グリーンボンド・フレームワークについて. 今般の評価対象は、ミネベアミツミが環境目標の達成に資する施策のうち、省電力に資する高品質ベアリング、革新的精度向上ベアリングの生産や研究開発に係る費用、EV 主機モーター用ベアリングの生産や研究開発に係る費用、自社の CO₂排出削減を推進するため、自社の事業活動にて利用する電力をクリーンエネルギーへ転換するための設備投資または電力購入に係る費用に対する資金充当を目的として設定したグリーンボンド・フレームワーク(本フレームワーク)である。JCR は、ミネベアミツミが本フレームワークで定めた適格基準は、いずれも地球・社会のサステナビリティに大きく貢献するものであると評価している。また、プロジェクトの選定プロセス、資金管理体制および発行後レポーティング体制等についても適切に構築され、透明性が高いと評価している。 この結果、本フレームワークについて、JCR グリーンファイナンス評価手法に基づき、「グリーン性評価 (資金使途)」を“g1(F)”、「管理・運営・透明性評価」を“m1(F)”とした。この結果、「JCR グリーンボンド・フレームワーク評価(総合評価)」を“Green 1(F)”とした。評価結果は次章にて詳述する。また、本フレームワークは「グリーンボンド原則1」および「グリーンボンドガイドライン2」において求められる項目について基準を満たしていると JCR は評価している。