補 強. シートシェル当て板 ガラス製のライト類に無色透明の飛散防止対策を施さなければならない。 防音材および防振材は取り外すことが許される。カーペットは取り外さなければならない。 運転席と助手席のドアの内張り、および、車体のドア開口部のプロテクターを除き、内張りを取り外すことは許される。天井の内張りは、それが難燃材の場合を除き、取り外さなければならない。 火災の場合、火炎の直接の通過を防止するため、エンジンと搭乗者席の間に有効な防護遮へい物を取り付けなければならない。 ステアリングホイールに切れ目があってはならない。 スイッチやメーター等を装着する場合、それらは突起した形状(トグルスイッチ等)であってはならず、トグルスイッチ以外のスイッチやメーターを装着する場合は、ドライバーと対面するステアリングホイールリムの全体で形成される平面よりもドライバーに近いところに位置してはならない。 緩衝パッドの装着を推奨する。 オイルがコースに流出することを防ぐための確実な装置を備えなければならない。その装置の取り付け方法は、針金やテープなどによる暫定的なものであってはなら ない。 エンジンオイルキャッチタンクを使用する場合、気筒容積が2,000ccまでの車両に対しては2ℓ、気筒容積が2,000ccを超える車両に対しては3ℓの容積がなければならない。この容器はプラスチック、あるいは透明な窓を備えたものでなければならない。キャッチタンク取り付けに伴うブリーザーバブルおよびホース類の変更は認められる。回収されたオイルを重力によりエンジンへ還流させるシステムの取り付けは認められる。この目的のためオイルパン、またはヘッドカバーに最小限の改造が認められる。 エンジンオイル以外のオイルキャッチ装置を備えることが許される。 ホイール上の圧力制御バルブは禁止される。 車両に搭載する部品等(スペアホイール、工具類)は、確実に固定されなければならない。 ステアリングロック/オートドアロックは取り外さなければならない。 下記仕様に従ったネットをロールケージに取り付けて使用することを推奨する。帯の最小幅:19mm 網目の最小寸法:25×25mm網目の最大寸法:60×60mm 範囲:ステアリングホイール中心より後方のフロントサイドウィンドウを覆うものとする。
補 強. 車体の補強は、使用される材料が当初の形状に沿いそれと接触していれば許 される。複合材料による補強は第5-1図のように片面にのみ許される。また、車体(排気系を含み)、ならびにサイドシル・各メンバー等の空洞部を第5-