執行管理. 委託先が契約書や仕様書の通り業務を行っているか、管理が必要となる。ただ、委託先に過度な報告を課したり、業務を制約するような不必要な管理をすると、民間委託の効果が減殺される恐れがある。また、期末近くに執行している場合は、予算消化などの恐れがあり、注意が必要である。 以上の観点から監査手続と手続実施上の留意点を設定した。 執行管理は適切か? 定期的に、予算の執行率をチェックするなど、執行管理を行っ ているか。 委託契約の締結・執行が、年度末に多額のものがあるなど、予算消化のためのものではないか? 期末近くに、執行していないか。 特に他の多数の契約を締結している委託先について、年度末 に、委託契約をしたものはないか。 委託先が、年度末に、委託費の中から備品や多量の消耗品を購入していないか。その場合、当該備品等の購入は当初予算に盛り 込まれたものか。 過度な管理をしてい ないか? 委託先に不必要に過度の報告義務を課していないか。報告の頻 度、詳細度、様式は過度ではないか。