必要となります。当該アカウントに関し、ユーザーは、xx、正確かつ完全な情報を登録しなければならず、当該アカウントに係るアカウント登録情報を常に最新となるよう修正しなければなりません。
2 ユーザーは、前項のアカウントを作成し取得した本サービスの ID 及びパスワードを、善良なる管理者の注意をもって使⽤及び管理するものとし、これを第三者に開示
し、又は使⽤させてはなりません。
3 本サービスのアカウントには、以下の種類があります。
・ベーシック:初めに本サービスのアカウントを作成すると、「ベーシック」アカウントとなります。「ベーシック」アカウントは、存在証明機能の利⽤において、「ビジネス」アカウント及び「ビジネス+(プラス)」アカウントと違いはありません。
・ビジネス:「ベーシック」アカウントのユーザーが本⼈確認を行うと、「ビジネス」にアップグレードします。
・ビジネス+(プラス):「ビジネス」アカウントのユーザーが、信託契約締結機能により JASRAC と信託契約を締結した場合、又は「ベーシック」アカウントのユーザーがJASRAC と既に信託契約を締結している場合は、「ビジネス+(プラス)」にアップグレードします。
第 5 条 ユーザーは、楽曲登録情報を登録することで、存在証明を発行することができます。これは、当該楽曲登録情報について誰がいつ登録したのか客観的に証明可能にするためのものです。
2 ユーザーは、存在証明を公開に設定することで、公開⽤のURL を取得し、楽曲登録情報の存在を他者に示すことができます。
3 JASRAC は、登録可能な楽曲ファイルの形式、容量等を制限することがあります。
4 ユーザーは、楽曲ファイルの元データを自身の責任において保管管理するものとします。本サービスは、楽曲の⾳源データのバックアップのためのものではありません。
第6条 本サービスで、信託契約締結機能を利⽤する場合には、本⼈確認を行います。本
⼈確認には、株式会社 TRUSTDOCK の本⼈確認支援サービスを利⽤します。ユーザーは、同サービスの利⽤規約及び個⼈情報の取扱いについて確認し、同意した上で、同サービスを利⽤して本⼈確認を行うものとします。
第7条 必要な情報の入力及び本⼈確認を行うとともに、資格審査を申請し、適格とされたユーザーは、JASRAC との信託契約締結を申し込むことができます。
信託契約締結に関するお問合せは、JASRAC 会務部(xxxxx@xxxxxx.xx.xx)までご連絡ください。
(作品届提出機能)
第8条 「ビジネス+(プラス)」アカウントのユーザーは、本サービスで作品届提出機能を利⽤することで、JASRACに作品届を提出することができます。ただし、作品届機能を利⽤可能なユーザーは、楽曲の作詞者又は作曲者に限ります。また、
1つの楽曲について、作品届が提出できるのは1バージョンのみです。
作品届の提出に関するお問い合わせは、J A S R A C 資料部( xxxxxx- xxxxxxx@xxxxxx.xx.xx)までご連絡ください。
第9条 オーナーは、プロジェクト機能を利⽤することで、自身が登録した楽曲について、xxxxが招待した他のユーザー(以下「プロジェクトメンバー」といいます。)と、当該楽曲の楽曲ファイルや楽曲登録情報を共有することができます。
2 プロジェクトメンバーは、当該楽曲について、別バージョンの楽曲ファイルを登録することなどにより、当該楽曲に関する情報をオーナーや他のプロジェクトメンバーと共有することができます。
第 10 条 ユーザーは、⼀定期間内に限り、自身が登録した楽曲ファイルを非圧縮の状態でダウンロードすることができます。プロジェクト機能を利⽤する場合も同様です。
2 ダウンロード可能な期間は、アカウントの種類ごとに異なり、その詳細は本サービス内に明示します。
第 11 条 ユーザーは、自身が登録した楽曲ファイルにコメントを付すことができます。また、プロジェクト機能を利⽤する場合、オーナー及びプロジェクトメンバーは、共有された楽曲ファイルにコメントを付すことができます。
2 ユーザーは、⼀つの楽曲ファイルに対して、楽曲の演奏時間を指定してコメントを付すことができます。
第 12 条 ユーザーは、自身が登録した楽曲ファイルを、フィンガープリントデータ等を利⽤した楽曲・⾳声認識技術で解析することができます(以下「⾳楽解析」といいます。)。⾳楽解析には、ACRCloud Limited のフィンガープリントデータ等による楽曲・⾳声認識技術サービスを利⽤します。なお、ユーザーは、当該サービスの利⽤規約及び個⼈情報の取扱いについて確認し、同意した上で、同サービスを利⽤して⾳楽解析を行うものとします。
2 ユーザーは、⾳楽解析の⾳源類似チェックを利⽤することで、自身が登録した楽曲ファイルと類似する楽曲の有無及び類似度(以下「スコア」といいます。)を解析することができます。なお、⾳源類似チェックにおいて、ユーザーが登録した楽曲ファイルと比較する対象はACRCloud Limited が所有するフィンガープリントデータ等であり、⾳源類似チェックにおいて類似楽曲がないこと、又はスコアの低い楽曲しか検出されないことをもって、類似の楽曲が存在しないことを保証するものではありません。
3 ⾳楽解析を利⽤できる回数は、アカウントの種類ごとに異なり、その詳細は本サービス内に明示します。
第 13 条 ユーザーは、本サービスを利⽤するために必要なコンピュータ、ソフトウェア、通信機器等を自己の責任で準備し、通信料等の本サービスに接続する費⽤を負担するものとします。
第 14 条 ユーザーは、本サービスの利⽤に関して、次の各号に該当する行為をしてはなりません。
(1) 本規約に違反する行為
(2) 虚偽の内容に基づいて本サービスを利⽤する行為
(3) 第三者がユーザーになりすまし、本サービスを利⽤する行為
(4) JASRAC 若しくは他のユーザー又は第三者の、著作権、商標権その他の知的財産権、名誉、プライバシー、財産など法的保護を受ける権利・利益を侵害する行為
(5)ユーザー本⼈が著作権(共同著作物における持ち分を含む)を有する楽曲又は当該
楽曲の関係権利者に許諾を得た楽曲以外の楽曲について、登録、他のユーザーとの共有その他の本サービスを利⽤する行為
(6) 違法行為若しくは公序良俗に反し、又はそのおそれのある行為
(7) コンピュータウィルス等有害なプログラムを本サービスに使⽤し、又は他者に感染させる行為
(8) 本サービスの運営を妨げ、又はそのおそれのある行為
第 15 条 本サービスに係る⼀切の権利は、XXXXXX 又は JASRAC にライセンスを許諾している者に帰属しており、本規約に基づく本サービスの提供は、JASRAC 又は JASRAC にライセンスを許諾している者から本サービスの利⽤者への、本サービスに係る知的財産権の利⽤許諾を意味するものではありません。
(委託)
第 16 条 JASRAC は、本サービスに関する業務の⼀部又は全部を第三者に委託することができるものとします。
第 17 条 JASRAC は、本サービスの完全性、無謬性等を保証するものではありません。
第 18 条 JASRAC が収集・取得・保有するユーザーの個⼈情報等の取扱いは、XXXXXXの「個⼈情報保護方針」及び「個⼈情報の利⽤目的」並びに「KENDRIX を利⽤される皆さまの個⼈情報等の取り扱いについて」に従います。
第 19 条 JASRAC は、次の各号に該当する場合、事前に通知することなく、本サービスの全部又は⼀部の提供を⼀時停止又は中止することができるものとします。
(1) 本サービス⽤設備の保守又は修理等を行う場合
(2) 事故、災害その他やむを得ない事情により本サービスを提供できなくなった場合
2 前項の規定によるほか、JASRAC は、ユーザーに通知の上、本サービスの⼀部又は全部を⼀時停止又は中止することができるものとします。ただし、緊急の必要性がある場合は、事前の通知を行うことなく、⼀時停止又は中止をすることができるものと
します。
3 JASRACは、ユーザーに通知の上、本サービスの内容を追加し、変更し、又は廃止することができるものとします。
第 20 条 ユーザーは、所定の手続きを取ることにより、いつでも本サービスの利⽤を終了することができます。
2 ユーザーが第9条又は第17条に違反した場合、XXXXXX は、事前に通知又は催告することなく、ユーザーの本サービスの利⽤を⼀時的に停止し、又は中止することができます。
第 21 条 その終了理由にかかわらず、ユーザーによる本サービスの利⽤が終了したときは、ユーザーは、本サービスに係る⼀切の権利を失うものとします。
2 ユーザーによる本サービスの利⽤を終了しても、楽曲登録情報及び存在証明の情報の削除はされず、楽曲登録情報に他のユーザーが著作者として登録されている場合には、存在証明の公開に影響しません。
第 22 条 JASRAC 及びユーザーは、それぞれ相手方に対し、次の各号に掲げる事項を保証する。
(1) 自らが暴力団、暴力団員、暴力団員で亡くなったときから 5 年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団その他の反社会的勢力に該当せず、かつ、将来にわたって該当しないこと。
(2) 自ら又は第三者をして、暴力的な要求、法的な責任を超える不当な要求、取引に関して脅迫的な言動又は暴力を⽤いる行為、風説の流布、偽計又は威力によって相手方の信⽤を毀損し、又は相手方の業務を妨害する行為、反社会的勢力に対する利益供与その他反社会的勢力の活動を助長する行為、その他の反社会的行為をしないこと。
第 23 条 ユーザーは、ユーザーが本規約に違反したことにより XXXXXX 又は第三者に
損害を与えたときは、その損害を賠償する義務を負います。
第 24 条 XXXXXX は、次の各号に該当する事由に起因してユーザーに損害が生じたとしても、JASRAC に故意又は重過失がある場合を除き、責任を負いません。
(1) ユーザーによる ID 及びパスワードの使⽤上の過誤又は管理不備その他ユーザーの責に帰すべき事由
(2) 通信の不通・不良(原因の如何を問いません)、停電(法定点検による停電も含みます)
(3) 地震、火災、天災地変、その他不可抗力
(4) 通常求められるセキュリティを超えた不法侵入、攻撃、ウイルス感染
(5) その他上記に準じる事由
第 25 条 ユーザーは、XXXXXX の事前の承諾なしに、本規約に基づく⼀切の権利義務について、第三者への譲渡、承継、質入その他⼀切の処分をしてはなりません。
第 26 条 本規約は、⽇本法に準拠して解釈されるものとし、本規約及び本サービスの利
⽤に関する⼀切の紛争については、東京地方裁判所を第⼀審の専属的合意管轄裁判所とします。