環境への取り組み. 当社は常に世の中の声や動きを把握し、何に注力すべきかを考え、将来の課題に先んじて新たな発想と技術で環境課題に取り組んできました。しかし、気候変動、水不足、資源枯渇、生物多様性低下などの地球環境の問題は日々拡大し、 深刻化しています。これらの問題に私たち一人ひとりが向き合い、20 年 30 年先の世界を 見据えて挑戦を続けていくために、2015 年 10 月に「トヨタ環境チャレンジ 2050」を策定しました。6 つのチャレンジのもと、「CO2 ゼロ」と 「プラスの世界」を目指した取組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。 2050 年グローバル1新車平均 CO₂排出量 (TtW2)の 90%削減 (2010 年比)を目指す 2050 年グローバル工場 CO₂排出ゼロを目指す ライフサイクル全体での CO₂排出ゼロを目指す 各国地域事情に 応じた水使用量の 最小化と排水の管理 日本で培った「適正処理」や リサイクルの技術・ システムのグローバル展開 を目指す 自然保全活動の輪を地域・世界とつなぎ、そして未来へつなぐ 当社は 2021 年 4 月に、2050 年カーボンニュートラル実現に向け、地球規模でチャレンジすることを宣言しました。 グローバルに事業活動を展開する上で、各国政府と電動化推進に向けた環境整備について連携しながら、ライフサ イクル全体でのCO2 削減に資する電動車戦略を推進していきます。 当社はこれまでも累計 2,030 万台を超える電動車を世界で販売し、1.6 億トンを超えるCO2 削減を実現するなど、 いち早く気候変動のリスクに対応してきました。電気自動車 (BEV)については、専用プラットフォームによるモデルを 2022 年から順次導入、BEV 以外にも、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池自動車 (FCEV)の全方位での電動車戦略に取り組んでおり、地域に最適な電動車の販売を進めていきます。今後も市場の変化に鑑み、販売台数を柔軟に増加させるとともに、電動車の普及を加速させていきます。また、生産分野においても、工場のカーボンニュートラルを 2035 年の実現に向けて挑戦することを発表しています。 1 以下の国・地域:日本・米国・欧州・中国・カナダ・ブラジル・サウジ アラビア・インド・豪州・台湾・タイ・インドネシア 2 TtW(Tank to Wheel):クルマが走行時に排出する CO₂(燃料・電力の製造段階で排出される CO₂を含まないため、電気自動車・燃料電池自動車ではゼロ)
環境への取り組み. 当社は常に世の中の声や動きを把握し、何に注力すべきかを考え、将来の課題に先んじて新たな発想と技術で環境課題に取り組んできました。しかし、気候変動、水不足、資源枯渇、生物多様性低下などの地球環境の問題は日々拡大し、深刻化しています。これらの問題に私たち一人ひとりが向き合い、20年30年先の世界を見据えて挑戦を続けていくために、2015年10月に「トヨタ環境チャレンジ2050」を策定しました。6つのチャレンジのもと、「CO2ゼロ」と「プラスの世界」を目指した取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。 “CO2 ゼロ” へ… ライフサイクルCO2 ゼロチャレンジ 2050年ライフサイクル*1における GHG排出量をCN 新車CO2 ゼロチャレンジ 2050年新車*2の走行における平均GHG排出量*3をCN 工場CO2 ゼロチャレンジ “プラスの世界” へ…
環境への取り組み. ⮚ GAP 認証原料大豆の調達 農場において GAP 認証(ASIA GAP)を取得している。 ⮚ 製品包装材に係る配慮 凍豆腐製品の一部には包装材として紙が使用されているが、これらの調達段階での森林破壊に対する配慮から、主力製品の包装について 2020 年 11 月から FSC®(Forest Stewardship Council® 森林管理協議会)認証の素材に変更している。 また、2022 年7月から主力製品の一部の包装に使用するプラスチックについても、減量化を開始し、これによりプラスチック使用量を 16%減量する予定である。 ▲包装材変更・減量化対象製品 ⮚ 排水処理に伴う環境負荷軽減 凍豆腐の製造で使用した水は、環境関連法令に則り排水処理されているが、排水から除去された大豆由来の沈殿物について、従来は産業廃棄物として処理していた。これらの有効活用策として、自社処理施設である旭松バイオセンターでの堆肥化に成功し、地域の農場へ提供され、当社の事業活動による産業廃棄物排出量の削減につなげている。 ▲旭松バイオセンター ▲製造された堆肥 ⮚ CO2 排出量削減への取り組み 事業活動により排出される CO2 排出量の削減目標を掲げ、生産過程の排熱の有効利用や再生可能エネルギーの活用など、削減に積極的に取り組んでいる。
環境への取り組み. ⮚ 環境に優しい公共交通機関の利用促進 ガソリン等を燃料とした自動車交通は、温室効果ガス等を排出し環境への負荷があることからこの抑制が世界的課題となっている。当グループの基幹事業である電車・バス事業も直接・間接的には温室効果ガス等を排出しているものの、人々が個々のマイカー使用から乗合交通に移行することで社会全体の温室効果ガス等排出抑制に貢献可能である。これらの考え方は公共交通の環境優位性として欧米では一般的となっている。 このため、当グループでは地域住民のマイカー使用抑制支援を目的に、地域内同業他社と協働し、使用曜日は限られるが割引率の高い回数券の販売、地元商業施設とタイアップした割引切符の販売、子供乗車無料デー等を実施している。
環境への取り組み. 地域社会への貢献
環境への取り組み. 紙コップ製造の小ロット対応 大手メーカーと比較し、小ロットに対応した製造体制を保有している。必要な時に必要な量を提供することで、不使用在庫・廃棄物の発生を抑制している。