米取引全般. 〇 米は年産格差が大きいため、端境期の前に焦って販売しなければならない場合もある。 〇 米は加工度が低く、製品価格に占める原材料費が高いため、価格変動に対して収益構造は脆弱になりがちである。このため、価格に対して敏感であるために需給の均衡が不安定となる可能性があり、豊凶変動やコロナ等による需要の変動があった際に、安定した取引に引き戻すためには、関係者のメリットに基づく強い意志や何らか政策による誘導が必要となるのではないか。 〇 今後の現物価格を議論する上では、出来秋の時点で果たして妥当な相対取引価格を設定することは可能なのかも踏まえることが必要。 〇 川上から川下までの流通に役立つことを期待。 〇 有機 JAS 等の規格とは別に、個品識別しながら農産物を供給することを可能とするものとして期待。事前契約の観点からは、生産情報との紐づけがあるから敢えて契約したいという実需者がどれだけいるかが重要。 〇 産地、銘柄、年産より細かい品質基準(水分、食味等)やそのモニタリング・評価に対するニーズに応える仕組みとして期待。 〇 物流合理化やフレコンの統一化を進める中で、フレコンで流通する米を QRコードで情報管理していくことも検討していきたい。 〇 長期保管への支援における現行メリット措置は活用したい。 〇 数量・価格を固定した複数年契約で実需と結び付く取組に対する販売促進支援等(出口支援)があれば事前契約推進に有効ではないか。